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JP4516849B2 - オムツの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はベルトを備えたオムツの製造方法に関するものである。
ベルトを備えたオムツは、着用者自身が立った姿勢で、着用者自身によって着用されるのに適している。かかるオムツとしては、下記の3つの特許文献に開示されたオムツが挙げられる。
特開2003−93443号(要約書) 特表2004−508138号(WO2002/022062)(要約書) 特表2004−516072号(WO2002/049568)(要約書)
これらの特許文献に開示されたオムツでは、前記ベルトの幅が一定である。オムツのバック部を着用者の背面(背部)にフィットさせるには、ベルトの幅を広くするのが好ましい。しかし、幅の広いベルトは着用者の腹部における着用感を悪化させる。
一方、着用者の背面において幅が広く、かつ、着用者の腹部において幅が狭いベルトを採用すると、ベルトの形状がテーパ状に先窄まりになるので、ベルトの材料に無駄が生じる。
したがって、本発明の目的は、オムツのバック部が着用者の背面にフィットし易く、かつ、着用者の腹部回りの着用感が良好で、しかも、前記ベルトの材料に無駄が生じないオムツの製造方法を提供することである。更に、本発明の別の目的は、オムツの風合い(または見栄え)を向上させることである。
本発明のあるオムツの製造方法は、着用者の腹側を覆うフロント部と着用者の背側を覆うバック部と前記フロント部およびバック部の間の股部とを有するオムツ本体と、前記バック部に固定された端部を有し、着用者の胴回りを締める第1および第2ベルトとを備えるオムツの製造方法であって、搬送方向に連続するとともに第1側部および第2側部を有する帯状のウエブを搬送しながら、前記ウエブの長手方向に連続した波形の切断線に沿って前記ウエブを切断することで、先端に近づくに従い概ね徐々に細くなる帯状の複数の第1帯状部を有すると共に前記各第1帯状部同士を前記ウエブの第1側部において連ねた櫛状の第1分割ウエブと、先端に近づくに従い概ね徐々に細くなる帯状の複数の第2帯状部を有すると共に前記各第2帯状部同士を前記ウエブの第2側部において連ねた櫛状の第2分割ウエブとを形成する工程と、前記第1帯状部と前記第2帯状部とが互いに重なり合うように、前記第1分割ウエブおよび/または前記第2分割ウエブの位相をウエブの搬送方向に沿ってずらす工程と、前記互いに重なり合った第1および第2帯状部を互いに仮接合する工程と、前記互いに仮接合された一組の第1および第2帯状部を含むように、前記第1および第2分割ウエブの各側部を切断して、一組の前記第1および第2ベルトを形成する工程と、前記オムツ本体を構成する連続体における前記バック部を構成する部位に重なるように、前記各組の第1および第2ベルトを前記連続体の搬送方向の所定のピッチで配置する工程と、前記所定のピッチで配置した第1および第2ベルトを前記バック部を構成する部位に仮接合する工程と、前記各ベルトの一端部を前記バック部を構成する部位における胴回り方向の両端部において固定する工程と、前記連続体を前記所定のピッチで切断して、個々のオムツに切り放す工程とを含む。
本発明の方法により製造されたオムツは、各ベルトが先端に近づくに従い細くなるので、着用者の腹部周りにおいてベルトが邪魔にならず、着用感が良い。
一方、着用者の背面においてベルトの幅が広いので、オムツのバック部全体が着用者の背面にフィットし易い。
しかも、ウエブを切断して前記帯状のベルトを作成するので、材料に無駄が生じない上、見栄えもよい。
本発明において、「仮接合」とは、ベルトやオムツ本体を実質的に傷めることなく、ベルト同士やオムツ本体から部材を容易に剥がすことのできる状態に、ベルトや部材を接合することをいい、一般に、「仮接合」された部分は「固定」された部分よりも剥がし易い。
また、本発明において、「オムツ」とは、小便および大便等を吸収可能なものを含むほか、いわゆる失禁パッドのような少量の小便の吸収を本来的な目的とした着用物品を含む。
本発明において、ベルトを折り返すことなく、ベルトがバック部に接合されて固定されると、着用時にベルトを引っ張った際にベルトとバック部との接合部分が剥がれ易くなる。これに対し、ベルトを折り返して、当該ベルトの折り返し部分がバック部に接合されて固定されることにより、着用時にベルトを引っ張っても、ベルトとバック部との接合部分が剥がれ難くなる。
本発明では、前記第1側部と前記第2側部とがウエブの幅方向に前記第1分割ウエブおよび第2分割ウエブを相対的に変位させて拡幅する工程を更に含み、前記各組の第1および第2ベルトを配置する際に、前記第1および第2ベルトの一端部における前記第1および第2側部の全部が前記連続体の側縁から突出する状態で配置され、前記各ベルトの一端部を固定する際に、前記連続体の側縁から突出する前記一端部を折り返して、前記一端部と前記各帯状部との間で前記連続体を挟んだ後に、前記各一端部の前記折り返した部位の少なくとも一部が前記連続体の側縁の近傍に固定される。
発明では、前記拡幅工程により、ベルトの一端部を連続体から大きく突出させることが可能になる。そのため、前記ベルトの一端部が折り返されることにより、幅広の一端部の全部がバック部に重なるので、前記幅広の一端部がオムツ本体から出っ張ることがないから、見栄えが良くなる上、ベルトがバック部により強固に固定される。
本発明は、添付の図面を参考にした以下の好適な実施例の説明からより明瞭に理解されるであろう。しかしながら、実施例および図面は単なる図示および説明のためのものであり、本発明の範囲を定めるために利用されるべきものではない。本発明の範囲は請求の範囲のみによって定まる。添付図面において、複数の図面における同一の部品番号は、同一または相当部分を示す。
ず、本発明の説明に先立って、本発明の理解に役立つ参考例により製造され得るオムツの一例について、図3および図4にしたがって説明する。
図4(a)において、オムツは、オムツ本体3と第1ベルト1と第2ベルト2とを備える。前記オムツ本体3は、着用者の腹側を覆うフロント部3fと、着用者の背側を覆うバック部3bと、前記フロント部3fおよび前記バック部3bの間の股部3cとを有する。前記第1および第2ベルト1,2は、前記バック部3bから胴回り方向の両側に突出して設けられている。両ベルト1,2は、後述するように、着用者の胴回りを締めるためのものである。
図4(a)、図4(c)に示すように、オムツ本体3は、複数のシート状部材、吸収体および弾性部材を積層してなる。
図4(a)、図4(c)に示すように、前記オムツ本体3は、液透過性を有するトップシート31と、吸収体Cと、液不透過性を有するバックシート32と、アウターシート33とを積層して形成される。前記防漏壁(カフ)34が、トップシート31の上に設けられてもよい。
なお、吸収体Cは、パルプを紛砕したフラッフパルプおよび/または高吸収性ポリマーを有していてもよい。吸収体Cは、エアレイドパルプ等でもよい。
防漏壁34は、便および/または尿が吸収体Cまたはオムツの外に出るのを妨げる。防漏壁34は立体的であってもよい。前記オムツ本体3には、便および/または尿がオムツから漏れるのを防止するための複数の弾性部材35が設けられてもよい。
フロント部3fおよびバック部3bには、着用者とオムツとのズレを抑えるためのウエストギャザを形成する弾性部材36,37が配置されてもよい。弾性部材35〜37は、糸ゴムでもよいし、平ゴムでもよい。
前記オムツ本体3のバック部3bの胴回り方向の両端部には、前記第1および第2ベルト1,2の一端部(固定端部)11,21が固定されている。前記各ベルト1,2の一端部11,21は、たとえば、防漏壁34を構成するウエブとバックシート32との間に挟まれて固定されている。
前記第1ベルト1は前記一端部11において幅が広くなっており、かつ、前記一端部11から他端部(自由端部)12に行くに従って幅が狭くなる第1テーパ状部(第1帯状部の一例)13を有する。一方、前記第2ベルト2は前記一端部21において幅が広くなっており、かつ、前記一端部21から他端部(自由端部)22に行くに従って幅が狭くなる第2テーパ状部(第2帯状部の一例)23を有する。
なお、前記各テーパ状部13,23は、必ずしも滑らかなテーパ状に形成する必要はなく、先端に近づくに従い段階的に細くなる帯状であってもよい。
前記第1ベルトの他端部12の内面側には、第1接合部材41が固定されている。前記第1接合部材41は第2ベルト2の外面側と接離可能に(取外し可能に)接合される。図3(d)のオムツの着用状態において、前記第1接合部材41は第2ベルト2の中央部23ないし他端部22に接合される。これにより、第1および第2ベルト1,2とバック部3bとが環状に連なって、オムツが着用者の胴部にフィットする。着用者は、自身の胴回りに合わせて、第1接合部材41が接合される第2ベルトの位置を調整することで、フィット感を調整できる。
図4(b)のオムツ本体3のフロント部3fの内面側には、第2接合部材42が固定されている。図3(d)に示すように、前記第2接合部材42は、オムツの着用状態において、前記第1および第2ベルト1,2の外面側に接合される。これにより、オムツを股間に宛てがうことが可能になっている。
なお、本明細書において、「内面側」とは、肌に接する側をいい、一方、「外面側」とは、前記内面側とは反対の側であって、外側に露出する側をいう。
前記各接合部材41,42としては、たとえば、面ファスナや粘着テープが採用されてもよい。本実施例の場合、前記防漏壁34、前記第1および第2ベルト1,2を構成する材料は不織布であり、一方、前記各接合部材41,42は雄面ファスナであり、前記雄面ファスナは前記不織布の表面に係合して接合される。
なお、雄面ファスナに係合する雌面ファスナがベルト1,2に設けられてもよい。
つぎに、前記オムツの製造方法の参考例が説明される。
まず、前記一組のベルト1,2の製造方法が図1に従って説明される。
図1(a)に示すように、帯状の連続ウエブWを矢印の方向(搬送方向)Yに搬送しながら、所定のピッチλ(図1(b))で複数の第1接合部材41を前記ウエブWに固定する。なお、第1接合部材41は、図1(a)の紙面の裏側に相当する面(製造されたオムツのベルトの内面側となる面)に固定される。
次いで、図1(b)に示すように、前記帯状のウエブWを搬送しながら、前記ウエブWの長手方向に連続した波形の切断線Lに沿って前記ウエブWを切断する。これにより、櫛状の第1および第2分割ウエブW1,W2を生成する。前記第1分割ウエブW1はテーパ状の複数の第1テーパ状部13を有すると共に、前記各第1テーパ状部13同士が前記ウエブWの第1側部S1において連なっている。前記第2分割ウエブW2は、テーパ状の複数の第2テーパ状部23を有すると共に、前記各第2テーパ状部23同士が前記ウエブWの第2側部S2において連なっている。前記第1および第2テーパ状部13,23は、それぞれ、前記第1および第2側部S1,S2から自由端部12,22に近づくに従い細くなる先細りの形状を有する。なお、第1および第2側部S1,S2は、それぞれ、後述する各側部S1,S2の切断工程の後、第1および第2ベルトの固定端部11,21になる。
なお、前記ウエブWの切断は、各第1テーパ状部13に前記第1接合部材41が配置されるように、行われる。また、前記ウエブWを切断する切断線Lの波長は、前記第1接合部材41を配置したピッチλに等しい。
続いて、図1(c)のように、前記第1テーパ状部13と前記第2テーパ状部23とが重なり合うように、前記第1分割ウエブW1および/または第2分割ウエブW2の位相をウエブWの搬送方向Yに沿ってずらす。たとえば、第1または第2分割ウエブW1,W2のうち一方を(λ/2+nλ)だけ遅らせて搬送することにより、第1テーパ状部13と第2テーパ状部23とが互いに重なる。この際、前記第1接合部材41が前記第1分割ウエブW1と第2分割ウエブW2との間の位置に配置されるように、前記第1分割ウエブW1と第2分割ウエブW2とを重ねる。
その後、前記互いに重なり合った第1および第2テーパ状部13,23が互いに仮接合される。この第1の仮接合は、前記第1接合部材41が第2ベルト2の固定端部21の近傍に係合されると共に、第1テーパ状部13と第2テーパ状部23との間がホットメルト樹脂によって、緩く接合されることによりなされる。かかる第1の仮接合によって、互いに重なり合った第1および第2テーパ状部13,23が互いに離れない状態で搬送可能になる。
前記第1の仮接合後、前記互いに仮接合された第1および第2テーパ状部13,23を含むように、前記第1および第2分割ウエブW1,W2の各側部S1,S2を切断して、一組の前記第1および第2ベルト1,2が形成される。
なお、この切断の際に、前記第1および第2ベルト1,2を各組ごとに切り離すだけでなく、前記側部S1,S2の一部を除去(トリミング)することも可能であり、この場合も本発明の範囲に含まれる。このトリミングは各側部S1,S2の切断工程の前または後に行われてもよい。
前記切り離し後、図1(d)のように、隣接する各組のベルト1,2の間の間隔を所定の間隔Pに広げる。これにより、各組のベルトのピッチPは、後に生成されるオムツのピッチPないし全長に等しくなる。
次に、図2(a)のように、前記各組の第1および第2ベルト1,2が連続体30の搬送方向Yの所定のピッチPで配置される。前記連続体30は、たとえば、図4(b)のトップシート31に防漏壁34を固着した複合体であり、後に切断されてオムツ本体3を構成する。各組の第1および第2ベルト1,2は、前記連続体30におけるバック部3b(図3(b))に重なるように配置されると共に、ホットメルト樹脂等により当該部位に仮接合される(第2の仮接合)。この第2の仮接合により、前記各組の第1および第2ベルト1,2が連続体30から離れないような状態で搬送することができる。
前記配置工程において、前記第1および第2ベルト1,2の固定端部11,21が前記連続体30の側縁30eから突出する状態で、各ベルト1,2が配置される。
前記第2の仮接合の後に、前記連続体30の側縁30eから突出する前記固定端部11,21が、図2(b)のように、折り返される。これにより、前記各固定端部11,21と前記各テーパ状部13,23との間で前記連続体30が挟まれる。この後に、前記各固定端部11,21の前記折り返した部位の少なくとも一部が前記連続体30の前記側縁30eの近傍に固定される。
すなわち、前記各ベルト1,2の固定端部11,21が前記バック部3b(図3(b))を構成する部位における胴回り方向の両端部において固定される。
前記各ベルト1,2の固定後、図2(c)に示すように、前記連続体30に前記吸収体Cやアウターシート33などを積層して、オムツ本体3(図3(b))に相当する積層体を生成する。その後、前記連続体30を前記所定のピッチPで切断して、個々のオムツに切り離す。この切断の際に仮想線で示すように、前記テーパ状部13,23を切断しないように、前記各ベルト1,2の固定端部11,21を切断してもよい。この場合、フロント部3fに前記各固定端部11,21の切れ端11e,21e(図3(b))が残る。なお、前記各ベルト1,2の固定端部11,21を切断しない位置で連続体30のみを切断するようにしてもよい。
前記連続体30を切断する工程において、前記連続体30における股部3cを構成する部位の一部が除去(トリミング)されてもよい。このトリミングは、前記連続体30を切断する工程の前または後に行われてもよい。
こうして、図3(b)および図3(c)に示すオムツが生成される。これらの図に示すように、製造された前記オムツにおいては、前記第1および第2のベルト1,2が前記バック部3bの内面側INに折り畳まれている。なお、前記第1および第2のベルト1,2は図3(a)の外面側OUTに折り畳まれてもよい。
図3(b)の前記第1ベルト1の固定端部11は、前記バック部3bの胴回り方向の一端で折り返されて当該バック部3bに固定されている。前記第2ベルト2の固定端部21は前記バック部3bの胴回り方向の他端で折り返されて当該バック部3bに固定されている。なお、オムツの出荷時には、股部3cが2つに折り畳まれて、第2接合部材42により、フロント部3fが第1ベルト1および/または第2ベルト2の上に仮接合された状態であってもよい。
前記連続体30にバックシート32を積層する際に、前記各ベルト1,2の固定端部11,21が、図4(b)の防漏壁34とバックシート32との間に挟まれた状態となって、防漏壁34およびバックシート32の双方に接着されてもよい。この場合、前記各ベルト1,2のオムツ本体3に対する固定が強固になる。
次に、本参考例の着用方法が説明される。
着用者は図3(b)および図3(c)の前記折り畳まれた第1ベルト1および第2ベルト2を開いて、前記第1および第2の仮接合を解く。着用者は、立姿勢の状態で、図3(d)のように、前記第1接合部材41により両ベルト1,2の先端部を着用者の腹側において互いに接合する。この接合後、着用者は、当該互いに接合された第1ベルトおよび/または第2ベルト1,2に、前記第2接合部材42,42を介して、前記フロント部3fを接合して、オムツを着用する。
施例:
図5(a)〜図8(c)は実施例を示す。
本実施例では、図8(a)に明示するように、第1および第2ベルト1,2における幅広の固定端部11,21の全部において第1および第2ベルト1,2がオムツ本体3に固定されている。
このようにベルトが固定されたオムツは、幅広の固定端部11,12がオムツ本体3から出っ張っらないので、見栄えがよい上、各ベルト1,2とオムツ本体との接合部分が大きくなるので、各ベルト1,2のオムツ本体3に対する固定が強固になる。
次に、前記オムツの製造方法の一例が説明される。
この例では、図5(b)に示すウエブWの切断後、前記ベルト1,2同士を仮接合するまでの間に第1分割ウエブW1と第2分割ウエブW2とを拡幅する。すなわち、図5(c)に示すように、前記第1側部S1と前記第2側部S2とがウエブの幅方向に、前記第1分割ウエブW1および第2分割ウエブW2が相対的に変位されて拡幅される。なお、この拡幅においては、一方の分割ウエブW1(W2)のみをウエブの幅方向に移動させてもよいし、2つの分割ウエブW1,W2の双方をウエブの幅方向に移動させてもよい。
前記拡幅により、図6(a)に示すように、前記各組の第1および第2ベルト1,2を配置する際に、前記第1および第2ベルト1,2の固定端部11,21における前記第1および第2側部S1,S2の全部が前記連続体30の側縁30eから突出する状態で配置される。
この配置後、図6(b)に示すように、前記連続体30の側縁30eから突出する前記各固定端部11,21を折り返して、前記各固定端部11,21の前記折り返した部位の少なくとも一部が前記連続体30の側縁30eの近傍に固定される。
ところで、前記各実施例では、図4(b)の第1および第2ベルト1,2がトップシート31の防漏壁34に接合されたが、図8(b)のように、第1および第2ベルト1,2はトップシート31自体、あるいは、トップシート31および防漏壁34の双方に接合されてもよい。
また、図2(a)の連続体30として、図4(b)のバックシート32および/またはアウターシート33を採用して、前記バックシート32またはアウターシート33の内面側または外面側に第1および第2ベルト1,2を固定してもよい。
また前記実施例では、図3(c)の第1および第2ベルト1,2がオムツの内面側に折り返されたが、第1および第2ベルト1,2が外面側に折り返されてもよい。この場合、第1および第2ベルト1,2はオムツの内面側に載せられる。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施例を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、第1接合部材41は第2ベルト2の外面側に設けられてもよい。
また、仮接合は、ホットメルト樹脂や面ファスナの他に、ソニックによる溶着で実現されてもよい。
また、オムツが失禁パッドとして用いられる場合には吸収体Cを小さくしてもよい。
また、本オムツは図3(d)に示す用い方(着用状態)に加え、他の用い方を可能とするような構造であってもよい。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
本発明は、オムツの製造に適用することができる。
図1(a)〜図1(d)は、本発明の理解に役立つ参考例にかかるベルトの製造方法の一例を示す正面図である。 図2(a)〜図2(c)は、参考例にかかるオムツの製造方法の一例を示す正面図である。 図3(a)、図3(b)および図3(c)は、それぞれ、製造されたオムツを示す背面図、正面図および IIIc-IIIc線断面図、図3(d)は着用時におけるオムツの概略断面図である。 図4(a)、図4(b)および図4(c)は、それぞれ、ベルトを拡げた際のオムツを示す正面図、 IVb-IVb線断面図、 IVc-IVc線断面図である。 図5(a)〜図5(d)は、本発明にかかるベルトの製造方法の一例を示す正面図である。 図6(a)〜図6(c)は、本発明にかかるオムツの製造方法の一例を示す正面図である。 図7(a)および図7(b)は、それぞれ、製造されたオムツを示す背面図、正面図である。 図8(a)、図8(b)および図8(c)は、それぞれ、ベルトを拡げた際のオムツを示す正面図、 VIIIb-VIIIb線断面図、 VIIIc-VIIIc線断面図である。
符号の説明
1:第1ベルト
11:一端部(固定端部)
13:第1テーパ状部(第1帯状部)
2:第2ベルト
21:一端部(固定端部)
23:第2テーパ状部(第2帯状部)
3:オムツ本体
3b:バック部
3c:股部
3f:フロント部
41:第1接合部材
42:第2接合部材
L:切断線
W:ウエブ
W1:第1分割ウエブ
W2:第2分割ウエブ
S1:第1側部
S2:第2側部

Claims (1)

  1. 着用者の腹側を覆うフロント部と着用者の背側を覆うバック部と前記フロント部およびバック部の間の股部とを有するオムツ本体と、前記バック部に固定された端部を有し、着用者の胴回りを締める第1および第2ベルトとを備えるオムツの製造方法であって、
    搬送方向に連続するとともに第1側部および第2側部を有する帯状のウエブを搬送しながら、前記ウエブの長手方向に連続した波形の切断線に沿って前記ウエブを切断することで、先端に近づくに従い概ね徐々に細くなる帯状の複数の第1帯状部を有すると共に前記各第1帯状部同士を前記ウエブの第1側部において連ねた櫛状の第1分割ウエブと、先端に近づくに従い概ね徐々に細くなる帯状の複数の第2帯状部を有すると共に前記各第2帯状部同士を前記ウエブの第2側部において連ねた櫛状の第2分割ウエブとを形成する工程と、
    前記第1帯状部と前記第2帯状部とが互いに重なり合うように、前記第1分割ウエブおよび/または前記第2分割ウエブの位相をウエブの搬送方向に沿ってずらす工程と、
    前記互いに重なり合った第1および第2帯状部を互いに仮接合する工程と、
    前記互いに仮接合された一組の第1および第2帯状部を含むように、前記第1および第2分割ウエブの各側部を切断して、一組の前記第1および第2ベルトを形成する工程と、
    前記オムツ本体を構成する連続体における前記バック部を構成する部位に重なるように、前記各組の第1および第2ベルトを前記連続体の搬送方向の所定のピッチで配置する工程と、
    前記所定のピッチで配置した第1および第2ベルトを前記バック部を構成する部位に仮接合する工程と、
    前記各ベルトの一端部を前記バック部を構成する部位における胴回り方向の両端部において固定する工程と、
    前記連続体を前記所定のピッチで切断して、個々のオムツに切り放す工程とを含むオムツの製造方法であって、
    前記第1側部と前記第2側部とが互いに離れる方向に前記第1分割ウエブおよび第2分割ウエブを相対的に変位させて拡幅する工程を更に含み、
    前記各組の第1および第2ベルトを配置する際に、前記第1および第2ベルトの一端部における前記第1および第2側部の全部が前記連続体の側縁から突出する状態で配置され、
    前記各ベルトの一端部を固定する際に、前記連続体の側縁から突出する前記第1および第2側部の全部を折り返して、前記一端部と前記各帯状部との間で前記連続体を挟んだ後に、前記各一端部の前記折り返した部位の少なくとも一部が前記連続体の側縁の近傍に固定されるオムツの製造方法。
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