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JP4445459B2 - 薬剤蒸散装置 - Google Patents

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JP4445459B2
JP4445459B2 JP2005351075A JP2005351075A JP4445459B2 JP 4445459 B2 JP4445459 B2 JP 4445459B2 JP 2005351075 A JP2005351075 A JP 2005351075A JP 2005351075 A JP2005351075 A JP 2005351075A JP 4445459 B2 JP4445459 B2 JP 4445459B2
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transpiration
chemical
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slit
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正昭 杉浦
裕章 井上
聡 山崎
篤彦 服部
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Fumakilla Ltd
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Description

本発明は、薬剤蒸散装置に関し、さらに詳しくは、殺虫、防虫、害虫忌避、昆虫成長阻害、刺咬阻止、芳香・消臭等を目的として、薬剤を通気性を持った薬剤保持材に含侵・保持させることにより常温下で大気中に放出させ、効果を発現させる自動巻取ロールスクリーン方式の薬剤蒸散装置に関する。
従来、長期間継続して薬剤を蒸散させ、効果を維持する蒸散性製剤としては、固体、液体等の製剤を発熱体によって加熱して蒸散させる方法が知られている。加熱蒸散方式の例としては、薬液中に加熱蒸散体(吸液芯)の一部を浸漬することにより該加熱蒸散体に薬液を吸上げると共に、その上部を加熱することにより吸液された薬液を蒸散させる方式、いわゆる薬液吸上式の加熱蒸散方式が種々提案されている。
一方、特許文献1(特開平9−289855号公報)には、常温蒸散性防虫材として、貫通穴を有し、表面積/体積が1〜20cm−1の範囲にある担体に、常温蒸散性の防虫性化合物を保持することによる殺虫、防虫方法が開示されている。また、従来から、塩化ビニル樹脂にDDVPのような蒸散性の高い薬剤を練り込み、常温下で薬剤を蒸散させて殺虫するプレート剤が製造販売されている。
しかしながら、薬液吸上式の加熱蒸散方法に用いられる薬液の溶剤は一般に有機溶剤であり、例えば殺虫液の場合、一般にピレスロイド系薬剤を一定濃度含有するn−パラフィン等の炭化水素溶液から成っているものが上市されている。しかし、炭化水素系溶剤は非常に燃焼し易いため、火災を招き易いという欠点を有している。また、昨今、フロン及び蒸散性有機化合物等による地球的規模でのオゾン層破壊や大気汚染が問題となっている。例えば薬液吸上方式を用いた市販品においても、殺虫目的には本来不要である炭化水素系溶剤等の溶剤が9割以上も含まれている。従って、この溶剤を削滅することは重要な課題となっている。さらに、吸液芯の上部を100℃以上の高い温度に加熱するものであるため、その部分で薬剤の分解や吸液芯の蒸散面の劣化、目詰り等を生じ易いという問題もある。
さらに、薬液吸上式の場合、気温及び大気圧等の変動により薬液容器内の内圧が変動し、液漏れを引き起こし、使用時や保管時に薬液による汚染が発生することがある。また、薬液吸上式の加熱蒸散方法は、薬剤を含有する薬液を蒸散させるため、熱効率を考慮すると、不必要な熱量を要していると言える。さらに薬液吸上式の加熱蒸散方法では、使用開始直後は、薬剤の蒸散量が安定せず、一方、使用期間が長くなればなるほど、使用期間中での安定した蒸散量を得ることが困難になるといった欠点を有している。また、加熱蒸散方式は多大なエネルギーを
要するため、乾電池等による加熱蒸散はエネルギー効率上不利であり、持ち運びを可能とする製剤をつくる場合、何らかの工夫がいる。
一方、貫通穴を有し、表面積/体積が1〜20cm−1の範囲にある担体に、常温蒸散性の防虫性化合物を保持することによる殺虫、防虫方法については、20℃における蒸気圧が1×10−4mmHg以上の蒸散し易い薬剤しか用いることができず、効力の持続性や蒸散量の調節が困難であるだけでなく、製品の形状が制限され、また蒸散し難い薬剤を用いる場合には製品を大型化しなければならないなど、商品設計上の問題がある。
さらに、塩化ビニル樹脂にDDVPのような蒸散性の高い薬剤を練り込み、常温下で薬剤を蒸散させて殺虫するプレート剤は、使用されているDDVPが劇物であり、安全性の面で取り扱いが難しく、また、薬剤を練り込んだ場合、薬剤の蒸散量が極端に抑制されるという問題がある。
特開平9−289855号公報
従って、本発明の目的は、前記のような問題を解消し、従来技術のような高エネルギーによる加熱をしなくても、常温蒸散性の薬剤を長期間に亘って充分な薬量を有効に蒸散できる安定した品質の新規な薬剤蒸散装置を提供することにある。
さらに本発明の目的は、薬剤の蒸散に際して、薬剤が塗布・含浸された薬剤保持体に、従来の薬液吸上式の加熱蒸散方式のように薬剤の分解や薬剤保持体の劣化を生ずることもなく、有効蒸散率に優れ、使用初期から長期間に亘って安定して薬剤を蒸散でき、また使用が簡便で製品の形態をコンパクトにして商品設計し易い薬剤蒸散装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明によれば、下部に軸線方向に形成されたスリット状開口部を有する中空円筒体と、該中空円筒体内に回転自在に配設されたロールと、該ロールに巻回された、蒸散性薬剤を含浸及び/又は保持するシート状の薬剤保持体とを備え、上記ロールに巻回された薬剤保持体は引き出し自在且つ巻き戻し自在に中空円筒体内に収容されており、該薬剤保持体の下端縁は中空円筒体のスリット状開口部から突出していると共に、薬剤保持体は薬剤を蒸散させるためにスリット状開口部から所定長さ引き出したときに元に位置に戻らないでスリット状開口部に密接してスリット状開口部をシールした状態に保持されるように構成され、薬剤は上記中空円筒体内に液状形態で収容されることなく上記シート状の薬剤保持体のみに含浸及び/又は保持されており、かつ、薬剤保持体は、合成繊維及び/又は天然繊維からなる繊維状の素材を密度0.05〜1.0g/cm、厚さ0.02〜1mmに加工した薬剤保持材に、20℃における蒸気圧が1×10−6〜1×10−3mmHgの薬剤を含浸及び/又は保持せしめたものであることを特徴とする薬剤蒸散装置が提供される。
さらに好適な態様においては、上記ロールは、薬剤保持体を下方に所定長さ引き下げたときに薬剤保持体が元に戻らないように、ラチェット機構を介して中空円筒体に取り付けられており、かつ、装置はラチェット解除ボタン及びロール自動巻取機構を備えている。
本発明の薬剤蒸散装置は、下部に軸線方向に形成されたスリット状開口部を有する中空円筒体と、該中空円筒体内に回転自在に配設されたロールと、該ロールに巻回された、蒸散性薬剤を含浸及び/又は保持するシート状の薬剤保持体とを備え、上記ロールに巻回された薬剤保持体は引き出し自在且つ巻き戻し自在に中空円筒体内に収容されており、該薬剤保持体の下端縁は中空円筒体のスリット状開口部から突出していると共に、薬剤保持体は薬剤を蒸散させるためにスリット状開口部から所定長さ引き出したときに元に位置に戻らないでスリット状開口部に密接してスリット状開口部をシールした状態に保持されるように構成され、薬剤は上記中空円筒体内に液状形態で収容されることなく上記シート状の薬剤保持体のみに含浸及び/又は保持されており、かつ、薬剤保持体は、繊維状で内部に空隙を有し、かつ薬剤蒸散が促進されるように、合成繊維及び/又は天然繊維からなる繊維状の素材を、密度0.05〜1.0g/cm、厚さ0.02〜1mmのシート状に加工し、これに20℃における蒸気圧が1×10−6〜1×10−3mmHgの薬剤を含浸及び/又は保持せしめたものであるため、薬剤の蒸散量調節を簡単に行うことができ、また、単位空間容積1m当り(以下、単に「単位空間容積当り」と表示して単位「1m」は省略する)の蒸散量を0.01〜0.5mg/hr/mに容易に調整でき、保持材内での通気がスムーズになり、かつ接触空気が薬剤をより効率的に大気中に放出できる。その結果、従来の技術では蒸散させることが困難であった蒸気圧の低い薬剤でも有効な効果が得られる程度の蒸散量を得ることが可能となり、使用初期から長期間に亘って安定して薬剤を蒸散できる。また、携帯用や室内のインテリア等にも使用することができ、製品設計が飛躍的に行い易くなる。
本発明の薬剤蒸散装置は、その薬剤保持材がシート状の繊維素材からなる自動巻取ロールスクリーン方式である。本発明者らは、常温蒸散性薬剤を含浸・保持するシート状の保持材は、蒸散面積の割には充分な薬剤蒸散が行なわれず、かつ薬剤保持力の関係から多くの薬剤ロスが生じ、安定した薬剤蒸散効果が得られ難いという知見を既に得ていたが、この問題点を解決できる蒸散性薬剤の保持材について鋭意検討した結果、合成繊維及び/又は天然繊維からなる繊維状の素材を密度0.05〜1.0g/cm、厚さ0.02〜1mmのシート状に加工し、これに20℃における蒸気圧が1×10−6〜1×10−3mmHgの薬剤を塗布・含浸させて保持せしめた場合、単位空間容積当りの蒸散量を0.01〜0.5mg/hr/mに容易に調整でき、使用初期から長期間に亘って安定して薬剤を蒸散できることを見出した。また、自動巻取ロールスクリーン方式とすることにより、薬剤の蒸散量調節を簡単に行うことができることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明の薬剤蒸散装置は、薬剤保持シートの形態を練り込みシートでなく、繊維状で内部に空隙を有する形状とし、厚みを小さくし、かつ密度を低めに設定したことにより、シート内での通気がスムーズになり、薬剤保持シートに接触した空気が薬剤を運搬できるようになり、より効率的に薬剤を大気中に放出できるように構成されている。
その結果、本発明によれば、種々の蒸散性薬剤を保持する薬剤保持材から環境温度と空気の流れによって薬剤を長期間効率的に蒸散させることができる自然蒸散式の薬剤蒸散方法が提供される。ただし、本発明の薬剤蒸散装置の蒸散方式としては、自然蒸散方式の他、送風式や加温(微加熱)式も少ないエネルギーで効率的に蒸散を可能とするという利点により適用可能であり、携帯可能なコンパクトな製品に設計できる。
本発明の薬剤蒸散装置は、従来の薬液吸上式の加熱蒸散方法のように薬剤を保持する吸液芯を加熱する電源が必要がなく、薬剤放出時の薬剤分解が著しく抑制でき、またいつでもどこにでも持ち運びが可能である。その結果、薬剤保持材の蒸散面の目詰まり等の劣化を生じることがなく、高い有効蒸散率で長期間に亘って安定した薬剤蒸散が可能となる。さらに、加熱しなくても薬剤保持材から均一に薬剤が蒸散するため、長期間に亘って薬剤が安定して蒸散し、残量も少量となり薬剤の無駄も減少し、経済的にも有利である。しかも、厚み、密度を任意に設定することにより、薬剤の種類や単位時間当りの薬剤蒸散量を容易に調節することが可能になる。また、機器等の表面への薬剤付着がないため、蒸散した薬剤すべてが大気中に放出され、薬剤の有効蒸散率も向上する。さらに、自動巻取ロールスクリーン方式としたことにより、薬剤保持体(スクリーン)の引き出し量を調節することにより、薬剤の蒸散量調節を簡単に行うことができる。
本発明に用いることができる薬剤保持材は、必要な薬剤量を含浸させる能力が要求されるため、不織布や織編物等に加工してなる形態が好ましい。さらに材質としては、使用される薬剤に応じ、耐薬剤性を有することが望まれる。例えば、天然繊維としてパルプ、綿、羊毛、麻、絹等、合成繊維としてポレプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリサルフォン、レーヨン、メタアクリル酸樹脂、ガラス繊維等が挙げられる。
これらの薬剤保持材は、薬剤の保持力を確保するためには厚さ0.02mm以上、好ましくは0.03mm以上、密度が0.05g/cm以上、好ましくは0.1g/cm以上であることが望ましく、薬剤を常温において蒸散させ易くするためには厚さが1mm以下、好ましくは0.8mm以下、密度が1.0g/cm以下、好ましくは0.8g/cm以下であることが望ましい。また、厚さ1mmを超えると、微加熱蒸散方式の場合、熱伝導率の点で不利になる。
これらの薬剤保持材に薬剤を含浸させたものを製剤化して、例えば蚊成虫の駆除に用いる場合、製剤としての単位空間容積当りの薬剤蒸散量は、効力面からは0.01mg/hr/m以上、好ましくは0.03mg/hr/m以上であることが望ましく、安全性及び経済性の面からは、薬剤蒸散量の上限は0.5mg/hr/m以下が望ましい。
これらの薬剤保持材の単位空間容積当りの蒸散面積(薬剤処理面積)は、自然蒸散式の場合、効力面からは5×10cm/m以上であることが望ましく、取扱い易さ、安全性、経済性の面からは1×10cm/m以下であることが望ましい。また、送風式及び加温式の場合は、効力面からは5×10−1cm/m以上であることが望ましく、取扱い易さ、安全性、経済性の面からは1×10cm/m以下であることが望ましい。
本発明において用いられる常温蒸散性の薬剤としては、従来から害虫駆除剤(殺虫剤、殺ダニ剤)、殺菌剤、防虫剤、忌避剤、消臭・芳香剤(香水、ハーブなど)、防カビ剤、医薬品(メントール、ユーカリオイル等、気管、風邪等の吸入用薬剤)等の目的で使用されている各種の薬剤を、目的に応じて単独で又は2種以上組み合わせて使用できる。通常、20℃における蒸気圧が1.0×10−6〜1.0×10−3mmHgの範囲内にある薬剤が用いられ、その中でも、20℃における蒸気圧が1.0×10−4mmHg以上の化合物が好ましい。
例えば殺虫を目的として使用する場合、従来より用いられている各種蒸散性殺虫剤を用いることができ、ピレスロイド系殺虫剤、カーバメート系殺虫剤、有機リン系殺虫剤等を挙げることができる。一般に安全性が高いことからピレスロイド系殺虫剤が好適に用いられており、特に以下のものが好ましい。
・一般名;化学名(商品名、メーカー)
*アレスリン;dl−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−シクロペンテニル dl−シス/トランス−クリサンテマート(ピナミン、住友化学工業(株))
*dl・d−T80−アレスリン;dl−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−シクロペンテニル d−シス/トランス−クリサンテマート(ピナミンフォルテ、住友化学工業(株))
*dl・d−T−アレスリン;dl−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−シクロペンテニル d−トランス−クリサンテマート(バイオアレスリン)
*d・d−T−アレスリン;d−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−シクロペンテニル d−トランス−クリサンテマート(エスビオール)
*d・d−T80−プラレトリン;(+)−2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロピニル)−2−シクロペンテニル (+)−シス/トランス−クリサンテマート(エトック、住友化学工業(株))
*レスメトリン;5−ベンジル−3−フリルメチル dl−シス/トランス−クリサンテマート(クリスロン、住友化学工業(株))
*dl・d−T80−レスメトリン;5−ベンジル−3−フリルメチル d−シス/トランス−クリサンテマート(クリスロンフォルテ、住友化学工業(株))
*エンペントリン;1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル dl−シス/トランス−3−(2,2−ジメチルビニル)−2,2−ジメチル−1−シクロプロパンカルボキシラート(ベーパースリン、住友化学工業(株))
*テラレスリン;dl−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−シクロペンテニル−d1−シス/トランス−2,2,3,3−テトラメチル−シクロプロパンカンボキシラート(ノックスリン、住友化学工業(株))
*トランスフルスリン;d−トランス−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチル−1−シクロプロパンカルボキシラート
上記化合物及び/又はこれらの異性体及び/又は類縁体から選ばれた少なくとも1種以上を用いることが好ましいが、必要に応じて以下の害虫防除成分を単独で又は組み合わせて用いることになんら制限はされない。
他のピレスロイド系殺虫剤としては以下のものが挙げられる。
*フタルスリン;N−(3,4,5,6−テトラヒドロフタリミド)−メチル dl−シス/トランス−クリサンテマート(ネオピナミン、住友化学工業(株))
*dl・d−T80−フタルスリン;(1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−1,3−ジオキソ−2−インドリル)メチル dl−シス/トランス−クリサンテマート(ネオピナミンフォルテ、住友化学工業(株))
*フラメトリン;5−プロパギル−2−フリルメチル d−シス/トランス−クリサンテマート(ピナミンD、住友化学工業(株))
*ペルメトリン;3−フェノキシベンジル dl−シス/トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチル−1−シクロプロパンカルボキシラート(エクスミン、住友化学工業(株))
*フェノトリン;3−フェノキシベンジル d−シス/トランス−クリサンテマート(スミスリン、住友化学工業(株))
*イミプロスリン;2,4−ジオキソ−1−(プロプ−2−イニル)−イミダゾリジン−3−イルメチル(1R)−シス/トランス−クリサンテマート(プラール、住友化学工業(株))
*フェンバレレート;α−シアノ−3−フェノキシベンジル−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチレート(スミサイジン、住友化学工業(株))
*シペルメトリン;α−シアノ−3−フェノキシベンジル dl−シス/トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート(アグロスリン、住友化学工業(株))
*シフェノトリン;(±)α−シアノ−3−フェノキシベンジル (+)−シス/トランス−クリサンテマート(ゴキラート、住友化学工業(株))
*エトフェンプロックス;2−(4−エトキシフェニル)−2−メチルプロピル−3−フェノキシベンジルエーテル(トレボン)
*テフルスリン;2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチル−1−シクロプロパンカルボキシラート
*フェンプロパトリン;α−シアノ−3−フェノキシベンジル シス/トランス−2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシラート
*フェンフルスリン;2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンジル−dl−シス/トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチル−1−シクロプロパンカルボキシラート
*1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル シス/トランス−2,2,3,3−テトラメチル−1−シクロプロパンカルボキシラート
有機リン系殺虫剤の具体例としては、以下のものが挙げられる。
*ダイアジノン;(2−イソプロピル−4−メチルピリミジル−6)−ジエチルチオホスフェート(ダイアジノン)
*フェニトロチオン、MEP;O,O−ジメチル−O−(3−メチル−4−ニトロフェニル)チオホスフェート(スミチオン)
*ピリダフェンチオン;O,O−ジメチル−O−(3−オキソ−2−フェニル−2H−ピリダジン−6−イル)ホスホロチオエート(オフナック)
*マラチオン;ジメチルジカルベトキシエチルジチオホスフェート(マラソン)
*ディプテレックス;O,O−ジメチル−2,2,2−トリクロロ−1−ハイドロオキシエチル ホスホネイト
*クロルピリホス;O,O−ジエチル−O−(3,5,6−トリクロル−2−ピリジル)−ホスホロチオエート
*フェンチオン;O,O−ジエチル−O−(3−メチル−4−メチルチオフェニル)−ホスホロチオエート(バイテックス)
*ジクロルボス;O,O−ジメチル−2,2−ジクロロビニルホスフェート(DDVP)
*プロペタンホス;O−[(E)−2−イソプロポキシカルボニル−1−メチルビニル]−O−メチルエチルホスホラミドチオエート(サフロチン)
*アベイト;O,O,O´,O´−テトラメチル−O,O´−チオジ−P−フェニレン ホスホロチオエート
*プロチオホス;ジチオリン酸O−2,4−ジクロロフェニル O−エチル S−プロピルエステル(トヨチオン)
*ホキシム;O,O−ジエチル−O−(α−シアノベンジリデンアミノ)チオホスフェート
昆虫成長阻害剤の具体例としては、以下のものが挙げられる。
*ピリプロキシフェン;2−[1−メチル−2−(4−フェノキシフェノキシ)エトキシ]ピリジン(スミラブ)
*メトプレン;11−メトキシ−3,7,11−トリメチル−2,4−ドデカジエノイックアシド−1−メチルエチルエステル
*フェノキシカルブ;エチル[2−(4−フェノキシフェノキシ)エチル]カーバメート
*ジフルベンズロン;1−(4−クロロフェニル)−3−(2,6−ジフロロベンゾイル)ウレア
*シロマジン;2−シクロプロピルアミノ−4,6−ジアミノ−s−トリアジン
*テフルベンズロン;N−[[(3,5−ジクロロ−2,4−ジフロロフェニル)アミノ]カルボニル]−2,6−ジフロロベンズアミド
オキサジアゾール系殺虫剤としては次のものが挙げられる。
*メトキサジアゾン;5−メトキシ−3−(2−メトキシフェニル)−O−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン(エレミック)
クロロニコチン系殺虫剤の具体例としては、以下のものが挙げられる。
*イミダクロプリド;1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−N−ニトロイミダゾリジン−2−イリデンアミン(ハチクサン)
*アセタミプロリド;(E)−N−[(6−クロロ−3−ピリジル)メチル]−N−シアノ−N−メチルアセトンアミジン(モスピラン)
殺菌剤の具体例としては以下のものが挙げられる。
*トリフルミゾール;(E)−4−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−N−(1−イミダゾール−1−イル−2−プロポキシエチリデン−O−トルイジン)
*ヘキサコナゾール;(R,S)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ヘキサン−2−オール(アンピル)
*硫黄(S)
*TPN;テトラクロロイソフタロニトリル(ダコニール)
*カルベンダゾール;2−(メトキシカルボニルアミノ)ベンゾイミダゾール(MBC)
*チオファメートメチル;1,2−ビス(3−メトキシカルボニル−2−チオウレイド)ベンゼン(トップジンM)
*プロシミドン;N−(3,5−ジクロロフェニル)−12−ジメチルシクロプロパン−1,2−ジカルボキシミド(スミレックス)
*ミクロブタニル;2−P−クロロフェニル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)ヘキサンニトリル(ラリー)
*イソプロチオラン;ジイソプロピル−1,3−ジチオラン−2−イソデン−マロネート(フジワン)
殺ダニ剤としては以下のものが挙げられる。
*ケルセン;1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタノール
*キノメチオネート;6−メチルキノキサリン−2,3−ジチオカ−ボネート
*ヘキサチアゾクス;トランス−5−(4−クロロフェニル)−N−シクロヘキシル−4−メチル−2−オキソチアゾリジン−3−カルボキサミド
さらに、殺菌・防カビ剤としては、o−フェニルフェノール、イソプロピルメチルフエノール、2−クロロ−4−フェニルフェノール、チモール等、香料としては、天然及び人工の各種香料を使用でき、例えば動物性、植物性の天然香料、あるいは炭化水素、アルコール、フェノール、アルデヒド、ケトン、ラクトン、オキシド、エステル類等の人工香料などが挙げられる。
忌避剤の具体例としては、以下のようなものが挙げられる。
*N,N−ジエチル−m−トルアミド(ディート)
*ジメチルフタレート
*ジブチルフタレート
*2−エチル−1,3−へキサンジオール
*1,4,4a,5a,6,9,9a,9b−オクタヒドロジベンゾフラン−4a−カルバルデヒド
*ジ−n−プロピル イソシンコメロネート
*p−ジクロロベンゼン
*ジ−n−ブチルサクシネート
*カプリン酸ジエチルアミド
*N−プロピルアセトアニリド
*β−ナフトール
*カンファー
天然精油及び/又はその成分としては以下のものが挙げられる。
*シトラール、シトロネラール、シトロネロール、オイゲノール、メチルオイゲノール、ゲラニオール、シンナミックアルデヒド、リナロール、ペリラアルデヒド、ネペタリック酸、メチルヘプテノン、デシルアルデヒド、ミルセン、酢酸ゲラニオール、チモール、リモネン、シネオール、ピネン、シメン、テルピネン、サビネン、エレメン、セドレン、エレモール、ビドロール、セドロール、ヒノキチオール、ツヤプリシン、トロポロイド、ヒノキチン、ツヨプセン、ボルネオール、カンフェン、テルピネオール、テルピニルエステル、ジペンテン、ファランドレン、シネオール、カリオレフィン、バニリン、フルフラール、フルフリルアルコール、ピノカルベオール、ピノカルボン、ミルテノール、ベルベノン、カルボン、オイデスモール、ピペリトン、ツエン、ファンキルアルコール、メチルアンスラニレート、ビサボレン、ベンガプトール、ノニルアルデヒド、ノニルアルコール、ヌートカトン、オクチルアルデヒド、酢酸リナリル、酢酸ゲラニル、ネロリドール、オシメン、アンスラニル酸メチル、インドール、ジャスモン、ベンツアルデヒド、プレゴン等
*上記の異性体及び/又は誘導体
*上記から選ばれる少なくとも1つ以上を含有する精油
さらに、下記のような共力剤を他の薬剤と混合して使用できる。
*ブチルカービトル 6−プロピル−ピペロニル エーテル(商品名ピペロニルブトキサイド)
*オクタクロロジプロピルエーテル(商品名S−421)
*イソボルニルチオシアナアセテート(商品名IBTA)
*N−オクチルビシクロヘプテンカルボキシイミド(商品名サイネピリン222)
(2−エチルヘキシル)−1−イソプロピル−4−メチルビシクロ(2,2,2)オクト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド(商品名サイネピリン500)
また、薬剤の分解やそれに伴う薬剤保持材の目詰り防止のために酸化防止剤を併用することができる。本発明に適する酸化防止剤としては、2,2´−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2´−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4´−メチレンビス(2−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4´−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4´−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4´−メチレンビス(2,6−ジーt−ブチルフェノール)、ステアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、1,1,3−トリス(2−メチル−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブタン、テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシシンナメート)]メタン、BHT、BHA、3,5−ジーt−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、メルカブトベンズイミダゾール、ジラウリル−チオ−ジ−プロピオネート、2−t−ブチル−4−メトキシフェノール、3−t−ブチル−4−メトキシフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、α−トコフェロール、アスコルビン酸、エリソルビン酸、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、オクタデシル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、フェニル−β−ナフチルアミン、N,N−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリンポリマー、6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン、2,2−チオビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジルフォスフォネート−ジエチルエステル、ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸エチル)カルシウム;ポリエチレンワックス、オクチル化ジフェニルアミン、トリス[2−(3´,5´−ジ−t−ブチル−4´−ヒドロキシヒドロ−シンナモイルオキシル)エチル]イソシアヌレート、トリス−(4−t−ブチル−2,6−ジメチル−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、3,9−ビス[1,1−ジ−エチル−2−(β−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル−フェニル)プロピオニルオキシ)エチル]−2,4,8,10−テトラオキザスピロ[5.5]ウンデカン、ジトリデシル−3,3´−チオジプロピオネート、ジミリスチル−3,3´−チオジプロピオネート、ジステアリル−3,3´−チオジプロピオネート等の化合物が挙げられる。
上記のような酸化防止剤は、単独でも、また2種以上を組み合わせて混合使用することもできる。また添加方法としては、害虫駆除液中に添加することや、得られた保持材に添加することが考えられるが任意である。さらに、過酸化物分解剤と一般に呼ばれる酸化防止剤として、ジラウリルチオジプロピオネート(DLTP)やジステアリルチオジプロピオネート(DSTP)を前記酸化防止剤と組み合わせて混合使用することもできる。さらには蒸散性を調節するために、パラフィン類、グリコール類、エーテル類及びワックス類が使用できる。
さらに、紫外線吸収阻害剤としてパラアミノ安息香酸類、桂皮酸類、サリチル酸類、ベンゾフェノン類及びベンゾトリアゾール類などの紫外線吸収剤を用いることにより、保管時、使用時の耐光性を一段と向上させることができる。
薬液を調製するためには、必要に応じて溶剤を用いることもできる。溶剤としては、水性、油性どちらでもよく、水、メチルアルコール、エチルアルコール等のアルコール類、フタル酸ジエチル、ミリスチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル等のエステル類、ヘキサン、ケロシン、パラフィン等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素類、さらにエチレングリコール、エチレングリコールジエチルエーテル等のエーテル類を例示できる。
本発明の薬剤蒸散装置を害虫駆除剤として調製した場合、使用した薬剤に応じて、アカイエカ、チカイエカ、ヒトスジシマカ、シナハマダラカなどの蚊類、チャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ワモンゴキブリ、トビイロゴキブリ、ヤマトゴキブリなどのゴキブリ類、イエバエ、ヒメイエバエ、センチニクバエ、ケブカクロバエ、キイロショウジョウバエ、ノミバエなどのハエ類、オオチョウバエ、ホシチョウバエなどのチョウバエ類、ネコノミ、イヌノミ、ヒトノミなどのノミ類、イガ、コイガ、ヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシなどの衣料害虫、ノシメマダラメイガ、コクヌストモドキ、コクゾウなどの貯穀害虫、マルカメムシ、チャバネアオカメムシ、スコットカメムシなどのカメムシ類、シラミ類などの様々な害虫に対して有効であり、使用場面としても一般家庭、倉庫、工場、飲食店など多様な場面に使用が可能である。
保持材に対する蒸散性薬剤の塗布方法は特に限定されるものではないが、滴下塗布、含浸塗布、スプレー塗布などの液状塗布方法、液状印刷、はけ塗り等の方法などを採用できる。また、蒸散性薬剤を液体用ボトルに収納し、薬剤保持材の一部を薬液中に浸漬して薬液を吸液させ、蒸散部へ供給することも可能である。
保持材の形態としては、所望の形状に切断した単一シート材の他、これを重層したシート状形態なども含まれる。また、シート材に格子状、網目状等の任意の模様となる多数の透孔を形成することもできる。
なお、二層以上の多層構造の場合、種々の形態で利用することが可能となる。
第一の利用形態は、薬剤保持体の最外層を、有効成分を保持させない保護層とすることである。これによって、最外層の保護層は、内部の有効成分保持層に光が直接照射されたり埃が付着するのを防止するバリヤー層として機能し、有効成分の分解や蒸散抑制といった現象が著しく低減する。また、最外層を保護層とすることにより、薬剤保持体に含浸・保持されている薬剤が手などに付着することもなく、有効成分の損失防止や安全性の向上の点でも有利である。
第二の利用形態は、多層構造の各層にそれぞれ作用又は蒸気圧の異なる常温蒸散性薬剤を保持させ、数種の効力を同時に発揮させることである。
このような保持体構造が有利な点は、有効成分保持層が互いに接することのない多層構造であるため、異なった作用又は蒸気圧を有する有効成分を保持させ、各々の作用を充分に発揮させることが可能な点である。単一層の保持体に多種の有効成分を保持させた場合、例えば蒸気圧の異なる複数種の物質を混合して用いると、蒸気圧の高い易蒸散性物質の蒸散が蒸気圧の低い難蒸散性物質によって抑制されるといった現象が起こり、性能を充分に発揮することができない。それに対し、多層構造の各層にそれぞれ作用又は蒸気圧の異なる常温蒸散性薬剤を保持させた保持体構造であれば、長期にわたって安定して効力を発揮する持続成分と、使用初期を中心に大きな効力を発揮する即効性成分の双方を確実に蒸散させることが可能である。また、複数の有効成分保持層とした場合、内側ほど通気が悪く蒸散量が低下するので、内側に易蒸散性成分を、通気のよい外側に難蒸散性成分を保持させ、双方の成分の蒸散量を調整することが可能となる。これにより効力を長期にわたって持続させることが可能となるほか、数種の効果を同時に発揮させ、効力の増強を図ることが可能となる。なお、このような利用形態においても、例えば少なくとも三層以上の多層構造の最外層を常温蒸散性薬剤を保持しない保護層とし、内部の各層にそれぞれ作用又は蒸気圧の異なる常温蒸散性薬剤を保持させることもできるが、最外層に蒸気圧の高い易蒸散性成分を保持させ、この成分が蒸散した後に保護層として利用する態様も可能である。
薬剤の蒸散を促進するためには、目付けの小さい薬剤保持シートを用いるのが好ましく、その場合、シートは概してコシの弱いものとなることが多い。従って、保持体全体の形状を維持するためには、保持シートにコシの強い材質の支持シートを積層する方が好ましい。コシの強い支持シートは、概して目付けが大きく、薬剤が移行した場合、蒸散量が抑えられる可能性がある。それを回避するための手段としては、支持シートと薬剤保持シートとの間にバリア層を設けることが考えられ、具体的には、支持シートにガスバリア性のフィルムやアルミ箔等をラミネートするといった方法が好ましい。
なお、多層構造体の目付けを10g/mから200g/mの範囲で調整することで、含浸部位による有効成分の蒸散量をさらに任意にコントロールすることが可能となる。例えば、蒸気圧の異なる有効成分を含浸させ同量蒸散させたい場合、難蒸散性成分の保持シートには目付け20g/mのシート状部材を用い、易蒸散性成分の保持シートには目付け70g/mのシート状部材を用いることで、面積を変更することなく同じ蒸散量を得ることが可能となる。
保持体の構成材質としては、前記したように合成樹脂及び/又は天然繊維からなる繊維状の素材を密度0.05〜1.0g/cm、厚さ0.02〜1mmに加工したものであれば全て使用可能であり、有効成分に応じて適宜選択すればよい。特に、最外層の材質を透明にすることで、内側の有効成分保持層を見易くすることができる。例えば、有効成分保持層が、有効成分の蒸散と共に顕色する色素を利用したインジケーター機能を有する場合、その色調変化を見易くすることができる。このようなインジケーター機能を有する薬効指示性組成物は、例えば電子供与性呈色性有機化合物(色素)と顕色剤とにさらに蒸散性減感性薬剤を存在せしめることによって、蒸散性減感性薬剤が充分に残存している間は上記薬剤の減感作用が顕色剤の作用に勝り、発色を抑えるが、上記薬剤が蒸散して残存率が低くなると、顕色剤と電子供与性呈色性有機化合物との反応が始まり、呈色し始め、さらに上記薬剤が完全に蒸散して残存しなくなった時に電子供与性呈色性有機化合物特有の色調を呈する発色原理を薬効表示に応用したものである。従って、上記反応過程と蒸散性減感性薬剤の蒸散過程とが対応し、上記組成物の色調の変化により視覚的に蒸散性減感性薬剤の薬効残存状態及びその終点を正確に知ることができる。このような薬効指示性組成物は既に公知であり、常温蒸散性減感性の殺虫剤や防虫剤等の種々の分野で応用されているので、その詳細な説明は省略する(例えば、特許第2607361号参照)。
以下、添付図面に示す実施例を説明しつつ、本発明についてさらに具体的に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
図1は、自動巻取ロールスクリーン方式の薬剤蒸散装置の一実施例を示している。
この装置40は、中空円筒体41内に回転自在に配設されたロール42に、蒸散性薬剤を含浸・保持するシート状の薬剤保持体45が巻回された構造を有し、薬剤保持体45の下端縁は中空円筒体41の下部に軸線方向に形成されたスリット状開口部(図示せず)から突出している。薬剤保持体45の下端縁には補強シート46が貼着されており、薬剤保持体45が全体的に中空円筒体41内部に収納されたときに、補強シート46がスリット状開口部に密接・シールして、薬剤蒸散が起こらないように構成されている。
ロール42の一端部(図17の左側端部)は、補強シート46に取り付けられた把持部材47を持って薬剤保持体45を下方に所定長さ引き下げたときに、薬剤保持体45が元に戻らないように、ラチェット機構を介して中空円筒体41に取り付けられており、ラチェット解除ボタン43を押したときに薬剤保持体45は自動巻取機構によりロール42に全体的に巻回された元の状態に戻る。従って、使用しないときは薬剤保持体45を中空円筒体41内に収納することで薬剤蒸散を遮断することに加え、所望の蒸散量に応じた長さ分だけ、薬剤保持体45を引き下げて露出するようにするといった蒸散調整が可能となる。これは、蒸散調整が難しい本製剤にとって非常に重要な機能の一つである。なお、符号44は上記装置を壁等に吊り下げるための掛止部材である。
以下に試料例及び比較試料例を示して本発明の効果について具体的に説明する。
試料例1
テラレスリンをヘキサンに3.125%(w/v)溶解させ、その80mlを5000cmの障子紙(商品名Hi−Pac、MOLZA株式会社製)に塗布して風乾し、供試剤を得た。
試料例2
テラレスリンをヘキサンに3.125%(w/v)溶解させ、その20mlを1243cmのA3サイズ上質紙(品番TPPCA3)に塗布して風乾し、供試剤を得た。これを4枚試験に用いた。
試料例3
テラレスリンをヘキサンに3.125%(w/v)溶解させ、その4mlを直径18.5cmのろ紙(東洋ろ紙No.5A)に塗布して風乾し、供試剤を得た。これを20枚試験に用いた。
試料例4
テラレスリンをヘキサンに1%(w/v)溶解させ、その250mlを5000cmのポリプロピレン製不織布(品番RN2020、出光石油化学株式会社製)に塗布して風乾し、供試剤を得た。
試料例5
テラレスリンをヘキサンに1%(w/v)溶解させ、その250mlを5000cmのポリプロピレン製不織布(品番RN2040、出光石油化学株式会社製)に塗布して風乾し、供試剤を得た。
試料例6
テラレスリンをヘキサンに1%(w/v)溶解させ、その250mlを5000cmのポリプロピレン製不織布(品番RW2100、出光石油化学株式会社製)に塗布して風乾し、供試剤を得た。
試料例7
テラレスリンをヘキサンに1%(w/v)溶解させ、その250mlを5000cmのポリプロピレン製不織布(品番RW2150、出光石油化学株式会社製)に塗布して風乾し、供試剤を得た。
試料例8
d・d−T−アレスリン(エスビオール)をヘキサンに0.2%(w/v)溶解させ、その1000mlを20000cmのポリプロピレン製不織布(品番RW2040、出光石油化学株式会社製)に塗布して風乾し、供試剤を得た。
試料例9
dl・d−T80−アレスリン(ピナミンフォルテ)をヘキサンに0.2%(w/v)溶解させ、その1500mlを30000cmのポリプロピレン製不織布(品番RW2040、出光石油化学株式会社製)に塗布して風乾し、供試剤を得た。
試料例10
d・d−T80−プラレトリンをヘキサンに0.04%(w/v)溶解させ、その1250mlを25000cmのポリプロピレン製不織布(品番RW2040、出光石油化学株式会社製)に塗布して風乾し、供試剤を得た。
試料例11
エムペントリンをヘキサンに3%(w/v)溶解させ、その500mlを10000cmのポリプロピレン製不織布(品番RW2040、出光石油化学株式会社製)に塗布して風乾し、供試剤を得た。
試料例12
トランスフルスリンをヘキサンに1%(w/v)溶解させ、その100mlを2000cmのポリプロピレン製不織布(品番RW2040、出光石油化学株式会社製)に塗布して風乾し、供試剤を得た。
試料例13
テラレスリンをヘキサンに1%(w/v)溶解させ、その50mlを1000cmのポリプロピレン製不織布(品番RW2150、出光石油化学株式会社製)に塗布して風乾し、供試剤を得た。
試料例14
エムペントリンをヘキサンに3%(w/v)溶解させ、その100mlを2000cmのポリプロピレン製不織布(品番RW2150、出光石油化学株式会社製)に塗布して風乾し、供試剤を得た。
試料例15
トランスフルスリンをヘキサンに1%(w/v)溶解させ、その20mlを400cmのポリプロピレン製不織布(品番RW2150、出光石油化学株式会社製)に塗布して風乾し、供試剤を得た。
試料例16
テラレスリンをヘキサンに1%(w/v)溶解させ、その10mlを200cmのポリプロピレン製不織布(品番RW2150、出光石油化学株式会社製)に塗布して風乾し、供試剤を得た。
試料例17
エムペントリンをヘキサンに3%(w/v)溶解させ、その20mlを400cmのポリプロピレン製不織布(品番RW2150、出光石油化学株式会社製)に塗布して風乾し、供試剤を得た。
試料例18
トランスフルスリンをヘキサンに1%(w/v)溶解させ、その4mlを80cmのポリプロピレン製不織布(品番RW2150、出光石油化学株式会社製)に塗布して風乾し、供試剤を得た。
比較試料例1
テラレスリンを5.56wt%練り込んだポリプロピレン(密度0.9g/cm)を厚さ0.1mmのシート状に引き延ばし、それを5000cmに裁断して供試剤を得た。
比較試料例2
d・d−T−アレスリン(エスビオール)を1.11wt%練り込んだポリプロピレン(密度0.9g/cm)を厚さ0.1mmのシート状に引き延ばし、それを20000cmに裁断して供試剤を得た。
比較試料例3
d・d−T80−プラレトリンを0.22wt%練り込んだポリプロピレン(密度0.9g/cm)を厚さ0.1mmのシート状に引き延ばし、それを25000cmに裁断して供試剤を得た。
比較試料例4
テラレスリンを5.56wt%練り込んだポリプロピレン(密度0.9g/cm)を厚さ0.1mmのシート状に引き延ばし、それを1000cmに裁断して供試剤を得た。
比較試料例5
テラレスリンを5.56wt%練り込んだポリプロピレン(密度0.9g/cm)を厚さ0.1mmのシート状に引き延ばし、それを200cmに裁断して供試剤を得た。
試験例1
8畳(33m)の居室試験室の中央天井面に表1に示す各供試剤を吊るし、表1に示す蒸散方式による蒸散開始3時間後に、アカイエカ雌成虫10匹を入れた16メッシュナイロンネットを試験室の四隅(地上150cmの位置)に吊るした。その後の経時的なノックダウン数を観察し、ブリス(Bliss)のプロビット(Probit)法によりKT50を求めた。その結果を表2に示す。
Figure 0004445459
Figure 0004445459
表2に示される結果から明らかなように、本発明に係る供試剤はいずれもアカイエカ雌成虫に対して高いノックダウン効果を示し、8畳居室のような大空間においても実用上の有効性が認められた。また、効力の持続性も認められ、安定した薬剤の蒸散が得られた。
試験例2
ワゴン車(7.5m)の中央天井面に表3に示す各供試剤を吊るし、表3に示す蒸散方式による蒸散開始3時間後に、アカイエカ雌成虫10匹を入れたナイロンネットをワゴン車の運転席及び後部座席の窓際に吊るした。その後の経時的なノックダウン数を観察し、ブリスのプロビット法によりKT50を求めた。その結果を表4に示す。
Figure 0004445459
Figure 0004445459
試験例3
4人用テント(1.5m)の中央天井面に表5に示す各供試剤を吊るし、表5に示す蒸散方式で蒸散開始3時間後に、アカイエカ雌成虫10匹を入れたナイロンネットをワゴン車の運転席及び後部座席の窓際に吊るした。その後の経時的なノックダウン数を観察し、ブリスのプロビット法によりKT50を求めた。その結果を表6に示す。
Figure 0004445459
Figure 0004445459
前記表4及び表6に示される結果から明らかなように、本発明に係る供試剤はいずれもアカイエカ雌成虫に対して高いノックダウン効果を示し、また、効力の持続性も認められ、安定した薬剤の蒸散が得られた。
試料例19
10×10cmのポリプロピレン不織布(RW2100、出光石油化学株式会社製、目付け100g/m、厚さ0.58mm、密度0.17g/cm)にテラレスリンの1%(W/V)ヘキサン溶液5mlを塗布含浸し、一昼夜風乾させたものを薬剤蒸散体(害虫防除剤)とした。こうして得られた薬剤蒸散体Yを、図2に示すような送風装置50の前面に取り付けた。
図2は送風装置50の概略構成を示し、枠体51の後側に軸流ファン52を備えており、この軸流ファン52はモータ53により回転される。符号54はモータ駆動用のAC電源である。
試料例20
4×5cmのポリプロピレン不織布(RW2100、出光石油化学株式会社製、目付け100g/m、厚さ0.58mm、密度0.17g/cm)にトランスフルスリンの1%(W/V)ヘキサン溶液2mlを塗布含浸し、一昼夜風乾させたものを薬剤蒸散体(害虫防除剤)とした。こうして得られた薬剤蒸散体Yを、図2に示すような送風装置50の前面に取り付けた。
試験例4:8畳(33m)における送風蒸散による効力試験
33m(3.65m×3.65m×高さ2.5m)の25℃に設定した無風恒温室に、上記試料例19、20で得られた薬剤蒸散体Y又はYを取り付けた送風装置50を試験室中央床面に設置し、通電して送風を開始し、1時間蒸散させた。その後、アカイエカ(Culex pipiens pallens)の雌成虫10匹をいれた16メッシュのナイロン網の三角ネット(20×20×高さ16.4cm)を部屋の4隅(壁面から90×90cm)の地上150cmの位置に吊るし、薬剤の雰囲気に曝露した。曝露からの時間経過に伴うノックダウン数を室内で観察し、ブリスのプロビット法によりKT50を算出した。
この試験において、1時間後の効力調査終了後、薬剤蒸散体に対する送風はそのまま続け、蒸散開始から3、6、9及び12時間後の経時的な効力を調査した。
その結果を表7に示す。
Figure 0004445459
上記表7に示されるように、本発明の薬剤蒸散体(害虫防除剤)は、送風蒸散によっても比較的長時間に亘って安定して高い害虫駆除効果を発揮した。
試料例21
12.5×8cmのポリプロピレン不織布(RW2100、出光石油化学株式会社製、目付け100g/m、厚さ0.58mm、密度0.17g/cm)にテラレスリンの1%(W/V)ヘキサン溶液5mlを塗布含浸し、一昼夜風乾させたものを薬剤蒸散体(害虫防除剤)とした。こうして得られた薬剤蒸散体を、使い捨てカイロ(13.5×9.5cm;最高温度58℃)にセロハンテープで4隅を接着して加温蒸散型の供試剤Zを作製した。
試料例22
試料例20において得られた薬剤蒸散体Yを、使い捨てカイロ(13.5×9.5cm;最高温度58℃)に耐熱テープで4隅を接着して加温蒸散型の供試剤Zを作製した。
試験例5:加温蒸散による効力試験
図3に示すように、各々内径20cmの下部ステンレス製シリンダー61(高さ10cm)と上部のガラスシリンダー62(高さ33cm)を接合した燻蒸試験装置60を用いて試験を行った。装置中に供試虫(アカイエカ)を約15匹放した後、あらかじめ装置外で30分発熱させた試料例21、22の供試剤Z又はZを装置底面に入れ、ガラスプレート63で蓋をし、10秒燻蒸し、燻蒸開始からの時間経過に伴うノックダウン虫数を観察し、ブリスのプロビット法によりKT50を算出した。
この試験において、1時間後の効力調査後、供試剤の加熱はそのまま続け、所定時間経過後に同様の試験を実施した。
その結果を表8に示す。
Figure 0004445459
上記表8に示されるように、本発明の薬剤蒸散体(害虫防除剤)は、加温蒸散によっても比較的長時間に亘って安定して極めて高い害虫駆除効果を発揮した。
本発明の薬剤保持体を用いた自動巻取ロールスクリーン方式の薬剤蒸散装置の一実施態様を示す概略斜視図である。 試験例4に用いた送風装置の概略構成図である。 試験例5に用いたシリンダー燻蒸試験装置の概略構成図である。
符号の説明
40 自動巻取ロールスクリーン方式薬剤蒸散装置
41 中空円筒体
42 ロール
43 ラチェット解除ボタン
45 薬剤保持体
50 送風装置
60 シリンダー燻蒸試験装置
Y 薬剤蒸散体
Z 使い捨てカイロに薬剤蒸散体を貼着した供試剤

Claims (3)

  1. 下部に軸線方向に形成されたスリット状開口部を有する中空円筒体と、該中空円筒体内に回転自在に配設されたロールと、該ロールに巻回された、蒸散性薬剤を含浸及び/又は保持するシート状の薬剤保持体とを備え、上記ロールに巻回された薬剤保持体は引き出し自在且つ巻き戻し自在に中空円筒体内に収容されており、該薬剤保持体の下端縁は中空円筒体のスリット状開口部から突出していると共に、薬剤保持体は薬剤を蒸散させるためにスリット状開口部から所定長さ引き出したときに元に位置に戻らないでスリット状開口部に密接してスリット状開口部をシールした状態に保持されるように構成され、薬剤は上記中空円筒体内に液状形態で収容されることなく上記シート状の薬剤保持体のみに含浸及び/又は保持されており、かつ、薬剤保持体は、合成繊維及び/又は天然繊維からなる繊維状の素材を密度0.05〜1.0g/cm、厚さ0.02〜1mmに加工した薬剤保持材に、20℃における蒸気圧が1×10−6〜1×10−3mmHgの薬剤を含浸及び/又は保持せしめたものであることを特徴とする薬剤蒸散装置。
  2. ロールは、薬剤保持体を下方に所定長さ引き下げたときに薬剤保持体が元に戻らないように、ラチェット機構を介して中空円筒体に取り付けられており、かつ、装置はラチェット解除ボタン及びロール自動巻取機構を備えていることを特徴とする請求項1に記載の薬剤蒸散装置。
  3. 薬剤が殺虫剤及び/又は忌避剤であることを特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤蒸散装置。
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