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JP4514550B2 - 操作装置及び撮影装置 - Google Patents

操作装置及び撮影装置 Download PDF

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JP4514550B2
JP4514550B2 JP2004233100A JP2004233100A JP4514550B2 JP 4514550 B2 JP4514550 B2 JP 4514550B2 JP 2004233100 A JP2004233100 A JP 2004233100A JP 2004233100 A JP2004233100 A JP 2004233100A JP 4514550 B2 JP4514550 B2 JP 4514550B2
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Description

本発明は、操作装置、特に操作部を特定の方向に移動させる動作に基づいて上記操作部を上記方向の複数の位置で位置決めする操作装置に関する。本発明はまた、そのような操作装置を備えたシステムに関する。本発明はさらに、そのような操作装置を患者位置付け機構に組み入れた撮影装置に関する。
X線撮影装置等の撮影装置は、撮影装置に対して患者を適正に位置付けるために患者位置付け機構を備えている。具体的に、特許文献1には、パノラマ式放射線撮影装置が開示されており、そこには患者の上部リップが静置され得るリップ支持体を備えた患者位置付け機構が用いられている。
特公平8−24677号公報
しかしながら、この患者位置付け機構では、リップ支持体が手動又はモータ駆動によって前後方向に移動可能となっているものの、目的の位置に置かれたリップ支持体を固定する手段を備えていないため、患者からリップ支持体に作用する力によって該リップ支持体とこれに位置付けされている患者が移動してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、例えば放射線撮影装置における患者位置付け機構において患者位置付け部材を簡単な操作で移動させることができると共に、目的の場所に移動した患者位置付け部材を簡単な操作で固定できる装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明システムの本体に移動可能に取り付けられた移動部を操作する操作装置であって、
中心軸を中心として回転可能に支持されたシャフトと、
上記移動部と上記シャフトを連結し、上記シャフトの回転を上記移動部の移動に変換する機構と、
上記シャフトの一端側に、上記シャフトと共に回転可能に、且つ、上記シャフトに沿って後退位置と前進位置との間を上記後退位置と前進位置との間にある中間位置を経由して移動可能に取り付けられた操作部と、
上記操作部を上記後退位置から上記中間位置を経由して上記前進位置に前進させる第1の動作に基づいて、上記前進位置に到達した上記操作部を上記前進位置から上記中間位置に後退させて上記中間位置に位置決めし、上記中間位置に位置決めされた上記操作部を上記中間位置から上記前進位置に移動させる第2の動作に基づいて、上記前進位置に到達した上記操作部を上記前進位置から上記中間位置を経由して上記後退位置に後退させて上記後退位置に位置決めする位置決め機構と、
上記操作部が上記後退位置にあるときは上記操作部と上記シャフトの回転を許可し、上記操作部が上記前進位置及び上記中間位置にあるときは上記操作部と上記シャフトの回転を禁止する機構を備えたことを特徴とする操作装置。
本発明はまた撮影時に被写体を適正に位置付けるための患者位置付け機構を有する撮影装置において、
上記患者位置付け機構は、
患者に向かって進退自在に設けられた患者位置付け部材と、
上記患者位置付け部材を患者に向かって進退させる操作装置を有し、
上記操作装置は、
中心軸を中心として回転可能に支持されたシャフトと、
上記患者位置付け部材と上記シャフトを連結し、上記シャフトの回転を上記患者位置付け部材の移動に変換する機構と、
上記シャフトの一端側に、上記シャフトと共に回転可能に、且つ、上記シャフトに沿って後退位置と前進位置との間を上記後退位置と前進位置との間にある中間位置を経由して移動可能に取り付けられた操作部と、
上記操作部を上記後退位置から上記中間位置を経由して上記前進位置に前進させる第1の動作に基づいて、上記前進位置に到達した上記操作部を上記前進位置から上記中間位置に後退させて上記中間位置に位置決めし、上記中間位置に位置決めされた上記操作部を上記中間位置から上記前進位置に移動させる第2の動作に基づいて、上記前進位置に到達した上記操作部を上記前進位置から上記中間位置を経由して上記後退位置に後退させて上記後退位置に位置決めする位置決め機構と、
上記操作部が上記後退位置にあるときは上記操作部と上記シャフトの回転を許可し、上記操作部が上記前進位置及び上記中間位置にあるときは上記操作部と上記シャフトの回転を禁止する機構を備えたことを特徴とする。

本発明の他の形態の操作装置と撮影装置は、
上記位置決め機構が、
上記中心軸方向に移動する第1の部材と、
上記第1の部材の上記他端側に配置され、上記中心軸方向に移動する第2の部材と、
上記第2の部材を上記一端側に付勢する付勢部と、
上記第1の動作に基づいて上記操作部が上記前進位置に到達すると、上記付勢部の付勢力に基づいて、上記中心軸を中心として上記第2の部材を回転し、上記第2の部材を上記中間位置に対応する位置に規制する手段と、
上記第2の動作に基づいて上記操作部が上記前進位置に到達すると、上記付勢部の付勢力に基づいて、上記中心軸を中心として上記第2の部材を回転して上記規制する手段から解放すると共に上記第2の部材と上記第1の部材を介して上記付勢部の付勢力を上記操作部に伝達し、上記操作部を上記後退位置に後退させる手段を備えたことを特徴とする。
本発明の他の形態の操作装置と撮影装置は、
上記操作装置が筐体を有し、
上記筐体は上記操作部を収容する開口部を有し、
上記操作部は上記開口部の中に配置されており、
上記操作部は、上記後退位置にあるとき上記一端側にある端面が上記開口部から外側に突出しており、上記中間位置にあるとき上記一端側にある端面が上記開口部の近傍に位置していることを特徴とする。
本発明の他の形態の操作装置と撮影装置は、
上記操作装置が筐体を有し、
上記筐体は上記操作部を収容する開口部を有し、
上記操作部は上記開口部の中に配置されており、
上記操作部は、上記後退位置にあるとき上記一端側にある端面が上記開口部から外側に突出しており、上記前進位置にあるとき上記一端側にある端面が上記開口部の内側に位置していることを特徴とする。
本発明の他の形態の操作装置と撮影装置は、上記操作装置が、上記筐体に固定された噛み合い部と、上記操作部に固定された噛み合い部を有し、上記操作部が上記後退位置にあるとき上記筐体の噛み合い部と上記操作部の噛み合い部が噛み合わず、上記操作部が上記シャフトと共に回転することを特徴とする。
本発明はまた、以上のいずれかの操作装置を備えたシステムである。
このような構成を備えた操作装置又は撮影装置によれば、操作部は、これを一方向に動作させるだけで、後退位置、前進位置、中間位置の3つのポジションを移動し、後退位置と中間位置に安定して保持される。
また、本発明の他の形態では、後退位置にある操作部は、筐体から突出しているので、オペレータによって回転操作することができる。しかし、中間位置にある操作部は、筐体から僅かに突出しているか又は筐体内に完全に収めることができるため、オペレータによって回転操作されることがない。したがって、通常は操作部を中間位置に位置させておき、操作必要なときに操作部を押せば、操作部は後退位置に移動する。また、通常の非操作状態における筐体はその外観に操作部がほとんど現れず、デザイン性に優れた外観が得られる。
さらに、本発明の他の形態では、操作部が後退位置にあるときに限って該操作部をシャフトと共に回転させることができる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。
(1)放射線撮影装置:
図1は、本発明に係る操作装置を搭載した放射線撮影装置(例えば、X線撮影装置)10を示す。図示するように、放射線撮影装置10は、床12に固定された支柱14を有する。支柱14は、この支柱14に沿って上昇及び下降するコ字状の昇降部16を支持している。昇降部16は、本体18と、本体18の上部と下部から前方に突出する上部アーム20及び下部アーム22を有し、上部アーム20がその下に旋回アーム24を支持しており、下部アーム22がその上に患者位置付け機構26を支持している。旋回アーム24は、水平部28と、水平部28の両端から下方に伸びる一対の懸垂部30、32を備えており、図示しない垂直軸を中心として旋回できるようにしてある。また、一方の懸垂部30に放射線源34が設けてあり、他方の懸垂部32に放射線検出部(図示せず)が設けてある。このように構成された放射線撮影装置10によれば、対向する懸垂部30,32の間で患者位置付け機構26に位置付けられた患者の周囲を懸垂部30,32が旋回し、患者の撮影部位(例えば、歯列)に対して放射線源34から放射線が放射され、撮影部材を透過した放射線が放射線検出部で検出され、この放射線検出部で検出した放射線をもとに撮影部位の放射線撮影画像が作成される。
(2)操作装置の構成:
本発明の操作装置は、患者位置付け機構26に組み込まれている。図2,3に示すように、患者位置付け機構26は、下部アーム22の上面に沿って、患者に向かって前後に移動するスライド部40を有し、このスライド部40に患者の顎を受けるチンレスト42(チンレスト42を含むスライド部40を患者位置付け部材という)が取り付けてある。そして、患者の体型等に応じてチンレスト42を前進又は後退させるために、本発明の操作装置100が設けてある。尚、本発明にいう患者位置付け機構はチンレストによる位置付けに限るものではなく、例えば前額部押さえや鼻下点支持による位置付け機構、あるいは側頭部固定具を患者に対して前後に移動させる位置付け機構にも用いることができる。
(2−1)シャフト:
図4〜図6に示すように、操作装置100はシャフト200を有する。図6に最も良く示すように、シャフト200は、円柱体からなり、中心軸202を水平方向に向けて配置されている。実施の形態において、シャフト200は水平方向に向けられているが、これは本発明にとって限定的なことではない。シャフト200の略中央部にはシャフト固定部204が設けてある。実施の形態では、シャフト固定部204は、シャフト200に形成された環状段部206と環状溝208を備えており、図4,5に示すように、シャフト200は下部アーム筐体210の壁212に形成された貫通孔214に挿通され、環状段部206と環状溝208にC型リング216,218をそれぞれ装着し、中心軸202を中心として壁212に回転自在に固定される。
図6に戻り、シャフト200の一端側(自由端側)220は、シャフト200の中心軸202をこれと直交する方向(横方向)に貫通する長孔(スロット)222を有する。シャフト200の他端側(基端側)224は歯車部226を有する。実施の形態では、歯車部226はシャフト200を加工して一体的に形成されているが、単独に形成された歯車をシャフト200の他端側に固定してもよい。図4,5に示すように、歯車部226は、チンレスト42を支持するスライド部40(図2,3参照)に設けたラック(歯車部)228にかみ合っている。したがって、シャフト200を正逆回転すると、ラック228がチンレスト42と共に前後に移動する。
(2−2)付勢部:
図4〜図6、特に図6に示すように、壁212から突出したシャフト200の一端側220には、ヘリカルスプリング(付勢部)300が装着されている。スプリング300の内径は、シャフト200の環状段部206の外径よりも小さいため、スプリング300がシャフト環状段部206よりも他端側へ移動することはない。
(2−3)円筒歯車:
図6に示すように、シャフト200の一端側にはまた、同一形状の2つの円筒歯車400(第2の部材),500(第1の部材)が外装されている。図7に詳細に示すように、円筒歯車400,500はそれぞれ、シャフト200の外径よりも僅かに大きな内筒内面を有する円筒部402,502からなり、一方の軸方向端面に8つの歯部404,504を周方向に等間隔に(45度ごとに)備えている。実施の形態では、各歯部404,504は、軸方向外側に向かって突出する三角形をしており、頂上部406,506を挟んでその両側に対称に配置された係合面(斜面)408と410及び係合面(斜面)508と510の内角が90度、谷部412,512を挟んでその両側に対称に配置された係合面(斜面)408と410及び係合面(斜面)508と510の内角が270度に設定されている。したがって、図示するように、2つの円筒歯車400,500の歯部404,504を噛み合わせた場合、一方の円筒歯車400の係合面408,410が他方の円筒歯車500の係合面508,510に接触した状態で、歯部404、504はほぼ隙間無く噛み合う。本明細書では、必要に応じて、この隙間無く噛み合う状態を「完全な噛み合い状態」という。
円筒歯車400,500の外周面には、周方向に90度の間隔をあけて、中心軸と平行な方向に伸びる4つの突条414,514が設けてある。特徴的なことは、周方向に90度の間隔をあけて配置されている突条414,514が、同じく周方向に45度の角度をあけて配置された三角形歯部404,504に対して位相的にずれていることである。具体的に、実施の形態では、各突条414,514は、その長手方向中心軸ではなく、片方の軸方向側面416,516が三角形歯部404,504の頂上部406,506に一致させてある。そして、実施の形態では、突条414,514の軸方向端面418,518が、それらに隣接する係合面410,510の延長上に斜めに形成されている。
この特徴的構成により、2つの円筒歯車400,500の歯部404,504が完全な噛み合い状態にある場合、一方の円筒歯車400の突条414と他方の円筒歯車500の突条514は一直線上に位置せず、周方向にずれている。また、2つの円筒歯車400,500の突条414,514が一直線上に整列した状態では、図6に示すように、両者の歯部404,504は不完全に噛み合った状態をとり、円筒歯車400の係合面410と円筒歯車500の係合面510は接触しているが、円筒歯車400の係合面408と円筒歯車500の係合面508は隙間をあけて離間している。本明細書では、2つの円筒歯車400,500の突条414,514が一直線上に整列した状態を「不完全な噛み合い状態」という。また、完全な噛み合い状態に対し、不完全な噛み合い状態にある2つの円筒歯車400,500は係合面408と508の間の隙間に相当する距離だけ中心軸方向に離間している。したがって、2つの円筒歯車400,500が不完全な噛み合い状態にあるとき、例えば、一方の円筒歯車500の回転が規制されている状態で他方の円筒歯車400を中心軸方向に付勢すると、他方の円筒歯車400の係合面410が一方の円筒歯車500の係合面510に沿って摺動し、2つの円筒歯車400,500が完全な噛み合い状態となるまで、他方の円筒歯車400が一方の円筒歯車500に向かって中心軸方向に移動すると共に、他方の円筒歯車400が中心軸202を中心として回転する。本明細書では、このような不完全な噛み合い状態から完全な噛み合い状態への移行に伴う動作(中心軸方向の移動と中心軸を中心とする回転)を「噛み合い動作」という。
噛み合い動作に基づいて円筒歯車400が回転する方向は、突条414,514の軸方向端面418,518がいずれの係合面408、508又は410、510に一致させてあるかによって決まる。したがって、上述の特徴において更に重要なことは、2つの円筒歯車400,500が不完全な噛み合い状態にあるとき、図7に示す矢印X方向に関し、円筒歯車500の頂上部506の下流側にある係合面510と円筒歯車400の頂上部406の上流側にある係合面410が接触しており、円筒歯車400を円筒歯車500に向けて付勢したとき、円筒歯車400が矢印X方向に回転することである。
(2−4)筒体:
図6に示すように、スプリング300と円筒歯車400,500が外装されたシャフト200の一端側220には、筒体600が更に外装される。図7に示すように、筒体600は、中心軸202に対して同軸的に配置された小径の内筒612及び大径の外筒614と、これら内筒612と外筒614の一方の端部を連結するドーナッツ状の端部壁616を有し、後述するように端部壁616をハウジング壁212(図4,5参照)にねじ等で連結して固定される。図示する実施形態のように、これら内筒612、外筒614及び端部壁616は、一体的に成形することが好ましい。
実施の形態において、内筒612の内周面は同軸的に配置された2つの円筒内面、すなわち、一端側(図7の左側)に配置された小径円筒部618と他端側に配置された大径円筒部620を有し、両者の境界部分に段部(後述する周方向案内面)622が形成されている。
小径円筒部618は、円筒歯車400,500の円筒部402,502の外径よりも僅かに大きな内径を有し、中心軸202と平行に伸びる4つの内溝(案内部)624が周方向に90度の間隔をあけて形成されている。各内溝624は、上述した円筒歯車400,500の外周突条414,514が収容可能な大きさを有し、一端側の端部から他端側に向かって所定距離だけ離れた位置に始端部626を有し、他端側の段部622で開放されている。したがって、例えば、2つの円筒歯車400,500は、それらの突条414,514を一列に整列した不完全な噛み合い状態で、突条414,514を内溝624に位置させて、小径円筒部618に収容される。
大径内筒部620の内径は、円筒歯車400における4つの突条414の径方向端部を繋いだ仮想円の径よりも僅かに大きな内径を有する。したがって、円筒歯車400は、大径内筒部620の内側にあるとき、シャフト200を中心として回転することができる。
小径円筒部618と大径円筒部620の境界にある周方向段部622は、他端側に配置された円筒歯車500の突条514と協働する円筒歯車部630を有する。図7に詳細に示すように、円筒歯車部630は、周方向に隣接する内溝624の開口部の間にそれぞれ、2つの鋸歯632,634を有する。これら2つの鋸歯632,634のうち、内溝624の出口の矢印X方向に隣接する第1の鋸歯632は、矢印X方向に向かって且つ他端側から一端側に向かって斜めに伸びる第1の係合面636を有する。次に、第1の鋸歯632に続く第2の鋸歯634は、第1の係合面636の一端側終端部から中心軸202と平行に他端側に向かって伸びる軸方向係合面638と、この軸方向係合面638の他端側終端部から矢印X方向に向かって且つ他端側から一端側に向かって斜めに伸びると共に隣接する内溝624の出口につながる第2の係合面640を有する。第1の係合面636と第2の係合面640は、鋸歯を平面上に展開した図8(a’)〜(d’)に示すように、内筒内周面を平面展開した状態で、中心軸202と45度の角度を形成することが好ましい。
したがって、円筒歯車400が大径円筒部620の内側にあるとき、この円筒歯車400の一端側端面にある歯部404が第1の係合面636又は第2の係合面640に対向できる。また、突条414の軸方向端面418が第1の係合面636に対向しているとき、この円筒歯車400が一端側(円筒歯車500に向かう方向)に付勢されると、突条414の軸方向一端面418が第1の係合面636に沿って摺動し、筒体600に対して円筒歯車400が矢印X方向に回転するとともに一端側(付勢方向)に移動する。円筒歯車400の回転と移動を含む組み合わせ動作は、突条414の軸方向側面416が第1の係合面636の終端にある軸方向係合面638に当接することにより終了する。同様に、突条414の軸方向端面418が第2の係合面640に対向しているとき、円筒歯車400が一端側に付勢されると、突条414の軸方向端面418が第2の係合面640に沿って移動し、筒体600に対して円筒歯車400が矢印X方向に回転すると共に一端側に移動する。円筒歯車400の回転と移動を含む組み合わせ動作は、第2の係合面640の終端に隣接する内溝624の出口に突条414が到達することで終了し、このとき2つの円筒歯車400,500は再び不完全な噛み合い状態に戻る。不完全な噛み合い状態に戻った2つの円筒歯車400,500は、それらの突条414,514が一列に整列した状態で内溝624に係合するため、内溝624に沿って軸方向に移動し、円筒歯車500の突条514の一端側端面が溝624の始端部626に当接する位置に位置決めされる。
図6に示すように、筒体600の外筒614は、中心軸202に対して対称に配置された2つの円筒部分642を有し、周方向に関して円筒部分642の間に一端側から他端側に向かって伸びるスロット644が形成されている。また、2つ円筒部分642の外周一端側には、中心軸と平行に伸びる溝と突条を周方向に交互に配置してなる噛み合い部(歯部)646が形成されている。尚、外筒614は一対を中心軸に対して対称に配置する実施の形態に限られることはなく、他端壁616の周方向に対し一部形成されていても良く、また完全な円筒形を為していても良い。
(2−5)操作摘み基台:
図6に示すように、筒体600の内筒612に挿入されるシャフト200の一端側には、操作摘み基台700が連結される。操作摘み基台700は、筒体内筒612の小径円筒部618の内径よりも僅かに小さな外径を有する軸筒部702と、軸筒部702の一端側にその一端部を径方向外側に向かって拡幅して形成されたフランジ部704を有する。軸筒部702の内部空間は他端部において開放されている。また、軸筒部702は、その他端側に、中心軸202に直交する貫通孔706を有する。このように構成された操作摘み基台700は、シャフト200の一端部に外装されて連結される。このとき、図示するように、スプリング300と2つの円筒歯車400,500を外装したシャフト200は、2つの円筒歯車400,500の突条414,514を一列に整列すると共にそれら整列した突条414,514を内筒の内溝624に係合し、スプリング300の付勢力に対抗して、筒体600を一端側から他端側に移動させて、シャフト一端部を筒体内筒612の一端から突出させる。そして、筒体内筒612の一端部から突出したシャフト200を軸筒部702に挿入し、次に、貫通孔706とシャフトスロット222にピン708を貫通する。ピン708は貫通孔706に固定することが好ましい。そのため、貫通孔706に雌ねじを形成するとともにピン708には雄ねじを利用し、これら雌雄のねじを噛み合わせることが好ましい。このようにして操作摘み基台700が連結されたシャフト200に対し、スプリング300の付勢力に対抗して筒体600を他端側に移動し、筒体端部壁616をハウジング壁212にねじで連結して固定する。この状態で、一端側にある円筒歯車500がスプリング300の付勢力によって内溝624の一端側端部に規制される。また、この状態で、操作摘み基台700の軸筒部702は筒体内筒612の小径円筒部618に僅かに挿入されていることが好ましい。
(2−6)操作部:
図6に示すように、オペレータが操作する操作部(操作摘み)800は、操作摘み基台フランジ部704の外径よりも大きな内径を有する筒部802と、筒部802の一端を閉鎖する端部壁804からなり、操作摘み基台700に外装され、操作摘み基台700のフランジ部704を端部壁804の内面に当て、ボルト等によって固定される。なお、実施の形態では、操作摘み基台700に対する操作部800の固定は、操作摘み基台700をシャフト200に固定する前に行われる。操作部筒部802の内面には、上述した筒体外筒614の外周に形成されている噛み合い部646と噛み合う噛み合い部806が全周に形成されている。
ただし、スプリング300の付勢力によって円筒歯車400,500が最も一端側に置かれている状態で、操作部800の噛み合い部806は筒体600の噛み合い部646と噛み合わず、操作部800は中心軸202を中心としてシャフト200と共に筒体600に対して自由に回転できる。このとき、筒体600はハウジング壁212に固定されているため(図4,5参照)、操作部800及びシャフト200は筺体210に対しても自由に回転できるということになる。一方、スプリング300の付勢力に対抗して操作部800を一端側から他端側に押し込むと、操作部800の噛み合い部806が筒体600の噛み合い部646と噛み合い、操作部800とシャフト200の筺体210に対する相対的回転が禁止される。
図2に示すように、操作部800は、筐体210に形成された円筒開口部810に挿入されており、操作部800が筒体600と噛み合っていない最外位置にあるとき、操作部800は筐体210の円筒開口部810から突出しており、オペレータによって回転操作できるようにしてある。
(3)操作装置の動作:
このように構成された操作装置100の動作を説明する。
(3−1)操作状態:
図8(a)、(a’)に示すように、操作状態において、2つの円筒歯車400,500は、スプリング300の付勢力により、筒体内筒612の一端側に置かれている。また、円筒歯車400,500は、それぞれの外周突条414,514を内溝624に係合して中心軸方向に整列し、不完全な噛み合い状態にある。さらに、操作部800は、スプリング300の付勢力によって最外位置に規制されており、筐体210から最も突出した状態にある。このときの操作部800の位置を「後退位置」という。したがって、操作部800は筺体210に対して自由に回転することができるので、この操作部800を持ってシャフト200と共に回転することで、チンレスト42を前後に移動できる。
(3−2)一回目の押し込み操作(第1の動作):
図8(b)、(b’)に示すように、スプリング300の付勢力に対抗して、操作部800の端面に押圧力を加えて操作部800を他端側に押し込むと、2つの円筒歯車400,500は操作摘み基台700に押されて他端側に移動する。そして、操作部800の外側端面がハウジング開口部810の近傍に到達すると、他端側の円筒歯車400の突条414が内溝624の出口よりも中心軸方向他端側に位置し、内溝624から解放される。このときの操作部800の位置を「前進位置」といい、この状態で2つの円筒歯車400,500は不完全な噛み合い状態にある〔図8(a)、(a’)参照〕。したがって、スプリング300に付勢されている他端側の円筒歯車400は、係合面410が係合面510に沿って摺動し、両者は完全な噛み合い状態に移行する。その結果、回転可能な円筒歯車400が回転不能な円筒歯車500に対して矢印X方向に回転すると共に一端側(円筒歯車500側)に移動する。
(3−3)一回目の解放操作:
上述のように、操作部800が前進位置まで押し込まれた状態で、回転した他端側円筒歯車400の突条414は、その一端面418が第1の鋸歯632の第1の係合面636に対向している。したがって、操作部800に加えられていた他端側方向への押圧力を解放すると、図8(c)、(c’)に示すように、スプリング300の付勢力によって、他端側の円筒歯車400が一端側に付勢される。その結果、他端側円筒歯車400の突条端面418が、第1の鋸歯632の第1の係合面636に当接し、第1の係合面636に沿って一端側に摺動すると共に他端側円筒歯車400が矢印X方向に回転し、突条414の軸方向側面416(図7参照)が軸方向係合面638に当たって規制されるとともに、円筒歯車400,500は不完全な噛み合い状態になる。このときの操作部800の位置を「中間位置」という。なお、本明細書において、「中間位置」とは、後退位置と前進位置のまんなかの位置を意味するものでなく、単に後退位置と前進位置の間にある位置を意味するものである。
(3−4)二回目の押し込み操作(第2の動作):
次に、操作部800の端面に押圧力を加えて操作部800を中間位置から前進位置まで押し込むと、図8(d)、(d’)に示すように、他端側の円筒歯車400が再び前進し、突条414と軸方向係合面638との係合が解除される。その結果、円筒歯車400,500が不完全な噛み合い状態から完全な噛み合い状態に移行し、その際、他端側の円筒歯車400は矢印X方向に回転すると共に一端側に移動する。
(3−5)二回目の解放操作:
操作部800が前進位置まで押し込まれた状態で、他端側円筒歯車400の突条414は、その一端面418が第2の鋸歯634の第2の係合面640に対向している。したがって、操作部800に加えられていた押圧力を開放すると、スプリング300の付勢力によって、他端側の円筒歯車400が一端側に付勢される。その結果、他端側円筒歯車400の突条端面418が、第2の鋸歯634の第2の係合面640に当接する。また、突条端面418は、第2の係合面640に沿って一端側に移動すると共に他端側円筒歯車400が矢印X方向に回転し、続いて、次の内溝624の開口部に対向する位置まで移動する。この状態で、円筒歯車400,500の突条414,514は内溝624の延長上で一列に整列する。したがって、押圧力を解放すると、スプリング300の付勢力により、他端側円筒歯車400は一端側円筒歯車500と共に内溝624に案内されながら一端側に移動し円筒歯車500の突条514の一端側端面が内溝624の始端部626に当接する位置に規制される。これにより、操作部800も後退位置まで後退する。
(4)効果:
このように、上述した実施形態の操作装置100によれば、スプリング300、円筒歯車400,500の歯部404,504及び外周突条414,514、及び筒体600の円筒歯車部630によって構成される位置決め機構によって、操作部800はその押し込み動作に基づいて後退位置、前進位置、中間位置の3つのポジションを移動し、後退位置と中間位置に安定して保持される。また、操作部800が後退位置にあるときに限って該操作部800をシャフト200と共に筺体210に対して自由に回転させることができるが、操作部800が前進位置又は中間位置にあるときは該操作部800とシャフト200の回転が禁止される。さらに、実施の形態では、後退位置にある操作部800は、筐体210から突出しているので、オペレータによって回転操作することができる。しかし、中間位置にある操作部800は、その端面を筐体210から僅かに突出させるか又は筐体内に完全に収めることができるため、オペレータによって回転操作されることがない。したがって、通常は操作部800を中間位置に位置させておき、操作必要なときに操作部800を押せば、操作部800はスプリング300の付勢力によって後退位置に突出(ポップアップ)する。また、通常の非操作状態における筐体210はその外観に操作部800が突出して現れず、デザイン性に優れた筐体を得ることができる。
(5)他の形態:
以上、本発明の操作装置を放射線撮影装置に適用した適用例を説明したが、操作装置は種々の操作部(例えば、操作ハンドル、操作ボタン)や他のシステムに利用できる。また、以上の説明では、シャフト200の他端側に歯車部226を形成し、この歯車部226をラック228と係合したが、シャフト200の他端側に設ける物はこれに限るものでなく、操作装置100の適用箇所に対応して種々変更できる。
本発明に係る操作装置を備えた放射線撮影装置の側面図。 図1に示す放射線撮影装置の部分拡大図。 図1に示す放射線撮影装置の部分拡大図。 本発明に係る操作装置の構成を示す断面図。 本発明に係る操作装置の構成を示す断面図。 本発明に係る操作装置の分解斜視図。 図6に示す円筒歯車と筒体の斜視図。 本発明に係る操作装置の動作を説明する参考図。
符号の説明
10:放射線撮影装置、12:床、14:支柱、16:昇降部、18:本体、20:上部アーム、22:下部アーム、24:旋回アーム、26:患者位置付け機構、28:水平部、30、32:懸垂部、34:放射線源、36:放射線検出部、40:スライド部、42:チンレスト、100:操作装置、200:シャフト、202:中心軸、204:シャフト固定部、206:環状段部、208:環状溝、210:筐体、212:壁、214:貫通孔、216,218:C型リング、220:一端側、222:長孔(スロット)、224:他端側、226:歯車部、228:ラック(歯車部)、300:スプリング、400、500:円筒歯車、402,502:円筒部、404,504:歯部、406,506:頂上部、408、410,508、510:係合面(斜面)、412,512:谷部、414,514:突条、416,516:側面、418,518:軸方向端面、600:筒体、612:内筒、614:外筒、616:端部壁、618:小径円筒部、620:大径円筒部、622:段部、624:内溝(案内部)、626:始端部、630:円筒歯車部、632:第1の鋸歯、634:第2の鋸歯、636:第1の係合面、638:第2の係合面640:第2の係合面、642:円筒部分、644:スロット、646:噛み合い部、700:操作摘み基台、702:軸筒部、704:フランジ部、706:貫通孔、708:ピン、800:操作部、802:筒部、804:端部壁、806:噛み合い部、810:開口部。

Claims (13)

  1. システムの本体に移動可能に取り付けられた移動部を操作する操作装置であって、
    中心軸を中心として回転可能に支持されたシャフトと、
    上記移動部と上記シャフトを連結し、上記シャフトの回転を上記移動部の移動に変換する機構と、
    上記シャフトの一端側に、上記シャフトと共に回転可能に、且つ、上記シャフトに沿って後退位置と前進位置との間を上記後退位置と前進位置との間にある中間位置を経由して移動可能に取り付けられた操作部と、
    上記操作部を上記後退位置から上記中間位置を経由して上記前進位置に前進させる第1の動作に基づいて、上記前進位置に到達した上記操作部を上記前進位置から上記中間位置に後退させて上記中間位置に位置決めし、上記中間位置に位置決めされた上記操作部を上記中間位置から上記前進位置に移動させる第2の動作に基づいて、上記前進位置に到達した上記操作部を上記前進位置から上記中間位置を経由して上記後退位置に後退させて上記後退位置に位置決めする位置決め機構と、
    上記操作部が上記後退位置にあるときは上記操作部と上記シャフトの回転を許可し、上記操作部が上記前進位置及び上記中間位置にあるときは上記操作部と上記シャフトの回転を禁止する機構を備えたことを特徴とする操作装置。
  2. 上記シャフトの回転を上記移動部の移動に変換する機構は、
    上記シャフトに一体的に形成され又は固定されたシャフト歯車部と、
    上記移動部に設けられ、上記シャフトの歯車部にかみ合う移動部歯車部を有し、
    上記シャフトの回転が上記シャフト歯車部と上記移動部歯車部を介して上記移動部の移動に変換されるようにしてあることを特徴とする請求項1の操作装置。
  3. 上記位置決め機構は、
    上記中心軸方向に移動する第1の部材と、
    上記第1の部材の上記他端側に配置され、上記中心軸方向に移動する第2の部材と、
    上記第2の部材を上記一端側に付勢する付勢部と、
    上記第1の動作に基づいて上記操作部が上記前進位置に到達すると、上記付勢部の付勢力に基づいて、上記中心軸を中心として上記第2の部材を回転し、上記第2の部材を上記中間位置に対応する位置に規制する手段と、
    上記第2の動作に基づいて上記操作部が上記前進位置に到達すると、上記付勢部の付勢力に基づいて、上記中心軸を中心として上記第2の部材を回転して上記規制する手段から解放すると共に上記第2の部材と上記第1の部材を介して上記付勢部の付勢力を上記操作部に伝達し、上記操作部を上記後退位置に後退させる手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の操作装置。
  4. 上記操作装置は筐体を有し、
    上記筐体は上記操作部を収容する開口部を有し、
    上記操作部は上記開口部の中に配置されており、
    上記操作部は、上記後退位置にあるとき上記一端側にある端面が上記開口部から外側に突出しており、上記中間位置にあるとき上記一端側にある端面が上記開口部の近傍に位置していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の操作装置。
  5. 上記操作装置は筐体を有し、
    上記筐体は上記操作部を収容する開口部を有し、
    上記操作部は上記開口部の中に配置されており、
    上記操作部は、上記後退位置にあるとき上記一端側にある端面が上記開口部から外側に突出しており、上記前進位置にあるとき上記一端側にある端面が上記開口部の内側に位置していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の操作装置。
  6. 上記操作装置は、上記筐体に固定された噛み合い部と、上記操作部に固定された噛み合い部を有し、上記操作部が上記後退位置にあるとき上記筐体の噛み合い部と上記操作部の噛み合い部が噛み合わず、上記操作部が上記シャフトと共に回転することを特徴とする請求項又はに記載の操作装置。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の操作装置を備えたシステム。
  8. 撮影時に被写体を適正に位置付けるための患者位置付け機構を有する撮影装置において、
    上記患者位置付け機構は、
    患者に向かって進退自在に設けられた患者位置付け部材と、
    上記患者位置付け部材を患者に向かって進退させる操作装置を有し、
    上記操作装置は、
    中心軸を中心として回転可能に支持されたシャフトと、
    上記患者位置付け部材と上記シャフトを連結し、上記シャフトの回転を上記患者位置付け部材の移動に変換する機構と、
    上記シャフトの一端側に、上記シャフトと共に回転可能に、且つ、上記シャフトに沿って後退位置と前進位置との間を上記後退位置と前進位置との間にある中間位置を経由して移動可能に取り付けられた操作部と、
    上記操作部を上記後退位置から上記中間位置を経由して上記前進位置に前進させる第1の動作に基づいて、上記前進位置に到達した上記操作部を上記前進位置から上記中間位置に後退させて上記中間位置に位置決めし、上記中間位置に位置決めされた上記操作部を上記中間位置から上記前進位置に移動させる第2の動作に基づいて、上記前進位置に到達した上記操作部を上記前進位置から上記中間位置を経由して上記後退位置に後退させて上記後退位置に位置決めする位置決め機構と、
    上記操作部が上記後退位置にあるときは上記操作部と上記シャフトの回転を許可し、上記操作部が上記前進位置及び上記中間位置にあるときは上記操作部と上記シャフトの回転を禁止する機構を備えたことを特徴とする、撮影装置。
  9. 上記シャフトの回転を上記患者位置付け部材の移動に変換する機構は、
    上記シャフトに一体的に形成され又は固定されたシャフト歯車部と、
    上記患者位置付け部材に設けられ、上記シャフトの歯車部にかみ合う位置付け部材歯車部を有し、
    上記シャフトの回転が上記シャフト歯車部と上記位置付け部材歯車部を介して上記
    患者位置付け部材の移動に変換されるようにしてあることを特徴とする請求項8の撮影装置。
  10. 上記位置決め機構は、
    上記中心軸方向に移動する第1の部材と、
    上記第1の部材の上記他端側に配置され、上記中心軸方向に移動する第2の部材と、
    上記第2の部材を上記一端側に付勢する付勢部と、
    上記第1の動作に基づいて上記操作部が上記前進位置に到達すると、上記付勢部の付勢力に基づいて、上記中心軸を中心として上記第2の部材を回転し、上記第2の部材を上記中間位置に対応する位置に規制する手段と、
    上記第2の動作に基づいて上記操作部が上記前進位置に到達すると、上記付勢部の付勢力に基づいて、上記中心軸を中心として上記第2の部材を回転して上記規制する手段から解放すると共に上記第2の部材と上記第1の部材を介して上記付勢部の付勢力を上記操作部に伝達し、上記操作部を上記後退位置に後退させる手段を備えたことを特徴とする請求項8又は9に記載の撮影装置。
  11. 上記操作装置は筐体を有し、
    上記筐体は上記操作部を収容する開口部を有し、
    上記操作部は上記開口部の中に配置されており、
    上記操作部は、上記後退位置にあるとき上記一端側にある端面が上記開口部から外側に突出しており、上記中間位置にあるとき上記一端側にある端面が上記開口部の近傍に位置していることを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の撮影装置。
  12. 上記操作装置は筐体を有し、
    上記筐体は上記操作部を収容する開口部を有し、
    上記操作部は上記開口部の中に配置されており、
    上記操作部は、上記後退位置にあるとき上記一端側にある端面が上記開口部から外側に突出しており、上記前進位置にあるとき上記一端側にある端面が上記開口部の内側に位置していることを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の撮影装置。
  13. 上記操作装置は、上記筐体に固定された噛み合い部と、上記操作部に固定された噛み合い部を有し、上記操作部が上記後退位置にあるとき上記筐体の噛み合い部と上記操作部の噛み合い部が噛み合わず、上記操作部が上記シャフトと共に回転することを特徴とする請求項11又は12に記載の撮影装置。
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