JP4423833B2 - 生体情報測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は身体内部のインピーダンスに基づき生体に関する情報を算出する生体情報測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の生体情報測定装置としては、例えば、特開2000−37363号公報に記載されているようなものがあった。図5は、前記公報に記載された従来の生体情報測定装置の外観を示すものである。
【0003】
図5において、本体1の両手で把持できる略円筒形の把持部2に、巻きつけられた把持部電極3を有し、被測定者は両手で本体1の把持部2を把持し、決められた姿勢を取って測定すれば、本体1の把持部2に備えられた把持部電極3が手のひらに接触することによって両手間のインピーダンスを測定し、インピーダンスに基づいて計算により生体に関する情報を得ることができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、把持部電極を把持部に巻きつける際に、曲げに対する弾性による復元力に対抗して巻きつける必要があり、大量生産における組立作業において、巻きつけるという作業は非常に煩わしく、時間がかかるものであった。また、把持部電極を固定あるいは保持するまでに放してしまうと復元力によって把持部から外れて、最初から組み立て直さなければならない、或いは、固定するまでの仮止めの作業、さらに仮止めの為の特別の構造的な工夫が必要であった。さらに、把持部電極を把持部に巻きつけたあと、ネジで固定しているが、ネジが緩むと把持部電極が復元力で把持部から外れる方向に広がり、把持部に沿わずに浮いてきて把持部電極の端部が被測定者に触れて不安全になるという課題を有していた。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、量産工程において短時間に安定して把持部に把持部電極を構成することを可能にし、かつ把持部電極が把持部に沿わずに浮いてきて把持部電極の端部が被測定者に触れて不安全になることがないようにすることを可能にした生体情報測定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の生体情報測定装置は、被測定者に接触する少なくとも2つの電極と、電極間のインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段と、被測定者の身体的特徴をあらわす被測定者情報を入力する入力手段と、インピーダンスと被測定者情報から被測定者の生体に関する情報を算出する情報処理手段を有した生体情報測定装置において、前記電極の少なくとも1つの電極は、被測定者が手で把持する略円筒形状の把持部に設けられた把持部電極であり、前記把持部電極は前記把持部の形状に勘合するように形成した導電体を把持部にはめ込む構成としたものである。
【0007】
これによって、把持部電極を構成する導電体は把持部にはめ込むだけで把持部に保持され、別途保持しておく必要がなく、量産工程において短時間に安定して把持部に把持部電極を構成することができ、また、把持部電極を構成する導電体は把持部の形状に形成されているので把持部に沿っており、把持部から浮いてくることがないため、把持部電極の端部に被測定者が触れることがなく安全である。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は被測定者に接触する少なくとも2つの電極と、電極間のインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段と、被測定者の身体的特徴をあらわす被測定者情報を入力する入力手段と、インピーダンスと被測定者情報から被測定者の生体に関する情報を算出する情報処理手段を有した生体情報測定装置において、被測定者が手で把持する略円筒形状の把持部を備え、前記把持部は表面に円周に沿った凹所を有し、前記電極の少なくとも1つの電極は、前記把持部に設けられた把持部電極であり、前記把持部電極は前記把持部の凹所に勘合し把持部の表面と同一面か落ち込んで位置するように形成した導電板を前記凹所にはめ込む構成とすることにより、把持部電極は把持部にはめ込むだけで把持部に保持され、別途保持しておく必要がなく、量産工程において短時間に安定して把持部に把持部電極を構成することができ、また、把持部電極は把持部の形状に形成されているので把持部に沿っており、把持部から浮いてくることがないため、把持部電極の端部に被測定者が触れることがなく安全である。
【0009】
請求項2に記載の発明は、特に請求項1に記載の把持部電極を、互いに電気的に接続され把持部の円周を覆う断面円弧形状をした複数の導電板と、複数の導電板の端部どうしを固定する固定手段とから構成されており、前記複数の導電板の少なくとも一方の端部どうしは、前記把持部の円周に有した凹部に嵌合する形状を有し、前記凹部に嵌合した端部どうしを固定する固定手段は、前記凹部と前記凹部に嵌合した端部を覆うと共に、前記凹部と端部を覆う表面を把持部電極の表面と同形状で手に沿う断面円弧形状としたので、把持部のほぼ全周を把持部電極で覆うことができると共に、固定手段により、複数の導電板の端部を重ね合わせて同時に固定することにより、個々に固定する場合と比べ固定手段の数を少なくする事ができ安価に構成できる上、固定手段部以外のほぼ全周を把持部電極で構成でき、把持部電極と手との接触面積を大きくすることができ、測定精度を向上させることができる。導電板の端部を外から触れないようにすることができるので安全であり、固定手段の表面を手に沿う形状で握りやすくすることができる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、特に請求項2に記載の固定手段を複数設け、少なくとも1つの固定手段は、複数の導電板を電気的に接続することを兼ね備えたことにより、固定手段の他に導電板どうしを電気的に接続する部材を必要とせず安価に構成することができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、特に請求項2または3に記載の固定手段を複数設け、少なくとも1つの固定手段は、インピーダンス測定手段との電気的接続を兼ね備えたことにより、固定手段の他にインピーダンス測定手段との電気的接続に要する部材を必要とせず安価に構成することができる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、特に請求項2〜4のいずれか1項に記載の固定手段を複数設け、少なくとも1つの固定手段を、導電体で形成したことにより、固定手段の他に導電板どうしを電気的に接続する部材を必要とせず安価に構成することができる。
【0014】
請求項6に記載の発明は、特に請求項2〜5のいずれか1項に記載の把持部の、円周に凹部を設け、複数の導電板の少なくとも一方の端部どうしは、前記凹部に嵌合する形状を有し、かつ前記凹部内で電気的に接合する固定手段を有し、前記凹部と前記導電板の端部と固定手段を含めて覆い隠し、かつ表面を手に沿う形状にしたカバーを有することにより、固定手段の他に導電板どうしを電気的に接続する部材を必要とせず安価に構成することができ、導電板の端部を外から触れないようにすることができるので安全であり、カバーの表面を手に沿う形状で握りやすくすることができる。
【0016】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0017】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1における生体情報測定装置の外観図、図2は把持部の把持部電極がはめ込まれている部分の断面図、図3は測定時の説明図を示すものである。
【0018】
図1において、4は人体載置部であり、装置本体外殻としており、本実施例ではABS樹脂で構成され、ここに足部電極5が取り付けられている。人体載置部4には、被測定者情報を入力するための入力手段としてのキーボード6、報知手段として液晶表示器7が備えられている。人体載置部4と把持部2はリード線8を内在するケーブル9で接続されている。把持部2は略円筒形に形成され、本実施例ではABS樹脂で構成され、把持部電極3は把持部2の略円筒形の軸方向に2箇所構成されている。
【0019】
図2において、把持部電極3は把持部2の略円筒形の形状に沿って形成されている。把持部電極3は把持部2の一段落ちた部分にはめ込まれ、把持部電極の表面は把持部2表面と同一面か少し落ち込んで位置する。
【0020】
図3において、測定時、被測定者33は把持部2を握って人体載置部4の上に素足で乗る。このとき把持部電極3は被測定者33の手のひらに、足部電極5は被測定者33の足の裏に接触する。足部電極5ならびに把持部電極3はインピーダンス測定手段17にリード線8を介して接続され、インピーダンス測定手段17は4端子法により、足部電極5のつま先側の2つの電極と把持部電極2の一方の電極間に定電流を流し、足部電極5のかかと側の2つの電極と把持部電極2の他方の電極間で電圧を測定することによって、インピーダンスを測定できるよう構成されている。本実施例では、50kHz、800μAの人体が感じることのない微弱な電流を使用している。測定したインピーダンスは情報処理手段としてのマイクロコンピュータ34に入力される。マイクロコンピュータ34には先に説明したキーボード6と液晶表示器7が接続されている。
【0021】
次に動作、作用について説明する。
【0022】
測定に先立ち、被測定者33はキーボード6により、被測定者情報として身長、体重、性別を入力する。キーボード6はマイクロコンピュータ34に接続されているので、マイクロコンピュータ34はこれらの被測定者情報をあらかじめ入力される。次に、被測定者33は図3に示すように、腕を水平にのばした状態で把持部2を握り、人体載置部4に乗る。このとき、把持部電極3は被測定者33の手のひらに、足部電極5は被測定者33の足の裏に接触する。把持部電極3及び足部電極5はインピーダンス測定手段17にリード線8で接続されており、被測定者33の手足間のインピーダンスを測定する。インピーダンス測定手段17からのインピーダンスがマイクロコンピュータ34に入力されると、マイクロコンピュータ34はプログラムによりインピーダンスと被測定者情報から体脂肪率を計算し、結果を液晶表示器7に出力する。体脂肪率を求める式は各種のものが知られているが、本実施例では、体密度より求めるBrozecの式(Brozecらの報告書 J.Brozec、F.Grande、J.T.Anderson and A.Key;”An NY Acad.sci 110(1963)113−40)を用いている。、たとえば男性の場合、下記のとおりとなる。
【0023】
体密度=1.1554−0.0841×体重×インピーダンス/身長2
体脂肪率(%)=(4.95/体密度−4.5)×100
なお、この式は男性の場合の式であるが、女性の場合も各部の係数を変えることにより適用できるので、被測定者情報に含まれる性別を元に式を切り換える。また、体脂肪率を求める式はこの他にも多くの式が報告されているが、インピーダンスから体脂肪率を求める式であれば、どのような式を用いても、本発明の趣旨を逸脱するものではない。
【0024】
本実施例の生体情報測定装置においては、被測定者33が乗る人体載置部4に設けられ、被測定者33の足に接触する足部電極5と、被測定者33が手で把持する把持部2に設けられ、被測定者33の手に接触する把持部電極3と、電極間のインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段17と、被測定者33の身体的特徴をあらわす被測定者33情報を入力する入力手段としてのキーボード6と、インピーダンスと被測定者33情報から被測定者33の生体に関する情報を算出する情報処理手段としてのマイクロコンピュータ34を有した生体情報測定装置において、把持部2は略円筒形状に形成してあり、把持部電極3は把持部2の形状に勘合するように加工した後、把持部電極3を把持部2にはめ込む構成とすることにより、把持部電極3は把持部2にはめ込むだけで把持部2に保持され、別途保持しておく必要がなく、量産工程において短時間に安定して把持部2に把持部電極3を構成することができる。
【0025】
また、把持部電極3は把持部2の形状に形成されているので把持部2に沿っており、把持部2から浮いてくることがないため、把持部電極3の端部に被測定者33が触れることがなく安全である。
【0026】
なお、本実施例においては、インピーダンスより求めた体脂肪率をそのまま表示しているが、体脂肪率から求められる、体脂肪重量、徐脂肪重量、徐脂肪率等で表示を行ってもよい。また、入力手段としてキーボード6を用いているが、目的とする被測定者情報を入力できる方法であれば、たとえばアップダウンスイッチと入力スイッチの組み合わせやロータリーエンコーダー等を用いた回転式の入力手段等であってもかまわない。また、報知手段として液晶表示器7を用いているが、その他の報知手段、たとえば発光ダイオードを使用したものや、音声で報知するものもでもよい。また、定電流は人体に感じない範囲であれば、その周波数、電流の大小は任意に変えることができる。また、本実施例においては右手−両足間でインピーダンスを測定しているが生体情報を得られる測定位置であればどこでもかまわない。
【0027】
(実施例2)
図4は、本発明の実施例2における把持部の把持部電極がはめ込まれている部分の断面図を示すものである。図4において、1箇所の把持部電極3は把持部2の略円筒形の円周を覆うように、2枚の導電板10、11で構成されている。把持部2には円周に断面略コの字状の凹部12が設けてあり、2枚の導電板10、11の各々の一方の端部は凹部12の側面と底面に勘合するように加工してある。ここで、2枚の導電板10、11を把持部2にはめ込むと、2枚の導電板10、11の端面は図に示すように凹部12の底面で重なり合う。この2枚の導電板10、11の端面には各々孔14、15を設けてあり、固定手段としてのネジ16が、この孔14、15を貫通して、凹部12の底部に設けた孔13にねじ込まれて導電板10、11が把持部2に固定されると同時に電気的に接続される。このネジ16と導電板10、11の間にリード線8に付けためがね端子(図示せず)を介在させることにより、導電板10、11はリード線8を介してインピーダンス測定手段17に電気的に接続される。18は、凹部12とネジ16を覆うためのカバーであり、表面を把持部電極3の表面と同形状の断面略円弧とし、手に沿う形状にされている。
【0028】
また、把持部2には円周の断面コの字状の凹部12の反対側に断面V字状の凹部19を設けている。凹部19の2つの傾斜面に各々2つずつの孔20、21および孔22、23を設け、この凹部19に勘合する2枚の導電板10、11の各々の端部は凹部19の傾斜面に沿うように加工すると共に、把持部2に勘合した際に孔20、21、22、23の相対する位置に孔24、25及び孔26、27を設けてある。この部分の固定手段として、図4に示しているように導電板10、11の端部を凹部19に押し当てる形状を有するジョイント28を用いている。このジョイント28の裏面には、導電板の孔24、25、26、27と凹部19に設けた孔20、21、22、23をそれぞれ貫通し、固定するための爪29、30、31、32が設けてある。また、ジョイント28の表面は把持部電極3の表面と同形状の断面略円弧とし、手に沿う形状にされている。
【0029】
なお、もう1箇所の把持部電極3も上記と同様に構成されている。
【0030】
以上、本実施例の生体情報測定装置においては、被測定者33が乗る人体載置部4に設けられ、被測定者33の足に接触する足部電極5と、被測定者33が手で把持する把持部2に設けられ、被測定者33の手に接触する把持部電極3と、電極間のインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段17と、被測定者33の身体的特徴をあらわす被測定者33情報を入力する入力手段としてのキーボード6と、インピーダンスと被測定者33情報から被測定者33の生体に関する情報を算出する情報処理手段としてのマイクロコンピュータ34を有した生体情報測定装置において、把持部2は略円筒形に形成し、2箇所の把持部電極3は、把持部2の略円筒形の円周を覆うように、各々2枚の導電板10、11で構成され、電気的に接続されていることにより、2箇所の把持部電極3は各々2枚の導電板10、11を把持部2にはめ込むだけで把持部2に保持され、別途保持しておく必要がなく、量産工程において短時間に安定して把持部2に把持部電極3を構成することができ、また、把持部電極3は把持部2の形状に形成されているので把持部2に沿っており、把持部2から浮いてくることがないため、把持部電極3の端部に被測定者33が触れることがなく安全であり、かつ、把持部2のほぼ全周を把持部電極3で覆うことができ、把持部電極3と手との接触面積を大きくすることができ、測定精度を向上させることができる。
【0031】
また、2箇所の把持部電極3の各々2枚の導電板10、11の端部どうしを固定する固定手段としてのネジ16あるいはジョイント28を有することにより、固定手段の数を必要最小限とすることができ安価に構成できる上、固定手段部以外のほぼ全周を把持部電極3で構成でき、把持部電極3と手との接触面積を大きくすることができ、測定精度を向上させることができる。
【0032】
また、一方の固定手段としてのネジ16は、複数の導電板10、11を電気的に接続することを兼ね備えたことにより、固定手段の他に導電板10、11どうしを電気的に接続する部材を必要とせず安価に構成することができる。
【0033】
また、一方の固定手段としてのネジ16は、インピーダンス測定手段17との電気的接続を兼ね備えたことにより、固定手段の他にインピーダンス測定手段17との電気的接続に要する部材を必要とせず安価に構成することができる。
【0034】
また、把持部2は、略円筒形の円周に断面略コの字状の凹部12を有し、2箇所の把持部電極3の各々2枚の導電板10、11の一方の端部どうしは、前記凹部12に嵌合する形状を有し、かつ前記凹部12内で電気的に接合する固定手段としてのネジ16を有し、前記凹部12と前記導電板10、11の端部と固定手段を含めて覆い隠し、かつ表面を手に沿う形状にしたカバー18を有することにより、固定手段の他に導電板10、11どうしを電気的に接続する部材を必要とせず安価に構成することができ、導電板10、11の端部を外から触れないようにすることができるので安全であり、カバー18の表面を手に沿う形状で握りやすくすることができる。
【0035】
また、把持部2の略円筒形の円周に断面V字状の凹部19を有し、2箇所の把持部電極3の各々2枚の導電板10、11の他方の端部どうしは、前記凹部19に嵌合する形状を有し、前記凹部19と前記導電板10、11の端部を含めて覆い隠し、かつ表面を手に沿う形状にした固定手段としてのジョイント28を有することにより、導電板10、11の端部を外から触れないようにすることができるので安全であり、固定手段の表面を手に沿う形状で握りやすくすることができる。
【0036】
また、本実施例においては、一方の固定手段部を断面略コの字状の凹部12に他方の固定手段部を断面V字状の凹部19に形成しているが、両方を断面略コの字状の凹部12に、あるいは両方の固定手段部を断面V字状の凹部19に形成してもかまわない。この際、固定手段としてのネジ16の代わりに少なくとも一方のカバー18あるいはジョイント28を導電体で形成することにより、カバー18あるいはジョイント28の他に導電板10、11どうしを電気的に接続する部材を必要とせず安価に構成することができる。
【0037】
また、本実施例においては、インピーダンスより求めた体脂肪率をそのまま表示しているが、体脂肪率から求められる、体脂肪重量、徐脂肪重量、徐脂肪率等で表示を行ってもよい。また、入力手段としてキーボード6を用いているが、目的とする被測定者情報を入力できる方法であれば、たとえばアップダウンスイッチと入力スイッチの組み合わせやロータリーエンコーダー等を用いた回転式の入力手段等であってもかまわない。また、報知手段として液晶表示器7を用いているが、その他の報知手段、たとえば発光ダイオードを使用したものや、音声で報知するものもでもよい。また、定電流は人体に感じない範囲であれば、その周波数、電流の大小は任意に変えることができる。また、本実施例においては右手−両足間でインピーダンスを測定しているが生体情報を得られる測定位置であればどこでもかまわない。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、把持部電極は把持部にはめ込むだけで把持部に保持され、別途保持しておく必要がなく、量産工程において短時間に安定して把持部に把持部電極を構成することができ、また、把持部電極は把持部の形状に形成されているので把持部に沿っており、把持部から浮いてくることがないため、把持部電極の端部に被測定者が触れることがなく安全である生体情報測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における生体情報測定装置の外観図
【図2】同生体情報測定装置の把持部の把持部電極がはめ込まれている部分の構成図
【図3】同生体情報測定装置の測定時の説明図
【図4】本発明の実施例2における生体情報測定装置の把持部の把持部電極がはめ込まれている部分の構成図
【図5】従来の生体情報測定装置の外観図
【符号の説明】
2 把持部
3 把持部電極(電極)
5 足部電極(電極)
6 キーボード(入力手段)
10、11 導電板
12 断面略コの字状の凹部(凹部)
16 ネジ(固定手段)
17 インピーダンス測定手段
18 カバー
19 断面V字状の凹部(凹部)
28 ジョイント(固定手段)
33 被測定者
34 マイクロコンピュータ(情報処理手段)
Claims (6)
- 被測定者に接触する少なくとも2つの電極と、前記電極間のインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段と、被測定者の身体的特徴をあらわす被測定者情報を入力する入力手段と、インピーダンスと被測定者情報から被測定者の生体に関する情報を算出する情報処理手段を有した生体情報測定装置において、被測定者が手で把持する略円筒形状の把持部を備え、前記把持部は円周に沿って表面より一段落ち込んだ凹所を有し、前記電極の少なくとも1つの電極は、前記把持部に設けられた把持部電極であり、前記把持部電極は前記把持部の凹所に勘合し把持部の表面と同一面か落ち込んで位置するように形成した導電板を前記凹所にはめ込む構成としたことを特徴とする生体情報測定装置。
- 被測定者に接触する少なくとも2つの電極と、前記電極間のインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段と、被測定者の身体的特徴をあらわす被測定者情報を入力する入力手段と、インピーダンスと被測定者情報から被測定者の生体に関する情報を算出する情報処理手段を有した生体情報測定装置において、被測定者が手で把持する略円筒形状の把持部を備え、前記電極の少なくとも1つの電極は、被測定者が手で把持する略円筒形状の把持部に設けられた把持部電極であり、前記把持部電極は、互いに電気的に接続され把持部の円周を覆う断面円弧形状をした複数の導電板と、複数の導電板の端部どうしを固定する固定手段とから構成されており、前記複数の導電板の少なくとも一方の端部どうしは、前記把持部の円周に有した凹部に嵌合する形状を有し、前記凹部に嵌合した端部どうしを固定する固定手段は、前記凹部と前記凹部に嵌合した端部を覆うと共に、前記凹部と端部を覆う表面を把持部電極の表面と同形状で手に沿う断面円弧形状としたことを特徴とする生体情報測定装置。
- 前記固定手段の内少なくとも1つの固定手段は、複数の導電板の固定と電気的接続を同時に行うことを特徴とする請求項2に記載の生体情報測定装置。
- 前記固定手段の内少なくとも1つの固定手段は、複数の導電板の固定とインピーダンス測定手段との電気的接続を同時に行うことを特徴とする請求項2または3に記載の生体情報測定装置。
- 前記固定手段の内少なくとも1つの固定手段は、導電体で形成されたものであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の生体情報測定装置。
- 前記凹部内で複数の導電板を電気的に接合する固定手段を有し、前記凹部と前記導電板の端部と固定手段を覆うと共に表面を手に沿う形状にしたカバーを有することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の生体情報測定装置。
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