JP4471464B2 - 合成繊維の高速紡績用油剤及び高速紡績方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は合成繊維の高速紡績用油剤及び高速紡績方法に関する。近年、合成繊維の紡績では、生産コストの低減や生産性の向上を図るため、高速リング紡績や高速ローター式オープンエンド紡績等の高速紡績への転換が進んでいる。しかし、合成繊維、特にポリエステル系繊維のかかる高速紡績においては、合成繊維が接触して通過する紡績機材部への該合成繊維からの脱落物の付着や堆積(以下、スカムという)が大きな支障となっている。上記のようなスカムは、例えば高速リング紡績の練条工程においてコイルホームの乱れ等を引き起こし、練条工程以降の各工程においてローラー捲き付き等を引き起こすのであり、また高速ローター式オープンエンド紡績の精紡工程において糸切れや繊維損傷等を引き起こすのである。本発明は、合成繊維の高速紡績においてスカムの発生を抑え、よって合成繊維に優れた高速紡績性を与える高速紡績用油剤及び高速紡績方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、合成繊維の紡績用油剤として一般に、各種のアルキルリン酸エステル塩を主成分とするものが使用されている(特開昭59−223370、特開昭60−224867、特開昭60−224868、特開昭60−224869)。ところが、かかる従来一般の紡績用油剤には、これらを前記したような合成繊維の高速紡績に用いると、スカムの発生が著しいという問題がある。かかる問題を改善するため、炭素数16のセチルアルコールを50重量%以上含有する炭素数12〜18の直鎖アルコールの混合物をリン酸化した直鎖アルキルリン酸エステル塩を用いる例(特開昭58−65070)、直鎖アルコールのリン酸エステル塩と、分岐アルコールのリン酸エステル塩とを用いる例(特公昭52−31999、特開昭54−138695)、炭素数8〜22のアルキル基と炭素数1〜6のアルキル基とを有する非対称形のジアルキルリン酸エステル塩を用いる例(特開昭50−195)、炭素数が16よりも大きい直鎖アルキル基を有するモノアルキルリン酸エステル塩を用いる例(特公昭42−11480)、アルキルリン酸エステル塩と、パラフィンワックスと、カチオン界面活性剤とを用いる例(特開平6−108361、特開平8−260350)、融点が30〜150℃の動植物油系若しくは石油系ワックス又は合成エステルと、カチオン界面活性剤と、ノニオン界面活性剤とを用いる例(特開昭62−243875、特開昭62−243876)、融点が30〜150℃の動植物油系若しくは石油系ワックス又は合成エステルと、シリコーンオイルと、カチオン界面活性剤と、ノニオン界面活性剤とを用いる例(特開昭63−59476)等も提案されている。ところが、これら従来の紡績用油剤にも、これらを前記したような合成繊維の高速紡績に用いると、スカムの発生を充分に抑えることができないという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、合成繊維の高速紡績においてスカムの発生を充分に抑えることができる油剤及び方法を提供する処にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
しかして本発明者らは、上記の課題を解決するべく研究した結果、合成繊維の高速紡績用油剤としては、特定のアルキルホスフェートアルカリ金属塩の混合物と、特定のワックスと、特定の線状ポリオルガノシロキサンと、特定のノニオン界面活性剤とがそれぞれ所定割合から成る油剤が正しく好適であり、また合成繊維の高速紡績方法としては、かかる油剤を水性液となし、この水性液を合成繊維に対し油剤として所定量となるよう付着させ、かくして油剤を付着させた合成繊維を高速紡績に供する方法が正しく好適であることを見出した。
【0005】
すなわち本発明は、下記のA成分が50〜75重量%、下記のB成分が10〜17重量%、下記のC成分が3〜6重量%及び下記のD成分が10〜25重量%(合計100重量%)の割合から成ることを特徴とする合成繊維の高速紡績用油剤に係る。また本発明は、かかる高速紡績用油剤を水性液となし、この水性液を合成繊維に対し高速紡績用油剤として0.05〜0.4重量%となるよう付着させ、かくして高速紡績用油剤を付着させた合成繊維を高速紡績に供することを特徴とする合成繊維の高速紡績方法に係る。
【0006】
A成分:アルキル基の炭素数が4〜18であるアルキルホスフェートアルカリ金属塩の混合物であり、且つアルキル基の炭素数が4〜12であるアルキルホスフェートアルカリ金属塩を2〜20重量%の割合で含有していて、含有アルキルホスフェートアルカリ金属塩のアルキル基の平均炭素数が16.5〜17.4であるアルキルホスフェートアルカリ金属塩の混合物
【0007】
B成分:炭素数16〜22の脂肪族1価アルコールと炭素数16〜22の脂肪族モノカルボン酸とから得られるエステル化合物及びパラフィンワックスから選ばれる融点が50〜120℃のワックス
【0008】
C成分:30℃の粘度が1×10-3〜3×10-1m2/sである線状ポリオルガノシロキサン
D成分:分子中にポリオキシアルキレン基を有するノニオン界面活性剤
【0009】
本発明の高速紡績用油剤に用いるA成分は、アルキル基の炭素数が4〜18であるアルキルホスフェートアルカリ金属塩の混合物である。
【0010】
A成分として用いる炭素数が4〜18であるアルキルホスフェートアルカリ金属塩としては、ブチルホスフェートアルカリ金属塩、ペンチルホスフェートアルカリ金属塩、ヘキシルホスフェートアルカリ金属塩、ヘプチルホスフェートアルカリ金属塩、オクチルホスフェートアルカリ金属塩、イソオクチルホスフェートアルカリ金属塩、2−エチルヘキシルホスフェートアルカリ金属塩、デシルホスフェートアルカリ金属塩、ラウリルホスフェートアルカリ金属塩、トリデシルホスフェートアルカリ金属塩、ミリスチルホスフェートアルカリ金属塩、セチルホスフェートアルカリ金属塩、ステアリルホスフェートアルカリ金属塩等が挙げられる。これらのアルキルホスフェートアルカリ金属塩には、モノエステル体、ジエステル体、モノエステル体とジエステル体との混合物がある。
【0011】
本発明の高速紡績用油剤に用いるA成分は、前記したようなアルキル基の炭素数が4〜18であるアルキルホスフェートアルカリ金属塩の混合物であるが、含有アルキルホスフェートアルカリ金属塩のアルキル基の平均炭素数が16.5〜17.4、好ましくは16.6〜17.3であるアルキルホスフェートアルカリ金属塩の混合物である。かかるアルキル基の平均炭素数は、含有アルキルホスフェートアルカリ金属塩についてそれらをアルキル基の炭素数別に重量平均した値である。例えばアルキル基の炭素数が18であるステアリルホスフェートアルカリ金属塩を90重量%、アルキル基の炭素数が8であるオクチルホスフェートアルカリ金属塩を10重量%含有する有機リン酸エステルアルカリ金属塩の場合、その平均炭素数は(18×0.9+8×0.1)=17.0となる。
【0012】
本発明の高速紡績用油剤に用いるA成分は、以上説明したように、アルキルホスフェートアルカリ金属塩の混合物であって、且つ含有アルキルホスフェートアルカリ金属塩のアルキル基の平均炭素数が16.5〜17.4、好ましくは16.6〜17.3であるアルキルホスフェートアルカリ金属塩の混合物であるが、アルキル基の炭素数が4〜12であるアルキルホスフェートアルカリ金属塩を2〜20重量%の割合で含有するアルキルホスフェートアルカリ金属塩の混合物である。
【0013】
A成分として用いるアルキルホスフェートアルカリ金属塩は公知の方法で製造できる。例えば、1種の脂肪族1価アルコールに無水リン酸を反応させて得たアルキルホスフェートアルカリ金属塩と、他の1種の脂肪族1価アルコールに無水リン酸を反応させて得たアルキルホスフェートアルカリ金属塩とを、アルキル基の平均炭素数が所定値となるように混合する方法が挙げられる。
【0014】
本発明の高速紡績用油剤に用いるB成分は、炭素数16〜22の脂肪族1価アルコールと炭素数16〜22の脂肪族モノカルボン酸とから得られるエステル化合物及びパラフィンワックスから選ばれる融点が50〜120℃であるワックスである。かかるワックスには、パルミチン酸ステアリル、ステアリン酸ステアリル、ベヘニン酸ベヘニル、ベヘニン酸ステアリル、パルミチン酸セチル等の、脂肪族1価アルコールと脂肪族モノカルボン酸とから得られるエステル化合物の他に、石油系のパラフィンワックス等が含まれるが、なかでもパルミチン酸ステアリル、ステアリン酸ステアリル、ベヘニン酸ステアリル、ベヘニン酸ベヘニルが特に好ましい。
【0015】
本発明の高速紡績用油剤に用いるC成分は30℃における粘度が1×10-3〜3×10-1m2/sである線状ポリオルガノシロキサンである。かかる線状ポリオルガノシロキサンには、いずれも30℃における粘度が1×10-3〜3×10-1m2/sである、線状ポリジメチルシロキサン、変性基を有する線状ポリジメチルシロキサン等が挙げられる。この場合の変性基の具体例としては、エチル基、フェニル基、フロロプロピル基、アミノプロピル基、カルボキシオクチル基、ポリオキシエチレンオキシプロピル基、ω−メトキシポリエトキシ・ポリプロポキシプロピル基等が挙げられる。なかでも線状ポリジメチルシロキサンが好ましい。
【0016】
本発明の高速紡績用油剤に用いるD成分は分子中にポリオキシアルキレン基を有するノニオン界面活性剤である。かかるノニオン界面活性剤には、1)2−エチルヘキシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等の炭素数8〜18の飽和又は不飽和の脂肪族1価アルコールにアルキレンオキサイドを付加反応させて得られるポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテル、2)カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、エルカ酸、リシノール酸等の炭素数8〜18の飽和又は不飽和の脂肪酸とポリアルキレングリコールとをエステル化反応させて得られるポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、3)グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、ソルビタン等の多価アルコールと炭素数8〜18の飽和又は不飽和の脂肪酸とをエステル化させた多価アルコール脂肪酸エステルにアルキレンオキサイドを付加反応させて得られるポリオキシアルキレン多価アルコール脂肪酸エステル、4)上記のような多価アルコールにアルキレンオキサイドを付加させた多価アルコールのポリオキシアルキレン誘導体と炭素数8〜18の飽和又は不飽和の脂肪酸とをエステル化反応させて得られるポリオキシアルキレン多価アルコール脂肪酸エステル、5)オクチルフェノール、ノニルフェノール等のアルキルフェノールにアルキレンオキサイドを付加反応させて得られるポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、6)オクチルアミン、ラウリルアミン、ステアリルアミン、オレイルアミン等の炭素数8〜18の飽和又は不飽和の脂肪族アミンにアルキレンオキサイドを付加反応させて得られるポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)アミノエーテル、7)カプリル酸アミド、ラウリン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド等の炭素数8〜18の飽和又は不飽和の脂肪酸アミドにアルキレンオキサイドを付加反応させて得られるのポリオキシアルキレン脂肪酸アミド等が挙げられる。以上例示したいずれについても、ポリオキシアルキレン基としては、ポリオキシエチレン基、ポリオキシプロピレン基、ポリオキシエチレンオキシプロピレン基を有するものが好ましく、またオキシアルキレン基の繰り返し数としては、2〜150のものが好ましい。
【0017】
本発明の高速紡績用油剤は、以上説明したようなA成分とB成分とC成分とD成分とから成るものであって、A成分が50〜75重量%、好ましくは55〜70重量%、B成分が10〜17重量%、好ましくは11〜16重量%、C成分が3〜6重量%、好ましくは3.5〜5.5重量%、D成分が10〜25重量%、好ましくは11.5〜24.5重量%(合計100重量%)の割合から成るものである。
【0018】
本発明の高速紡績方法では、以上説明した本発明の高速紡績用油剤を水性液とした後、合成繊維に付着させる。通常は、予め高速紡績用油剤の濃度が25〜60重量%程度の高濃度水性液を調製しておき、使用の際にこれを0.1〜10重量%程度の低濃度水性液として、合成繊維に付着させる。
【0019】
高速紡績油剤の付着工程は、これを付着させた合成繊維を高速紡績に供するのであるから、合成繊維の紡糸工程、延伸工程、捲縮工程等のいずれでもよいが、紡糸工程又は捲縮工程の前或は後に付着させるのが好ましい。またその付着方法は、浸漬給油法、スプレー給油法、ローラー給油法、計量ポンプを用いたガイド給油法等のいずれでもよいが、浸漬給油法又はスプレー給油法が好ましい。高速紡績油剤の付着量は、合成繊維に対し0.05〜0.4重量%となるようにするが、0.08〜0.2重量%となるようにするのが好ましい。
【0020】
本発明の高速紡績方法に適用される合成繊維としては、1)エチレンテレフタレ一卜を主材とするポリエステル系繊維、2)ポリアクリロニトリル、モダアクリル等のアクリル系繊維、3)ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維等が挙げられるが、なかでも1)のポリエステル系繊維に適用する場合に効果の発現が高い。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の高速紡績用油剤の実施形態としては、次の1)〜9)が挙げられる。
1)下記のA成分が60重量%、下記のB成分が12重量%、下記のC成分が3.5重量%及び下記のD成分が24.5重量%の割合から成る高速紡績用油剤。
A成分:ステアリルホスフェートカリウム塩/ブチルホスフェートカリウム塩=90/10(重量比)の割合から成る、アルキル基の平均炭素数=16.6のアルキルホスフェートカリウム塩(A−1)
B成分:融点が61℃のステアリン酸ステアリル(B−1)
C成分:30℃の粘度が1×10-2m2/sの線状ポリジメチルシロキサン(C−1)
D成分:ポリオキシエチレン(オキシエチレン単位の数=10、以下m=10と略記する)ラウリルエーテル/ポリオキシエチレン(m=25)ラウリルエーテル/ポリオキシエチレン(m=5)オレイルエーテル/ポリエチレングリコール(分子量1100)モノラウレート=55/10/20/15(重量比)の割合から成る混合物(D−1)
【0022】
2)下記のA成分が68重量%、下記のB成分が11重量%、下記のC成分が4重量%及び下記のD成分が17重量%の割合から成る高速紡績用油剤。
A成分:前記のアルキルホスフェートカリウム塩(A−1)
B成分:前記のステアリン酸ステアリル(B−1)
C成分:前記の線状ポリジメチルシロキサン(C−1)
D成分:前記の混合物(D−1)
【0023】
3)下記のA成分が70重量%、下記のB成分が14重量%、下記のC成分が4.5重量%及び下記のD成分が11.5重量%の割合から成る高速紡績用油剤。
A成分:ステアリルホスフェートカリウム塩/ヘキシルホスフェートカリウム塩=93/7(重量比)の割合から成る、アルキル基の平均炭素数=17.2のアルキルホスフェートカリウム塩(A−2)
B成分:融点が73℃のベヘニン酸ベヘニル(B−3)
C成分:前記の線状ポリジメチルシロキサン(C−1)
D成分:ポリオキシエチレン(m=10)ラウリルアミノエーテル/ポリオキシエチレン(m=20)ノニルフェニルエーテル/ポリオキシエチレン(m=10)ラウリルエーテル/ポリオキシエチレン(m=25)ラウリルエーテル=55/40/4/1(重量比)の割合から成る混合物(D−2)
【0024】
4)下記のA成分が65重量%、下記のB成分が11重量%、下記のC成分が4重量%及び下記のD成分が20重量%の割合から成る高速紡績用油剤。
A成分:前記のアルキルホスフェートカリウム塩(A−2)
B成分:前記のベヘニン酸ベヘニル(B−3)
C成分:前記の線状ポリジメチルシロキサン(C−1)
D成分:前記の混合物(D−2)
【0025】
5)下記のA成分が60重量%、下記のB成分が12重量%、下記のC成分が3.5重量%及び下記のD成分が24.5重量%の割合から成る高速紡績用油剤。
A成分:ステアリルホスフェートカリウム塩/オクチルホスフェートカリウム塩=86/14(重量比)の割合から成る、アルキル基の平均炭素数=16.6のアルキルホスフェートカリウム塩(A−3)
B成分:前記のステアリン酸ステアリル(B−1)
C成分:前記の線状ポリジメチルシロキサン(C−1)
D成分:前記の混合物(D−1)
【0026】
6)下記のA成分が60重量%、下記のB成分が16重量%、下記のC成分が5.5重量%及び下記のD成分が18.5重量%の割合から成る高速紡績用油剤。
A成分:ステアリルホスフェートカリウム塩/ラウリルホスフェートカリウム塩=87/13(重量比)の割合から成る、アルキル基の平均炭素数=17.2のアルキルホスフェートカリウム塩(A−4)
B成分:融点が58℃のパルミチン酸ステアリル(B−2)
C成分:30℃の粘度が1×10-3m2/sの線状ポリジメチルシロキサン(C−2)
D成分:前記の混合物(D−1)
【0027】
7)下記のA成分が69重量%、下記のB成分が16重量%、下記のC成分が3.5重量%及び下記のD成分が11.5重量%の割合から成る高速紡績用油剤。
A成分:ステアリルホスフェートカリウム塩/セチルホスフェートカリウム塩/オクチルホスフェートカリウム塩=85/7.5/7.5(重量比)の割合から成る、アルキル基の平均炭素数=17.1のアルキルホスフェートカリウム塩(A−5)
B成分:融点が70℃のベヘニン酸ステアリル(B−4)
C成分:前記の線状ポリジメチルシロキサン(C−2)
D成分:ポリオキシエチレン(m=10)ラウリルエーテル/ポリオキシエチレン(m=25)ラウリルエーテル/ポリオキシエチレン(m=20)ラウリルアミノエーテル/ポリオキシエチレン(m=5)ステアリルエーテル=50/1/30/19(重量比)の割合から成る混合物(D−3)
【0028】
8)下記のA成分が65重量%、下記のB成分が11重量%、下記のC成分が5.5重量%及び下記のD成分が18.5重量%の割合から成る高速紡績用油剤。
A成分:前記のアルキルホスフェートカリウム塩(A−3)
B成分:融点が60℃のパラフィンワックス(B−5)
C成分:前記の線状ポリジメチルシロキサン(C−1)
D成分:前記の混合物(D−1)
【0029】
9)下記のA成分が65重量%、下記のB成分が11重量%、下記のC成分が5.5重量%及び下記のD成分が18.5重量%の割合から成る高速紡績用油剤。
A成分:前記のアルキルホスフェートカリウム塩(A−3)
B成分:融点が61℃のステアリン酸ステアリル(B−1)/融点が60℃のパラフィンワックス(B−5)=63.6/36.4(重量比)の割合から成る混合物
C成分:前記の線状ポリジメチルシロキサン(C−2)
D成分:前記の混合物(D−3)
【0030】
また本発明の高速紡績方法の実施形態としては、次の10)が挙げられる。
10)前記1)〜9)の高速紡績用油剤を水性液となし、この水性液を合成繊維に対し高速紡績用油剤として0.05〜0.4重量%となるよう付着させ、かくして高速紡績用油剤を付着させた合成繊維を高速紡績に供する方法。
【0031】
以下、本発明の構成及び効果をより具体的に示すため、実施例等を挙げるが
、本発明が該実施例に限定されるというものではない。尚、以下の実施例等に
おいて、別に記載しない限り、部は重量部、%は重量%である。
【0032】
【実施例】
試験区分1(高速紡績用油剤の水性液の調製)
・高速紡績用油剤(実施例1)の水性液(P−1)の調製
ステアリルホスフェートカリウム塩54部とブチルホスフェートカリウム塩6部とから成るアルキルホスフェートカリウム塩(A−1)60部、融点が61℃のステアリン酸ステアリル12部及びノニオン界面活性剤{ポリオキシエチレン(m=10)ラウリルエーテル/ポリオキシエチレン(m=25)ラウリルエーテル/ポリオキシエチレン(m=5)オレイルエーテル/ポリエチレングリコール(分子量1100)モノラウレート=55/10/20/15(重量比)の混合物}24.1部に、水224.2部を加え、80℃に加温して激しく撹拌した後、ホモジナイザーに供して、30%水性液とした。この水性液に、30℃の粘度が1×10-2m2/sである線状ポリジメチルシロキサンの30%乳化液{固形分として、線状ポリジメチルシロキサン/上記のノニオン界面活性剤=90/10(重量比)の割合で含有する乳化液}3.9部を加えて、高速紡績用油剤(実施例1)を30%含有する水性液(P−1)を調製した。
【0033】
・高速紡績用油剤(実施例又は参考例2〜13及び比較例1〜4)の水性液(P−2〜13及びR−1〜4)の調製
高速紡績用油剤(実施例1)の水性液(P−1)と同様にして、高速紡績用油剤(実施例又は参考例2〜13及び比較例1〜4)を30%含有する水性液(P−2〜13及びR−1〜4)を調製した。以上で調製した各水性液中における各高速紡績用油剤の内容を表1にまとめて示した。
【0034】
【表1】
【0035】
表1において、
*1:A成分に含まれるアルキルホスフェートアルカリ金属塩及び/又は(ポリ)オキシアルキレンアルキルエーテルホスフェートアルカリ金属塩のアルキル基の平均炭素数
*2:A成分中におけるアルキル基の炭素数が4〜12であるアルキルホスフェートアルカリ金属塩の割合
【0036】
A−1:ステアリルホスフェートカリウム塩/ブチルホスフェートカリウム塩=90/10(重量比)の割合から成るアルキルホスフェートカリウム塩
A−2:ステアリルホスフェートカリウム塩/ヘキシルホスフェートカリウム塩=93/7(重量比)の割合から成るアルキルホスフェートカリウム塩
A−3:ステアリルホスフェートカリウム塩/オクチルホスフェートカリウム塩=86/14(重量比)の割合から成るアルキルホスフェートカリウム塩
A−4:ステアリルホスフェートカリウム塩/ラウリルホスフェートカリウム塩=87/13(重量比)の割合から成るアルキルホスフェートカリウム塩
A−5:ステアリルホスフェートカリウム塩/セチルホスフェートカリウム塩/オクチルホスフェートカリウム塩=85/7.5/7.5(重量比)の割合から成るアルキルホスフェートカリウム塩
A−6:ステアリルホスフェートカリウム塩/セチルホスフェートカリウム塩=50/50(重量比)の割合から成るアルキルホスフェートカリウム塩
A−7:ラウリルホスフェートカリウム塩/オクチルホスフェートカリウム塩=75/25(重量比)の割合から成る有機リン酸エステルアルカリ金属塩
A−8:ステアリルホスフェートカリウム塩/オキシエチレン(m=1)ステアリルエーテルホスフェートカリウム塩=86/14(重量比)の割合から成る有機リン酸エステルアルカリ金属塩
A−9:ステアリルホスフェートカリウム塩/ポリオキシエチレン(m=3)ステアリルエーテルホスフェートカリウム塩=87/13(重量比)の割合から成るアルキルホスフェートカリウム塩
【0037】
B−1:融点が61℃のステアリン酸ステアリル
B−2:融点が58℃のパルミチン酸ステアリル
B−3:融点が73℃のベヘニン酸ベヘニル
B−4:融点が70℃のベヘニン酸ステアリル
B−5:融点が60℃のパラフィンワックス
B−6:融点が85℃のカルナバロウ
【0038】
C−1:30℃の粘度が1×10-2m2/sの線状ポリジメチルシロキサン
C−2:30℃の粘度が1×10-3m2/sの線状ポリジメチルシロキサン
【0039】
D−1:ポリオキシエチレン(m=10)ラウリルエーテル/ポリオキシエチレン(m=25)ラウリルエーテル/ポリオキシエチレン(m=5)オレイルエーテル/ポリエチレングリコール(分子量1100)モノラウレート=55/10/20/15(重量比)の割合から成る混合物
D−2:ポリオキシエチレン(m=10)ラウリルアミノエーテル/ポリオキシエチレン(m=20)ノニルフェニルエーテル/ポリオキシエチレン(m=10)ラウリルエーテル/ポリオキシエチレン(m=25)ラウリルエーテル=55/40/4/1(重量比)の割合から成る混合物
D−3:ポリオキシエチレン(m=10)ラウリルエーテル/ポリオキシエチレン(m=25)ラウリルエーテル/ポリオキシエチレン(m=20)ラウリルアミノエーテル/ポリオキシエチレン(m=5)ステアリルエーテル=50/1/30/19(重量比)の割合から成る混合物
【0040】
試験区分2(ポリエステルステープル繊維への高速紡績用油剤の付着とその評価)
・ポリエステルステープル繊維への高速紡績用油剤の付着
表1に記載した高速紡績用油剤の水性液を希釈して高速紡績用油剤の2%水性エマルジョンを調製した。各水性エマルジョンを、製綿工程で得られた繊度1.3×10-4g/m(1.2デニール)で繊維長38mmのセミダルのポリエステルステープル繊維に、スプレー給油法で付着させ、80℃の熱風乾燥機で2時間乾燥した後、25℃で40%RHの雰囲気下に一夜調湿して、高速紡績用油剤を付着させた処理済みポリエステルステープル繊維を得た。処理済みポリエステルステープル繊維への高速紡績用油剤の付着量を表2にまとめて示した。
【0041】
・高速リング紡績の練条工程におけるスカム防止性及びコイルホームの評価
上記で得た処理済みポリエステルステープル繊維10kgを用い、フラットカード(豊和工業社製)に供してカードスライバーを得た。得られたカードスライバーを、30℃で70%RHの雰囲気下にPDF型練条機(石川製作所社製)に供し、紡出速度=250m/分の条件で5回繰り返して通過させた。PDF型練条機のゴムローラー、レジューサー及びトランペットの各部分におけるスカムの程度及びカードスライバーのコイルホームを以下の基準で肉眼判定した。結果を表2にまとめて示した。
【0042】
スカム防止性の評価基準
◎:スカムがほとんど認められない。
○:スカムが少し認められる。
△:スカムが多く認められる。
×:スカムが著しく多く認められる。
【0043】
コイルホームの評価基準
◎:優れている。
○:良好である。
△:不良である。
×:著しく不良である。
【0044】
・高速ローター式オープンエンド紡績におけるローター内のスカム防止性の評価
上記で得た処理済みポリエステルステープル繊維10kgを用い、フラットカード(豊和工業社製)に供してカードスライバーを得た。得られたカードスライバーを、高速ローター式オープンエンド紡績機(オートコロ SE−8、シュラフホルスト社製)に供し、25℃×65%RHの雰囲気下、ローター回転数=80000r.p.m.、コーミングローラー回転数=8500r.p.m.、撚り数=1039T/m、供給スライバー=2.5g/m、トータルドラフト=120倍の条件で2時間運転した。高速ローター式オープンエンド紡績機のローター内のスカムの程度を以下の基準で肉眼判定した。結果を表2にまとめて示した。
【0045】
スカム防止性の評価基準
◎:スカムがほとんど認められない。
○:スカムが少し認められる。
△:スカムが多く認められる。
×:スカムが著しく多く認められる。
【0046】
【表2】
【0047】
表2において、
R−5:ステアリルホスフェートカリウム塩/ポリオキシエチレン(m=7)ラウリルエーテル/ポリオキシエチレン(m=10)オレイルアミノエーテル=70/20/10(重量比)の割合から成る混合物の25%水性液
R−6:ポリオキシエチレン(m=10)ラウレート/ポリオキシエチレン(m=8)ラウリルアミノエーテルリン酸塩=50/50(重量比)の割合から成る混合物の25%水性液
R−7:ポリオキシエチレン(m=10)ラウレート/ジメチルエチルラウリルアンモニウムエチルサルフェート=70/30(重量比)の割合から成る混合物の25%水性液
R−8:ポリオキシエチレン(m=10)ラウレート/N,N−ジメチル−N−ラウリル−N−カルボキシエチレンアンモニウムベタイン=70/30(重量比)の割合から成る混合物の25%水性液
*:カードスライバーが得られず、評価できなかった
【0048】
【発明の効果】
既に明らかなように、以上説明した本発明には、合成繊維の高速紡績において、スカムの発生を充分に抑えることができるという効果がある。
Claims (5)
- 下記のA成分が50〜75重量%、下記のB成分が10〜17重量%、下記のC成分が3〜6重量%及び下記のD成分が10〜25重量%(合計100重量%)の割合から成ることを特徴とする合成繊維の高速紡績用油剤。
A成分:アルキル基の炭素数が4〜18であるアルキルホスフェートアルカリ金属塩の混合物であり、且つアルキル基の炭素数が4〜12であるアルキルホスフェートアルカリ金属塩を2〜20重量%の割合で含有していて、含有アルキルホスフェートアルカリ金属塩のアルキル基の平均炭素数が16.5〜17.4であるアルキルホスフェートアルカリ金属塩の混合物
B成分:炭素数16〜22の脂肪族1価アルコールと炭素数16〜22の脂肪族モノカルボン酸とから得られるエステル化合物及びパラフィンワックスから選ばれる融点が50〜120℃のワックス
C成分:30℃の粘度が1×10-3〜3×10-1m2/sである線状ポリオルガノシロキサン
D成分:分子中にポリオキシアルキレン基を有するノニオン界面活性剤 - A成分が、含有アルキルホスフェートアルカリ金属塩のアルキル基の平均炭素数が16.6〜17.3のものである請求項1記載の合成繊維の高速紡績用油剤。
- C成分が、線状ポリジメチルシロキサンである請求項1又は2記載の合成繊維の高速紡績用油剤。
- 請求項1〜3のいずれか一つの項記載の高速紡績用油剤を水性液となし、この水性液を合成繊維に対し高速紡績用油剤として0.05〜0.4重量%となるよう付着させ、かくして高速紡績用油剤を付着させた合成繊維を高速紡績に供することを特徴とする合成繊維の高速紡績方法。
- 合成繊維がポリエチレンテレフタレートを主材とするポリエステル系繊維である請求項4記載の合成繊維の高速紡績方法。
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