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JP4440629B2 - 記録材 - Google Patents

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JP4440629B2
JP4440629B2 JP2003431644A JP2003431644A JP4440629B2 JP 4440629 B2 JP4440629 B2 JP 4440629B2 JP 2003431644 A JP2003431644 A JP 2003431644A JP 2003431644 A JP2003431644 A JP 2003431644A JP 4440629 B2 JP4440629 B2 JP 4440629B2
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Description

本発明は、屋内や屋外において用いられるシール、ポスター、広告看板などに用いられる蓄光性を有する記録材に関する。更に詳しくは、インクジェット記録に使用可能な蓄光性を有する記録材に関する。
従来より、蓄光性を有する表示物としては、基材上に蓄光性を有する画像を直接設けたもの、基材表面が一様に蓄光性を有する蓄光部材の不要箇所を隠蔽することにより蓄光画像を形成したものなどが知られている。しかし、これらのものは単純な蓄光画像しか形成することができず、意匠性に乏しいものであった。
一方、コンピューターの性能向上およびコンピューターの普及とともに、ハードコピー技術が急速に発達している。ハードコピーの記録方式としては、昇華転写記録方式、電子写真方式、インクジェット方式等の方式が知られている。
インクジェット方式によるプリンターは、ノズルから被記録紙に向けてインク液滴を高速で噴射する方式である。カラー化、小型化が容易であること、印字騒音が低いことから、オフィス、ホーム、パーソナルコンピューター等の端末として、近年急速に普及しつつある。更に、銀塩写真に迫る記録品質の向上、大型化の容易さから、大型看板、電飾看板等の産業分野への応用が期待されている。
蓄光性を有するシート上にインクジェット方式により印刷することにより意匠性の優れる印刷物を形成できると考え、蓄光性を有する層上にインク受容層を形成した記録材が提案されている(例えば、特許文献1、2および3参照)。
しかしながら、これらの記録材は、インク受容層が透明であれば問題はないが、インク受容層に顔料を含有させて凹凸を形成した場合には、インク受容層の不透明により蓄光しにくくなるばかりか夜間での発光が劣るという問題がある。
特開2002−55637号公報 特開2001−293943号公報 特開2000−141884号公報
本発明は、従来技術の欠点を解消するためになされたもので、蓄光性を有し、かつ、意匠性の高い展示物を作成可能な記録材を提供するものである。
本発明者らは上記の課題を解決するため、鋭意研究した結果、ついに本発明を完成するに到った。即ち、本発明は、以下の通りである。
発明は、基材上に粒子と樹脂から主に構成された多孔質構造のインク受容層を設けた記録材であって、該粒子は蓄光顔料(ただし、蛍光染料を除く)を含有し、かつ、記録材の色調が、L*a*b*表現系において、a*が−10以上10以下、b*が−10以上10以下であり、
前記粒子中の蓄光顔料の含有量が50重量%以上であり、
前記粒子は、さらにシリカ又は炭酸カルシウムを含有し、
前記樹脂が、非水溶性樹脂とカチオン性樹脂から主に構成されており、
インクジェット記録で使用することを特徴とする記録材である。
一つの実施形態では、粒子と樹脂の質量比率が1.5/1以上5/1以下である。
一つの実施形態では、基材がプラスチックフィルムまたはシートである。
一つの実施形態では、基材が少なくとも1軸に延伸された白色のポリエステル系フィルムである。
本発明による記録材を用いて印刷物を作成することにより、蓄光性を有し、かつ、意匠性の高い印刷物が得られるという利点がある。
本発明において、基材は特に限定されるものではないが、例えばポリエステルフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ナイロン、ポリカーボネート、ノルボルネン、ビニロン、アクリル、塩化ビニル等のプラスチックフィルム又はシートやこれらの材料に無機顔料、発泡剤を混合した不透明樹脂フィルム、ポリエステル系布、ポリエステル/綿混合布、綿布、不織布、パルプ、樹脂含浸紙、キャストコート紙、レジンコート紙、ガラスおよびこれらの任意の2種類以上のものを貼り合わせたものが挙げられるが、好ましくは、耐水性、平面性に優れるプラスチックシートまたはフィルムである。
基材としては、白色であることが望ましい。好ましい白色度は、L*a*b*表現系において、a*値が−10以上10以下、b*値が−10以上10以下であることが好ましい。a*値および/またはb*値が上記の範囲外の場合には、インク受容層を形成後でも着色された記録材になりやすい問題がある。また、好ましい不透明度は、全光線透過率で30%以下である。不透明性が不足する場合(例えば、全光線透過率で30%を超える場合)では、壁等に貼り付けた際に裏地が見える問題が発生する。
プラスチックシートまたはフィルムとしては、公知のものが使用可能であるが、耐熱性に優れるポリプロピレン系フィルム、ポリエステル系フィルムが好ましい。耐熱性のあるフィルムを用いることによりインク受容層を形成する際に高温の処理が可能であり、生産性が向上する。更には、強度の観点からは少なくとも1軸方向に延伸されたフィルムが好ましく、より強度の優れるポリエステル系フィルムが好ましい。
ポリエステル系フィルムとは、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸のごとき芳香族ジカルボン酸又はそのエステルとエチレングリコール、ジエチレングリコール、1、4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコールのごときグリコールとを重縮合させて製造されるフィルムである。
フィルムにおいて白色にする方法としては、フィルム中に白色顔料を含有させる、空洞を含有させる方法が挙げられる。
内部に空洞を発現させる方法としては、特に限定されるものではないが、好ましくは以下にのべるポリエステルに非相溶の熱可塑性樹脂を混合、溶融、押し出しした未延伸シートを少なくとも1軸方向に延伸することにより、内部に微細な空洞を多数含有する方法である。
ポリエステルに非相溶性の熱可塑性樹脂としては、具体的には、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスルホン系樹脂、セルロース系樹脂などが挙げられる。特にポリスチレン系樹脂、ポリメチルペンテン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂が好ましい。
ポリエステルとポリエステルに非相溶性の熱可塑性樹脂を混合させた未延伸シートは、たとえば、各樹脂のチップを混合し押出機内で溶融混練した後、押出して固化することによって得られる方法や、あらかじめ混練機によって両樹脂を混練したものを更に押出機より溶融押出して固化する方法や、ポリエステルの重合工程においてポリエステルに非相溶性の熱可塑性樹脂を添加し、かくはん分散して得たチップを溶融押出して固化する方法などによっても得られる。固化して得られた未延伸シートは通常、無配向もちくは弱い配向状態のものである。また、ポリエステルに非相溶性の熱可塑性樹脂はポリエステル中に、球状もしくは楕円球状、もしくは糸状など様々な形状で分散した形態をとって存在する。
ポリエステルに混合されるポリエステルに非相溶性の熱可塑性樹脂の量は、目的とする空洞の量によって異なるが、混合物全体に対して3質量%〜39質量%が好ましく、特に6〜35質量%が好ましい。3質量%未満では、空洞の生成量を多くすることに限界があり、目的の柔軟性や軽量性や描画性が得られない。逆に、40質量%以上では、ポリエステルフィルムの持つ耐熱性や強度、特に腰の強さが著しく損なわれる。
フィルムには、必要に応じて隠ぺい性や描画性を向上させるため無機粒子を含有することができる。このための無機粒子としは二酸化チタン、二酸化珪素、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化アルミニウム、カオリン、タルクなどが挙げられるが特に限定されるものではない。
重合体混合物には、用途に応じて着色材、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、帯電防止剤、減粘剤、酸化防止剤などを添加することも可能である。
本発明においては、表層と中心層を積層したいわゆる複合フィルムとすることとしてもよい。その方法は特に限定されるものではない。しかし生産性を考慮すると、表層と中心層の原料は別々の押出機から押出し、1つのダイスに導き未延伸シートを得た後、少なくとも1軸に配向させる、いわゆる共押出法による積層がもっとも好ましい。
本発明の空洞含有フィルムは、単層フィルムであっても、2層以上の複合フィルムであってもかまわない。
延伸方法としては、チューブラ法延伸、同時二軸延伸、逐次二軸延伸等が挙げられが、平面性、寸法安定性、厚みムラ等から逐次二軸延伸が好ましい。逐次二軸による延伸の具体例としては、長手方向にポリエステルのガラス転移温度の+0〜30℃で、2.0〜5.0倍にロール延伸し、引き続き、120〜150℃で倍率を1.2〜5.0倍にテンター延伸する。さらに、延伸後に220℃以上で3〜8%緩和させながら熱固定を行なう方法が挙げられる。
本発明において、このような基材上にインク受容層を設けることにより記録材が得られるが、基材とインク受容層の間にアンカー層を設けても良い。
アンカー層は、基材とインク受容層の密着性を向上させる為の層である。層を構成する樹脂としては、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステルウレタン樹脂、アクリル系樹脂、メラミン樹種などの化合物及びそれらの混合等が適用可能である。
アンカー層中には、滑り性の改善、インク受容層との密着力向上を目的に各種の粒子を添加しても良い。例えば、シリカ、カオリナイト、タルク、炭酸カルシウム、ゼオライト、アルミナ、硫酸バリウム、カーボンブラック、酸化亜鉛、酸化チタン、等の無機粒子、アクリル、ナイロン、スチレン、ポリエステル、ベンゾグアナミン・ホルマリン縮合物、等の有機粒子が挙げられる。更に、アンカー層には各種の目的で、界面活性剤、帯電防止剤、蛍光染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤等を添加しても良い。
また、アンカー層を設ける方法としては、グラビアコート方式、キスコート方式、ディップ方式、スプレイコート方式、カーテンコート方式、エアナイフコート方式、ブレードコート方式、リバースロールコート方式など通常用いられている方法が適用でき、フィルムの成膜工程でアンカー層を設けるインラインコート方式、成膜後にアンカー層を設けるオフラインコート方式により設けることができる。好ましくは、コスト的に有利であるインラインコート方式である。
本発明では、基材上に直接或いはアンカー層を介してインク受容層を設ける必要がある。
インク受容層としては、粒子と樹脂から主に構成された多孔質構造を形成する必要がある。多孔質構造を形成する方法は特に限定される訳ではないが、粒子と樹脂から主に構成し、樹脂に対して粒子を多く含有する塗液を作成し、基材上に塗布し乾燥する方法が挙げられる。
粒子としては、蓄光性を有する粒子を主体とすることが必要である。蓄光性を有する顔料としては、例えばバリウム、ストロンチウム、カドミウム、カルシウム、亜鉛などの金属硫化物を縮合性合成樹脂の初期縮合物とともに溶解し、縮合を進めて樹脂中に色素を固定させるなどして得られる顔料や、下記一般式(1)で示される顔料などが挙げられる。
(化1)
(A[1−x]DxEy)O・a(G[1−z]Hz)2O3 …(1)
式中、Aはアルカリ土類金属のMg、Ca、Sr、Ba及び2価金属Zn中の一種であり、Dは活性化剤Euであり、Eは共活性化剤であるランタノイド元素のDyまたはSbであり、Oは酸素であり、Gは母結晶体のAlであり、Hは基質結晶体のBまたはGaであり、式中のx、y、z及びaの範囲は下記より構成される。
0.0001≦x≦0.5
0.0001≦y≦0.5
0.0001≦z≦0.5
0.5≦a≦3.0
一般式(1)で示される顔料は、市販品が入手可能であり、例えば、イージーブライト社製の蓄光顔料を挙げることができる。発光色としては、グリーン、パープル、ブルー等が挙げられるが、夜間での発光量、残光時間の多いグリーンが好ましい。
蓄光顔料の粒径としては、平均粒径で1μm以上50μm以下が好ましく、より好ましくは10μ以上40μm以下である。粒径が1μmより小さい場合には、多孔質構造が弱くなるばかりか多孔質層の隠蔽性が向上し発光性が不良となる。逆に粒径が50μmより大きい場合には表面の凹凸が大きくなり品位が低下するばかりか、ドットの真円性が低下し印刷品位が低下する。
本発明において、粒子中の蓄光顔料の含有量の好ましい下限は、50質量%、より好ましくは60質量%であり、好ましい上限は、90質量%、より好ましく80質量%である。含有量が少ない場合には、発光量が不足する。逆に、含有量が多い場合には、記録材が蓄光顔料の色により着色され、写真調等の高度な色調整が必要な分野で使用できない印刷物になる。
粒子中に蓄光顔料以外に含有できる粒子としては、シリカ、カオリナイト、タルク、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、ゼオライト、アルミナ、硫酸バリウム、カーボンブラック、酸化亜鉛、硫酸亜鉛、炭酸亜鉛、二酸化チタン、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、水酸化アルミニウム、加水ハロイサイト、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、等の無機粒子、アクリル或いはメタアクリル系、塩化ビニル系、酢酸ビニル系、ナイロン、スチレン/アクリル系、スチレン/ブタジエン系、ポリスチレン/アクリル系、ポリスチレン/イソプレン系、ポリスチレン/イソプレン系、メチルメタアクリレート/ブチルメタアクリレート系、メラミン系、ポリカーボネート系、尿素系、エポキシ系、ウレタン系、フェノール系、ジアリルフタレート系、ポリエステル系等の樹脂粒子が挙げられる。これらの中で、蓄光及び発光を阻害しにくい低屈折率で、かつ、インク吸収性に優れる表面に細孔を有する粒子が好ましく、具体的には、シリカ、炭酸カルシウムが好ましい。
粒子を結着する樹脂としては、公知のものが使用でき、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンオキシド、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリカーボネート、アルキッド、ポリウレタン、メチルメタアクリレート、セルロース、酢酸ビニルなどが好適に使用できるが、耐水性を低下させない非水溶性を用いることが好ましく、アクリル系、ウレタン系の樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体が好ましい。
本発明で非水溶性樹脂とは、常温の水に対して溶解せず、かつ、常温の水を樹脂固体に対して10重量%以上吸水しない樹脂のことであり、より好ましくは5重量%以上吸収しない樹脂のことである。吸水性の評価としては、樹脂の固体を常温で24時間浸漬したときの体積の変化で測定することができる、具体的には実質的に非吸水性の支持体、例えばアルミ箔、ガラス等の上に樹脂層を数十μの厚みで塗布、乾燥し、18℃のイオン交換水中に24時間浸漬した後の厚みの変化から測定できる。
本発明において、水系インクがアニオン系の場合にはカチオン性樹脂を混合することが好ましい。カチオン性樹脂としては公知のものが使用でき、例えばカチオン変性したポリビニルアルコール、カチオン変性ポリエステル、カチオン変性ポリアミド、ジアリルアミン重合体、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド重合体、カチオン変性界面活性剤など、カチオン変性したものならば限定せずに使用できる。混合量としては、樹脂成分中の2質量%から20質量%が好ましい。混合量が少ない場合には、インクの定着性が不良であり、多い場合にはインク受容層の強度の低下、耐水性の低下等の問題が発生する。
粒子と樹脂の混合比率は、表面強度、印刷特性との兼ね合いから調節する必要がある。粒子の細孔容積が高い場合や粒子の粒径が小さい場合には、樹脂の比率を上げる必要があり、逆に、粒子の細孔容積が低い場合や粒子の粒径が大きい場合には、樹脂の比率を低くする必要がある。好ましい比率は、粒子と樹脂の質量比で1.5/1以上、5/1以下である。粒子が少ない場合には多孔質構造を形成しにくくなりニジミ等が発生し、逆に粒子が多い場合には塗膜強度が低下する。
本発明において多孔質構造とは内部に多数の空隙が存在し、表面から内部にかけて連通していることである。
インク受容層にはコート時のレベリング性の向上、コート液の脱泡を目的に界面活性剤を添加することもできる。界面活性剤はカチオン系、アニオン系、ノニオン系および非イオン性などいずれのものでも構わない。しかし、好ましくはシリコーン系またはフッ素系界面活性剤が好ましい。
シリコン系界面活性剤としてはジメチルシリコン、アミノシラン、アクリルシラン、ビニルベンジルシラン、ビニルベンジシルアミノシラン、グリシドシラン、メルカプトシラン、ジメチルシラン、ポリジメチルシロキサン、ポリアルコキシシロキサン、ハイドロジエン変性シロキサン、ビニル変性シロキサン、ビトロキシ変性シロキサン、アミノ変性シロキサン、カルボキシル変性シロキサン、ハロゲン化変性シロキサン、エポキシ変性シロキサン、メタクリロキシ変性シロキサン、メルカプト変性シロキサン、フッ素変性シロキサン、アルキル基変性シロキサン、フェニル変性シロキサン、アルキレンオキシド変性シロキサンなどが挙げられる。
フッ素系界面活性剤としては、4フッ化エチレン、パーフルオロアルキルアンモニウム塩、パーフルオロアルキルスルホン酸アミド、パーフルオロアルキルスルホン酸ナトリウム、パーフルオロアルキルカリウム塩、パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルスルホン酸塩、パーフルオロアルキルエチレンオキシド付加物、パーフルオロアルキルトリメチルアンモニウム塩、パーフルオロアルキルアミノスルホン酸塩、パーフルオロアルキルりん酸エステル、パーフルオロアルキルアルキル化合物、パーフルオロアルキルアルキルベタイン、パーフルオロアルキルハロゲン化物などが挙げられる。これらの界面活性剤はインク受容層のインク吸収性能が極度の低下しない程度に添加するのが好ましい。
インク受容層には各種の添加剤をインク吸収能力及び他の物性を損なわない程度に加えても構わない。例えば、蛍光染料、蛍光増白剤、可塑剤、紫外線吸収剤、顔料分散剤、抑泡剤、消泡剤、防腐剤、等が挙げられる。
インク受容層には、各種の架橋剤を本発明の目的を阻害しない範囲で添加しても良い。架橋剤としては、尿素系、エポキシ系、メラミン系、イソシアネート系等が挙げられる。
本発明において、粒子と樹脂を含有する塗液は、固形分濃度の下限は20質量%、上限は60質量%、粘度の下限が30cps、上限が300cpsである。この様な物性の塗液を作成する為には、粒子の細孔、粒径、粒子と樹脂の比率を調節することにより達成できる。受容層の塗工量が多い場合には、固形分濃度が低い、粘度が低いことにより乾燥時に樹脂が基材側に移動し表面強度の弱くなる問題がある。逆に、固形分濃度が高い、粘度が高いときには、塗工直後や初期乾燥時のレベリング性の不良や脱泡性の不良によりコート外観が不良になる。
インク受容層を設ける方法は特に限定される物ではないが、グラビアコート方式、キスコート方式、ディップ方式、スプレイコート方式、カーテンコート方式、エアナイフコート方式、ブレードコート方式、リバースロールコート方式、バーコート方式、リップコート方式など通常用いられている方法が適用できる。これらのなかで、粒子を含有した塗液を均一に塗工できるグラビアコート方式、特に、マイクログラビアコート方式が好ましい。
コート量は特に限定されないが20g/mから100g/mであることが好ましい。コート量が少ない場合には蓄光顔料の存在量が低下し本発明の目的である蓄光性の性能が不足し、多い場合にはカット時に端面から粉落ちが発生だけでなく、記録材が着色する等の問題がある。
本発明において、粒子と樹脂を含有する塗液を基材上に塗布した後に乾燥する必要があるが、初期の乾燥条件により多孔質構造が変化する為、注意が必要である。好ましい塗工、乾燥条件は、塗液を60g/m以上200g/m以下で不透明基材上に塗布し、100℃以上160℃以下で5m/秒以上30m/秒以下の熱風で初期乾燥する方法である。初期乾燥が強すぎる場合には多孔質構造に大きなクラックが発生しやすくなり、逆に初期乾燥が弱い場合には、多孔質膜の強度が弱くなりやすいばかりか印刷特性も不良となりやすい。
インク受容層を設けた反対面には必要に応じて各種の加工を行っても構わない。帯電防止層、粘着層、筆記層等が挙げられる。
本発明において、記録材の色調はL*a*b*表現系でa*値が−10以上10以下、b*値が−10以上10以下であることが必要である。上記の範囲外の場合には、着色された記録材となり、写真調等の色調整がシビアな用途へ使用できなくなる。例えば、b*値が小さい記録材の場合、薄い黄色を表現することができず、夕焼け等の微妙なグラデーションを有する画像を印刷すると写真調の画像にならない。記録材の色調を調整する方法としては、蓄光顔料の材質、粒径、粒子中の含有率、混合する他の粒子の種類、量、塗工量により調整することができる。
記録材の好ましい色調は、L*a*b*表現系において、a*値が−6〜2、特に好ましくは−4〜−1、b*値が−6〜0、特に好ましくは−6〜−2である。
本発明の記録材に対して使用されるインクは特に限定なく、一般的に使用されている水系染料インク、水系顔料インク、油性染料インク、油性顔料インク、溶剤染料インク、溶剤顔料インクが好適に使用できる。
かくして得られた記録材は、蓄光性を有しており、かつ、インクジェット記録方式による記録でき、意匠性に優れる記録物を作成可能なものである。
次に本発明の実施例及び比較例を示す。また、本発明で使用した特性値の測定方法並びに効果の評価方法は次の通りである。
(1)色調
X−Rite製色差計938を用いてD65の光源で10度の視野角で色調を測定した。
(2)印刷特性
顔料インクを用いたインクジェットプリンター(ローランド.ディー.ジー.社製、FJ−50)を用いて、色補正をしながら人物の写真画像を印刷したものを目視で以下の判断基準で評価した。
◎:鮮やかで発色性に非常に優れ、かつ、色バランスに優れた記録である
○:鮮やかで、発色性に優れた記録である
△:若干発色性が劣るが何とかレベルの記録である
×:くすみのある記録、或いは、発色性の乏しい記録
(3)蓄光性
暗室下で24時間ブラックライトを照射した後に、目視で観察。
○:明確に発色しており、意匠性に優れる
△:発色がやや劣るが画像が認識できる。
×:画像が認識できない。
(4)耐候性
(2)で印刷した記録物を野外で3カ月間放置して、変化を目視で比較した。
○:差がない
△:若干の変化あるが、問題ないレベル
×:明白に差がある
(5)表面強度
ラミネートフィルム(東洋インキ製、S−124K)を受容層側に貼り付け、5kgfの荷重のローラーを3往復させた後に24時間放置して測定サンプルを作成。次いで、300mm/分の条件で180度剥離法により剥離力を測定した。
実施例1
下記の塗液を調液し、空洞含有白色ポリエステルフィルム(東洋紡績製、K2323−100μm)に乾燥後の塗布量が70g/mになるようにマイクログラビアを用いて塗工し、120℃で10m/秒の熱風を30秒、160℃で10m/秒の熱風を30秒間吹き付けて乾燥しインク受容層を形成して、記録材を得た。基材の色調は、a*=0.2、b*=−0.5であった。
水 39.78質量%
IPA 7.00質量%
蓄光顔料 18.38質量%
(イージブライト製、EZCG15−S、平均粒径15μm)
シリカ 7.88質量%
(富士シリシア製、サイリシア450、平均粒径8μm)
非水溶性ウレタン樹脂 10.50質量%
(第一工業製薬製、SF−600、固形分濃度25質量%)
カチオン性樹脂 8.97質量%
(センカ製、ユニセンスCP103、固形分濃度39%)
非水溶性ウレタン樹脂 7.50質量%
(三井武田ケミカル製、W−635、固形分濃度35質量%)
実施例2
塗液を下記にしたこと以外は実施例1と同様にして記録材を得た。
水 39.78質量%
IPA 7.00質量%
蓄光顔料 21.00質量%
(イージブライト製、EZCG15−S、平均粒径15μm)
シリカ 5.25質量%
(富士シリシア製、サイリシア450、平均粒径8μm)
非水溶性ウレタン樹脂 10.50質量%
(第一工業製薬製、SF−600、固形分濃度25質量%)
カチオン性樹脂 8.97質量%
(センカ製、ユニセンスCP103、固形分濃度39%)
非水溶性ウレタン樹脂 7.50質量%
(三井武田ケミカル製、W−635、固形分濃度35質量%)
実施例3
塗液を下記にしたこと以外は実施例1と同様にして記録材を得た。
水 39.78質量%
IPA 7.00質量%
蓄光顔料 18.38質量%
(イージブライト製、EZCG15−S、平均粒径15μm)
炭酸カルシウム 7.88質量%
(白石工業製、P−39、平均粒径4.5μm)
非水溶性ウレタン樹脂 10.50質量%
(第一工業製薬製、SF−600、固形分濃度25質量%)
カチオン性樹脂 8.97質量%
(センカ製、ユニセンスCP103、固形分濃度39%)
非水溶性ウレタン樹脂 7.50質量%
(三井武田ケミカル製W−635、固形分濃度35質量%)
実施例4
下記の塗液としたこと以外は実施例1と同様にして記録材を得た。
水 39.78質量%
IPA 7.00質量%
蓄光顔料 13.13質量%
(イージブライト製、EZCG15−S、平均粒径15μm)
シリカ 13.13質量%
(富士シリシア製、サイリシア450、平均粒径8μm)
非水溶性ウレタン樹脂 10.50質量%
(第一工業製薬製、SF−600、固形分濃度25質量%)
カチオン性樹脂 8.97質量%
(センカ製、ユニセンスCP103、固形分濃度39%)
非水溶性ウレタン樹脂 7.50質量%
(三井武田ケミカル製、W−635、固形分濃度35質量%)
実施例5
下記の塗液としたこと以外は実施例1と同様にして記録材を得た。
水 44.75質量%
IPA 7.00質量%
蓄光顔料 22.91質量%
(イージブライト製、EZCG15−S、平均粒径15μm)
シリカ 5.73質量%
(富士シリシア製、サイリシア450、平均粒径8μm)
非水溶性ウレタン樹脂 7.64質量%
(第一工業製薬製、SF−600、固形分濃度25質量%)
カチオン性樹脂 6.53質量%
(センカ製、ユニセンスCP103、固形分濃度39%)
非水溶性ウレタン樹脂 5.45質量%
(三井武田ケミカル製、W−635、固形分濃度35質量%)
実施例6
下記の塗液としたこと以外は実施例1と同様にして記録材を得た。
水 33.70質量%
IPA 7.00質量%
蓄光顔料 16.33質量%
(イージブライト製、EZCG15−S、平均粒径15μm)
シリカ 7.00質量%
(富士シリシア製、サイリシア450、平均粒径8μm)
非水溶性ウレタン樹脂 14.00質量%
(第一工業製薬製、SF−600、固形分濃度25質量%)
カチオン性樹脂 11.97質量%
(センカ製、ユニセンスCP103、固形分濃度39%)
非水溶性ウレタン樹脂 10.00質量%
(三井武田ケミカル製、W−635、固形分濃度35質量%)
実施例7
基材を空洞含有のポリオレフィン系フィルム(ユポ製、FGP#80)を用い、塗布後の乾燥を80℃で10m/秒の熱風を60秒、110℃で10m/秒の熱風を50秒間吹き付けて乾燥したこと以外は実施例1と同様にして記録材を得た。
比較例1
塗液を下記にしたこと以外は実施例1と同様にして記録材を得た。
水 33.70質量%
IPA 7.00質量%
蓄光顔料 23.63質量%
(イージブライト製、EZCG15−S、平均粒径15μm)
シリカ 2.63質量%
(富士シリシア製、サイリシア450、平均粒径8μm)
非水溶性ウレタン樹脂 14.00質量%
(第一工業製薬製、SF−600、固形分濃度25質量%)
カチオン性樹脂 11.97質量%
(センカ製、ユニセンスCP103、固形分濃度39%)
非水溶性ウレタン樹脂 10.00質量%
(三井武田ケミカル製、W−635、固形分濃度35質量%)
比較例2
塗液を下記にしたこと以外は実施例1と同様にして記録材を得た。
水 33.70質量%
IPA 7.00質量%
蓄光顔料 26.25質量%
(イージブライト製、EZCG15−S、平均粒径15μm)
非水溶性ウレタン樹脂 14.00質量%
(第一工業製薬製、SF−600、固形分濃度25質量%)
カチオン性樹脂 11.97質量%
(センカ製、ユニセンスCP103、固形分濃度39%)
非水溶性ウレタン樹脂 10.00質量%
(三井武田ケミカル製、W−635、固形分濃度35質量%)
比較例3
塗液を下記にしたこと以外は実施例1と同様にして記録材を得た。
水 45.85質量%
IPA 7.00質量%
蓄光顔料 29.17質量%
(イージブライト製、EZCG15−S、平均粒径15μm)
非水溶性ウレタン樹脂 7.00質量%
(第一工業製薬製、SF−600、固形分濃度25質量%)
カチオン性樹脂 5.98質量%
(センカ製、ユニセンスCP103、固形分濃度39%)
非水溶性ウレタン樹脂 5.00質量%
(三井武田ケミカル製、W−635、固形分濃度35質量%)
実施例1から7および比較例1から3について、評価結果を表1に示す。
Figure 0004440629
本発明の記録材は、インクジェット方式のプリンターで印刷でき、かつ、白色度が高いため、写真調等の色調整がシビアな用途に使用可能である。更に、蓄光性を有し、意匠性に高いシール、ポスター、広告看板等に用いることができ、産業界に寄与することが大である。

Claims (5)

  1. 基材上に粒子と樹脂から主に構成された多孔質構造のインク受容層を設けた記録材であって、該粒子は蓄光顔料(ただし、蛍光染料を除く)を含有し、かつ、記録材の色調が、L*a*b*表現系において、a*が−10以上10以下、b*が−10以上10以下であり、
    前記粒子中の蓄光顔料の含有量が50重量%以上であり、
    前記粒子は、さらにシリカ又は炭酸カルシウムを含有し、
    前記樹脂が、非水溶性樹脂とカチオン性樹脂から主に構成されており、
    インクジェット記録で使用することを特徴とする記録材。
  2. 前記蓄光顔料が下記一般式(1)で示される顔料であることを特徴とする請求項1に記載の記録材。
    (A[1−x]DxEy)O・a(G[1−z]Hz) …(1)
    式中、Aはアルカリ土類金属のMg、Ca、Sr、Ba及び2価金属Zn中の一種であり、Dは活性化剤Euであり、Eは共活性化剤であるランタノイド元素のDyまたはSbであり、Oは酸素であり、Gは母結晶体のAlであり、Hは基質結晶体のBまたはGaであり、式中のx、y、z及びaの範囲は下記より構成される。
    0.0001≦x≦0.5
    0.0001≦y≦0.5
    0.0001≦z≦0.5
    0.5≦a≦3.0
  3. 前記粒子と樹脂の質量比率が、1.5/1以上5/1以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録材。
  4. 前記基材がプラスチックフィルムまたはシートであることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の記録材。
  5. 前記基材が少なくとも1軸に延伸された白色のポリエステル系フィルムであることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の記録材。
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