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JP4462275B2 - 分配回路を用いたアンテナ - Google Patents

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Description

この発明は、ストリップ線路による分配回路を用いたアンテナに関する。
従来の平面アンテナの分配回路は、誘電体表面に形成された複数のアンテナエレメント上に発生する電界方向に対して面対称となるように配置され、面対称の対称面と給電線との交点から、受信または送信電波の実効波長の4分の1の距離だけ電界方向に偏った位置に給電点とを備え、アンテナエレメントとの間隙に給電線を配置し、アンテナエレメントと給電線との間に電気的結合が発生しても、電界面におけるサイドローブの発生を減少させ、電界面指向特性の対称性を高めている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の円形導波管アレイアンテナは、8×8の放射素子からなり、周波数が66GHzで開口径が3.2mmの放射素子からなり、ストリップ線路による分配回路は、円形の放射素子が形成された上板と下板との間の分配回路基板に設けられている(非特許文献1参照)。
特開平7−297630号公報(段落0013〜0017、図1) Seiji Nishi、Tosiaki Matui、Hiroya Ogawa、:"Development of Milimeter-Weve Video transmission System Devlopmennt of Antenna"proc.2001 Asia-Pacific Microwave Conf.vol.2.pp509-512.Dec.2001.
特許文献1に示されるように、従来のアンテナの分配回路では、アンテナエレメントとの間隙にストリップ線路が配置されるので、アンテナエレメントと給電線との間に電気的結合が発生し指向特性の対称性が得られないので、アンテナエレメントを面対称に配置し、給電点の位置を偏らせている。
また、非特許文献1に示すような、従来の円形導波管アレイアンテナのストリップ線路の分配回路では、図13に示すように、各々X軸のプラス方向に並んだ一対の放射素子1、2と、一対の放射素子3、4とこれらの放射素子1、2、3、4への給電を行い、Y軸のマイナス方向を各々向いた給電部21、22、23、24とからなるアンテナユニットにおいて、各放射素子に電力を伝送する第一のストリップ線路11と、この第一のストリップ線路11の端部第一の分岐部P1から2分岐した第二のストリップ線路12と、この第二のストリップ線路12の両端の第二、第三の分岐部P2、P3から各々2分岐した両端部の一端が一対の放射素子1、2への給電部21、22に各々接続された第三のストリップ線路と、他端が一対の放射素子3、4への給電部23、24に各々接続された第四のストリップ線路とを備え放射素子1から4へ分配給電している。
また、図14は図13の給電部21、22、23、24がX軸のマイナス方向を各々向いたもので、アンテナユニットU1、U2の第一のストリップ線路11を相互に接続し、入力分岐部P0に入力ストリップ線路10を接続したものである。
図13、図14において、分配回路の要件として、給電側ストリップ線路から、第一、第二、第三の2分岐部P1、P2、P3を経て放射素子1〜4までに至る電力分配比と位相遅れが均等でなければならず、具体的にはこれら分岐線路全ての線路長を、原則的に揃える必要がある。そのため第一の分岐部P1を放射素子1と2の間に配置することになってしまう。
ところで、ストリップ線路のインピーダンス変動を少なく抑えるため、および、ストリップ線路から円形導波管アレイアンテナの放射孔である導波管窓への漏洩結合による不要輻射を減らすためには、表層のストリップ線路を裏層のグランドプレーンに対しバランス良く配置されなければならない。具体的には表層のストリップ線路は、導波管の管径に合せて刳り抜かれている裏層グランドプレーンの縁に寄り過ぎないことが望ましい。
そのため、図13の場合は、第一、第二のストリップ線路11、12は第一の分岐部P1近傍のみが直線のT字状であり、第三及び第四のストリップ線路13、14は全長に渡り直線とし、ストリップ線路11から放射素子2の開口部周縁までの距離d1と第二のストリップ線路12から放射素子lのグランドプレーン縁までの距離d2とを等しくして、第一の分岐部P1をX軸上のマイナス方向に寄せることで対処していた。このときの放射素子の間隔が4.1mmであった。
また、図14の場合は、第二、第三、第四のストリップ線路12、13、14の各々の第一、第二、第三の分岐部近傍は直線状であり、第三及び第四のストリップ線路13、14の両端部近傍を、各々放射素子1、2及び放射素子3,4の開口部周縁に所定の間隔で沿わせており、ストリップ線路11から放射素子2の開口部周縁までの距離d1と第三のストリップ線路13から放射素子lのグランドプレーン縁までの距離d3と、第三のストリップ線路13から放射素子2のグランドプレーン縁までの距離d4とを等しくして、第一の分岐部P1をX軸上のマイナス方向に寄せることで対処していた。このときの放射素子の間隔が4.4mmであった。
しかしこの対処方法ではd1、d2、d3、d4を一定の距離に保つ必要があるため、放射素子の間隔をこれ以上縮めることができず、これは、放射素子への給電位相を揃えなければならないアレイアンテナにとって欠点となっていた。
従って、各放射素子への給電位相を揃えることができ、長さを短くでき、各放射素子の配列間隔を狭めることができるストリップ線路による分配回路を用いたアンテナを提供することが望まれていた。
この発明の分配回路を用いたアンテナは、XY平面に設けられ、各々X軸のプラス方向に並んだ一対の第一、第二の放射素子及び第三、第四の放射素子と、これらの放射素子への給電を行い、Y軸のマイナス方向を各々向いた給電部とからなる少なくとも一つのアンテナユニット内で、前記各放射素子に電力を伝送する第一の線路と、この第一の線路の端部で前記第一、第二の放射素子の間に位置する第一の分岐部から2分岐した第二の線路と、この第二の線路の一端の第二の分岐部から2分岐して、一方の端部が前記第一の放射素子の前記給電部に接続され、他方の端部が前記第二の放射素子の前記給電部に接続された第三の線路と、前記第二の線路の他端の第三の分岐部から2分岐して、一方の端部が前記第三の放射素子の前記給電部に接続され、他方の端部が前記第四の放射素子の前記給電部に接続された第四の線路とを有する分配回路を用いたアンテナにおいて、前記第一の放射素子、前記第二の放射素子、前記第三の放射素子、および前記第四の放射素子は、円形導波管を用い、前記第一の線路、前記第二の線路、前記第三の線路、および前記第四の線路は、ストリップ線路により構成され、前記第二の線路の前記第一の分岐部近傍は、T字状とし、前記第三の線路の前記第二の分岐部近傍は、Y字状とし、前記第四の線路の前記第三の分岐部近傍は、傘状とし、前記第一の線路を前記第二の放射素子の開口部の周縁部に所定の間隔を保つように沿わせ、前記第二の線路の前記T字状の横線部の両端部近傍を傾斜させ、前記第二の線路の前記T字状の前記横線部を前記第一の放射素子の開口部の周縁部に前記所定の間隔を保つように沿わせ、前記第一の分岐部を前記X軸のマイナス方向にずらし、前記第三の線路の両端部近傍を傾斜させ、前記第三の線路の一方の端部近傍を前記第一の放射素子の開口部の周縁部に前記所定の間隔を保つように沿わせ、前記第三の線路の他方の端部近傍を前記第二の放射素子の開口部の周縁部に前記所定の間隔を保って沿わせ、前記第二の分岐部を前記Y軸のマイナス方向にずらし、前記第四の線路の両端部近傍を傾斜させ、前記第四の線路の一方の端部近傍を前記第三の放射素子の開口部の周縁部に前記所定の間隔を保って沿わせ、前記第四の線路の他方の端部近傍を前記第四の放射素子の開口部の周縁部に前記所定の間隔を保つように沿わせ、前記第三の分岐部を前記Y軸のマイナス方向にずらし、前記第一の線路と前記第四の線路の端部近傍の間隔を前記所定間隔以上に保つようにし、前記第一の分岐部から2分岐し、Y字状の前記第二の分岐部から2分岐して前記第一の放射素子及び前記第二の放射素子の前記給電部に給電される電力の位相と、前記第一の分岐部から2分岐し、傘状の前記第三の分岐部から2分岐して前記第三の放射素子及び前記第四の放射素子の前記給電部に給電される電力の位相とが同位相となるように、前記第一の分岐部から前記第二の分岐部までの前記第二の線路の長さを、前記第一の分岐部から前記第三の分岐部までの前記第二の線路の長さより短くしたものである。
この発明によれば、第一の放射素子、第二の放射素子、第三の放射素子、および第四の放射素子は、円形導波管を用い、第一の線路、第二の線路、第三の線路、および第四の線路は、ストリップ線路により構成され、第二の線路の第一の分岐部近傍は、T字状とし、第三の線路の第二の分岐部近傍は、Y字状とし、第四の線路の第三の分岐部近傍は、傘状とし、第一の線路を第二の放射素子の開口部の周縁部に所定の間隔を保つように沿わせ、第二の線路のT字状の横線部の両端部近傍を傾斜させ、第二の線路のT字状の横線部を第一の放射素子の開口部の周縁部に所定の間隔を保つように沿わせ、第一の分岐部をX軸のマイナス方向にずらし、第三の線路の両端部近傍を傾斜させ、第三の線路の一方の端部近傍を第一の放射素子の開口部の周縁部に所定の間隔を保つように沿わせ、第三の線路の他方の端部近傍を第二の放射素子の開口部の周縁部に所定の間隔を保って沿わせ、第二の分岐部をY軸のマイナス方向にずらし、第四の線路の両端部近傍を傾斜させ、第四の線路の一方の端部近傍を第三の放射素子の開口部の周縁部に所定の間隔を保って沿わせ、第四の線路の他方の端部近傍を第四の放射素子の開口部の周縁部に所定の間隔を保つように沿わせ、第三の分岐部をY軸のマイナス方向にずらし、第一の線路と第四の線路の端部近傍の間隔を所定間隔以上に保つようにし、第一の分岐部から2分岐し、Y字状の第二の分岐部から2分岐して第一の放射素子及び第二の放射素子の給電部に給電される電力の位相と、第一の分岐部から2分岐し、傘状の第三の分岐部から2分岐して第三の放射素子及び第四の放射素子の給電部に給電される電力の位相とが同位相となるように、第一の分岐部から第二の分岐部までの第二の線路の長さを、第一の分岐部から第三の分岐部までの第二の線路の長さより短くしたので、給電側から各放射素子への位相遅れを揃えつつ、漏洩結合による不要輻射を起こさせずに、各放射素子の配列間隔を狭めることができる。
また、放射素子の配列間隔の自由度が増すことは、半値幅を広めに確保しつつも不要輻射を極小に抑えられることに繋がり、アンテナとして優れた特性を発揮することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を示すストリップ線路による分配回路を用いたアンテナの分解斜視図、図2は発明の実施の形態1を示すアンテナユニットのストリップ線路による分配回路図、図3は図2の部分拡大図、図4はアンテナユニットの放射素子の間隔を示す分配回路図、図5は実施の形態1を示すストリップ線路による分配回路を用いたアンテナの放射パターンである。
図1において、アンテナは円形導波管アレーアンテナを例とし示している。円形導波管アレーアンテナは、放射素子31となるホーン型円形導波管が等間隔で設けられ放射面となる上板32と、誘電体シート33と、放射素子31に給電するためのストリップ線路が設けられた分配回路基板34と、分配回路基板34のストリップ線路に接続され、放射素子31に設けられた給電部の先端から放射する電磁波を上部の放射素子31の開口部に戻す電磁波反射部とストリップ線路に給電する給電口が設けられた下板35から構成されている。上板32の放射素子31は8×8個形成され、周波数は66GHz、放射素子31の開口部の直径は3.2mmである。
この構成において、下板35給電口から電磁波が給電されると、分配回路基板34のストリップ線路により放射素子31の給電部まで、位相的に同等の電磁波が給電される。
また、上板32の各放射素子31の給電部の方向も同方向なので、放射素子31の開口面の電界分布も同じ方向になり、上板32上の偏波面が揃うことになる。
次に、上記の円形導波管アレーアンテナは8×8素子アンテナであるが、ストリップ線路の2分岐を2段重ねる4つの放射素子を用いた円形導波管アレーアンテナユニットのストリップ線路による分配回路について以下説明する。
図2において、円形導波管アレーアンテナユニットは、XY平面に設けられ、各々X軸方向に並んだ一対の第一、第二の放射素子1、2及び第三、第四の放射素子3、4と、これらの第一、第二、第三、第四の放射素子1〜4への給電を行い、Y軸の同方向を各々向いた給電部21〜24とからなる少なくとも一つのアンテナユニット内で、第一、第二、第三、第四の放射素子1〜4に電力を伝送するストリップ線路による分配回路が設けられている。
ストリップ線路による分配回路は、第一のストリップ線路11と、この第一のストリップ線路11の端部で第一、第二の放射素子1、2の間に位置する第一の分岐部P1から2分岐した第二のストリップ線路12と、この第二のストリップ線路12の両端の第二、第三の分岐部P2、P3から各々2分岐して両端部12bが一対の第一、第二の放射素子1、2及び第三、第四の放射素子3、4への給電部21〜24に各々接続部q2,〜q5で接続された第三、第四のストリップ線路13、14が設けられている。
そして、第二、第三、第四のストリップ線路12、13、14の第一、第二、第三の分岐部P1、P2、P3近傍はT字状に保ち、第一のストリップ線路11は第一の分岐部P1から曲げ部q1までは直線であり、第二のストリップ線路12の第一の分岐部P近傍12aは直線である。そして、第一のストリップ線路11を第二の放射素子2の開口部の周縁部との間隔を間隔d1に保つようにして第二の放射素子2の開口部の周縁部に沿わせ、第二のストリップ線路12のT字状の横線部の両端部近傍12bを傾斜させて第二のストリップ線路12のT字状の横線部12aと第一の放射素子1の開口部の周縁部との間隔を所定の間隔に保つように第一の分岐部P1をX軸のマイナス方向にずらしている。
さらに、第三のストリップ線路13の両端部近傍13bを第一、第二の放射素子1、2の開口部の周縁部に、第四のストリップ線路14の両端部近傍14bを第三、第四の放射素子3、4の開口部の周縁部に各々間隔d3、d4を保って沿わせ、第一のストリップ線路11と第四のストリップ線路14の端部近傍14bの間隔を間隔d以上に保つようにして、第一の分岐部P1をY軸のマイナス方向へずらすようにしている。
このようにして、各放射素子1〜4への給電位相を揃え、ストリップ線路の長さを短くし、各放射素子1〜4の配列間隔を狭めている。
各ストリップ線路1〜4と各放射素子1〜4の各々間隔について図3により説明すると、例えば、第三のストリップ線路13の端部近傍13bを放射素子1の開口部の周縁部との間隔をd3に保つようにして第一の放射素子1の開口部の周縁部に沿わせるには、放射素子1の開口部の半径1.6mmを0.12mm大きくした補助線に沿って第三のストリップ線路13の端部近傍13bを沿わせる。そのため、第三のストリップ線路13の端部近傍13bと給電部21の接続部q2では給電部21に対して90°に曲げ、その先はX軸に対して約20°に傾斜させている。また、他のストリップ線路も同様にして間隔d1、d2、d4を保って、各放射素子に沿わせる。なお、第一のストリップ線路11と第四のストリップ線路14の端部近傍14bの間隔をd5以上に保つ必要がある。
上記の間隔d1〜d5は同じであり、0.12mmとした。その結果、各放射素子1〜4の間隔は図4(a)に示すように、4.0mmとなり、図4(b)の従来の各放射素子1〜4の間隔4.1mmより狭くなった。なお、各ストリップ線路11〜14の幅は0.2mmである。
上記構成の本実施の形態の円形導波管アレーアンテナユニットを用いた8×8放射素子の円形導波管アレーアンテナの放射パターンを計算した結果を図5に示す。円形導波管アレーアンテナの周波数は66GHzである。
従来の円形導波管アレーアンテナでは、放射素子の間隔が4.1mmで、90°と−90°にグレーテイングローブが生じ、−20dBを越しているが、本実施の形態の円形導波管アレーアンテナユニットを用いた円形導波管アレーアンテナの放射素子の間隔が4.0mmと狭くできたので、−20dB以下に抑えられた。
以上のように、第一のストリップ線路11を第二の放射素子2の開口部の周縁部に所定の間隔を保って沿わせ、第二のストリップ線路12のT字状の横線部の両端部近傍を傾斜させて第二のストリップ線路12のT字状の横線部と第一の放射素子1の開口部の周縁部に所定の間隔を保って第一の分岐部P1をX軸のマイナス方向にずらし、さらに、第三のストリップ線路13の両端部13b近傍を第一、第二の放射素子1、2の開口部の周縁部に、第四のストリップ線路14の両端部近傍14bを第三、第四の放射素子3、4の開口部の周縁部に各々所定の間隔を保って沿わせ、第一のストリップ線路11と第四のストリップ線路14の端部14b近傍の間隔を所定間隔以上に保つようにして、第一の分岐部P1をY軸のマイナス方向へずらすようにしたので、給電側から各放射素子1〜4への位相遅れを揃えつつも、各放射素子1〜4の配列間隔を狭めることができる。
また、各放射素子1〜4の配列間隔の自由度が増すことは、半値幅を広めに確保しつつも不要輻射を極小に抑えられることに繋がり、アンテナとして優れた特性を発揮することができる。
実施の形態2.
本実施の形態は、実施の形態1の第一の分岐部をさらに、Y軸のマイナス方向にずらしたものである。
図6はこの発明の実施の形態2を示すストリップ線路による分配回路を用いたアンテナユニットのストリップ線路による分配回路図、図7はストリップ線路の形状の説明図、図8はアンテナユニットの放射素子の間隔を示す分配回路図、図9はアンテナの放射パターンである。
図6は実施の形態1の図2の 第3、第4のストリップ線路13、14の第二、第三の分岐部P2、P3のT字状の部分を各々Y字状と傘状としたものであり、他は同じなので説明を省略する。
図6において、第一ストリップ線路11と第一放射素子2との間隔d1、第二ストリップ線路12と第一放射素子1との間隔d2、第3のストリップ線路13の端部近傍13bと第1、第2の放射素子1、2との間隔d3、d4、第4のストリップ線路14の端部近傍14bと第3、第4の放射素子3、4との間隔d3、d4を0.1mmとして、第一の分岐部P1を実施の形態1よりも、Y軸のマイナス方向にずらしている。
各ストリップ線路1〜4と各放射素子1〜4との間隔については、例えば、第三のストリップ線路13の端部近傍13bを放射素子1の開口部の周縁部との間隔d3を0.1mmに保つようにして第一の放射素子1の開口部の周縁部に沿わせるには、放射素子1の開口部の半径1.6mmを0.1mm大きくした補助線に沿って第三のストリップ線路13の端部近傍13bを沿わせる。そのため、第三のストリップ線路13の端部近傍13bと給電部21の接続部q2では給電部21に対して90°に曲げ、その先はX軸に対して約20°に傾斜させる。また、他のストリップ線路も同様にして間隔d1、d2、d4を0.1mmに保って、各放射素子1〜4に沿わせる。なお、各ストリップ線路11〜14の幅を0.2mmとした。また、第一のストリップ線路11と第四のストリップ線路14の端部近傍14bの間隔d5を0.1mmとした。
このようにして、各放射素子1〜4の間隔は図(a)に示すように、3.9mmとなり、図(b)の実施の形態1の各放射素子1〜4の間隔4.0mmより狭くなった。
なお、各放射素子1〜4の間隔は、図6に示すように第2、第3の放射素子2、4の開口部周縁の間隔Lにより制約される。
なお、本実施の形態では、 第3、第4のストリップ線路13、14の第二、第三の分岐部P2、P3のT字状の部分を各々Y字状と傘状としたが、第一の分岐部P1から第二、第三の分岐部P2、P3までの距離を同じにすると、第2分岐部P2がY字形のためここから第一、第二の放射素子1.2に給電される電力の位相が、傘状の第三の分岐P3から第三、第四の放射素子3、4に給電される電力に比べ位相が遅れる。そこで、同じ位相で給電されるように、第一の分岐部P1を第二の分岐部P2寄りにずらして補正している。
上記構成の本実施の形態の円形導波管アレーアンテナユニットを用いた8×8放射素子の円形導波管アレーアンテナの放射パターンを計算した結果を図9に示す。円形導波管アレーアンテナの周波数は66GHzである。
従来の円形導波管アレーアンテナでは、放射素子の間隔が4.1mmで、90°と−90°にグレーテイングローブが生じ、−20dBを越しており、実施の形態1の円形導波管アレーアンテナユニットの放射素子の間隔が4.0mmであり、−20dB以下であったが、本実施の形態の円形導波管アレーアンテナユニットの放射素子の間隔が3.9mmと狭くできたので、グレーテイングローブを完全に抑えることができた。
以上のように、第3、第4のストリップ線路13、14の第二、第三の分岐部P2、P3のT字状の部分を各々Y字状と傘状としたので、給電側から各放射素子1〜4への位相遅れを揃えつつも、各放射素子1〜4の配列間隔をさらに狭めることができる。
また、第一の分岐部P1は、各放射素子1〜4への給電が同位相となるように、第二、第三の分岐部の中間点の第一の分岐部P1から第二の分岐部P2寄りの位置に補正するので各放射素子1〜4に 同じ位相で給電することができる。
実施の形態3.
実施の形態1、2は各放射素子の給電部をY軸のマイナス方向を向けたものを示したが、本実施の形態は給電部をX軸のマイナス方向を向け、また、放射素子4つのアンテナユニットを二つ組み合わせたものである。
図10はこの発明の実施の形態3を示すストリップ線路による分配回路を用いたアンテナユニットのストリップ線路による分配回路図、図11はアンテナユニットの放射素子の間隔を示す分配回路図、図12は実施の形態3を示すストリップ線路による分配回路を用いたアンテナの放射パターンである。
図10において、アンテナユニットU1、U2の各々の構成は同じであり、実施の形態1と異なる点は、給電部21〜24の向きと、第三、第四のストリップ線路13、14の両端部13e、14eの形状と、第一分岐部P1の形状である。
ストリップ線路による分配回路をアンテナユニットU1について説明すると、第一のストリップ線路11を第二の放射素子2の開口部の周縁部に間隔d1を保って沿わせ、第一の分岐部P1をY字状または傘状とし、第三のストリップ線路13の両端部近傍13eを第一、第二の放射素子1、2の開口部の周縁部に、第四のストリップ線路14の両端部近傍14eを第三、第四の放射素子3、4の開口部の周縁部に各々間隔d3、d4を保って沿わせ、第一の分岐部P1をX軸のマイナス方向にずらしている。
さらに、第二のストリップ線路12の端部近傍12dを第二の放射素子2の開口部の周縁部に間隔d2を保って沿わせ、第三のストリップ線路13の端部近傍13dを第四の放射素子3の開口部の周縁部に間隔d4を保って沿わせ、 第四のストリップ線路14の端部近傍14dを第四の放射素子4の開口部の周縁部に間隔d4を保って沿わせ、第一のストリップ線路11と第四のストリップ線路の端部近傍の間隔を間隔d5以上に保つようにして、第二、第三の分岐部P2、P3を各々Y字状と傘状とし、第一の分岐部P1をY軸のマイナス方向へずらしている。
上記の間隔d1〜d5は0.12mmとして、各放射素子1〜4の間隔は図11(a)に示すように、4.1mmとなり、図11(b)の従来の各放射素子1〜4の間隔4.4mmより狭くなった。
なお、本実施の形態では、実施の形態と同様に、第3、第4のストリップ線路13、14の第二、第三の分岐部P2、P3のT字状の部分を各々Y字状と傘状としたので、第一の分岐部P1を第二の分岐部P2寄りにずらして補正して、各放射素子1〜4に同じ位相で給電されるようにしている。
また、本実施の形態は図10に示すように、放射素子4つのアンテナユニットU1、U2を二つ組み合わせ、アンテナユニットU1、U2の第一のストリップ線路11を相互に接続し、入力分岐部P0に入力ストリップ線路10を接続している。
このとき、アンテナユニットU1の第一の分岐部P1が傘状で、 アンテナユニットU2の第一の分岐部P1がY字状となるので、第二、第三の分岐部P2、P3と同様に、入力分岐部P0をアンテナユニットU2のY字状の第一分岐部P1寄りに補正して、アンテナユニットU1、U2の各放射素子1〜4に同じ位相で給電されるようにしている。
また、第一のストリップ線路11が第一の分岐部P1近くで大きく下側に曲がっているので、位相が遅れ、振幅も変わってしまうので、第一の分岐部P1を中間点より第二の分岐部P2寄り(Y軸のプラス方向)にずらして補正する他に、第二のストリップ線路12の第一の分岐部P1近傍の狭隘線幅部分の幅を変えて補正している。
上記構成の本実施の形態の円形導波管アレーアンテナユニットを用いた8×8放射素子の円形導波管アレーアンテナの放射パターンを計算した結果を図12に示す。円形導波管アレーアンテナの周波数は66GHzである。
従来の円形導波管アレーアンテナでは、放射素子の間隔が4.4mmで、90°と−90°にグレーテイングローブは、−11dBと非常に大きい。本実施の形態の円形導波管アレーアンテナユニットの放射素子の間隔が4.1mmと狭くできたのでグレーテイングローブを−19dBに抑えることができた。
以上のように、第一のストリップ線路11を第二の放射素子2の開口部の周縁部に所定の間隔を保って沿わせ、第一の分岐部11をY字状または傘状とし、第三のストリップ線路13の両端部近傍を第一、第二の放射素子1、3の開口部の周縁部に、第四のストリップ線路14の両端部14e近傍を第三、第四の放射素子の開口部の周縁部に各々所定の間隔を保って沿わせ、第一の分岐部P1をX軸のマイナス方向にずらし、さらに、第二のストリップ線路12の端部12e近傍を第二の放射素子2の開口部の周縁部に各々所定の間隔を保って沿わせ、第四のストリップ線路14の端部14e近傍を第四の放射素子4の開口部の周縁部に各々所定の間隔を保って沿わせ、第三のストリップ線路13の端部13e近傍を第四の放射素子3の開口部の周縁部に所定の間隔を保って沿わせ、第一のストリップ線路11と第四のストリップ線路14の端部近傍の間隔を所定間隔以上に保つようにして、第二、第三の分岐部を各々Y字状と傘状とし、第一の分岐部をY軸のマイナス方向へずらすようにしたので、給電側から各放射素子1〜4への位相遅れを揃えつつもストリップ線路の長さを短くすることができ、各放射素子1〜4の配列間隔を狭めることができる。
また、アンテナユニットU1、U2が相互に隣接し、Y字状と傘状の第一のストリップライン11を接続し、中間に入力ストリップ線路が接続される入力分岐部P0を設けるときは、Y字状の第一分岐部P1寄りの位置に補正したので、アンテナユニットU1、U2の各放射素子1〜4に同じ位相で給電することができる。
ここでは、周波数66GHzで円形導波管直径が3.2mmの場合で説明したが、周波数が変わった場合でも有効であることは、申すまでもない。
この発明の実施の形態1を示すストリップ線路による分配回路を用いたアンテナの分解斜視図である。 この発明の実施の形態1を示すストリップ線路による分配回路図である。 図2の部分拡大図である。 この発明の実施の形態1を示すストリップ線路による分配回路を用いたアンテナの放射素子の間隔を示す図である。 この発明の実施の形態1を示すストリップ線路による分配回路を用いたアンテナの放射パターンである。 この発明の実施の形態2を示すストリップ線路による分配回路図である。 この発明の実施の形態2を示すストリップ線路による分配回路図のストリップ線路の形状の説明図である。 この発明の実施の形態2を示すストリップ線路による分配回路を用いたアンテナの放射素子の間隔を示す図である。 この発明の実施の形態2を示すストリップ線路による分配回路を用いたアンテナの放射パターンである。 この発明の実施の形態3を示すストリップ線路による分配回路図である。 この発明の実施の形態3を示すストリップ線路による分配回路を用いたアンテナの放射素子の間隔を示す図である。 この発明の実施の形態3を示すストリップ線路による分配回路を用いたアンテナの放射パターンである。 従来のアレイアンテナのストリップ線路の分配回路図である。 従来のアレイアンテナのストリップ線路の分配回路図である。
符号の説明
1 第一放射素子、2 第二放射素子、3 第三放射素子、第四放射素子、10 入力ストリップ線路、11 第一のストリップ線路、12 第二のストリップ線路、
12b、12d 第二のストリップ線路の端部、13 第三のストリップ線路、13b、13e 第三のストリップ線路の端部、14 第四のストリップ線路、14b、14e 第四のストリップ線路の端部、21、22、23、24 給電部、P0 入力分岐部、P1 第一の分岐部、P2 第二の分岐部、P3 第三の分岐部、P4 第四の分岐部、U1、U2 アンテナユニット。

Claims (3)

  1. XY平面に設けられ、各々X軸のプラス方向に並んだ一対の第一、第二の放射素子及び第三、第四の放射素子と、
    これらの放射素子への給電を行い、Y軸のマイナス方向を各々向いた給電部とからなる少なくとも一つのアンテナユニット内で、前記各放射素子に電力を伝送する第一の線路と、
    この第一の線路の端部で前記第一、第二の放射素子の間に位置する第一の分岐部から2分岐した第二の線路と、
    この第二の線路の一端の第二の分岐部から2分岐して、一方の端部が前記第一の放射素子の前記給電部に接続され、他方の端部が前記第二の放射素子の前記給電部に接続された第三の線路と、
    前記第二の線路の他端の第三の分岐部から2分岐して、一方の端部が前記第三の放射素子の前記給電部に接続され、他方の端部が前記第四の放射素子の前記給電部に接続された第四の線路と
    を有する分配回路を用いたアンテナにおいて、
    前記第一の放射素子、前記第二の放射素子、前記第三の放射素子、および前記第四の放射素子は、円形導波管を用い、
    前記第一の線路、前記第二の線路、前記第三の線路、および前記第四の線路は、ストリップ線路により構成され、
    前記第二の線路の前記第一の分岐部近傍は、T字状とし、
    前記第三の線路の前記第二の分岐部近傍は、Y字状とし、
    前記第四の線路の前記第三の分岐部近傍は、傘状とし、
    前記第一の線路を前記第二の放射素子の開口部の周縁部に所定の間隔を保つように沿わせ、
    前記第二の線路の前記T字状の横線部の両端部近傍を傾斜させ、前記第二の線路の前記T字状の前記横線部を前記第一の放射素子の開口部の周縁部に前記所定の間隔を保つように沿わせ、前記第一の分岐部を前記X軸のマイナス方向にずらし、
    前記第三の線路の両端部近傍を傾斜させ、前記第三の線路の一方の端部近傍を前記第一の放射素子の開口部の周縁部に前記所定の間隔を保つように沿わせ、前記第三の線路の他方の端部近傍を前記第二の放射素子の開口部の周縁部に前記所定の間隔を保って沿わせ、前記第二の分岐部を前記Y軸のマイナス方向にずらし、
    前記第四の線路の両端部近傍を傾斜させ、前記第四の線路の一方の端部近傍を前記第三の放射素子の開口部の周縁部に前記所定の間隔を保って沿わせ、前記第四の線路の他方の端部近傍を前記第四の放射素子の開口部の周縁部に前記所定の間隔を保つように沿わせ、前記第三の分岐部を前記Y軸のマイナス方向にずらし、
    前記第一の線路と前記第四の線路の端部近傍の間隔を前記所定間隔以上に保つようにし
    前記第一の分岐部から2分岐し、Y字状の前記第二の分岐部から2分岐して前記第一の放射素子及び前記第二の放射素子の前記給電部に給電される電力の位相と、
    前記第一の分岐部から2分岐し、傘状の前記第三の分岐部から2分岐して前記第三の放射素子及び前記第四の放射素子の前記給電部に給電される電力の位相とが同位相となるように、
    前記第一の分岐部から前記第二の分岐部までの前記第二の線路の長さを、前記第一の分岐部から前記第三の分岐部までの前記第二の線路の長さより短くした
    ことを特徴とする分配回路を用いたアンテナ。
  2. XY平面に設けられ、各々X軸のプラス方向に並んだ一対の第一、第二の放射素子及び第三、第四の放射素子と、
    これらの放射素子への給電を行い、X軸のマイナス方向を各々向いた給電部とからなる少なくとも一つのアンテナユニット内で、前記各放射素子に電力を伝送する第一の線路と、
    この第一の線路の端部で前記第一、第二の放射素子の間に位置する第一の分岐部から2分岐した第二の線路と、
    この第二の線路の一端の第二の分岐部から2分岐して、一方の端部が前記第一の放射素子の前記給電部に接続され、他方の端部が前記第二の放射素子の前記給電部に接続された第三の線路と、
    前記第二の線路の他端の第三の分岐部から2分岐して、一方の端部が前記第三の放射素子の前記給電部に接続され、他方の端部が前記第四の放射素子の前記給電部に接続された第四の線路と
    を有する分配回路を用いたアンテナにおいて、
    前記第一の放射素子、前記第二の放射素子、前記第三の放射素子、および前記第四の放射素子は、円形導波管を用い、
    前記第一の線路、前記第二の線路、前記第三の線路、および前記第四の線路は、ストリップ線路により構成され、
    前記第一の分岐部近傍は、Y字状または傘状とし、
    前記第二の分岐部近傍は、Y字状とし、
    前記第三の分岐部近傍は、傘状とし、
    前記第一の線路を前記第二の放射素子の開口部の周縁部に所定の間隔を保つように沿わせ、
    前記第二の線路の一端の端部近傍を前記第二の放射素子の開口部の周縁部に前記所定の間隔を保って沿わせ、前記第一の分岐部を前記X軸のマイナス方向にずらし、前記第一の分岐部を前記Y軸のマイナス方向へずらし、
    前記第三の線路の一方の端部近傍を前記第一の放射素子の開口部の周縁部に前記所定の間隔を保つように沿わせ、前記第三の線路の他方の端部近傍を前記第二の放射素子の開口部の周縁部に前記所定の間隔を保って沿わせ、
    前記第四の線路の一方の端部近傍を前記第三の放射素子の開口部の周縁部に前記所定の間隔を保って沿わせ、前記第四の線路の他方の端部近傍を前記第四の放射素子の開口部の周縁部に前記所定の間隔を保つように沿わせ、
    前記第一の線路と前記第四の線路の間隔を前記所定の間隔以上に保つようにし
    前記第一の分岐部から2分岐し、Y字状の前記第二の分岐部から2分岐して前記第一の放射素子及び前記第二の放射素子の前記給電部に給電される電力の位相と、
    前記第一の分岐部から2分岐し、傘状の前記第三の分岐部から2分岐して前記第三の放射素子及び前記第四の放射素子の前記給電部に給電される電力の位相とが同位相となるように、
    前記第一の分岐部から前記第二の分岐部までの前記第二の線路の長さを、前記第一の分岐部から前記第三の分岐部までの前記第二の線路の長さより短くした
    ことを特徴とする分配回路を用いたアンテナ。
  3. 前記第二の線路の前記第一の分岐部近傍をY字状とした請求項2記載の分配回路を用いたアンテナと、
    前記第二の線路の前記第一の分岐部近傍を傘状とした請求項2記載の分配回路を用いたアンテナとを隣接配置し、
    前記分配回路を用いたアンテナの前記各第一の線路を相互に接続し、該第一の線路に設けた入力分岐部に入力線路を接続し、
    前記入力分岐部から2分岐し、前記第一の分岐部近傍をY字状とした前記分配回路を用いたアンテナの前記各給電部に供給される電力の位相と、
    前記入力分岐部から2分岐し、前記第一の分岐部近傍を傘状とした前記分配回路を用いたアンテナの前記各給電部に供給される電力の位相とが同位相となるように、
    前記入力分岐部から、前記第一の分岐部近傍をY字状とした前記分配回路を用いたアンテナの前記第一の線路の長さを、
    前記入力分岐部から、前記第一の分岐部近傍を傘状とした前記分配回路を用いたアンテナの前記第一の線路の長さより短くした
    ことを特徴とする分配回路を用いたアンテナ。
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