JP4432951B2 - 楽音発生装置および電子楽器 - Google Patents
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Description
ここに、fcはカットオフ周波数、fsはサンプリング周波数、ω0はカットオフ角周波数、Qは選択度を表す。
前記フィルタ係数出力手段が、複数の周波数夫々について、当該周波数に基づく第1のパラメータ、及び、前記フィルタ特性におけるフィルタのゲインの減衰或いは増強の度合いを表わす複数のレベル夫々に基づく第2のパラメータに関連付けられたフィルタ係数の組を記憶したパラメータテーブルと、前記発生すべき楽音の周波数及び強度に対応して第1のパラメータ及び第2のパラメータを決定するとともに、前記発音すべき楽音の周波数と、前記オリジナル楽音波形データの周波数との差分に基づいて、前記決定された第2のパラメータを補正するパラメータ生成手段と、前記パラメータ生成手段により生成される第1のパラメータ及び第2のパラメータに基づいて、前記パラメータテーブルから、該当するフィルタ係数の組を取り出して前記フィルタ手段に出力するフィルタ係数生成手段と、を有することを特徴とする楽音発生装置により達成される。
発音すべき楽音の周波数により規定され、その高低に伴って高低し、かつ、そこからフィルタのゲインの減衰或いは増強が開始される基準周波数から、ほぼ一定の傾きをもって減衰或いは増強され、かつ前記傾きが、前記発音すべき楽音の強度が大きくなるのにともなって、大きくなるように変化するフィルタ特性となるように、
予め定められた所定の周波数におけるゲインの減衰或いは増強の最大レベルを第2のパラメータとし、かつ、ゲインのレベルが前記最大レベルから所定の比率となるような周波数である遷移周波数を第1のパラメータとして、前記複数の第1のパラメータのそれぞれについて、第1のパラメータ及び最大レベルが異なる複数の第2のパラメータのそれぞれの組に基づく、フィルタ係数の組を格納する。
所定の周波数のオリジナル楽音波形データを記憶した波形記憶手段から、前記発音すべき楽音の周波数と前記所定の周波数とから決定される速度で前記オリジナル楽音波形データを読み出すことにより当該発音すべき楽音の周波数の楽音波形データを生成する楽音波形データ生成手段と、
複数の周波数夫々について、当該周波数に基づく第1のパラメータ、及び、前記フィルタ特性におけるフィルタのゲインの減衰或いは増強の度合いを表わす複数のレベル夫々に基づく第2のパラメータに関連付けられたフィルタ係数の組を記憶したパラメータテーブルと、
前記発生すべき楽音の周波数及び強度に対応して第1のパラメータ及び第2のパラメータを決定するとともに、前記発音すべき楽音の周波数と、前記オリジナル楽音波形データの周波数との差分に基づいて、前記決定された第2のパラメータを補正するパラメータ生成手段と、
前記パラメータ生成手段により生成される第1のパラメータ及び第2のパラメータに基づいて、前記パラメータテーブルから、該当するフィルタ係数の組を取り出して出力するフィルタ係数生成手段と、
前記楽音波形データ生成手段からの楽音波形データに対して、このフィルタ係数生成手段からのフィルタ係数の組により規定されるフィルタ特性に基づくフィルタ処理を施して出力するフィルタ手段と、を備えたことを特徴とする電子楽器により達成される。
前記フィルタ係数出力手段が、複数の周波数夫々について、当該周波数に基づく第1のパラメータ、及び、前記フィルタ特性におけるフィルタのゲインの減衰或いは増強の度合いを表わす複数のレベルの夫々に基づく第2のパラメータに関連付けられたフィルタ係数の組を記憶したパラメータテーブルと、前記発生すべき楽音の周波数及び強度に対応して第1のパラメータ及び第2のパラメータを決定するとともに、前記発音中の楽音の周波数とピッチ変更の指示による新たな周波数との差分に基づいて、前記決定された第2のパラメータを補正するパラメータ生成手段と、前記パラメータ生成手段からにより生成される第1のパラメータ及び第2のパラメータに基づいて、前記パラメータテーブルから、該当するフィルタ係数の組を取り出して前記フィルタ手段に出力するフィルタ係数生成手段と、を有することを特徴とする楽音発生装置により達成される。
発音すべき楽音の周波数により規定され、その高低に伴って高低し、かつ、そこからフィルタのゲインの減衰或いは増強が開始される基準周波数から、ほぼ一定の傾きをもって減衰或いは増強され、かつ前記傾きが、前記発音すべき楽音の強度が大きくなるのにともなって、大きくなるように変化するフィルタ特性となるように、
予め定められた所定の周波数におけるゲインの減衰或いは増強の最大レベルを第2のパラメータとし、かつ、ゲインのレベルが前記最大レベルから所定の比率となるような周波数である遷移周波数を第1のパラメータとして、前記複数の第1のパラメータのそれぞれについて、第1のパラメータ及び最大レベルが異なる複数の第2のパラメータのそれぞれの組に基づく、フィルタ係数の組を格納する。
楽音波形データを記憶した波形記憶手段から所定の周波数の楽音波形データを読み出すとともに、ピッチ変更の指示の受信に応答して、その周波数を変更した新たな周波数の楽音波形データを生成する楽音波形データ生成手段と、
複数の周波数夫々について、当該周波数に基づく第1のパラメータ、及び、前記フィルタ特性におけるフィルタのゲインの減衰或いは増強の度合いを表わす複数のレベル夫々に基づく第2のパラメータに関連付けられたフィルタ係数の組を記憶したパラメータテーブルと、
前記発生すべき楽音の周波数及び強度に対応して第1のパラメータ及び第2のパラメータを決定するとともに、前記発音中の楽音の周波数とピッチ変更の指示による新たな周波数との差分に基づいて、前記決定された第2のパラメータを補正するパラメータ生成手段と、
前記パラメータ生成手段により生成される第1のパラメータ及び第2のパラメータに基づいて、前記パラメータテーブルから、該当するフィルタ係数の組を取り出して出力するフィルタ係数生成手段と、
前記楽音波形データ生成手段からの楽音波形データに対して、このフィルタ係数生成手段からのフィルタ係数の組により規定されるフィルタ特性に基づくフィルタ処理を施して出力するフィルタ手段と、を備えたことを特徴とする電子楽器により達成される。
以下、基本波に基づいてリニアに減衰し或いは増強を始めるポイント(周波数)を基準周波数、サンプリング周波数fsの1/2の周波数における減衰量(dB)をゲイン、ゲインに対して所定の比率となるような周波数(本実施の形態においては、fs/2における減衰量の1/2となるような周波数)を遷移周波数と称する。また、基準周波数からのリニアに減衰し或いは増強する度合いを傾きと称する。傾きは、周波数軸をx軸、減衰量をy軸とする。したがって、負の減衰量が大きくなるほど、周波数特性における傾きは小さくなり、負の減衰量が0に近づくほど、その傾きは大きくなり0に近づく。正の現推量が大きくなるほど、周波数特性における傾きは大きくなる。
Impulse Resonance:無限インパルス応答)フィルタで実現し、フィルタ係数を、理想のフィルタ特性とほぼ同等となるように制御している。
b:e/d、c:f/d、d:1/d、e:b/d、f:c/d
と入れ替えることにより、正のゲイン特性のフィルタ係数を得ることができる。
レジスタ52:o[x+1,y]
レジスタ53:o[x,y+1]
レジスタ54:o[x+1,y+1]
減算器55により、レジスタ52の出力o[x+1,y]からレジスタ51の出力o[x,y]が減算され、かつ、乗算器56により、減算値とdxとが乗算される。その後、加算器57により、乗算値とo[x,y]とが加算されてレジスタ58に格納される。したがって、レジスタ58には以下のような値が格納される。
=o[x+dx,y]
図13に示すように、これは、o[x,y]とo[x+1,y]との間をdxに基づいて直線補間したものに相当する。
(o[x+1,y+1]−o[x,y+1])*dx
=o[x+dx,y+1]
図13に示すように、これは、o[x,y+1]とo[x+1,y+1]との間をdxに基づいて直線補間したものに相当する。
(o[x+dx,y+1]−o[x+dx,y])*dy
=o[x+dx,y+dy]
図13に示すように、出力値は、o[x+dx,y]とo[x+dx,y+1]との間をdyに基づいて補間したものに相当する。したがって、得られた出力値は、dx、dyに基づく二次元の補間値となる。
ここに、Gsenseは、補正感度データであり、どの程度、エンベロープを変化させるかを表すものであり、適当な値に設定される。
ここに、Asenseは、Gsenseと同様に、補正感度データであり、どの程度、エンベロープを変化させるかを表すものであり、適当な値に設定される。
ここに、Gsenseは、補の感度データであり、どの程度、エンベロープを変化させるかを表すものであり、ピッチ変化量に応じて適当な値に設定される。なお、ピッチ変化量は、ピッチ変化後の新たな周波数(新たなピッチデータの周波数)から発音中の楽音の周波数を引いた差分値であり、前記新たな周波数が前記発音中の楽音の周波数より高いときに正となる。したがって、この場合に、補正されたゲインエンベロープは、もとのエンベロープから減少する。その一方、ピッチ変化量は、新たな周波数が発音中の楽音の周波数より低いときに負となる。したがって、この場合には、補正されたゲインエンベロープは、もとのエンベロープより増大する。
ここに、Asenseは、Gsenseと同様に、補正感度データであり、どの程度、エンベロープを変化させるかを表すものであり、ピッチ変化量に応じて適当な値に設定される。
2 ROM
3 RAM
4 スイッチ類
5 タッチ検出回路
6 鍵盤
7 楽音発生回路
8 波形ROM
9 DAC
10 増幅回路
11、12 スピーカ
20 インタフェース
21 波形発生回路
22 フィルタ回路
23 乗算器
24 ミキサ
26 フィルタ係数算出回路
Claims (13)
- 所定の周波数のオリジナル楽音波形データを記憶した波形記憶手段から、発音すべき楽音の周波数と前記所定の周波数とに基づいて決定された速度で読み出すことにより、発音すべき楽音の周波数の楽音波形データを生成する楽音波形データ生成手段と、
フィルタ係数の組を出力するフィルタ係数出力手段と、
前記楽音波形データ生成手段により生成された楽音波形データに対して、前記フィルタ係数出力手段から出力されたフィルタ係数の組により規定されたフィルタ特性に基づくフィルタ処理を施すフィルタ手段と、を備えた楽音発生装置であって、
前記フィルタ係数出力手段が、
複数の周波数夫々について、当該周波数に基づく第1のパラメータ、及び、前記フィルタ特性におけるフィルタのゲインの減衰或いは増強の度合いを表わす複数のレベル夫々に基づく第2のパラメータに関連付けられたフィルタ係数の組を記憶したパラメータテーブルと、
前記発生すべき楽音の周波数及び強度に対応して第1のパラメータ及び第2のパラメータを決定するとともに、前記発音すべき楽音の周波数と、前記オリジナル楽音波形データの周波数との差分に基づいて、前記決定された第2のパラメータを補正するパラメータ生成手段と、
前記パラメータ生成手段により生成される第1のパラメータ及び第2のパラメータに基づいて、前記パラメータテーブルから、該当するフィルタ係数の組を取り出して前記フィルタ手段に出力するフィルタ係数生成手段と、
を有することを特徴とする楽音発生装置。 - 前記パラメータテーブルは、
発音すべき楽音の周波数により規定され、その高低に伴って高低し、かつ、そこからフィルタのゲインの減衰或いは増強が開始される基準周波数から、ほぼ一定の傾きをもって減衰或いは増強され、かつ前記傾きが、前記発音すべき楽音の強度が大きくなるのにともなって、大きくなるように変化するフィルタ特性となるように、
予め定められた所定の周波数におけるゲインの減衰或いは増強の最大レベルを第2のパラメータとし、かつ、ゲインのレベルが前記最大レベルから所定の比率となるような周波数である遷移周波数を第1のパラメータとして、
前記複数の第1のパラメータのそれぞれについて、第1のパラメータ及び最大レベルが異なる複数の第2のパラメータのそれぞれの組に基づく、フィルタ係数の組を格納したことを特徴とする請求項1に記載の楽音発生装置。 - 前記パラメータ生成手段は、前記発音すべき楽音の周波数が前記オリジナル楽音波形データの周波数より高いときに、前記第2のパラメータを減少させ、前記発音すべき楽音の周波数が前記オリジナル楽音波形データの周波数より低いときに、前記第2のパラメータを増大させることを特徴とする請求項2に記載の楽音発生装置。
- 前記パラメータ生成手段は、前記発音すべき楽音の周波数と前記オリジナル楽音波形データの周波数との差分値を算出し、当該差分値に基づいて前記第2のパラメータを補正することを特徴とする請求項2または3に記載の楽音発生装置。
- 前記波形記憶手段には、前記オリジナル楽音波形データが周波数帯域ごとに異なる周波数にて、記憶され、
前記パラメータ生成手段は、発音すべき楽音の周波数が属する周波数帯域に基づき、前記オリジナル楽音波形データを記憶する際の周波数を特定することを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の楽音発生装置。 - 前記パラメータ生成手段は、前記発音すべき楽音の周波数と前記オリジナル楽音波形データの周波数との差分に基づいて、前記楽音波形データの強度を制御するアンプエンベロープを補正することを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の楽音発生装置。
- 発音すべき楽音の周波数及び強度を指定する発音指示手段と、
所定の周波数のオリジナル楽音波形データを記憶した波形記憶手段から、前記発音すべき楽音の周波数と前記所定の周波数とから決定される速度で前記オリジナル楽音波形データを読み出すことにより当該発音すべき楽音の周波数の楽音波形データを生成する楽音波形データ生成手段と、
複数の周波数夫々について、当該周波数に基づく第1のパラメータ、及び、前記フィルタ特性におけるフィルタのゲインの減衰或いは増強の度合いを表わす複数のレベル夫々に基づく第2のパラメータに関連付けられたフィルタ係数の組を記憶したパラメータテーブルと、
前記発生すべき楽音の周波数及び強度に対応して第1のパラメータ及び第2のパラメータを決定するとともに、前記発音すべき楽音の周波数と、前記オリジナル楽音波形データの周波数との差分に基づいて、前記決定された第2のパラメータを補正するパラメータ生成手段と、
前記パラメータ生成手段により生成される第1のパラメータ及び第2のパラメータに基づいて、前記パラメータテーブルから、該当するフィルタ係数の組を取り出して出力するフィルタ係数生成手段と、
前記楽音波形データ生成手段からの楽音波形データに対して、このフィルタ係数生成手段からのフィルタ係数の組により規定されるフィルタ特性に基づくフィルタ処理を施して出力するフィルタ手段と、
を備えたことを特徴とする電子楽器。 - 楽音波形データを記憶した波形記憶手段から所定の周波数の楽音波形データを読み出すとともに、ピッチ変更の指示の受信に応答して、その周波数を変更した新たな周波数の楽音波形データを生成する楽音波形データ生成手段と、
フィルタ係数の組を出力するフィルタ係数出力手段と、
前記楽音波形データ生成手段により生成された楽音波形データに対して、前記フィルタ係数出力手段から出力されたフィルタ係数の組により規定されたフィルタ特性に基づくフィルタ処理を施すフィルタ手段と、を備えた楽音発生装置であって、
前記フィルタ係数出力手段が、
複数の周波数夫々について、当該周波数に基づく第1のパラメータ、及び、前記フィルタ特性におけるフィルタのゲインの減衰或いは増強の度合いを表わす複数のレベルの夫々に基づく第2のパラメータに関連付けられたフィルタ係数の組を記憶したパラメータテーブルと、
前記発生すべき楽音の周波数及び強度に対応して第1のパラメータ及び第2のパラメータを決定するとともに、前記発音中の楽音の周波数とピッチ変更の指示による新たな周波数との差分に基づいて、前記決定された第2のパラメータを補正するパラメータ生成手段と、
前記パラメータ生成手段からにより生成される第1のパラメータ及び第2のパラメータに基づいて、前記パラメータテーブルから、該当するフィルタ係数の組を取り出して前記フィルタ手段に出力するフィルタ係数生成手段と、
を有することを特徴とする楽音発生装置。 - 前記パラメータテーブルは、
発音すべき楽音の周波数により規定され、その高低に伴って高低し、かつ、そこからフィルタのゲインの減衰或いは増強が開始される基準周波数から、ほぼ一定の傾きをもって減衰或いは増強され、かつ前記傾きが、前記発音すべき楽音の強度が大きくなるのにともなって、大きくなるように変化するフィルタ特性となるように、
予め定められた所定の周波数におけるゲインの減衰或いは増強の最大レベルを第2のパラメータとし、かつ、ゲインのレベルが前記最大レベルから所定の比率となるような周波数である遷移周波数を第1のパラメータとして、
前記複数の第1のパラメータのそれぞれについて、第1のパラメータ及び最大レベルが異なる複数の第2のパラメータのそれぞれの組に基づく、フィルタ係数の組を格納したことを特徴とする請求項8に記載の楽音発生装置。 - 前記パラメータ生成手段は、前記新たな周波数が前記発音中の楽音の周波数より高いときに、前記第2のパラメータを減少させ、前記新たな周波数が前記発音中の楽音の周波数より低いときに、前記第2のパラメータを増大させることを特徴とする請求項9に記載の楽音発生装置。
- 前記パラメータ生成手段は、前記新たな周波数と前記発音中の楽音の周波数との差分値を算出し、当該差分値に基づいて前記第2のパラメータを補正することを特徴とする請求項9または10に記載の楽音発生装置。
- 前記パラメータ生成手段は、前記発音中の楽音の周波数と前記新たな周波数との差分に基づいて、前記楽音波形データの強度を制御するアンプエンベロープを補正することを特徴とする請求項8ないし11の何れか一項に記載の楽音発生装置。
- 発音すべき楽音の周波数及び強度を指定する発音指示手段と、
楽音波形データを記憶した波形記憶手段から所定の周波数の楽音波形データを読み出すとともに、ピッチ変更の指示の受信に応答して、その周波数を変更した新たな周波数の楽音波形データを生成する楽音波形データ生成手段と、
複数の周波数夫々について、当該周波数に基づく第1のパラメータ、及び、前記フィルタ特性におけるフィルタのゲインの減衰或いは増強の度合いを表わす複数のレベル夫々に基づく第2のパラメータに関連付けられたフィルタ係数の組を記憶したパラメータテーブルと、
前記発生すべき楽音の周波数及び強度に対応して第1のパラメータ及び第2のパラメータを決定するとともに、前記発音中の楽音の周波数とピッチ変更の指示による新たな周波数との差分に基づいて、前記決定された第2のパラメータを補正するパラメータ生成手段と、
前記パラメータ生成手段により生成される第1のパラメータ及び第2のパラメータに基づいて、前記パラメータテーブルから、該当するフィルタ係数の組を取り出して出力するフィルタ係数生成手段と、
前記楽音波形データ生成手段からの楽音波形データに対して、このフィルタ係数生成手段からのフィルタ係数の組により規定されるフィルタ特性に基づくフィルタ処理を施して出力するフィルタ手段と、
を備えたことを特徴とする電子楽器。
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- 2006-09-19 JP JP2006252185A patent/JP4432951B2/ja active Active
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