JP4499256B2 - 射出成形機の金型保護装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、射出成形機、例えば電動射出成形機の型閉じ時の移動金型の駆動力制御に関し、特に型閉じ及びそれに続く型締動作にトグルなどのリンク機構を有する射出成形機の金型保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動射出成形機の固定金型と移動金型との型閉じ動作時には、移動金型と固定金型との間に成形材料の小片などの異物が存在すると、これらの型に不整な力が加わる結果、型の破損事故が発生したり、作業員に危険が及ぶことがあるため、移動金型に対する駆動力の制御が重要である。この駆動力設定は本来、移動金型に対して直接行う必要があるが、移動金型は直接サーボモータにより駆動されずに、型閉じの為のリンク機構を介して結合されたクロスヘッドがサーボモータにより駆動される関係上、移動金型の駆動力制御をクロスヘッドの駆動力制御として行う必要がある。
【0003】
特に、移動金型とクロスヘッドとがトグル機構などの複雑なリンク機構を介して結合されている場合、移動金型に供給される推力をクロスヘッドに対する推力から予測して制御するには非常に複雑な計算が必要であり、その計算処理にも時間がかかる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来、トグル機構を持つ射出成形機において型閉じを行う際の金型保護装置として、特開平9−254218号明細書に開示されたものがある。この従来の明細書に記載された発明では、トグル機構部及び金型部のいずれかの構成部材に歪量を検知する歪みセンサを設けて、歪量から推力を推定して金型保護のために推力を制限しつつ、移動金型を移動させるように制御する。しかし、この方式では歪みセンサなどを用いるために構成が複雑、高価になる。
【0005】
そこで、この発明は、クロスヘッド推力から移動金型推力を求める際の複雑な計算を簡略化するとともに、型閉じ動作における金型保護区間の移動金型推力を設定された金型保護力以下の力で移動させるようにクロスヘッドを前進させることにより型締動作に関する駆動力制御を容易にするとともに、処理を速めることができる射出成形機の金型保護装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の射出成形機の金型保護装置は、クロスヘッドと、このクロスヘッドを駆動するサーボモータを含む駆動装置と、前記クロスヘッドとリンク機構を介して結合された移動金型と、前記移動金型を固定金型に向けて移動させて型閉じを行うときの前記移動金型位置における前進推力を制御する制御装置とを有し、
前記制御装置は、前記クロスヘッド位置と移動金型位置との関係を示す対応表が予め格納されたメモリテーブルと、このメモリテーブルを用いて、前記移動金型の金型保護区間における移動時にこの移動金型の位置に応じたクロスヘッドの推力の上限値を演算する手段と、この演算で得られた推力の上限値を前記サーボモータの駆動電流の上限値として与えられる前記サーボモータにより前記クロスヘッドの位置を制御する手段とを有し、予め設定された金型保護力以下の推力で前記移動金型が前記金型保護区間を移動するように前記クロスヘッドを駆動する駆動手段とを具備することを特徴として構成されている。
【0007】
また、前記移動金型が前記固定金型に接触するまでの型閉じ中の前記クロスヘッドの減速時の後退側へのマイナス推力の制限値は、前記クロスヘッドの最大駆動力に設定される。
【0008】
この構成により、クロスヘッド位置と移動金型位置との対応表が予め格納されたメモリテーブルを使用して、クロスヘッドから移動金型へリンク機構を介して伝達される所定の倍力率に応じて、移動金型の前進動作における金型保護区間において移動金型に与えられる駆動力の制限を行うことで、複雑な計算を簡略化し、型締動作に際する金型の保護を容易且つ高速に行うことが出来る。
【0009】
また、移動金型を高速で移動させた際にも型締め位置に対して効果的に減速でき、移動金型の慣性力を十分に制動することができ、型締め動作に際する金型の保護を容易且つ高速に行うことが出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0011】
図1はこの発明を電動射出成形機に適用した一実施の形態の機構部分を示す一部切り欠き側面図であり、固定金型11は固定ダイ11aに、移動金型13は移動ダイ13aに夫々結合される。また、固定ダイ11aに対して案内棒12の一端が固定され、この案内棒12は移動ダイ13a内に挿入され、移動金型13が案内棒12により移動自在に保持される。
【0012】
案内棒12の他の端部はリンクハウジング14に固定され、このリンクハウジング14と移動ダイ13aとの間はリンク機構15により結合される。この実施の形態では、トグル機構15が用いられている。
【0013】
図1では、トグル機構15の複雑な動きを理解し易くするために、装置全体を中心軸10に沿ってその上側を切り欠いて断面図として示し,この断面図ではトグル機構15が伸張した状態を示し,下半分の非断面の部分ではトグル機構15が屈曲した状態を示している。
【0014】
トグル機構15は4本のアーム15−1,15−2、15−3、15−4から構成され、アーム15−1の一端はピン16−1によりリンクハウジング14に軸着され、アーム15−2の一端はピン16−2により移動ダイ13aに軸着される。アーム15−1,15−2の夫々の他の端はピン16−3によりアーム15−3の一端とともに軸着される。アーム15−3の他の端はピン16−4によりアーム15−4の一端に軸着され、アーム15−4の他の端はピン16−5によりクロスヘッド17のリンク結合部に軸着される。
【0015】
クロスヘッド17にはネジ穴が形成され、このネジ穴には型開閉用のボールネジ18が挿入される。ボールネジ18の一端はリンクハウジング14の中心部に固定されたベアリング19により回転自在に支持された回転軸18Aの一端に固定される。回転軸18Aの他端はリンクハウジング14の外部に突出され、そこに固定されたプーリ20には型開閉用のタイミングベルト21がサーボモータに結合され、駆動される。
【0016】
移動ダイ13aの内部にはフレーム13−1上に固定された状態のサーボモータ22が設けられ,このサーボモータ22の回転軸には押し出し用のボールネジ23が固定され、射出成形後の製品の押し出しを行う。
【0017】
なお、この駆動機構としてはサーボモータの代わりに油圧機構、即ち油圧シリンダを用いても良い。
【0018】
このトグル機構15は、中心軸10から下半分に示したように、移動金型13が固定金型11から離れているときは、リンク機構15の長いアーム15−1,15−2は折畳まれている。この状態から図示しないサーボモータが駆動されると、型開閉用のタイミングベルト21を介して型開閉用のボールネジ18が回転し、クロスヘッド17が図示の右方向へ、即ち型締めの方向へ移動される。
【0019】
クロスヘッド17の移動に伴ってトグル機構15は徐々に伸張され、図1の型締め装置の中心軸10の上側に示したように、長いアーム15−1,15−2が一直線になった状態となる。この状態にある程度近づくまではクロスヘッド17の移動に対してトグル機構のリンク作用によって移動金型13は高速で固定金型11に接近する。
【0020】
この状態からさらにサーボモータが駆動されると、ボールネジ18の回転によりクロスヘッド17も更に移動されるが、移動金型13はトグル機構15の倍力作用によりクロスヘッド17より減速された速度で移動する。移動金型13が固定金型11に接触してから更にサーボモータが駆動されると、短い方のアーム15−3,15−4はロック機構として働き、長い方のアーム15−1,15−2がほぼ一直線に並んだ位置でロックされ、型締めが完了する。
【0021】
図1において、クロスヘッド17の位置及び推力はサーボモータの回転数及び駆動電流により正確に把握し、制御できるが、移動金型13の位置、推力は複雑なトグル機構15が介在するために正確、迅速に把握できないし、また制御もできない。この実施の形態ではこの点を改善して効果的な金型保護を可能としたものであり、以下,図2乃至図5を参照して詳細に説明する。
【0022】
図2は図1の機構を持った型締め装置の全体の構成を示すもので、図1に対応する部分は同一の参照符号を付して詳細な説明は省略してある。また、移動ダイ13aと移動金型13とは結合されているので、移動ダイ13aは省略してある。
【0023】
図2において、タイミングベルト21はサーボモータ30の回転軸に固定されたプーリ31とプーリ20との間に張設され、サーボモータ30の回転がボールネジ18に伝達される。
【0024】
サーボモータ30の回転数はボールネジ30の回転数と一定の関係があるから、サーボモータ30の回転数を計数すればクロスヘッド17の移動位置データを正確に取得することができる。このため、サーボモータ30にはエンコーダが設けられており、図2ではクロスヘッド位置検出部32として示されている。また、クロスヘッド17の推力はサーボモータ30を駆動する駆動電流と一定の関係があるから、サーボモータ30の駆動電流により、クロスヘッド17の推力データも取得することができる。
【0025】
サーボモータ30はクロスヘッド前進側移動推力制限値演算部34の制御を受けるモータ駆動部として動作するクロスヘッド位置制御部33により駆動されるが、その回転数は常時クロスヘッド位置検出部32によりチェックされ、検出出力がクロスヘッド前進側移動推力制限値演算部34にフィードバックされる。
【0026】
クロスヘッド前進側移動推力制限値演算部34は、金型保護力設定部35から与えられた移動金型13の保護力設定値ならびに予め準備されているメモリテーブル36を参照しながら、所定の演算を行って、移動金型13の位置に対応するクロスヘッド17の位置における推力の上限値をクロスヘッド位置制御部33に与える。
【0027】
メモリテーブル36は、クロスヘッド17の単位移動距離毎の位置に対応する移動金型13の位置を予めこれらのクロスヘッド17と移動金型13の全行程(例えば400mm)に亘って格納したものである。この実施の形態では、このメモリテーブル36を参照して、それぞれの移動金型13の位置に応じたクロスヘッド17の推力の上限値をクロスヘッド前進側移動推力制限値演算部34で演算し、この推力の上限値をサーボモータ30の駆動電流の上限値として、クロスヘッド位置制御部33がクロスヘッド17の位置を制御することにより、クロスヘッド17に与えられる推力を制御する。
【0028】
以下、図3乃至図5を参照して、図1、図2に示した実施の形態におけるクロスヘッド位置と移動金型位置との対応付けの為のメモリテーブル36に格納される位置情報の内容を詳細に説明する。
【0029】
まず、リンク機構15が伸ばされており、移動金型13が図1の中心軸10の上半分に示す位置にあるものとする。このとき、図3の表では移動金型13の位置がX0=0で、対応するクロスヘッド17の位置もd 0 =0である。
【0030】
例えば、クロスヘッド17の位置が8mmであれば、メモリテーブル36からd 1 =8であるから、移動金型13の位置は、X 1 =0.002mmを得る。
【0031】
一方、クロスヘッド17の位置がD=12mmである場合は、メモリテーブル36のd 1 =8mmとd 2 =16mmの中間にあり、従って、対応する移動金型の位置も、X 1 =0.002mmとX 2 =0.021mmとの中間に求める値が存在することになる。
【0032】
このように、メモリテーブル36にないクロスヘッド17の位置に対応する移動金型13の位置を求める場合は補間演算により求める。
【0033】
以下、図4を参照して説明する。
【0034】
移動金型13の位置をクロスヘッド17の位置から換算する処理フローは図4に示すものとなり、最初のステップS1ではi=0が設定される。
【0035】
この状態から処理はステップS2に移行して、クロスヘッド位置D=12mmがd 0 =0と比較される。ここでは、D>d i であるから、処理ステップS3に移行して、iが1だけインクリメントされ、d i がd 1 となる。
【0036】
このd 1 の値(=8mm)が対応テーブル36から読み出され、再びステップS2にてD=12mmと比較される。
【0037】
ここではまだD>d 1 であるから、処理はステップS3でさらにiが1インクリメントされ、d i =d 2 となり、ステップS2にて再びD=12mmと比較される。
【0038】
このd 2 の値は16mmであるから、ステップS2ではD<d i となり、処理はステップS4に進む。
【0039】
このステップS4では、2つのクロスヘッド位置d 1 =8mmとd 2 =16mmと、これらに対応するクロスヘッド位置X 1 =0.002mmとX 2 =0.021mmと、クロスヘッド位置D=12mmとを用いて、D=12mmに対応する移動金型位置Xを算出する。
【0040】
X=((Xi−Xi−1)*D+di*Xi−1−di−1*Xi)
/(di−di−1)
=((0.021−0.002)*12+16*0.002−8*0.021)
/(16−8)
=0.0115
このようにして、メモリテーブル36にないクロスヘッド位置Dに対する移動金型位置Xを計算で簡単に求めることができる。
【0041】
また、図3に示すメモリテーブルは、等間隔のクロスヘッド位置に対する移動金型位置を示すものであるから、等間隔をEとすれば、i=D/E+1で演算すれば、図5のように簡単に求めることができる。
【0042】
なお、メモリテーブル36にない値は(1)式により補間演算を行っているために変換誤差が出る場合がある。このため、メモリテーブル36のデータ個数をより多くすることにより変換誤差を少なくすることができる。
【0043】
ここで、図6を参照して、トグル機構15のトグル特性を説明する。図6において、クロスヘッド17は、その前進限位置を基準として後方側へ最大400mm移動し、これに応じて移動金型13も最大400mm移動するものとする。
【0044】
図6の曲線(L)から分かるように、クロスヘッド17の位置がその0位置から50mm近辺までの間は、倍力率( M )が非常に大きく、移動金型13の移動量は0に近い。50mmから200mmの領域では、トグル機構15の倍力率(M)は1に向かって減少し、クロスヘッド17の単位移動量に対して移動金型13の移動量が大きくなり、移動量の比率(N)は1に向かって大きくなっていることが分かる。200mmで移動金型13の移動量が最大となる。このとき倍力率は最小の1となる。それ以降、倍力率は漸増し、移動量の比率は漸減する。
【0045】
図6に示したようなトグル特性を持つトグル機構15を介して移動金型13はクロスヘッド17によって駆動されるから、夫々の移動金型位置における推力とクロスヘッド17に与えられる推力は直線的な関係にならないことが分かる。従って、移動金型13に必要な推力制限値を与えるためにクロスヘッド17に与える推力を制御しなければならない。
【0046】
そのため、クロスヘッド17の等間隔の単位移動量に対して移動金型13の移動量をメモリテーブル36によって求め、移動量が最大となるクロスヘッド位置での推力が金型保護したい移動金型13の推力制限値となるように、移動金型13に対する推力を制限しなければならない。
【0047】
例えば、何も異物が無ければ、駆動源の推力の5%で、ある移動速度で移動金型13を固定金型11に密着できるものとし、異物があると、同じ移動速度で移動させるためには70%の推力を必要とするものとする。この場合、70%の推力では移動金型13を固定金型11に密着させられるが、異物があるために金型が破損する恐れがある。
【0048】
そこで、この実施の形態では、設定された金型保護力以下で移動金型13が前進するようにし、且つ移動金型13の位置に応じた推力の上限値以下でクロスヘッド17を前進させ、移動金型13の推力を制限して金型の破損を未然に防止するようにしている。例えば、推力の制限値が10%と設定されていたとすれば、70%の推力でなければ移動できないものに10%の推力しか与えないわけであるから、この10%の推力を与えた状態で移動金型13は停止し、金型の破損は未然に防止できることになる。作業員は、このようにして停止した場合、異物の有無を点検し、あれば取り除いて射出成形作業を継続できる。この場合、金型には破損するよりはるかに小さい推力しか与えられていないので、金型が破損する恐れは皆無であり、金型の破片による怪我などの危険もない。
【0049】
実際の動作時には、クロスヘッド位置0mmではその推力は機械的な静止摩擦力を打ち消す推力Bが必要である。従ってクロスヘッド17にはこれ以上の推力が与えられないと型閉じは出来ないことになる。また、図6に示すように、クロスヘッドの移動量に対する移動金型13の移動量の比率(N)に従ってクロスヘッド推力を制限すれば、移動金型13の推力を一定に保つことができる。即ち、移動金型13の移動量が最大となるクロスヘッド位置での推力が、金型保護したい移動金型13の推力Aとなるように、クロスヘッド17の推力を制限する。
【0050】
従って、移動金型13の推力は、0mm位置近傍を除き、クロスヘッド17の移動量に対する移動金型13の移動量の比率(N)に反比例するため、金型保護区間においてのクロスヘッド前進側推力の制限値Fは、
F=B+(A−B)*移動量/最大移動量
で与えられる。この演算で得られた値がクロスヘッド前進側移動推力制限値演算部34からクロスヘッド位置制御部33に供給され、クロスヘッド17の推力が制御される。
【0051】
なお、移動量/最大移動量はクロスヘッド移動量に対する移動金型の移動量の比率であり、各クロスヘッド位置におけるクロスヘッド移動量に対する移動金型の移動量の比率は、図3のメモリテーブルから演算することができる。
【0052】
たとえばクロスヘッド位置が、d 1 =8mmの時の移動金型の移動量は、
X 1 (0.002mm)−X 0 (0mm)=0.002mm
であり、最大移動量は、クロスヘッド位置が、d 25 =200mmの時のX 25 (152.151mm)−X 24 (138.486mm)=13.665mmであるから、クロスヘッド位置がd 1 =8mmの時の移動金型の移動量の比率は、0.002/13.665となる。
【0053】
なお、メモリテーブル36に示される等間隔のクロスヘッド位置間のメモリテーブル36に位置情報が格納されていない位置での移動量の比率は、補間演算で簡単に求めることができる。
【0054】
クロスヘッド位置がDの時の移動金型の移動量の比率Yは次の式で求められる。
【0055】
Y=((D−di−1)*(Xi+Xi−2−2Xi−1)
/(di−di−1 )+Xi−1−Xi−2 )
/(Xmaxi−Xmaxi−1)
なお、iは前述の移動金型位置演算処理と同様に求める。また、maxiは最大移動量の際の移動金型位置のiである、
図7に移動金型13の推力特性の一例を示す。図中の曲線(A)に示すように、移動金型13の推力は、その位置が0近傍では大きな値を示すが、0近傍を除き略2.5トンで一定に保持される。なお、この場合、クロスヘッド17を駆動するための駆動源であるサーボモータ30の推力制限値は、曲線(Q)に示すように最大で50%を少し超える程度で大半が40%から50%の範囲となっている。
【0056】
移動金型位置が400mmから150mmまでは、駆動源の推力制限値は40%弱から50%まで漸増してゆくが、150mm以下では急激に下降し、50%から40%以下まで漸減して行くが、この間、移動金型13の推力は2.5トン程度に一定に保たれる。
【0057】
なお、メモリテーブル36には、クロスヘッド位置に対する移動金型位置の関係のみでなく、移動金型13の移動量比率や倍力率、移動金型推力などもクロスヘッド17の位置に応じて格納するようにしてもよい。この場合、たとえば移動金型13の移動量比率が演算せずに直接読み出されるので、クロスヘッド前進側移動推力制限値演算部34の演算がより簡単になる。
【0058】
以下、具体的な数値によりこの実施の形態の動作を詳細に説明する。
【0059】
例えば、クロスヘッド駆動源の力が100%のとき、等間隔のクロスヘッド移動量に対する移動金型13の移動量が最大となる移動金型位置における移動金型13の推力が5トンであり、クロスヘッド位置0mmで機械的静止摩擦力を打ち消すクロスヘッド駆動源の力が2%の型締め装置において、金型保護区間における移動金型13の型閉じ動作推力の制限値の最大を2.5トンにする場合を考える。ここで、金型保護区間は、例えば、全行程400mmのうちの100mmから0mmまでの100mm程度に設定される。
【0060】
ここでは、金型保護のため、等間隔のクロスヘッドの単位移動量に対する移動金型13の移動量が最大の移動金型位置(図6では200mm)の位置において、クロスヘッド駆動源の力を2.5/5=0.5(50%)に制限することになる。従って、各移動金型13の位置に対応してメモリテーブル36から得られるクロスヘッド位置においてクロスヘッド駆動源の前進側推力を、
2%+(50%−2%)*移動量/最大移動量
の割合で制限すればよい。具体的には、この推力に見合うようにサーボモータ30を駆動することになる。
【0061】
即ち、
クロスヘッド位置0mmでは、
2%+(50%−2%)*0/13.665=2.000%
となる。
【0062】
クロスヘッド位置8mmでは、
2%+(50%−2%)*0.002/13.665=2.007%
となる。
【0063】
クロスヘッド位置120mmでは、
2%+(50%−2%)*7.251/13.665=27.470%
となる。
【0064】
クロスヘッド位置(移動量が最大の移動金型位置)200mmでは、
2%+(50%−2%)*13.665/13.665=50.000%
となる。
【0065】
クロスヘッド位置320mmでは、
2%+(50%−2%)*9.588/13.665=35.679%
に制限する。
【0066】
なお、例えば、クロスヘッド前進側移動推力制限値演算部34にタイマーを設け、金型保護区間に入ってから型締め開始位置に達するまでの動作時間に制限を設けることにより、タイマーに設定した時間内に移動金型13が型締め位置に達しない場合には異物が挟まったものとして、演算部34から金型保護警報を出力し、かつ演算部34の動作を中断することで、型締め動作を中断させることもできる。
【0067】
また、移動金型13を固定金型11から引き離す方向、即ち後退側の推力の制限値は駆動源の推力の最大値であって構わない。例えば、物をある方向へ移動させるための推力を+力とすれば、逆方向へ移動させる推力は−力が必要である。この発明の目的である金型保護は、移動金型と固定金型との間に異物などが挟まった状態で移動金型13を前進移動して固定金型11に密着させた場合に、これらの金型が破損するのを保護することであり、その前進側の推力を保護したい推力に制限する手段を提供するものである。
【0068】
従って、移動金型13を、固定金型11に密着させる方向と逆方向に移動させる推力、即ち減速のための推力については、制限する必要が無く、制御性の面から、最大値にすることで、初期状態への早急な復帰による作業時間の短縮など最大の効果が得られることになる。
【0069】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、移動金型のそれぞれの位置における推力制限値を複雑な計算をすることなく簡単に求めることが出来、型締動作に関する移動金型に対する安全な推力設定を容易且つ迅速に出来る射出成形機の金型保護装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の型締装置の機構部を示す一部断面図。
【図2】この一実施の形態の全体の構成を示すブロック図。
【図3】移動金型位置とクロスヘッド位置との対応関係を示す図。
【図4】移動金型位置とクロスヘッド位置の変換のための動作を説明するためのフローチャート。
【図5】移動金型位置とクロスヘッド位置の変換のための他の動作を説明するためのフローチャート。
【図6】トグル機構のトグル特性を移動金型位置とクロスヘッド位置との関係で示す曲線図。
【図7】移動金型の推力特性を移動金型位置との関係で示す曲線図。
【符号の説明】
11…固定金型、
13…移動金型、
15…トグル機構、
17…クロスヘッド、
18…型開閉用ボールネジ、
30…サーボモータ、
32…クロスヘッド位置検出部、
33…クロスヘッド位置制御部、
34…クロスヘッド前進側移動推力制限値演算部、
35…金型保護力設定部、
36…メモリテーブル。
Claims (5)
- クロスヘッドと、
このクロスヘッドを駆動するサーボモータを含む駆動装置と、
前記クロスヘッドとリンク機構を介して結合された移動金型と、
前記移動金型を固定金型に向けて移動させて型閉じを行うときの前記移動金型位置における前進推力を制御する制御装置とを有し、
前記制御装置は、
前記クロスヘッド位置と移動金型位置との関係を示す対応表が予め格納されたメモリテーブルと、
このメモリテーブルを用いて、前記移動金型の金型保護区間における移動時にこの移動金型の位置に応じたクロスヘッドの推力の上限値を演算する手段と、この演算で得られた推力の上限値を前記サーボモータの駆動電流の上限値として与えられる前記サーボモータにより前記クロスヘッドの位置を制御する手段とを有し、予め設定された金型保護力以下の推力で前記移動金型が前記金型保護区間を移動するように前記クロスヘッドを駆動する駆動手段と、
を具備することを特徴とする射出成形機の金型保護装置。 - 前記移動金型位置は、前記金型保護区間を含む前記移動金型の全行程中の位置である、請求項1に記載の射出成形機の金型保護装置。
- 前記駆動手段は、更に金型を保護するための金型保護力を設定する金型保護力設定部を有し、この設定された金型保護力に基づいて前記演算手段により前記クロスヘッドの推力の上限値を演算することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の射出成形機の金型保護装置。
- 前記移動金型が前記固定金型に接触するまでの型閉じ中における前記クロスヘッドの減速時の後退側のマイナス推力の制限値は、前記クロスヘッドの最大駆動力であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の射出成形機の金型保護装置。
- 前記駆動手段は、前記クロスヘッドが前記金型保護区間にあるときの動作時間に所定の制限時間を設定する手段を有し、前記クロスヘッドが金型保護区間に入ってから前記制限時間以内に型締開始位置に達しない時は、金型保護警報を出し、或いは同時にクロスヘッドの駆動を停止することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の射出成形機の金型保護装置。
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