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JP4456194B2 - 出力回路及びバッテリパック - Google Patents

出力回路及びバッテリパック Download PDF

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JP4456194B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は出力回路及びバッテリパックに関するものである。
近年、ノートパソコン等の携帯電子機器は、よりバッテリの長寿命化の向上が求められている。そこで、バッテリの高能力化とともに、各種回路の消費電力を低減しバッテリの長寿命化を図る必要がある。そのために、携帯電子機器に設けられた出力回路においても消費電力の低減を図りバッテリの長寿命化に貢献する必要がある。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電子機器、例えばノートパソコンは充電可能なバッテリパックを備えている。又、長時間使用のための大容量の予備用バッテリパックを備えたものもある。バッテリパックには、ノートパソコンに装填したとき、ノートパソコン内に設けられ同パソコンにおける電力に関する各種処理動作を行う半導体デバイスに対して該バッテリパックが動作電源を正常に供給できる状態にあるかどうかを指示する制御信号を出力する出力回路が設けられている。
【0003】
この出力回路は、バイポーラトランジスタが用いられそれをオープンコレクタにして使用されていたが、これに代わって出力損失が小さいMOSFETが使用されている。出力回路に用いられるMOSFETはオープンドレイン回路として使用され、MOSFETのドレインからノートパソコン内の電力に関する各種処理動作をする半導体デバイス等に制御信号が出力されるようになっている。
【0004】
バッテリパックは、パソコン本体から着脱可能になっている。そして、バッテリパックをパソコン本体から引き出し、再び本体に装着したとき、直ちにノートパソコン内に設けられた前記半導体デバイスを動作させる必要から、出力回路のMOSFETはオン状態に制御されている。
【0005】
図10は、従来の出力回路の一例を示す回路図でる。図10において、Pチャネル型の出力用MOSFET51は、そのソースが電流検出用抵抗Rsを介してバッテリパックに内蔵されたリチウムイオン電池の電源電圧Vddが供給される電源線に接続されている。MOSFET51のドレインはバッテリパックの外部出力端子に接続されている。MOSFET51のゲートは、抵抗R1とでバイアス回路を構成する抵抗R2を介してドライブ用バイポーラトランジスタ52のコレクタに接続されている。抵抗R1の一端は、電源電圧Vddが供給される電源線に接続されている。
【0006】
そして、バイポーラトランジスタ52のベースにHレベルの駆動制御信号SG1が抵抗R3を介して入力されると、同トランジスタ52はオンする。トランジスタ52のオンに基づいてMOSFET51のゲート電圧は抵抗R1、R2からなるバイアス回路で決まる電圧まで下がり、同MOSFET51はオンされる。そして、外部出力端子から出力電圧Voutが制御信号としてノートパソコン内に設けられた同パソコンにおける電力に関する各種処理動作を行う半導体デバイスに対して出力される。
【0007】
一方、Lレベルの駆動制御信号SG1が入力されてバイポーラトランジスタ52はオフする。バイポーラトランジスタ52のオフによって、MOSFET51のゲート電圧は電源電圧Vddまで上昇し、MOSFET51はオフする。
【0008】
ところで、MOSFET51のソースと電源電圧Vddが供給されている電源線との間には、電流検出用抵抗Rsが接続されている。又、前記MOSFET51のソースには、電流制限用のバイポーラトランジスタ53のベースに接続されている。バイポーラトランジスタ53のコレクタはMOSFET51のゲートに接続されている。又、バイポーラトランジスタ53のエミッタは電源電圧Vddが供給される電源線に接続されている。
【0009】
そして、MOSFET51がオン状態のとき、何らかの原因で外部出力端子が短絡すると、MOSFET51に大きな出力電流Ioutが流れる。この時、電流検出用抵抗Rsの端子間電圧(=Iout×Rs)が上昇する。即ち、電流制限用バイポーラトランジスタ53のベース・エミッタ電圧Vbeは増大し、同バイポーラトランジスタ53のコレクタ電流がバイアス回路の抵抗R2に流れ込む。その結果、MOSFET51のゲート電圧は上昇、即ち、同MOSFET51のゲート・ソース間電圧は小さくなりMOSFET51のオン状態となり出力電流Ioutの増大が抑えられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記出力回路おいて、MOSFET51のオン時には、バイポーラトランジスタ52はオン状態にあり常に電流が流れている。このことは、前記バッテリパックがパソコン本体から引き出され、且つ、前記短絡状態ではない時にも、MOSFET51はオン状態になっていることからバイポーラトランジスタ52に電流が流れていることになる。つまり、不使用時にもMOSFET51をドライブさせるためのバイポーラトランジスタ52において電流が消費されていた。
【0011】
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は無用な電力を消費することがなく電池の長寿命化を図ることができる出力回路及びバッテリパックを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1〜に記載の発明によれば、出力FETを動作させるドライブ用CMOSトランジスタは、その出力FETがオン状態の時、消費電流が流れない。その結果、電池の長寿命化を図ることができる。
【0013】
又、請求項のいずれか1に記載の発明によれば、加えて、出力FETに大きな電流が流れたとき、検出手段がその大きな電流を検出し、電流制御手段が出力用MOSFETのゲート電圧を制御し大きな電流が流れないようにする。また、前記検出手段を出力用MOSFETのオン抵抗で代用したため、特別の抵抗を設ける必要がない。その結果、回路規模を小さくすることができる。
【0014】
さらに、請求項の発明によれば、加えて、ドライブ用CMOSトランジスタを構成するNチャネルMOSFETのオン抵抗を代用するため、特別の抵抗を設ける必要がない。その結果、回路規模を小さくすることができる。
【0016】
請求項に記載の発明によれば、出力FETを動作させるドライブ用CMOSトランジスタは、その出力FETがオン状態の時、消費電流が流れない出力回路を備えたため、電池の長寿命化を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明をノートパソコンのバッテリパックに設けた出力回路に具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
【0018】
図1において、ノートパソコン1の前側面には、バッテリパック2が装着されている。バッテリパック2は、リチウムイオン電池、そのリチウムイオン電池の充電状態を指示する制御信号を出力する出力回路が内蔵されている。バッテリパック2は、ノートパソコン1にバッテリパック2が装着されている状態で充電可能である。又、バッテリパック2は、ノートパソコン1から抜き出して専用の充電装置にて充電可能である。
【0019】
そして、バッテリパック2は、出力回路からリチウムイオン電池の電源電圧Vddの状態を示す制御信号を出力電圧Voutとして出力するようになっていて、その出力電圧Voutはノートパソコン1内に設けられた同パソコン1における電力に関する各種処理動作を行う半導体デバイスに対して出力される。
【0020】
図2はバッテリパック2に設けられた出力回路10の回路図を示す。図2において、入力端子Pinに駆動制御信号SG1が入力されるドライブ用CMOSトランジスタ11は、そのPチャネル型MOSFET(以下、PMOSFETという)11aのソースがリチウムイオン電池の電源電圧Vddが供給される電源線に接続され、そのNチャネル型MOSFET(以下、NMOSFETという)11bのソースが接地された電源線に接続されている。ドライブ用CMOSトランジスタ11の出力端子は、電流制御手段を構成する抵抗R11を介して、出力用Pチャネル型MOSFET(以下、出力用PMOSFETという)12のゲートに接続されている。
【0021】
出力用PMOSFET12のソースは、検出手段としての電流検出用抵抗Rsを介して直流電源電圧Vddが供給される電源線に接続されている。出力用PMOSFET12のドレインは、バッテリパック2の外部出力端子Poに接続されている。つまり、出力用PMOSFET12は、オープンドレイン回路を形成している。バッテリパック2の外部出力端子Poは、バッテリパック2は装着された状態でノートパソコン1内の前記各半導体デバイスに対して出力電圧Voutをバッテリパック2の状態を示す制御信号として出力する。
【0022】
又、出力用PMOSFET12のソースは、電流制御手段を構成する電流制限用Pチャネル型MOSFET(以下、電流制限用PMOSFETという)13のゲートに接続されている。電流制限用PMOSFET13のソースは電源電圧Vddが供給されている電源に接続されている。電流制限用PMOSFET13のドレインは出力用PMOSFET12のゲートに接続されている。
【0023】
次に、上記のように構成した出力回路10の作用について説明する。
今、Lレベルの駆動制御信号SG1が入力されていると、CMOSトランジスタ11のPMOSFET11aはオンし、NMOSFET11bはオフしている。この時、出力用MOSFET12のゲートには、PMOSFET11a及び抵抗R11を介して電源電圧Vddが供給される。従って、出力用MOSFET12はオフ状態になる。
【0024】
一方、Hレベルの駆動制御信号SG1が入力されると、CMOSトランジスタ11のPMOSFET11aはオフし、NMOSFET11bはオンする。この時、出力用PMOSFET12のゲート電圧は下がり、出力用PMOSFET12はオン状態となる。従って、図3に示すように、出力用PMOSFET12のドレイン、即ち、バッテリパック2の外部出力端子Poから出力電圧Voutが出力される。その結果、ノートパソコン1内の各半導体デバイスに電源電圧Vddが出力用MOSFET12を介して印加され、各半導体デバイスの負荷抵抗に基づいて出力電流Ioutが出力用PMOSFET12を介して流れ込み正常に動作する。
【0025】
次にバッテリパック2をノートパソコン1から抜き出した状態で、不用意に外部出力端子Poとグランド端子とがショートしたりすると、出力電流Ioutが異常に増大し電流検出用抵抗Rsの端子間電圧が上昇して、電流制限用PMOSFET13のゲート電圧が電源電圧Vddより電流制限用PMOSFET13の閾値電圧Vthより低くなると、同電流制限用PMOSFET13はオン状態になる。
【0026】
電流制限用PMOSFET13がオン状態になると、同PMOSFET13はドレイン電流が流れ始める。ドレイン電流は抵抗R11及びドライブ用CMOSトランジスタ11のNMOSFET11bを介して流れて、出力用PMOSFET12のゲート電圧を上昇させて、出力用PMOSFET12のドレイン電流(出力電流Ioutを制限させる。従って、何らかの原因でバッテリパック2の外部出力端子Poが短絡しても出力電流Ioutの増大が抑制される。
【0027】
又、出力用PMOSFET12がオン状態にあって出力電流Ioutが0の時、電流制限用PMOSFET13及びドライブ用CMOSトランジスタ11を構成するPMOSFET11aはオフ状態にあるため、それぞれPMOSFET13又はPMOSFET11aを介して電流は流れない。つまり、出力用PMOSFET12がオン状態にあって出力電流Ioutが0の時には、無駄な電力は消費されない。
【0028】
次に、上記のように構成した出力回路10の特徴について説明する。
(1)本実施形態では、出力用PMOSFET12をドライブ用CMOSトランジスタ11にて動作するようにした。そして、Hレベルの駆動制御信号SG1に応答してドライブ用CMOSトランジスタ11を構成するPMOSFET11aがオフ、ドライブ用CMOSトランジスタ11を構成するNMOSFET11bがオンになると、出力用PMOSFET12がオン状態になる。
【0029】
この時、ドライブ用CMOSトランジスタ11を構成するPMOSFET11aがオフになっているため、ドライブ用CMOSトランジスタ11を介して電流が流れることはない。
【0030】
従って、出力用PMOSFET12がオン状態にあるときには、出力用PMOSFET12をドライブさせるため電力が消費されることはない。つまり、出力用PMOSFET12がオン状態であってリチウムイオン電池の電源不使用時には、無用な電力の消費は行なわれない。その結果、リチウムイオン電池の電源の長寿命化を図ることができる。
【0031】
(2)本実施形態では、出力電流Ioutを検出する電流検出用抵抗Rsと、同抵抗Rsの端子間電圧に基づいて出力電流Ioutを制御する電流制限用PMOSFET13を設けた。従って、何らかの原因でバッテリパック2の外部出力端子Poが短絡しても、出力用PMOSFET12を介して大きな出力電流Ioutが流れることはなく、出力用PMOSFET12を損傷させることはない。
【0032】
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は出力回路に特徴があるため、出力回路についてのみ説明する。
【0033】
図4は出力回路20の回路図を示す。図4において、入力端子Pinに駆動制御信号SG1が入力されるドライブ用CMOSトランジスタ21は、そのPMOSFET21aのソースがリチウムイオン電池の電源電圧Vddが供給される電源線に接続され、NMOSFET21bのソースが接地されている電源線に接続されている。ドライブ用CMOSトランジスタ21の出力端子は、電流制御手段を構成する抵抗R21を介して出力用PMOSFET22aのゲートに接続されている。
【0034】
出力用PMOSFET22aのソースは、検出手段としての第1電流検出用抵抗Rs1を介して電源電圧Vddが供給される電源線が接続されている。出力用PMOSFET22aのドレインは、バッテリパック2の外部出力端子Poに接続されている。つまり、出力用PMOSFET22aはオープンドレイン回路を形成している。そして、Hレベルの駆動制御信号SG1に基づいて出力用PMOSFET22aをオンさせることができる。
【0035】
又、ドライブ用CMOSトランジスタ21の出力端子は、電流制御手段を構成する抵抗R22を介して出力用NMOSFET22bのゲートに接続されている。出力用NMOSFET22bのソースは、検出手段としての第2電流検出用抵抗Rs2を介して接地されている電源線に接続されている。出力用NMOSFET22bのドレインは、バッテリパック2の外部出力端子Poに接続されている。つまり、出力用NMOSFET22bはオープンドレイン回路を形成している。そして、Lレベルの駆動制御信号SG1に基づいて出力用NMOSFET22bをオンさせることができる。
【0036】
そして、バッテリパック2の外部出力端子Poから出力される出力電圧Voutは、同バッテリパック2がパソコン本体に装着されたとき、ノートパソコン1内の前記各半導体デバイスに対して制御信号として出力される。
【0037】
又、出力用PMOSFET21aのソースは、電流制御手段を構成する電流制限用PMOSFET23のゲートに接続されている。電流制限用PMOSFET23のソースは直流電源電圧Vddが供給される電源線に接続されている。電流制限用PMOSFET23のドレインは出力用CMOSFET22aのゲートに接続されている。
【0038】
さらに、出力用NMOSFET22bのソースは、電流制御手段を構成する電流制限用NMOSFET24のゲートに接続されている。電流制限用NMOSFET24のソースは接地されている電源線に接続されている。電流制限用NMOSFET24のドレインは出力用NMOSFET22bのゲートに接続されている。
【0039】
次に、上記のように構成した出力回路20の作用について説明する。
今、Hレベルの駆動制御信号SG1が入力されてドライブ用CMOSトランジスタ21のPMOSFET21aがオフしNMOSFET21bがオンすると、出力用PMOSFET22a及びNMOSFET22bのゲート電圧が下がる。従って、出力用PMOSFET22aがオンしNMOSFET22bがオフする。その結果、PMOSFET22aのドレイン、即ち、バッテリパック2の外部出力端子Poは出力電圧Voutが出力される。つまり、ノートパソコン1内の各半導体デバイスに電源電圧VddがPMOSFET22aを介して出力電圧Voutが制御信号として印加され、各半導体デバイスの負荷抵抗に基づいて出力電流IoutがPMOSFET22aを介して流れ込み正常に動作する。
【0040】
次にバッテリパック2をノートパソコン1から抜き出した状態で、不用意に外部出力端子Poとグランド端子とがショートしたりすると、出力電流Ioutが異常に増大し電流検出用抵抗Rs1の端子間電圧が上昇して、電流制限用PMOSFET23のゲート電圧が電源電圧Vddより電流制限用PMOSFET23の閾値電圧Vthより低くなると、同電流制限用PMOSFET23はオン状態になる。
【0041】
電流制限用PMOSFET23がオン状態になると、同PMOSFET23はドレイン電流が流れ始める。ドレイン電流は抵抗R21及びドライブ用CMOSトランジスタ21のNMOSFET21bを介して流れて、出力用PMOSFET22aのゲート電圧を上昇させて、PMOSFET22aのドレイン電流(出力電流Iout)を制限させる。従って、何らかの原因でバッテリパック2の外部出力端子Poが短絡しても出力電流Ioutの増大が抑制される。
【0042】
又、出力用PMOSFET22aがオン状態にあって出力電流Ioutが0の時、電流制限用PMOSFET23及びドライブ用CMOSトランジスタ21を構成するPMOSFET21aはオフ状態にあるため、それぞれPMOSFET23又はPMOSFET21aを介して電流は流れない。つまり、PMOSFET22aがオン状態にあって出力電流Ioutが0の時には、無駄な電力は消費されない。
【0043】
一方、Lレベルの駆動制御信号SG1がドライブ用CMOSトランジスタ21の入力端子Pinに入力されると、同Lレベルの駆動制御信号SG1に基づいてドライブ用CMOSトランジスタ21のPMOSFET21aがオンしNMOSFET21bがオフして出力用PMOSFET22a及びNMOSFET22bのゲート電圧が上がる。従って、出力用PMOSFET22aがオフし出力用NMOSFET22bがオンする。その結果、NMOSFET22bのドレイン、即ち、バッテリパック2の外部出力端子Poは出力電圧Vout(=0)が出力される。つまり、出力用NMOSFET22bに前記半導体デバイスから電流が流れ込み正常に動作する。
【0044】
次にバッテリパック2をノートパソコン1から抜き出した状態で、不用意に外部出力端子Poと電源電圧Vddを出力する端子とがショートしたりすると、流れ込む電流が異常に増大し電流検出用抵抗Rs2の端子間電圧が上昇して、電流制限用NMOSFET24のゲート電圧が電流制限用PMOSFET24の閾値電圧Vthより高くなると、同電流制限用PMOSFET24はオン状態になる。
【0045】
電流制限用NMOSFET24がオン状態になると、ドレイン電流が流れる。ドレイン電流はドライブ用CMOSトランジスタ21のPMOSFET21a及びを抵抗R22を介して流れて、出力用NMOSFET22bのゲート電圧を下げて、NMOSFET22bのドレイン電流(出力電流Iout)を制限させる。
【0046】
又、出力用NMOSFET22bがオン状態にあって流れ込む電流が0の時、電流制限用NMOSFET24及びドライブ用CMOSトランジスタ21を構成するNMOSFET21bはオフ状態にあるため、それぞれNMOSFET24又はNMOSFET21bを介して電流は流れない。つまり、出力用NMOSFET22bがオン状態にあって流れ込む電流が0の時には、無駄な電力は消費されない。
【0047】
次に、上記のように構成した出力回路20の特徴について説明する。
(1)本実施形態では、ドライブ用CMOSトランジスタ21にてドライブされる出力用トランジスタを出力用PMOSFET22a及びNMOSFET22bにて構成し、電源電圧Vddと接地電圧(0ボルト)の2通りの出力電圧Voutを出力することができる。
【0048】
(2)本実施形態では、出力用PMOSFET22a及びNMOSFET22bをドライブ用CMOSトランジスタ21にて動作するようにした。そして、Hレベルの駆動制御信号SG1に応答してドライブ用CMOSトランジスタ21を構成するPMOSFET21aがオフ、ドライブ用CMOSトランジスタ21を構成するNMOSFET21bがオンになると、出力用PMOSFET22aはオン状態になる。
【0049】
この時、ドライブ用CMOSトランジスタ21を構成するPMOSFET21aがオフになっているため、ドライブ用CMOSトランジスタ21を介して電流が流れることはない。
【0050】
従って、出力用PMOSFET22aがオン状態にあるときには、同出力用PMOSFET22aをドライブさせるため電力が消費されることはない。
又、Lレベルの駆動制御信号SG1に応答してドライブ用CMOSトランジスタ21を構成するPMOSFET21aがオン、ドライブ用CMOSトランジスタ21を構成するNMOSFET21bがオフになると、出力用NMOSFET22bがオン状態になる。この時、ドライブ用CMOSトランジスタ21を構成するNMOSFET21aがオフになっているため、ドライブ用CMOSトランジスタ21を介して電流が流れることはない。
【0051】
従って、出力用NMOSFET22bがオン状態にあるときには、同出力用NMOSFET22bをドライブさせるため電力が消費されることはない。
(3)本実施形態では、出力電流Ioutを検出する電流検出用抵抗Rs1と、同抵抗Rs1の端子間電圧に基づいて出力電流Ioutを制御する電流制限用PMOSFET23を設けた。従って、何らかの原因でバッテリパック2の外部出力端子Poが短絡しても、PMOSFET22aを介して大きな出力電流Ioutが流れることはなく、PMOSFET22aを損傷させることはない。
【0052】
又、NMOSFET22bに流れ込む電流を検出する電流検出用抵抗Rs2と、同抵抗Rs2の端子間電圧に基づいてその流れ込む電流を制御する電流制限用NMOSFET24を設けた。従って、何らかの原因で半導体デバイスが短絡しても、NMOSFET22bに大きな電流が流れることはなく、NMOSFET22bを損傷させることはない。
【0053】
(第3実施形態)
次に、本発明を具体化した第3実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は出力回路に特徴があるため、出力回路についてのみ説明する。
【0054】
図5は出力回路30の回路図を示す。図5において、入力端子Pinに駆動制御信号SG1が入力されるドライブ用CMOSトランジスタ31は、そのPMOSFET31aのソースがリチウムイオン電池の電源電圧Vddが供給される電源線に接続され、そのNMOSFET31bのソースが接地されている電源線に接続されている。ドライブ用CMOSトランジスタ31の出力端子は、電流制御手段を構成する抵抗R31を介して、出力用PMOSFET32のゲートに接続されている。
【0055】
出力用PMOSFET32のソースは、電源電圧Vddが供給される電源線に接続されている。出力用PMOSFET32のドレインは、バッテリパック2の外部出力端子Poに接続されている。つまり、出力用PMOSFET32は、オープンドレイン回路を形成している。そして、バッテリパック2の外部出力端子Poからに出力電圧Voutは、バッテリパック2は装着された状態でノートパソコン1内の前記各半導体デバイスに制御信号として出力される。
【0056】
又、出力用PMOSFET32のドレインは、電流制御手段を構成する電流制限用PMOSFET33のゲートに接続されている。電流制限用PMOSFET33のソースは直流電源電圧Vddが供給されている電源線に接続されている。電流制限用PMOSFET33のドレインは出力用PMOSFET32のゲートに接続されている。
【0057】
次に、上記のように構成した出力回路30の作用について説明する。
今、Lレベルの駆動制御信号SG1が入力されていると、CMOSトランジスタ31のPMOSFET31aはオンし、NMOSFET31bはオフしている。この時、出力用MOSFET32のゲートには、PMOSFET31a及び抵抗R31を介して電源電圧Vddが供給される。従って、出力用MOSFET32はオフ状態になる。
【0058】
一方、Hレベルの駆動制御信号SG1が入力されると、CMOSトランジスタ31のPMOSFET31aはオフし、NMOSFET31bはオンする。この時、出力用PMOSFET32のゲート電圧は下がり、出力用PMOSFET32はオン状態となる。従って、図6に示すように、出力用PMOSFET32のドレイン、即ち、バッテリパック2の外部出力端子Poから出力電圧Voutが制御信号として出力される。
【0059】
その結果、ノートパソコン1内の前記各半導体デバイスに出力電圧Voutが出力用MOSFET32を介して制御信号として供給され、その各半導体デバイスの負荷抵抗に基づいて出力電流Ioutが出力用PMOSFET32を介して流れ込み正常に動作する。
【0060】
次にバッテリパック2をノートパソコン1から抜き出した状態で、不用意に外部出力端子Poとグランド端子とがショートしたりすると、出力電流Ioutが異常に増大し出力用PMOSFET32のオン抵抗Ronに基づいてソース・ドレイン間電圧(オン電圧=Ron×Iout)が上昇して、電流制限用PMOSFET33のゲート電圧が電源電圧Vddより電流制限用PMOSFET33の閾値電圧Vthより低くなると、同電流制限用PMOSFET33はオン状態になる。
【0061】
電流制限用PMOSFET33がオン状態になると、同PMOSFET33はドレイン電流が流れ始める。ドレイン電流は抵抗R31及びドライブ用CMOSトランジスタ31のNMOSFET31bを介して流れて、出力用PMOSFET32のゲート電圧を上昇させて、出力用PMOSFET32をドレイン電流(出力電流Vout)を制限させる。
【0062】
この時、抵抗R31の値によって、最大の出力電流Ioutが制御される。つまり、図6に示すように、抵抗R31が大きな値ほど、最大の出力電流Ioutは小さくなる。従って、何らかの原因でバッテリパック2の外部出力端子Poが短絡しても出力電流Ioutの増大が抑制される。
【0063】
又、出力用PMOSFET32がオン状態にあって出力電流Ioutが0の時、電流制限用PMOSFET33及びドライブ用CMOSトランジスタ31を構成するPMOSFET31aはオフ状態にあるため、それぞれPMOSFET33又はPMOSFET31aを介して電流は流れない。つまり、出力用PMOSFET32がオン状態にあって出力電流Ioutが0の時には、無駄な電力は消費されない。
【0064】
次に、上記のように構成した出力回路30の特徴について説明する。
(1)本実施形態では、出力用PMOSFET32のオン抵抗Ronを電流検出段の抵抗として使用し、前記第1実施形態で説明した電流検出用の抵抗Rsを省略した。従って、その分だけ出力回路30の回路規模を小さくすることができる。
【0065】
(2)本実施形態では、出力用PMOSFET32をドライブ用CMOSトランジスタ31にて動作するようにした。そして、Hレベルの駆動制御信号SG1に応答してドライブ用CMOSトランジスタ31を構成するPMOSFET31aがオフ、ドライブ用CMOSトランジスタ31を構成するNMOSFET31bがオンにななると、出力用PMOSFET32がオン状態になる。
【0066】
この時、ドライブ用CMOSトランジスタ31を構成するPMOSFET31aがオフになっているため、ドライブ用CMOSトランジスタ31を介して電流が流れることはない。
【0067】
従って、出力用PMOSFET32をオン状態のあるときには、同出力用PMOSFET32をドライブさせるためのドライブ用CMOSトランジスタ31の電力消費はない。
【0068】
(3)本実施形態では、出力電流Ioutを検出する出力用PMOSFET32のソース・ドレイン間電圧(オン電圧)に基づいて出力電流Ioutを制御する電流制限用PMOSFET33を設けた。従って、何らかの原因でバッテリパック2の外部出力端子Poが短絡しても、出力用PMOSFET32を介して大きな出力電流Ioutが流れることはなく、出力用PMOSFET12を損傷させることはない。
【0069】
(第4実施形態)
次に、本発明を具体化した第4実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は出力回路に特徴があるため、出力回路についてのみ説明する。
【0070】
図7は出力回路40の回路図を示す。図7において、入力端子Pinに駆動制御信号SG1が入力されるドライブ用CMOSトランジスタ41は、そのPMOSFET41aのソースがリチウムイオン電池の電源電圧Vddが供給される電源線に接続され、NMOSFET41bのソースが接地されている電源線に接続されている。ドライブ用CMOSトランジスタ41の出力端子は、電流制御手段を構成する抵抗R41を介して、出力用PMOSFET42aのゲートに接続されている。
【0071】
出力用PMOSFET42aのソースは、リチウムイオン電池の電源電圧Vddが供給される電源線に接続されている。出力用PMOSFET42aのドレインは、バッテリパック2の外部出力端子Poに接続されている。つまり、出力用PMOSFET42aはオープンドレイン回路を形成している。そして、Hレベルの駆動制御信号SG1に基づいて出力用PMOSFET42aをオンさせることができる。
【0072】
又、ドライブ用CMOSトランジスタ41の出力端子は、電流制御手段を構成する抵抗R42を介して、出力用NMOSFET42bのゲートに接続されている。出力用NMOSFET42bのソースは接地されている電源線に接続されている。出力用NMOSFET42bのドレインは、バッテリパック2の外部出力端子Poに接続されている。つまり、出力用NMOSFET42bはオープンドレイン回路を形成している。そして、Hレベルの駆動制御信号SG1に基づいて出力用NMOSFET42bをオンさせることができ、Lレベルの駆動制御信号SG1に基づいて出力用NMOSFET42bをオンさせることができる。
【0073】
そして、バッテリパック2の外部出力端子Poから出力される出力電圧Voutは同バッテリパック2がパソコン本体に装着されたとき、ノートパソコン1内の前記各半導体デバイスに制御信号として出力される。
【0074】
又、出力用PMOSFET42aのドレインは、電流制御手段を構成する電流制限用PMOSFET43のゲートに接続されている。電流制限用PMOSFET43のソースは直流電源電圧Vddが供給されている電源線に接続されている。電流制限用PMOSFET43のドレインは出力用PMOSFET42aのゲートに接続されている。
【0075】
さらに、出力用NMOSFET42bのソースは、電流制御手段を構成する電流制限用NMOSFET44のゲートに接続されている。電流制限用PMOSFET44のソースは接地されている電源線に接続されている。電流制限用PMOSFET44のドレインは出力用NMOSFET42bのゲートに接続されている。
【0076】
次に、上記のように構成した出力回路40の作用について説明する。
今、Hレベルの駆動制御信号SG1が入力されてドライブ用CMOSトランジスタ41のPMOSFET41aがオフしNMOSFET41bがオンすると、出力用PMOSFET42a及びNMOSFET42bのゲート電圧が下がる。従って、出力用PMOSFET42aがオンしNMOSFET42bがオフする。その結果、PMOSFET42aのドレイン、即ち、バッテリパック2の外部出力端子Poは出力電圧Voutが出力される。つまり、ノートパソコン1内の各半導体デバイスに電源電圧VddがPMOSFET42aを介して出力電圧Voutとして出力され、各半導体デバイスの負荷抵抗に基づいて出力電流IoutがPMOSFET42aを介して流れ込み正常に動作する。
【0077】
次にバッテリパック2をノートパソコン1から抜き出した状態で、不用意に外部出力端子Poとグランド端子とがショートしたりすると、出力電流Ioutが異常に増大しPMOSFET42aのオン抵抗に基づいてソース・ドレイン間電圧(オン電圧)が上昇する。この上昇によって電流制限用PMOSFET43のゲート電圧が電源電圧Vddより電流制限用PMOSFET43の閾値電圧Vthより低くなると、同電流制限用PMOSFET43はオン状態になる。
【0078】
電流制限用PMOSFET43がオン状態になると、同PMOSFET43はドレイン電流が流れ始める。ドレイン電流は抵抗R41及びドライブ用CMOSトランジスタ41のNMOSFET41bを介して流れて、出力用PMOSFET42bのゲート電圧を上昇させて、PMOSFET42aのドレイン電流(出力電流Vout)を制限する。従って、何らかの原因でバッテリパック2の外部出力端子Poが短絡しても出力電流Ioutの増大が抑制される。
【0079】
又、出力用PMOSFET42aがオン状態にあって出力電流Ioutが0の時、電流制限用PMOSFET43及びドライブ用CMOSトランジスタ41を構成するPMOSFET41aはオフ状態にあるため、それぞれPMOSFET43又はPMOSFET41aを介して電流は流れない。つまり、PMOSFET42aがオン状態にあって出力電流Ioutが0の時には、無駄な電力は消費されない。
【0080】
一方、Lレベルの駆動制御信号SG1がドライブ用CMOSトランジスタ41の入力端子Pinに入力されると、Lレベルの駆動制御信号SG1に基づいてドライブ用CMOSトランジスタ41のPMOSFET41aがオンしNMOSFET41bがオフして出力用PMOSFET42a及びNMOSFET42bのゲート電圧が上がる。従って、出力用PMOSFET42aがオフしNMOSFET42bがオンする。その結果、NMOSFET42bのドレイン、即ち、バッテリパック2の外部出力端子Poは出力電圧Voutが出力される。つまり、ノートパソコン1内の各半導体デバイスに接地電圧(0ボルト)がNMOSFET42bを介して出力電圧Voutとして出力され、各半導体デバイスの負荷抵抗に基づいて出力電流IoutがNMOSFET42bを介して流れ込み正常に動作する。
【0081】
次にバッテリパック2をノートパソコン1から抜き出した状態で、不用意に外部出力端子Poと電源電圧Vddを出力する端子とがショートしたりすると、流れ込む電流が異常に増大しNMOSFET42bのオン抵抗に基づいてソース・ドレイン間電圧(オン電圧)が上昇して、電流制限用NMOSFET44のゲート電圧が電流制限用PMOSFET44の閾値電圧Vthより高くなると、同電流制限用PMOSFET44はオン状態になる。
【0082】
電流制限用NMOSFET44がオン状態になると、出力用NMOSFET42bのゲート電圧を下げて、NMOSFET42bのドレイン電流(出力電流Iout)を制限させる。従って、何らかの原因で半導体デバイスが短絡してもNMOSFET42bに流れる電流の増大が抑制される。
【0083】
又、出力用NMOSFET42bがオン状態にあって流れ込む電流が0の時、電流制限用NMOSFET44及びドライブ用CMOSトランジスタ41を構成するNMOSFET41bはオフ状態にあるため、それぞれNMOSFET44又はNMOSFET41bを介して電流は流れない。つまり、NMOSFET42bがオン状態にあって流れ込む電流が0の時には、無駄な電力は消費されない。
【0084】
次に、上記のように構成した出力回路40の特徴について説明する。
(1)本実施形態では、ドライブ用CMOSトランジスタ41にてドライブされる出力用トランジスタを出力用PMOSFET42a及びNMOSFET42bにて構成した。電源電圧Vddと接地電圧(0ボルト)の2通りの出力電圧Voutを出力することができる。
【0085】
(2)本実施形態では、出力用CMOSトランジスタ42をドライブ用CMOSトランジスタ41にて動作するようにした。そして、Hレベルの駆動制御信号SG1に応答してドライブ用CMOSトランジスタ41を構成するPMOSFET41aがオフ、ドライブ用CMOSトランジスタ41を構成するNMOSFET41bがオンになると、出力用PMOSFET42aはオン状態になる。
【0086】
この時、ドライブ用CMOSトランジスタ41を構成するPMOSFET41aがオフになっているため、ドライブ用CMOSトランジスタ41を介して電流が流れることはない。
【0087】
従って、出力用PMOSFET42aがオン状態にあるときには、同出力用PMOSFET42aをドライブさせるため電力が消費されることはない。
又、Lレベルの駆動制御信号SG1に応答してドライブ用CMOSトランジスタ41を構成するPMOSFET41aがオン、ドライブ用CMOSトランジスタ41を構成するNMOSFET41bがオフになると、出力用NMOSFET42bがオン状態になる。この時、ドライブ用CMOSトランジスタ41を構成するNMOSFET41aがオフになっているため、ドライブ用CMOSトランジスタ41を介して電流が流れることはない。
【0088】
従って、出力用NMOSFET42bがオン状態にあるときには、同出力用NMOSFET42bをドライブさせるため電力が消費されることはない。
(3)本実施形態では、PMOSFET42aのソース・ドレイン間電圧(オン電圧)に基づいて出力電流Ioutを制御する電流制限用PMOSFET43を設けた。従って、何らかの原因でバッテリパック2の外部出力端子Poが短絡しても、PMOSFET42aを介して大きな出力電流Ioutが流れることはなく、PMOSFET42aを損傷させることはない。
【0089】
又、NMOSFET42bのソース・ドレイン間電圧(オン電圧)に基づいてその流れ込む電流を制御する電流制限用NMOSFET44を設けた。従って、何らかの原因で半導体デバイスが短絡しても、NMOSFET42bに大きな電流が流れることはなく、NMOSFET42bを損傷させることはない。
【0090】
(4)本実施形態では、PMOSFET42a、NMOSFET42bのオン抵抗を電流検出手段としての抵抗として使用し、前記第2実施形態で説明した電流検出用の抵抗Rs1,Rs2を省略した。従って、その分だけ出力回路40の回路規模を小さくすることができる。
【0091】
尚、発明の実施形態は、上記各実施形態に限定されるものではなく以下のように実施していもよい。
・上記各実施形態では、ドライブ用CMOSトランジスタ11,21,31,41の出力端子と出力用PMOSFET12,32のゲート又は出力用CMOSトランジスタ21,41の入力端子との間に抵抗R11,R12,R22,R31,R41,R42を設けた。
【0092】
これを、(1)ドライブ用CMOSトランジスタ11,21,31,41を構成するNMOSFET11b,21b,31b,41bのドレインと、同ドライブ用CMOSトランジスタ11,21,31,41の出力端子との間に抵抗R11,R12,R22,R31,R41,R42に設けてもよい。
【0093】
又、(2)ドライブ用CMOSトランジスタ11,21,31,41を構成するNMOSFET11b,21b,31b,41bのソースと、接地との間に抵抗R11,R12,R22,R31,R41,R42に設けてもよい。
【0094】
さらに、(3)抵抗R11,R12,R22,R31,R41,R42を省略し、ドライブ用CMOSトランジスタ11,21,31,41のオン抵抗で代用してもよい。
さらにまた、各実施形態の抵抗R11,R12,R22,R31,R41,R42及び(1)〜(3)を適宜組み合わせて実施してもよい。
【0095】
・上記各実施形態は、バッテリパック2に設けた出力回路に具体化したが、例えばその他の半導体装置に内蔵された出力回路であって、待機状態において出力端子をHレベル(高電位)にプルアップしている出力回路に具体化してもよい。
【0096】
・上記各実施形態の出力回路では、電流制限用のMOSFET13,23,24,33,43,44等からなる電流制限回路を備えた出力回路であったが、電流制限回路を省略した出力回路に実施してもよい。
【0097】
・上記第2実施形態の出力回路では、出力用PMOSFET22a及びNMOSFET22bのゲートに対してそれぞれ電流制御手段としての抵抗R21,R22を設けたが、図8に示すようにトライブ用CMOSトランジスタ21を構成するPMOSFET21aとNMOSFET21bのドレインの間に1つの電流制御手段としての抵抗R23を設けて実施してもよい。この場合、抵抗の数が少なくなる分だけ回路規模を小さくすることができる。
・上記第4実施形態の出力回路では、出力用PMOSFET42a及びNMOSFET42bのゲートに対してそれぞれ電流制御手段としての抵抗R41,R42を設けたが、図9に示すようにトライブ用CMOSトランジスタ41を構成するPMOSFET41aとNMOSFET41bのドレインの間に1つの電流制御手段としての抵抗R43を設けて実施してもよい。この場合、抵抗の数が少なくなる分だけ回路規模を小さくすることができる。
【0098】
【発明の効果】
請求項1〜の発明によれば、消費電流を少なくでき電池の長寿命化を図ることができる。
【0099】
、加えて、出力用MOSFETの損傷を未然に防止することができる。
さらに、加えて、回路規模を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を説明するためのノートパソコンの斜視図
【図2】第1実施形態を説明するための出力回路の回路図
【図3】第1実施形態の出力回路の出力電圧と出力電流との関係を示す図
【図4】第2実施形態を説明するための出力回路の回路図
【図5】第3実施形態を説明するための出力回路の回路図
【図6】第3実施形態の出力回路の出力電圧と出力電流との関係を示す図
【図7】第4実施形態を説明するための出力回路の回路図
【図8】第2実施形態の変形例を説明するための出力回路の回路図
【図9】第4実施形態の変形例を説明するための出力回路の回路図
【図10】従来の出力回路の回路図
【符号の説明】
1 ノートパソコン
2 バッテリパック
10,20,30,40 出力回路
11,21,31,41 ドライブ用CMOSトランジスタ
11a,21a,31a,41a PMOSFET
11b,21b,31b,41b NMOSFET
12,32 出力用PMOSFET
22,42 出力用CMOSトランジスタ
22a,42a PMOSFET
22b,42b NMOSFET
13,23,33,43 電流制限用PMOSFET
24,44 電流制限用NMOSFET
R11,R21,R31,R41 抵抗
Rs 電流検出用抵抗
Rs1 第1電流検出用抵抗
Rs2 第2電流検出用抵抗
Vdd 直流電源電圧

Claims (5)

  1. オープンドレイン回路を形成する出力用MOSFETと、
    入力端子に駆動制御信号を入力し、出力端子が出力用MOSFETのゲートに接続されたドライブ用CMOSトランジスタと
    前記出力用MOSFETを流れる電流を検出する検出手段と、
    その検出手段の検出に基づいて前記出力用MOSFETのゲート電圧を制御する電流制御手段とを備え
    前記電流制御手段は、
    前記検出手段の検出信号に基づいてオン動作する電流制限用MOSFETと、
    前記出力用MOSFETのゲートから前記ドライブ用CMOSトランジスタを介して接地される間の回路中に設けられ前記電流制限用MOSFETのオン電流が流れる抵抗と
    からなり、
    前記検出手段は、出力用MOSFETのオン抵抗であることを特徴とする出力回路。
  2. 請求項1に記載の出力回路において、
    前記出力用MOSFETは、PチャネルMOSFET又はNチャネルMOSFETであることを特徴とする出力回路。
  3. 請求項1に記載の出力回路において、
    前記出力用MOSFETは、PチャネルMOSFETとNチャネルMOSFETからなる出力用MOSFETであることを特徴とする出力回路。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の出力回路において、
    前記抵抗は、出力用MOSFETのゲートと前記ドライブ用CMOSトランジスタとの間に設けた抵抗、又は、前記ドライブ用CMOSトランジスタを構成するNチャネルMOSFETのオン抵抗であることを特徴とする出力回路。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の出力回路を備えたバッテリパック。
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