JP4517420B2 - 取付装置及び取付装置を備えた電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、部品や完成品等の取付対象物を取付材に取り付ける取付装置及び当該取付装置を備えた電子機器に関し、特に、電子部品や電子部品組立体或いはこれら電子部品等が取り付けられた電子機器等の取付対象物を部品取付ベースや取付シャーシ等の取付材に取り付けるための取付装置及び取付装置を備えた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、例えば、カセットテープレコーダ等の電子機器は、磁気ヘッド、ヘッドベース、モータ、ギア等のように多数の電子部品や機械要素等が組み立てられて構成されている。このような電子機器において、取付対象物である一の部品を取付材である他の部品に取り付ける手段としては、一般的に、接着剤による接着手段や固定ねじによる固着手段等が用いられている。
【0003】
しかしながら、接着剤による接着手段では、取付対象物が取付材に対して永久的に固定されるため、一旦取り付けた後には、取付対象物を一時的に取り外したり交換したりすることができなくなるという問題点がある。また、固定ねじによる固着手段では、固定ねじという新たな部品が必要となるばかりでなく、ねじ止めするためのねじ穴加工も必要になり、製造工数が多くなるばかりでなく不経済であるという問題点がある。
【0004】
このような問題点を解決できる取付手段として、取付爪を用いて取付対象物を取付材に取り付ける取付装置が知られている。このような取付装置の従来例を、図8及び図9を参照して、カセットテープレコーダに適用した場合について説明する。図8及び図9は、カセットテープレコーダの磁気ヘッド1を取付対象物として、この磁気ヘッド1を取付材であるヘッドベース2に取り付ける前後の状態等を説明するものである。即ち、図8は、磁気ヘッド1をヘッドベース2に取り付ける前の状態、図9は取付け後の状態のそれぞれ右半分を断面して示す説明図である。
【0005】
図8及び図9に示すように、磁気ヘッド1はプラスチックによって枠状に形成されたヘッドホルダ3を備えている。ヘッドホルダ3は、左右両側方に突出する一対の取付部3aを有し、各取付部3aには、上下方向に貫通する嵌合穴4が設けられている。一対の取付部3aの上面は係合面3bとされていて、この係合面3bは、取付部3aの下面に対して平行をなす平面とされている。
【0006】
ヘッドベース2は、一対の嵌合穴4に対応させて設けた一対の支持体5と、各支持体5に対応させて設けた一対の取付爪6とを備えている。一対の取付爪6は、対応する支持体5の外側にそれぞれ配置されていて、先端には支持体5側に突出する爪部6aがそれぞれ設けられている。各爪部6aの下面は、ヘッドホルダ3の取付部3aに接触する接触面6bとされている。また、支持体5は、嵌合穴4に嵌合されるボス部5aと、このボス部5aの根元に設けられた支持面5bとを備えている。この支持面5bに対して、爪部6aの接触面6bは平行とされている。
【0007】
このような構成を有するヘッドベース2に対して磁気ヘッド1が、一対の支持体5と一対の取付爪6とで所定位置に位置決めされて取り付けられている。ヘッドベース2に対する磁気ヘッド1の取付作業は、次のようにして行われている。図8に示すように、まず、ヘッドベース2の上方に磁気ヘッド1を臨ませ、左右の取付部3aを一対の支持体5に対向させる。次に、左右の取付部3aの嵌合穴4に一対の支持体5のボス部5aをそれぞれ挿入すると共に、一対の取付爪6をそれぞれ外側へ弾性変形させて爪部6aを取付部3aに乗り越えさせる。これにより、図9に示すように、嵌合穴4にボス部5aが嵌合されて磁気ヘッド1がヘッドベース2の所定位置に位置決めされる。これと同時に、取付爪6の爪部6aが取付部3aに上方から係合し、これにより磁気ヘッド1がヘッドベース2に固定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来の取付装置においては、取付部3aの係合面3bと爪部6aの接触面6bとが互いに平行をなす平面で構成されていたため、例えば、カセットテープレコーダの落下等によって衝撃力が磁気ヘッド1やヘッドベース2に加えられ、取付爪6に磁気ヘッド1から離れる方向に向かう力が作用すると、取付爪6は根元の支点R1を中心に外側へ回転変位する。その結果、爪部6aが外側へ移動して接触面6bが傾く(α1)ために、磁気ヘッド1が外れ易くなるという課題があった。
【0009】
このような課題について、図10を参照して詳しく説明する。図10は、図9の状態において落下等の衝撃力が加えられることによって取付爪6に弾性変形が生じた状態を示すものである。その結果、取付爪6が外側に回転変位して取付部3aに掛かる爪部6aの掛かり量が、正常な状態における掛かり量Aの1/2(A/2)になったものとする。このとき、取付爪6に作用するモーメントM1は、
M1=P1×L1
となる。ここで、P1は、取付部3aの係合面3bと爪部6aの接触面6bとが接触する接触点Q1を通って接触面6bに対して垂直に延びる方向に作用する力である。また、L1は、取付爪6が回転変位する中心となる支点R1から接触点Q1を通って接触面6bに対して垂直に延びる方向に引いた延長線までの距離である。
【0010】
このモーメントM1の大きさは、従来のカセットテープレコーダにおいて実施されている各部の寸法に当てはめると、次のような値になる。いま、A=1.2mm、B=5.1mm、C=0.75mm、L1=1.35mmとして、取付爪6の回転角α1=6.66°とする。また、取付爪6が延びる垂直方向に作用する力Fを、仮に1N(ニュートン)とする。このときの作用力P1は、
P1=F×cosα1=1×0.99325=0.99325(N)
である。従って、モーメントM1は、
となる。
【0011】
また、取付爪6の爪部6aの外れ対策としては、例えば、取付爪6の肉厚を厚くして剛性を高め、取付爪6をたわみ難くすることも考えられる。しかしながら、取付爪6の剛性を高めてたわみ難くすると、磁気ヘッド1の取り付け時や取り外し時において、取付爪6を弾性変形させるために大きな力が必要になる。その結果、磁気ヘッド1の組立又は分解作業に際して手間がかかることになり、作業性が悪くなるという課題が生ずる。
【0012】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、爪部の接触面を、取付爪に回転変位が生じた場合に取付部の係合面に対して平行となる方向へ変化するように傾斜面として形成することにより、取付爪に取付対象物から外れる方向に働く力が作用した場合にも、外れ難い取付爪を有する取付装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述したような課題等を解決し、上記目的を達成するために、本発明の取付装置は、取付材に、取付対象物を支持する支持体と、この支持体に支持された取付対象物の取付部に係合する爪部を有する取付爪とを設け、この取付爪と支持体とで取付対象物を取付材に取り付けるようにした取付装置において、爪部の取付部に接触する接触面は、爪部の先端から根元に近づくに従って取付部から離れる方向に傾斜する第1の傾斜面と、この第1の傾斜面の一端に連続して逆方向となる取付部に近づく方向に傾斜する第2の傾斜面とを有するものである。
【0014】
本発明の電子機器は、取付材に、取付対象物を支持する支持体と、この支持体に支持された取付対象物の取付部に係合する爪部を有する取付爪とを設け、この取付爪と支持体とで取付対象物を取付材に取り付けるようにした取付装置を備えた電子機器において、爪部の取付部に接触する接触面は、爪部の先端から根元に近づくに従って取付部から離れる方向に傾斜する第1の傾斜面と、この第1の傾斜面の一端に連続して逆方向となる取付部に近づく方向に傾斜する第2の傾斜面とを有するものである。
【0015】
このように構成したことにより、本発明の取付装置では、爪部の接触面を、第1の傾斜面と第2の傾斜面とからなるV字形状としたため、取付爪に取付対象物から離れる方向に働く力が作用した場合にも、取付爪が回転変位する中心となる支点から爪部の接触点を通って接触面に対して垂直に延びる方向引いた延長線までの距離を短くすることができる。そのため、取付爪に加えられる力によって発生するモーメントを小さく押えることができ、これにより、取付爪の回転変位を抑制して爪部が取付対象物の取付部から外れ難くすることができる。更に、爪部の根元が逆方向に傾斜した傾斜面であっても、爪部の先端側には取付部から離れる方向に傾斜した傾斜面が存在することから、取付爪の回転変位を抑制して爪部が取付対象物の取付部から外れ難くすることができる。
【0016】
本発明の電子機器では、接触面を第1の傾斜面と第2の傾斜面とからなるV字形状としたため、爪部の根元が逆方向に傾斜した傾斜面であっても、爪部の先端側には取付部から離れる方向に傾斜した傾斜面が存在することから、取付爪の回転変位を抑制して爪部が取付対象物の取付部から外れ難くすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。図1〜図7は本発明の実施の例を示すもので、電子機器の一具体例を示すカセットテープレコーダに適用したものである。即ち、図1は本発明の取付装置の第1の実施例を示すもので、取付対象物を取付材に取り付ける前の状態の断面図、図2は同じく取付け後の状態の断面図、図3は図2の取付片に回転変位が生じて取付対象物が外れかかった状態の断面図である。図4は図1に示す取付爪の要部を拡大して示す断面図、図5は本発明に係る取付爪の第2の実施例を示す断面図である。更に、図6は本発明の取付装置が適用されたカセットテープレコーダーの概略構成を示す平面図、図7は同じく正面側からみた断面図である。
【0018】
まず、図6及び図7を参照して、本願発明の取付装置が適用された電子機器の一具体例を示すカセットテープレコーダの概略構成について説明する。図6及び図7に示すように、カセットテープレコーダ10は、略四角形をなす平板状のシャーシ11を備えている。シャーシ11の略中央部には、長手方向Xに所定の間隔をあけて一対の貫通穴が設けられていて、各貫通穴には円筒状の軸受部材12がそれぞれ嵌合固定されている。これら一対の軸受部材12には、供給側の回転軸13と巻取り側の回転軸14とが回転自在に支持されている。
【0019】
このシャーシ11の所定位置にカセットテープ15をセットすることにより、カセットテープ15の供給側リールが供給側の回転軸13に装着され、巻取り側リールが巻取り側の回転軸14に装着される。各回転軸13,14には、それぞれギア部13a,14aが一体に設けられている。これらのギア部13a,14aには、シャーシ11の裏面側に配置された首振りギア16の大径ギア部16aが選択的に噛合される。首振りギア16の大径ギア部16aには小径ギア部16bが一体に設けられていて、この小径ギア部16bには中間ギア17が噛合されている。この中間ギア17の外周を首振りギア16が所定角度範囲内において移動可能に構成されている。
【0020】
中間ギア17はシャーシ11の裏面側に配置されていて、支持軸17aによってシャーシ11に回転自在に支持されている。この中間ギア17には、従動プーリ18に一体に設けた従動ギア19が噛合されている。従動プーリ18には、一方の端面側に突出するプーリ用取付爪20と位置決めピン21とが設けられ、この端面側にはフライホイール22が同心上に配置されている。フライホイール22には、厚み方向に貫通する係合穴23と嵌合穴24とが設けられている。取付爪20を係合穴23に係合すると共に位置決めピン21を嵌合穴24に嵌合することにより、フライホイール22が従動プーリ18に一体的に取り付けられている。
【0021】
従動プーリ18の中心部には、回転軸であるキャプスタン25が一体的に取り付けられている。キャプスタン25は、シャーシ11に固定された軸受部材(図示せず。)によって回転自在に支持されていると共に、先端部はシャーシ11を貫通して表面側に突出している。更に、従動プーリ18には伝動ベルト26の一端が掛けられており、この伝動ベルト26の他端は駆動プーリ27に掛けられている。駆動プーリ27は、駆動モータ28の回転軸28aに固定されている。駆動モータ28は、シャーシ11の裏面に固定ねじ等の固着手段によって取り付けられている。
【0022】
この駆動モータ28を駆動することにより、その回転力が回転軸28aから駆動プーリ27、伝動ベルト26を介して従動プーリ18に伝達される。この従動プーリ18に伝達された回転力は、従動ギア19から中間ギア17を介して首振りギア16に伝達され、この首振りギア16の首振り状態に応じて、供給側回転軸13のギア部13a又は巻取り側回転軸14のギア部14aに選択的に伝達される。
【0023】
また、図6に示すように、シャーシ11の上面には、取付材の一具体例を示すヘッドベース30が長手方向Xと交差する短手方向Yへ所定距離だけスライド可能に支持されている。そのため、ヘッドベース30には、キャプスタン25が貫通する長穴30aと、このヘッドベース30を短手方向Yにガイドする一対のガイド穴30b,30bとが設けられている。このヘッドベース30は、再生操作を実行する再生スライダ(PLAY)であり、その操作部31がシャーシ11の長辺側の一側から短手方向Yへ突出されている。この操作部31と横並びとなるように、記録スライダ(REC)、巻戻しスライダ(REW)、早送りスライダ(FF)、停止スライダ(STOP)及び一時停止スライダ(PAUSE)の各操作部32a,32b,32c,32d,32eが配置されている。
【0024】
更に、ヘッドベース30の略中央部には、シャーシ11側と反対側に突出する突起状の一対の支持体33,33が設けられている。一対の支持体33,33は、長手方向Xに所定の間隔をあけて横並びに配置されている。図1〜図3に拡大して示すように、各支持体33の先端には位置決め用のボス部33aが設けられ、このボス部33aの根元には水平方向に展開された支持面33bが設けられている。一対の支持体33,33の長手方向Xの各外側には、同じく横並びとなるように一対の取付爪34,34が設けられている。
【0025】
一対の取付爪34,34は、上方に突出する突起状をなすと共に適度な強さの可撓性を有する弾性体からなる。各取付爪34の先端には内側に突出する爪部34aが設けられている。即ち、各爪部34aは、図1〜図3に拡大して示すように、支持体33のボス部33aにそれぞれ対向されている。更に、図4に拡大して示すように、取付爪34の爪部34aは、断面形状が略三角形をなす突起からなり、上面は傾斜角度の大きな斜面とされている。この爪部34aの下面は、取付対象物の係合面に接触する傾斜角度の小さな傾斜面からなる接触面34bとされている。従って、接触面34bは、爪部34aの先端から根元に近づくに従って取付部37aから離れる方向に傾斜させて形成した傾斜面とされている。
【0026】
このような構成を有する一対の支持体33,33と一対の取付爪34,34とにより、取付対象物を取付材であるヘッドベース30に取り付ける取付装置35が構成されている。この取付装置35には、取付対象物の一具体例を示す磁気ヘッド36が着脱可能に取り付けられている。磁気ヘッド36は、カセットテープ15に収納された磁気テープに対して情報信号の書込み(記録)又は読出し(再生)を行うもので、ヘッドホルダ37を備えている。
【0027】
図6及び図7に示すように、ヘッドホルダ37は四角形の枠体からなり、左右両側部には側方に突出する一対の取付部37a,37aが設けられている。ヘッドホルダ37の各取付部37a,37aには、上下方向に貫通する嵌合穴38,38が設けられている。この嵌合穴38には、支持体33のボス部33aが挿脱可能に嵌合される。また、一対の取付部37a,37aの上面は係合面37b,37bとされていて、この係合面37b,37bは、取付部37a,37aの下面に対して平行をなす平面とされている。
【0028】
上述したヘッドホルダ37及びヘッドベース30の材質としては、例えば、ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)等のエンジニアリングプラスチックが好適である。
【0029】
このような構成を有する取付装置35に対する磁気ヘッド36の取付作業は、例えば、次のようにして行うことができる。まず、図1に示すように、ヘッドベース30の上方に磁気ヘッド36を臨ませ、ヘッドホルダ37に設けた左右の取付部37a,37aをヘッドベース30の一対の支持体33,33に対向させる。次に、左右の取付部37a,37aの各嵌合穴38に一対の支持体33,33の各ボス部33a,33aをそれぞれ挿入すると共に、一対の取付爪34,34をそれぞれ外側へ弾性変形させて各爪部34aを取付部37aに乗り越えさせる。
【0030】
これにより、図2及び図7に示すように、一対の嵌合穴38,38に一対のボス部33a,33aがそれぞれ嵌合され、磁気ヘッド36がヘッドベース30の所定位置に位置決めされる。これと共に、一対の取付爪34,34の各爪部34aがヘッドホルダ37の一対の取付部37a,37aに係合される。これにより、各爪部34aの接触面34bが係合面37bにそれぞれ接触し、取付部37aを上方から押える。その結果、一対の支持体33,33及び取付爪34,34によって磁気ヘッド36がヘッドベース30に支持されて固定される。
【0031】
このような取付状態から、例えば、カセットテープレコーダの落下等によって衝撃力がヘッドベース30や磁気ヘッド36に加えられることにより、図3に示すように、取付爪34に磁気ヘッド36から離れる方向に向かう力Fが作用すると、取付爪34は根元の支点R2を中心に外側へ回転変位する。その結果、爪部34aが外側へ移動して接触面34bが傾くが、この接触面34bの傾く方向が係合面37bと平行になる方向であるため、磁気ヘッド36を外れ難くすることができた。
【0032】
この磁気ヘッド36が外れ難くなるという点について、更に詳しく説明する。図3に示すように、落下等の衝撃力によって取付爪34に弾性変形が生じ、取付爪34が外側に回転変位して取付部37aに掛かる爪部34aの掛かり量Dが、図2に示す正常な状態における掛かり量Dの1/2(D/2)になると、取付爪34に作用するモーメントM2は、
M1=F×L2
となる。ここで、L2は、取付爪34が回転変位する中心となる支点R2から接触点Q1を通って接触面34bに対して垂直な方向に作用する力Fの延長線までの距離である。
【0033】
このとき、取付爪34に働くモーメントM2の大きさは、従来のカセットテープレコーダと同様のカセットテープレコーダにおいて適用した各部の寸法に当てはめてみると、次のような値になる。各部の寸法は、従来例で述べたものと同様であり、A=1.2mm、B=5.1mm、C=0.75mm、接触面34bの傾斜角α2=6.66°として、取付爪34に作用する力F=1Nとする。
【0034】
このような条件において、取付爪34がα2=6.66°回転し、接触面34bが係合面37bと平行になって平面的に接触するものとすると、接触面34bの先端側のほぼ半分が係合面37bに接触し、L2=0.75mmとなる。従って、取付爪34に働くモーメントM2は、
となる。
【0035】
この結果を上述した従来技術における取付爪6が受けるモーメントM1と比較すると、次のようになる。
取付爪34に作用するモーメントM2(0.75N・mm)を従来例の取付爪6に作用するモーメントM1(1.34N・mm)と比較すると、56%(0.75÷1,34=0.56)となり、モーメントMの大きさを略半分程度に減少させることができた。
【0036】
即ち、モーメントM1とモーメントM2を比べると、
となる。この結果から明らかなように、この実施例の取付装置35に係る取付爪34によれば、モーメントM2の値を小さくして取付爪34の回転変位量を少なくすることができる。従って、この取付装置35によれば、従来の装置と比較して1.79倍も磁気ヘッド22を外れ難くすることができた。
【0037】
次に、取付爪34の爪部34aに設けた接触面34bの傾斜角αを変化させた場合について説明する。表1は、取付爪34が受けるモーメントMの大きさが、爪部34aの接触面34bの傾斜角α(°)と取付部37aに係合される爪部34aの掛かり量D(mm)との関係によってどのように変化するかを数値で表したものである。また、表2は、表1の結果をグラフに表したものである。
【0038】
表1及び表2において、各部の寸法は、上述した値と同様であって、A=1.2mm、B=5.1mm、C=0.75mm、F=1Nである。また、爪部34aの接触面34bの傾斜角α2(°)は、α2=13.24°、α2=10.01°、α2=6.71°、α2=3.37°の4種類を設定し、更に、従来技術の場合(α1=0°)を参考として対比する。そして、爪部34aの掛かり量D(mm)を、接触面34bの全面である場合(A=1.2mm)、接触面34bの3/4である場合(A×3/4=0.9mm)、接触面34bの1/2である場合(A×1/2=0.6mm)、接触面34bの1/4である場合(A×1/4=0.3mm)、及び従来技術の場合の各場合について計算したものが、表1及び表2である。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
この表1及び表2によれば、従来技術の場合(傾斜角α1=0°)、取付爪6が受けるモーメントM1と爪部6aの掛かり量Dとは反比例の関係となっている。即ち、爪部6aの掛かり量Dが接触面6bの全面である場合(A=1.2mm)にはモーメントM1は0.75(N・mm)であり、接触面6bの3/4(A×3/4=0.9mm)ではモーメントM1は1.05(N・mm)、接触面6bの1/2(A×1/2=0.6mm)ではモーメントM1は1.34(N・mm)、接触面6bの1/4(A×1/4=0.3mm)ではモーメントM1は1.63(N・mm)、接触面6bの端部(A×0=0.0mm)ではモーメントM1は1.90(N・mm)であった。
【0042】
これに対して、この実施例においては、爪部34aの掛かり量Dが接触面34bの全面である場合(1.2mm)には、傾斜角α2の大小に関係なく、すべてにおいてモーメントM2は1.95(N・mm)であった。また、爪部34aの掛かり量Dが接触面34bの3/4(0.9mm)になると、傾斜角α2の最も小さなα2=3.37°においてモーメントM2が0.75(N・mm)となり、その他の傾斜角ではモーメントM2は1.65(N・mm)であった。更に、爪部34aの掛かり量Dが接触面34bの1/2(0.6mm)になると、傾斜角α2の2番目に小さなα2=6.71°においてモーメントM2が0.75(N・mm)となり、最も小さなα2=3.37°ではモーメントM2が1.04(N・mm)となり、その他の傾斜角ではモーメントM2は1.35(N・mm)であった。
【0043】
また、爪部34aの掛かり量Dが接触面34bの1/4(0.3mm)になると、傾斜角α2の最も小さなα2=3.37°においてモーメントM2は1.34(N・mm)、2番目に小さなα2=6.71°ではモーメントM2=1.03(N・mm)、2番目に大きなα2=10.01°ではモーメントM2=0.75(N・mm)となり、最も大きなα2=13.24°ではモーメントM2=1.05(N・mm)であった。更に、爪部34aの掛かり量Dが零となる接触面34bの端部(0.0mm)では、傾斜角α2=3.37°においてモーメントM2は1.62(N・mm)、傾斜角α2=6.71°ではモーメントM2=1.33(N・mm)、傾斜角α2=10.01°ではモーメントM2=1.03(N・mm)となり、傾斜角α2=13.24°ではモーメントM2=0.75(N・mm)であった。
【0044】
この結果から明らかなように、取付爪34の回転変位量が最も大きくなる爪部34aの掛かり量Dが0となる状態において、その取付爪34に作用するモーメントM2の値を従来例のモーメントM1の値(1.90)よりも小さくすることができる。即ち、取付対象物である磁気ヘッド36が外れる位置において、取付爪34が受けるモーメントM2の値が従来技術の取付爪6が受けるモーメントM1の値よりも小さくなるため、その分だけ取付爪34の回転変位量が小さくなり、従って、磁気ヘッド36を外れ難くすることができる。
【0045】
図5は、取付爪34の爪部34aに設けた接触面の第2の実施例を示すものである。この接触面40は、爪部34aの先端から根元に近づくに従って取付部37aから離れる方向に傾斜する第1の傾斜面40aと、この第1の傾斜面40aの根元側の端部に連続して逆方向となる取付部37aに近づく方向に傾斜する第2の傾斜面40bとを有し、全体として逆V字状に形成されている。即ち、第1の傾斜面40aは、先端側(A1)が下方に傾斜した前下がりの傾斜面となっており、その傾斜角はα2である。また、第2の傾斜面40bは、爪部34aの根元側(A2)を下方に傾斜した後下がりの傾斜面となっており、その傾斜角はβである。
【0046】
この第2の実施例に係る爪部34aの接触面40によっても、上述した第1の実施例と同様の効果を得ることができる。即ち、接触面40の全長さAのうち、爪部34aの先端側の一部のみに、取付部37aから離れる方向に傾斜する傾斜面(第1の傾斜面40a)を設けることにより、取付爪34に加えられるモーメントの値を小さくすることができる。従って、この第2実施例に示す異形の接触面40を有する取付爪34であっても支障を生ずるものではなく、上述した第1実施例と同様に、外力に対する取付爪34の回転変位量を小さくして、磁気ヘッド36の外れを抑制することができる。
【0047】
以上説明したが、本発明は上記実施の例に限定されるものではなく、例えば、実施例においては取付対象物として磁気ヘッド36を適用し、取付材としてヘッドベース30を適用した例について説明したが、例えば、取付対象物として従動プーリ18を適用すると共に取付材としてフライホイール22を適用し、このフライホイール22を従動プーリ18に組み立てる手段として本願発明を用いることもできる。その他、各種の部品、組立体、装置等を他の部品、組立体、装置等の取り付けに本願発明は適用できるものである。
【0048】
また、上記実施例では、本願発明をカセットテープレコーダ10に適用した例について説明したが、例えば、カメラ一体型テープレコーダ、電子スチルカメラ、CDプレーヤ、その他の電子機器は勿論のこと、電子機器以外にも各種の装置、機械等に本願発明を適用することができる。更に、取付爪34の接触面34bの傾斜角α2は、上述した実施例に限定されるものではなく、各種の値を適用することができるものである。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものである。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願の取付装置によれば、爪部の接触面を、爪部の先端から根元に近づくに従って取付部から離れる方向に傾斜する第1の傾斜面と、この第1の傾斜面の一端に連続して逆方向となる取付部に近づく方向に傾斜する第2の傾斜面とからなるV字形状とする構成としたため、取付爪に取付対象物から離れる方向に働く力が作用した場合にも、取付爪が回転変位する中心となる支点から爪部の接触点を通って接触面に対して垂直に延びる方向に引いた延長線までの距離を短くすることができる。そのため、取付爪に加えられる力によって発生するモーメントを小さく押えることができ、これにより、取付爪の回転変位を抑制して爪部が取付対象物の取付部から外れ難くすることができるという効果を得ることができる。更に、爪部の根元が逆方向に傾斜した傾斜面であっても、爪部の先端側には取付部から離れる方向に傾斜した傾斜面が存在することから、取付爪の回転変位を抑制して爪部が取付対象物の取付部から外れ難くすることができるという効果を得ることができる。
【0050】
本発明の電子機器によれば、接触面を第1の傾斜面と第2の傾斜面とからなるV字形状とする構成としたため、爪部の根元が逆方向に傾斜した傾斜面であっても、爪部の先端側には取付部から離れる方向に傾斜した傾斜面が存在することから、取付爪の回転変位を抑制して爪部が取付対象物の取付部から外れ難くすることができるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取付装置の一実施例を示すもので、取付対象物である磁気ヘッドを取付材であるヘッドベースに取り付ける前の状態の断面図である。
【図2】図1に示す取付装置において、取付対象物を取付材に取り付けた後の状態を示す断面図である。
【図3】図1に示す取付装置の取付材による取付対象物の取付け後、取付爪に回転変位が生じて取付対象物が外れかかった状態を示す断面図である。
【図4】図1に示す取付装置の取付爪の要部を拡大して示す断面図である。
【図5】本発明の取付装置に係る取付爪の第2の実施例の要部を拡大して示す断面図である。
【図6】本発明の取付装置が適用された電子機器の一具体例を示すカセットテープレコーダーの概略構成を示す平面図である。
【図7】図6に示すカセットテープレコーダーの一部を断面して示す正面図である。
【図8】従来の取付装置を示すもので、取付対象物である磁気ヘッドを取付材であるヘッドベースに取り付ける前の状態の断面図である。
【図9】従来の取付装置を示すもので、取付対象物を取付材に取り付けた後の状態を示す断面図である。
【図10】従来の取付装置を示すもので、取付爪に回転変位が生じて取付対象物が外れかかった状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 カセットテープコレーダ(電子機器)、 11 シャーシ、 30 ヘッドベース(取付材)、 33 支持体、 33a ボス部、 33b 支持面、 34 取付爪、 34a 爪部、 34b,40 接触面、 35 取付装置、 36 磁気ヘッド(取付対象物)、 37 ヘッドホルダ、 37a 取付部、 37b 係合面、 38 嵌合穴
Claims (2)
- 取付材に、取付対象物を支持する支持体と、この支持体に支持された上記取付対象物の取付部に係合する爪部を有する取付爪とを設け、この取付爪と上記支持体とで上記取付対象物を上記取付材に取り付けるようにした取付装置において、
上記爪部の上記取付部に接触する接触面は、上記爪部の先端から根元に近づくに従って上記取付部から離れる方向に傾斜する第1の傾斜面と、この第1の傾斜面の一端に連続して逆方向となる取付部に近づく方向に傾斜する第2の傾斜面とを有する
取付装置。 - 取付材に、取付対象物を支持する支持体と、この支持体に支持された上記取付対象物の取付部に係合する爪部を有する取付爪とを設け、この取付爪と上記支持体とで上記取付対象物を上記取付材に取り付けるようにした取付装置を備えた電子機器において、
上記爪部の上記取付部に接触する接触面は、上記爪部の先端から根元に近づくに従って上記取付部から離れる方向に傾斜する第1の傾斜面と、この第1の傾斜面の一端に連続して逆方向となる取付部に近づく方向に傾斜する第2の傾斜面とを有する
取付装置を備えた電子機器。
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