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JP4410027B2 - 光電陰極及び電子管 - Google Patents

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Description

本発明は、入射光を吸収して光電子を励起し、光電子を放出する光電陰極、及び光電陰極を備えた電子管に関するものである。
従来より、所定波長の光を検知するために用いられる光電陰極及びそれを備えた電子管が知られている。光電陰極は、所定波長の光を吸収して光電子を放出する光吸収層を有しており、光吸収層に光が入射されてこの光が光電子に変換されることによって、光を検知することができる。
従来の光電陰極としては、Csといったアルカリ金属を含む光吸収層を備えるもののほか、InP/InGaAsPによるpn接合を用いたもの(特許文献1参照)が実用化されている。図5は、特許文献1に開示された光電陰極100の構成を示す断面図である。光電陰極100は、p型InPからなる半導体基板101と、p型InGaAsPからなり半導体基板101の表面上に形成された光吸収層102と、p型InPからなり光吸収層102上に形成された電子放出層103と、n型InPからなり電子放出層103上に所定のパターンで形成されたコンタクト層104と、コンタクト層104上に形成された電極105と、半導体基板101の裏面上に形成された電極106とを備える。そして、電極105と電極106との間に電源107によって電圧が印加されることにより、光電陰極100内部に電界が形成される。光吸収層102に光が入射すると、光吸収層102内部において光電子が励起される。光電子は電界によって加速され、電子放出層103を介して光電陰極100の外部へ放出される。
なお、本発明に関連する技術としては、特許文献1の他にも例えば特許文献2〜4に開示されたものが挙げられる。
特許第2923462号公報 特開2001−176378号公報 特開2001−202873号公報 特開2002−270861号公報
例えば特許文献1に開示された光電陰極では、光吸収層102において励起された光電子が、電子放出層103とコンタクト層104との間のp/n接合によって生じる電界により光電陰極100外部へ放出される。このとき、光電子の放出効率が高いほど、光電陰極における光電変換効率を高めることができる。本発明者らは、鋭意研究の末、効率よく光電子を放出可能な構造を見出した。
本発明は、上記した問題点を鑑みてなされたものであり、入射光により励起された光電子を効率よく放出できる光電陰極及び電子管を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明による光電陰極は、入射光に応じて光電子を放出する光電陰極であって、入射光によって励起されて光電子を生成する光吸収層と、光吸収層の表面上に形成され、光吸収層から光電子を受け取って該光電子を放出する電子放出層とを備え、電子放出層がカーボンナノチューブを含み、該カーボンナノチューブの先端における電界の集中を利用して光電子を放出することを特徴とする。
上記した光電陰極では、光吸収層に光を入射させることにより生じた光電子が電子放出層に移動する。光電子は、電子放出層の内部に電界が印加されると、電子放出層に含まれるカーボンナノチューブ(CNT:Carbon NanoTube)内部を移動する。電子放出層の表面すなわちCNTの先端部分には電界が集中するので、光電子は、CNTの先端部分から光電陰極外部へ向けて容易に放出される。従って、上記した光電陰極によれば、入射光により励起された光電子を効率よく放出することができる。
なお、本発明において、CNTは主に単層カーボンナノチューブ(SWCNT:Single Wall Carbon NanoTube)または多層カーボンナノチューブ(MWCNT:Multi Wall Carbon NanoTube)のいずれを含んでもよい。また、CNTとして、直径が長手方向に変化するもの、先端が閉じているもの或いは開いているもの、中心に空洞が有るもの或いは無いもの等、様々な形状のものを用いてもよい。また、CNTの長手方向が揃っていても(いわゆる配向性CNT)、或いは揃っていなくてもよいが、少なくとも一部のCNTの長手方向が互いに揃っていれば、CNTの先端部分に電界を効果的に集中できるので、より好ましい。
また、光電陰極は、電子放出層の表面に設けられ、電子放出層表面の仕事関数を低下させる活性層をさらに備えることを特徴としてもよい。これによって、光電子をさらに効率よく放出できるので、光電陰極の光電変換効率を高めることができる。
また、光電陰極は、電子放出層に電界を印加する電界印加手段をさらに備えることを特徴としてもよい。これによって、電子放出層の内部に電界を好適に印加することができる。
また、本発明による電子管は、上記したいずれかの光電陰極と、光電陰極から放出された光電子を直接または間接に収集するための陽極と、光電子の経路を真空状態に保持する真空容器とを備えることを特徴とする。この電子管によれば、入射光により励起された光電子を光電陰極から真空容器内に効率よく放出することができる。
本発明によれば、入射光により励起された光電子を効率よく放出できる光電陰極及び電子管を提供できる。
以下、添付図面を参照しながら本発明による光電陰極及び電子管の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明による光電陰極の第1実施形態の構成を示す断面図である。この光電陰極は、所定波長の入射光L1に応じて光電子e1を放出する装置であり、入射光L1を受ける面と光電子e1を放出する面とが同じ面である、いわゆる反射型の光電陰極である。図1を参照すると、本実施形態の光電陰極1は、光吸収層2、電子放出層3、活性層4、及びゲート電極(引出し電極)5を備えている。
光吸収層2は、入射光L1によって励起されて光電子e1を生成するための光電面である。光吸収層2は、例えばp型の半導体によって構成される。半導体はその材料により固有のエネルギーギャップを有しているので、入射光L1の波長に合うエネルギーギャップを有する半導体材料を適宜選択するとよい。また、半導体では、入射光L1により励起された光電子e1の拡散長が比較的長いので、光電子e1を効率よく電子放出層3へ移動させることができる。光吸収層2の半導体材料としては、例えばSi,Geなどが好適である。また、光吸収層2の半導体材料としては化合物半導体を用いることもできる。特に、Ga,Al,InなどのIII族元素とN,As,P,SbなどのV族元素の組み合わせによるいわゆるIII−V族化合物半導体またはこれらの混晶半導体、或いはそれらのヘテロ構造を用いると、所望の波長に感度を有する光吸収層2を容易に得られるので好適である。光吸収層2は、光電陰極1の外部に設けられる電源6のマイナス側端子に電気的に接続されており、この電源6から光吸収層2へ電子が供給される。
電子放出層3は、光吸収層2から光電子e1を受け取り、この光電子e1を光電陰極1の外部へ向けて放出するための層である。電子放出層3は、光吸収層2の表面上に形成されており、主にCNTを含んで構成される。CNTは、主として炭素からなり、直径の平均が1μm未満のチューブ状の物質である。なお、光電陰極1は、光吸収層2と電子放出層3との間に、光吸収層2と電子放出層3との電気的接続を補助するコンタクト層(図示せず)をさらに備えてもよい。
電子放出層3のCNTは、光吸収層2上に炭素が化学気相堆積(CVD)法などにより成長されることによって形成される。なお、CNTの形成方法はCVDに限らず、例えばアーク放電、レーザアブレーション法、またはレーザ蒸着法などを用いても良い。また、CNTを光吸収層2上に成長させる以外にも、CNTを含む溶媒を光吸収層2に塗布したり、或いはバインダー(接着剤)によってCNTを光吸収層2に固定してもよい。
活性層4は、電子放出層3の表面の仕事関数を低下させるための層である。活性層4は、電子放出層3の表面に形成されるので、電子放出層3に含まれるCNTの先端部分に形成されることとなる。活性層4は、例えばアルカリ金属、アルカリ金属の酸化物、アルカリ金属のフッ化物、またはアルカリハライド化合物を含む。本実施形態では、活性層4はアルカリ金属であるCsまたはその酸化物が電子放出層3の表面に薄く塗布されることにより形成されている。活性層4の材料としては、CsやCs酸化物以外にも、例えばK、Rb、Na、Li、或いはこれらの酸化物を好適に用いることができる。活性層4は、これらのような材料を含むことによって、電子放出層3表面付近のバンド構造を湾曲させ、電子放出層3表面の仕事関数を低下させる。
ゲート電極5は、電子放出層3に電界を印加するための電界印加手段である。ゲート電極5は、例えばメッシュ状といった所定パターンに形成されており、活性層4から離れた位置に光吸収層2の表面に対向して設けられている。また、ゲート電極5は、電源6のプラス側端子に電気的に接続されている。従って、ゲート電極5と光吸収層2との間には電源6による電界が形成されており、この電界が電子放出層3の内部に印加される。なお、ゲート電極5の形状は、光吸収層2に入射する入射光L1及び電子放出層3から放出された光電子e1がそれぞれ通過するための開口を有していれば、メッシュ状以外にも様々な形状とすることができる。また、ゲート電極5は、電子放出層3(本実施形態では活性層4)に近接して配置されることが好ましい。
以上の構成を有する光電陰極1は、次のように動作する。入射光L1が、ゲート電極5、活性層4、及び電子放出層3を通過或いは透過して光吸収層2に入射すると、入射光L1は光吸収層2の光電子e1を励起し、光吸収層2の内部に入射光L1の光量に応じた数の光電子e1が発生する。光電子e1は、光吸収層2とゲート電極5との間に形成された電界によって加速され、光吸収層2から電子放出層3へ移動するとともに、電子放出層3のCNT内部をCNT先端へ向けて移動する。電子放出層3におけるCNTの先端は活性層4によって仕事関数が低下されており、また光吸収層2とゲート電極5との間に形成された電界がCNTの先端に集中するので、CNTの先端に達した光電子e1は光電陰極1の外部に容易に放出される。光電子e1は、例えば図示しない陽極に収集され、入射光L1の光量を示す信号電流として観測される。
本実施形態の光電陰極1による効果を説明する。光電陰極1では、電子放出層3がCNTを含んでいる。この電子放出層3に電界が印加されると、上述したように電子放出層3の表面すなわちCNTの先端部分に電界が集中する。これにより、光電子e1は、CNTの先端部分から光電陰極1の外部へ向けて容易に放出される。従って、本実施形態の光電陰極1によれば、入射光L1により励起された光電子e1を光電陰極1の外部へ効率よく放出することができる。
また、本実施形態の光電陰極1によれば、特許文献1の光電陰極(図5参照)のような半導体の微細加工を必要としないので、製造工程が簡易になり、低コストで且つ大面積化も容易な光電陰極を提供できる。また、CNTは炭素からなるため、電子放出層3の大気安定性が良好になるとともに、自然環境への影響を低く抑えることができる。
なお、上記特許文献2には、CNTを用いた電界放出電子源が開示されている。この電界放出電子源は、CNTに電界を印加することにより電子を放出させるものである。また、特許文献3には、CNTを用いた光電子又は二次電子放射用陰極が開示されている。この光電子又は二次電子放射用陰極では、CNTは光電子を放出するための材料ではなく、アルカリアンチモン化合物からなる光電面の結晶性を良くするための下地層として用いられている。また、特許文献4には、CNTを用いた光機能膜が開示されている。この光機能膜では、SWCNTの内部光電効果を利用してSWCNTを光電子放出粒子としている。しかしながら、これら特許文献2〜4に開示された技術は、CNTを用いて光電子を光電陰極外部へ放出させる本発明とは構成・作用効果共に全く異なるものである。
また、電子放出層3の表面(すなわちCNTの先端部分)には、本実施形態のように電子放出層3表面の仕事関数を低下させる活性層4が形成されていることが好ましい。これによって、光電子e1が電子放出層3から光電陰極1外へさらに効率よく放出されるので、光電陰極1の光電変換効率をより高めることができる。なお、このような材料としては、上述したようにアルカリ金属、アルカリ金属の酸化物、アルカリ金属のフッ化物、またはアルカリハライド化合物が好適である。また、本実施形態の光電陰極1は、活性層4を備えなくても電子放出層3から外部へ光電子e1を放出することが可能である。このように、光電陰極1が活性層4を備えない場合には、アルカリ金属を含まない光電面(いわゆるアルカリフリー光電面)を実現できる。
また、本実施形態のように、光電陰極1は、電子放出層3に電界を印加するゲート電極5を備えることが好ましい。これによって、電子放出層3の内部に電界を好適に印加することができる。
また、本実施形態のように、光吸収層2はp型の半導体からなることが好ましい。これによって、入射光L1を受けて光電子e1を発生する光吸収層2を好適に構成することができる。
(第2の実施の形態)
図2は、本発明の第2実施形態に係る電子管の構成を示す断面図である。この電子管は、所定波長の入射光L2の光量に応じた光電子e2を生成することによって入射光L2を検出する装置である。図2を参照すると、本実施形態の電子管10は、光電陰極17、陽極15、及び真空容器18を備えている。光電陰極17は、入射光L2を受ける面と光電子e2を放出する面とが異なる、いわゆる透過型の光電陰極である。光電陰極17は、基板11、光吸収層12、電子放出層13、活性層14、及び導電層19を有している。なお、本実施形態の光吸収層12、電子放出層13、及び活性層14の構成については、上記第1実施形態の光吸収層2、電子放出層3、及び活性層4の構成と同様なので詳細な説明を省略する。
基板11は、光吸収層12、電子放出層13、及び活性層14を機械的に支持するとともに、入射光L2を受けるための入射窓となる部材である。基板11の材料は、所定波長の入射光L2を透過する材料であれば、特に限定されるものではない。基板11の材料としては、例えばサファイア、ガラス、石英などが好適である。基板11は光出射面11a及び光入射面11bを有している。入射光L2は、光入射面11bに入射し、基板11を透過して光出射面11aから出射する。
導電層19は、後述する光吸収層12に電気的に接続されて該光吸収層12に電子を供給するための手段である。導電層19は、電子管10の外部に設けられる電源16のマイナス側端子と電気的に接続されており、陽極15と協働して電子放出層13に電界を加えるための電界印加手段を構成する。導電層19は、例えば金属といった導電性材料が基板11上に蒸着されることにより形成される。また、導電層19は例えばメッシュ状やストライプ状といった所定パターンで基板11の光出射面11a上に形成されている。なお、導電層19は、これら以外にも様々なパターンで形成されてもよく、また、光吸収層12の周囲に形成されてもよい。また、導電層19は、基板11の光出射面11a上の全面に膜状に形成されてもよい。このとき、導電層19は、入射光L2が導電層19を透過できる程度に薄く形成されることが望ましい。
光吸収層12、電子放出層13、及び活性層14は、基板11の光出射面11a上に導電層19を挟んで形成される。
陽極15は、光電陰極17から放出された光電子e2を直接収集するとともに、導電層19と協働して電子放出層13に電界を印加するための手段である。陽極15は、光電陰極17から離れた位置に、基板11の光出射面11aに対向して設けられている。なお、陽極15は、光電陰極17に近接した位置に配置されることが好ましい。そして、陽極15を高電位側として陽極15と導電層19との間に電源16が接続されることにより、光吸収層12及び電子放出層13それぞれの内部、並びに光電陰極17と陽極15との間に電界が形成される。光電陰極17の光吸収層12において発生した光電子e2は、この電界によって電子放出層13から活性層14を介して放出され、陽極15に収集される。
真空容器18は、光電子e2の経路を真空に保持するための容器である。真空容器18は、略筒状を呈しており、例えばガラス管によって構成される。真空容器18の一端は開口しており、この開口は光電陰極17によって閉じられている。光電陰極17と真空容器18との隙間は、例えばInによってシールされる。また、真空容器18の他端には、陽極15が固定されている。
以上の構成を有する電子管10は、次のように動作する。入射光L2が基板11の光入射面11bから入射すると、入射光L2は基板11を透過し、導電層19の開口部分を通過して光吸収層12に達する。そして、入射光L2は光吸収層12内の光電子e2を励起し、入射光L2の光量に応じた数の光電子e2が発生する。光電子e2は、導電層19と陽極15との間に形成された電界によって加速され、光吸収層12から電子放出層13へ移動するとともに、電子放出層13のCNT内部をCNT先端へ向けて移動する。電子放出層13におけるCNTの先端は活性層14によって仕事関数が低下されており、また導電層19と陽極15との間に形成された電界がCNTの先端に集中するので、CNTの先端に達した光電子e2は真空中に容易に放出される。光電子e2は、陽極15に収集され、入射光L2の光量を示す信号電流として観測される。
本実施形態による電子管10及び光電陰極17によれば、光電陰極17の電子放出層13がCNTを含むことによって、上記第1実施形態と同様に、入射光L2により励起された光電子e2を真空中へ効率よく放出することができる。
また、光電陰極17は、本実施形態のように入射光L2を透過する基板11を有してもよい。基板11が入射光L2を透過することによって、透過型の光電陰極17を好適に実現することができる。
また、光電陰極17は、本実施形態のように光吸収層12と電気的に接続された導電層19を基板11と光吸収層12との間に備えることが好ましい。これによって、光吸収層12に対して電子を好適に供給できる。また、電子放出層13に電界を印加するための電界印加手段を陽極15とともに好適に実現することができる。
(第3の実施の形態)
図3は、本発明の第3実施形態に係る電子管の構成を示す断面図である。この電子管は、所定波長の入射光L3の光量に応じた光電子e3を生成することによって入射光L3を検出する装置である。図3を参照すると、本実施形態の電子管20は、透過型の光電陰極27、陽極28、及び真空容器29を備えている。また、光電陰極27は、基板21、光吸収層22、電子放出層23、活性層24、絶縁層25、ゲート電極26、及び導電層32を有している。なお、本実施形態の基板21、光吸収層22、電子放出層23、活性層24、陽極28、真空容器29、及び導電層32の構成については、それぞれ上記第2実施形態と同様なので詳細な説明を省略する。
絶縁層25は、光吸収層22及び電子放出層23とゲート電極26とを隔離するための層である。絶縁層25は、基板21の光出射面21a上(本実施形態では光吸収層22の表面上)に例えばメッシュ状やストライプ状といった所定パターンで形成されており、SiOやSiNなどの絶縁性材料からなる。
ゲート電極26は、導電層32とともに、電子放出層23に電界を印加するための電界印加手段を構成する。ゲート電極26は、絶縁層25の所定パターンに応じた形状で絶縁層25上に形成されている。すなわち、ゲート電極26は、導電層32との間に電子放出層23を挟む位置に形成されている。ゲート電極26及び導電層32には、ゲート電極26を高電位側、導電層32を低電位側として電源31aが電気的に接続されており、これによって光吸収層22及び電子放出層23に電界が印加される。また、ゲート電極26及び陽極28には、陽極28を高電位側、ゲート電極26を低電位側として電源31bが電気的に接続されており、これによってゲート電極26と陽極28との間の真空中に電界が形成される。なお、ゲート電極26と陽極28とは、互いに近接して配置されることが好ましい。
以上の構成を有する電子管20は、次のように動作する。入射光L3が基板21の光入射面21bから入射すると、入射光L2は基板21を透過し、導電層32の開口部分を通過して光吸収層22に達する。そして、入射光L3は光吸収層22内の光電子e3を励起し、入射光L3の光量に応じた数の光電子e3が発生する。光電子e3は、導電層32とゲート電極26との間に形成された電界によって加速され、光吸収層22から電子放出層23へ移動するとともに、電子放出層23のCNT内部をCNT先端へ向けて移動する。電子放出層23におけるCNTの先端は活性層24によって仕事関数が低下されており、また導電層32とゲート電極26との間に形成された電界がCNTの先端に集中するので、CNTの先端に達した光電子e3は真空中に容易に放出される。光電子e3は、ゲート電極26と陽極28との間に形成された電界によって加速され、陽極28に収集される。そして、光電子e3は、入射光L3の光量を示す信号電流として観測される。
本実施形態による電子管20及び光電陰極27によれば、光電陰極27の電子放出層23がCNTを含むことによって、上記各実施形態と同様に、入射光L3により励起された光電子e3を真空中へ効率よく放出することができる。
(第4の実施の形態)
図4は、本発明の第4実施形態に係る電子管として、画像増強管(イメージインテンシファイア)の構成を示す断面図である。この画像増強管は、入射光である光像L4の2次元情報を保持しつつ光像L4を増強するための装置である。図4を参照すると、本実施形態の画像増強管40は、光電陰極45、マイクロチャンネルプレート(MCP:Micro Channel Plate)48、蛍光体49、ファイバオプティックプレート(FOP:Fiber Optic Plate)51、及び側管部53を備えている。
光電陰極45は、透過型の光電陰極である。光電陰極45は、基板41、光吸収層42、電子放出層43、活性層44、電極46a、及び導電層47を有している。本実施形態の基板41は、例えば硼珪酸ガラスといった光像L4を透過する材料からなる。光吸収層42は、III−V族化合物半導体からなるヘテロ構造を有している。電子放出層43では、少なくとも一部のCNTの長手方向が互いに揃っており、且つ該長手方向が電子放出層43の厚さ方向に沿っている。このようなCNTは、配向性CNTと呼ばれる。光電陰極45は、基板41の光入射面41bに入射した光像L4を光吸収層42において光電子e4に変換し、電子放出層43及び活性層44を介して真空中に放出する。電極46aは、基板41と光吸収層42との間に設けられる導電層47を電源54aに電気的に接続するための電極であり、導電層47の周囲に設けられている。なお、本実施形態の光電陰極45に関する上記以外の構成については、上記第2実施形態の光電陰極17の構成と同様なので詳細な説明を省略する。
MCP48は、光電陰極45から放出された光電子e4を2次電子増倍するための電子増倍手段である。MCP48は、光電子e4を入力する入力端48aが基板41の光出射面41aと対向するように配置されている。MCP48は、内壁が2次電子放出体である筒状のチャンネルを多数束ねた構成を有している。MCP48の、光電子e4が入射する入力端48aの周囲には電極46bが設けられている。電極46bと光電陰極45の電極46aとの間には、電極46bが高電位側となるように電源54aによって所定電圧が印加されており、導電層47とMCP48の入力端48aとの間に電界が形成されている。また、2次電子e5が放出される出力端48bの周囲には電極46cが設けられている。電極46bと電極46cとの間には電源54bによって所定の電圧が印加されており、MCP48の入力端48aと出力端48bとの間に電界が形成されている。そして、入力端48a側から各チャンネルに入射した光電子e4が2次電子放出体への衝突を繰り返しながら増倍され、2次電子e5として出力端48b側から放出される。なお、MCP48の入力端48a上に、イオンフィードバック防止用の保護膜が形成されていてもよい。
蛍光体49は、MCP48から放出された2次電子e5が入射することによって蛍光を発する材料からなる。蛍光体49は、後述するFOP51の光入射面51a上に蛍光材料が塗布されて成り、MCP48の出力端48bに対向するように設けられている。また、蛍光体49は、蛍光体49の周囲に設けられた電極46dとともに陽極(アノード)を構成しており、電極46dとMCP48の出力端48b側の電極46cとの間には電源54cによって所定電圧が印加されている。従って、MCP48の出力端48bと蛍光体49との間に電界が形成される。MCP48から放出された2次電子e5は、この電界によって加速され、蛍光体49に入射する。蛍光体49は2次電子e5によって励起され、蛍光による光像L5を生成する。すなわち、蛍光体49は、光電子e4をMCP48を介して間接的に収集する。なお、蛍光体49の表面上に、例えばAl等からなる薄い導電膜が、蛍光体49のチャージアップ防止のために形成されていてもよい。
FOP51は、蛍光体49において生じた光像L5を画像増強管40の外部へ出射させるための部材である。FOP51は、光入射面51a及び光出射面51bを有しており、光入射面51aがMCP48の出力端48bに対向するように配置されている。FOP51は、その厚さ方向と交差する方向にガラスファイバが多数束ねられて成り、光入射面51aに入射した光像L5をその2次元情報を保ったまま光出射面51bから出射することができる。
側管部53は、光電子e4及び2次電子e5の経路を真空に保持するための真空容器である。側管部53は絶縁性の材料からなり、筒状を呈している。側管部53の一端は光電陰極45によって閉じられており、側管部53の他端はFOP51によって閉じられている。側管部53と光電陰極45との隙間、及び側管部53とFOP51との隙間は、例えばInなどによってシールされている。こうして、光電陰極45、FOP51、及び側管部53によって囲まれる領域は、真空状態に保持される。また、光電陰極45、MCP48、及び蛍光体49は、側管部53によって互いに絶縁される。
以上の構成を有する画像増強管40は、次のように動作する。基板41の光入射面41bから光像L4が光電陰極45に入射すると、光像L4は基板41を透過し、導電層47の開口部分を通過して光吸収層42に達する。そして、光像L4は光吸収層42内の光電子e4を励起し、光像L4の光量に応じた数の光電子e4が発生する。光電子e4は、導電層47とMCP48との間に形成された電界によって加速され、光吸収層42から電子放出層43へ移動するとともに、電子放出層43のCNT内部をCNT先端へ向けて移動する。電子放出層43におけるCNTの先端は活性層44によって仕事関数が低下されており、また導電層47とMCP48との間に形成された電界がCNTの先端に集中するので、CNTの先端に達した光電子e4は真空中に容易に放出される。
放出された光電子e4は、MCP48に入射する。このとき、光電子e4は、光電陰極45の導電層47とMCP48の入力端48aとの間に形成される電界と平行に進むので、光像L4が画像増強管40に入射したときの2次元情報を保ちながらMCP48に入射する。MCP48に入射した光電子e4は各チャンネル内で約1万倍〜100万倍程度に増倍されて2次電子e5として放出され、蛍光体49に入射する。このとき、MCP48の出力端48bには入力端48aに対して正の電圧が印加され、かつ電極46d及び蛍光体49にはMCP48の出力端48bに対して正の電圧が印加されている。これらにより電界が形成され、光電子e4が有していた2次元情報を保ちながら2次電子e5が蛍光体49に入射して、蛍光体49が光像L5を発光する。こうして生成された光像L5は、FOP51を通過して画像増強管40の外部へ出射される。以上の動作によって、画像増強管40に入射した画像(光像L4)が増強される。
本実施形態による画像増強管40及び光電陰極45によれば、光電陰極45の電子放出層43がCNT(配向性CNT)を含むことによって、上記各実施形態と同様に、光像L4により励起された光電子e4を真空中へ効率よく放出することができる光電陰極及び電子管(画像増強管)を提供できる。また、CNTの長手方向が互いに揃っていることによって、CNTを伝って放出される光電子e4が光像L4の2次元情報を精度よく保持できる。
また、画像増強管40は、本実施形態のように光電陰極45から放出された光電子e4を2次電子増倍する電子増倍手段(例えばMCP48)を備えることが好ましい。これによって、高い増倍率で光電子e4を増倍することができるので、高いS/N比で精度よく画像(光像L4)を増強することができる。なお、画像増強管40において、さらに高輝度な光像L5を得る必要があるときには、2次電子増倍率をさらに得るためにMCP48を複数備えても良い。このようにすれば、入射した光像L4をさらに増強し、高輝度とすることができる。
また、画像増強管40は、本実施形態のように2次電子e5(或いは光電子でもよい)が入射することにより発光する蛍光体49を備えることが好ましい。これにより、2次電子e5または光電子を光像へ好適に変換できる。なお、上記した画像増強管40においては、2次電子e5によって発光する手段として蛍光体49が用いられているが、この手段は2次電子または光電子を画像に変換できるものであればよい。例えば、蛍光体のかわりに電荷結合素子(CCD)などの撮像素子を備え、光電子あるいは2次電子を直接撮像素子に打ち込み、画像化することによっても同様の効果を得ることができる。
本発明による光電陰極及び電子管は、上記した各実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、第2実施形態及び第3実施形態において、光電陰極と陽極との間に電子増倍手段(例えば第4実施形態に示したMCP48)を備える構成とすれば、いわゆる光電子増倍管を実現できる。また、このような光電子増倍管においては、電子増倍手段はMCPに限られるものではなく、アルカリアンチモナイド、CuBeなどを用いた2次電子面をカスケードに構成してもよい。また、第2実施形態及び第3実施形態の電子管或いは上述したような光電子増倍管においては、加速された光電子(または2次電子)をフォトダイオードに打ち込む、いわゆる電子打ち込み型の構成としてもよい。また、第4実施形態に示した画像増強管を2次元のアレイ状に配置し、それぞれ個別に動作させることによって大画面の画像表示装置とすることもできる。また、このような画像表示装置において、蛍光体を赤、青、緑の三原色とすることによってカラー表示させることも可能である。
図1は、本発明による光電陰極の第1実施形態の構成を示す断面図である。 図2は、本発明の第2実施形態に係る電子管の構成を示す断面図である。 図3は、本発明の第3実施形態に係る電子管の構成を示す断面図である。 図4は、本発明の第4実施形態に係る電子管として、画像増強管(イメージインテンシファイア)の構成を示す断面図である。 図5は、特許文献1に開示された光電陰極の構成を示す断面図である。
符号の説明
1,17,27,45…光電陰極、2,12,22,42…光吸収層、3,13,23,43…電子放出層、4,14,24,44…活性層、5,26…ゲート電極、10,20…電子管、11,21,41…基板、15,28…陽極、18,29…真空容器、19,32,47…導電層、25…絶縁層、40…画像増強管、48…MCP、49…蛍光体、51…FOP、53…側管部。

Claims (5)

  1. 入射光に応じて光電子を放出する光電陰極であって、
    前記入射光によって励起されて前記光電子を生成する光吸収層と、
    前記光吸収層の表面上に形成され、前記光吸収層から前記光電子を受け取って該光電子を放出する電子放出層と
    を備え、
    前記電子放出層がカーボンナノチューブを含み、該カーボンナノチューブの先端における電界の集中を利用して前記光電子を放出することを特徴とする、光電陰極。
  2. 少なくとも一部の前記カーボンナノチューブの長手方向が互いに揃っていることを特徴とする、請求項1に記載の光電陰極。
  3. 前記電子放出層の表面に設けられ、前記電子放出層表面の仕事関数を低下させる活性層をさらに備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の光電陰極。
  4. 前記電子放出層に電界を印加する電界印加手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光電陰極。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の光電陰極と、
    前記光電陰極から放出された前記光電子を直接または間接に収集するための陽極と、
    前記光電子の経路を真空状態に保持する真空容器と
    を備えることを特徴とする、電子管。
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