JP4471861B2 - パンツ型おむつ - Google Patents

Description

本発明は、大人用おむつ、詳しくは、尿又は経血等の体液を吸収する失禁用パッドや生理用ナプキンなどを併用するための大人用おむつに関し、特に、失禁用パッドや生理用ナプキンなどの交換を容易にする大人用おむつに関する。

従来、生理用ナプキンや失禁パッド等の吸収性物品を固定し、該吸収性物品を着用者の身体にフィットさせるために用いられるショーツが知られている。
例えば、特許文献１には、吸水パッドを有するショーツが記載されている。
特許文献２には、伸縮性を有するおむつ支持帯の内面にパッドを挿入支持させてなる介護用パンツが記載されている。

特開２００２−３１５７７０号公報 特開２０００−０４５１０１号公報

しかし、特許文献１の吸水パッドを有するショーツは、ショーツ本体のクロッチ部内面に吸水パッドを有し、この吸水パッドの前後端縁を伸縮性を有する連結布を介してショーツ本体と連結し、吸水パッドの左右両側縁はショーツ本体のクロッチ部と連結せずに遊離させている。しかし、前記ショーツは、吸水パッドを股部に常時安定的に保持させて尿漏れを防止する目的のもので、吸収性パッドと併用して、そのパッドの交換を容易にさせる工夫がされているものではなく、吸収性パッドの交換を前提にするものではない。
また、特許文献２の介護用パンツは、パンツ本体が止め具によって着脱自在になっている。また、その内面に伸縮性を有するおむつ支持帯が設けられており、このおむつ支持帯は、前後端部をパンツ本体に固着し、中央部はパンツ本体から遊離させてある。しかしながら、前記介護用パンツは、おむつ支持体をパンツ本体から遊離させている目的は外観上おむつを履いている様には見せない工夫であり、おむつパッドの使用方法については、おむつ支持帯に挿入支持すると述べている。そのため、このようなおむつ支持帯では、パッドの交換の容易さに対してはまだ不十分であることが分かった。

従って、本発明の目的は、着用者が、吸水性を有するパッドの取り外し交換が可能で、且つ該パッドの交換が、種々の状況下においても容易に行えるパンツ型おむつを提供することにある。

本発明は、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有するパンツ本体、及び該パンツ本体の内面に該パンツ本体と遊離させて接合されているパッド保持帯からなるパンツ型おむつにおいて、前記パンツ本体と前記パッド保持帯の長手方向の前端部との接合部から前身頃部のウエスト開口部までの長さＬ１、前記パンツ本体と前記パッド保持帯の長手方向の後端部との接合部から後身頃部のウエスト開口部までの長さＬ３及び前記パッド保持帯の遊離部分の長さＬ２が、Ｌ２≧Ｌ１＋Ｌ３の関係を満たしており、前記パッド保持帯に、所定の保形性を付与する曲げ剛性を有するパッド固定部が設けられていることを特徴とするパンツ型おむつを提供することにより、上記目的を達成したものである。

本発明のパンツ型おむつにおいて、前記パッド保持帯は前記パッド固定部を具備しているため、着用者が、洋式便座等に腰掛けて、前記パンツ型おむつを両膝下まで下ろし、前記吸収性物品を交換する場合、該パッド固定部を該パンツ型おむつのウエスト開口部から容易に外側へ取り出して、該吸収性物品を該パッド固定部に容易に脱着することができる。

以下、本発明のパンツ型おむつの好ましい一実施形態について、図を参照しながら説明する。

本実施形態のパンツ型おむつ１は、図１〜図３に示すように、前身頃部及び後身頃部がそれぞれ左右両側部で接合されてウエスト開口部２及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ本体３、及び該パンツ本体３の内面に該パンツ本体３と遊離させて接合されているパッド保持帯４から構成されている。
前記パンツ本体３と前記パッド保持帯４の長手方向の前端部５との接合部から前記前身頃部のウエスト開口部２１までの長さＬ１、前記パンツ本体３と前記パッド保持帯４の長手方向の後端部６との接合部から前記後身頃部のウエスト開口部２２までの長さＬ３及び前記パッド保持帯４の遊離部分の長さＬ２が、Ｌ２≧Ｌ１＋Ｌ３の関係を満たしており、前記パッド保持帯４には、所定の保形性を付与する曲げ剛性を有するパッド固定部７が設けられており、前記吸収性物品１１は、該パッド固定部７に固定される。
本実施形態のパンツ型おむつ１においては、前記パンツ本体３として、吸収体（図示せず）を具備しているパンツ型使い捨ておむつ３（以下、おむつ本体３ともいう）が用いられている。

図１に示すように、前記Ｌ２は、前記おむつ本体３との接合部は含まない。前記Ｌ１は、前記前端部５の接合部まで含む長さであり、前記Ｌ３は、前記後端部６の接合部まで含む長さである。
本実施形態のパンツ型おむつ１は成人用であり、前記Ｌ２は、好ましくは２５〜１００ｃｍの範囲である。
前記パンツ型おむつ１の着用者が、洋式便座等に腰掛けて、該パンツ型おむつ１を両膝下まで下ろし、前記吸収性物品１１を交換する場合、前記パッド保持帯４の吸収性物品取り付け部を該パンツ型おむつ１のウエスト開口部２から容易に外側へ取り出すために、前記Ｌ２として、Ｌ１＋Ｌ３以上の長さが必要である。
通常のパンツ型おむつ１において、図１における前身頃部のウエスト開口部２１と後身頃部のウエスト開口部２２との間の長さＬは、５０〜１００ｃｍの範囲にあるので、前記パッド保持帯４の前記吸収性物品取り付け部を、前記パンツ型おむつ１のウエスト開口部２から外側へ取り出せるように、前記Ｌ２が２５ｃｍよりも長いことが必要であり、また、前記パッド保持帯４が前記おむつ本体３内部でたるまないように、前記Ｌ２が１００ｃｍよりも短いことが必要である。

本実施形態のパンツ型おむつ１について、更に説明すると、前記パッド保持帯４は、前記吸収性物品１１（パッド）等を保持固定するものであり、該吸収性物品１１等を固定するための前記パッド固定部７が設けられている。前記パッド固定部７は、前記パンツ型おむつ１の着用者が、前記パッド固定部７の上で、前記吸収性物品１１の脱着が容易に行えるように、該パッド固定部７の長手方向の曲げ剛性は、前記パッド保持帯４における前記パッド固定部７以外の個所の長手方向の曲げ剛性よりも高くなっている。また、前記吸収性物品１１としては、尿又は経血等の体液を吸収する失禁用パッドや生理用ナプキン等が挙げられる。

前記パッド保持帯４の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる不織布、織布、編布、フィルムが用いられる。また天然繊維でもよく、あるいは合成繊維と天然繊維を組み合わせて用いてもよい。これらの材料は液透過性であっても液不透過性であってもよい。また伸縮性のある素材であってもよい。伸縮性の素材としてはポリウレタン系フィルム、ポリウレタン系弾性糸の使用が可能である。
前記パッド固定部７の材料としては、乾式パルプ、紙、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる不織布、織布、編布、フィルムが用いられる。また天然繊維でもよく、あるいは合成繊維と天然繊維を組み合わせて用いてもよい。これらの材料は液透過性であっても液不透過性であってもよい。また伸縮性のある素材であってもよい。いずれにしてもパッド固定部７は、ある程度剛性があって、パッドが固定しやすいものであれば良い。

本実施形態のパンツ型おむつ１の前記パッド保持帯４の長手方向の長さは、好ましくは２５〜１００ｃｍであり、前記パッド固定部７の長手方向の長さは、好ましくは３〜５０ｃｍである。ここで、前記パッド固定部７の長手方向とは、前記パッド保持帯４の長手方向と同じ向きを意味する。また、前記パッド保持帯４の幅方向の長さは、好ましくは５〜２０ｃｍであり、前記パッド固定部７の幅方向の長さは、好ましくは５〜２０ｃｍである。前記パッド固定部７の長手方向の長さは、前記パッド保持帯４の長手方向の長さの５〜５０％であり、前記パッド固定部７は、前記パッド保持帯４の長手方向及び幅方向の中央部近傍に設けられている。
本実施形態のパンツ型おむつ１の前記パッド固定部７の長手方向の曲げ剛性は、１０〜１００ｇであり、該パッド保持帯４の曲げ剛性は、好ましくは９ｇ以下である。前記曲げ剛性の測定方法は、下記の通りである。
前記曲げ剛性の測定方法は、JIS L-1096に規定された試験機ハンドロメーター（型式HOM-2）を用いて測定する。5cm×5cmに試験片を切り出し、試料台の上に試験片の長手方向がスロットと直角になるように置く。（スロット幅30mm）試験片を押圧して、その値を読み取る。

本実施形態のパンツ型おむつ１は、前記パッド固定部７に対応させて、前記パッド保持帯４の左右両側縁部に、一対の持ち上げ片８、８が設けられている。一対の前記持ち上げ片８、８は、図１に示すように、それぞれ縦長の形状をしており、該持ち上げ片８の長手方向の長さは３〜５０ｃｍであり、その幅方向の長さは１〜５ｃｍであり、その長手方向の長さは、前記パッド固定部７の長手方向の長さよりも長い。前記持ち上げ片８の一方の側縁部は、前記パッド保持帯４の側縁部と接合されている。前記持ち上げ片８の接合されていない側縁部の中央部は、幅方向の外側に向かって幅広となっている。なお本明細書において長さの測定においては測定対象の長手方向及び幅方向の最大部分を測定するものとする。

前記持ち上げ片８、８の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる不織布、織布、編布、フィルムが用いられる。また天然繊維でもよく、あるいは合成繊維と天然繊維を組み合わせて用いてもよい。これらの材料は液透過性であっても液不透過性であってもよい。また伸縮性のある素材であってもよい。伸縮性の素材としてはポリウレタン系フィルム、ポリウレタン系弾性糸の使用が可能である。

本実施形態のパンツ型おむつ１は、前記パッド保持帯４の両側縁部に弾性材９を配した撥水性の一対の防漏壁１０、１０が設けられている。一対の前記防漏壁１０、１０は、図１〜図３に示すように、縦長に形成されている。前記防漏壁１０は、一方の側縁部に前記弾性材９が配されており、該弾性材９が配されていない側縁部は、前記パッド保持帯４の側縁部と接合されている。
一対の前記防漏壁１０、１０は前記パッド保持帯４に対してほぼ垂直方向を向いており、前記パンツ型おむつ１が着用された状態では、図３に示すように、一対の前記防漏壁１０、１０は、着用者の肌面に沿って湾曲しながら接するため、尿又は経血等の体液が、前記防漏壁１０の外側へ漏れることを防止する。
前記防漏壁１０、１０の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる液不透過性の不織布、防漏性のある織布、編布、フィルム等、尿などの水分がパッド保持帯４の外側にしみださないものであれば良い。

本発明の実施形態のパンツ型おむつ１における前記おむつ本体（パンツ型使い捨ておむつ）３は、通常のパンツ型使い捨ておむつと同様、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート、前記両シート間に介在された液保持性の吸収体、立体ガード、外層シート及び内層シートから形成されている。

本実施形態のパンツ型おむつ１における各部の形成材料について説明する。表面シート、裏面シート、吸収体、立体ガード、外層シート及び内層シート等の形成材料としては、従来の使い捨ておむつ等において用いられている各種の材料を用いることができる。例えば、前記吸収体としては、親水性繊維の集合体又はこれに高吸水性ポリマーを保持させてなるもの等を用いることができる。このような前記吸収体としては、パルプ繊維の積繊物やパルプ繊維と高吸水性ポリマーとの混合積繊物等を用いることができるが、このような積繊物に、アセテートトウなどの繊維を含ませたり、このような積繊物と紙や不織布等を組み合わせて吸収体とすることもできる。前記吸収体は、親水性繊維の集合体又はこれに高吸水性ポリマーを保持させてなる吸収性コアの表面を、液透過性の薄紙や不織布で被覆してあるものであっても良い。

前記立体ガードは、弾性部材が配されており、該記弾性部材の形成材料としては、使い捨ておむつ等に用いられる各種公知の弾性材料を用いることができ、例えば素材としては、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、ＥＶＡ、伸縮性ポリオレフィン、ウレタン等の伸縮性の素材を広く用いることができ、例えば形態としては、断面が矩形、正方形、円形、多角形状、マルチフィラメントタイプ等の、糸状や紐状のもの、或いは帯状のもの等を用いることができる。

前記裏面シートは、使い捨ておむつ等の裏面シート等として従来用いられている各種公知の透湿性シートを用いることができ、例えば、微多孔性フィルム、ポリウレタンやポリエステルフィルムのような拡散性を利用した無孔性透湿フィルム等が挙げられる。微多孔性フィルムは、疎水性の熱可塑性樹脂と、炭酸カルシウム等からなる微小な無機フィラー又は前記熱可塑性樹脂と相溶性のない有機高分子等とを溶融混練してフィルムを形成し、該フィルムを一軸又は二軸延伸して得られる。
尚、防漏シートの透湿度は、ＪＩＳ Ｚ ０２０８に従い測定された透湿度の値が１．０ｇ／（１００ｃｍ２・ｈｒ）以上であることが好ましい。

次に、図１〜図３に示す本実施形態の前記パンツ型おむつ１への前記吸収性物品１１の脱着方法の好ましい一実施態様を、図４及び図５を参照しながら説明する。
前記パンツ型おむつ１の前記パッド固定部７を、該パンツ型おむつ１のウエスト開口部から外側へ取り出して、使用済みの吸収性物品１１を該パッド固定部７から取り外して新しい吸収性物品１１を装着する。詳述すると、前記パンツ型おむつ１の着用者は、図４に示すように、洋式便座等に腰掛けて、前記パンツ型おむつ１を両膝下まで下ろし、両足の間から前記パンツ型おむつ本体内部へ両手を挿入し、一対の前記持ち上げ片８、８をそれぞれ摘み、図４及び図５に示すように、前記パッド固定部７を膝の高さまで持ち上げる。続いて、片方の手を、前記パッド固定部７の下側へ差し込んで、該パッド固定部７を支え持つ。他方の手で、前記パッド固定部７に装着している前記吸収性物品１１を取り外した後、新しい吸収性物品１１を該パッド固定部７に装着する。次に、前記パッド固定部７を支え持っている手を、該パッド固定部７を支えたまま、再び両足の間から前記パンツ型おむつ１本体内部へ挿入して元へ戻す。前記着用者は、腰掛けていた洋式便座等から立ち上がり、前記パンツ型おむつ１を腰まで上げて装着する。

上述したように、本実施態様においては、本実施形態のパンツ型おむつ１は前記パッド保持帯４の長手方向の中央部の両側縁部に一対の前記持ち上げ片８、８が接合されているため、前記着用者は、該持ち上げ片８、８を両手で摘んで、前記パッド固定部７を、前記ウエスト開口部２から外側へ容易に取り出すことができる。また、曲げ剛性の高い前記パッド固定部７を具備しているため、前記着用者は、前記吸収性物品１１を前記パッド固定部７上で容易に脱着できる。

以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されない。
本発明のパンツ型おむつ１の実施形態及び実施態様は、前述した実施形態及び実施態様に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。上述した図１〜３に示す本発明の本実施形態のパンツ型おむつ１は、前記パンツ本体３に吸収体を具備しているが、前記吸収体を具備しているおむつ本体３に換えて、吸収体を具備していない通常のサニタリーショーツ等のパンツ型衛生品を用いることも出来る。
本実施形態において、前記おむつ本体３と前記パッド保持帯４の長手方向の前端部５との接合部から前記前身頃部のウエスト開口部２１までの長さＬ１及び前記おむつ本体３と前記パッド保持帯４の長手方向の後端部６との接合部から前記後身頃部のウエスト開口部２２までの長さＬ３は、それぞれの前記接合部の長さよりも長いが、図６に示すように、それぞれの前記接合部の長さと同じ長さでも良い。

本実施形態の前記パッド保持帯４は伸張性を有していないが、伸張性を有していても良い。この伸張性を有する前記パッド保持帯４の長さの測定方法は、ハンドストレッチで最大限伸ばした時の状態で測定する。

本実施形態の前記パッド固定部７は、前記吸収性物品１１が適切な位置に固定できるように、前記パッド保持帯４の長手方向の中央部に接合しているが、前記パッド保持帯４の長手方向の前端部側、又は後端部側にずらして設けても良い。
本発明の実施形態である成人用のパンツ型おむつは、特に高齢女性用に適しているが、幼児用のおむつとして用いることもできる。

図１は、本発明のパンツ型おむつの好ましい一実施形態を展開して示す、その内面から視た平面図である。 図２は、図１におけるＸ−Ｘ線断面図である。 図３は、図１におけるＹ−Ｙ線に沿って示す本実施形態の着用状態における断面図である。 図４は、図１に示す本実施形態のパンツ型おむつへの吸収性物品の装着時の概要を示す斜視図である。 図５は、図４における要部の拡大斜視図である。 図６は、本発明のパンツ型おむつの他の実施形態を展開して示す、その内面から視た平面図である。 図７は、従来のパンツ型おむつへの吸収性物品の装着時の概要を示す斜視図である。

符号の説明

１ パンツ型おむつ
２ ウエスト開口部
２１ 前身頃部のウエスト開口部
２２ 後身頃部のウエスト開口部
３ おむつ本体（パンツ本体）
４ パッド保持帯
５ パッド保持帯の長手方向の前端部
６ パッド保持帯の長手方向の後端部
７ パッド固定部
８ 持ち上げ片
９ 弾性材
１０ 防漏壁
１１ 吸収性物品
Ｌ 前身頃部のウエスト開口部と後身頃部のウエスト開口部との間の長さ
Ｌ１ パッド保持帯の前端部の接合部からウエスト開口部までの長さ
Ｌ２ パッド保持帯の遊離部分の長さ
Ｌ３ パッド保持帯の後端部の接合部からウエスト開口部までの長さ

Claims (7)

1. ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有するパンツ本体、及び該パンツ本体の内面に該パンツ本体と遊離させて接合されているパッド保持帯からなるパンツ型おむつにおいて、
   前記パンツ本体と前記パッド保持帯の長手方向の前端部との接合部から前身頃部のウエスト開口部までの長さＬ１、前記パンツ本体と前記パッド保持帯の長手方向の後端部との接合部から後身頃部のウエスト開口部までの長さＬ３及び前記パッド保持帯の遊離部分の長さＬ２が、Ｌ２≧Ｌ１＋Ｌ３の関係を満たしており、
   前記パッド保持帯に、所定の保形性を付与する曲げ剛性を有するパッド固定部が設けられており、
   前記パッド固定部に対応させて、前記パッド保持帯の左右両側縁部に、幅方向の外方に向かって一対の持ち上げ片が設けられているパンツ型おむつ。
2. 前記パッド固定部の長手方向の長さが前記パッド保持帯の長手方向の長さの５〜５０％である請求項1に記載のパンツ型おむつ。
3. 前記パッド固定部の長手方向の曲げ剛性は１０ｇ〜１００ｇである請求項１又は２記載のパンツ型おむつ。
4. 前記パッド固定部が前記パッド保持帯の長手方向中央部近傍にある請求項１〜３の何れかに記載のパンツ型おむつ。
5. 前記パッド保持帯の両側縁部に一対の防漏壁が設けられている請求項1〜４の何れかに記載のパンツ型おむつ。
6. 前記パンツ本体が、吸収体を具備しているパンツ型使い捨ておむつである請求項１〜５の何れかに記載のパンツ型おむつ。
7. 請求項1〜６の何れかに記載のパンツ型おむつの前記パッド固定部を、該パンツ型おむつのウエスト開口部から外側へ取り出して、使用済みの吸収性物品を該パッド固定部から取り外して新しい吸収性物品を装着するパンツ型おむつへの吸収性物品の脱着方法。

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