JP4474631B2 - モニタリングシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、制御対象機器を動作制御するプログラマブルコントローラ(ターゲットシステム)を介して、該制御対象機器の各種動作データをモニタするモニタリングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
マルチタスクOS上で複数のモニタ装置を実現して、ターゲットシステム(プログラマブルコントローラ)と通信して、プログラムコントローラが制御している制御対象機器に関する多くの動作データをモニタ可能としたモニタリングシステムがある(たとえば、特開平11−327612号など)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のモニタ装置では、各モニタ装置(モニタプログラム)は、制御対象装置専用にその都度開発、あるいは、変更されていた。このプログラムの開発、あるいは、修正変更は、各モニタプログラムのソースから行われていたので、修正、変更後のプログラムを再度コンパイルし動作検証するなど、開発、修正に大変な労力がかかっていた。この発明は、複数のモニタプログラムの修正、開発が容易に行い得て、しかも、多くのモニタリング情報を表示可能なモニタリングシステムを提供することを目的とする。
次に、従来のモニタプログラムでは複数の動作がシーケンス式に記述してあり、モニタ動作実現のために、プログラムの先頭から終了まで処理してもそこで止まらず、再び先頭からの処理を繰り返す、というように、一旦起動されると絶えず周期的にプログラムをスキャンしてモニタ動作しているので、従来のように複数のモニタプログラムをマルチタスクOS上で動作させる場合には、複数のモニタプログラムが上記のような周期的スキャンを並行処理するため、処理能力の高いコンピュータシステムでないと処理能力が不足してそのようなモニタリングシステムを採用できないという問題もあった。本発明では、それらの複数のモニタリングプログラムが、必要な時にのみ動作することで、処理能力の高くないコンピュータシステムにおいても、採用することができるモニタリングシステムを構築することにある。
更に、本願発明の別の課題は、参照したデータを利用して、表示する際の表示方式を多様に指定できるモニタリングシステムを提供することにある。また更に、本願では、モニタ動作についてのデータのアクセス対象の変更を一層簡単に行うことのできる上記モニタリングシステムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本願モニタリングシステムでは、複数のモニタ手段をマルチタスクOS上で動作させ、ターゲットシステムとの間でデータを遣り取りして画面表示等を行うようにしてあるモニタリングシステムにおいて、マルチタスクOS上で動作し、動作テーブルにより与えられる表示、動作内容データに従った表示、動作を行う多重起動可能な1つのモニタ動作実行手段と、そのモニタ動作実行手段に適用される表示、動作内容データを記述した複数の前記動作テーブルとを備え、動作テーブルは、モニタ動作実行手段で実現されるモニタ手段の複数の動作がシーケンス式に記述されたロジックテーブルと、そのロジックテーブルに参照され、表示、動作内容データが記述されたファンクションテーブルと、ファンクションテーブルに参照され、モニタ動作に用いるデータのアクセス対象情報を持つオブジェクトテーブルとから構成され、ロジックテーブルには、先頭から順に初期化部とメイン処理部とマクロ記述部が設けてあり、初期化部は、所定のイベントが発生したときにのみに当該動作テーブルに基づくモニタ動作を実行するようにイベント条件を予め定義してあり、メイン処理部は、イベント通知を判別条件として、そのイベント通知があったときに行われる処理が夫々条件識別子に続いてテキストで記述され、工具情報表示手段で行うすべての動作がシーケンス式に順に記述され、マクロ記述部は、メイン処理部の、各処理で共通に使用される共通処理が記述され、メイン処理部で記述された処理の途中で、マクロ記述部の共通処理が呼び出されるようになっており、前記モニタ動作実行手段は、ロジック処理部とファンクションテーブル処理部とから構成され、ロジック処理部は、OSから通知されたイベントが、前記モニタ手段に対して有効かどうかを判断するイベントチェック手段と、有効であれば前記メイン処理部を実行開始する実行開始手段と、メイン処理部において記述されている複数の処理をシーケンス式に先頭から処理を行う実行手段と、メイン処理部の実行を終える終了判別手段とを備え、メイン処理部を先頭から末尾まで1周期分処理したら終了し、複数の動作テーブルの表示、動作内容データを多重に動作した前記モニタ動作実行手段に夫々適用して複数のモニタ手段を構成可能とし、それらのモニタ手段とターゲットシステムとをデータ授受のための通信手段で接続したことを特徴とする。
【0005】
これによれば、モニタ動作実行手段は動作テーブルを適用することにより、動作テーブルに記述された一連の表示、動作内容データに従ったモニタ動作を実行するモニタ手段となるため、動作テーブルの表示、動作内容データを変更し、あるいは、編集することにより、プログラムソースから開発、修正しなくても、新たなモニタ手段(モニタプログラム)を得ることができ、複数のモニタプログラムの開発、修正作業が極めて簡易となる。また、複数の異なるモニタ手段を、マルチタスクOS上で動作し、多重に起動可能な1つのモニタ動作実行手段に複数の異なる動作テーブルを夫々適用することにより実現しているので、通信手段を介して収集される多くのモニタ情報を表示可能である。マルチタスクOSとしては、普及度合いの高いWINDOWS(登録商標)を採用することが望ましい。
【0006】
また、ロジックテーブルにシーケンス式にモニタ動作が記述されている場合において、常時、シーケンスの先頭から終了までを止まることなく繰り返しスキャンする場合に比較して、特定のイベント(OSからのイベントでもよいし、特定のプログラムからのイベントでもよい)で、1スキャンだけ実行した後は、またイベント通知待ちとなるので、無駄な処理が繰り返されることがなく、そのため、処理能力の高くないコンピュータシステムにおいても、本願モニタリングシステムを採用できる。
【0007】
フアンクションテーブルにおいて記述される、オブジェクトテーブルを参照して画面表示を行わせるための参照描画ファンクションを、参照したオブジェクトテーブルで指定されているデータを利用若しくは加工して、画面上での表示方式を多様に指定可能なものとし、前記ファンクションテーブル処理部には、前記表示方式を解釈してそれに従う表示制御を行わせる表示制御手段を備え、オブジェクトテーブルにおいて、データのアクセス対象情報を間接記述し、該間接記述データをオブジェクトテーブルの外側で別に指定することにより、オブジェクトテーブルで指定されるデータのアクセス対象を可変としたことを特徴としている。これによれば、データの属性を数値から文字列に変換して表示したり、数値をグラフィックな表示(たとえば棒グラフなど)に変換して表示したり、あるいは、あるデータの内容を条件として、そのデータの表示、非表示などを制御したり、別の図形として表示したりするというような、多様な状態データの画面への出力制御を行うことができる。
【0008】
また、特定したアクセス対象を固定して記述してある多数のオブジェクトテーブルを用いる場合では、そのアクセス対象と違うアクセス対象をそれらのオブジェクトテーブルに適用したい場合には、それら多数のオブジェクトテーブルそのものを修正する必要があるのに比べ、アクセス対象を間接記述した場合には、その間接記述した間接記述データのみを別途変更してやればよいから、オブジェクトテーブル自体の修正、変更を必要としない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、多数のマシニングセンタなどの各種工作機械をライン状に並べて、工作物を搬送しつつ加工を行うトランスフア加工ラインに適用した例で説明する。本願のモニタリングシステムは、パーソナルコンピュータPCにインストールされて使用され、WINDOWS(登録商標)などのマルチタスクOS上で動作し、多重起動可能な1つのモニタ動作実行手段(テーブル内容処理プログラム)1と、そのモニタ動作実行手段1に適用されて所望のモニタ動作をさせるために準備される表示、動作内容データを記述した複数の動作テーブル2a,3a,4aとを備えている。これら複数の動作テーブル2a,3a,4aの表示、動作内容データは、多重に動作した前記モニタ動作実行手段1に夫々適用されて複数のモニタ手段2,3,4(ここでは異常表示手段、工具情報表示手段、生産情報表示手段)を生成する。
【0011】
また、それらのモニタ手段2,3,4とは別に、ターゲットシステムの異常データをリアルタイムで収集する異常情報収集手段5と、マシニングセンタM/C1、M/C2…をコントロールすると共に、マシニングセンタM/C1、M/C2…の各種動作状態を監視するプログラマブルコントローラ(PLC1、PLC2…)から成るターゲットシステムからの各種データを常時収集して記録フアイル6に書き出すデータ記録手段7と、上記各種のモニタ手段2〜4、異常情報収集手段5、データ記録手段7と多数のPLC1、PLC2…とを接続する通信手段8と、モニタ手段2〜4、異常情報収集手段5、データ記録手段7、通信手段8の起動、終了を管理するタスク管理手段9を備えている。10はモニタ内容表示用のCRT、11は、マウス、あるいはキーボードといった入力手段である。
【0012】
まず、複数の動作テーブル2a,3a,4aは、ここでは、リアルタイムでの異常表示用のもの2a、工具情報表示用のもの3a、生産情報を記録した記録フアイル6による生産情報表示用のもの4aが準備されている。各動作テーブル2a,3a,4aは、夫々モニタ手段2,3,4の行う複数の動作をシーケンス式に記述したロジックテーブルと、そのロジックテーブルで呼び出され、モニタリング画面の画面構成、その画面構成に対するデータの表示に関する命令群をテキストで記述したフアンクションテーブルと、ロジックテーブル、または、ファンクションテーブルで参照される、データ出力先、参照先といった、データアクセス情報を記述したオブジェクトテーブルの組み合わせから成る。
【0013】
以下、工具情報表示の場合について説明する。工具情報表示用の動作テーブル3aにおいて、ロジックテーブル20の先頭部分には、初期化部20aが設けてある。ここには、たとえば、マウスが画面のどこの位置でクリックされたらそのイベントが有効であるかという、イベント条件が記述される。図3の例では、先ずイベント有効マウス領域設定のための識別子が記述され、それに続いて、イベントA用、イベントB用…の、各設定領域データ(画面上での)が記述され、これにより、マウスのクリック有効領域を画面上でいくつか設定し、その部分でマウスがクリックされたら、その部分に設定したイベントが有効であるという設定が成されている。イベント条件としては、この他に、予め定めた時間(例えば1秒毎)により発生するもの、他のアプリケーションから発生されるもの等を設定できるし、イベント発生をフラグとして扱い、それらのフラグを組み合わせてイベント条件を設定する、といったことも可能である。
【0014】
工具情報表示画面を示す図2の画面の場合、画面の下方にいくつかの矩形領域(先頭頁、前頁、後頁、生産情報、終了)が設定されている。ここで、イベントA、B、C、は、夫々”先頭頁”、”前頁”、”後頁”に対応し、また、画面右上方には、イベントDに対応する矩形領域”修正”が設定されているものとする。他のモニタ手段2,4の各画面を構成する場合も同様である(図8の異常表示画面、図9の生産情報表示画面)。矩形領域自体の画面表示は、後述のファンクションテーブル21の単純描画命令により描画される。また、初期化部20aには、初期画面(先頭頁)表示用のフアンクションテーブル21、オブジェクトテーブル22を呼び出す各識別子と夫々呼び出すテーブル名データが記述されている。
【0015】
ロジックテーブル20には、初期化部20aに続いてメイン処理部20bが設けてある。メイン処理部20bは、メイン処理部20bの始まりを示す識別子「MAIN START」とメイン処理部20bの終わりを示す識別子「MAINEND」で囲まれた部分である。このメイン処理部20bには、上記したマウスによるイベント通知を判別条件として、そのイベント通知があったときに行われる処理が夫々条件識別子に続いてテキストで記述され、工具情報表示手段3で行うすべての動作がシーケンス式に順に記述されている。
【0016】
工具情報表示の場合、画面構成(線枠とか表題文字)は全て同じであり、そこに表示するデータが異なってくる。そのため、後述するオブジェクトテーブル22で間接指定されるレコード番号参照先テーブル23(図7)内のレコード番号処理を行って、表示したい画面に対応したデータを参照ファイルDAT1から読み出しする処理を行っている。工具情報はここでは5本ずつを表示するようにしており、後述のように、各工具について参照フアイルDAT1内の1レコードが順に対応しているので(図6)、メイン処理部20bでの先頭頁表示処理では、レコード番号参照先テーブル23内のレコード番号を工具番号T1〜T5に対応した初期値(1〜5)に設定し、また、前頁表示処理では、レコード番号参照先テーブル23内のレコード番号を夫々”5”ずつ減算して現在表示している5つのレコード番号に対して、夫々”5”ずつ小さいレコード番号を設定し、後頁表示処理では、レコード番号参照先テーブル23内のレコード番号を夫々”5”ずつ加算して現在表示している5つのレコード番号に対して、夫々”5”ずつ大きいレコード番号を設定する、という処理を行っている。これらの演算処理は、各イベント判別のための条件識別子の後に記述され、該当するイベントがあると実行される。
同様に、処理Dとしての入力処理のイベント判別識別子の後ろには、画面上の「修正」をクリックしたときに、図2下図のように画面に入力を促す別ウインドウをポップアップ表示し、画面上で修正したい表示データを選択して、そのデータに対して修正入力すると、その選択された表示データを記録している参照ファイルDAT1内の内容を、修正された新たなデータに書き換える、という処理が記述されている。
【0017】
メイン処理部20bに続いて、マクロ記述部20cが設けてある。マクロ記述部20cには、メイン処理部20bの、各処理で共通に使用される共通処理がいくつか記述されており、メイン処理部20bで記述された処理の途中で、マクロ記述部20cの共通処理が呼び出されるようになっている。
【0018】
次に、工具情報表示のためのファンクションテーブル21は図4に示すもので、オブジェクトテーブル22を参照しない単純描画ファンクション「DRAW」に続いて、タイトルの「工具情報」、データ表示表中の「現在値」「工具番号」「使用ステーション、加工個所」の文字列、また、マウスクリック領域内の「先頭頁」等の文字列を描画するための文字列描画命令(TEXT)や、また、データ表示表の枠線を描くための枠線描画命令(BOX(矩形描画)、LINE(線描画))が、表示位置データや文字の大きさ、その他描画に必要な情報と共に記述される。
【0019】
また、ファンクションテーブル21には、参照描画ファンクション「TEMPLATE」が記述される。この参照描画ファンクションでは、ファンクション「TEMPLATE」に続いて、参照するオブジェクトテーブル番号、描画命令、描画に必要な情報、表示方式が指定される。たとえば、あるオブジェクトテーブル番号の参照するバイナリデータを10進数値として表示したい場合、描画命令「TEXT」と数値としての表示方式を指定する「VALUE」を組み合わせ、その後ろに、「10進表示への変換」を記述する。また、オブジェクトテーブル番号の指定する文字列データをそのまま文字列として画面出力する場合には、描画命令「TEXT」と文字列としての表示方式を指定する「STRING」とを組み合わせて記述する。
【0020】
文字列データと数値との間の変換に限らず、本願発明では、さらに、描画命令として図形描画「円:CIRCLE」や「線:LINE」を指定して、表示形式中に、表示のための条件を記述することもできる。たとえば、描画命令としての「円」を指定し、表示方式中には、参照したオブジェクトテーブル番号の示す先のデータがある値となるまでは、単に「円」であるが、ある値を超えると「円を黄色く塗りつぶす」というような条件を指定すると、後述の表示制御手段63でその記述された条件を解釈し、画面上でランプが点灯したように表示される。また、描画命令としての「線」を指定し、その「線」を画面に表示する際に必要となる、線描画の始点、終点位置データの内、終点データを、参照したオブジェクトテーブル番号の示す先のデータに比例させるというような条件を数式と共に指定すると、後述の表示制御手段63でその記述された条件を解釈し、オブジェクトテーブル番号の示す先のデータに対応して、線の長さが決定されるような表示ができる。この点の実際の記述は、後述の(1)式に示される。勿論、前述の描画命令の後ろの表示方式においても、このような条件を含んだ表示方式を記述できる。
【0021】
オブジェクトテーブルは、1つの動作テーブルについて多数準備される。オブジェクトテーブルにはオブジェクトテーブル番号が順に割り付けてあり、割り付けられた各オブジェクトテーブルには、夫々、データの読み書きの対象となるところの、PLCの番号とそのPLC内のデバイス番号、通信データサイズであるとか(図5(b))、あるいは、参照したい状態データファイルのフアイル名と、そのフアイル名で特定されるデータ内における参照したいデータ内容の位置といった、データ位置情報(アクセス情報)が記録される(図5(a))。
【0022】
工具情報表示の場合のオブジェクトテーブル22は、図5(a)に示すようにここでは、各工具毎に2つずつ設けられる。各工具の使用回数の現在値を読み出すPLC番号、デバイス番号、通信データサイズの参照先を指定するオブジェクトテーブル(工具T1では番号1001のもの)と、各工具の工具番号の各文字列データ、使用ステーション、加工個所の文字列データの参照先を指定するオブジェクトテーブル(工具T1では番号1002のもの)とが1つの工具(T1)について対となる。これらのテーブルでは、”FILEDAT1”の記述により参照ファイルDAT1を参照先のファイルに指定し、そのファイルDAT1内の工具毎に割り振られたレコード番号を、”@***”により別途指定されるレコード番号参照テーブル23の参照先から参照し、さらに、参照先ファイルDAT1のレコード内のデータ位置を指定することで、1レコード中のデータから、必要な部分だけを切り出すようにしてある。
【0023】
レコード番号参照先テーブル23は、図7のように、1頁に表示する工具数に対応した数の参照先を持っている。ここでは工具5本を一頁に表示するため、5つの参照先(101〜105)が確保してある。この参照先のデータには、初期画面および先頭画面の場合は、”1〜5”が設定され、その状態で頁表示が切り替えられるイベントが発生すると、上記したメイン処理部20bで演算処理されて、その処理結果が反映され、表示すべき画面に対応した5本分の工具の工具番号が設定されるようにしてある。
【0024】
オブジェクトテーブル22が指定する参照フアイルDAT1(図6)には、各工具毎に1レコードが割り当てられ、先頭から順にレコード番号が割り当ててある。即ち、レコード番号1のデータとしては、先頭からnバイトの領域には、”工具T1の現在値を読み出すPLC番号、デバイス番号、通信データサイズ”が、それに続くmバイトの領域には”T1”の文字列データ、使用ステーション”ST1”、加工個所”15mm孔”といった文字列データが記録されており、レコード番号2のデータとしては、工具T2の現在値を読み出すPLC番号、デバイス番号、通信データサイズ、”T2”の文字列データ、使用ステーション”ST2”、加工個所”20mm孔”といったの文字列データが記録されており、工具T3以下も同様である。
【0025】
従って、上記オブジェクトテーブル22において、参照ファイルDAT1内の1レコードのデータの内、先頭からnバイトを参照することにより” PLC番号、デバイス番号、通信データサイズ”が取得され、それに続くmバイトを参照することにより、”工具番号、使用ステーション、加工個所”の文字列データが取得される。また、オブジェクトテーブル22において、参照ファイルDAT1内の参照すべきレコード番号を直接記述せず、オブジェクトテーブル22内にはレコード番号参照先として間接指定しておき、オブジェクトテーブル22の外側でその間接指定データを指定するようにしているので、参照先(レコード番号)を変更しようとするときには、オブジェクトテーブル22を変更することなく間接指定データを設定している部分(レコード番号参照先テーブル23)内データの変更だけで済む利点がある。
【0026】
以上説明してきた工具情報表示画面では、ファンクションテーブル21、オブジェクトテーブル22は、夫々1つしか持たず、画面切り替えを行っても、これらのテーブルに変更はないが、画面表示構成が画面ごと(処理ごと)に異なるような場合には、基本的には、各処理を行う際に、各処理用のファンクションテーブルと、そのファンクションテーブル21が参照する各処理用のオブジェクトテーブル22が呼び出されるように、メイン処理部20bにはテーブル呼出識別子と共にテーブル名が記述される。
【0027】
次にリアルタイムで異常を検知する異常情報収集手段5は、各PLCの特定の異常検出デバイスの状態を常時監視するもので、異常が検知されると異常表示手段2を起動して表示動作を行わせるようになっている。異常表示手段2(異常表示プログラム)も、異常表示用の動作テーブル2aが、モニタ動作実行手段1に適用されて生成される。この場合の動作テーブル2aでは、図8上図に示すような初期画面が設定してあり、”詳細”をクリックすることで、異常発生個所の詳細図が表示される。即ち、初期画面では、線枠描画と異常発生を知らせる文字(数値)データを表示するためのファンクションテーブルとそれに対応したオブジェクトテーブルとが使用されるが、”詳細”を指定したときには、異常発生ステーションと異常発生個所を描画するためのファンクション、オブジェクトテーブルが使用される。また、異常情報収集手段2は、上記のデバイスの状態により、異常表示手段と別のアプリケーションをも起動できるようになっている。
【0028】
生産情報表示手段4は、加工したワーク種類ごとの加工数を画面に表示するものである。初期画面においては、加工したワークが”数値”で示される(図9上図)が、グラフィック表示のために、2頁目用のファンクションテーブルとして参照描画ファンクションを使用したものが準備してある。この例では、画面下段の”グラフィック”をクリックすると、個数が棒グラフとなるように、「線」の終点が、参照したオブジェクトテーブルの示すワーク種類に対応して加工個数に対応した位置に設定されるように、ファンクションテーブルが作られている。
この場合の、ファンクションテーブルに記述されるファンクションは、ワークWR1に関して説明すると、
TEMPLATE、WR1の加工数を参照するオブジェクトテーブル番号、LINE、始点(X1、Y1)、終点(X2、Y1)、WILD、演算式:X2=X1+オブジェクトテーブルの参照先データ(加工数)に比例したX座標方向長さ)、線太さ …(1)
と記述される。ここで、”WILD”以下が、表示方式指定を示し、”WILD”は比例演算方式を示しており、演算式で指定された式に基づく結果を終点のX座標に反映させることを示している。なお、画面表示において、左右方向がX座標、上下方向がY座標である。ワーク加工数データS1、S2…がPLCの特定のデバイス内データとして記録されているときには、オブジェクトテーブルとしては、図5(b)のように、オブジェクトテーブル内に参照PLC番号、参照デバイス番号、通信データサイズを直接記述したものが使用される。
【0029】
これらの動作テーブル2a,3a,4aを読み込むモニタ動作実行手段(モニタ動作実行プログラム)1は、ロジック処理部50とファンクションテーブル処理部60とから構成される。図10に示すように、OSから通知されたイベントが、動作テーブル3a(2a、4a)を読み込んでモニタ動作実行手段1によって生成されたモニタ手段3(2,4)に対して”有効かどうか”を判断するイベントチェック手段51、有効であれば、モニタ手段3(2、4)のロジックテーブルのメイン処理部を実行開始する実行開始手段52、メイン処理部において記述されている複数の処理をシーケンス式に先頭から処理してイベント条件に該当する処理を、識別子、処理内容を解釈して行う実行手段53、「MAIN END」で実行を終える終了判別手段54とを備えており、「MAIN END」を判別するとそこで終了して次のイベント待ちとし、メイン処理部20bの先頭に戻って繰り返し処理を行わないようにしてある。このことは、多数のシーケンス式のモニタプログラムを同時実行するときには大変重要である。つまり、通常のシーケンス式のモニタプログラムでは、プログラムの先頭から終わりまでの周期を常時繰り返しているので、複数のモニタプログラムがそのような動作をすると、処理速度の速いコンピュータでないとモニタ処理できないおそれがあるが、このようなイベントドリブン方式でメイン処理部20bを先頭から末尾まで1周期分処理したら終了する方式では、常時の繰り返しがないので、コンピュータに対する負荷が小さくでき、能力の低いコンピュータシステムでも十分処理可能である。
【0030】
ファンクションテーブル処理部60では、ロジックテーブルから参照されたファンクションテーブルに記述されたファンクションを識別する識別手段61と、その識別手段61で識別されたファンクションに対応して、オブジェクトテーブルを参照しない単純描画処理を実行する実行手段62、オブジェクトテーブルを参照する参照描画処理を実行する実行手段63とを備えている。単純描画処理を実行する実行手段62は、単純描画フアンクションの後に続く描画命令を解釈して「文字列」「図形(箱、線、円など)」を、指定された描画情報に基づいて、画面に描画する。また、参照描画処理を実行する実行手段(表示制御手段)63では、参照描画ファンクションに続くオブジェクトテーブル、描画命令を解釈して、表示方式に指定の方式で画面に表示する処理を行う。
【0031】
タスク管理手段9は、モニタリングシステムが起動されると同時に起動し、工具情報表示手段3、異常情報収集手段5、データ記録手段7、通信手段8の起動を制御する起動手段70と、モニタ装置終了時に、すべてのプログラムを閉じる停止手段71とを備えている。
データ記録手段7は、予め設定した指定時間に、指定のデータをPLCから収集するもので、たとえば、工作機械の稼動状態(異常履歴)などを記録ファイル6に記録するものである。このデータ記録手段7は、図示しない時間テーブルに基づいて、別のアプリケーションを起動させることもできるようになっている。通信手段8は、各種のモニタ手段2〜4、異常情報収集手段5、データ記録手段7と、PLCやパーソナルコンピュータPCの内部ファイル(参照ファイルDAT1、記録ファイル6など)との間でデータ授受を行うための複数のデータ授受エリアを持っており(図12)、その複数のデータ授受エリアに設定されたモニタ手段等からの通信要求を上位から順に処理して必要なデータをデータ要求元に返すと、次の通信エリアにセットされた通信要求を処理するようにしてある。
【0032】
タスク管理手段9が起動されると、工具情報表示手段3、通信手段8、記録手段7、異常情報収集手段5を夫々起動する。工具情報表示手段3は、工具情報表示用の動作テーブル3aが、マルチタスクOS上で起動されたモニタ動作実行手段1に適用されて生成される。ロジックテーブル20が読み込まれ、初期化部20aが実行されて、イベント有効マウス領域が設定され、初期画面(先頭頁:図2上図)用のファンクションテーブル21とオブジェクトテーブル22とが読み込まれ、レコード番号参照先テーブル23には初期値”1〜5”が設定される。これによりオブジェクトテーブル番号1001、1002(工具T1用)には、データファイルDAT1のレコード番号1が、1003,1004(工具T2用)には、データファイルDAT1のレコード番号2が、以下、工具T3用の1005,1006にはレコード番号3、工具T4用の1007,1008にはレコード番号4、工具T5用の1009,1010にはレコード番号5がセットされ、例えば、オブジェクトテーブル番号1001では、工具T1の現在値を読み出す”PLC番号、デバイス番号、通信データサイズ”の位置が指定され、参照ファイルDAT1のレコード番号1のデータからPLC番号、デバイス番号、通信データサイズが読み出されて、当該PLCと通信手段8を介して通信が行われて指定デバイスのデータを受け取ると共に、オブジェクトテーブル番号1002では、”T1””ST1””15mm孔”の文字列データの位置が指定され、参照ファイルDAT1のレコード番号1のデータからそれらのデータが読み出されて図2上図に示すような画面が表示される。初期化部20aの処理後、メイン処理部20bは実行されず、イベント待ちとなる。
【0033】
一方、記録手段7、異常情報収集手段5も、マルチタスクOS上で同時に動いており、記録手段7は、予め設定した指定時間に、指定のデータを通信手段8を介してPLCから収集して、記録ファイル6に記録しつづける。また、異常情報収集手段5もマルチタスクOS上で同時起動され、PLCの異常情報をリアルタイムで検知している。この時点では、異常表示手段2、生産情報表示手段4は起動されていない。
【0034】
この状態で、工具情報表示手段2の”後頁”をクリックすると、工具情報表示手段3に対する有効イベントが発生する。このとき、ファンクションテーブル21、オブジェクトテーブル22は最初に読み込んだものと変更がないが、工具情報表示手段3に対する有効イベントにより、ロジックテーブル20のメイン処理部20bが実行されて各イベントに対する条件識別が先頭から順に行われて、イベント条件が一致した処理C(後頁表示処理)が行われ、メイン処理部20bにおいて、前記レコード番号参照先テーブル23内の”1〜5”が夫々”5”ずつ加算されて”6〜10”に変更される。これにより、オブジェクトテーブル番号1001、1002のレコード番号参照先の示すデータには、データファイルDAT1のレコード番号6が指定されて工具T6用データが読み出され、同様に、オブジェクトテーブル番号1003,1004のレコード番号参照先の示すデータには、データファイルDAT1のレコード番号7が指定されて工具T7用データが読み出され…というように、参照ファイルDAT1の参照レコード番号(データ参照先)が変更される。従って、工具情報画面としては、図2の下図のように工具T6〜T10の内容が表示される。
【0035】
モニタリング開始から、異常情報収集手段5により初めて異常が検知されると、異常情報収集手段5は、異常表示手段2を起動する。異常表示手段2は、モニタ動作実行手段1をマルチタスクOS上で多重起動させ、それに異常表示用の動作テーブル2aを適用して生成され、図8上図に示すような画面を工具情報表示手段3による画面と同じ画面上に重ねて表示する。この時点では、生産情報表示手段4は起動していない。
異常表示手段2が起動された後、”詳細”をクリックすると、異常表示手段2に対する有効イベントが発生し、異常表示手段2を生成しているモニタ動作実行手段1がイベント有効と判別し、そのイベントを条件とした処理(詳細表示画面表示)が実行され、ステーションの細部が画面に表示される(図8下図)。
また、異常表示手段2が起動された後、異常情報収集手段5が異常内容、異常個数の変化を検知したときにはイベントが発生して、そのイベントは、異常表示手段2に通知される。異常表示手段2は、そのイベントを有効として、新しく発生した異常内容を図8上図の初期画面にて表示する。
【0036】
これらが起動している状態で、工具情報表示画面で「生産情報」をクリックすると、そのイベントを契機に、工具情報表示用の動作テーブル3aで動作していたモニタ動作実行手段1が、生産情報表示用の動作テーブル4aを読み込む。これにより、工具情報表示画面に代わって、生産情報表示画面が表示され、PLCと通信が行われて所定のPLCのデバイスに記録されているワーク種類別の生産数を画面表示する(図15)。初期画面(図9上図)においては、生産数の数値データをそのまま数値として表示しているに過ぎない。しかし、”グラフィック”をクリックすると、生産情報表示手段4に対する有効イベントが発生し、生産情報表示手段4のロジックテーブルのメイン処理部が実行され、”グラフィック”をクリックしたというイベント条件に一致する処理、即ち、”棒グラフ表示処理”が、上述した(1)式の参照描画ファンクションの記述に基づいて行われることになる。
ここでは工具情報表示手段3に代えて生産情報表示手段4を起動するようにしたが、さらにモニタ動作実行手段1を多重に起動して工具情報表示手段3、生産情報表示手段4を同時に起動するようにしてあってもよい。モニタ手段としては、このほかに、異常履歴表示手段や、機台稼動状態表示といったものもつくることができる。この場合、画面の表示形態などは、動作テーブルに記述するデータ変更を行えばよいから、別のモニタ手段の生成は、極めて容易である。
【0037】
【発明の効果】
以上のように本願発明では、動作テーブルにモニタ動作を行わせる表示、動作データを記述し、その表示、動作データを、多重に起動できる1つのモニタ動作実行手段に適用して、モニタ動作実行手段が動作データの記述を解釈、処理して表示、動作データとして記述した内容を実行するようにして複数のモニタプログラムを実現するようにしたから、モニタプログラムの開発、修正は、前記動作テーブルの作成、修正で済み、ソースプログラムから記述しないため、開発、修正が極めて容易に行い得る。それに加えて、複数のモニタプログラムがマルチタスクOS上で多重(並列)に起動できるので、多くのモニタ情報を一画面で閲覧できる。
また、モニタ手段は、初回の起動後は、所定のイベントによるイベントドリブン方式で1サイクルのモニタ動作を行って、その後は、次のイベント待ち状態となるようにしたので、シーケンス方式でモニタ動作が実行される複数のモニタ手段がマルチタスクOS上で並行的に処理される場合であっても、シーケンス処理が常時繰り返される場合と比べて、モニタプログラムを実行するコンピュータの負担を軽くできる。
また、フアンクションテーブルで指定する参照データ位置を、ファンクションテーブルの外側で指定するようにしたため、ファンクションテーブルを変更すること無く、参照先を変更することが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】モニタリングシステムの全体構成を示す図である。
【図2】工具情報表示画面である。
【図3】ロジックテーブルの説明図である。
【図4】ファンクションテーブルの説明図である。
【図5】オブジェクトテーブルの説明図であり、(a)は間接記述方式、(b)は直接記述方式である。
【図6】間接記述方式のオブジェクトテーブルが参照する参照ファイルを示す図である。
【図7】間接記述方式のオブジェクトテーブルが参照するレコード番号参照先テーブルを示す図である。
【図8】異常表示画面である。
【図9】生産情報表示画面である。
【図10】モニタ動作実行手段を示す図である。
【図11】タスク管理手段を示す図である。
【図12】通信手段の共有メモリを示す図である。
【図13】モニタ手段が多重に起動された状態のモニタ画面を示す図である。
【符号の説明】
1 モニタ動作実行手段
2a、3a,4a 動作テーブル
2 異常表示手段(モニタ手段)
3 工具情報表示手段(モニタ手段)
4 生産情報表示手段(モニタ手段)
6 記録フアイル
7 データ記録手段
8 通信手段
9 タスク管理手段
20 ロジックテーブル
20a 初期化部
20b メイン処理部
20c マクロ記述部
21 フアンクションテーブル
22 オブジェクトテーブル
23 レコード番号参照先テーブル
50 ロジック処理部
51 イベントチェック手段
52 実行開始手段
53 実行手段
54 終了判別手段
60 ファンクションテーブル処理部
63 表示制御手段
PLC1、PLC2… プログラマブルコントローラ(ターゲットシステム)
Claims (2)
- 複数のモニタ手段をマルチタスクOS上で動作させ、ターゲットシステムとの間でデータを遣り取りして画面表示等を行うようにしてあるモニタリングシステムにおいて、
マルチタスクOS上で動作し、動作テーブルにより与えられる表示、動作内容データに従った表示、動作を行う多重起動可能な1つのモニタ動作実行手段(1)と、そのモニタ動作実行手段(1)に適用される表示、動作内容データを記述した複数の前記動作テーブルとを備え、
動作テーブルは、モニタ動作実行手段(1)で実現されるモニタ手段の複数の動作がシーケンス式に記述されたロジックテーブル(20)と、そのロジックテーブル(20)に参照され、表示、動作内容データが記述されたファンクションテーブル(21)と、ファンクションテーブル(21)に参照され、モニタ動作に用いるデータのアクセス対象情報を持つオブジェクトテーブル(22)とから構成され、
ロジックテーブル(20)には、先頭から順に初期化部(20a)とメイン処理部(20b)とマクロ記述部(20c)が設けてあり、初期化部(20a)は、所定のイベントが発生したときにのみに当該動作テーブルに基づくモニタ動作を実行するようにイベント条件を予め定義してあり、メイン処理部(20b)は、イベント通知を判別条件として、そのイベント通知があったときに行われる処理が夫々条件識別子に続いてテキストで記述され、工具情報表示手段で行うすべての動作がシーケンス式に順に記述され、マクロ記述部(20c)は、メイン処理部の、各処理で共通に使用される共通処理が記述され、メイン処理部(20b)で記述された処理の途中で、マクロ記述部(20c)の共通処理が呼び出されるようになっており、
前記モニタ動作実行手段(1)は、ロジック処理部(50)とファンクションテーブル処理部(60)とから構成され、ロジック処理部(50)は、OSから通知されたイベントが、前記モニタ手段に対して有効かどうかを判断するイベントチェック手段(51)と、有効であれば前記メイン処理部(20b)を実行開始する実行開始手段(52)と、メイン処理部(20b)において記述されている複数の処理をシーケンス式に先頭から処理を行う実行手段(53)と、メイン処理部(20b)の実行を終える終了判別手段(54)とを備え、メイン処理部(20b)を先頭から末尾まで1周期分処理したら終了し、
複数の動作テーブルの表示、動作内容データを多重に動作した前記モニタ動作実行手段に夫々適用して複数のモニタ手段を構成可能とし、それらのモニタ手段とターゲットシステムとをデータ授受のための通信手段(8)で接続したことを特徴とするモニタリングシステム。 - フアンクションテーブル(21)において記述される、オブジェクトテーブル(22)を参照して画面表示を行わせるための参照描画ファンクションを、参照したオブジェクトテーブル(22)で指定されているデータを利用若しくは加工して、画面上での表示方式を多様に指定可能なものとし、前記ファンクションテーブル処理部(60)には、前記表示方式を解釈してそれに従う表示制御を行わせる表示制御手段(63)を備え、
オブジェクトテーブル(22)において、データのアクセス対象情報を間接記述し、該間接記述データをオブジェクトテーブル(22)の外側で別に指定することにより、オブジェクトテーブル(22)で指定されるデータのアクセス対象を可変としたことを特徴とする請求項1記載のモニタリングシステム。
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