JP4428845B2 - 自動車のエアバッグ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車のエアバッグ装置、特に助手席側のエアバッグ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の助手席側のエアバッグ装置は、フロントウィンドウパネルの下方に位置するインストルメントパネルに、エアバッグを折りたたみ状態で収納した構造になっている。エアバッグは、衝突時にインフレータから噴出されたガスにより膨張し、インストルメントパネルの上部から車室内側へ向けて展開し、前倒れしてくる乗員を受け止めて保護するようになっている。
【0003】
この種のエアバッグ装置で用いられるエアバッグの内部には、例えば特開平11−5505号公報で知られているように、エアバッグのガス導入口から後端付近にかけて前後方向に延びるテザーベルトが設けられている。このテザーベルトには、エアバッグの初期膨張状態において、ガス導入口からのガスの流れをエアバッグの後端側へガイドする機能と、エアバッグの車室内側への直線的な展開を規制して上下方向へ広がるように展開させる機能がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、テザーベルトが長く、エアバッグの初期膨張状態において、テザーベルトの後端がインストルメントパネルの後端よりも更に後側の車室内に位置する。従って、助手席にいる乗員が、インストルメントパネルよりも十分に後側に離れている通常状態の場合には、初期膨張状態のエアバッグは、前記乗員に達する前にテザーベルトにより後方への展開が規制されて上下へ広がるが、乗員がインストルメントパネルに異常接近している場合には、エアバッグの後端が初期膨張の段階で上下に広がることなく乗員に当たるため、乗員に過度の衝撃が加わるおそれがある。
【0005】
このような異常接近状態において、乗員へ過度の衝撃が加わることを回避するには、エアバッグの展開方向を変化させる回転機構を設けると共に、異常接近状態を検知するセンサーを設ける必要がある。そして異常接近状態をセンサーで検知した際に、エアバッグの展開角度を乗員へ過度の衝撃が加わらない方向へ変化させたりすればよいが、このような対策をとると、原価が著しく高騰することになる。
【0006】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、原価が著しく高騰することなく、異常接近状態にいる乗員も確実に保護することができる自動車のエアバッグ装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、袋状をなすエアバッグの前側部位には、インフレータからのガスを導入するガス導入口を設け、該ガス導入口とエアバッグの上側との間には、テザーベルトで連結してなり、該エアバッグを折りたたんでインストルメントパネルの内部に設置し、衝突時にエアバッグを膨張させてインストルメントパネルの上部から車室内側へ展開させる自動車のエアバッグ装置であって、前記テザーベルトが、前端を前記ガス導入口に結合した一枚の前側ベルトと、中間部を所定面積のパッチ部としてエアバッグの上側に結合し且つ両端部を前記前側ベルトの後端と結合した後側ベルトと、からなり、前記テザーベルトの後端が、前記エアバッグの初期膨張状態において、前記インストルメントパネルの後端を通る垂直面と同じか、それよりも前側に位置することを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、テザーベルトの後端が、エアバッグの初期膨張状態において、インストルメントパネルの後端を通る垂直面と同じか、それよりも前側に位置するため、乗員がインストルメントパネルに異常接近している場合にも、エアバッグの後方展開がテザーベルトのテンションにより乗員の直前で規制され、乗員に過度の衝撃が加わらないことになる。つまり、安価な手段で可能となる。また、テザーベルトの後端がエアバッグの上側に結合されていることから、エアバッグは、初期膨張後に下側へ広がる方向へ展開し、乗員の頭部及び胴部を確実に受け止めて保護することができる。また、前記テザーベルトの後端が所定面積のパッチ部として前記エアバッグの上側に結合されているため、前記テザーベルトと前記エアバッグの上側との結合力が強く、前記エアバッグの後方展開を確実に規制することができる。また、前記テザーベルトは、一枚の前側ベルトを介してガス導入口に結合されているため、基本的に前記テザーベルトから前記エアバッグに作用するテンションの伝達が一系統で、前記エアバッグの安定した展開挙動が得られる。
【0009】
請求項2記載の発明は、前記テザーベルトが、前記中間部をガス導入口を開放した状態のパッチ部としてガス導入口に結合した前側ベルトと、前記中間部を所定面積のパッチ部としてエアバッグの上側に結合し且つ両端部を前記前側ベルトの両端部と結合した後側ベルトとからなることを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、前記前側ベルトも2枚構造のため、前記テザーベルトの強度が向上する。前記前側ベルトのパッチ部により前記ガス導入口が補強される。
【0011】
請求項3記載の発明は、前記エアバッグが、前記下側基布と前記上側基布とを結合して袋状に形成され、下側基布の前側部位に設けたガス導入口と上側基布との間をテザーベルトで連結し、前記テザーベルトが、下側基布の前端をガス導入口に結合した一枚の前側ベルトと、中間部を所定面積のパッチ部として上側基布に結合し且つ両端部を前記前側ベルトの後端と結合した後側ベルトと、からなることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明によれば、前記テザーベルトの後端が所定面積のパッチ部としてエアバッグの上側に結合されているため、前記テザーベルトと上側基布との結合力が強く、エアバッグの後方展開を確実に規制することができる。また、前記テザーベルトは、一枚の前側ベルトを介してガス導入口に結合されているため、基本的にテザーベルトからエアバッグに作用するテンションの伝達が一系統で、エアバッグの安定した展開挙動が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
【0022】
図1〜図8は、この発明の第1実施形態を示す図である。まず、図5に示すように、自動車の助手席側におけるフロントウィンドウパネル1の下方には、インストルメントパネル2が位置している。このインストルメントパネル2の上部には、図示せぬリッドにて塞がれたケース3が設けられ、このケース3の中に、折りたたみ状態のエアバッグ4と、それを膨張させるガスを噴出するインフレータ5が収納されている。
【0023】
エアバッグ4は、ノンコートで目付200g/m2のナイロン66織布からなる2枚の上側基布6と下側基布7とから構成されている。上側基布6及び下側基布7は、図2及び図3に示すように、ともに左右対称の形状で、上側基布6は、膨張したエアバッグ4の上面部を形成するアッパ部8を有し、下側基布7は、膨張したエアバッグ4の下面部を形成するロア部9を有している。上側基布6のアッパ部8と、下側基布7のロア部9の左右両側には、膨張したエアバッグ4の側面部を形成する概略三角形のサイド部10、11が形成され、後側には、乗員を受け止める後面部を形成するリヤ部12、13が一体的に設けられている。下側基布7の前端には、長方形のガス導入口14が形成され、このガス導入口14の周囲には、ガス導入口14と同じ開口を有する前側ベルト15の前端16が縫合され、前側ベルト15自体は、ガス導入口14の後縁から後側へ向けて延びた状態となっている。ガス導入口14は、前側ベルト15の前端16を周囲に縫合することにより補強される。
【0024】
また、上側基布6のサイド部10には、左右にそれぞれ排気孔17が形成されている。この排気孔17は、エアバッグ4が膨張しきった際に余分なガスを排出するためのものである。更に、上側基布6のリヤ部12には、後側ベルト18の中央に形成された上下幅150mm、左右幅160mmの矩形或いは円形状を有するパッチ部19の周縁が縫合されている。後側ベルト18は、複数の部材から構成されていても良い。
【0025】
これらの下側基布7と上側基布6は、まず最初に、前側ベルト15及び後側ベルト18を表面側に位置させた裏面同士を向き合わせた状態で、互いに対応するサイド部10、11と、リヤ部12、13の縁部同士を縫合する。次に、下側基布7と上側基布6の対向する周縁部同士を縫合する。そして、互いに縫合した下側基布7と上側基布6を折り曲げて、前側ベルト15と後側ベルト18を接近させ、その状態で裏表に位置する前側ベルト15の後端と、後側ベルト18の両端とを縫合し、テザーベルト20を形成する。最後に、下側基布7及び上側基布6を、ガス導入口14から反転させると、テザーベルト20が内部に位置して、周囲の縫い目が見えないエアバッグ4が完成する。完成したエアバッグ4は、内部で、下側基布7の前側部位のガス導入口14と、上側基布6のリヤ部12とが、テザーベルト20により連結された状態となる。
【0026】
このように形成されたエアバッグ4は、前述のように折りたたまれた状態で、インストルメントパネル2の上部のケース3内に収納され、ガス導入口14がインフレータ5と接続される。エアバッグ4の内部に設けられたテザーベルト20の長さは、従来よりも短く、インストルメントパネル2に組み込まれた状態で、仮にテザーベルト20を水平に後側へ延ばすとすると、その後端(パッチ部19)は、ちょうどインストルメントパネル2の後端21を通る垂直面Aと合致するようになっている(垂直面Aよりも前側でも可)。
【0027】
次に、図5〜図8に基づいて、実際のエアバッグ4の展開挙動を説明する。図5は、乗員Mがインストルメントパネル2に対して異常接近した状態を示している。この状態で、自動車が衝突すると、インフレータ5で発生したガスが、ガス導入口14からエアバッグ4内に噴出され、エアバッグ4が膨張する。テザーベルト20の前側ベルト15がガス導入口14の後縁から延びているため、ガス導入口14が前側ベルト15により塞がれず、ガス導入口14からガスの円滑な流入が行われ、エアバッグ4の展開スピードがより速くなる。
【0028】
膨張したエアバッグ4は、図6に示すように、ケース3から飛び出し、フロントウィンドウパネル1に当たった後、初期膨張として後向きに展開する。この時、エアバッグ4の内部のテザーベルト20がインストルメントパネル2の後端21を通る垂直面Aにちょうど達する長さのため、実際には、テザーベルト20が上向き角度で延びる傾向があるエアバッグ4の初期膨張状態においては、テザーベルト20の後端が、必ずインストルメントパネル2の後端21を通る垂直面Aよりも前側に位置することになる。
【0029】
従って、乗員Mがインストルメントパネル2に異常接近している場合にも、エアバッグ4の後方展開がテザーベルト20のテンションにより乗員Mの直前で規制され、乗員Mに過度の衝撃が加わらない。特に、この実施形態では、テザーベルト20の後端が所定面積のパッチ部19として上側基布6に結合されているため、テザーベルト20と上側基布6との結合力が強く、エアバッグ4の後方展開が確実に規制される。テザーベルト20は安価なため、製造原価の著しい低減が図れる。
【0030】
エアバッグ4は、初期膨張後、図7に示すように、下向きに展開し、インストルメントパネル2と乗員Mとの間に入り込む。このように、エアバッグ4が下向きに展開するのは、テザーベルト20の後端がエアバッグ4の上側基布6に結合されていることから、エアバッグ4の後端においては、テザーベルト20の下方容量の方が上方容量よりも大きくなっており、テザーベルト20よりも下側部分が専ら膨張するからである。
【0031】
エアバッグ4は、下向きに展開した後に、図8に示すように、上側へも展開するため、乗員Mの頭部と胴部の両方を確実に保護することができる。更に、この実施形態のテザーベルト20は、一枚の前側ベルト15を介してガス導入口14に結合されているため、テザーベルト20からエアバッグ4の上側基布6に作用するテンションの伝達が基本的に一系統で、エアバッグ4の安定した展開挙動が得られる。つまり、テザーベルト20を仮に2本設けて、テンションを2系統でエアバッグ4に伝達すると、2本のテザーベルト20の状況によっては、エアバッグ4に伝達されるテンションがばらついて、エアバッグ4が上下に揺れたりして挙動が定まらないおそれもあるが、この実施形態では、そのようなことはない。
【0032】
エアバッグ4が膨らみきると、排気孔17から排気が行われる。排気孔17が、乗員を受け止める領域以外のサイド部10、11に形成されているため、排気孔17が乗員により塞がれるおそれはない。テザーベルト20自体は、垂直面Aよりも後方へ延びないが、テザーベルト20よりも下側部位のエアバッグ4は、垂直面Aよりも十分に後側へ展開するため、インストルメントパネル2に異常接近しない通常の乗員Mもエアバッグ4により確実に保護することができる。
【0033】
図9及び図10は、この発明の第2実施形態を示す図である。この第2実施形態に係るテザーベルト22では、前側ベルト23も、中央部にガス導入口14に相応する開口を有するパッチ部24を形成し、そのパッチ部24をガス導入口14の周囲に縫合した。ガス導入口14は、周囲にパッチ部24を縫合することにより補強され、インフレータからのガス圧によるガス導入口14の裂けを確実に防止する。そして、前側ベルト23と後側ベルト18の両端同士を結合した。
【0034】
この第2実施形態によれば、前側ベルト23も2枚構造になるため、テザーベルト22の強度向上する。また、前側ベルト23及び後側ベルト18の両方が2枚構造になるが、その両端同士を違いに重合させた一枚物として縫合しているため、テザーベルト22によるテンションの伝達も、基本的に一系統に近い状態となり、エアバッグの安定した展開挙動が得られる。ガス導入口14の前縁から延びる方の前側ベルト23がガス導入口14を塞ぐ方向へ延びるが、ガス導入口14の左右両側は、開放状態のため、ガスの流入性能に関しては問題ない。
【0035】
図11及び図12は、この発明の第3実施形態を示す図である。この第3実施形態では、後側ベルト18のパッチ部19を上側基布6のアッパ部8に結合したものである。この第3実施形態によれば、テザーベルト20の後端であるパッチ部19が、上側基布6のアッパ部8に結合されているため、初期膨張時の作用は、先の実施形態の場合と同様であるが、エアバッグ4が最終的に膨らみきった状態で、テザーベルト20のパッチ部19がフロントウィンドウパネル1に押し当てられた状態になるため、エアバッグ4の最終的な状態が安定する。
【0036】
前記全ての実施形態では、エアバッグ4は、上側基布6と下側基布7との二枚構成で説明したが、これに限定されるものではなく、三枚以上の基布により構成されるものでも良い。
【0037】
【発明の効果】
この発明によれば、テザーベルトの後端が、エアバッグの初期膨張状態において、インストルメントパネルの後端を通る垂直面と同じか、それよりも前側に位置するため、乗員がインストルメントパネルに異常接近している場合にも、エアバッグの後方展開がテザーベルトのテンションにより乗員の直前で規制され、乗員に過度の衝撃が加わらない手段が著しく安価となる。テザーベルトの後端がエアバッグの上側基布に結合されていることから、エアバッグは、初期膨張後に下側へ広がる方向へ展開し、乗員の頭部及び胴部を確実に受け止めて保護することができる。また、前記テザーベルトの後端が所定面積のパッチ部として前記エアバッグの上側に結合されているため、前記テザーベルトと前記エアバッグの上側との結合力が強く、前記エアバッグの後方展開を確実に規制することができる。また、前記テザーベルトは、一枚の前側ベルトを介してガス導入口に結合されているため、基本的に前記テザーベルトから前記エアバッグに作用するテンションの伝達が一系統で、前記エアバッグの安定した展開挙動が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係るエアバッグを示す斜視図。
【図2】図1のエアバッグの下側基布を示す平面図。
【図3】図1のエアバッグの上側基布を示す平面図。
【図4】図1の前側ベルトと後側ベルトから成るテザーベルトを示す斜視図。
【図5】乗員がインストルメントパネルに対して異常接近した状態を示す車室内側面図。
【図6】図5のエアバッグの初期膨張状態を示す車室内側面図。
【図7】図6のエアバッグが下向きに展開した状態を示す車室内側面図。
【図8】図7のエアバッグの最終展開状態を示す車室内側面図。
【図9】第2実施形態に係る下側基布を示す図2相当平面図。
【図10】第2実施形態に係る前側ベルトと後側ベルトから成るテザーベルトを示す図4相当斜視図。
【図11】第3実施形態に係るエアバッグの上側基布を示す図3相当平面図。
【図12】第3実施形態に係るエアバッグの最終展開状態を示す図8相当車室内側面図。
【符号の説明】
1 フロントウィンドウパネル
2 インストルメントパネル
4 エアバッグ
5 インフレータ
6 上側基布
7 下側基布
8 アッパ部
9 ロア部
10、11 サイド部
12、13 リヤ部
14 ガス導入口
15、23 前側ベルト
17 排気孔
18 後側ベルト
19 パッチ部
20、22 テザーベルト
21 インストルメントパネルの後端
24 パッチ部
A 垂直面
M 乗員
Claims (3)
- 袋状をなすエアバッグの前側部位には、インフレータからのガスを導入するガス導入口を設け、該ガス導入口とエアバッグの上側との間には、テザーベルトで連結してなり、
該エアバッグを折りたたんでインストルメントパネルの内部に設置し、衝突時にエアバッグを膨張させてインストルメントパネルの上部から車室内側へ展開させる自動車のエアバッグ装置であって、
前記テザーベルトが、前端を前記ガス導入口に結合した一枚の前側ベルトと、中間部を所定面積のパッチ部としてエアバッグの上側に結合し且つ両端部を前記前側ベルトの後端と結合した後側ベルトと、から成り、
前記テザーベルトの後端が、前記エアバッグの初期膨張状態において、前記インストルメントパネルの後端を通る垂直面と同じか、それよりも前側に位置することを特徴とする自動車のエアバッグ装置。 - 請求項1記載の自動車のエアバッグ装置であって、
前記テザーベルトが、中間部をガス導入口を開放した状態のパッチ部としてガス導入口に結合した前側ベルトと、中間部を所定面積のパッチ部としてエアバッグの上側に結合し且つ両端部を前記前側ベルトの両端部と結合した後側ベルトとから成ることを特徴とする自動車のエアバッグ装置。 - 請求項1又は請求項2記載の自動車のエアバッグ装置であって、
前記エアバッグが、下側基布と上側基布とを結合して袋状に形成され、下側基布の前側部位に設けたガス導入口と上側基布との間をテザーベルトで連結し、
前記テザーベルトが、下側基布の前端をガス導入口に結合した一枚の前記ベルトと、中間部を所定面積のパッチ部として上側基布に結合し且つ両端部を前記前側ベルトの後端と結合した後側ベルトと、からなることを特徴とする自動車のエアバッグ装置。
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