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JP4438462B2 - 自動車のサスペンションクロスメンバ - Google Patents

自動車のサスペンションクロスメンバ Download PDF

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Description

本発明は、自動車の車輪を支持するサスペンションクロスメンバにおいて、このサスペンションクロスメンバに発泡材を充填する技術に属す。
従来、例えば、下記特許文献1記載のように、自動車のサスペンションクロスメンバ(特許文献1のサブフレームに相当)を構成するメンバに発泡材を充填する技術は知られており、この特許文献1によれば、このような構成により、車体構造との間で生じる共振を防止している。
特開平04−90974号公報
ところで、従来のようにサスペンションクロスメンバに発泡材を充填する場合、発泡材自体の価格や発泡材を充填する製造コストの点を考慮すると、サスペンションクロスメンバの全てのメンバに発泡材を充填するよりも、サスペンションクロスメンバの適所に発泡材を充填することが望ましい。
特に、サスペンションクロスメンバは、車輪からの振動が車体構造に伝達されるのを抑制して静粛さを高めたり、あるいはサスペンション自体の剛性を高めて操安性を確保させるために、比較的剛性が高い方が好ましいとされている。一方、一般的に、車両前部または後部にはエンジンや変速機などからなるパワーユニットが設置され、パワーユニットの前後方向中央側には車室が位置しているため、車両が障害物に衝突した場合には、例えば、パワーユニットの車室側への変位を防止する必要がある。そこで、サスペンションクロスメンバには、車両の衝突時にパワーユニットを変位させないよう機能することも要求されている。
しかしながら、従来においては、サスペンションクロスメンバに関して、発泡材を適所に充填することで、剛性アップを図りつつ、パワーユニットの車室側への変位を抑制することはできなかった。
本発明は、以上のような課題に勘案してなされたもので、その目的は、クロスメンバ部と、クロスメンバ部の両端部から上方に延設される左右一対の縦メンバ部とから成り、車輪を支持する車両のサスペンションクロスメンバにおいて、発泡材充填部と発泡材非充填部とを適所に設定することで、サスペンションクロスメンバの特に車幅方向の剛性を高めて操安性を確保しつつ、パワーユニットの車室側への変位抑制による車室の損壊防止を図ることにある。
このような目的を達成するために、本発明の請求項1記載の発明においては、車室の近傍に配設されたパワーユニットに近接して、車幅方向に延設されるクロスメンバ部と、該クロスメンバ部の車幅方向両端部近傍から上方に向かって延設される左右一対の縦メンバ部とを備え、各縦メンバ部の上端部において車体フレームに連結されるとともに、サスペンションアームを介して車輪を支持する自動車のサスペンションクロスメンバにおいて、
上記クロスメンバ部及び上記縦メンバ部は、それぞれの延設方向に沿って延びる内部空間を有しており、上記クロスメンバ部と縦メンバ部との連結部近傍には、上記サスペンションアームを支持するアーム支持部が設けられ、上記縦メンバ部の内部空間と上記クロスメンバ部の車幅方向両端部の内部空間とに跨って連続的に発泡材が充填された発泡材充填部を設けるとともに、上記発泡材充填部は、上記アーム支持部を車幅方向内側から覆うように形成されており、上記パワーユニットに近接する該クロスメンバ部の車幅方向中間部付近には、発泡材が充填されない発泡材非充填部を設けることを特徴とする。
このような構成により、クロスメンバ部の車幅方向両端部と、この両端部近傍から上方に延設される縦メンバ部とに発泡材が充填されるため、サスペンションクロスメンバの車幅方向の剛性を高めることができ、これにより操安性を向上できる。
また、パワーユニットに近接するクロスメンバ部の車幅方向中間部付近には、発泡材が充填されないことにより、車両の衝突時に、パワーユニットとクロスメンバ部の中間部付近とが互い当接し合ってパワーユニットが車室側へ変位することを抑制でき、これにより車室の損壊を防止できる。
請求項2記載の発明は、請求項1において、上記クロスメンバ部内部の左右には、該クロスメンバ部を補強するための補強用隔壁が形成されるとともに、該補強用隔壁により、該クロスメンバ部内部における上記発泡材充填部と上記発泡材非充填部とが区画されることを特徴とする。
このような構成により、クロスメンバ部内に、発泡材充填部と発泡材非充填部とを区画するための隔壁として、既存の補強用隔壁を利用できるため、特別な隔壁を別途設ける必要がなく、構成を簡略化できる。
請求項3記載の発明は、請求項1において上記サスペンションクロスメンバは前輪を支持するものであり、上記クロスメンバ部には、ステアリング機構部を支持するステアリング支持部が形成されるとともに、上記発泡材充填部は、該クロスメンバ部の両端部から該ステアリング支持部まで延設されることを特徴とする。
このような構成によって、ステアリング支持部の剛性を向上できるため、ステアリング機構部の取付剛性も高めることができ、しかも振動を低減できるため、操舵性を向上できる。
請求項4記載の発明は、請求項3において、上記サスペンションアームは上下に並ぶアッパーアームとロアアームとで構成され、上記縦メンバ部の上端部に、上記アッパーアームを支持するためのアッパーアーム支持部を設けたことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1において、車両前後方向に延設され、上記クロスメンバ部の両端に接続される左右一対のサイドメンバ部を備え、この各サイドメンバに発泡材を充填した発泡材充填部を設けるとともに、各サイドメンバ部の前後方向の一端部を、上記車体フレームに支持させることを特徴とする。
このような構成により、発泡材を充填させたサイドメンバ部によって、サスペンションクロスメンバ全体の剛性を更に向上できる。また、このようなサイドメンバ部を車体フレームに支持させることで、サスペンションクロスメンバの車体への支持剛性を高めることができ、以上のことから操安性の更なる向上が図れる。
以上のように、本発明においては、クロスメンバ部の車幅方向両端部と、この両端部近傍から上方に延設される縦メンバ部とに発泡材が充填されるため、サスペンションクロスメンバの車幅方向の剛性を高めることができ、これにより操安性を向上できる。
また、パワーユニットに近接するクロスメンバ部の車幅方向中間部付近には、発泡材が充填されないことにより、車両の衝突時に、パワーユニットとクロスメンバ部の中間部付近とが互いに当接し合ってパワーユニットが車室側へ変位することを抑制でき、これにより車室の損壊を防止できる。
以下、本発明に係る実施形態を、図面に基づいて説明する。尚、各実施形態におけるフレーム、メンバは、鋼鉄製である。
先ずは、本実施形態に係る車両フロント側のサスペンションクロスメンバ1の全体構成について、図1から図4までを参照して説明する。
尚、図1は、サスペンションクロスメンバ1を、車両斜め前方側から後方側を指向して見た時の斜視図であり、図2は、サスペンションクロスメンバ1の概略側面図で、図3は、このサスペンションクロスメンバ1の概略正面図、図4は、サスペンションクロスメンバ1の概略平面図である。
図1によると、サスペンションクロスメンバ1は、車両の左右において、車両前後方向に延設される一対のサイドメンバ2,2と、各サイドメンバ2,2の車両前方側端部同士を連結し、車幅方向に延設されるクロスメンバ3とから構成される。また、この各サイドメンバ2,2とクロスメンバ3とが連結される連結部3a,3aからは、上方に向かって延設する角部(特許請求の範囲の縦メンバ部に相当)4,4が設けられている。
図2に示すように、角部4,4の上端部は、角部取付孔5,5を介したボルト5a,5a等の締結によって、車体の前部構造を形成する車体フレームの一部であり車両前後方向に延設される左右一対のフロントサイドフレーム6の下面に固定されている。サイドフレーム6は、角部4との締結位置から後方側の部分において、後方側に位置するに従って序々に下方側に傾斜する傾斜部6aが形成されており、サイドメンバ2,2の後端部は、この傾斜部6aの下方側の下面に対して、サイドメンバ取付孔2a,2aを介したボルト2b,2b等の締結により、固定されている。
これにより、サスペンションクロスメンバ1は、フロントサイドフレーム6にしっかりと固定されることになる。
角部4,4の上端部には、前部と後部とにそれぞれアッパーアーム支持部7,・・・7が形成されており、各アッパーアーム支持部7,・・・7には、サスペンションアームとして車両外方を指向するアッパーアーム8,8が弾性ブッシュ(図示しない)を介して、所定の方向に揺動可能に支持されている(図3参照)。また、図1に示すように、サイドメンバ部2,2には、前部と後部とにそれぞれロアアーム支持部9,・・・9が形成されており、各ロアアーム支持部9,・・・9には、サスペンションアームとして車両外方を指向するロアアーム10,10が弾性ブッシュ(図示しない)を介して、所定の方向に揺動可能に支持されている(図3参照)。
図3に示すように、これらアッパーアーム8,8及びロアアーム10,10の車両外方側端部は、サポート部材11,11に連結されており、サポート部材11,11には、図示しない前輪がその外方側に回転可能に支持されている。
また、本実施形態におけるサスペンションの形態は、アッパーアーム8,8及びロアアーム10,10とも、上方から見て略A状の形態となるA型サスペンションであるが、ロアアーム10,10は、バネとダンパーから成るサスペンション緩衝装置10a,10aに連結されている。
図2、図3及び図4に示すように、エンジンやエンジンに隣接設置される変速機などから構成されるパワーユニット12は、各サイドメンバ2,2の間の空間内で、クロスメンバ3より車両後方側に、パワーユニット12の下部が、これらのメンバと離間するよう設置される。また、各サイドメンバ2,2の車両前後方向中心部付近の上面には、エンジンマウント取付孔13,・・・13が形成されており、パワーユニット12の左右に固定されたエンジンマウント14,14は、このエンジンマウント取付孔13,13に対するボルト13a,13a等の締結により、サイドメンバ2,2に固定される。
また、クロスメンバ3の左右においては、それぞれ前方側端面に、取付面が斜め上方を指向してステアリングシャフト取付部15,15が形成されている。
この取付部15,15の各取付面には、ステアリングシャフト16が取り付けられており、図示しないが、ステアリングシャフト16の左右端は、サポート部材11,11にリンクされている。また、図示しないが、車両前方から見て、ステアリングシャフト16の左側部分には、ラックアンドピニオン機構から成るステアリングギヤ部が設けられており、ステアリングギヤ部には、ステアリングバーを介して車室内のステアリングが接続されている。このような構成により、ステアリングの操作による前輪の操舵操作を可能にしている。尚、ステアリングシャフト16とステアリングギヤ部とが、特許請求の範囲に記載のステアリング機構部に相当する。
次に、サスペンションクロスメンバ1への発泡材の充填について、図5、図6を参照して説明する。尚、図5は、図2のA−A断面であり、図6は図2のB−B断面である。
発泡材は、硬質で高強度な発泡樹脂が用いられており、具体的にはポリウレタンやエポキシ等の樹脂で、発泡倍率を例えば3倍以下にしたものを利用する。サイドメンバ2,2、クロスメンバ3、及び角部4,4等のメンバは、プレス成形された例えば2枚の鋼板を組み合わせたり、あるいは公知のハイドロフォーミング工法等を利用することで形成されており、このためその内部には、空間が形成されている。そこで、発泡材を各メンバのこうした空間内に充填すると、メンバの重量を大きく増大させることなく、簡単にメンバの剛性アップが可能となる。こうした発泡材の充填作業は、メンバの外径に形成した発泡材の導入用の充填用孔部を介して、メンバの空間内に粘性が高い状態の発泡材を充填させ、その後の発泡材を硬化させることで行なう。
図5に示すように、クロスメンバ3の左右には、それぞれクロスメンバ3自体を補強する隔壁17,17が形成されるとともに、サイドメンバ2,2にも、サイドメンバ2,2を補強するために、隔壁18が形成されている。
このクロスメンバ3とサイドメンバ2との連結部分であって、隔壁17とサイドメンバ2の隔壁18とにより囲まれる空間に発泡材を充填させることで、連結部発泡材充填部19,19が形成されている。一方、クロスメンバ3の長手方向中間部近傍においては、空間に発泡材を充填させない中間部発泡材非充填部20が形成されており、また、サイドメンバの隔壁18より後方側の空間(後側のロアアーム支持部9,9も含む)においても、空間に発泡材を充填させないサイドメンバ発泡材非充填部21,21が形成されている。
また、図6に示すように、角部3,3の内部空間にも発泡材を充填することで、角部発泡材充填部22,22を形成している。
次に、本実施形態による作用及び効果を説明する。
以上のような構成により、角部4,4はそれぞれフロントサイドフレーム6,6に支持されていることから、発泡材が充填されたクロスメンバ3の車幅方向両端部つまり連結発泡材充填部19、19と、角部発泡材充填部22,22とによって、サスペンションクロスメンバ1全体の剛性、特に車幅方向の剛性を高めることができ操安性の向上やあるいは振動低減による静粛さの確保など、乗り心地を向上できる。
この場合において、特に本実施形態におけるサスペンション装置は、前側のロアアーム支持部9,9から車幅方向の車両外方側にサポート部材11,11(図3参照)が位置するA型サスペンションであるため、車両の旋回走行中に車輪から伝達される車幅方向の力は、主に前側ロアアーム支持部9,9を介してクロスメンバ3に、直接的に伝達することになる。従って、本実施形態のようにクロスメンバ3及び角部4,4によりサスペンションクロスメンバ1の車幅方向の剛性を増大させることで、旋回走行中における操安性を確実に向上できる。また、こうした剛性増大とともに、発泡材の充填により、路面からロアアーム10,10及び前側のロアアーム支持部9,9を介して伝達される振動も更に低減できるので、これにより角部4,4からフロントサイドフレーム6,6に伝達される振動も抑制可能となる。
また、パワーユニット12に近接するクロスメンバ3の車幅方向中間部付近に、中間部発泡材非充填部20を設けたことにより、主に車両の前後方向での衝突時におけるパワーユニット12とクロスメンバ3との接触によって、パワーユニット12が車室側である後方側に変位することを防止できる。
つまり、車両の衝突時には、クロスメンバ3とクロスメンバ3の後方側に位置するパワーユニット12との離間距離が縮まりこれらが当接して、クロスメンバ3からパワーユニット12に対し、パワーユニット12を後方側に変位させようとする力が発生する。しかしながら、中間部発泡材非充填部20には、発泡材が充填されていないために、発泡材が充填されている部分に比べ変形し易く、よって、中間部発泡材非充填部20は、こうしたパワーユニット12との当接の際の変形に起因して、パワーユニット12を後方に変位させる力を低減できる。
特に、本実施形態によれば、上述のようにサイドメンバ発泡材非充填部21,21が形成されており、車両衝突時にはこのサイドメンバ発泡材非充填部21,21が衝撃を吸収することでその前後方向の長さが縮まる場合がある。こうした場合、サイドメンバ2,2との間にパワーユニット12が配置されているので、衝突時に、クロスメンバ3からパワーユニット12に対し、パワーユニット12を後方に変位させる力が強まる可能性がある。これに対し、中間部発泡材非充填部20の設置によりこの力を低減できるため、パワーユニット12の後方変位を積極的に防止できる。
また、ステアリングシャフト取付部15,15を、クロスメンバ3の中間部発泡材非充填部20ではなく、発泡材が充填された部分、つまり連結部発泡材充填部19,19に設けたので、ステアリングシャフト取付部15,15の剛性を増大でき、これによりステアリングシャフト16の支持剛性を高めることで操安性を向上できる。また、このような構成により、従来であれば、ステアリングシャフト取付部15,15による支持剛性を高めるために、ステアリングシャフト取付部15,15近傍のクロスメンバ3の内部空間に補強用の隔壁を別途設けていたが、このような補強用の隔壁を不要にできる。
また、角部4,4が連結している連結部発泡材充填部19,19には、フロントサイドフレーム6,6に固定されるサイドメンバ2,2も連結しており、更にこのサイドメンバ2,2の少なくとも一部にも、連結部発泡材充填部19,19から延長して発泡材が充填されていることから、サスペンションクロスメンバ1の剛性をより増大できる。但し、本発明においては、連結部発泡材充填部19,19の内、このようなサイドメンバ2,2の部分に対する発泡材充填は敢えて必要はなく、クロスメンバ3の部分に対する発泡材充填のみとしてもよい。
(他の実施形態)
尚、以上の実施形態においては、サイドメンバ2,2に発泡材非充填部21,21を設けたが、サイドメンバ2,2に対し、全体的に発泡材を充填してもよい。
一方で、サイドメンバ2,2に発泡材非充填部21,21を設けるのであれば、図4に示すように、サイドメンバ発泡材非充填部21,21による衝撃吸収性を向上させるため、サイドメンバ発泡材非充填部21,21に車幅方向に延設さえるビード23,・・・23を設けてもよい。
また、本実施形態においては、パワーユニット12が、クロスメンバ3の後方側に位置する実施形態について説明したが、本発明は、パワーユニット12が、クロスメンバ3の前方側近傍に位置する場合にも適応可能であり、この場合にも、操安性を向上させつつ、静粛さを確保できるとともに、衝突時の衝撃を低減できる。
尚、上記実施形態は何れもパワーユニットが車体前部に配置され、サスペンションクロスメンバが前輪を支持する構成について述べているが、本発明はこれに限定されるものではなく、パワーユニットが車体後部に配置され、縦メンバ部を有するサスペンションクロスメンバが後輪を支持する構成にも適用でき、後突された際に同様の効果があることは言うまでも無い。
本発明の実施形態に係るサスペンションクロスメンバ1を示す概略斜視図。 サスペンションクロスメンバ1等を示す概略側面図。 サスペンションクロスメンバ1等を示す概略正面図。 サスペンションクロスメンバ1等を示す概略平面図。 図2のA−A断面図。 図2のB−B断面図。
1:サスペンションクロスメンバ
2:サイドメンバ(サイドメンバ部)
3:クロスメンバ(クロスメンバ部)
4:角部(縦メンバ部)
6:フロントサイドフレーム(車体フレームの一部)
12:パワーユニット
15:ステアリング取付部
19:連結部発泡材充填部(発泡材充填部)
20:中間部発泡材非充填部(発泡材非充填部)
21:サイドメンバ発泡材非充填部
22:角部発泡材充填部(発泡材充填部)

Claims (5)

  1. 車室の近傍に配設されたパワーユニットに近接して、車幅方向に延設されるクロスメンバ部と、該クロスメンバ部の車幅方向両端部近傍から上方に向かって延設される左右一対の縦メンバ部とを備え、各縦メンバ部の上端部において車体フレームに連結されるとともに、サスペンションアームを介して車輪を支持する自動車のサスペンションクロスメンバにおいて、
    上記クロスメンバ部及び上記縦メンバ部は、それぞれの延設方向に沿って延びる内部空間を有しており、
    上記クロスメンバ部と縦メンバ部との連結部近傍には、上記サスペンションアームを支持するアーム支持部が設けられ、
    上記縦メンバ部の内部空間と上記クロスメンバ部の車幅方向両端部の内部空間とに跨って連続的に発泡材が充填された発泡材充填部を設けるとともに、
    上記発泡材充填部は、上記アーム支持部を車幅方向内側から覆うように形成されており、
    上記パワーユニットに近接する該クロスメンバ部の車幅方向中間部付近には、発泡材が充填されない発泡材非充填部を設けることを特徴とする自動車のサスペンションクロスメンバ。
  2. 上記クロスメンバ部内部の左右には、該クロスメンバ部を補強するための補強用隔壁が形成されるとともに、該補強用隔壁により、該クロスメンバ部内部における上記発泡材充填部と上記発泡材非充填部とが区画されることを特徴とする請求項1記載の自動車のサスペンションクロスメンバ。
  3. 上記サスペンションクロスメンバは前輪を支持するものであり、上記クロスメンバ部には、ステアリング機構部を支持するステアリング支持部が形成されるとともに、上記発泡材充填部は、該クロスメンバ部の両端部から該ステアリング支持部まで延設されることを特徴とする請求項記載の自動車のサスペンションクロスメンバ。
  4. 上記サスペンションアームは上下に並ぶアッパーアームとロアアームとで構成され、
    上記縦メンバ部の上端部に、上記アッパーアームを支持するためのアッパーアーム支持部を設けたことを特徴とする請求項3記載の自動車のサスペンションクロスメンバ。
  5. 車両前後方向に延設され、上記クロスメンバ部の両端に接続される左右一対のサイドメンバ部を備え、この各サイドメンバに発泡材を充填した発泡材充填部を設けるとともに、各サイドメンバ部の前後方向の一端部を、上記車体フレームに支持させることを特徴とする請求項1記載の自動車のサスペンションクロスメンバ。
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