JP4421641B2 - 発光装置の駆動方法 - Google Patents
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Description
、薄膜トランジスタ(以下TFTと表記)を基板上に作り込んで形成された発光装
置の駆動方法に関する。また発光装置を表示部に用いた電子機器に関する。ここ
では発光素子の代表的なものとして、EL素子を例に挙げて述べる。
するものと、三重項励起子からの発光(燐光)を利用するものの両方を示すものと
する。
光装置は、液晶表示装置と異なり自発光型である。EL素子は一対の電極(陽極
と陰極)間にEL層が挟まれた構造となっているが、EL層は通常、積層構造と
なっている。代表的には、コダック・イーストマン・カンパニーのTangらが提案
した「正孔輸送層/発光層/電子輸送層」という積層構造が挙げられる。この構
造は非常に発光効率が高く、現在、研究開発が進められているEL表示装置はほ
とんどこの構造を採用している。
層する構造、または正孔注入層/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/電子注入層
の順に積層する構造でも良い。発光層に対して蛍光性色素等をドーピングしても
良い。
って上述した正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層等は、
全てEL層に含まれる。
それにより発光層においてキャリアの再結合が起こって発光する。この時、EL
素子の発光輝度はEL素子に流れる電流に比例する。
ても輝度が変化してしまう。このような劣化が生ずると、EL素子を発光装置と
して用いた場合、表示パターンの焼きつきを生じたり、正確な階調表示が出来な
くなったりしてしまう。
る輝度変化は著しい。そこで、EL素子自体の劣化を抑えるためにEL素子に逆
方向バイアスを印加する方法が、特開2001−109432号公報、特開20
01−222255号公報等にて提案されている。ここでは、EL素子に電流が
流れるように陽極・陰極間に電圧を印加した状態、すなわち、陽極の電位が陰極
の電位よりも高い状態を順方向バイアス、逆に、陰極の電位が陽極の電位よりも
高い状態を逆方向バイアスとしている。順方向バイアスを印加した場合、その電
圧に応じた電流がEL素子に流れて発光する。逆方向バイアスを印加した場合、
EL素子には電流が流れず、発光しない。
て印加し、駆動する方法を、ここでは交流駆動と定義している。
があるが、高解像度化に伴う画素数の増加や動画表示のため、高速な動作が要求
されるものに関しては、アクティブマトリクス型が向いている。
バラツキの影響を受けにくいデジタル時間階調方式がある。
時間階調方式で各画素に、駆動用TFT・スイッチング用TFTの他に消去用T
FTを用いることで高精度の多階調表示を実現することが出来る。以後本明細書
ではこの駆動方式をSES(Simultaneous Erase Scan)駆動と表記する。
、劣化の程度に応じてそれぞれの画素の輝度に差が生じてしまい、表示パターン
がやきついてしまったり、正確な階調表示が出来なくなったりしてしまう。
る輝度変化は著しい。そこで、EL素子自体の劣化を抑えるためにEL素子に逆
方向バイアスを印加する方法が提案されている。
し、更にEL素子自体の劣化を低減するために逆方向バイアスを印加する場合の
具体的な画素構成と駆動方法を提案することを課題とする。
加することを特徴とする。具体的には、従来の方法によって逆方向バイアスを印
加する場合、電源電位を変化させることによって行っていたため、その変化に伴
って、他の部分を構成するTFTの耐圧等が問題となりやすかった。本発明にお
いては、新たに逆方向バイアス用の電位を有する電源線を設け、専用のTFTの
ON、OFFによって逆方向バイアス印加のタイミングが決定される。さらに、
前記専用のTFTによって、1行ごとに逆方向バイアス印加のタイミングを決定
することが可能となる。
よって、各ラインの消去期間中と逆方向バイアス期間を同期させることができ、
高デューティ比を実現することが出来る。
向バイアスを印加することによる劣化防止の効果を十分に得て、かつ消費電流や
、TFTおよびEL素子の耐圧等にも問題のない構成とすることが出来る。
発光素子が設けられた複数の画素がマトリクス状に配置された画素部と、前記
画素部を駆動するソース信号線駆動回路およびゲート信号線駆動回路とが設けら
れたパネルと、
前記ソース信号線駆動回路およびゲート信号線駆動回路を駆動するタイミング
信号および映像信号を生成する第1の手段と、
前記パネルにおいて用いられる所望の電源を供給する第2の手段とを有する発
光装置であって、
前記複数の画素はそれぞれ、
画素への映像信号の入力を制御する第3の手段と、
入力された映像信号に従って、前期発光素子の発光もしくは非発光を決定し、
前記発光素子の発光時に、前記発光素子の第1の電極と第2の電極との間に順方
向バイアスを印加し、電流を供給する第4の手段と、
前記発光素子に供給される電流を強制的に遮断する第5の手段と、
前記発光素子の第1の電極と第2の電極との間に逆方向バイアスを印加する第
6の手段とを有することを特徴としている。
良い。さらに、第3乃至第6の手段は、映像信号を制御信号とし、同通、非導通
が選択出来るものであれば良い。
発光素子が設けられた複数の画素を有する発光装置であって、
前記複数の画素はそれぞれ、
ソース信号線と、第1乃至第3のゲート信号線と、第1乃至第3の電源線と、
第1乃至第4のトランジスタと、前記発光素子とを有し、
前記第1のトランジスタのゲート電極は、前記第1のゲート信号線と電気的に
接続され、第1の電極は、前記ソース信号線と電気的に接続され、第2の電極は
、前記第2のトランジスタの第1の電極および、前記第3のトランジスタのゲー
ト電極と電気的に接続され、
前記第2のトランジスタのゲート電極は、前記第2のゲート信号線と電気的に
接続され、第2の電極は、前記第1の電源線と電気的に接続され、
前記第3のトランジスタの第1の電極は、前記第1の電源線と電気的に接続さ
れ、第2の電極は、前記発光素子の第1の電極および、前記第4のトランジスタ
の第1の電極と電気的に接続され、
前記第4のトランジスタのゲート電極は、前記第3のゲート信号線と電気的に
接続され、第2の電極は、前記第2の電源線と電気的に接続され、
前記発光素子の第2の電極は、前記第3の電源線と電気的に接続されているこ
とを特徴としている。
発光素子が設けられた複数の画素を有する発光装置であって、
前記複数の画素はそれぞれ、
ソース信号線と、第1、第2のゲート信号線と、第1乃至第3の電源線と、第
1乃至第4のトランジスタと、前記発光素子とを有し、
前記第1のトランジスタのゲート電極は、前記第1のゲート信号線と電気的に
接続され、第1の電極は、前記ソース信号線と電気的に接続され、第2の電極は
、前記第2のトランジスタの第1の電極および、前記第3のトランジスタのゲー
ト電極と電気的に接続され、
前記第2のトランジスタのゲート電極は、前記第2のゲート信号線と電気的に
接続され、第2の電極は、前記第1の電源線と電気的に接続され、
前記第3のトランジスタの第1の電極は、前記第1の電源線と電気的に接続さ
れ、第2の電極は、前記発光素子の第1の電極および、前記第4のトランジスタ
の第1の電極と電気的に接続され、
前記第4のトランジスタのゲート電極は、前記第2のゲート信号線と電気的に
接続され、第2の電極は、前記第2の電源線と電気的に接続され、
前記発光素子の第2の電極は、前記第3の電源線と電気的に接続されているこ
とを特徴としている。
発光素子が設けられた複数の画素を有する発光装置であって、
前記複数の画素はそれぞれ、
ソース信号線と、第1乃至第3のゲート信号線と、第1乃至第3の電源線と、
第1乃至第4のトランジスタと、前記発光素子とを有し、
前記第1のトランジスタのゲート電極は、前記第1のゲート信号線と電気的に
接続され、第1の電極は、前記ソース信号線と電気的に接続され、第2の電極は
、前記第2のトランジスタのゲート電極と電気的に接続され、
前記第2のトランジスタの第1の電極は、前記第1の電源線と電気的に接続さ
れ、第2の電極は、前記第3のトランジスタの第1の電極と電気的に接続され、
前記第3のトランジスタのゲート電極は、前記第2のゲート信号線と電気的に
接続され、第2の電極は、前記第4のトランジスタの第1の電極および、前記発
光素子の第1の電極と電気的に接続され、
前記第4のトランジスタのゲート電極は、前記第3のゲート信号線と電気的に
接続され、第2の電極は、前記第2の電源線と電気的に接続され、
前記発光素子の第2の電極は、前記第3の電源線と電気的に接続されているこ
とを特徴としている。
発光素子が設けられた複数の画素を有する発光装置であって、
前記複数の画素はそれぞれ、
ソース信号線と、第1、第2のゲート信号線と、第1乃至第3の電源線と、第
1乃至第4のトランジスタと、前記発光素子とを有し、
前記第1のトランジスタのゲート電極は、前記第1のゲート信号線と電気的に
接続され、第1の電極は、前記ソース信号線と電気的に接続され、第2の電極は
、前記第2のトランジスタのゲート電極と電気的に接続され、
前記第2のトランジスタの第1の電極は、前記第1の電源線と電気的に接続さ
れ、第2の電極は、前記第3のトランジスタの第1の電極と電気的に接続され、
前記第3のトランジスタのゲート電極は、前記第2のゲート信号線と電気的に
接続され、第2の電極は、前記第4のトランジスタの第1の電極および、前記発
光素子の第1の電極と電気的に接続され、
前記第4のトランジスタのゲート電極は、前記第2のゲート信号線と電気的に
接続され、第2の電極は、前記第2の電源線と電気的に接続され、
前記発光素子の第2の電極は、前記第3の電源線と電気的に接続されているこ
とを特徴としている。
発光素子が設けられた複数の画素を有し、前記発光素子の発光時間の差を制御
して階調の表現を行う発光装置の駆動方法であって、
1フレーム期間は、n個(nは自然数、2<n)のサブフレーム期間を有し、
前記サブフレーム期間はそれぞれ、
映像信号の画素への書き込みを行うアドレス(書き込み)期間と、
前記画素に書き込まれた映像信号に基づき、前記発光素子の発光、非発光を制
御して表示を行う、サステイン(発光)期間とを有し、
前記n個のサブフレーム期間より選ばれたm個(mは自然数、0<m≦n−1)
のサブフレーム期間はそれぞれ、
前記サステイン(発光)期間の終了後、画素にリセット信号の書き込みを行う、
互いに期間の重複しないm個のリセット期間と、
前記リセット信号が書き込まれた行において、前記発光素子の状態を強制的に
非発光状態とする、互いに期間の重複しないm個の消去期間とを有し、
前記m個のサブフレーム期間より選ばれたk個(kは自然数、0<k≦m)のサ
ブフレーム期間はそれぞれ、
前記発光素子の発光時に、前記発光素子の第1の電極と第2の電極間に印加さ
れている順方向バイアス電圧に対し、その極性の反転した逆方向バイアス電圧を
印加する、互いに期間の重複しないk個の逆方向バイアス期間と、
前記逆方向バイアス期間において印加された逆方向バイアス電圧が前記発光素
子の第1の電極と第2の電極間に印加され続けるk個の逆方向バイアス印加期間
とを有し、
前記アドレス(書き込み)期間、前記サステイン(発光)期間、前記リセット期間
、前記消去期間、前記逆方向バイアス期間、および前記逆方向バイアス印加期間
は、それぞれが互いに一部重複する期間を有し、
かつ、ある特定のサブフレーム期間において、前記逆方向バイアス印加期間は
、前記消去期間中に設けられていることを特徴としている。
前記順方向バイアス電圧をV1、前記逆方向バイアス電圧をV2としたとき、
|V1|≧|V2|を満たすことを特徴としている。
要なく、EL素子に逆方向バイアスを印加することが可能となった。さらに、従
来行われていた逆方向バイアス印加の方法のように、電源線の電位を変化させる
ことによって面内の画素全てを同時に逆方向バイアス印加の状態とするのではな
く、行毎に逆方向バイアスを印加することが出来るため、SES駆動における消
去期間と同期して逆方向バイアス期間を設けることが出来る。よって、新たに期
間を設けてデューティ比の低下を招くことなく、逆方向バイアス期間を設けるこ
とが出来、EL素子の長寿命化に寄与する。
ゲート信号線駆動回路の電源電圧を大きく上げる必要が無いので、消費電力の面
でも有利となった。
図1は、本発明にて交流駆動を行うための画素構成の一実施形態を示している
。
線(SEL)102、消去用ゲート信号線(RSE)103、逆方向バイアス用ゲー
ト信号線(RBS)104、第3の手段にあたるスイッチング用TFT105、第
5の手段にあたる消去用TFT106、第4の手段にあたる駆動用TFT107
、第6の手段にあたる逆方向バイアス用TFT108、EL素子109、電流供
給線(VA)111、逆方向バイアス用電源線(VB)112とを有している。EL素
子109の一方の電極(画素電極)は、駆動用TFT107のソース領域もしくは
ドレイン領域のいずれか一方に接続され、他方の電極(対向電極)は、対向電源線
(VC)113に接続されている。
のLレベル/Hレベルの電位を示す。例えば、ソース信号線101の場合、信号
がLレベルのとき0V、Hレベルのとき7Vである。また、電流供給線111の
電位は6V、逆方向バイアス用電源線112の電位は−14Vである。なお、こ
こに付した電位は一例であり、必ずしもこの電位としなくとも、図1(A)の回路
は動作が可能である。各部のTFTのON、OFFのタイミングと、ゲート・ソ
ース間電圧等を考慮して、適宜決定すれば良い。
イアス用TFT108がいずれもNチャネル型、駆動用TFT107がPチャネ
ル型、EL素子109において、電流供給線111に接続されている側が陽極、
対向電源線113に接続されている側が陰極である場合の動作について説明する
。
ート信号線102にパルスが入力され、Hレベル(9V)となり、スイッチング用
TFT105がONし、ソース信号線101に出力されている映像信号が駆動用
TFT107のゲート電極に入力される。ここでは駆動用TFT107がPチャ
ネル型であるため、映像信号がHレベル(7V)のときOFFし、Lレベル(0V)
のときONする。
T107がONすることによって、電流供給線111の電位(6V)が画素電極に
入力され、対向電源線113の電位(−10V)との電位差によりEL素子109
に順方向バイアスが印加され、EL素子109に電流が流れ発光する。また、駆
動用TFT107がOFFのときは、EL素子109には電流が流れず、非発光
となる。
線103にパルスが入力され、Hレベル(9V)となり、消去用TFT106がO
Nする。消去用TFT106がONすることによって、駆動用TFT107のゲ
ート電極に電流供給線111の電位(6V)が入力され、したがって駆動用TFT
107のゲート・ソース間電圧が0となり、駆動用TFT107がOFFする。
よって、EL素子109は非発光となる。
ス用ゲート信号線104にパルスが入力され、Hレベル(−10V)となり、逆方
向バイアス用TFT108がONする。逆方向バイアス用TFT108がONす
ることによって、画素電極に逆方向バイアス用電源線112の電位(−14V)が
入力される。ここで、逆方向バイアス用電源線112の電位(−14V)を対向電
源線113の電位(−10V)よりも低く設定してあるので、EL素子109には
逆方向バイアスが印加される。逆方向バイアス用ゲート信号線104にHレベル
の電位(−10V)が入力されている間は、EL素子109に逆方向バイアスが印
加され続ける。
イアス用TFT108がOFFしても、EL素子109そのもの、つまりEL素
子109の陽極・陰極間に寄生する容量、もしくは画素電極とある一定電位との
間に設けられた容量によって、画素電極の電荷は保持され、EL素子109には
逆方向バイアスが印加され続ける。
ート信号線とは別に設けてあるので、消去期間に対して逆方向バイアス期間を任
意の長さで設定することが出来る。また、逆方向バイアス期間と各ラインの消去
期間とを同じタイミングで設けることによって、ディーティ比を低下させること
なく、交流駆動が可能となる。
図2は、本発明にて交流駆動を行うための画素構成で、実施形態1とは異なる
一実施形態を示している。
線(SEL)202、消去・逆方向バイアス用ゲート信号線(RSE)203、スイ
ッチング用TFT204、消去用TFT205、駆動用TFT206、逆方向バ
イアス用TFT207、EL素子208、電流供給線(VA)210、逆方向バイ
アス用電源線(VB)211とを有し、EL素子208の一方の電極(画素電極)は
、駆動用TFT206のソース領域もしくはドレイン領域のいずれか一方に接続
され、他方の電極(対向電極)は、対向電源線(VC)212に接続されている。
のLレベル/Hレベルの電位を示す。例えば、ソース信号線201の場合、信号
がLレベルのとき0V、Hレベルのとき7Vである。また、電流供給線210の
電位は6V、逆方向バイアス用電源線211の電位は−14Vである。なお、こ
こに付した電位は一例であり、必ずしもこの電位としなくとも、図2(A)の回路
は動作が可能である。各部のTFTのON、OFFのタイミングと、ゲート・ソ
ース間電圧等を考慮して、適宜決定すれば良い。
向バイアス用TFT207がいずれもNチャネル型、駆動用TFT206がPチ
ャネル型、EL素子208において、電流供給線210に接続されている側が陽
極、対向電源線212に接続されている側が陰極である場合の動作について説明
する。
ート信号線202にパルスが入力され、Hレベル(9V)となり、スイッチング用
TFT204がONし、201に出力されている映像信号が駆動用TFT206
のゲート電極に入力される。ここでは駆動用TFT206がPチャネル型である
ため、映像信号がHレベル(7V)のときOFFし、Lレベル(0V)のときONす
る。
T206がONすることによって、電流供給線210の電位(6V)が画素電極に
入力され、対向電源線212の電位(−10V)との電位差によりEL素子208
に順方向バイアスが印加され、EL素子208に電流が流れ発光する。また、駆
動用TFT206がOFFのときは、EL素子208には電流が流れず、非発光
となる。
消去・逆方向バイアス用ゲート信号線203にパルスが入力され、Hレベル(9
V)となり、消去用TFT205、逆方向バイアス用TFT207がONする。
消去用TFT205がONすることによって、駆動用TFT206のゲート電極
に電流供給線210の電位(6V)が入力され、駆動用TFT206のゲート電極
とソース電極の電位差が0となり、駆動用TFT206がOFFする。
ス用電源線211の電位(−14V)が画素電極に入力される。ここで、逆方向バ
イアス用電源線211の電位(−14V)を対向電源線212の電位(−10V)よ
りも低く設定してあるので、EL素子208には逆方向バイアスが印加される。
消去・逆方向バイアス用ゲート信号線203にHレベルの電位(−10V)が入力
されている間は、EL素子208に逆方向バイアスが印加され続ける。
方向バイアス用TFT207がOFFしても、EL素子208そのものが有する
容量、もしくは画素電極とある一定電位との間に設けられた容量によって、画素
電極の電荷は保持され、EL素子208に逆方向バイアスが印加され続ける。
ty比を実現出来る。また、消去・逆方向バイアス期間を延長し、任意の長さに
設定するようにしても良い。
図3は、本発明にて交流駆動を行うための画素構成で、実施形態1、2とは異
なる一実施形態を示している。
線(SEL)302、消去用ゲート信号線(RSE)303、逆方向バイアス用ゲー
ト信号線(RBS)304、スイッチング用TFT305、駆動用TFT306、
消去用TFT307、逆方向バイアス用TFT308、EL素子309、電流供
給線(VA)311、逆方向バイアス用電源線(VB)312とを有し、EL素子30
9の一方の電極(画素電極)は、駆動用TFT306のソース領域もしくはドレイ
ン領域のいずれか一方に接続され、他方の電極(対向電極)は、対向電源線(VC)
313に接続されている。
のLレベル/Hレベルの電位を示す。例えば、ソース信号線301の場合、信号
がLレベルのとき0V、Hレベルのとき7Vである。また、電流供給線311の
電位は6V、逆方向バイアス用電源線312の電位は−14Vである。なお、こ
こに付した電位は一例であり、必ずしもこの電位としなくとも、図3(A)の回路
は動作が可能である。各部のTFTのON、OFFのタイミングと、ゲート・ソ
ース間電圧等を考慮して、適宜決定すれば良い。
08がNチャネル型、駆動用TFT306、消去用TFT307がPチャネル型
、EL素子309において、電流供給線311に接続されている側が陽極、対向
電源線313に接続されている側が陰極である場合の動作について説明する。
ート信号線302にパルスが入力され、Hレベル(9V)となり、スイッチング用
TFT305がONし、ソース信号線301に出力されている映像信号が駆動用
TFT306のゲート電極に入力される。ここでは駆動用TFT306がPチャ
ネル型であるため、映像信号がHレベル(7V)のときOFFし、Lレベル(0V)
のときONする。
用TFT307がONする。
ート信号線303に常にLレベルの電位(−2V)が入力され、消去用TFT30
7はONし続ける。更に、駆動用TFT306がONすることによって、電流供
給線311の電位(6V)が画素電極に入力され、対向電源線313の電位(−1
0V)との電位差によりEL素子309に順方向バイアスが印加され、EL素子
309に電流が流れ発光する。また、駆動用TFT306がOFFのときは、E
L素子309に電流は流れず、非発光となる。
線303に常にHレベルの電位(9V)が入力され、消去用TFT307がOFF
し続ける。消去用TFT307がOFFすることによって、電流供給線311か
らEL素子309への電流供給の経路が遮断され、EL素子309は非発光とな
る。実施形態1、2の場合と異なり、ここでは消去用TFT307は、発光期間
を通じてONし続け、消去期間を通じてOFFし続けている。
ス用ゲート信号線304にパルスが入力され、Hレベル(−10V)となり、逆方
向バイアス用TFT308がONする。逆方向バイアス用TFT308がONす
ることによって、画素電極に逆方向バイアス用電源線312の電位(−14V)が
入力される。ここで、逆方向バイアス用電源線312の電位(−14V)を対向電
源線313の電位(−10V)よりも低く設定してあるので、EL素子には逆方向
バイアスが印加される。逆方向バイアス用ゲート信号線304にHレベルの電位
(−10V)が入力されている間は、EL素子309に逆方向バイアスが印加され
続ける。
イアス用TFT308がOFFしても、EL素子309そのものが有する容量、
もしくは画素電極とある一定電位との間に設けられた容量によって、画素電極の
電荷は保持され、EL素子309には逆方向バイアスが印加され続ける。
アス期間図と各ラインの消去期間とを重ねることができ、高duty比が実現出
来る。また、逆方向バイアス期間を任意の長さに設定することが出来る。
図4は、本発明にて交流駆動を行うための画素構成で、実施形態1〜3とは異
なる一実施形態を示している。
線(SEL)402、消去・逆方向バイアス用ゲート信号線(RSE)403、スイ
ッチング用TFT404、駆動用TFT405、消去用TFT406、逆方向バ
イアス用TFT407、EL素子408、電流供給線(VA)410、逆方向バイ
アス用電源線(VB)411とを有し、EL素子408の一方の電極(画素電極)は
、駆動用TFT405のソース領域もしくはドレイン領域のいずれか一方に接続
され、他方の電極(対向電極)は、対向電源線(VC)412に接続されている。
のLレベル/Hレベルの電位を示す。例えば、ソース信号線401の場合、信号
がLレベルのとき0V、Hレベルのとき7Vである。また、電流供給線410の
電位は6V、逆方向バイアス用電源線411の電位は−14Vである。なお、こ
こに付した電位は一例であり、必ずしもこの電位としなくとも、図4(A)の回路
は動作が可能である。各部のTFTのON、OFFのタイミングと、ゲート・ソ
ース間電圧等を考慮して、適宜決定すれば良い。
チャネル型、駆動用TFT405、消去用TFT406がPチャネル型、電流供
給線410を陽極電位、対向電源線412を陰極電位とした場合の駆動について
説明する。EL素子408において、電流供給線410に接続されている側が陽
極、対向電源線412に接続されている側が陰極である場合の動作について説明
する。
ート信号線402にパルスが入力され、Hレベル(9V)となり、スイッチング用
TFT404がONし、401に出力されている映像信号が駆動用TFT405
のゲート電極に入力される。ここでは駆動用TFT405がPチャネル型である
ため、映像信号がHレベル(7V)のときOFFし、Lレベル(0V)のときONす
る。
が入力され、消去用TFT406がONし、逆方向バイアス用TFT407がO
FFする。
方向バイアス用ゲート信号線403に常にLレベルの電位(−16V)が入力され
、消去用TFT406はONし続け、逆方向バイアス用TFT407はOFFし
続ける。
(6V)が画素電極に入力され、対向電源線412の電位(−10V)との電位差に
よりEL素子408に順方向バイアスが印加され、EL素子408に電流が流れ
発光する。また、駆動用TFT405がOFFのときは、EL素子408には電
流が流れず、非発光となる。
消去・逆方向バイアス用ゲート信号線403に常にHレベルの電位(9V)が入力
され、消去用TFT406がOFFし、逆方向バイアス用TFT407がONす
る。この動作により、逆方向バイアス用電源線の電位(−14V)が画素電極に入
力される。ここで、逆方向バイアス用電源線411の電位(−14V)を対向電源
線412の電位(−10V)よりも低く設定してあるので、EL素子408には逆
方向バイアスが印加される。消去・逆方向バイアス用ゲート信号線403にHレ
ベルの電位(9V)が入力されている間は、消去用TFT406がOFFし続ける
ことによって電流供給線410からEL素子408への電流供給経路が遮断され
、EL素子408は非発光となり、逆方向バイアス用TFT407がONし続け
ることによってEL素子408に逆方向バイアスが印加され続ける。
ty比が実現出来る。また、消去・逆方向バイアス期間を延長し、任意の長さに
設定することが出来る。
ラー表示の発光装置において、R、G、BそれぞれのEL素子に合わせた任意の
値の逆方向バイアスを印加することが出来る。
て逆方向バイアス用電源線の電位を共通化し、隣接する画素で逆方向バイアス用
電源線を共用しても良い。この場合、配線数を減らすことが出来、高開口率が期
待出来る。
わち定電圧駆動方式を例にとって説明しているが、EL素子の寿命を考慮した場
合、駆動用TFTを飽和領域で動作させ、EL素子に一定の電流を供給すること
の出来る定電流駆動を行うことが望ましい。
る場合は、発光装置1201という形で内蔵される。ここで、発光装置1201
とは、パネルと、パネルを駆動するための信号処理用LSI、メモリ等を実装し
た基板とを接続した形態を指す。
、パネル650、駆動回路660を有する。
、外部バッテリーより供給される電源より、ソース信号線駆動回路、ゲート信号
線駆動回路、発光素子、信号生成部611等に、それぞれ所望の複数の電圧値の
電源を生成し、供給する。信号生成部611には、電源、映像信号、同期信号が
入力され、発光装置650にて処理が出来るように、各種信号の変換を行う他、
ソース信号線駆動回路、ゲート信号線駆動回路を駆動するためのクロック信号等
を生成する。
、書込用ゲート信号線駆動回路603、消去用ゲート信号線駆動回路604、逆
方向バイアス用ゲート信号線駆動回路605、FPC606等を配置することに
よって構成される。
動回路602、書込用ゲート信号線駆動回路603、消去用ゲート信号線駆動回
路604、逆方向バイアス用ゲート信号線駆動回路605等が配置されている。
EL素子の対向電極は、画素部601全体面に形成されており、FPC606を
通じて、対向電位が与えられる。ソース信号線駆動回路602、書込用ゲート信
号線駆動回路603、消去用ゲート信号線駆動回路604、逆方向バイアス用ゲ
ート信号線駆動回路605を駆動するための信号、及び電源の供給はFPC60
6を通じて、駆動回路660より行われる。
グに設ける場合等は、消去・逆方向バイアス用ゲート信号線駆動回路607と、
同一駆動回路を使用することができ、狭額縁化が可能である。
および電源部612を含む駆動回路660とは独立して作成されているが、これ
らを基板上に一体形成して作製しても良い。
概略図を図7に、ゲート信号線駆動回路の概略図を図8に示す。
フトレジスタ702、第1のラッチ回路703a、第2のラッチ回路703b、
レベルシフタ704、バッファ705等を有する。外部より入力される信号は、
クロック信号(S−CK)、反転クロック信号(S−CKb)、スタートパルス(S
−SP)、デジタル映像信号(Digital Video Data)である。図7のような構成の
場合、デジタル映像信号は、例えば「最上位ビットの1行目→2行目→・・・最
終行、→第2ビットの1行目→2行目→・・・最終行、→・・・最下位ビットの
1行目→2行目→・・・最終行」というように、直列に入力される。
に従って、シフトレジスタ702より、順次サンプリングパルスが出力される。
続いて、サンプリングパルスは、第1のラッチ回路703aに入力され、サンプ
リングパルスが入力されたタイミングで、ビット毎のデジタル映像信号を取り込
み、保持する。この動作が、1列目から順に行われる。
ると、水平帰線期間中にラッチパルスが入力され、このタイミングで、第1のラ
ッチ回路703aにおいて保持されているデジタル映像信号は、一斉に第2のラ
ッチ回路703bへと転送される。その後、レベルシフタにおいてパルスの振幅
変換を受け、続いて、バッファにおいて映像信号波形が整形された後、それぞれ
のソース信号線S1〜Sxへと出力される。
なるシフトレジスタ802、レベルシフタ803、バッファ804等を有する。
外部より入力される信号は、クロック信号(G−CK)、反転クロック信号(G−
CKb)、スタートパルス(G−SP)である。
に従って、シフトレジスタ802より、順次パルスが出力される。続いて、レベ
ルシフタ803によってパルスの振幅変換を受け、続いて、バッファにおいてパ
ルス波形が整形された後、ゲート信号線G1〜Gyを順次選択するパルスとして
、それぞれのゲート信号線へと出力される。最終行Gyでの選択が終了すると、
垂直帰線期間を経たあと、再びシフトレジスタ802よりパルスが出力され、順
にゲート信号線の選択を行う。
ト信号線に全く同じタイミングのパルスを入力する場合、図9に示すような方法
で、消去用ゲート信号線駆動回路と逆方向バイアス用ゲート信号線駆動回路を同
一にすることができ、狭額縁化が可能である。
なるシフトレジスタ902、レベルシフタ903、バッファ904、電圧変換回
路905等を有する。外部より入力される信号は、クロック信号(G−CK)、反
転クロック信号(G−CKb)、スタートパルス(G−SP)である。
2から順次出力されるパルスは、レベルシフタ903による振幅変換、また、バ
ッファ904によってパルス波形の成形を受けた後、そのまま消去用ゲート信号
線G1〜Gyに出力されるものと、電圧変換回路905に入力されるものとに分
かれる。後者は、電圧変換回路905によって、所望の振幅(VH−VL間)を有す
るパルスに変換され、逆方向バイアス用ゲート信号線Gb1〜Gbyに出力され
る。また、電圧変換回路905は消去用ゲート信号線G1〜Gyの側に設けられ
ていても良い。
の実際の動作タイミングについて、図10、図11を用いて説明する。
て、6つのサブフレーム期間SF1〜SF6に分割している。各サブフレーム期
間は、アドレス(書き込み)期間Taと、サステイン(発光)期間Tsとを有する。
各サブフレーム期間のサステイン(発光)期間は、それぞれの長さが異なっており
、どのサブフレームにおいてEL素子を発光させるかによって、1フレーム期間
あたりの各画素の発光時間が決定し、この長短によって階調表示を行う。
、一部のサブフレーム期間においては、サステイン(発光)期間がアドレス(書き
込み)期間よりも短くなるものが現れる。この場合、異なるサブフレーム期間が
有するアドレス(書き込み)期間が重複することは出来ないため、さらにリセット
期間Trと、消去期間Teとを有する。
する期間であり、消去期間Trとはリセット期間に入力された信号に基づいて、
EL素子の非発光状態が続いている期間である。
から順に書込用ゲート信号線にパルスが入力され、ソース信号線に出力されてい
るデジタル映像信号を書き込んでいく。デジタル映像信号が書き込まれた行にお
いては直ちにサステイン(発光)期間Ts1へと移る。1行目〜最終行まで書込作
業が完了するとアドレス(書き込み)期間Ta1は終了する。次にサステイン(発
光)期間Ta1が終了した1行目より、書込用ゲート信号線にパルスが入力され
、SF2のアドレス(書き込み)期間Ta2が開始される。
み)期間Ta4が開始される。ここで、アドレス(書き込み)期間Ta4はサステ
イン(発光)期間Ts4よりも長いため、サステイン(発光)期間Ts4の終了後直
ちに次のアドレス(書き込み)期間Ta5を開始することが出来ない。よって、サ
ステイン(発光)期間Ts4が終了した1行目より、リセット期間Tr4が開始さ
れる。このときの消去期間Te4の長さは、通常、図11(A)のように1行目の
サステイン(発光)期間が終了した後から、最終行のアドレス(書き込み)期間が終
了するまでの長さとなる。
6が終了すると1フレーム期間が終了し、次のフレーム期間となる。
0を用いて説明する。
ブフレームはアドレス(書き込み)期間Ta、サステイン(発光)期間Tsを有する
。また、アドレス(書き込み)期間Taがサステイン(発光)期間Tsよりも長いサ
ブフレーム(ここではSF4、SF5、SF6が該当する)はアドレス(書き込み)
期間Ta、サステイン(発光)期間Tsの他に、リセット期間Tr、消去期間Te
、逆方向バイアス期間Tb、逆方向バイアス印加期間Tiを有する。
、サステイン(発光)期間Tsとはアドレス(書き込み)期間において、書き込まれ
たデジタル映像信号に基づいて、EL素子が発光、または非発光状態をとる期間
である。どのサブフレーム期間でEL素子が発光するかによって、1フレーム期
間あたりの各画素の発光時間が決まり、この長短によって階調表示を行う。
する期間であり、消去期間Trとはリセット期間に入力された信号に基づいて、
ELの非発光状態が続いている期間である。また、逆方向バイアス期間Tbとは
、EL素子に逆方向バイアスを印加するための信号を画素に入力する期間であり
、逆方向バイアス印加期間Tiとは逆方向バイアス期間Tbに入力された信号に
基づいて、EL素子に逆方向バイアスが印加されている状態が続いている期間で
ある。
ら順に書込用ゲート信号線にパルスが入力され、ソース信号線に出力されている
デジタル映像信号を書き込んでいく。デジタル映像信号が書き込まれた行におい
ては直ちにサステイン(発光)期間Ts1へと移る。1行目〜最終行まで書込作業
が完了するとアドレス(書き込み)期間Ta1は終了する。次にサステイン(発光)
期間Ta1が終了した1行目より、書込用ゲート信号線にパルスが入力され、S
F2のアドレス(書き込み)期間Ta2が開始される。
期間Ta4が開始される。ここで、アドレス(書き込み)期間Ta4はサステイン
(発光)期間Ts4よりも長いため、サステイン(発光)期間Ts4の終了後直ちに
次のアドレス(書き込み)期間Ta5を開始することが出来ない。よって、サステ
イン(発光)期間Ts4が終了した1行目より、リセット期間Tr4が開始される
。このときの消去期間Te4の長さは、通常、図10(A)のように1行目のサス
テイン(発光)期間が終了した後から、最終行のアドレス(書き込み)期間が終了す
るまでの長さとなる。
いて、消去期間Te4と逆方向バイアス印加期間が同時となり、各行ごとに逆方
向バイアスが印加されていく。続いて、SF5のアドレス(書き込み)期間Ta5
が開始される。SF5、SF6が終了すると1フレーム期間が終了し、次のフレ
ーム期間となる。
Tei6を任意の長さに延長し、EL素子に逆方向バイアスが印加される時間を
調整することも可能である。
期間Tr4と逆方向バイアス期間Tb4を独立させることができ、逆方向バイア
ス印加期間Ti4は消去期間Te4に含まれ、且つ、隣り合う逆方向バイアス期
間Tbが重ならない範囲で任意に設定でき、EL素子に逆方向バイアスが印加さ
れる時間を調整することも可能である。
も長いサブフレームのみがリセット期間Tr、消去期間Te、逆方向バイアス期
間Tb、逆方向バイアス印加期間Tiを有する場合を説明したが、アドレス(書
き込み)期間Taがサステイン(発光)期間Tsよりも短い、または同じ長さのサ
ブフレーム期間に各期間を設け、EL素子に逆方向バイアスを印加することも可
能である。
良いし、サブフレーム期間の順序は必ずしも上位ビット→下位ビットといった順
序である必要はなく、1フレーム期間中、ランダムに並んでいても良い。
場合の素子レイアウト例を示す。また、図5(A)において、X−X'で示される
部分の断面図を図5(B)に示す。
、駆動用TFT507等が設けられ、駆動用TFT507のソース・ドレイン領
域を形成する不純物領域に接続されるように、配線材料でなるソース・ドレイン
電極が形成され、そのうちの一方と、画素電極509が、重なり合う部分で接続
するように設けられている。画素電極509上には、有機導電体膜522が設け
られ、さらに有機薄膜(発光層)523が設けられている。有機薄膜(発光層)52
3上には、対向電極524が設けられている。対向電極524は、全ての画素で
共通に接続されるように、ベタ付けの形で形成される。
509、有機導電体膜522、有機薄膜(発光層)523、対向電極524の積層
体に相当し、画素電極509と対向電極524のうちいずれか一方が陽極、他方
が陰極となる。
極524のうちいずれかを透過して発せられる。このとき、図5(B)において、
画素電極側、すなわちTFT等が形成されている側に光が発せられる場合を下面
出射、対向電極側に光が発せられる場合を上面出射と呼ぶ。
面出射の場合、対向電極524を透明導電膜によって形成される。
構成、EL素子の電極の積層順等に関してはこの限りではない。
EL素子を塗りわけても良いし、単色のEL素子をベタ付けの形で塗り、カラー
フィルタによってR・G・Bの発光を得るようにしても良い。
層との間に導電性高分子化合物からなるバッファ層を設けた発光素子において、
直流駆動(常に順方向バイアスを印加)と交流駆動(順方向バイアスと逆方向バイ
アスを一定周期で交互に印加)を行った際の輝度劣化について測定を行った結果
について述べる。
デューティ50%、交流周波数60Hzにおいて交流駆動を行った際の信頼性試
験の結果を示している。初期輝度は約400cd/cm2であった。比較用に、直流駆
動(順方向バイアス:3.65V)を行った際の信頼性試験の結果も同時に示した
。結果、直流駆動においては、400時間程度で輝度が半減したのに対し、交流
駆動においては、約700時間経過後も、半減には至らなかった。
デューティ50%、交流周波数600Hzにおいて交流駆動を行った際の信頼性
試験の結果を示している。初期輝度は約300cd/cm2であった。比較用に、直流
駆動(順方向バイアス:3.65V)を行ったさいの信頼性試験の結果も同時に示
した。結果、直流駆動においては、500時間程度で輝度が半減したのに対し、
交流駆動においては、約700時間経過後も、初期輝度の60%程度を保持して
いた。
明るい場所での視認性に優れ、視野角が広い。従って、様々な電子機器の表示部
に用いることが出来る。
ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーションシステ
ム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポ等)、ノート型パーソナル
コンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、
携帯型ゲーム機または電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的には
Digital Versatile Disc(DVD)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうる
ディスプレイを備えた装置)などが挙げられる。特に、斜め方向から画面を見る
機会が多い携帯情報端末は、視野角の広さが重要視されるため、発光装置を用い
ることが望ましい。それら電子機器の具体例を図13に示す。
表示部3003等を含む。本発明の発光装置は表示部3003に用いることが出
来る。発光装置は自発光型であるためバックライトが必要なく、液晶ディスプレ
イよりも薄い表示部とすることが出来る。なお、発光素子表示装置は、パソコン
用、TV放送受信用、広告表示用などの全ての情報表示用表示装置が含まれる。
3021、音声出力部3022、表示部3023を含む。本発明の発光装置は表
示部3023に用いることができる。
、表示部3013、操作ボタン3014、外部インターフェイス3015等を含
む。本発明の発光装置は表示部3013に用いることが出来る。
033等を含む。本発明の発光装置は表示部3032に用いることが出来る。
部3043、表示部3044、操作スイッチ3045、アンテナ3046等を含
む。本発明の発光装置は表示部3044に用いることが出来る。なお、表示部3
044は黒色の背景に白色の文字を表示することで携帯電話の消費電流を抑える
ことが出来る。
む光をレンズ等で拡大投影してフロント型若しくはリア型のプロジェクターに用
いることも可能となる。
通信回線を通じて配信された情報を表示することが多くなり、特に動画情報を表
示する機会が増してきている。有機発光材料の応答速度は非常に高いため、発光
装置は動画表示に好ましい。
なくなるように情報を表示することが望ましい。従って、携帯情報端末、特に携
帯電話や音響再生装置のような文字情報を主とする表示部に発光装置を用いる場
合には、非発光部分を背景として文字情報を発光部分で形成するように駆動する
ことが望ましい。
ることが可能である。また、本実施例の電子機器は実施例1〜5に示したいずれ
の構成の発光装置を用いても良い。
102 書込用ゲート信号線
103 消去用ゲート信号線
104 逆方向バイアス用ゲート信号線
105 スイッチング用TFT
106 消去用TFT
107 駆動用TFT
108 逆方向バイアス用TFT
109 EL素子
110 容量
111 電流供給線
112 逆方向バイアス用電源線
113 対向電源線
Claims (6)
- 発光素子を含む画素を有する発光装置の駆動方法であって、
1フレーム期間は、n個(nは自然数、2<n)のサブフレーム期間を有し、
前記n個のサブフレーム期間はそれぞれ、
前記画素に対する映像信号の書き込みを行うアドレス期間と、
前記映像信号に基づいて前記発光素子が発光または非発光となるサステイン期間と、を有し、
前記n個のサブフレーム期間から選択されたm個(mは自然数、0<m≦n−1)のサブフレーム期間はそれぞれ、
前記画素に書き込まれるリセット信号に基づいて、前記発光素子が非発光となる消去期間を有し、
前記m個のサブフレーム期間から選択されたk個(kは自然数、0<k≦m)のサブフレーム期間はそれぞれ、
前記画素に書き込まれる逆方向バイアス電圧を印加するための信号に基づいて、前記発光素子に逆方向バイアス電圧が印加される逆方向バイアス印加期間を有し、
前記消去期間と前記逆方向バイアス印加期間は重なることを特徴とする発光装置の駆動方法。 - 請求項1において、
前記発光素子が発光するときに前記発光素子に印加される順方向バイアス電圧V1と、前記順方向バイアス電圧に対して極性の反転した前記逆方向バイアス電圧V2は、|V1|≧|V2|を満たすことを特徴とする発光装置の駆動方法。 - 第1乃至第4のトランジスタと、発光素子とを含む画素を有する発光装置の駆動方法であって、
前記第1のトランジスタのゲート電極は、第1のゲート信号線と電気的に接続され、第1の電極は、ソース信号線と電気的に接続され、第2の電極は、前記第2のトランジスタの第1の電極及び前記第3のトランジスタのゲート電極と電気的に接続され、
前記第2のトランジスタのゲート電極は、第2のゲート信号線と電気的に接続され、第2の電極は、第1の電源線と電気的に接続され、
前記第3のトランジスタの第1の電極は、前記第1の電源線と電気的に接続され、第2の電極は、前記発光素子の第1の電極及び前記第4のトランジスタの第1の電極と電気的に接続され、
前記第4のトランジスタのゲート電極は、第3のゲート信号線と電気的に接続され、第2の電極は、第2の電源線と電気的に接続され、
前記発光素子の第2の電極は、第3の電源線と電気的に接続され、
1フレーム期間内に、
前記第1のトランジスタがオン、前記第2及び前記第4のトランジスタがオフである第1の期間と、
前記第1、前記第2及び前記第4のトランジスタがオフである第2の期間と、
前記第2のトランジスタがオン、前記第1、前記第3及び前記第4のトランジスタがオフである第3の期間と、
前記第1、前記第2及び前記第3のトランジスタがオフ、前記第4のトランジスタがオンである第4の期間と、を有し、
前記第3の期間において、前記発光素子は発光せず、
前記第4の期間において、前記発光素子に逆方向バイアス電圧が印加されることを特徴とする発光装置の駆動方法。 - 第1乃至第4のトランジスタと、発光素子とを含む画素を有する発光装置の駆動方法であって、
前記第1のトランジスタのゲート電極は、第1のゲート信号線と電気的に接続され、第1の電極は、ソース信号線と電気的に接続され、第2の電極は、前記第2のトランジスタの第1の電極及び前記第3のトランジスタのゲート電極と電気的に接続され、
前記第2のトランジスタのゲート電極は、第2のゲート信号線と電気的に接続され、第2の電極は、第1の電源線と電気的に接続され、
前記第3のトランジスタの第1の電極は、前記第1の電源線と電気的に接続され、第2の電極は、前記発光素子の第1の電極及び前記第4のトランジスタの第1の電極と電気的に接続され、
前記第4のトランジスタのゲート電極は、前記第2のゲート信号線と電気的に接続され、第2の電極は、第2の電源線と電気的に接続され、
前記発光素子の第2の電極は、第3の電源線と電気的に接続され、
1フレーム期間内に、
前記第1のトランジスタがオン、前記第2及び前記第4のトランジスタがオフである第1の期間と、
前記第1、前記第2及び前記第4のトランジスタがオフである第2の期間と、
前記第1及び前記第3のトランジスタがオフ、前記第2及び前記第4のトランジスタがオンである第3の期間と、を有し、
前記第3の期間において、前記発光素子に逆方向バイアス電圧が印加されることを特徴とする発光装置の駆動方法。 - 第1乃至第4のトランジスタと、発光素子とを含む画素を有する発光装置の駆動方法であって、
前記第1のトランジスタのゲート電極は、第1のゲート信号線と電気的に接続され、第1の電極は、ソース信号線と電気的に接続され、第2の電極は、前記第2のトランジスタのゲート電極と電気的に接続され、
前記第2のトランジスタの第1の電極は、第1の電源線と電気的に接続され、第2の電極は、前記第3のトランジスタの第1の電極と電気的に接続され、
前記第3のトランジスタのゲート電極は、第2のゲート信号線と電気的に接続され、第2の電極は、前記第4のトランジスタの第1の電極及び前記発光素子の第1の電極と電気的に接続され、
前記第4のトランジスタのゲート電極は、第3のゲート信号線と電気的に接続され、第2の電極は、第2の電源線と電気的に接続され、
前記発光素子の第2の電極は、第3の電源線と電気的に接続され、
1フレーム期間内に、
前記第1及び前記第3のトランジスタがオン、前記第4のトランジスタがオフである第1の期間と、
前記第3のトランジスタがオン、前記第1及び前記第4のトランジスタがオフである第2の期間と、
前記第1、前記第3及び前記第4のトランジスタがオフである第3の期間と、
前記第1及び前記第3のトランジスタがオフ、前記第4のトランジスタがオンである第4の期間と、を有し、
前記第3の期間において、前記発光素子は発光せず、
前記第4の期間において、前記発光素子に逆方向バイアス電圧が印加されることを特徴とする発光装置の駆動方法。 - 第1乃至第4のトランジスタと、発光素子とを含む画素を有する発光装置の駆動方法であって、
前記第1のトランジスタのゲート電極は、第1のゲート信号線と電気的に接続され、第1の電極は、ソース信号線と電気的に接続され、第2の電極は、前記第2のトランジスタのゲート電極と電気的に接続され、
前記第2のトランジスタの第1の電極は、第1の電源線と電気的に接続され、第2の電極は、前記第3のトランジスタの第1の電極と電気的に接続され、
前記第3のトランジスタのゲート電極は、第2のゲート信号線と電気的に接続され、第2の電極は、前記第4のトランジスタの第1の電極及び前記発光素子の第1の電極と電気的に接続され、
前記第4のトランジスタのゲート電極は、前記第2のゲート信号線と電気的に接続され、第2の電極は、第2の電源線と電気的に接続され、
前記発光素子の第2の電極は、第3の電源線と電気的に接続され、
1フレーム期間内に、
前記第1及び前記第3のトランジスタがオン、前記第4のトランジスタがオフである第1の期間と、
前記第3のトランジスタがオンであり、前記第1及び前記第4のトランジスタがオフである第2の期間と、
前記第1及び前記第3のトランジスタがオフ、前記第4のトランジスタがオンである第3の期間と、を有し、
前記第3の期間において、前記発光素子に逆方向バイアス電圧が印加されることを特徴とする発光装置の駆動方法。
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