JP4445218B2 - 送風式薬剤放散装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、快適な生活空間をえる為に、芳香、消臭、除菌、殺虫、害虫忌避などの目的に供する揮散性薬剤を放散する装置に関し、さらに詳しくは、複数の目的を達成する為に複数の揮散性薬剤を同時に放散することができるようにした送風式薬剤放散装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から快適な生活空間を得るために、各目的に応じて芳香剤、消臭剤、除菌剤、殺虫剤、害虫忌避剤等の揮散性薬剤を気中に放散させ、香りを楽しんだり、ニオイを消したり、或いは、害虫を防除する等している。
これら揮散性薬剤を気中に放散させるものとしては、昨今、ファンを用いた送風式薬剤放散装置が、芳香剤等の揮散性薬剤を短時間で拡散させる便利性から多くの提案がされている。(例えば、特許文献1参照)
この送風式薬剤放散装置は、装置内に形成した吸い込み口と吐き出し口との気流通路にファンを具備したものであって、その吸い込み口、又は吐き出し口に揮散性薬剤を保持した薬剤保持体を配設し、ファンの回転により発生する気流に揮散性薬剤を乗せ、吐き出し口から気中へ放散するものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平2002−291392号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の送風式薬剤放散装置は、個々の目的に応じた単一薬剤を利用したものであり、例えば、芳香用、消臭用、又は飛翔害虫用、匍匐害虫用等とそれぞれ専用の送風式薬剤放散装置である。
このために、それぞれの目的に応じた送風式薬剤放散装置を準備する必要がある。もし、1台の送風式薬剤放散装置で、複数の目的に使用することができれば便利である。
【0005】
本発明は、前述の課題に鑑みなされたものであって、同時に複数の目的を達成すべく複数の揮散性の薬剤を同時に気中に放散できる送風式薬剤放散装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、第1空気流通経路11と第2空気流通経路12を有している装置本体10と、
揮散性の薬剤を保持し、かつ空気が流通することで薬剤を揮散する第1・第2薬剤保持体20,30と、
前記装置本体10に取付けられ、第1・第2空気流通経路11,12にそれぞれ空気を流通する送風機40を備え、
前記装置本体10は、ファン室と、このファン室の一端側に隣接して設けた第1設置部15aと、前記ファン室の他端側に隣接して設けた第2設置部15bを有し、
前記ファン室は、一端寄りの第1吐出口14aと他端寄りの第2吐出口14bで外部にそれぞれ開口し、
前記第1設置部15aは、空気取入用の第1吸込口13aと薬剤保持体挿入用の第1挿入用開口部1aで外部にそれぞれ開口し、かつ開口7aでファン室と連通し、
前記第2設置部15bは、空気取入用の第2吸込口13bと薬剤保持体挿入用の第2挿入用開口部1bで外部にそれぞれ開口し、かつ開口8aでファン室と連通し、
前記第1薬剤保持体20は、前記第1挿入用開口部1aから第1設置部15aに挿入、抜き出し自在で、
前記第2薬剤保持体30は、前記第2挿入用開口部1bから第2設置部15bに挿入、抜き出し自在で、
前記送風機40は、モータ41と、そのモータ41で駆動される仕切板43と、その仕切板43の両側面に取付けた第1ファン44、第2ファン45を有し、
前記モータ41が装置本体10に取付けられ、前記仕切板43が前記ファン室を第1ファン室16aと第2ファン室16bに区画し、前記第1ファン室16aに第1ファン44が位置すると共に、この第1ファン室16aに前記開口7aと第1吐出口14aが開口して第1吸込口13a、第1設置部15a、開口7a、第1ファン室16a、第1吐出口14aが順次連通して第1空気流通経路11を形成し、
前記第2ファン室16bに第2ファン45が位置すると共に、この第2ファン室16bに前記開口8a、第2吐出口14bが開口して第2吸込口13b、第2設置部15b、開口8a、第2ファン室16b、第2吐出口14bが順次連通して第2空気流通経路12を形成していることを特徴とする送風式薬剤放散装置である。
【0007】
第2の発明は、薬剤保持体収納体50に送風機収納体60を着脱自在に取り付け、第1空気流通経路11と第2空気流通経路12を有している装置本体10と、
揮散性の薬剤を保持し、かつ空気が流通することで薬剤を揮散する第1・第2薬剤保持体20,30と、
前記装置本体10の送風機収納体60に取付けられ、第1・第2空気流通経路11,12にそれぞれ空気を流通する送風機40を備え、
前記薬剤保持体収納体50は、筒状の第1設置部15aと、この第1設置部15aと連続した第1吸込口13aを有した一側立上り部52と、筒状の第2設置部15bと、この第2設置部15bと連続した第2吸込口13bを有した他側立上り部53を備え、
前記第1薬剤保持体20は前記第1設置部15aに挿入して取付けられ、
前記第2薬剤保持体30は前記第2設置部15bに挿入して取付けられ、
前記送風機収納体60は、ファン室を有し、そのファン室を構成する一側縦板64に第1開口部61が形成され、他側縦板65に第2開口部62が形成されていると共に、前記ファン室の一側寄りが第1吐出口14aで外部に開口し、かつ他側寄りが第2吐出口14bで外部に開口し、
前記送風機40は、モータ41と、そのモータ41で駆動される仕切板43と、その仕切板43の両側面に取付けた第1ファン44、第2ファン45を有し、
前記モータ41が送風機収納体60に取付けられ、前記仕切板43が前記ファン室を第1ファン室16aと第2ファン室16bに区画し、前記第1ファン室16aに第1ファン44が位置すると共に、第1ファン室16aに第1開口部61、第1吐出口16aが開口し、かつ第2ファン室16bに第2ファン45が位置すると共に、第2ファン室16bに第2開口部62、第2吐出口16bが開口するようにし、
前記薬剤保持体収納体50に送風機収納体60を取付けることで、前記第1開口部61が第1設置部15aに連通し、かつ第2開口部62が第2設置部15bに連通して、前記第1吸込口13a、第1設置部15a、第1開口部61、第1ファン室16a、第1吐出口14aが順次連通した第1空気流通路11を形成すると共に、前記第2吸込口13b、第2設置部15b、第2開口部62、第2ファン室16b、第2吐出口14bが順次連通した第2空気流通経路12を形成することを特徴とする送風式薬剤放散装置である。
【0011】
【作 用】
第1の発明によれば、送風機40を駆動することで第1・第2空気流通経路11,12にそれぞれ独立して空気が流れ、第1・第2薬剤保持体20,30にそれぞれ保持された薬剤が気中に放散される。
したがって、第1・第2薬剤保持体20,30に保持した薬剤を目的の異なるものとすることで、同時に複数の目的を達成すべく複数の揮散性薬剤を同時に気中に放散できる。
また、揮散性の薬剤を保持した第1・第2薬剤保持体20,30を設置したことで、今まで混合することができなかった薬剤の使用、揮散速度の違う薬剤の使用、効能の異なる薬剤の使用、薬剤の使用量の増量、使用薬剤の種類による使い分け、等が可能となり、例えば、日常生活で、生活廃棄物やトイレ等から発生する種々の悪臭成分の混ざったニオイの問題、多湿での押入れや台所収納場所等から発生するカビやニオイの問題、又は、蚊や蛾等の飛翔害虫、ゴキブリ、アリ等の匍匐害虫による衛生上の被害等に対して、或いは、香り等による安らげる環境作り、除菌や消臭等による衛生的な環境作りなどに対して、それぞれに適した揮散性薬剤を選択し、同時に準備することができることから、快適な生活空間を得ることができる。
【0012】
第1の発明によれば、第1・第2薬剤保持体20,30を取付け、取り外しできるから、その第1・第2薬剤保持体20,30を異なる薬剤を保持したものと交換したり、使用終了後に新しいものと交換できる。
また、送風機40は1つのモータ41を具備したものにできるから、送風機40自体がコンパクトになって、コンパクトな薬剤放散装置とすることができる。
【0013】
第2の発明によれば、送風機40を駆動することで第1・第2空気流通経路11,12にそれぞれ独立して空気が流れ、第1・第2薬剤保持体20,30にそれぞれ保持された薬剤が気中に放散される。
したがって、第1・第2薬剤保持体20,30に保持した薬剤を目的の異なるものとすることで、同時に複数の目的を達成すべく複数の揮散性薬剤を同時に気中に放散できる。
また、揮散性の薬剤を保持した第1・第2薬剤保持体20,30を設置したことで、今まで混合することができなかった薬剤の使用、揮散速度の違う薬剤の使用、効能の異なる薬剤の使用、薬剤の使用量の増量、使用薬剤の種類による使い分け、等が可能となり、例えば、日常生活で、生活廃棄物やトイレ等から発生する種々の悪臭成分の混ざったニオイの問題、多湿での押入れや台所収納場所等から発生するカビやニオイの問題、又は、蚊や蛾等の飛翔害虫、ゴキブリ、アリ等の匍匐害虫による衛生上の被害等に対して、或いは、香り等による安らげる環境作り、除菌や消臭等による衛生的な環境作りなどに対して、それぞれに適した揮散性薬剤を選択し、同時に準備することができることから、快適な生活空間を得ることができる。
また、第1・第2薬剤保持体20,30を取付け、取り外しできるから、その第1・第2薬剤保持体20,30を異なる薬剤を保持したものと交換したり、使用終了後に新しいものと交換できる。
【0014】
第2の発明によれば、薬剤保持体収納体50に第1・第2薬剤保持体20,30を取付け、その後に薬剤保持体収納体50に送風機収納体60を取付けることで組立でき、その組立てが容易である。
【0015】
第2の発明によれば、送風機40は1つのモータ41を具備したものにできるから、送風機40自体がコンパクトになって、コンパクトな薬剤放散装置とすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1に示すように、装置本体10と第1薬剤保持体20と第2薬剤保持体30と送風機40で送風式薬剤放散装置を構成している。
前記装置本体10は第1空気流通経路11と第2空気流通経路12を備えている。
前記第1・第2薬剤保持体20,30は揮散性の薬剤を保持し、かつ空気が流通することで揮散する。
前記第1薬剤保持体20が装置本体10に、第1空気流通経路11に位置して取付けられる。好ましくは着脱自在に取付けられる。
前記第2薬剤保持体30が装置本体10に、第2空気流通経路12に位置して取付けられる。好ましくは着脱自在に取付けられる。
前記送風機40は装置本体10に取付けられ、前記第1空気流通経路11と第2空気流通経路12にそれぞれ空気を流通させる。
【0017】
このようであるから、送風機40を駆動することで第1・第2空気流通経路11,12にそれぞれ独立して空気が流れ、第1・第2薬剤保持体20,30にそれぞれ保持された薬剤が気中に放散される。
したがって、第1・第2薬剤保持体20,30に保持した薬剤を目的の異なるものとすることで、同時に複数の目的を達成すべく複数の揮散性薬剤を同時に気中に放散できる。
【0018】
また、揮散性の薬剤を保持した第1・第2薬剤保持体20,30を設置したことで、今まで混合することができなかった薬剤の使用、揮散速度の違う薬剤の使用、効能の異なる薬剤の使用、薬剤の使用量の増量、使用薬剤の種類による使い分け、等が可能となり、例えば、日常生活で、生活廃棄物やトイレ等から発生する種々の悪臭成分の混ざったニオイの問題、多湿での押入れや台所収納場所等から発生するカビやニオイの問題、又は、蚊や蛾等の飛翔害虫、ゴキブリ、アリ等の匍匐害虫による衛生上の被害等に対して、或いは、香り等による安らげる環境作り、除菌や消臭等による衛生的な環境作りなどに対して、それぞれに適した揮散性薬剤を選択し、同時に準備することができることから、快適な生活空間を得ることができる。
【0019】
次に、各部材の具体形状の一例を説明する。
前記第1空気流通経路11は第1吸込口13aと第1吐出口14aを連通し、その途中に第1設置部15aと第1ファン室16aを有している。
前記第2空気流通経路12は第2吸込口13bと第2吐出口14bを連通し、その途中に第2設置部15bと第2ファン室16bを有している。
例えば、前記装置本体10は図1と図2に示すように、上面板1と一側面板2と他側面板3と一端面板4と他端面板5と底面板6と一端中間縦板7と他端中間縦板8を有する略箱形状で、その上面板1の一端寄りに第1吐出口14a、他端寄りに第2吐出口14bが形成してある。
【0020】
前記一端面板4に第1吸込口13aが形成されていると共に、一端中間縦板7に開口7aが形成され、第1空気流通経路11を形成している。
前記他端面板5に第2吸込口13bが形成されていると共に、他端中間縦板8に開口8aが形成され、第2空気流通経路12を形成している。
前記上面板1における一端面板4と一端中間縦板7との間の部分に第1挿入用開口部1aが形成され、その間の部分が第1設置部15aで、一端中間縦板7よりも他端寄り部分が第1ファン室16aである。
前記上面板1における他端面板5と他端中間縦板8との間の部分に第2挿入用開口部1bが形成され、その間の部分が第2設置部15bで、他端中間縦板8よりも一端寄り部分が第2ファン室16bである。
【0021】
前記第1・第2薬剤保持体20,30は図3に示すように、前記第1・第2挿入用開口部1a,1bから第1・第2設置部15a,15bに挿入して設置できる容器形状で、その内部に揮散性の薬剤を担時した担持体21,31がそれぞれ充填してあると共に、両側面に通気孔22,32がそれぞれ形成されている。
また、上面につまみ部23,33がそれぞれ設けてあり、このつまみ部23,33が第1・第2挿入用開口部1a,1bの開口縁に接して気密すると共に、落下したり、がたついたりしないように保持すると共に、そのつまみ部23,33を持って挿入、抜き出しできるようにしてある。
【0022】
前記送風機40はモータ41とファン42を備え、そのモータ41が他端中間縦板8に取付けてあり、ファン42が第1・第2ファン室16a,16bに位置している。
この実施の形態では、ファン42は図4に示すように、仕切板43の両側面に第1・第2ファン44,45を取付けたもので、図1に示すように仕切板43によって第1ファン室16aと第2ファン室16bを区画し、第1・第2ファン室16a,16bに第1・第2ファン44,45がそれぞれ位置している。好ましくは、装置本体10の内面に仕切り用突起10aを設け、この仕切り用突起10aと仕切板43で区画する。
このようであるから、モータ41が1つで良いと共に、ファン42がコンパクトになるから、送風機40全体がコンパクトである。
【0023】
図1に示すように、装置本体10内には電池収納室10bが形成され、その電池収納室10b内に電池9が収納してある。
この電池9によって前述の送風機40のモータ41が駆動される。
【0024】
前記第1・第2薬剤保持体20,30は図5に示すように前後方向に通気するハニカム構造体24,34に揮散性の薬剤を含浸させ、その外周を保護枠25,35でガードしたものでも良い。
【0025】
次に、本発明の第2の実施の形態を図6と図7に基づいて説明する。
この実施の形態は、装置本体10を薬剤保持体収納体50と送風機収納体60より構成したことが第1の実施の形態と相違し、他の構成は同様である。
前記薬剤保持体収納体50は底部51と一側立上り部52と他側立上り部53でほぼ上向きコ字状の凹陥部54を有する形状で、その底部51に電池収納室51aが形成してある。
前記一側立上り部52は第1吸込口13aと、この第1吸込口13aと連続した第1設置部15aを有し、この第1設置部15aは内側面52a(つまり、凹陥部54の一側内面)に開口している。
前記他側立上り部53は第2吸込口13bと、この第2吸込口13bと連続した第2設置部15bを有し、この第2設置部15bは内側面53a(つまり、凹陥部54の他側内面)に開口している。
【0026】
具体的には、前記一側立上り部52と他側立上り部53は底部51の上面と連続した筒体55の外側開口縁に内向フランジ56を一体的に設けた形状で、その内向フランジ56が第1・第2吸込口13a,13bを形成すると共に、各筒体55が第1・第2設置部15a,15bを形成している。
前記各筒体55に沿って突片57がそれぞれ一体的に設けてあり、この突起57は底部51まで連続している。
【0027】
前記送風機収納体60は第1・第2吐出口14a,14bと第1・第2ファン室16a,16bを有し、その第1・第2ファン室16a,16bは第1・第2開口部61,62で外部に開口している。
この送風機収納体60は、前記薬剤保持体収納体50に着脱自在に取付けられ、その第1・第2ファン室16a,16bが第1・第2設置部15a,15bとそれぞれ連通して前述の第1・第2空気流通経路11,12を形成する。
【0028】
具体的には、送風機収納体60は断面ほぼ下向きU字形状の外殻板63と、この外殻板63の内面に固着した一側縦板64、他側縦板65と、その一側縦板64、他側縦板65に亘って固着した下面板66で第1・第2ファン室16a,16bを有する形状で、この第1・第2ファン室16a,16bに送風機40が前述と同様にして取付けてあると共に、外殻板63に複数のスリットが第1・第2ファン室16a,16bに開口して形成されて前述の第1・第2吐出口14a,14bを形成している。
前記一側縦板64、他側縦板65に前述の第1・第2開口部61,62がそれぞれ形成してあると共に、この一側縦板64、他側縦板65の間隔が前記凹陥部54の間隔(幅)と同一である。
前記外殻板63の両側部は一側面板64、他側面板65よりも突出し、その突出した両側部に沿って内向フランジ67がそれぞれ一体的に設けてあり、この内向フランジ67と一側面板64、他側面板65との間に嵌合凹部68をそれぞれ形成している。
【0029】
前記第1・第2薬剤保持体20,30は、前記筒体55内に挿入されると共に、内向フランジ56に当接する外向フランジ26,36を有する容器形状で、その内部に前記担持体21,31が充填してあると共に、通気孔22,32を有する。
【0030】
そして、送風機収納体60の一側板64、他側板65が薬剤保持体収納体50の凹陥部54の両側内面に接すると共に、両側の内向フランジ67が両側の突片57に接して送風機収納体60と薬剤保持体収納体50が取付けられる。
【0034】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、送風機40を駆動することで第1・第2空気流通経路11,12にそれぞれ独立して空気が流れ、第1・第2薬剤保持体20,30にそれぞれ保持された薬剤が気中に放散される。
したがって、第1・第2薬剤保持体20,30に保持した薬剤を目的の異なるものとすることで、同時に複数の目的を達成すべく複数の揮散性薬剤を同時に気中に放散できる。
また、揮散性の薬剤を保持した第1・第2薬剤保持体20,30を設置したことで、今まで混合することができなかった薬剤の使用、揮散速度の違う薬剤の使用、効能の異なる薬剤の使用、薬剤の使用量の増量、使用薬剤の種類による使い分け、等が可能となり、例えば、日常生活で、生活廃棄物やトイレ等から発生する種々の悪臭成分の混ざったニオイの問題、多湿での押入れや台所収納場所等から発生するカビやニオイの問題、又は、蚊や蛾等の飛翔害虫、ゴキブリ、アリ等の匍匐害虫による衛生上の被害等に対して、或いは、香り等による安らげる環境作り、除菌や消臭等による衛生的な環境作りなどに対して、それぞれに適した揮散性薬剤を選択し、同時に準備することができることから、快適な生活空間を得ることができる。
【0035】
請求項1に係る発明によれば、第1・第2薬剤保持体20,30を取付け、取り外しできるから、その第1・第2薬剤保持体20,30を異なる薬剤を保持したものと交換したり、使用終了後に新しいものと交換できる。
また、送風機40は1つのモータ41を具備したものにできるから、送風機40自体がコンパクトになって、コンパクトな薬剤放散装置とすることができる。
【0036】
請求項2に係る発明によれば、送風機40を駆動することで第1・第2空気流通経路11,12にそれぞれ独立して空気が流れ、第1・第2薬剤保持体20,30にそれぞれ保持された薬剤が気中に放散される。
したがって、第1・第2薬剤保持体20,30に保持した薬剤を目的の異なるものとすることで、同時に複数の目的を達成すべく複数の揮散性薬剤を同時に気中に放散できる。
また、揮散性の薬剤を保持した第1・第2薬剤保持体20,30を設置したことで、今まで混合することができなかった薬剤の使用、揮散速度の違う薬剤の使用、効能の異なる薬剤の使用、薬剤の使用量の増量、使用薬剤の種類による使い分け、等が可能となり、例えば、日常生活で、生活廃棄物やトイレ等から発生する種々の悪臭成分の混ざったニオイの問題、多湿での押入れや台所収納場所等から発生するカビやニオイの問題、又は、蚊や蛾等の飛翔害虫、ゴキブリ、アリ等の匍匐害虫による衛生上の被害等に対して、或いは、香り等による安らげる環境作り、除菌や消臭等による衛生的な環境作りなどに対して、それぞれに適した揮散性薬剤を選択し、同時に準備することができることから、快適な生活空間を得ることができる。
また、第1・第2薬剤保持体20,30を取付け、取り外しできるから、その第1・第2薬剤保持体20,30を異なる薬剤を保持したものと交換したり、使用終了後に新らしいものと交換できる。
【0037】
請求項2に係る発明によれば、薬剤保持体収納体50に第1・第2薬剤保持体20,30を取付け、その後に薬剤保持体収納体50に送風機収納体60を取付けることで組立でき、その組立てが容易である。
【0038】
請求項2に係る発明によれば、送風機40は1つのモータ41を具備したものにできるから、送風機40自体がコンパクトになって、コンパクトな薬剤放散装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す送風式薬剤放散装置の断面図である。
【図2】装置本体の斜視図である。
【図3】第1・第2薬剤保持体の斜視図である。
【図4】送風機のファンの斜視図である。
【図5】第1・第2薬剤保持体の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す送風式薬剤放散装置の断面図である。
【図7】薬剤保持体収納体と送風機収納体と第1・第2薬剤保持体の分解斜視図である。
【符号の説明】
1a…第1挿入用開口部、1b…第2挿入用開口部、10…装置本体、11…第1空気流通経路、12…第2空気流通経路、13a…第1吸込口、13b…第2吸込口、14a…第1吐出口、14b…第2吐出口、15a…第1設置部、15b…第2設置部、16a…第1ファン室、16b…第2ファン室、20…第1薬剤保持体、30…第2薬剤保持体、40…送風機、41…モータ、42…ファン、43…仕切板、44…第1ファン、45…第2ファン、50…薬剤保持体収納体、60…送風機収納体。
Claims (2)
- 第1空気流通経路11と第2空気流通経路12を有している装置本体10と、
揮散性の薬剤を保持し、かつ空気が流通することで薬剤を揮散する第1・第2薬剤保持体20,30と、
前記装置本体10に取付けられ、第1・第2空気流通経路11,12にそれぞれ空気を流通する送風機40を備え、
前記装置本体10は、ファン室と、このファン室の一端側に隣接して設けた第1設置部15aと、前記ファン室の他端側に隣接して設けた第2設置部15bを有し、
前記ファン室は、一端寄りの第1吐出口14aと他端寄りの第2吐出口14bで外部にそれぞれ開口し、
前記第1設置部15aは、空気取入用の第1吸込口13aと薬剤保持体挿入用の第1挿入用開口部1aで外部にそれぞれ開口し、かつ開口7aでファン室と連通し、
前記第2設置部15bは、空気取入用の第2吸込口13bと薬剤保持体挿入用の第2挿入用開口部1bで外部にそれぞれ開口し、かつ開口8aでファン室と連通し、
前記第1薬剤保持体20は、前記第1挿入用開口部1aから第1設置部15aに挿入、抜き出し自在で、
前記第2薬剤保持体30は、前記第2挿入用開口部1bから第2設置部15bに挿入、抜き出し自在で、
前記送風機40は、モータ41と、そのモータ41で駆動される仕切板43と、その仕切板43の両側面に取付けた第1ファン44、第2ファン45を有し、
前記モータ41が装置本体10に取付けられ、前記仕切板43が前記ファン室を第1ファン室16aと第2ファン室16bに区画し、前記第1ファン室16aに第1ファン44が位置すると共に、この第1ファン室16aに前記開口7aと第1吐出口14aが開口して第1吸込口13a、第1設置部15a、開口7a、第1ファン室16a、第1吐出口14aが順次連通して第1空気流通経路11を形成し、
前記第2ファン室16bに第2ファン45が位置すると共に、この第2ファン室16bに前記開口8a、第2吐出口14bが開口して第2吸込口13b、第2設置部15b、開口8a、第2ファン室16b、第2吐出口14bが順次連通して第2空気流通経路12を形成していることを特徴とする送風式薬剤放散装置。 - 薬剤保持体収納体50に送風機収納体60を着脱自在に取り付け、第1空気流通経路11と第2空気流通経路12を有している装置本体10と、
揮散性の薬剤を保持し、かつ空気が流通することで薬剤を揮散する第1・第2薬剤保持体20,30と、
前記装置本体10の送風機収納体60に取付けられ、第1・第2空気流通経路11,12にそれぞれ空気を流通する送風機40を備え、
前記薬剤保持体収納体50は、筒状の第1設置部15aと、この第1設置部15aと連続した第1吸込口13aを有した一側立上り部52と、筒状の第2設置部15bと、この第2設置部15bと連続した第2吸込口13bを有した他側立上り部53を備え、
前記第1薬剤保持体20は前記第1設置部15aに挿入して取付けられ、
前記第2薬剤保持体30は前記第2設置部15bに挿入して取付けられ、
前記送風機収納体60は、ファン室を有し、そのファン室を構成する一側縦板64に第1開口部61が形成され、他側縦板65に第2開口部62が形成されていると共に、前記ファン室の一側寄りが第1吐出口14aで外部に開口し、かつ他側寄りが第2吐出口14bで外部に開口し、
前記送風機40は、モータ41と、そのモータ41で駆動される仕切板43と、その仕切板43の両側面に取付けた第1ファン44、第2ファン45を有し、
前記モータ41が送風機収納体60に取付けられ、前記仕切板43が前記ファン室を第1ファン室16aと第2ファン室16bに区画し、前記第1ファン室16aに第1ファン44が位置すると共に、第1ファン室16aに第1開口部61、第1吐出口16aが開口し、かつ第2ファン室16bに第2ファン45が位置すると共に、第2ファン室16bに第2開口部62、第2吐出口16bが開口するようにし、
前記薬剤保持体収納体50に送風機収納体60を取付けることで、前記第1開口部61が第1設置部15aに連通し、かつ第2開口部62が第2設置部15bに連通して、前記第1吸込口13a、第1設置部15a、第1開口部61、第1ファン室16a、第1吐出口14aが順次連通した第1空気流通路11を形成すると共に、前記第2吸込口13b、第2設置部15b、第2開口部62、第2ファン室16b、第2吐出口14bが順次連通した第2空気流通経路12を形成することを特徴とする送風式薬剤放散装置。
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