JP4498645B2 - 電子楽器の自動演奏装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、押鍵するタイミング毎に、自動演奏情報(曲データ)中の対応する楽音が発音せしめられ、該自動演奏情報の演奏を進行させる機能を有する電子楽器の自動演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特段の操作を必要とせずに、初心者が簡単に演奏が楽しめる構成として、本出願人は、押鍵するタイミング毎に、自動演奏情報(曲データ)中の対応する楽音を、(該押鍵の強弱に合わせて)発音せしめ、該曲データの演奏を進行させる機能を有するものの提案を行った。
【0003】
このような鍵盤演奏補助機能を有する電子楽器では、任意の鍵盤をメロディのタイミングに合わせてたたくだけで、演奏可能であり、誰でも簡単に演奏が楽しめるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の鍵盤演奏補助機能では、押鍵された鍵盤の音が出ないため、メロディタイミングを修得することはできるものの、鍵盤と音(音高)の位置関係(出力される楽音の音高に対応する鍵盤位置)が正確に把握された状態で修得されることにはならない。
【0005】
そのため本発明の第1の目的は、鍵盤演奏補助機能を有する電子楽器の自動演奏装置において、鍵盤と音の位置関係が発音される楽音によって(換言すれば耳で)正確に把握できる構成を備えた電子楽器の自動演奏装置を提供せんとするものである。
【0006】
また上記目的を達成できる構成が備えられた電子楽器の自動演奏装置は、後述するように、押鍵情報による実際の楽音の発生を伴うものであるが、押鍵情報と自動演奏情報とが一致した(正確に押鍵された)場合、自動演奏情報により出力される楽音と押鍵情報による楽音とが、全く同じ音色で同じ音高の楽音であるため、CPU処理により微妙に発音タイミングが異なれば、位相干渉を起こしてしまい、それによって楽音の出力が不安定になるという不具合があった。
【0007】
従って本発明の第2の目的は、上記のような鍵盤と音の位置関係が正確に把握できる構成を備えた電子楽器の自動演奏装置の構成において、位相干渉の発生の不具合のない構成を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、
曲データ格納部と楽音発生手段とを備え、該曲データ格納部に格納された自動演奏情報を順次読み出して、前記楽音発生手段で発音する電子楽器の自動演奏装置であって、
鍵盤と、
前記鍵盤における押鍵操作を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された押鍵操作に基づく信号に応じて前記曲データ格納部から自動演奏情報を順次読み出させる読出手段と、
前記検出手段の検出した押鍵操作に基づく演奏情報と、前記読出手段の読み出した自動演奏情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段により、押鍵操作に基づく演奏情報と前記自動演奏情報とが音高情報において異なることが検出された場合に、前記押鍵操作に応じた楽音の発音をも前記楽音発生手段に指示する指示手段とを備えており、
押鍵操作に基づく演奏情報と前記自動演奏情報とのうち、音高情報が少なくとも一致すると前記比較手段により検出された場合に、前記指示手段により、該押鍵情報と自動演奏情報のいずれか一方をミュートさせるに当たり、
上記ミュート処理は、それらの情報中に含まれるベロシティレベルを下げることで行うことを基本的特徴としている。
【0009】
すなわち上記自動演奏情報に従った楽音の発生と一緒に、押鍵情報による楽音も発音せしめられる場合、楽音発生の基となる押鍵情報と自動演奏情報の音高情報が少なくとも一致する時には、上述のように、両楽音が位相干渉を起こしてしまい、それによって楽音の出力が不安定になる。従って、押鍵情報と自動演奏情報のいずれか一方の情報中に含まれるベロシティレベルを下げることでミュートさせ、残りの一方を出力させることにより、位相干渉を起こさせないようにしている。
【0010】
次の構成は、同様の目的を達成するための構成であって、より具体的には、
曲データ格納部と楽音発生手段とを備え、該曲データ格納部に格納された自動演奏情報を順次読み出して、前記楽音発生手段で発音する電子楽器の自動演奏装置であって、
鍵盤と、
前記鍵盤における押鍵操作を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された押鍵操作に基づく信号に応じて前記曲データ格納部から自動演奏情報を順次読み出させる読出手段と、
前記検出手段の検出した押鍵操作に基づく演奏情報と、前記読出手段の読み出した自動演奏情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段により、押鍵操作に基づく演奏情報と前記自動演奏情報とが音高情報において異なることが検出された場合に、前記押鍵操作に応じた楽音の発音をも前記楽音発生手段に指示する指示手段とを備えており、
押鍵情報に複数の押鍵データが含まれ、そのうち少なくとも1つの押鍵情報の音高情報と自動演奏情報の音高情報が一致すると前記比較手段により検出された場合に、前記指示手段により、一致した押鍵情報かそれに対応する自動演奏情報のいずれか一方をミュートさせるに当たり、
上記ミュート処理は、それらの情報中に含まれるベロシティレベルを下げることで行うことを特徴としている。
【0011】
すなわち、上記構成において、押鍵情報に複数の押鍵データが含まれ、そのうち少なくとも1つの押鍵情報の音高情報と自動演奏情報の音高情報とが一致した場合に、そのまま両楽音を出力してしまえば、両楽音が位相干渉を起こしてしまい、それによって楽音の出力が不安定になる。従って、押鍵情報と自動演奏情報のいずれか一方の情報中に含まれるベロシティレベルを下げることでミュートさせ、残りの一方を出力させることにより、位相干渉を起こさせないようにしている。
【0012】
他方本発明は、
曲データ格納部と楽音発生手段とを備え、該曲データ格納部に格納された自動演奏情報を順次読み出して、前記楽音発生手段で発音する電子楽器の自動演奏装置であって、
鍵盤と、
前記鍵盤における押鍵操作を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された押鍵操作に基づく信号に応じて前記曲データ格納部から自動演奏情報を順次読み出させる読出手段と、
前記検出手段の検出した押鍵操作に基づく演奏情報と、前記読出手段の読み出した自動演奏情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段により、押鍵操作に基づく演奏情報と前記自動演奏情報とが音高情報において異なることが検出された場合に、前記押鍵操作に応じた楽音の発音をも前記楽音発生手段に指示する指示手段とを備えており、
押鍵操作に基づく演奏情報と前記自動演奏情報とのうち、音高情報が少なくとも一致すると前記比較手段により検出された場合に、前記指示手段により、該押鍵情報と自動演奏情報のいずれか一方をミュートさせるに当たり、
上記ミュート処理は、それらの楽音出力レベルを下げることで行うことで目的を達成する。
すなわち上記自動演奏情報に従った楽音の発生と一緒に、押鍵情報による楽音も発音せしめられる場合、楽音発生の基となる押鍵情報と自動演奏情報の音高情報が少なくとも一致する時には、上述のように、両楽音が位相干渉を起こしてしまい、それによって楽音の出力が不安定になる。従って、押鍵情報と自動演奏情報のいずれか一方の楽音出力レベルを下げることでミュートさせ、残りの一方を出力させることにより、位相干渉を起こさせないようにしている。
【0013】
さらに本発明は、
曲データ格納部と楽音発生手段とを備え、該曲データ格納部に格納された自動演奏情報を順次読み出して、前記楽音発生手段で発音する電子楽器の自動演奏装置であって、
鍵盤と、
前記鍵盤における押鍵操作を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された押鍵操作に基づく信号に応じて前記曲データ格納部から自動演奏情報を順次読み出させる読出手段と、
前記検出手段の検出した押鍵操作に基づく演奏情報と、前記読出手段の読み出した自動演奏情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段により、押鍵操作に基づく演奏情報と前記自動演奏情報とが音高情報において異なることが検出された場合に、前記押鍵操作に応じた楽音の発音をも前記楽音発生手段に指示する指示手段とを備えており、
押鍵情報に複数の押鍵データが含まれ、そのうち少なくとも1つの押鍵情報の音高情報と自動演奏情報の音高情報が一致すると前記比較手段により検出された場合に、前記指示手段により、一致した押鍵情報かそれに対応する自動演奏情報のいずれか一方をミュートさせるに当たり、
上記ミュート処理は、それらの楽音出力レベルを下げることで行うことで目的を達成する。
すなわち、上記構成において、押鍵情報に複数の押鍵データが含まれ、そのうち少なくとも1つの押鍵情報の音高情報と自動演奏情報の音高情報とが一致した場合に、そのまま両楽音を出力してしまえば、両楽音が位相干渉を起こしてしまい、それによって楽音の出力が不安定になる。従って、一致した押鍵情報かそれに対応する自動演奏情報のいずれか一方の楽音出力レベルを下げることでミュートさせ、残りの一方を出力させることにより、位相干渉を起こさせないようにしている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1は、本発明の一実施例にかかる演奏制御装置構成が搭載された電子オルガン100の外観構成を示す斜視図、図2は該電子オルガンの基本回路図、図3は本発明の機能ブロックを示すブロック図である。上記電子オルガン100には、押鍵するタイミング毎に、自動演奏情報として提供される曲データ中の対応する楽音を、該押鍵データ(押鍵情報)の強弱及びテンポに合わせて発音せしめ、該曲データの演奏を進行させる鍵盤演奏補助機能が備えられている。
【0015】
上記電子オルガン100は、図2に示すように、システムバス110上に、CPU(Central Processing Unit)111、RAM(Random Access Memory)112、ROM(Read Only Memory)113、キースキャン回路114aを介して接続された鍵盤部114、パネルスキャン回路115aを介して接続されたパネル操作部115、表示制御回路116aを介して接続された表示部116、FDD制御回路117aを介して接続されたFDD部117、音源による64チャンネル同時発音可能な楽音発生回路118、及びDSP効果付加回路119が、各接続されており、該システムバス110を通じてこれらのデバイスに各種命令やデータの受け渡しがなされる。また前記DSP効果付加回路119には、リバーブなどの効果付加された楽音をアナログに変換するD/A変換回路120と、それを増幅する増幅器及び外部に発音せしめるスピーカなどのサウンドシステム121が電気的に接続されている。
【0016】
上記CPU111は、前記ROM112のプログラムメモリ記憶部に記憶されている制御プログラムに従って、本発明構成を含む電子オルガン100の各部を制御するものであり、また上記プログラムメモリ記憶部に記憶されたアプリケーションプログラムを実行し、必要に応じて、RAM112を作業領域として使用し、さらにROM113に記憶された種々の固定データを使用しながらデータ処理を行う構成である。
【0017】
上記RAM112は、装置のステータス情報を記憶したり、CPU111の作業領域として使用されるものである。尚、当該電子オルガン100を制御するための各種レジスタやフラグ等は、RAM112に定義されており、このRAM112は、CPU111により、システムバス110を介してアクセスされる。
【0018】
上記ROM113は、上述のように、本電子オルガン100全体を制御するプログラムを格納している他、CPU111が使用する種々の固定データ(デモデータを含む)が記憶されている。尚、該ROM113は、後述する曲データ格納部16を構成している(後述するFDD部117は必要に応じて曲データ格納部16として機能することがある)。
【0019】
上記鍵盤部114は、電子オルガン100の鍵盤で構成されており、複数の鍵盤と、これらの押鍵や離鍵に連動して開閉する鍵盤スイッチからなる。この鍵盤部114とシステムバス110の間に介在するキースキャン回路114aは、鍵盤スイッチの状態を調べ、そのON/OFFを示す信号から鍵盤タッチの強さ(速さ)を示すタッチデータを生成すると共に、ON又はOFF情報とその鍵盤ナンバーを出力するものである。このON/OFF情報及び鍵盤ナンバー、タッチデータは、押鍵データ(マニュアルキー)として、システムバス110を介してCPU111に送られる。
【0020】
上記鍵盤演奏補助機能では、通常鍵盤部114の押鍵操作によって、押鍵するタイミング毎に、該鍵盤部114からこれらのデータが送出され、後述するようにして選択された自動演奏情報の曲データ(メロディ・伴奏キー)が、後述するテンポ検出部17で検出されたテンポに合わせて読み出されて、楽音として発音せしめられ、該曲データの演奏を進行させることになる。
【0021】
上記パネル操作部115は、電源スイッチ、音色選択スイッチなど各種スイッチ及び曲選択タッチパネル、モード選択タッチパネル、ボリューム可変器などが設けられている。このパネル操作部115とシステムバス110の間に介在する前記パネルスキャン回路115aは、上記パネル操作部115に設けられた各スイッチやタッチパネルのセット/リセット状態を調べ、ON状態になっているパネルスイッチデータを検出してCPU111に送出するものである。
【0022】
上記表示部116は、表示制御回路116aを介してシステムバス110につながれており、CPU111からの制御により、上記パネル操作部115の各種操作状態や、電子オルガン100の動作状態、後述する曲データ選択読出部15で読み出しが行われる曲のタイトルなどを表示する構成である。
【0023】
上記FDD部117は、本実施例ではフロッピーディスクドライブ(フロッピーは登録商標)で構成されており、FDD制御回路117aを介してシステムバス110につながれている。必要に応じてCPU111からの制御により、FDDに格納された演奏曲の曲データの読み書きが行われる。もちろんこのようなFDD構成ではなく、CD−ROMドライブや、種々のカード型記憶装置(フラッシュメモリカード、コンパクトフラッシュカード(コンパクトフラッシュは登録商標)、SDカード(SDカードは登録商標)、メモリスティック(登録商標)、MO等)で構成しても良いことは言うまでもない。
【0024】
図3は、電子オルガン100において上記鍵盤演奏補助構成として組み込まれた本発明に係る構成の機能ブロック図である。この鍵盤演奏補助構成は、同図に示されるように、キースキャン回路114aから送出されてくる押鍵データ(マニュアルキー)と曲データ格納部16から読み出される曲データ(メロディ・伴奏キー)とのキーデータを比較する比較部10と、両データのゲート制御を行うゲート12a及び12bと、入力されたこれらのデータを各パート(楽音発生回路118の所定のチャンネル)に割り当てるキー&トーンアサイナ13と、システム全体の制御を行うシステム制御部14と、自動演奏情報である曲データを格納する曲データ格納部16と、パネル操作部115の曲選択操作により上記曲データ格納部16から選択された曲データを後述するテンポ検出部17からのコントロールデータに基づき所定の読み出しスピードで読み出し上記比較部10に送る曲データ選択読出部15と、上記キースキャン回路114aからの押鍵データから押鍵操作による演奏テンポを抽出し、曲データ選択読出部15に送るテンポ検出部17とを有している。
【0025】
上記構成のうち比較部10は、その内部に、キービットマップレジスタ11a及び11bを、押鍵データ(マニュアルキー)用と曲データ(メロディ・伴奏キー)用に夫々有しており、キースキャン回路114a及び曲データ格納部16から、各入力されてくる押鍵データ及び曲データを一時的に格納し、これらのデータ中の音高を示すデータ(キーナンバ)が一致していないか(SAME KEY)を調べる構成である。上記データが一致していると判断した場合、後述するシステム制御部14にセットされた設定によって、後記ゲート12a又は12bに指示を出し、押鍵データ又は曲データのいずれか一方のゲートを閉じる(他方はスルー状態のまま)。
【0026】
上記ゲート12a及び12bは、通常は共に押鍵データ及び曲データのゲートを開放するが、上述のように、比較部10の指示により、押鍵データ及び曲データの音高データが一致している場合に、どちらか一方のデータを遮断する(他方のデータはスルーされる)。
【0027】
上記キー&トーンアサイナ13は、通常のキーアサイナとほぼ同じ機能を有しているが、押鍵データ又は曲データを楽音発生回路118の所定のチャンネルに割り当てる際に、そのチャンネルで読み出すべき音色及び音量も、楽音発生回路118に指示する。
【0028】
他方上記システム制御部14は、パネル操作部115のパネル操作情報及び表示部116の表示状態を、パネルスキャン回路115a及び表示制御回路116aを介して制御すると共に、システムとしていずれかのモード(マニュアル演奏モード、鍵盤演奏補助モードI、押鍵された音を一緒に出力する鍵盤演奏補助モードII、その他…)を選択し、更に曲の選択に関する指示を曲データ選択読出部15に送る機能を有している。またパネル操作や曲データ中で指示された音色やボリューム情報を受けてトーン・ボリューム情報としてキー&トーンアサイナ13に供給し、さらにパネル操作で設定されたリバーブパラメータに基づき、上記DSP効果付加回路119に該パラメータを供給する。
【0029】
上記曲データ選択読出部15は、所定のパネル操作によってシステム制御部14から送られてくる曲選択指示により曲データ格納部16に格納された曲データを選択すると共に、その曲データを後述するテンポ検出部17からのデータで指示されたテンポスピードにて読み出すためのアドレス情報を生成し、曲データ格納部16に出力する。
【0030】
上記テンポ検出部17は、鍵盤部114の操作(押鍵)間隔に基づき、テンポスピードを検出し、上記曲データ選択読出部15に対し、曲データを読み出すスピードのデータを送る。
【0031】
以上のような実施例構成では、この電子オルガン100で演奏しようとする者が、パネル操作をし、最初にモード設定を行う。この際、上記鍵盤演奏補助モードIが設定され、曲選択、音色設定、ボリューム設定などがなされると、従来と同様な鍵盤演奏補助処理がなされ、鍵盤部114の押鍵をトリガーとして、押鍵するタイミング毎に、選択された自動演奏情報の曲データ(メロディ・伴奏キー)が、上記テンポ検出部17で検出されたテンポに合わせて、曲データ格納部16から読み出されて、ゲート12b、キー&トーンアサイナ13を介して、楽音発生回路118の夫々のチャンネルから、楽音として発音せしめられ、該曲データの演奏を進行させることになる。
【0032】
他方、上記モード設定で鍵盤演奏補助モードIIが設定されると、鍵盤部114の押鍵操作は、単にトリガーとして作用するだけでなく、実際の押鍵データが上記キービットマップレジスタ11aに一時的に格納され、ゲート12a、キー&トーンアサイナ13を介して、楽音発生回路118の夫々のチャンネルから、楽音として発音せしめられることになる。
【0033】
その際、両キービットマップレジスタ11a及び11bに格納された押鍵データ及び曲データは、比較部10において、音高データ(キーナンバ)が比較され、該データが一致していると判断した場合(SAME KEY)、後記ゲート12a又は12bに指示を出し、本実施例では、曲データのゲートを閉じる(他方はスルー状態)。但しシステム制御部14における設定によって、押鍵データのゲートを閉じる設定とすることもできる。
【0034】
以上のようなモード設定によって、演奏者の押鍵操作は、鍵盤演奏補助モードの単にトリガーとして作用するだけでなく、実際に楽音として発音せしめられることになるため、自動演奏情報である曲データに従って出力された楽音と違う(音高の違う)楽音が出力された場合、演奏者は、音高のずれた音を感知することになる。従ってそのようなずれを感じないように演奏することができれば、鍵盤と音の上記位置関係(出力される楽音の音高に対応する鍵盤位置)が分かるようになって、最終的にそのような位置関係が正確に把握された状態で修得されるようになる。
【0035】
またこのように曲データに従った楽音の発生と一緒に、押鍵操作による楽音も発音せしめられる際に、両押鍵データ及び曲データの音高データが、比較部10において比較され、これらのデータ(正確には音色データも)が一致している場合(SAME KEY)に、ゲート12a(又は12b)において、曲データ(押鍵データ)のゲートを閉じ、他方をスルーするため、両楽音データの出力による位相干渉が防止され、それによって楽音の出力が不安定になることはなくなる。
【0036】
上記実施例構成では、ゲート12a及び12bにより、一方のデータのゲートを閉じ、他方をスルーする構成であるが、このようなゲート構成ではなく、押鍵データ或いは曲データのベロシティデータを強制的に1(必ずしも1に限定されないがいずれにしてもベロシティデータを小さい値に)に設定できる回路を設け、ミュート処理を行わせるようにしても良い。
【0037】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1〜4記載の電子楽器の自動演奏装置によれば、自動演奏情報に従った楽音の発生と一緒に、押鍵情報による楽音も発音せしめられる際に、押鍵情報タ及び自動演奏情報の音色・音高データが比較され、これらのデータが一致している場合に、押鍵情報と自動演奏情報のいずれか一方がミュートされ、残りの一方が出力されるため、両情報に基づく楽音の出力によって起こる位相干渉が防止されるが、その際、そのミュート処理を、押鍵情報と自動演奏情報のいずれか一方の情報中に含まれるベロシティレベルを下げることで行う、又は楽音出力レベルを下げることで行っており、それによって楽音の出力が安定するという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる演奏制御装置構成が搭載された電子オルガン100の外観構成を示す斜視図である。
【図2】該電子オルガンの基本回路図である。
【図3】本発明の機能ブロックを示すブロック図である。
【符号の説明】
10 比較部
11a、11b キービットマップレジスタ
12a、12b ゲート
13 キー&トーンアサイナ
14 システム制御部
15 曲データ選択読出部
16 曲データ格納部
17 テンポ検出部
100 電子オルガン
110 システムバス
111 CPU
112 RAM
113 ROM
114 鍵盤部
114a キースキャン回路
115 パネル操作部
115a パネルスキャン回路
116 表示部
116a 表示制御回路
117 FDD部
117a FDD制御回路
118 楽音発生回路
119 DSP効果付加回路
120 D/A変換回路
121 サウンドシステム
Claims (4)
- 曲データ格納部と楽音発生手段とを備え、該曲データ格納部に格納された自動演奏情報を順次読み出して、前記楽音発生手段で発音する電子楽器の自動演奏装置であって、
鍵盤と、
前記鍵盤における押鍵操作を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された押鍵操作に基づく信号に応じて前記曲データ格納部から自動演奏情報を順次読み出させる読出手段と、
前記検出手段の検出した押鍵操作に基づく演奏情報と、前記読出手段の読み出した自動演奏情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段により、押鍵操作に基づく演奏情報と前記自動演奏情報とが音高情報において異なることが検出された場合に、前記押鍵操作に応じた楽音の発音をも前記楽音発生手段に指示する指示手段とを備えており、
押鍵操作に基づく演奏情報と前記自動演奏情報とのうち、音高情報が少なくとも一致すると前記比較手段により検出された場合に、前記指示手段により、該押鍵情報と自動演奏情報のいずれか一方をミュートさせるに当たり、
上記ミュート処理は、それらの情報中に含まれるベロシティレベルを下げることで行うことを特徴とする電子楽器の自動演奏装置。 - 曲データ格納部と楽音発生手段とを備え、該曲データ格納部に格納された自動演奏情報を順次読み出して、前記楽音発生手段で発音する電子楽器の自動演奏装置であって、
鍵盤と、
前記鍵盤における押鍵操作を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された押鍵操作に基づく信号に応じて前記曲データ格納部から自動演奏情報を順次読み出させる読出手段と、
前記検出手段の検出した押鍵操作に基づく演奏情報と、前記読出手段の読み出した自動演奏情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段により、押鍵操作に基づく演奏情報と前記自動演奏情報とが音高情報において異なることが検出された場合に、前記押鍵操作に応じた楽音の発音をも前記楽音発生手段に指示する指示手段とを備えており、
押鍵情報に複数の押鍵データが含まれ、そのうち少なくとも1つの押鍵情報の音高情報と自動演奏情報の音高情報が一致すると前記比較手段により検出された場合に、前記指示手段により、一致した押鍵情報かそれに対応する自動演奏情報のいずれか一方をミュートさせるに当たり、
上記ミュート処理は、それらの情報中に含まれるベロシティレベルを下げることで行うことを特徴とする請求項1記載の電子楽器の自動演奏装置。 - 曲データ格納部と楽音発生手段とを備え、該曲データ格納部に格納された自動演奏情報を順次読み出して、前記楽音発生手段で発音する電子楽器の自動演奏装置であって、
鍵盤と、
前記鍵盤における押鍵操作を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された押鍵操作に基づく信号に応じて前記曲データ格納部から自動演奏情報を順次読み出させる読出手段と、
前記検出手段の検出した押鍵操作に基づく演奏情報と、前記読出手段の読み出した自動演奏情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段により、押鍵操作に基づく演奏情報と前記自動演奏情報とが音高情報において異なることが検出された場合に、前記押鍵操作に応じた楽音の発音をも前記楽音発生手段に指示する指示手段とを備えており、
押鍵操作に基づく演奏情報と前記自動演奏情報とのうち、音高情報が少なくとも一致すると前記比較手段により検出された場合に、前記指示手段により、該押鍵情報と自動演奏情報のいずれか一方をミュートさせるに当たり、
上記ミュート処理は、それらの楽音出力レベルを下げることで行うことを特徴とする電子楽器の自動演奏装置。 - 曲データ格納部と楽音発生手段とを備え、該曲データ格納部に格納された自動演奏情報を順次読み出して、前記楽音発生手段で発音する電子楽器の自動演奏装置であって、
鍵盤と、
前記鍵盤における押鍵操作を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された押鍵操作に基づく信号に応じて前記曲データ格納部から自動演奏情報を順次読み出させる読出手段と、
前記検出手段の検出した押鍵操作に基づく演奏情報と、前記読出手段の読み出した自動演奏情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段により、押鍵操作に基づく演奏情報と前記自動演奏情報とが音高情報において異なることが検出された場合に、前記押鍵操作に応じた楽音の発音をも前記楽音発生手段に指示する指示手段とを備えており、
押鍵情報に複数の押鍵データが含まれ、そのうち少なくとも1つの押鍵情報の音高情報と自動演奏情報の音高情報が一致すると前記比較手段により検出された場合に、前記指示手段により、一致した押鍵情報かそれに対応する自動演奏情報のいずれか一方をミュートさせるに当たり、
上記ミュート処理は、それらの楽音出力レベルを下げることで行うことを特徴とする請求項3記載の電子楽器の自動演奏装置。
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