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JP4524564B2 - 壁紙用糊剤 - Google Patents

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JP4524564B2 JP2004002147A JP2004002147A JP4524564B2 JP 4524564 B2 JP4524564 B2 JP 4524564B2 JP 2004002147 A JP2004002147 A JP 2004002147A JP 2004002147 A JP2004002147 A JP 2004002147A JP 4524564 B2 JP4524564 B2 JP 4524564B2
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Description

本発明は、壁紙用糊剤に関する。
従来、壁紙用糊剤には「炊糊」と呼ばれる水溶性の澱粉溶液が使用されていた。この糊剤は、使用時に固形分換算で20質量%程度必要とすることから、濃厚な澱粉糊溶液となり、そのまま使用することは困難である。このため、通常は澱粉糊溶液を水で数倍〜10倍程度に薄めて使用されることが多い。
一般的に、壁紙の汚れがひどくなったり、壁紙の一部が破れるなどで破損したりした場合、古い壁紙から新たな壁紙への貼り替えが行われる。
ところが、上記糊剤により一旦貼付された壁紙は、基材と強固に接着しているため、容易に引き剥がせないことが多い。この場合、一部剥がれ残った壁紙をそのままにして、その上から新たな壁紙を貼り付けなければならず、見栄えのよい貼り替えができない等の問題があった。
また、上記壁紙用糊剤は溶液としても市販されているが、長期保存を可能にすべく、この溶液にはホルマリンや防腐剤が添加されているため、人体や環境に対する影響も懸念されている。
そこで、環境問題等に配慮した、即溶タイプの水溶性セルロースエーテルの粉末や粒状物からなる糊剤が開発され(特許文献1:特公昭48−6622号公報)、これを使用時に溶解して糊剤に用いる方法が普及している。
即溶タイプの水溶性セルロースエーテルからなる糊剤を使用する利点としては、使用直前まで固体のまま保存することができるため防腐剤等を添加する必要がなく安全であること、澱粉等に比べ高粘度であるため使用量が数質量%程度と少なくて済むこと、などが挙げられる。
しかし、水溶性セルロースエーテルのみを含む壁紙用糊剤の場合、溶液のベタツキが大きいため、不必要に糊剤の塗布厚が厚くなったり、刷毛やローラーで一気に塗布した場合に塗りムラができたりするといった欠点があるだけでなく、従来の澱粉糊が有している欠点である貼り替え時の壁紙の剥離が困難であるという問題は依然として改善されていない。
特公昭48−6622号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、塗布時の塗りムラが少なくなるだけでなく、貼付した壁紙の貼り替え時に壁紙を容易に引き剥がすことが可能な壁紙用糊剤を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、櫛形ジオールを用いて得られる所定のポリオキシアルキレンポリオール誘導体と、必要に応じて水溶性セルロースエーテルとを含む壁紙用糊剤が、塗布時の塗りムラが少なく、しかもこの糊剤により貼付された壁紙の貼り替え時にその引き剥がしが容易となることを見出し、本発明を完成した。
したがって、本発明は、
1.一般式(1)で示される繰り返し単位U−1及び一般式(2)で示される繰り返し単位U−2を有し、U−1/U−2=0.5/0.5〜0.99/0.01(モル比率)であるポリオキシアルキレンポリオール誘導体を含むことを特徴とする壁紙用糊剤、
Figure 0004524564
〔式中、Aは少なくとも両末端に水酸基を有し、数平均分子量が400〜100,000のHO−A−OHで示される水溶性ポリアルキレンポリオールに由来する二価のポリオキシアルキレン残基を示す。BはOCN−B−NCOで示される全炭素数が3〜18のポリイソシアナートに由来する二価の有機残基を示す。Dは下記一般式(3)〜(5)から選ばれるジヒドロキシ化合物に由来する二価の有機残基を示す。
Figure 0004524564
(式中、R1及びR4は炭素数1〜20の非置換又はハロゲン置換一価炭化水素基、R2、R3、R5及びR6は互いに同一でも異なっていてもよい炭素数4〜21の非置換又はハロゲン置換一価炭化水素基、Y及びY’は互いに同一でも異なっていてもよい水素原子、メチル基又はCHCl2基、Z及びZ’は酸素原子、硫黄原子又はCH2基であり、nはZが酸素原子の場合は0〜15の整数、Zが硫黄原子又はCH2基の場合は0、n’はZ’が酸素原子の場合は0〜15の整数、Z’が硫黄原子又はCH2基の場合は0であり、n及びn’は互いに同一でも異なっていてもよい。X、X’及びX”は互いに同一でも異なっていてもよい炭素数2〜10のアルキレン基、R7は炭素数2〜10のアルキレン基であり、kは0〜15の整数である。R8及びR9は互いに同一でも異なっていてもよく、それらの炭素数の合計が2〜20の一価炭化水素基、R10及びR11は互いに同一でも異なっていてもよい炭素数4〜21の一価炭化水素基、R12は炭素数2〜7のアルキレン基である。)〕
2.さらに、水溶性セルロースエーテルを含むことを特徴とする1の壁紙用糊剤、
3.前記一般式(3)又は(4)で示されるジヒドロキシ化合物が、一般式(6)又は(7)で示されるジヒドロキシ化合物であることを特徴とする1又は2の壁紙用糊剤、
Figure 0004524564
〔式中、R13は炭素数4〜18の直鎖状又は分岐状アルキル基、R14及びR15は互いに同一又は異なっていてもよい炭素数4〜18の直鎖状又は分岐状アルキル基、R16は炭素数1〜18のアルキル基、R17及びR18は互いに同一の炭素数4〜21の非置換又はハロゲン置換一価炭化水素基である。R19は1,2−エチレン基、1,3−プロピレン基又は1,4−ブチレン基である。〕
4.前記水溶性セルロースエーテルが、アルキルセルロース又はヒドロキシアルキルアルキルセルロースであることを特徴とする2又は3の壁紙用糊剤
を提供する。
本発明によれば、櫛形ジオールを用いて作られる所定のポリオキシアルキレンポリオール誘導体と、必要に応じて水溶性セルロースエーテルとを含む壁紙用糊剤であるから、糊剤塗布時の塗りムラが少ないだけでなく、この糊剤により貼付した壁紙の貼り替え時に壁紙を容易に引き剥がすことができる。
以下、本発明についてさらに詳しく説明する。
本発明の壁紙用糊剤におけるポリオキシアルキレンポリオール誘導体は、一般式(1)及び(2)で示される繰り返し単位を有し、式(1)の単位をU−1、式(2)の単位をU−2とした場合、U−1/U−2が0.5/0.5〜0.99/0.01(モル比率)の範囲を満たすものである。
Figure 0004524564
式(1)において、Aは少なくとも両末端に水酸基を有し、数平均分子量が400〜100,000、好ましくは500〜80,000、より好ましくは1,000〜50,000のHO−A−OHで示される水溶性ポリアルキレンポリオールに由来する二価のポリオキシアルキレン残基を示す。この水溶性ポリアルキレンポリオールは、少なくとも両末端に水酸基を有するアルキレンオキサイド重合体であり、アルキレンオキサイドとしては、例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、エピクロロヒドリン、ペンチレンオキサイド、ヘキシレンオキサイド等が挙げられる。これらのアルキレンオキサイドは、1種単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。なお、上記数平均分子量は、GPC−MALLS法による測定値である。
式(1)および(2)において、BはOCN−B−NCOで示される全炭素数が3〜18、好ましくは3〜16、より好ましくは4〜15のポリイソシアナートに由来する二価の有機残基を示す。このポリイソシアナートとしては、鎖状又は環状脂肪族ポリイソシアナート類、芳香族ポリイソシアナート類から適宜選択して用いることができる。
鎖状脂肪族ジイソシアナート類としては、メチレンジイソシアナート、エチレンジイソシアナート、トリメチレンジイソシアナート、1−メチルエチレンジイソシアナート、テトラメチレンジイソシアナート、ペンタメチレンジイソシアナート、2−メチルブタン−1,4−ジイソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート(HDI)、ヘプタメチレンジイソシアナート、2,2′−ジメチルペンタン−1,5−ジイソシアナート、リジンジイソシアナートメチルエステル(LDI)、オクタメチレンジイソシアナート、2,5−ジメチルヘキサン−1,6−ジイソシアナート、2,2,4−トリメチルペンタン−1,5−ジイソシアナート、ノナメチルジイソシアナート、2,4,4−トリメチルヘキサン−1,6−ジイソシアナート、デカメチレンジイソシアナート、ウンデカメチレンジイソシアナート、ドデカメチレンジイソシアナート、トリデカメチレンジイソシアナート、テトラデカメチレンジイソシアナート、ペンタデカメチレンジイソシアナート、ヘキサデカメチレンジイソシアナート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアナートなどが挙げられる。
環状脂肪族ポリイソシアナート類としては、シクロヘキサン−1,2−ジイソシアナート、シクロヘキサン−1,3−ジイソシアナート、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアナート、1−メチルシクロヘキサン−2,4−ジイソシアナート、1−メチルシクロヘキサン−2,6−ジイソシアナート、1−エチルシクロヘキサン−2,4−ジイソシアナート、4,5−ジメチルシクロヘキサン−1,3−ジイソシアナート、1,2−ジメチルシクロヘキサン−ω,ω′−ジイソシアナート、1,4−ジメチルシクロヘキサン−ω,ω′−ジイソシアナート、イソホロンジイソシアナート(IPDI)、ジシクロヘキシルメタン−4,4′−ジイソシアナート、ジシクロヘキシルメチルメタン−4,4′−ジイソシアナート、ジシクロヘキシルジメチルメタン−4,4′−ジイソシアナート、2,2′−ジメチルジシクロヘキシルメタン−4,4′−ジイソシアナート、3,3′−ジメチルジシクロヘキシルメタン−4,4′−ジイソシアナート、4,4′−メチレン−ビス(イソシアナトシクロヘキサン)、イソプロピリデンビス(4−シクロヘキシルイソシアナート)(IPCI)、1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、水素化トリレンジイソシアナート(HTDI)、水素化4,4′−ジフェニルメタンジイソシアナート(HMDI)、水素化キシリレンジイソシアナート(HXDI)、ノルボルナンジイソシアナートメチル(NBDI)などが挙げられる。
芳香族ポリイソシアナート類としては、1,3−および1,4−フェニレンジイソシアナート、1−メチル−2,4−フェニレンジイソシアナート(2,4−TDI)、1−メチル−2,6−フェニレンジイソシアナート(2,6−TDI)、1−メチル−2,5−フェニレンジイソシアナート、1−メチル−3,5−フェニレンジイソシアナート、1−エチル−2,4−フェニレンジイソシアナート、1−イソプロピル−2,4−フェニレンジイソシアナート、1,3−ジメチル−2,4−フェニレンジイソシアナート、1,3−ジメチル−4,6−フェニレンジイソシアナート、1,4−ジメチル−2,5−フェニレンジイソシアナート、m−キシレンジイソシアナート、ジエチルベンゼンジイソシアナート、ジイソプロピルベンゼンジイソシアナート、1−メチル−3,5−ジエチルベンゼン−2,4−ジイソシアナート、3−メチル−1,5−ジエチルベンゼン−2,4−ジイソシアナート、1,3,5−トリエチルベンゼン−2,4−ジイソシアナート、ナフタリン−1,4−ジイソシアナート、ナフタリン−1,5−ジイソシアナート、1−メチルナフタリン−1,5−ジイソシアナート、ナフタリン−2,6−ジイソシアナート、ナフタリン−2,7−ジイソシアナート、1,1−ジナフチル−2,2′−ジイソシアナート、ビフェニル−2,4'−ジイソシアナート、ビフェニル−4,4′−ジイソシアナート、1,3−ビス(1−イソシアナト−1−メチルエチル)ベンゼン、3,3′−ジメチルビフェニル−4,4′−ジイソシアナート、ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアナート(MDI)、ジフェニルメタン−2,2′−ジイソシアナート、ジフェニルメタン−2,4′−ジイソシアナート、キシリレンジイソシアナート(XDI)などが挙げられる。
式(2)において、Dは下記一般式(3)〜(5)から選ばれるジヒドロキシ化合物に由来する二価の有機残基を示す。
Figure 0004524564
上記式中、R1及びR4は炭素数1〜20、好ましくは2〜18の非置換又はハロゲン置換一価炭化水素基、R2、R3、R5及びR6は互いに同一でも異なっていてもよい炭素数4〜21、好ましくは5〜18の非置換又はハロゲン置換一価炭化水素基、Y及びY’は互いに同一でも異なっていてもよい水素原子、メチル基又はCHCl2基、Z及びZ’は酸素原子、硫黄原子又はCH2基であり、nはZが酸素原子の場合は0〜15、好ましくは2〜12の整数、Zが硫黄原子又はCH2基の場合は0、n’はZ’が酸素原子の場合は0〜15、好ましくは4〜8の整数、Z’が硫黄原子又はCH2基の場合は0であり、n及びn’は互いに同一でも異なっていてもよい。X、X’及びX”は互いに同一でも異なっていてもよい炭素数2〜10、好ましくは4〜8のアルキレン基、R7は炭素数2〜10、好ましくは4〜8のアルキレン基であり、kは0〜15、好ましくは2〜12の整数である。R8及びR9は互いに同一でも異なっていてもよく、それらの炭素数の合計が2〜20、好ましくは2〜16の一価炭化水素基、R10及びR11は互いに同一でも異なっていてもよい炭素数4〜21、好ましくは4〜18の一価炭化水素基、R12は炭素数2〜7、好ましくは3〜9のアルキレン基である。
上記式中、炭素数1〜20の非置換又はハロゲン置換一価炭化水素基としては、例えば、メチル,エチル,プロピル,ブチル,ペンチル基等のアルキル基、臭化ブチル,臭化プロピル基等のハロゲン化アルキル基などが挙げられる。
炭素数4〜21の非置換又はハロゲン置換一価炭化水素基としては、例えば、上記炭素数1〜20の非置換又はハロゲン置換一価炭化水素基で挙げた炭素数4〜20の基に加え、ヘキシル、シクロヘキシル基等が挙げられる。
炭素数2〜10のアルキレン基としては、エチレン、プロピレン、ブチレン、アミレン、へキシレン基等が挙げられる。
炭素数の合計が2〜20の2つの一価炭化水素基の組み合わせとしては、メチル基とメチル基、メチル基とエチル基、メチル基とプロピル基、メチル基とブチル基等が挙げられる。
炭素数2〜7のアルキレン基としては、上記炭素数2〜10のアルキレン基で挙げたうち、炭素数2〜7の基と同様の基が挙げられる。
この場合、特に、ポリイソシアナート化する際の反応性という点から、式(3)又は(4)で示されるジヒドロキシ化合物として、下記一般式(6)又は(7)で示されるジヒドロキシ化合物を用いることが好ましい。
Figure 0004524564
上記式中、R13は炭素数4〜18、好ましくは、4〜12の直鎖状又は分岐状アルキル基、R14及びR15は互いに同一又は異なっていてもよい炭素数4〜18、好ましくは、4〜12の直鎖状又は分岐状アルキル基、R16は炭素数1〜18、好ましくは、1〜10のアルキル基、R17及びR18は互いに同一の炭素数4〜21、好ましくは、4〜16の非置換又はハロゲン置換一価炭化水素基である。R19は1,2−エチレン基、1,3−プロピレン基又は1,4−ブチレン基である。
ここで、炭素数4〜18の直鎖状又は分岐状アルキル基としては、2−メチル−ブチル、2,3−ジメチル−ブチル基等が挙げられる。
炭素数1〜18のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ノニル基等が挙げられる。
炭素数4〜21の一価炭化水素基としては、上記炭素数4〜21の非置換又はハロゲン置換一価炭化水素基で挙げた基と同様のものが挙げられる。
本発明において、ポリオキシアルキレンポリオール誘導体を構成する式(1)の単位U−1及び式(2)の単位U−2のモル比、U−1/U−2は、0.5/0.5〜0.99/0.01であり、好ましくは0.6/0.4〜0.8/0.2である。
この比が、上記範囲の下限値未満であると、粘性が低く、ゲル状の特性がなくなる虞があり、上限値を超えると、水に溶けにくくなる虞がある。
また、ポリオキシアルキレンポリオール誘導体の重量平均分子量は、特に限定されないが、これを含む糊剤に適度な粘弾性を付与するという点から、数万〜数百万、好ましくは10,000〜300,000であることが望ましい。この重量平均分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)によって測定可能であり、ポリエチレンオキサイドやプルラン等を標準分子量物質として求めることができる。
上記ポリオキシアルキレンポリオール誘導体の2質量%水溶液の20℃での粘度は、壁紙用糊剤として良好な粘性を付与するという点から、BH型粘度計により10rpmで測定した場合、5〜10,000mPa・s、特に15〜10,000mPa・sの範囲にあるものが好ましい。
このポリオキシアルキレンポリオール誘導体の具体例としては、特開2001−348256号公報に記載されたモルタル用増粘剤に用いられる化合物が挙げられる。
一方、水溶性セルロースエーテルとしては、特に限定されるものではないが、壁紙用糊剤として良好な糊性と流動性とを発揮させることを考慮すると、アルキルセルロース、ヒドロキシアルキルアルキルセルロースが好ましい。具体的には、メチルセルロース、ヒトロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシエチルエチルセルロース等を用いることができ、これらは一種単独で又は2種以上を組合せて用いることができる。
この水溶性セルロースエーテルの2質量%水溶液の20℃での粘度は、壁紙用糊剤として適正な粘性と接着性とを発揮させるという点から、BH型粘度計により10rpmで測定した場合、数100mPa・s程度のものが好ましく、50〜10,000mPa・sであることがより好ましい。
水溶性アルキルセルロース及びヒドロキシアルキルアルキルセルロースは、分子内に親水性のヒドロキシアルキル基又は水酸基と、疎水性のアルキル基とを併せ持つことから、界面活性能を有し、骨格となるセルロースエーテルの鎖状分子が水中で広範囲に広がるとともに、これらが絡み合って粘性を生じる。この粘性のため、水溶性アルキルセルロース等を多量に用いて高濃度の糊剤とした際に、刷毛塗りムラが生じ易くなる虞がある。
一方、ポリオキシアルキレンポリオール誘導体は、界面活性能を有するものの、接着強度が弱く、またその水溶液も粘性のあまり高くないゲル状であるため、これ単独で糊剤として使用可能ではあるものの、その流動性及び粘着力を考慮した場合、この成分をあまりに多量に用いることは得策ではない。
これらを踏まえ、本発明の壁紙用糊剤においては、水溶性セルロースエーテルとポリオキシアルキレンポリオール誘導体との配合割合を、通常99/1〜1/99、好ましくは95/5〜20/80(質量比)、より好ましくは70/30〜30/70(質量比)の範囲とすることが望ましい。水溶性セルロースエーテルの配合量が上記範囲よりも増加すると、その界面活性能により、その壁紙と接着面に強い吸着を示すことから、貼り替え時の壁紙の剥離が困難になる場合があり、上述のように刷毛塗りムラが生じる虞もある。一方、ポリオキシアルキレンポリオール誘導体が上記範囲よりも増加すると、上述のように壁紙用糊剤として必要な程度の流動性及び粘着力を得ることが困難になる虞がある。
水溶性セルロースエーテル及びポリオキシアルキレンポリオール誘導体の各成分の合計添加量は、特に限定されるものではないが、壁紙用糊剤の結合力を向上させることを考慮すると、壁紙用糊剤全体に対し1〜30質量%、特に、5〜20質量%であることが好ましい。
なお、本発明の壁紙用糊剤には、フィラーや発色剤などの糊剤に一般的に添加される任意成分を必要に応じて加えてもよく、この場合、これらの合計配合量は、壁紙用糊剤全体に対し、5〜50質量%程度である。
以下、合成例、実施例及び比較例を挙げて、本発明をより具体的に説明するが、本発明は、下記の実施例に限定されるものではない。
[1]ジヒドロキシ化合物の合成
[合成例1]ジヒドロキシ化合物1の合成
マグネチックスターラー、温度計および滴下ロートを設置した500ml丸底フラスコに、2−エチルヘキシルアミン(関東化学(株)製)64.6gを仕込み、フラスコ内を窒素で置換した。オイルバスでフラスコを60℃に加熱した後、攪拌しながら、滴下ロートから2−エチルヘキシルグリシジルエーテル(旭電化(株)製、アデカグリシロールED518、エポキシ価220)220.0gを40分間かけて滴下した。滴下終了後、オイルバスの温度を80℃に上げ、この温度でフラスコを10時間加熱した。その後、オイルバスの温度を120℃に上げて、真空ポンプを用い、400Paの真空度で少量の未反応物を減圧留去した。2−エチルヘキシルアミン1モルに対して2−エチルヘキシルグリシジルエーテルが2モルの比率で付加したジヒドロキシ化合物1(OH価からの平均分子量532)を収率90%で得た。
[合成例2]ジヒドロキシ化合物2の合成
マグネチックスターラー、温度計および滴下ロートを設置した500ml丸底フラスコに、3−(ドデシルオキシ)−1−プロピルアミン(広栄化学工業(株)製)93.7gを仕込み、フラスコ内を窒素で置換した。オイルバスでフラスコを60℃に加熱し、攪拌しながら、滴下ロートから2−エチルヘキシルグリシジルエーテル(ナガセ化成工業(株)製、デナコールEX−121、エポキシ価188)188.0gを40分間かけて滴下した。滴下終了後、オイルバスの温度を80℃に上げて、フラスコを10時間加熱した。さらにその後、オイルバスの温度を120℃に上げて、真空ポンプを用い、400Paの真空度で少量の未反応物を減圧留去した。3−(ドデシルオキシ)−1−プロピルアミン1モルに対して2−エチルヘキシルグリシジルエーテルが2モルの比率で付加したジヒドロキシ化合物2(OH価からの平均分子量620)を収率85%で得た。
[2]ポリオキシアルキレンポリオール誘導体の合成
[合成例3]ポリオキシアルキレンポリオール誘導体1の合成
1000mlのSUS製セパラブルフラスコに市販のポリエチレングリコール(PEG#6000、三洋化成工業(株)製、数平均分子量8,630)を200g仕込み、窒素シール下で150℃にて溶融した。これを攪拌しながら減圧下(400Pa)で3時間乾燥した。この際、残留する水分は200ppmであった。
70℃まで温度を下げ、フラスコ内を101kPaの窒素で満たした。酸化防止剤としてBHT(ジ−tert−ブチルヒドロキシトルエン)を300ppm加えた。フラスコ内を攪拌しながら、合成例1で得られたジヒドロキシ化合物1を1.70g、ヘキサメチレンジイソシアナート(東京化成工業(株)製)を4.35g仕込んだ(NCO/OH=0.98mol/mol)。触媒としてDBTDLを0.05g添加すると、10分間程で急激に増粘した。攪拌を止めて、70℃で2時間反応させた後、120℃に温度を上げて30分間一定温度に保ち、融点約60℃のポリオキシアルキレンポリオール誘導体1を得た。
[合成例4]ポリオキシアルキレンポリオール誘導体2の合成
1000mlのSUS製セパラブルフラスコに市販のPEG#6000(三洋化成工業(株)製、数平均分子量8,630)を200g仕込み、窒素シール下で150℃にて溶融した。これを攪拌しながら減圧下(400Pa)で3時間乾燥した。残留する水分は200ppmであった。
70℃まで温度を下げ、フラスコ内を103kPaの窒素で満たした。酸化防止剤としてBHT(ジ−tert−ブチルヒドロキシトルエン)を300ppm加えた。フラスコ内を攪拌しながら、合成例1で得られたジヒドロキシ化合物1を1.90g、ヘキサメチレンジイソシアナート(東京化成工業(株)製)を4.41g仕込んだ(NCO/OH=0.98mol/mol)。触媒としてDBTDLを0.05g添加すると、10分間程で急激に増粘した。攪拌を止めて、70℃で2時間反応させた後、120℃に温度を上げて30分間一定温度に保ち、融点約60℃のポリオキシアルキレンポリオール誘導体2を得た。
[合成例5]ポリオキシアルキレンポリオール誘導体3の合成
1000mlのSUS製セパラブルフラスコに市販のPEG#6000(三洋化成工業(株)製、数平均分子量8、630)を200g仕込み、窒素シール下で150℃にて溶融した。これを攪拌しながら減圧下(400Pa)で3時間乾燥した。残留する水分は200ppmであった。
70℃まで温度を下げ、フラスコ内を103kPaの窒素で満たした。酸化防止剤としてBHT(ジ−tert−ブチルヒドロキシトルエン)を300ppm加えた。フラスコ内を攪拌しながら、合成例2で得られたジヒドロキシ化合物2を1.208g、ヘキサメチレンジイソシアナート(東京化成工業(株)製)を3.995g仕込んだ(NCO/OH=0.995mol/mol)。触媒としてDBTDLを0.05g添加すると、10分間程で急激に増粘した。攪拌を止めて、70℃で2時間反応させた後、120℃に温度を上げて30分間一定温度に保ち、融点約60℃のポリオキシアルキレンポリオール誘導体3を得た。
[合成例6]ポリオキシアルキレンポリオール誘導体4の合成
ジヒドロキシ化合物2/ポリエチレングリコール=0.80(質量%)、NCO/OH=0.995(モル比)となるように、ジヒドロキシ化合物2及びヘキサメチレンジイソシアナートの量を代えた以外は、合成例5と同様にしてポリオキシアルキレンポリオール誘導体4を得た。
[合成例7]ポリオキシアルキレンポリオール誘導体5の合成
ジヒドロキシ化合物2/ポリエチレングリコール=0.50(質量%)、NCO/OH=0.995(モル比)となるように、ジヒドロキシ化合物2及びヘキサメチレンジイソシアナートの量を代えた以外は、合成例5と同様にしてポリオキシアルキレンポリオール誘導体5を得た。
合成例3〜7で得られたポリオキシアルキレンポリオール誘導体について、ジヒドロキシ化合物/ポリエチレングリコール(質量%)、NCO/OH(モル比)、U−1/U−2(モル比率)、重量平均分子量及び2質量%水溶液粘度を下記表1にまとめて示す。
Figure 0004524564
表1において、重量平均分子量および2質量%水溶液粘度は、下記方法により求めた。
(1)重量平均分子量
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC−MALLS、昭和電工(株)製)を用い、下記条件にて測定した値のプルラン換算値である。
検出器:DAWN−DSP、Shodex RI−71、いずれも昭和電工(株)製
使用カラム:Shodex SB−806MHQ、昭和電工(株)製
使用溶媒:0.1MNaNO3
測定温度:40℃
(2)2質量%水溶液粘度
各ポリオキシアルキレンポリオール誘導体について2質量%水溶液を調整し、BH型粘度計を用いて10rpmにて20℃における上記水溶液の粘度を測定した。
[実施例1〜10、比較例1,2]
表1に示した各ポリオキシアルキレンポリオール誘導体と下記表2に示す水溶性セルロースエーテル(全て信越化学工業(株)製)とを用い、これらを表3に示す割合で配合し、壁紙用糊剤を調製した。
得られた壁紙用糊剤を刷毛に染み込ませ、厚み0.03mm、縦27cm、横45cmの上質紙の上に一度塗布した後、石膏ボード上に貼り付け、室温にて乾燥して1ヶ月放置した。放置後に壁紙を引き剥がして、引き剥がせずに上質紙が石膏ボード上に残る場合を「×」、残らない場合を「○」として評価した。また、塗布した時に水溶液の粘性が高く、刷毛で十分に紙上に均一に塗布できなかった場合を「×」とし、均一に塗布できた場合を「○」として同様に評価した。これらの結果を表4に示した。
Figure 0004524564
表2において、重量平均分子量は、上記と同様の条件により測定した。また、2質量%水溶液粘度は、BH型粘度計により上記と同様の条件により測定した。
Figure 0004524564
Figure 0004524564
表4に示されるように、少なくともポリオキシアルキレンポリオール誘導体を配合してなる上記各実施例の壁紙用糊剤では、刷毛塗り時のムラがほとんどなく、また、一旦貼付した壁紙の基質からの剥離性も良好であることがわかる。一方、ポリオキシアルキレンポリオール誘導体を配合していない各比較例の壁紙用糊剤では、刷毛塗り性及び剥離性とも不充分であることがわかる。

Claims (4)

  1. 一般式(1)で示される繰り返し単位U−1及び一般式(2)で示される繰り返し単位U−2を有し、U−1/U−2=0.5/0.5〜0.99/0.01(モル比率)であるポリオキシアルキレンポリオール誘導体を含むことを特徴とする壁紙用糊剤。
    Figure 0004524564
    〔式中、Aは少なくとも両末端に水酸基を有し、数平均分子量が400〜100,000であるHO−A−OHで示される水溶性ポリアルキレンポリオールに由来する二価のポリオキシアルキレン残基を示す。BはOCN−B−NCOで示される全炭素数が3〜18のポリイソシアナートに由来する二価の有機残基を示す。Dは下記一般式(3)〜(5)から選ばれるジヒドロキシ化合物に由来する二価の有機残基を示す。
    Figure 0004524564
    (式中、R1及びR4は炭素数1〜20の非置換又はハロゲン置換一価炭化水素基、R2、R3、R5及びR6は互いに同一でも異なっていてもよい炭素数4〜21の非置換又はハロゲン置換一価炭化水素基、Y及びY’は互いに同一でも異なっていてもよい水素原子、メチル基又はCHCl2基、Z及びZ’は酸素原子、硫黄原子又はCH2基であり、nはZが酸素原子の場合は0〜15の整数、Zが硫黄原子又はCH2基の場合は0であり、n’はZ’が酸素原子の場合は0〜15の整数、Z’が硫黄原子又はCH2基の場合は0であり、n及びn’は互いに同一でも異なっていてもよい。X、X’及びX”は互いに同一でも異なっていてもよい炭素数2〜10のアルキレン基、R7は炭素数2〜10のアルキレン基であり、kは0〜15の整数である。R8及びR9は互いに同一でも異なっていてもよく、それらの炭素数の合計が2〜20の一価炭化水素基、R10及びR11は互いに同一でも異なっていてもよい炭素数4〜21の一価炭化水素基、R12は炭素数2〜7のアルキレン基である。)〕
  2. さらに、水溶性セルロースエーテルを含むことを特徴とする請求項1記載の壁紙用糊剤。
  3. 前記一般式(3)又は(4)で示されるジヒドロキシ化合物が、一般式(6)又は(7)で示されるジヒドロキシ化合物であることを特徴とする請求項1又は2記載の壁紙用糊剤。
    Figure 0004524564
    〔式中、R13は炭素数4〜18の直鎖状又は分岐状アルキル基、R14及びR15は互いに同一又は異なっていてもよい炭素数4〜18の直鎖状又は分岐状アルキル基、R16は炭素数1〜18のアルキル基、R17及びR18は互いに同一の炭素数4〜21の非置換又はハロゲン置換一価炭化水素基である。R19は1,2−エチレン基、1,3−プロピレン基又は1,4−ブチレン基である。〕
  4. 前記水溶性セルロースエーテルが、アルキルセルロース又はヒドロキシアルキルアルキルセルロースであることを特徴とする請求項2又は3記載の壁紙用糊剤。
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