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JP4477285B2 - 抗炎症剤、PGE2産生抑制剤、IL−1α産生抑制剤及びIL−6産生抑制剤 - Google Patents

抗炎症剤、PGE2産生抑制剤、IL−1α産生抑制剤及びIL−6産生抑制剤 Download PDF

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JP4477285B2 JP2002060682A JP2002060682A JP4477285B2 JP 4477285 B2 JP4477285 B2 JP 4477285B2 JP 2002060682 A JP2002060682 A JP 2002060682A JP 2002060682 A JP2002060682 A JP 2002060682A JP 4477285 B2 JP4477285 B2 JP 4477285B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、抗炎症剤、PGE2産生抑制剤、IL−1α産生抑制剤及びIL−6産生抑制剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に炎症は生体に何らかの害をもたらす侵襲が加わったり、損傷が生じた際に、その損傷部位を修復、再生しようとする生体の防御反応である。生体はこの防御反応によって、組織や細胞の損傷の広がりを抑え、損傷の原因を排除し、組織を修復しようとするが、一方で、過度の痛み、腫れ、かゆみ及び発熱等が起こり、組織の損傷が逆に増幅されることがある等、かえって生体にとって好ましくない症状が発生することもある。
故に、過度の炎症を抑制することは患者の苦痛を軽減し、損傷の治療を早めるために必要であり、その炎症抑制手段として、抗炎症効果のある抗炎症剤の投与が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、これまで開発されてきた抗炎症剤は優れた効果を有するが、その大部分が目的とする抗炎症作用以外に強い生理作用を併有することが知られている。
【0004】
そこで本発明は、抗炎症作用をもつと同時に安全性の高い抗炎症剤を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らによって初めて、カルノシン酸、カルノソール、及びノバラ抽出物が優れた抗炎症作用を有し、特に炎症反応のケミカルメディエーターであるPGE2(プロスタグロンジンE2)及び炎症性サイトカインであるIL−1α(インターロイキン−1α)及びIL−6(インターロイキン−6)の産生を有効に抑制すると同時に生体に対しては安全であることが見出され、本発明が完成された。
【0006】
即ち本発明の抗炎症剤は、カルノシン酸、カルノソール、及びノバラ抽出物から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする。又、本発明によれば、カルノシン酸、カルノソール、及びノバラ抽出物から選ばれる少なくとも1種を含有するPGE2産生抑制剤、IL−1α産生抑制剤及びIL−6産生抑制剤が提供される。
【0007】
本発明の抗炎症剤に使用されるサクラダソウは、キキョウ科Pratia属(銅錘玉帯草属)に属し、匍匐性の多年草の植物である。
サクラダソウ抽出物は、サクラダソウを乾燥し、細切し、水、エタノール等の親水性有機溶剤、又はこれらの混合物に浸漬し、得られた液をろ過して得られる。該抽出物は、茎葉部、果実部、毛状根部等に分けることができ、茎葉部及び果実部が特に好ましく用いられる。
ローズマリー抽出物、サクラ抽出物、ソテツ抽出物、ノバラ抽出物、イチゴ抽出物、ユキノシタ抽出物、クズ抽出物、レモングラス抽出物及びユキヤナギ抽出物も、サクラダソウ抽出物と同様にして得ることができる。また、カルノシン酸及びカルノソールはローズマリーから単離される。
【0008】
抗炎症剤中のサクラダソウ抽出物、ローズマリー抽出物、カルノシン酸、サクラ抽出物、ソテツ抽出物、カルノソール、ノバラ抽出物、イチゴ抽出物、ユキノシタ抽出物、クズ抽出物、レモングラス抽出物及びユキヤナギ抽出物から選ばれる少なくとも1種の配合量は、特に限定されるものではないが、乾燥固形物重量で、総量を基準として0.0001〜20.0重量%が好ましく、更に好ましくは0.0005〜5.0重量%である。
該配合量が0.0001重量%未満であると、本発明の効果が充分に得られず、一方20.0重量%を超えても、その増量に見合った効果の向上は認められない。
【0009】
本発明の抗炎症剤は、皮膚外用剤として、例えば、ローション類、乳液類、クリーム類、軟膏類、パック類等の剤型とすることができる。
【0010】
本発明の抗炎症剤には、色素、防腐剤、界面活性剤、香料、顔料等を適宜配合することができる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳しく説明する。ただし本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、以下の調製例及び実施例中%とあるのは、特にことわらない限り重量%を示す。
【0012】
調製例1
〔サクラダソウ抽出物の調製〕
サクラダソウは、茎葉培養系により大量増殖させて得た。得られたサクラダソウを自然乾燥し、茎葉部、果実部及び毛状根部に分け、それぞれ細切し、50%エタノール水溶液あるいは水に一晩浸漬し、ろ紙でろ過して、抽出物として得た。
【0013】
〔サクラダソウ抽出物の分画〕
得られた茎葉部の50%エタノール抽出物を、エバポレーターにより糊状になるまで濃縮した。この濃縮エキスに水及びヘキサンを同量ずつ加え、分液ロートで分配した。
水層は遠心分離により沈殿と上清とに分け、沈殿物は濃縮乾固後50%エタノールに溶解又は分散させ、50%エタノールを溜去後、凍結乾燥した。ヘキサン層はヘキサンを溜去後、50%エタノールに溶解、エタノール溜去後、凍結乾燥した。
【0014】
実施例1
(サクラダソウ抽出物のPGE2産生抑制効果)
〔重層表皮細胞の作成(液層培養法)〕
HuMedia−KG2(Kurabo)を用いてセミコンフルエントに増殖させた凍結正常ヒト表皮細胞(初代、新生児包皮由来:NHEK(F)CASCADE、3次培養)を96ウェル培養プレート(IWAKI)に60,000cells/well)ずつ播種した。24時間培養し、細胞が接着していることを確認した後、表皮細胞の分化を促すために1.2mMCa2+を含むK110typeII添加剤+(K110II(+)、Kyokuto)に培地交換した。1.2mMCa2+/K110II(+)で7日間培養し、重層表皮細胞とした。途中2日毎に培地交換した。
【0015】
サクラダソウ抽出物のPGE2産生抑制効果については、以下の実験によって確認した。
得られた重層表皮細胞の培地を吸引除去して、1.2mMCa2+/K110II(−)200μlで細胞を洗浄し、同培地200μlで2時間プレインキュベートした。その後、培地を吸引除去し、UVB(紫外線B領域)を照射した。UVBランプはTOSHIBA FL20SE、照射装置はデルマレイ照射装置(エーザイ)を使用し、ランプ点灯約1時間後より照射を開始した。照射強度は0.5mW/cm2になるよう高さを調整し、50mJ/cm2のUVBを照射した。なお、照射中、マイクロプレートのフタははずした。
UVB照射後、茎葉部及び果実部から採取したサクラダソウ抽出物(水抽出物及び50%エタノール抽出物)をそれぞれ含む1.2mMCa2+/K110II(−)200μl(サクラダソウ濃度:1μg/ml、10μg/ml、100μg/ml)を加え、培養した。24時間培養後、上清を回収し、該上清中のPGE2をPGE2 EIA system(BIOTRAK)を用いて定量した。吸光度測定にはマイクロプリートリーダEL312e(BIO−TEK INSTRUMENTS INC)を用いた。
結果を図1に示す。
なお、図1中、Aは茎葉部の50%エタノール抽出物、Bは茎葉部の水抽出物、Cは果実部の50%エタノール抽出物及びDは果実部の水抽出物に関する結果を示す。
【0016】
図1のA及びBから明らかなように、サクラダソウ茎葉部の50%エタノール抽出物は、該サクラダソウ抽出物を加えない場合はPEG2の産生量が約20ng/ml mediumであったのが、サクラダソウ抽出物濃度が10μg/mlで約17ng/ml mediumに、100μg/ml濃度で約10ng/ml mediumに減少した。サクラダソウ茎葉部の水抽出物は、該サクラダソウ抽出物を加えない場合はPEG2の産生量が約20ng/ml mediumであったのが、サクラダソウ抽出物濃度が10μg/ml濃度で約15ng/ml mediumに、100μg/ml濃度で約10ng/ml mediumに減少した。即ちサクラダソウ茎葉部は、50%エタノール抽出物及び水抽出物どちらもPGE2産生抑制効果を有していた。
又同様に、C及びDから明らかなように、果実部の50%エタノール抽出物は、該サクラダソウ抽出物を加えない場合はPEG2の産生量が約21ng/mlmediumであったのが、100μg/ml濃度で約16ng/ml mediumに減少し、水抽出物は、該サクラダソウ抽出物を加えない場合、PEG2の産生量が約21ng/ml mediumであったのが、100μg/ml濃度で約18ng/ml mediumに減少し、これもPGE2産生抑制効果を有していた。
特に茎葉部の抽出物の活性は、100μg/ml濃度で約50%の抑制率が得られ、サクラダソウ抽出物を含有しない場合に比べてPGE2産生抑制効果が非常に優れていた。
尚、「ng/ml medium」とは、培地1ml中に産生されるPGE2の産生量である。
【0017】
実施例2
(サクラダソウ茎葉部の50%エタノール抽出物の水画分及びヘキサン画分のPGE2産生抑制効果)
サクラダソウの茎葉部の50%エタノール抽出物(SAL700)、サクラダソウの茎葉部の50%エタノール抽出物−水層画分(SAL701)、サクラダソウの茎葉部の50%エタノール抽出物−水層沈殿(SAL702)及びサクラダソウの茎葉部の50%エタノール抽出物−ヘキサン層画分(SAL703)について、サクラダソウ濃度25μg/ml、50μg/ml、100μg/ml、200μg/mlで、実施例1と同様にしてPGE2産生抑制効果の試験を行った。
結果を図2に示す。
なお、図2中、AはSAL700、BはSAL701、CはSAL702及びDはSAL703に関する結果を示す。
【0018】
図2から明らかなように、サクラダソウ茎葉部の50%エタノール抽出物は、水層画分で、該サクラダソウ抽出物を含まない場合はPEG2の産生量が約6μg/mlであったのが、サクラダソウ濃度が100μg/mlで約3.5μg/mlに、200μg/mlで約2μg/mlに減少した。又、水層沈殿では、該サクラダソウ抽出物を含まない場合、PEG2の産生量が約5μg/mlであったのが、サクラダソウ濃度が200μg/mlで約3μg/mlに減少した。又、ヘキサン画分では、サクラダソウ抽出物を含まない場合、PEG2の産生量が約7.5μg/mlであったのが、サクラダソウ濃度が200μg/mlで約4μg/mlに減少した。即ち水画分であってもヘキサン画分であってもPGE2産生抑制効果を有していた。特に水画分は高い効果を示した。
【0019】
実施例3
(サクラダソウ抽出物中の3種類のフラボノイドのPGE2産生抑制効果)
サクラダソウ抽出物から単離された3種類のフラボノイド〔リナリン(linarin)、ジオスミン(diosmin)及びルテオリン 7−O−グルコシド(luteolin 7−O−glucoside)〕について、実施例1と同様にして、フラボノイド濃度0.1μg/ml、1μg/ml、10μg/ml、100μg/mlで、PGE2産生抑制効果の試験を行った。
結果を図3に示す。
なお、図3中、Aはリナリン、Bはジオスミン、Cはルテオリン 7−O−グルコシドに関する結果を示す。
【0020】
図3から明らかなように、リナリンについては、無添加の場合、PEG2の産生量が約6μg/mlであったのが、リナリン濃度が0.1μg/mlで約5μg/mlに、1μg/mlで約4μg/mlに、10μg/mlで約3μg/mlに、100μg/mlで約1.5μg/mlに減少し、ジオスミンについては、無添加の場合、PEG2の産生量が約4μg/mlであったのが、ジオスミン濃度が10μg/mlで約2μg/mlに、100μg/mlで約1μg/mlに減少し、ルテオリン 7−O−グルコシドについては、無添加の場合、PEG2の産生量が約7μg/mlであったのが、ルテオリン 7−O−グルコシド濃度が1μg/mlで約5μg/mlに、10μg/mlで約3μg/mlに、100μg/mlで約0.5μg/mlに減少した。即ち、試験に使用した3種のフラボノイドはどれも、茎葉部50%エタノール抽出物のSAL701に比べて、1/10から1/20の低い濃度でも、PGE2産生抑制効果を示すことが確かめられた。
【0021】
実施例4
(サクラダソウ抽出物のIL−1α産生抑制効果)
HuMedia−KG2(Kurabo)を用いてセミコンフルエントに増殖させた凍結正常ヒト表皮細胞(NHEK(F)CASCADE、3次培養)を96ウェル培養プレート(IWAKI)に60,000cells/well)ずつ播種した。24時間培養し、細胞が接着していることを確認した後、サクラダソウ抽出物を含む0.6mMCa2+/K110II(+)で培地交換を行い72時間培養した。途中48時間で同培地で培地交換を行った。72時間培養後、サクラダソウ抽出物及び50μg/mlLPSを含む同培地にて培地交換し、そのまま1時間培養することにより、表皮細胞をLPS刺激した。刺激後の培養上清を回収し、該上清中のIL−1α量を(h)IL−1α ELISA system(BIOTRAK)を用いて定量した。
結果を図4に示す。
なお図4中、Aは茎葉部の50%エタノール抽出物、Bは果実部の50%エタノール抽出物及びCは毛状根部のエタノール抽出物に関する結果を示す。
【0022】
図4から明らかなように、茎葉部50%エタノール抽出物を使用する場合、0.5μg/ml濃度で約25pg/mlと50%の抑制率、5μg/ml濃度で約20pg/mlと60%の抑制率であった。又果実部50%エタノール抽出物は0.5μg/ml濃度及び5μg/ml濃度で約30pg/mlと50%の抑制率であった。毛状根部エタノール抽出物は、0.5μg/ml濃度及び5μg/ml濃度で約25pg/mlと60%の抑制率であった。
【0023】
実施例5
(サクラダソウ抽出物のIL−6産生抑制効果)
マウスマクロファージRAW264.7を24ウェル培養プレート(IWAKI)に1.0×105cells/wellずつ播種した。培地には10容量%FBSを含むDMEM(10容量%FBS/DMEM)を使用し、24時間培養した。細胞の状態を確認した後、培地を吸引除去し、サクラダソウ抽出物を含む10容量%FBS/DMEM450μlを加え、続いてLPS(リポサッカライド、シグマ社製)50μlで刺激した。細胞刺激24時間後、培養上清を回収し、該上清中のIL−6量を(m)IL−6 ELISA system(BIOTRAK)を用いて測定した。
結果を図5に示す。
なお図5中、Aは茎葉部の50%エタノール抽出物、Bは果実部の50%エタノール抽出物、Cは果実部の水抽出物、Dは毛状根部のエタノール抽出物に関する結果を示す。
【0024】
図5から明らかなように、茎葉部50%エタノール抽出物の場合、濃度依存的に効果が認められ、1μg/mlの濃度で約10ng/mlと抑制率は57%であった。果実部50%エタノール抽出物及び水抽出物は、0.05〜1μg/mlにおいて約25%の程度の抑制率が得られた。毛状根部エタノール抽出物は、0.05〜1μg/mlにおいて濃度依存的に効果が認められた。
【0025】
実施例6
(細胞毒性試験)
サクラダソウ抽出物の細胞生育への影響を検討するため、alamarBlue Assayを行った。すなわち培養上清を除去後、10%alamarBlueを含む1.2mMCa2+/K110II(+)200μlを加え、2時間インキュベーションした。上清の550nm及び630nmにおける吸光度を測定した。数値は、サクラダソウ抽出物無添加群の吸光度を100%として示した。
結果を図6に示す。
なお図6中、Aは茎葉部の50%エタノール抽出物、Bは茎葉部の水抽出物、Cは果実部の50%エタノール抽出物、Dは果実部の水抽出物、Eは毛状根部のエタノール抽出物及びFは毛状根部の水抽出物に関する結果を示す。
【0026】
図6から明らかなように、サクラダソウの茎葉部、果実部及び毛状根部の各抽出物も、1〜100μg/mlにおいて細胞毒性及び細胞増殖作用は確認されなかった。
【0027】
調製例2
〔ローズマリー抽出物の調製〕
ローズマリーの茎葉部を自然乾燥し、細切し、50%エタノール水溶液に一晩浸漬し、ろ紙でろ過して抽出物を得た。
【0028】
実施例7
(ローズマリー抽出物のPGE2産生抑制効果)
ローズマリー50%エタノール抽出物を用いて、実施例1に準じてPGE2産生抑制効果の試験を行った。結果を図7に示す。
【0029】
図7から明らかなように、ローズマリー50%エタノール抽出物は、該ローズマリー抽出物を含まない場合はPGE2産生量が約7ng/ml mediumであったのを、ローズマリー抽出物濃度0.5%溶液で約6ng/ml mediumに、1.0%溶液で約5ng/ml mediumに減少させた。従ってローズマリー50%エタノール抽出物はPGE2産生抑制効果を有していた。
【0030】
実施例8
(ローズマリー抽出物のIL−1α産生抑制効果)
ローズマリー50%エタノール抽出物を用いて、実施例4に準じてIL−1α産生抑制効果の試験を行った。結果を図8に示す。
【0031】
図8から明らかなように、ローズマリー50%エタノール抽出物は、該ローズマリー抽出物を含まない場合はIL−1α産生量が約50pg/mlであったのを、ローズマリー抽出物濃度0.1%溶液で約25pg/mlに、1.0%溶液で約20pg/mlに減少させた。従ってローズマリー50%エタノール抽出物はIL−1α産生抑制効果を有していた。
【0032】
実施例9
(ローズマリー抽出物のIL−6産生抑制効果)
ローズマリー50%エタノール抽出物を用いて、実施例5に準じてIL−6産生抑制効果の試験を行った。結果を図9に示す。
【0033】
図9から明らかなように、ローズマリー50%エタノール抽出物は、該ローズマリー抽出物を含まない場合はIL−6産生量が約23ng/mlであったのを、ローズマリー抽出物濃度0.5%溶液で約19ng/mlに、1.0%溶液で約17ng/mlに、2.0%溶液で約6ng/mlに減少させた。従ってローズマリー50%エタノール抽出物はIL−6産生抑制効果を有していた。
【0034】
調製例3
〔カルノシン酸の調製〕
ローズマリーを酢酸エチルで抽出し、その抽出液をエーテルと1N水酸化ナトリウム溶液で振盪分配後、水酸化ナトリウム層を分取し、2N塩酸で中和後、エーテルで抽出した。エーテル抽出エキスはシリカゲルクロマトグラフィー(ベンゼン−アセトン(10:1))に通し、ベンゼンで再結晶を行うと、無色粉末が析出した。
析出した無色粉末を除いた残りのベンゼン溶液をポリアミド処理後、微量のベンゼンに溶解し、ヘキサンを加えて再結晶を行い、無色針状晶のカルノシン酸を得た。
【0035】
実施例10
(カルノシン酸のPGE2産生抑制効果)
カルノシン酸を用いて、実施例1に準じてPGE2産生抑制効果の試験を行った。結果を図10に示す。
【0036】
図10から明らかなように、カルノシン酸は、該カルノシン酸を含まない場合はPGE2産生量が約7ng/ml mediumであったのを、カルノシン酸濃度10μM(μmol/l、以下同)溶液で約3.5ng/ml mediumに、10μM溶液で約2ng/ml mediumに減少させた。従ってカルノシン酸は優れたPGE2産生抑制効果を有していた。
【0037】
実施例11
(カルノシン酸のIL−1α産生抑制効果)
カルノシン酸を用いて、実施例4に準じてIL−1α産生抑制効果の試験を行った。結果を図11に示す。
【0038】
図11から明らかなように、カルノシン酸は、該カルノシン酸を含まない場合はIL−1α産生量が約50pg/mlであったのを、カルノシン酸濃度10μM溶液で約20pg/mlに、20μM溶液で約12pg/mlに、40μM溶液で約10pg/mlに減少させた。従ってカルノシン酸は優れたIL−1α産生抑制効果を有していた。
【0039】
実施例12
(カルノシン酸のIL−6産生抑制効果)
カルノシン酸を用いて、実施例5に準じてIL−6産生抑制効果の試験を行った。結果を図12に示す。
【0040】
図12から明らかなように、カルノシン酸は、該カルノシン酸を含まない場合はIL−6産生量が約23ng/mlであったのを、カルノシン酸濃度10μM溶液で約20ng/mlに、20μM溶液で約15ng/mlに、40μM溶液で約5ng/mlに減少させた。従ってカルノシン酸は優れたIL−6産生抑制効果を有していた。
【0041】
調製例4
〔サクラ抽出物の調製〕
サクラの茎葉部を使用して、調製例2と同様にして、サクラ50%エタノール抽出物を得た。
【0042】
実施例13
(サクラ抽出物のPGE2産生抑制効果)
サクラ50%エタノール抽出物を用いて、実施例1に準じてPGE2産生抑制効果の試験を行った。結果を図13に示す。
【0043】
図13から明らかなように、サクラ50%エタノール抽出物は、該サクラ抽出物を含まない場合はPGE2産生量が約7.5ng/ml mediumであったのを、サクラ抽出物濃度0.5%溶液で約7ng/ml mediumに、1.0%溶液で約5.5ng/ml mediumに減少させた。従ってサクラ50%エタノール抽出物はPGE2産生抑制効果を有していた。
【0044】
実施例14
(サクラ抽出物のIL−1α産生抑制効果)
サクラ50%エタノール抽出物を用いて、実施例4に準じてIL−1α産生抑制効果の試験を行った。結果を図14に示す。
【0045】
図14から明らかなように、サクラ50%エタノール抽出物は、該サクラ抽出物を含まない場合はIL−1α産生量が約50pg/mlであったのを、サクラ抽出物濃度0.5%溶液で約40pg/mlに、2.0%溶液で約30pg/mlに減少させた。従ってサクラ50%エタノール抽出物はIL−1α産生抑制効果を有していた。
【0046】
実施例15
(サクラ抽出物のIL−6産生抑制効果)
サクラ50%エタノール抽出物を用いて、実施例5に準じてIL−6産生抑制効果の試験を行った。結果を図15に示す。
【0047】
図15から明らかなように、サクラ50%エタノール抽出物は、該サクラ抽出物を含まない場合はIL−6産生量が約22ng/mlであったのを、サクラ抽出物濃度1.0%溶液で約17ng/mlに、2.0%溶液で約11ng/mlに減少させた。従ってサクラ50%エタノール抽出物はIL−6産生抑制効果を有していた。
【0048】
調製例5
〔ソテツ抽出物の調製〕
ソテツの茎葉部を使用して、調製例2と同様にして、ソテツ50%エタノール抽出物を得た。
【0049】
実施例16
(ソテツ抽出物のPGE2産生抑制効果)
ソテツ50%エタノール抽出物を用いて、実施例1に準じてPGE2産生抑制効果の試験を行った。結果を図16に示す。
【0050】
図16から明らかなように、ソテツ50%エタノール抽出物は、該ソテツ抽出物を含まない場合はPGE2産生量が約2ng/ml mediumであったのを、ソテツ抽出物濃度1.0%溶液で約1ng/ml mediumに、2.0%溶液で約0.8ng/ml mediumに減少させた。従ってソテツ50%エタノール抽出物はPGE2産生抑制効果を有していた。
【0051】
実施例17
(ソテツ抽出物のIL−1α産生抑制効果)
ソテツ50%エタノール抽出物を用いて、実施例4に準じてIL−1α産生抑制効果の試験を行った。結果を図17に示す。
【0052】
図17から明らかなように、ソテツ50%エタノール抽出物は、該ソテツ抽出物を含まない場合はIL−1α産生量が約49pg/mlであったのを、ソテツ抽出物濃度2.0%溶液で約40pg/mlに減少させた。従ってソテツ50%エタノール抽出物はIL−1α産生抑制効果を有していた。
【0053】
実施例18
(ソテツ抽出物のIL−6産生抑制効果)
ソテツ50%エタノール抽出物を用いて、実施例5に準じてIL−6産生抑制効果の試験を行った。結果を図18に示す。
【0054】
図18から明らかなように、ソテツ50%エタノール抽出物は、該ソテツ抽出物を含まない場合はIL−6産生量が約23ng/mlであったのを、ソテツ抽出物濃度0.5%溶液で約20ng/mlに、2.0%溶液で約9ng/mlに減少させた。従ってソテツ50%エタノール抽出物はIL−6産生抑制効果を有していた。
【0055】
調製例6
〔カルノソールの調製〕
ローズマリーを酢酸エチルで抽出し、その抽出物をエーテルと1N水酸化ナトリウム溶液で振盪分配後、水酸化ナトリウム層を分取し、2N塩酸で中和後、エーテルで抽出した。エーテル抽出エキスはシリカゲルクロマトグラフィー(ベンゼン−アセトン(10:1)に通し、ベンゼンで再結晶を行い、得られた無色粉末を更にメタノールで再結晶し、無色針状晶カルノソールを得た。
【0056】
実施例19
(カルノソールのPGE2産生抑制効果)
カルノソールを用いて、実施例1に準じてPGE2産生抑制効果の試験を行った。結果を図19に示す。
【0057】
図19から明らかなように、カルノソールは、該カルノソールを含まない場合はPGE2産生量が約7ng/ml mediumであったのを、カルノソール濃度10μM溶液で約3.5ng/ml mediumに減少させた。従ってカルノソールは優れたPGE2産生抑制効果を有していた。
【0058】
実施例20
(カルノソールのIL−1α産生抑制効果)
カルノソールを用いて、実施例4に準じてIL−1α産生抑制効果の試験を行った。結果を図20に示す。
【0059】
図20から明らかなように、カルノソールは、該カルノソールを含まない場合はIL−1α産生量が約50pg/mlであったのを、カルノソール濃度10μM溶液で約21pg/mlに、20μM溶液で約16pg/mlに減少させた。従ってカルノソールは優れたIL−1α産生抑制効果を有していた。
【0060】
実施例21
(カルノソールのIL−6産生抑制効果)
カルノソールを用いて、実施例5に準じてIL−6産生抑制効果の試験を行った。結果を図21に示す。
【0061】
図21から明らかなように、カルノソールは、該カルノソールを含まない場合はIL−6産生量が約23ng/mlであったのを、カルノソール濃度10μM溶液で約19ng/mlに、20μM溶液で約17ng/mlに、40μM溶液で約11ng/mlに減少させた。従ってカルノソールは優れたIL−6産生抑制効果を有していた。
【0062】
調製例7
〔ノバラ抽出物の調製〕
ノバラの茎葉部を使用して、調製例2と同様にして、ノバラ50%エタノール抽出物を得た。
【0063】
実施例22
(ノバラ抽出物のPGE2産生抑制効果)
ノバラ50%エタノール抽出物を用いて、実施例1に準じてPGE2産生抑制効果の試験を行った。結果を図22に示す。
【0064】
図22から明らかなように、ノバラ50%エタノール抽出物は、該ノバラ抽出物を含まない場合はPGE2産生量が約7ng/ml mediumであったのを、ノバラ抽出物濃度0.1%溶液で約5.5ng/ml mediumに、0.5%溶液で約3ng/ml mediumに減少させた。従ってノバラ50%エタノール抽出物はPGE2産生抑制効果を有していた。
【0065】
実施例23
(ノバラ抽出物のIL−1α産生抑制効果)
ノバラ50%エタノール抽出物を用いて、実施例4に準じてIL−1α産生抑制効果の試験を行った。結果を図23に示す。
【0066】
図23から明らかなように、ノバラ50%エタノール抽出物は、該ノバラ抽出物を含まない場合はIL−1α産生量が約50pg/mlであったのを、ノバラ抽出物濃度0.1%溶液で約42pg/mlに、0.5%溶液で約36pg/mlに減少させた。従ってノバラ50%エタノール抽出物はIL−1α産生抑制効果を有していた。
【0067】
実施例24
(ノバラ抽出物のIL−6産生抑制効果)
ノバラ50%エタノール抽出物を用いて、実施例5に準じてIL−6産生抑制効果の試験を行った。結果を図24に示す。
【0068】
図24から明らかなように、ノバラ50%エタノール抽出物は、該ノバラ抽出物を含まない場合はIL−6産生量が約23ng/mlであったのを、ノバラ抽出物濃度0.5%溶液で約18ng/mlに、1.0%溶液で約14ng/mlに、2.0%溶液で約4ng/mlに減少させた。従ってノバラ50%エタノール抽出物はIL−6産生抑制効果を有していた。
【0069】
調製例8
〔イチゴ抽出物の調製〕
イチゴの茎葉部を使用して、調製例2と同様にして、イチゴ50%エタノール抽出物を得た。
【0070】
実施例25
(イチゴ抽出物のPGE2産生抑制効果)
イチゴ50%エタノール抽出物を用いて、実施例1に準じてPGE2産生抑制効果の試験を行った。結果を図25に示す。
【0071】
図25から明らかなように、イチゴ50%エタノール抽出物は、該イチゴ抽出物を含まない場合はPGE2産生量が約7.5ng/ml mediumであったのを、イチゴ抽出物濃度1.0%溶液で約6ng/ml mediumに、2.0%溶液で約4.5ng/ml mediumに減少させた。従ってイチゴ50%エタノール抽出物はPGE2産生抑制効果を有していた。
【0072】
実施例26
(イチゴ抽出物のIL−1α産生抑制効果)
イチゴ50%エタノール抽出物を用いて、実施例4に準じてIL−1α産生抑制効果の試験を行った。結果を図26に示す。
【0073】
図26から明らかなように、イチゴ50%エタノール抽出物は、該イチゴ抽出物を含まない場合はIL−1α産生量が約50pg/mlであったのを、イチゴ抽出物濃度0.5%溶液で約35pg/mlに、1.0%溶液で約32pg/mlに減少させた。従ってイチゴ50%エタノール抽出物はIL−1α産生抑制効果を有していた。
【0074】
実施例27
(イチゴ抽出物のIL−6産生抑制効果)
ノチゴ50%エタノール抽出物を用いて、実施例5に準じてIL−6産生抑制効果の試験を行った。結果を図27に示す。
【0075】
図27から明らかなように、イチゴ50%エタノール抽出物は、該イチゴ抽出物を含まない場合はIL−6産生量が約25ng/mlであったのを、イチゴ抽出物濃度1.0%溶液で約20ng/mlに、2.0%溶液で約8ng/mlに、減少させた。従ってイチゴ50%エタノール抽出物はIL−6産生抑制効果を有していた。
【0076】
調製例9
〔ユキノシタ抽出物の調製〕
ユキノシタの茎葉部を使用して、調製例2と同様にして、ユキノシタ50%エタノール抽出物を得た。
【0077】
実施例28
(ユキノシタ抽出物のPGE2産生抑制効果)
ユキノシタ50%エタノール抽出物を用いて、実施例1に準じてPGE2産生抑制効果の試験を行った。結果を図28に示す。
【0078】
図28から明らかなように、ユキノシタ50%エタノール抽出物は、該ユキノシタ抽出物を含まない場合はPGE2産生量が約2ng/ml mediumであったのを、ユキノシタ抽出物濃度0.5%溶液で約0.6ng/ml mediumに、1.0%溶液で約0.5ng/ml mediumに減少させた。従ってユキノシタ50%エタノール抽出物はPGE2産生抑制効果を有していた。
【0079】
実施例29
(ユキノシタ抽出物のIL−1α産生抑制効果)
ユキノシタ50%エタノール抽出物を用いて、実施例4に準じてIL−1α産生抑制効果の試験を行った。結果を図29に示す。
【0080】
図29から明らかなように、ユキノシタ50%エタノール抽出物は、該ユキノシタ抽出物を含まない場合はIL−1α産生量が約50pg/mlであったのを、ユキノシタ抽出物濃度0.5%溶液で約40pg/mlに、1.0%溶液で約35pg/mlに減少させた。従ってユキノシタ50%エタノール抽出物はIL−1α産生抑制効果を有していた。
【0081】
実施例30
(ユキノシタ抽出物のIL−6産生抑制効果)
ユキノシタ50%エタノール抽出物を用いて、実施例5に準じてIL−6産生抑制効果の試験を行った。結果を図30に示す。
【0082】
図30から明らかなように、ユキノシタ50%エタノール抽出物は、該ユキノシタ抽出物を含まない場合はIL−6産生量が約23ng/mlであったのを、ユキノシタ抽出物濃度1.0%溶液で約18ng/mlに、2.0%溶液で約14ng/mlに減少させた。従ってユキノシタ50%エタノール抽出物はIL−6産生抑制効果を有していた。
【0083】
調製例10
〔クズ抽出物の調製〕
クズの茎葉部を使用して、調製例2と同様にして、クズ50%エタノール抽出物を得た。
【0084】
実施例31
(クズ抽出物のPGE2産生抑制効果)
クズ50%エタノール抽出物を用いて、実施例1に準じてPGE2産生抑制効果の試験を行った。結果を図31に示す。
【0085】
図31から明らかなように、クズ50%エタノール抽出物は、該クズ抽出物を含まない場合はPGE2産生量が約2.3ng/ml mediumであったのを、クズ抽出物濃度0.5%溶液で約1.2ng/ml mediumに、1.0%溶液で約1ng/ml mediumに、2.0%溶液で約0.7ng/ml mediumに減少させた。従ってクズ50%エタノール抽出物はPGE2産生抑制効果を有していた。
【0086】
実施例32
(クズ抽出物のIL−1α産生抑制効果)
クズ50%エタノール抽出物を用いて、実施例4に準じてIL−1α産生抑制効果の試験を行った。結果を図32に示す。
【0087】
図32から明らかなように、クズ50%エタノール抽出物は、該クズ抽出物を含まない場合はIL−1α産生量が約50pg/mlであったのを、クズ抽出物濃度1.0%で約42pg/mlに、2.0%で約40pg/mlに減少させた。従ってクズ50%エタノール抽出物はIL−1α産生抑制効果を有していた。
【0088】
実施例33
(クズ抽出物のIL−6産生抑制効果)
クズ50%エタノール抽出物を用いて、実施例5に準じてIL−6産生抑制効果の試験を行った。結果を図33に示す。
【0089】
図33から明らかなように、クズ50%エタノール抽出物は、該クズ抽出物を含まない場合はIL−6産生量が約23ng/mlであったのを、クズ抽出物濃度0.5%溶液で約19ng/mlに、2.0%溶液で約11ng/mlに減少させた。従ってクズ50%エタノール抽出物はIL−6産生抑制効果を有していた。
【0090】
調製例11
〔レモングラス抽出物の調製〕
レモングラスの茎葉部を使用して、調製例2と同様にして、レモングラス50%エタノール抽出物を得た。
【0091】
実施例34
(レモングラス抽出物のPGE2産生抑制効果)
レモングラス50%エタノール抽出物を用いて、実施例1に準じてPGE2産生抑制効果の試験を行った。結果を図34に示す。
【0092】
図34から明らかなように、レモングラス50%エタノール抽出物は、該レモングラス抽出物を含まない場合はPGE2産生量が約2.5ng/ml mediumであったのを、レモングラス抽出物濃度0.5%溶液で約2ng/ml mediumに、2.0%溶液で約1.4ng/ml mediumに減少させた。従ってレモングラス50%エタノール抽出物はPGE2産生抑制効果を有していた。
【0093】
実施例35
(レモングラス抽出物のIL−1α産生抑制効果)
レモングラス50%エタノール抽出物を用いて、実施例4に準じてIL−1α産生抑制効果の試験を行った。結果を図35に示す。
【0094】
図35から明らかなように、レモングラス50%エタノール抽出物は、該レモングラス抽出物を含まない場合はIL−1α産生量が約50pg/mlであったのを、レモングラス抽出物濃度0.5%溶液で約43pg/mlに、1.0%で約33pg/mlに、2.0%で約24pg/mlに減少させた。従ってレモングラス50%エタノール抽出物はIL−1α産生抑制効果を有していた。
【0095】
実施例36
(レモングラス抽出物のIL−6産生抑制効果)
レモングラス50%エタノール抽出物を用いて、実施例5に準じてIL−6産生抑制効果の試験を行った。結果を図36に示す。
【0096】
図36から明らかなように、レモングラス50%エタノール抽出物は、該レモングラス抽出物を含まない場合はIL−6産生量が約23ng/mlであったのを、レモングラス抽出物濃度1.0%溶液で約17ng/mlに、2.0%溶液で約14ng/mlに減少させた。従ってレモングラス50%エタノール抽出物はIL−6産生抑制効果を有していた。
【0097】
調製例12
〔ユキヤナギ抽出物の調製〕
ユキヤナギの茎葉部を使用して、調製例2と同様にして、ユキヤナギ50%エタノール抽出物を得た。
【0098】
実施例37
(ユキヤナギ抽出物のPGE2産生抑制効果)
ユキヤナギ50%エタノール抽出物を用いて、実施例1に準じてPGE2産生抑制効果の試験を行った。結果を図37に示す。
【0099】
図37から明らかなように、ユキヤナギ50%エタノール抽出物は、該ユキヤナギ抽出物を含まない場合はPGE2産生量が約2.9ng/ml mediumであったのを、ユキヤナギ抽出物濃度0.5%溶液で約2.5ng/ml mediumに、2.0%溶液で約2ng/ml mediumに減少させた。従ってユキヤナギ50%エタノール抽出物はPGE2産生抑制効果を有していた。
【0】
実施例38
(ユキヤナギ抽出物のIL−1α産生抑制効果)
ユキヤナギ50%エタノール抽出物を用いて、実施例4に準じてIL−1α産生抑制効果の試験を行った。結果を図38に示す。
【0】
図38から明らかなように、ユキヤナギ50%エタノール抽出物は、該ユキヤナギ抽出物を含まない場合はIL−1α産生量が約50pg/mlであったのを、ユキヤナギ抽出物濃度0.5%溶液で約30pg/mlに、2.0%で約27pg/mlに減少させた。従ってユキヤナギ50%エタノール抽出物はIL−1α産生抑制効果を有していた。
【0】
実施例39
(ユキヤナギ抽出物のIL−6産生抑制効果)
ユキヤナギ50%エタノール抽出物を用いて、実施例5に準じてIL−6産生抑制効果の試験を行った。結果を図39に示す。
【0】
図39から明らかなように、ユキヤナギ50%エタノール抽出物は、該ユキヤナギ抽出物を含まない場合はIL−6産生量が約23ng/mlであったのを、ユキヤナギ抽出物濃度0.5%溶液で約20ng/mlに、2.0%溶液で約13ng/mlに減少させた。従ってユキヤナギ50%エタノール抽出物はIL−6産生抑制効果を有していた。
【0】
実施例40
スクワレン、セチルイソオクタノエート及びマイクロクリスタリンワックスを加熱溶解後、粘土鉱物、POEグリセロールトリイソステアリン酸エステル(界面活性剤)を加え、70℃に調整し、均一に分散・溶解して油性ゲルを得た。
次に、所定濃度のサクラダソウ抽出物を精製水に溶解し、70℃に調整し、油性ゲルの中へ十分に攪拌しながらゆっくりと添加した。
ホモミキサーで均一に混合した後、脱気、ろ過後、30℃まで冷却し、クリームを得た。各成分の配合比は以下の通りである。
【0】
組成 配合比(重量%)
スクワレン 20
セチルイソオクタノエート 8.5
マイクロクリスタリンワックス 1
粘土鉱物 1.3
POEグリセロール
トリイソステアリン酸エステル 0.2
サクラダソウ抽出物 0.01
水 残量
【0】
実施例41
サクラ抽出物を用いて、下記の組成を有するクリームを得た。
組成 配合比(重量%)
スクワレン 20
セチルイソオクタノエート 8.5
マイクロクリスタリンワックス 1
粘土鉱物 1.3
POEグリセロール
トリイソステアリン酸エステル 0.2
サクラ抽出物 0.01
水 残量
【0】
実施例42
ソテツ抽出物を用いて、下記の組成を有するクリームを得た。
組成 配合比(重量%)
スクワレン 20
セチルイソオクタノエート 8.5
マイクロクリスタリンワックス 1
粘土鉱物 1.3
POEグリセロール
トリイソステアリン酸エステル 0.2
ソテツ抽出物 0.1
水 残量
【0】
実施例43
ノバラ抽出物を用いて、下記の組成を有するクリームを得た。
組成 配合比(重量%)
スクワレン 20
セチルイソオクタノエート 8.5
マイクロクリスタリンワックス 1
粘土鉱物 1.3
POEグリセロール
トリイソステアリン酸エステル 0.2
ノバラ抽出物 0.1
水 残量
【0】
実施例44
イチゴ抽出物を用いて、下記の組成を有するクリームを得た。
組成 配合比(重量%)
スクワレン 20
セチルイソオクタノエート 8.5
マイクロクリスタリンワックス 1
粘土鉱物 1.3
POEグリセロール
トリイソステアリン酸エステル 0.2
イチゴ抽出物 0.1
水 残量
【0】
実施例45
ユキノシタ抽出物を用いて、下記の組成を有するクリームを得た。
組成 配合比(重量%)
スクワレン 20
セチルイソオクタノエート 8.5
マイクロクリスタリンワックス 1
粘土鉱物 1.3
POEグリセロール
トリイソステアリン酸エステル 0.2
ユキノシタ抽出物 0.1
水 残量
【0】
実施例46
クズ抽出物を用いて、下記の組成を有するクリームを得た。
組成 配合比(重量%)
スクワレン 20
セチルイソオクタノエート 8.5
マイクロクリスタリンワックス 1
粘土鉱物 1.3
POEグリセロール
トリイソステアリン酸エステル 0.2
クズ抽出物 0.1
水 残量
【0】
実施例47
レモングラス抽出物を用いて、下記の組成を有するクリームを得た。
組成 配合比(重量%)
スクワレン 20
セチルイソオクタノエート 8.5
マイクロクリスタリンワックス 1
粘土鉱物 1.3
POEグリセロール
トリイソステアリン酸エステル 0.2
レモングラス抽出物 0.1
水 残量
【0】
実施例48
ユキヤナギ抽出物を用いて、下記の組成を有するクリームを得た。
組成 配合比(重量%)
スクワレン 20
セチルイソオクタノエート 8.5
マイクロクリスタリンワックス 1
粘土鉱物 1.3
POEグリセロール
トリイソステアリン酸エステル 0.2
ユキヤナギ抽出物 0.1
水 残量
【0】
【発明の効果】
本発明によれば、抗炎症作用をもつと同時に安全性の高い抗炎症剤、PGE2産生抑制剤、IL−1α産生抑制剤、IL−6産生抑制剤及び抗アレルギー剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サクラダソウ抽出物のPGE2産生抑制効果を示すグラフ。
【図2】サクラダソウ抽出物画分のPGE2産生抑制効果を示すグラフ。
【図3】サクラダソウ由来フラボノイドのPGE2産生抑制効果を示すグラフ。
【図4】サクラダソウ抽出物のIL−1α産生抑制効果を示すグラフ。
【図5】サクラダソウ抽出物のIL−6産生抑制効果を示すグラフ。
【図6】サクラダソウ抽出物のヒト表皮細胞生育へ及ぼす影響を示すグラフ。
【図7】ローズマリー50%エタノール抽出物のPGE2産生抑制効果を示すグラフ。
【図8】ローズマリー50%エタノール抽出物のIL−1α産生抑制効果を示すグラフ。
【図9】ローズマリー50%エタノール抽出物のIL−6産生抑制効果を示すグラフ。
【図10】カルノシン酸のPGE2産生抑制効果を示すグラフ。
【図11】カルノシン酸のIL−1α産生抑制効果を示すグラフ。
【図12】カルノシン酸のIL−6産生抑制効果を示すグラフ。
【図13】サクラ50%エタノール抽出物のPGE2産生抑制効果を示すグラフ。
【図14】サクラ50%エタノール抽出物のIL−1α産生抑制効果を示すグラフ。
【図15】サクラ50%エタノール抽出物のIL−6産生抑制効果を示すグラフ。
【図16】ソテツ50%エタノール抽出物のPGE2産生抑制効果を示すグラフ。
【図17】ソテツ50%エタノール抽出物のIL−1α産生抑制効果を示すグラフ。
【図18】ソテツ50%エタノール抽出物のIL−6産生抑制効果を示すグラフ。
【図19】カルノソールのPGE2産生抑制効果を示すグラフ。
【図20】カルノソールのIL−1α産生抑制効果を示すグラフ。
【図21】カルノソールのIL−6産生抑制効果を示すグラフ。
【図22】ノバラ50%エタノール抽出物のPGE2産生抑制効果を示すグラフ。
【図23】ノバラ50%エタノール抽出物のIL−1α産生抑制効果を示すグラフ。
【図24】ノバラ50%エタノール抽出物のIL−6産生抑制効果を示すグラフ。
【図25】イチゴ50%エタノール抽出物のPGE2産生抑制効果を示すグラフ。
【図26】イチゴ50%エタノール抽出物のIL−1α産生抑制効果を示すグラフ。
【図27】イチゴ50%エタノール抽出物のIL−6産生抑制効果を示すグラフ。
【図28】ユキノシタ50%エタノール抽出物のPGE2産生抑制効果を示すグラフ。
【図29】ユキノシタ50%エタノール抽出物のIL−1α産生抑制効果を示すグラフ。
【図30】ユキノシタ50%エタノール抽出物のIL−6産生抑制効果を示すグラフ。
【図31】クズ50%エタノール抽出物のPGE2産生抑制効果を示すグラフ。
【図32】クズ50%エタノール抽出物のIL−1α産生抑制効果を示すグラフ。
【図33】クズ50%エタノール抽出物のIL−6産生抑制効果を示すグラフ。
【図34】レモングラス50%エタノール抽出物のPGE2産生抑制効果を示すグラフ。
【図35】レモングラス50%エタノール抽出物のIL−1α産生抑制効果を示すグラフ。
【図36】レモングラス50%エタノール抽出物のIL−6産生抑制効果を示すグラフ。
【図37】ユキヤナギ50%エタノール抽出物のPGE2産生抑制効果を示すグラフ。
【図38】ユキヤナギ50%エタノール抽出物のIL−1α産生抑制効果を示すグラフ。
【図39】ユキヤナギ50%エタノール抽出物のIL−6産生抑制効果を示すグラフ。

Claims (4)

  1. カルノシン酸、カルノソール、及びノバラ抽出物から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする抗炎症剤。
  2. カルノシン酸、カルノソール、及びノバラ抽出物から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とするPGE2産生抑制剤。
  3. カルノシン酸、カルノソール、及びノバラ抽出物から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とするIL−1α産生抑制剤。
  4. カルノシン酸、カルノソール、及びノバラ抽出物から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とするIL−6産生抑制剤。
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