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JP4474564B2 - 減少した放出物のためのディーゼル燃料の配合 - Google Patents

減少した放出物のためのディーゼル燃料の配合 Download PDF

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JP4474564B2 JP2003580454A JP2003580454A JP4474564B2 JP 4474564 B2 JP4474564 B2 JP 4474564B2 JP 2003580454 A JP2003580454 A JP 2003580454A JP 2003580454 A JP2003580454 A JP 2003580454A JP 4474564 B2 JP4474564 B2 JP 4474564B2
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Description

本発明は内燃機関(「IC機関」)からの放出物を減少させるための燃料に関し、より詳しくは、ディーゼル機関からの粒子状放出物を減少させるための燃料および燃料配合プロセスに関する。
IC機関からの空気放出物に関するますます厳しい環境規制は、機関放出物、特にNOおよび粒子状放出物を減少させるための技術の開発を促進してきた。典型的には炭素質材料(ときには煤と呼ばれる)である粒子状物質放出物(「PM放出物」)は、燃料注入の改良などの「ハードウェア戦略」によって従来から減少されてきた。より最近の技術進歩は、ハードウェアの進歩に加えて燃料の進歩が必要であることを認めている。
燃料の分子特性をPM放出物を生成する傾向と相関付けようと試みる多くの研究が行われてきた。一般的傾向は、ディーゼル機関中の増加した汚染物質生成の一因となる特定の燃料特性について確立されてきた。これらは、硫黄、窒素、芳香族化合物および多核芳香族炭化水素の百分率、ならびに燃料の密度または炭素/水素(C/H)比のいずれかを含む。例えば、(非特許文献1)は、モノ芳香族成分およびポリ芳香族成分のレベルが異なるパラフィン系燃料を研究した。(非特許文献2)は、フィッシャートロプシュ材料および酸素添加材料を含む広範囲の燃料を評価した12燃料マトリックスの結果を報告している。(非特許文献3)は、310℃超で沸騰する燃料の留分、すなわち、燃料の〜20%を構成する高分子量留分のC/H比に応じて異なるPM生成のための単純化モデルを発表している。欧州自動車/オイルコンソーシアムは、広範囲の車両で広範囲の燃料を研究してきた((非特許文献4)、(非特許文献5)、(非特許文献6))。燃料のPM生成は、燃料の密度、%PNA、T95、%全芳香族化合物およびセタン価(CN)と相関付けられた。しかし、(非特許文献7)、(非特許文献8)は、芳香族含有燃料が、より低い密度、蒸留温度、芳香族含有率および硫黄を有する燃料より少ないPMを生成したエンジン試験の対照的な結果を提示した。その他の燃料特性は、放出物減少に及ぼす良好な効果を有するとして特定されてきた。これらの特性には、酸素添加濃度、パラフィン濃度(特に、n−パラフィンレベル)およびセタン価が挙げられる。最近の研究は、燃料のフィッシャートロプシュ型(すなわち、n−パラフィン含有率、従ってCNが非常に高い燃料)が理想的な低い放出物ディーゼル燃料であることを教示し、示唆している((非特許文献9)、(非特許文献10))。例えば、(特許文献1)には、減少した放出物を示すフィッシャートロプシュプロセスから誘導された「合成」燃料の使用が教示されている。
ハードウェア側では、より清浄な機関および進歩した後処理技術の開発において大幅な前進があった。高度なモデリングおよび実験機関診断能力は、より高度に最適化されたシリンダー形状の設計、燃料送出および注入のアプローチおよび機関運転変数のコンピュータ制御最適化を可能にしてきた。後処理の分野において、特にPM除去のためのNOx貯蔵・開放触媒およびディーゼル微粒子フィルターの開発および商業化に関して対応する進歩があった。
米国特許第5,807,413号明細書 米国特許第5,937,639号明細書 ミヤモト(Miyamoto)ら、SAE94067 ビートリス(Beatrice)ら、SAE961972 オガワ(Ogawa)ら、SAE952351 欧州自動車/オイルコンソーシアム、SAE961073 欧州自動車/オイルコンソーシアム、SAE961074 欧州自動車/オイルコンソーシアム、SAE961075 ナカキタ(Nakakita)および協同研究者、SAE982494 ナカキタ(Nakakita)および協同研究者、SAE982495 SAE2001−01−3518 SAE2000−1−1803
しかし、今まで、ディーゼル機関において減少した汚染物質生成を可能にするために組み合わせ燃料/ハードウェア戦略は殆ど用いてこられなかった。より少ない放出物を生じさせることが認められている高価な「合成燃料」に頼ることが、より少ない放出物を達成するための手段として唱えられることが多い。本発明は、広く利用可能で費用効果に優れる潜在性を有する燃料配合および燃料供給アプローチと合わせた、より効果的な脱NO後処理により、より少ないPM放出物運転を可能にする利点を有する。これらの利点は、様々な後処理系と合わせて用いてもよい低PM放出燃料の配合を促進するために本明細書において記載された本発明の使用を通して達成される。一実施形態において、本発明の燃料は運転サイクルの特定の部分中に用いられ、そして従来の燃料は運転サイクルの他部分中に用いられる。
一実施形態において、本発明は、実質的に減少した粒子状放出物をもたらすディーゼル機関のための燃料である。粒子状放出物指数(「PEI」)は従来の低放出燃料のために特定され定義され、それと比較して本発明の燃料の使用により生成される粒子状放出物は定義される。本明細書において教示された燃料は、約45〜約65の範囲のセタン価および約370℃未満のT95蒸留特性を有するとともに、関係式:
PEI=156+Z×(セタン価−49)+Z×(NR−14)+Z×(AR−25)+Z×(T95−315℃)
(式中、
は約0.67〜約1.06の範囲であり、
は約0.9〜約1.28の範囲であり、
は約2.54〜約2.80の範囲であり、
は約0.1〜約0.4の範囲であり、
NRは燃料中のナフテン環含有率の定義された相関であり、
ARは燃料中の芳香族環含有率の定義された相関である)
により定義されたNRおよびAR値、セタン価およびT95を有することを特徴とする。
好ましい実施形態において、PEIは約100未満である。すなわち、典型的なフィシャートロプシュ型ディーゼル燃料に関するPEIである。もう一つの実施形態において、式は、燃料成分を選択的に調節して所定の燃料のPM放出物特性を改善するために用いてもよい。更なる実施形態において、本発明は、運転サイクルのさもないと高放出部分中にIC機関のPM放出物性能を改善するために運転サイクルの主要セグメント中に低PM燃料を使用することを教示している。
改善されたPM燃料は単独で有利に用いてもよいか、または一種以上の従来のディーゼル燃料とブレンドしてもよいか、あるいは運転サイクルの残り部分中の従来のディーゼル燃料と合わせて運転サイクルの特定の部分中に用いてもよい。燃料は後処理系と合わせて、または後処理系なしで用いてもよい。
本発明は、IC機関における排放出物および燃焼特性に及ぼす燃料分子構造の影響の発見に基づいている。より詳しくは、本発明者らは、ディーゼル機関からの粒子状物質排出物を減少させるために独特の燃料配合を発見した。好ましい実施形態において、ディーゼル機関は軽量ディーゼル機関を含む。ディーゼル機関を記載するために本明細書で用いられる軽量という用語は、乗用車、スポーツユーティリティ車両(SUV)、軽トラックおよびバス、ならびに類似の同種類の車両のために用いられる機関である。上述した軽トラックおよびバスは、日本では約2.5トン以下、米国では約8,500ポンド以下の総車両重量(GVW)を有するトラックおよびバスとして定義され、カテゴリーM1(9名以下の乗員数)およびN1(欧州で3.5トン以下のGVW)に分類される。本明細書で用いられる重量ディーゼル機関は、上述したタイプ以外の固定汚染源および車両に動力を供給するために用いられるディーゼル機関である。
燃料は日常運転中に用いてもよいか、または高トルク/高荷重、高機関速度(RPM)条件、迅速加速、高高度運転(すなわち、約800メートルより高い)、および類似の同種類の運転などのPM放出物について問題があると知られている運転サイクル期間中に有利に用いてもよい。燃料は、従来通り構成されたディーゼル燃料中で用いてもよく、すべてが当業界で知られている酸化触媒、NO貯蔵減少(「NSR」)系、ディーゼル微粒子フィルター(「DPF」)系、ディーゼル微粒子−NOx減少系(DPNR)、連続再生トラップ(CRT)、煤酸化添加剤入りまたは煤酸化添加剤なしのディーゼル微粒子フィルター(「DPF」)、尿素入りまたは尿素なしの選択的触媒還元(SCR)および三元触媒などの排気後処理系と合わせて有利に用いてもよい。燃料式は、本発明のユーザーに低PM放出物燃料を配合するための手段を提供する。
本発明の低PM放出燃料は、式(「式」):
PEI=156+Z×(セタン価−49)+Z×(NR−14)+Z×(AR−25)+Z×(T95℃−315)
(式中、
は約0.67〜約1.06の範囲であり、
は約0.9〜約1.28の範囲であり、
は約2.54〜約2.80の範囲であり、
は約0.1〜約0.4の範囲であり、
NRは燃料中のナフテン環含有率の定義された相関であり、
ARは燃料中の芳香族環含有率の定義された相関である)
により配合される。
PEIは粒子状放出物指数である。PEIは、式によって定義されたセタン価、T95、ARおよびNRの合成である。
式に戻って参照すると、Z値は約0.67〜約1.06、好ましくは約0.77〜約0.97の範囲であり、最も好ましくは約0.87である。Zは約0.9〜約1.28、好ましくは約1.0〜約1.8の範囲であり、最も好ましくは約1.09である。Zは約2.54〜約2.80、好ましくは約2.61〜約2.74の範囲であり、最も好ましくは約2.67である。Zは約0.1〜約0.4の範囲であり、好ましくは約0.2である。
式の満足のいく使用は、質量分析法と挨まったガスクロマトグラフ法などの技術により以下のクラスに燃料の分子組成を正確且つ詳細に特性分析することに応じて決まる。(a)%ノルマルパラフィン+%イソパラフィン、(b)%1環シクロパラフィン、(c)%2環シクロパラフィン、(d)%3環+シクロパラフィン、(e)%1環芳香族化合物、(f)%2環芳香族化合物、(g)%3環+芳香族化合物、(h)%ナフト−芳香族化合物。上のクラスに関して、「ナフテン」および「シクロパラフィン」という用語は同義語であり、3環+とは、三つ以上の環を意味する。好ましい実施形態において、穏やかなイオン化技術は、親質量切断から導入された質量分析データの解釈におけるエラーを最小化するために用いられる。
AR値とNR値は、以下の表に規定された項を合計することにより定義され、決定される。
Figure 0004474564
例えば、燃料が77%のノルマルパラフィン+イソ−イソパラフィン、14%の1環芳香族化合物、および1芳香族環と2ナフテン環を有する分子のクラス9%を含有する場合、AR値は6+3=9であり、NR値は0+6=6である。
式は、従来の硫黄含有燃料からPM放出物を減少させるために用いてもよい。しかし、一実施形態において、燃料硫黄は、約120ppm未満、好ましくは約30ppm未満、最も好ましくは約20ppm未満に限定される。燃料のセタン価は、約45〜約65、好ましくは約45〜約60、最も好ましくは約50〜約55の範囲である。こうした範囲内で、セタン価は式により異なる。燃料の従来通り決定された蒸留特性であるT95は、約260℃〜約370℃、好ましくは約260℃〜約340℃、最も好ましくは約260℃〜約320℃の範囲である。こうした範囲内で、T95は式により異なる。
本燃料は、軽量ディーゼル機関と重量ディーゼル機関の両方に関して機関運転サイクル全体を通して従来のディーゼル燃料と比べたときに有利である。本燃料は、PM放出物に関して問題があると知られている運転サイクル期間中に特に有利である。例えば、本発明の燃料を使用すると、従来の燃料と比べたときに軽量ディーゼル機関と重量ディーゼル機関の両方に関してディーゼル機関の煤煙制限トルク運転を伸ばす。高荷重と同義語で用いられる高トルクという用語は、機関の最大荷重またはトルクの約60%より大きい機関トルクまたは機関荷重を意味する。高RPM且つ迅速加速機関運転は、最適な空気/燃料混合のために短い時間しかないので、より高いPM放出物を従来通り生成する。本発明の燃料は、軽量ディーゼル機関と重量ディーゼル機関の両方に関して、より高いRPM/低PM放出物運転を可能にする。高RPMという用語は、特定の機関のRPM限界の約70%を上回るRPMとして一般に定義される。迅速加速とは、高RPM/秒で約140RPMを上回る加速速度、および低RPMで約500RPM/秒を上回る加速速度を一般に意味する。さらに、本燃料は、未燃焼気体放出物の減少した分子量のゆえに白色煤煙放出物の生成を減少させるので常温始動条件下で更に有利に用いることが可能である。
一実施形態において、本燃料は、後処理系中の触媒が還元再生を受ける期間中に有利に用いられる。特に、本燃料からの低PM放出物は、後処理系の入口で測定された排ガス温度が約250℃より低い、好ましくは約200℃より低い常温始動直後に常温始動条件および低加重条件下で内部であろうとまたは外部であろうと従来の使用より高い排ガス再循環(EGR)の使用を可能にする。これらの条件下で、本燃料は、従来の燃料で可能であったより低いPM生成で触媒活性化を可能にするのに十分に注入タイミングを遅らせることを可能にする。従って、本燃料は、外部EGR回路、すなわち、EGR冷却器および/またはEGA弁中により少ない沈積物を形成する上で有利である。
もう一つの実施形態において、本燃料は、「無煙燃焼」(例えば、(特許文献2)参照)と呼ばれる燃焼アプローチと合わせて有利に用いられる。無煙燃焼において、触媒床温度は、より高いEGR速度および高い反応性HC放出物によって引き起こされる比較的よりリッチな燃焼のゆえに低荷重条件中に触媒の活性化温度より高く維持することが可能である。よりリッチな燃焼とは、高い当量比で起きる燃焼を意味し、当量比は、燃料対酸素の実モル比を燃料対酸素の化学量論モル比によって除したものとして定義される。一実施形態において、本発明の燃料は、約0.75より大きい当量比で少なくともEGRレベルが約45%より大きいときに供給される。EGRレベルとは、着火時の燃焼チャンバ内の全ガス(すなわち、新鮮空気および排ガス)を基準とした排ガスの百分率を意味する。好ましい実施形態において、燃料は、当量比が約0.85より大きいときに供給され、当量比が約0.95を上回るときが最も好ましい。逆に、従来のディーゼル燃焼アプローチによる車両の運転は、触媒の活性化温度を下回るより冷たい排ガスおよび触媒床温度をもたらす。上述した無煙燃焼において、触媒は、SOFによる触媒表面の被覆のゆえにより低荷重の運転中に不活性化されうる。本発明の燃料は、この触媒不活性化を防ぐとともに、より低いSOF生成傾向のおかげで無煙燃焼の下方荷重限界を広げる際に有利である。よって、本燃料は、酸化触媒、NSR、DPNR、DPFおよびCRTなどを含む後処理系に対して有益である。
さらに、無煙燃焼は、従来の燃料と比べて本発明の燃料でよりリーンな運転条件下で達成することが可能であり、より良好な燃料経済性をもたらす。本燃料は、より低い煤生成傾向のおかげで無煙燃焼のより上方荷重限界を広げる際にも有利であり、効率的な触媒再生が可能である運転サイクルのより大きな部分をもたらす。
NSRは、機関リーン運転条件中に窒素酸化物(NO)を貯蔵する触媒を用いる。これらの触媒は、硝酸塩として貯蔵された窒素原子を窒素分子ガスに転化するために燃料リッチ条件下で周期的再生を必要とする。従来法では、窒素トラップ触媒の燃料リッチ再生は炭素質材料または煤を形成する傾向をもたらし、よって粒子状放出物および触媒汚れをもたらす。本発明の低PM燃料は、運転サイクルのこうした「再生」期間中に機関運転において特に有利である。
煤酸化添加剤入りまたは煤酸化添加剤なし且つ後注入または後注入なしのDPFは、フィルター上の蓄積PMを酸化させるために周期的再生を必要とする。再生プロセスにおいて、DPF触媒の床温度は、PM酸化を活性化するのに十分高いが、しかしDPFが割れ発生、溶融などの熱劣化を受ける温度より低い望ましい範囲内で維持される必要がある。DPF劣化は、床温度が排炭化水素の沈積およびSOF蓄積のゆえに劣化温度を上回る局所領域である「ホットスポット」で起きることが多い。本発明の低PM燃料は、より低い分子量の炭化水素成分および減少したSOFを生じさせ、従って、触媒表面上で「ホットスポット」の発生を避ける際に特に有利である。
NSR触媒は触媒中での無機硫酸塩の発生を通して硫黄によって作用を失われる。触媒は、排ガスによって押し流される気体硫黄化学種に、触媒上で硫酸塩として貯蔵された硫黄原子を転化するために燃料リッチ条件下で周期的に再生されなければならない。再生プロセスにおいて、NSR触媒の床温度は、硫黄再生を活性化するのに十分高いが、しかしNSRが貴金属原子の凝固などの熱劣化を受ける温度より低い望ましい範囲内で維持される必要がある。NSR劣化は、床温度が排炭化水素の沈積およびSOF蓄積のゆえに劣化温度を上回る局所領域である「ホットスポット」で起きることが多い。本発明における低PM燃料は、より低い分子量の炭化水素成分および減少したSOFを生じさせ、従って、触媒表面上で「ホットスポット」の発生を避ける際に特に有利である。
以下の実施例は本発明の実施形態の幾つかの例示である。
実施例1
制御された条件下でのPM放出物のエンジン試験のために5種の燃料を選択した。試験燃料の分子組成を以下の表2に示している。
Figure 0004474564
5種の燃料の内、1種の燃料は従来の燃料を代表するものであった(TF−Aと呼ばれるもの)。ディーゼル機関内で運転されたときに実質的に減少したPM放出物を有することが当業界で知られている合成ディーゼル燃料を代表するようにフィッシャートロプシュ類似体(TF−E)を選択した。
式に従い試験燃料のためのPEI値を以下の表3に示している。TF−AおよびTF−Bは100より著しく大きいPEI値を有する。TF−CおよびTF−Eは100より若干大きいPEI値を有する。TF−Dは100より著しく小さいPEI値を有する。前述したすべては、本発明の下記の式に従っている。
PEI=156+0.87×(セタン価−49)+1.09×(NR−14)+2.67×(AR−25)+0.2×(T95−315℃)
Figure 0004474564
共通レール直接注入により軽量単気筒ディーゼル機関を用いて燃料を試験した。排ガス分析器、ボッシュ型煤煙計および完全希釈トンネルを用いて排放出物を分析した。速度および荷重の4つの組み合わせについて試験を行った。排放出物の粒子状物質を分析した。図1に示したように、TF−Aより小さいPEI指数を有する燃料は減少したPM放出物を有する。約83のPEI指数を有するTF−Dは、フィッシャートロプシュ類似燃料であるTF−Eを含む他のすべての燃料より低いPM放出物平均値を速度および荷重のこれらの組み合わせにわたって実証した。
式は、低PM放出物を生じる燃料を特定するためか、または配合された燃料のPM放出物を減少させる手段として用いてもよい。後者は、所定の燃料のためのPEI値を特定し、その後、PEIを減少させるために式により燃料の分子組成を修正することにより実行される。
実施例2
従来のディーゼル燃料であるJTD−5と比べて高速直接注入(HSDI)機関内で燃料TF−Dを評価した。図2に示したように、TF−Dの煤煙制限完全荷重トルクは、従来のディーゼル燃料であるJTD−5のトルクと比べて中速および高速で約8%高い。TF−Dのこの利点は、高荷重条件で従来の燃料を基準としたこの燃料のより低いPM生成から得られる。
実施例3
TD−99と呼ばれる従来のディーゼル燃料と比べて多気筒HSDI機関内で「無煙燃焼」の方式で燃料TF−Dを評価した。図3に示したように、TF−Dは、空気/燃料比の広い範囲にわたって従来のディーゼル燃料より低い煤煙およびSOF放出物を生じる。
図3は、TF−Dが従来の燃料と比べて、よりリーンな条件下での無煙燃焼を可能にすることも示している。これは、TF−Dにより従来の燃料より良好な燃料経済性をもたらしつつ無煙燃焼を達成できることを意味している。
異なるPEIの燃料の試験からのPM放出物結果を描くグラフである。 従来の燃料と比較した本発明の燃料の試験からの性能結果を示すグラフである。 従来の燃料と比較した本発明の燃料の試験からの煤煙および可溶性有機部分(SOF)放出物を示すグラフである。

Claims (19)

  1. 下記(a)〜(c)の要件を満たすことを特徴とするディーゼル機関のための燃料。
    (a)PEI(粒子状放出物指数)は、100未満である。
    (b)セタン価が45〜60の範囲で、T95が260〜370℃の範囲である。
    (c)NR、AR、セタン価およびT95(℃)の数値は、次の式を満足する。
    PEI=156+0.87×(セタン価−49)+1.09×(NR−14)+2.67×(AR−25)+0.2×(T95−315℃)
    (式中、NRは、燃料中のナフテン環含有率の定義された相関であり、ARは、燃料中の芳香族環含有率の定義された相関であり、それぞれの数値は、下記の表に従って計算される。
    Figure 0004474564
  2. 前記セタン価が50〜55の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の燃料。
  3. T95が260℃〜320℃の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の燃料。
  4. 前記燃料が、さらに120wppm未満の硫黄含有率を有することを特徴とする請求項1に記載の燃料。
  5. ディーゼル機関を運転するに際して減少した粒子状放出物を示すディーゼル燃料をブレンドする方法であって、
    少なくとも第1の燃料ブレンド成分と第2のブレンド成分を選択する工程と、
    少なくとも第1の燃料成分と第2の燃料成分のためのAR値およびNR値、セタン価およびT95(℃)を特定する工程と、
    少なくとも前記第1の燃料成分と第2の燃料成分をブレンドして、セタン価が45〜60の範囲で、T95が260〜370℃の範囲で、かつ下記の式で示されるPEI(粒子状放出物指数)が100未満であるブレンド燃料を提供する工程とを含むことを特徴とする方法。
    PEI=156+0.87×(セタン価−49)+1.09×(NR−14)+2.67×(AR−25)+0.2×(T95−315℃)
    (式中、NRは、燃料中のナフテン環含有率の定義された相関であり、ARは、燃料中の芳香族環含有率の定義された相関であり、それぞれ下記の表に従って計算される。)
    Figure 0004474564
  6. 前記セタン価が50〜55の範囲であることを特徴とする請求項に記載の方法。
  7. T95が260℃〜320℃の範囲であることを特徴とする請求項に記載の方法。
  8. 前記ブレンド燃料が、さらに120wppm未満の硫黄含有率を有することを特徴とする請求項に記載の方法。
  9. 前記ブレンド燃料が、30wppm未満の硫黄含有率を有することを特徴とする請求項に記載の方法。
  10. 請求項1〜4のいずれかに記載の燃料を用いて運転しているディーゼル機関からの粒子状放出物を減少させる方法。
  11. 前記燃料が、少なくとも、1)高EGRレベル運転、2)触媒再生運転、3)高機関トルク運転サイクル期間、4)高高度運転、5)迅速加速運転、6)常温始動条件またはそれらの組み合わせ中に前記機関に供給されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記燃料が、少なくとも機関トルクが最大機関トルクの60%以上であるときに、前記機関に供給されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記燃料が、少なくとも排ガスリサイクルレベルが45%以上であるとともに当量比が0.75より大きいときに、前記機関に供給されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  14. 前記燃料が、少なくとも前記機関が高車両速度で70RPM/秒を上回る加速速度および低車両速度で250RPM/秒を上回る加速速度で加速されるときに、前記機関に供給されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  15. 前記機関が、SCR、NSR、DPF、CRT、DPNRまたはそれらの組み合わせを含む後処理系と合わせて用いられることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  16. 前記燃料が、少なくとも前記後処理系の入口で測定された排気ガス温度が250℃を下回るときに、前記機関および/または前記後処理系に供給されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記燃料が、少なくともNSRおよび/またはDPNRのための燃料リッチ再生中に、硝酸塩として貯蔵された窒素原子を窒素分子ガスに転化させるために、前記機関および/または前記後処理系に供給されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. 前記燃料が、少なくともNSRおよび/またはDPNRのための燃料リッチ再生中に、触媒上で硫酸塩として貯蔵された硫黄原子を気体状硫黄化学種に転化させるために、前記機関および/または前記後処理系に供給されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  19. 前記機関が、軽量ディーゼル機関であることを特徴とする請求項15に記載の方法。
JP2003580454A 2002-03-22 2003-03-21 減少した放出物のためのディーゼル燃料の配合 Expired - Fee Related JP4474564B2 (ja)

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