[go: up one dir, main page]

JP4398263B2 - 経路設計方法 - Google Patents

経路設計方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4398263B2
JP4398263B2 JP2004005930A JP2004005930A JP4398263B2 JP 4398263 B2 JP4398263 B2 JP 4398263B2 JP 2004005930 A JP2004005930 A JP 2004005930A JP 2004005930 A JP2004005930 A JP 2004005930A JP 4398263 B2 JP4398263 B2 JP 4398263B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
route
user
relay
relay node
node
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004005930A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005203885A (ja
Inventor
晃 永田
啓二 宮▲崎▼
仁 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2004005930A priority Critical patent/JP4398263B2/ja
Priority to US10/869,151 priority patent/US8185616B2/en
Priority to CNB2005100005716A priority patent/CN100377529C/zh
Publication of JP2005203885A publication Critical patent/JP2005203885A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4398263B2 publication Critical patent/JP4398263B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/12Shortest path evaluation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/46Interconnection of networks
    • H04L12/4641Virtual LANs, VLANs, e.g. virtual private networks [VPN]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/08Configuration management of networks or network elements
    • H04L41/0896Bandwidth or capacity management, i.e. automatically increasing or decreasing capacities
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/14Network analysis or design
    • H04L41/145Network analysis or design involving simulating, designing, planning or modelling of a network
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/02Topology update or discovery
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/12Shortest path evaluation
    • H04L45/122Shortest path evaluation by minimising distances, e.g. by selecting a route with minimum of number of hops
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/30Routing of multiclass traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/48Routing tree calculation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/54Organization of routing tables
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/46Interconnection of networks
    • H04L12/4641Virtual LANs, VLANs, e.g. virtual private networks [VPN]
    • H04L12/4675Dynamic sharing of VLAN information amongst network nodes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

本発明は、複数のノードを接続してなるネットワークにおいて、該ノードがトラフィックを中継する経路、及びトラフィックの割り当てを適切に設計し、該ネットワークの効率の良い利用を可能とする技術に関する。
例えば、本発明は、複数地点にまたがるユーザ拠点間でMulti Point-to-Multi Point通信を提供する仮想LANサービス(例:広域イーサネット(登録商標))の管理・運用に用いられる技術である。具体的には、仮想LAN運用システムにおいて、ユーザ拠点〜中継ネットワーク間の接続回線(アクセスリンク)の契約帯域値を超えない程度に十分な速度を確保し且つ効率よく収容するよう、ユーザトラヒックを収容する経路および帯域を、ユーザごとに決定する技術に関する。
従来、複数のユーザ拠点間で、Multi Point-to-Multi Point通信を提供するサービスとして、中継ネットワークにイーサスイッチノードを配備し、イーサネットのVLAN技術を用いてユーザトラヒックを収容する所謂広域イーサネットサービスやTLS(transparent LAN service)が広く知られている。以後、広域イーサネットを例にとって述べる。
多地点LANを収容する広域イーサネットにおいて、サービス提供通信事業者は、ユーザの拠点すべてを結ぶ経路(ツリートポロジ)を決定し、これを論理ブロードキャストドメイン(VLAN)としてユーザに割り当てる。このときイーサスイッチノードには、出力ポートごとに転送可能なVLAN、転送しないVLANを設定する。これにより、ユーザトラヒックの到達範囲を決定でき、ユーザごとに異なるVLANを割り当てることで、ユーザAの拠点から送出されたトラヒックが、異なるユーザBの拠点に到達させないことができる。すなわち、同一ネットワークに複数の異なるユーザトラヒックが収容可能である。
ここで、あるユーザに割り当てられた論理ブロードキャストドメインに含まれるノードまたはリンクの集合を経路、論理ブロードキャストドメインの範囲を決定することを経路設計と呼ぶことにする。この経路設計とは、具体的には、中継ネットワークの各ノードにおいて、どのポートで転送可能にし、どのポートで転送不可にするかを決定することや、これらのポートに割り当てる帯域を決定することである。
ユーザトラヒックへのVLANの割り当ては、例えば、中継ネットワークの入り口のノードで、ユーザの送出したイーサネットフレーム個々に対して、IEEE802.1q記載のVLANタグを付与することで実現される。タグには、トラヒックを識別するための識別子(VLANID)が含まれる。
たとえば、ユーザAに対するVLANIDが100番であると決定されたとすると(どのユーザに何番のVLANIDを割り当てるかは、例えばオペレータが他のユーザと重複しない値を適当に決めるなどすることによって決定される)、ユーザAのイーサネットフレームのVLANタグ内にVLANID100を書き込む。中継ネットワーク内部(中継ネットワーク入り口ノード含む)では、このVLANIDを見てトラヒック転送可能ポートが決定される。受信したフレームが、転送可能ポートのうち具体的にどのポートに転送されるかは、通常のイーサネット技術に順ずる。すなわち、各イーサネットフレームのもつ宛先MACアドレスや、ノード(以下、イーサネット装置とも称する)の機能に依存する。
イーサネット装置がMACアドレス学習機能を持っていて、且つMACアドレス学習テーブルに宛先MACアドレスおよび転送先ポートがエントリされていればそのポートに転送し、MACアドレス学習テーブルにエントリされていない宛先MACアドレスを持つイーサネットフレームであるか、あるいはMACアドレス学習機能を有しないイーサネット装置であれば、受信したポートを除く転送可能な全ポートに受信フレームをコピーして転送する(ブロードキャスト)。中継ネットワークを転送され、中継ネットワークの出口ノードに到達すると、出口ノードでは、VLANタグを削除し、そのVLANIDに対応するポートへ出力することで、所望のユーザへのトラヒック転送を完了する。
広域イーサにおいて、現在はユーザが、接続したい拠点ごとにアクセスリンクの速度(帯域)を、サービス提供者と取り決めて(契約して)、サービスを享受するケースが主流である。アクセスリンクとは、拠点と中継ネットワークとを結ぶ回線のことを指す。この場合、ユーザトラヒックは拠点のアクセスリンクで契約値を上回らないようなトラヒック速度に絞られた後、中継ネットワークに流れ込む。中継ネットワーク内では、ユーザに割り当てられた論理ブロードキャストドメイン内を、イーサネット方式(ブロードキャスト、MACアドレス学習、など)に従って転送される。
ユーザトラヒックは、アクセスリンクでそのトラヒック速度を絞られているため、中継ネットワークにおいて、オペレータ(サービス提供者)が(例えば手動で)決定した経路上を、特に帯域制御されることなく、あるいは、経路上の各リンクにおいてユーザトラヒックを収容するのに十分大きい帯域(例えば、全拠点が通信しても輻輳が起こらない程度に)を割り当てられて流されていることが考えられる。後者の場合、経路に沿って単純に大きな帯域、例えば、全拠点のアクセスリンク帯域の和90Mbpsよりも大きい100Mbpsを割り当てる(図1)など。
本願発明に関連する先行技術として、例えば、下記の特許文献1乃至4に開示される技術がある。
特開平9−83546号公報 特開平11−341154号公報 特開2002−141932号公報
そのため、異なる帯域を契約する2拠点間が通信する場合、送信側から受信側のアクセスリンク契約帯域以上のトラヒックが送出され受信側のアクセスリンク手前でその超過分が廃棄されることが起こりうる。中継ネットワークからしてみれば、廃棄されるべき無駄なトラヒックを転送したことになり、帯域の無駄遣いである。
帯域無駄遣いは、他ユーザの品質低下の原因にもなりうる。また、ネットワークに収容するユーザ数を増やすには、ユーザが利用する帯域の総和(消費帯域と呼ぶことにする)はできるだけ小さいほうが望ましく、帯域無駄遣いは、これを妨げる。
これを回避するためには中継ネットワークの各リンクでユーザごとの利用可能帯域を設定し帯域制御すればよいが、収容拠点が多数あり、また、拠点からのトラヒック要求は、その拠点からの最大トラヒック速度がアクセスリンクの契約帯域として与えられているだけで、どの拠点宛にどれだけのトラヒック要求があるか、決定されていないことが想定され、その利用可能帯域を効果的に決定する方法が無い。
ここでは、経路が与えられることを前提とする。全拠点を結び、且つ閉路がない経路であればなんでもよい。たとえば、オペレータが管理画面等からマウスクリック等でリンク
を選択することで決定したものでよい。
本発明の目的は、ユーザトラヒックを、効率よく収容するための経路設計を容易に行うことができる技術を提供することである。
本発明は上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
(1)本発明の経路設計方法は、複数のユーザ拠点間を複数の中継ノードとリンクとで接続するネットワークの該中継ノードと接続するネットワーク管理装置にて、前記ユーザ拠点間の通信経路を設計する方法であって、
各ユーザ拠点と中継ノードとを接続するリンクであるアクセスリンクの帯域の情報及びこのアクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードを示す情報を含むユーザ情報の入力を受け付けるステップと、
前記ユーザ拠点間の通信を中継するネットワークのトポロジ情報を取得するステップと、
前記ユーザ情報及びトポロジ情報に基づいて通信を中継するポート及び中継しないポートを求めると共に、該通信を中継するポートの通信帯域の上限を求め、前記ユーザ拠点間をツリー状の経路で接続するように経路設計を行うステップと、
前記経路設計結果を出力するステップと、を含む。
これにより、ユーザトラヒックを、効率よく収容するための経路および割り当て帯域を決定し、且つその結果を自動でネットワーク装置に設定することが可能となり、経路設計時のオペレーションの手間・所要時間を抑えることが出来る。
(2)本発明の経路設計方法は、前記経路設計を行うステップにおいて、全ユーザ拠点を結ぶ経路上の各中継ノードについて任意のポートに割り当てる通信帯域の上限を他ポートに割り当てる通信帯域の上限の和以下とする付記1に記載の経路設計方法。
これにより、ユーザトラヒックに対し、中継ネットワーク内ノードで転送されるたびにそのノードから受信側拠点までの間の許容量を超えた分が廃棄されて絞られる。つまり、受信側のアクセスリンクの通信帯域を越えて廃棄されるトラヒックを早めに廃棄するよう各中継ノードの利用可能帯域を割り当てることが可能となり、トラヒック廃棄ポイントをできるだけトラヒック送出側に近づけられるため、中継ネットワーク上での無駄なトラヒック転送を抑えることが出来る経路を設計できる。
(3)本発明の経路設計方法は、前記経路設計を行うステップにおいて、各中継ノードを起点とするツリー状の経路を求めると共に、前記通信を中継しない中継ノードを示す条件を定義し、該ツリー状の経路をなす中継ノードから該条件に該当する中継ノードを除外して通信経路を求める。
これにより、ユーザ拠点間の通信の中継と関係のない処理を省くことができ、少ないケ計算規模で経路設計を行うことができる。
(4)前記経路設計を行うステップにおいて、前記アクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードである拠点収容ノードを起点とするツリー状の経路を求め、このツリー状の経路をなす全中継ノードについて、各ユーザ拠点と中継ノードとを結ぶアクセスリンクで利用可能な帯域と、各ユーザ拠点から到達するのに必要な中継ノード数から得られる評価値を求め、この評価値に基づいて選択された中継ノードと、各拠点との間を最短ホップ数で接続した最短ホップ経路を求める。
これにより、(拠点収容ノード数)<(中継ノード総数)の場合に、短い計算時間で上
記経路設計が可能となる。
(5)前記経路設計を行うステップにおいて、各中継ノードを起点とするツリー状の経路を求めると共に、前記通信を中継しない中継ノードを示す条件を定義し、該ツリー状の経路をなす中継ノードから該条件に該当する中継ノードを除外し、この除外後のツリー状の経路について各リンクに割り当てられた帯域の総和が最小となるように帯域を割り当てる。
これにより、消費帯域が最小となる経路および割り当て帯域を短時間で決定することが出来る。
(6)前記経路設計を行うステップにおいて、前記アクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードである拠点収容ノードを起点とするツリー状の経路を求め、このツリー状の経路をなす全中継ノードについて、各ユーザ拠点と中継ノードとを結ぶアクセスリンクで利用可能な帯域と、各ユーザ拠点から到達するのに必要な中継ノード数から得られる評価値を求め、この評価値に基づいて選択された中継ノードと、各拠点との間を最短ホップ数で接続した最短ホップ経路を求め、該最短ホップ経路について通信帯域の割り当てを行う。
これにより、(拠点収容ノード数)<(中継ノード数)の場合に、短い計算時間で最短ホップ経路を特定し、この特定の経路についてのみ帯域の割り当てを行えば良く、適切な経路及び帯域を短時間で決定できる。
(7)本発明の経路設計方法は、拠点収容ノードになりうる中継ノードを起点としたツリー状の経路の情報を予め求めて記憶しておき、経路設計を行う際に該ツリー状の経路の情報を読み出して利用する。
これにより、同じ最短路ツリー計算を何度も行う必要がなくなるため、個々のユーザに対する計算時間を抑えることができる。
(8)本発明の経路設計方法は、ポート数1で且つユーザ拠点収容ノードではない中継ノードおよびそれに接続するリンク全てを設計対象から除外したのちに経路設計を行う。
これにより、設計対象とするノードおよびリンクを減らすことが出来るため、最短路ツリー計算にかかる時間が減少し、設計時間の短縮に繋がる。
(9)本発明の経路設計方法は、前記ネットワークがサブドメインに分割されて管理されている場合に、前記アクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードを1つも含まないサブドメインに所属するノードおよびこれに接続されるリンク全てを設計対象から除外したのちに経路設計を行う。
これにより、設計対象とするノードおよびリンクを減らすことができるため、最短路ツリー計算にかかる時間が減少し、設計時間の短縮に繋がる。
(10)本発明の経路設計方法は、ツリー状の経路を求めた際に、ある中継ノードから同じ中継数で起点ノードに到達できる別経路が求められた場合、その別経路の情報を、当該ノードに属する情報として保持しておく。
上記経路設計で求めた経路を変更する場合に、再計算することなく同じホップ数で迂回できる経路(代替経路)をすぐに提示できる。
(11)本発明の経路設計方法は、前記経路設計の完了後、前記経路設計の結果及び前記別経路の情報を保持しておく。
前記経路設計の完了後、上記経路設計で求めた経路を変更する場合に、再計算することなく同じホップ数で迂回できる経路(代替経路)をすぐに提示できる。
また、本発明は、上記(1)〜(11)の処理をネットワーク管理装置に実行させる経路設計プログラムであっても良い。更に、本発明は、上記プログラムを実行するデバイス(ネットワーク管理装置、コンピュータ)に読み取り可能に記録した記録媒体であっても良い。そして、それぞれのデバイスに、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
このデバイスで読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等のデバイスから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体の内デバイスから取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
また、コンピュータに固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
また、本発明は、複数のユーザ拠点間を複数の中継ノードとリンクとで接続するネットワーク及び該中継ノードと接続するネットワーク管理装置とを備えるネットワークシステムにおいて、
前記ネットワーク管理装置が、
各ユーザ拠点と中継ノードとを接続するリンクであるアクセスリンクの帯域の情報及びこのアクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードを示す情報を含むユーザ情報の入力を受け付ける入力部と、
前記ユーザ拠点間の通信を中継するネットワークのトポロジ情報を取得するトポロジ取得部と、
前記ユーザ情報及びトポロジ情報に基づいて通信を中継するポート及び中継しないポートを求めると共に、該通信を中継するポートの通信帯域の上限を求め、前記ユーザ拠点間をツリー状の経路で接続するように経路設計を行う経路設計部と、
前記経路設計結果を出力する経路出力部と
を備え、
前記中継ノードが、
前記通信のトラヒックを受け付ける入力部と、
該トラヒックを前記ポートを介して次のノードに出力する出力部と、
前記ネットワーク管理装置から設定情報を受信する設定取得部と、
この設定情報に基づいて前記出力部のポートの設定を行う設定部と、
を備える。
本発明は、ユーザトラヒックを、効率よく収容するための経路設計を容易に行う技術を提供できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。以下の実施の形態の構成は例示であり、本発明は実施の形態の構成に限定されない。
〈実施形態1〉
図1は、本発明の実施形態1としてのネットワークシステムの全体構成を示す図である。
同図に示すように、本実施形態のネットワークシステムは、経路設計機能を持ったネットワーク管理装置10と、ユーザトラヒックを中継する中継ノード(ネットワーク装置)Nと、これらを接続するネットワークを備えている。各中継ノードNは、リンク3を介して接続され、中継ネットワークを構成している。設定用ネットワーク4は、例えばイーサネ
ットであってもよい。設定用ネットワーク4は、ネットワーク管理装置10と全ての中継ノードとを個々に接続してもよいし、ネットワーク管理装置10とある一つの中継ノードNとのみ接続して、この中継ノードNから他の中継ノードNへは、ユーザトラヒック転送用の中継ネットワークを介して設定コマンド(設定情報)を送出してもよい。
中継ノードNは、前記ユーザ拠点間の通信のトラヒック(ユーザトラヒック)の入力を受け付ける入力部21や、該ユーザトラヒックを後述のポートを介して次のノード(中継ノード或はユーザ拠点)に出力する出力部22、ネットワーク管理装置10から設定情報を受信する設定取得部23、この設定情報に基づいて該出力部のポートの設定を行う設定部24を備えている。
この中継ノードNは、ユーザ拠点100間に流れるトラヒック全体をひとつのグループとして扱うものであり、出力部22が有する複数のポートのうち、このグループごとに設定されたポートからこのグループのトラヒックを出力する。これにより、各中継ノードNは、ネットワーク管理装置10で設計された経路とおりにトラヒックを中継する。
このグループ毎の中継を実現するため中継ノードNは、設定取得部23がネットワーク管理装置10から設定用ネットワーク4を介して設定情報を受信し、この設定情報に基づいて設定部24が、トラヒックを転送可能なポートがどれで転送しないポートがどれかを該グループ毎に出力部22に設定する。また、該設定部24は、転送可能なポートについて、そのグループのトラヒックを転送する速度(出力レート)の上限を設定する。
広域イーサネットの場合、中継ノードNとはイーサネット装置であり、ユーザトラヒックをグループ化して取り扱う技術はIEEE802.1qで規定されるVLAN技術を用いれば良い。このVLAN技術をサポートした装置であれば、グループ(VLAN)ごとに転送可能なポート、転送不可能なポートを設定できる。また、ポートごとにグループ(VLAN)のトラヒック転送レートの上限を設定する処理は、公知の装置(例えば、富士通製のイーサネット装置FlashWave5550)で行っている処理と同じである。この中継ノードNでのVLANごとのトラヒック転送レート制御のイメージを、図2に示す。中継ノードNは、図2に示すように、各出力ポートにおいて所定のグループのトラヒック(フレーム)のみを選択的に出力する機能を持っている。
この中継ノードNは、予め設定取得部23が手動コマンドラインまたは設定用ネットワーク4を介してネットワーク管理装置10からの制御コマンド(設定情報)を受け付け、このコマンドに基づいて設定部24がVLANID−キュー対応表、各ポートのキュー転送レート表のそれぞれに相当する事項を設定する。即ち出力部22内のメモリに記憶されたVLANID−キュー対応表及びキュー転送レートの該当項目を更新する。そして中継ノードNの出力部22は、このVLANID−キュー対応表を参照して、受信したフレームをVLANIDに応じたキューに振り分け、どのVLANIDを持つフレームをどのポートへ転送するかを決定し、各ポートのキューコントローラが、所定のキューNoのキューをキュー転送レート表に基づくレート(帯域)で出力する。以降の説明では、VLANIDに対応する転送可能ポートと、そのVLANIDに許可する出力レートのみを設定対象とし、設定しようとするVLANIDが具体的に何番のキューに対応するか、キュー転送レート表の何番エントリに○○bpsと書き込むか等の具体的な事項は簡単のために省略
する。なお、この出力部22による処理は、上記に限らず設定に基づいて各グループのトラヒックが所定のポートから所定の帯域で出力できる処理であれば、公知の如何なる処理であっても良い。
ネットワーク管理装置10は、CPUやメインメモリからなる演算処理部11、入力部12、記憶部(ハードディスク)13、通信制御部(CCU)14等からなる一般的なコ
ンピュータである。
該記憶部13は、ネットワークの管理や運用、経路設計を行うプログラム及びオペレーティングシステム等のソフトウェアを記憶している。また、記憶部13には、トポロジ情報データベースが構築されており、このデータベースに、自動で収集した或はオペレータが手動で入力した中継ネットワークのトポロジ情報を記憶されている。
入力部12は、ユーザ収容網設計のために、オペレータからユーザ拠点情報を受け付ける。これは例えば、何かしらの書式に従ったファイルで行ってもよいし、GUIからの操作で行ってもよいし、テキスト入力やコマンド入力で行ってもよい。
通信制御部14は、設定用ネットワーク4を介して各中継ノードNと接続し、設定情報の送信やトポロジ情報の取得のための通信を制御する。
演算処理部11は、記憶部13に記憶したプログラムに従って入力部12やCCU14からの情報を処理することにより、経路設計部や、ネットワーク設定部(経路出力部に相当)、トポロジ取得部としても機能している。
トポロジ取得部は、記憶部13のトポロジ情報データベースから中継ネットワークのトポロジ情報を取得している。このトポロジ情報データベースのトポロジ情報は、一般に良く知られたネットワーク管理システムと同様に、自動で収集して保持しておいても良いし、設計のたびにオペレータが手動で入力してもよい。このトポロジ情報には、中継ネットワークの、中継ノードNの情報(IDなど)や、ノードのもつポートの情報(ポート番号、ポートに繋がる対向の中継ノードNのID、ポートに繋がるリンク3の情報(帯域、割り当て済み帯域)など)が含まれる。
経路設計部は、トポロジ情報データベースを参照して前記入力部で受け付けたユーザ拠点間を結ぶツリー状経路を設計する。
ネットワーク設定部は、経路設計部による設計結果に基づいて設定情報を中継ノードに送信して各中継ノードに中継経路及びその帯域を設定させる。
図3は実施形態1のネットワークシステムにおける経路設計の説明図である。同図において四角で示したN1〜N6のオブジェクトが中継ノードN、それを繋ぐ実線がリンク3、port○○が装置のもつポート番号、点線が設定用ネットワーク4、三角101〜105がユーザ拠点(具体的には各拠点のエッジルータ等)2である。この場合、中継ネットワークとは、中継ノードN1〜N6とこれらの間及び中継ノードN1〜N6とユーザ拠点100とを結ぶリンク(アクセスリンク)3からなるネットワークを指す。
図4はこのときネットワーク管理装置10が保持するトポロジ情報の例である。リンク帯域は単位をMbpsとして記述してある。(なお、簡単のため、トポロジ情報の一部を抜粋して示す。中継ネットワーク〜拠点の情報、たとえばアクセスリンクのポート番号などは表記しない。)
図5は各ユーザ拠点100のユーザ情報の例を示す図である。拠点収容ノードとは、拠点2がアクセスリンクを介して接続される対向の中継ノードNである。
そして図6はネットワーク管理装置10による経路設計の手順を示すフローチャートである。
(ステップ1)
まず、オペレータがネットワーク管理装置10のキーボードを操作して各ユーザ拠点100から中継ノードNとを接続するリンクであるアクセスリンクの帯域の情報及びこのア
クセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードを示す情報等のユーザ情報を入力すると、ネットワーク管理装置10はこのユーザ情報を受け付け、記憶部13に記憶させる。
(ステップ2)
次にネットワーク管理装置10は、トポロジ取得部により前記ユーザ拠点間の通信を中継するネットワークのトポロジ情報を記憶部13のトポロジ情報データベースから取得する。
(ステップ3)
また、ネットワーク管理装置10は、経路設計部により、前記ユーザ情報及びトポロジ情報に基づいて通信を中継するポート及び中継しないポートを求めると共に、該通信を中継するポートの通信帯域の上限を求め、前記ユーザ拠点間をツリー状の経路で接続するように経路設計を行う。
(ステップ4)
そして、ネットワーク管理装置10は、前記経路設計結果に基づき各中継ノードNについて通信を中継するポート及び中継しないポートを示す情報及び該通信を中継するポートの通信帯域の上限を示す情報を含む設定情報をそれぞれの中継ノードNに出力(送信)する。この設定情報を受信した各中継装置は、該設定情報に基づいてVLANID−キュー対応表及び各ポートのキュー転送レート表を更新し、上記経路で当該ユーザトラヒックを中継するように設定する。なお、本実施形態では、ネットワーク管理装置10のネットワーク設定部(経路出力部)が、設定情報を出力することにより、各中継ノードに経路を設定するように構成したが、これに限らず、この設定情報或は経路設計結果を単にディスプレイ上に表示(出力)或は印刷出力する構成とし、各中継ノードの設定は、オペレータがこの出力を見ながら手動で設定するものでも良い。
各ユーザに対するVLANIDの割り付けは、例えばオペレータが決定したものを用いてもよいし、収容網設計機能で重複しないよう適切に割り付けても良い。いずれにせよ、ネットワーク管理装置10が割り当てるべきユーザとVLANIDと各中継ノードのポートとの対応が認識できるものとする。
例えば、図5で記述した情報を持つユーザ情報に割り付けるVLANIDがAであり、図5を元に経路設計を行った結果が図7のようであったとする。図7の意味するところは、ノード1についてポート1がVLANID Aのフレームを転送可能で、その出力レー
ト(通信帯域)が最大20Mbpsであるということである。この場合、ノード1は、ユーザ拠点100からVLANID Aのタグを持ったイーサフレームが、20Mbpsを
超える速度(例えば25Mbps)で到着した場合、超過分である5Mbpsは出力ポート1の出力キューで廃棄する。また、ノード1のポート2についての記載は無いが、これは、VLANID Aのフレームのポート2への転送を不可とすることを意味する。
ネットワーク管理装置10のネットワーク設定部は、この経路設計結果を各中継ノードNに送信して設定を行わせる。この設定は、例えば、設定用ネットワーク4を介して設定対象の中継ノードNへtelnetでリモートログインし、設定用コマンド(設定情報)を入力することで行う。具体的にどういうコマンドを用いるかは、中継ノードNの仕様に依存するが、図7の意味するところが設定されれば如何なるものでもよい。このように設定された結果、ネットワークにはこのユーザのトラヒック(VLANID1のフレーム)に対し図8のような設定が為されることになる。図8において太線で示した部分がブロードキャストドメインである。また、図8に示すように本実施形態のネットワーク管理装置10では、任意のユーザ拠点100から他のユーザ拠点100までがツリー状の経路とな
るように設計する。
以上のように本実施形態によれば、ユーザトラヒックを、効率よく収容するための経路および割り当て帯域を決定し、且つその結果を自動でネットワーク装置に設定することが可能となり、オペレーションの手間・所要時間を抑えることが出来る。
〈実施形態2〉
本実施形態は、前述の実施形態1と比較して経路設計部による通信帯域の割り当て方法が異なっており、その他の構成は同じである。このため前述の実施形態1と同一の構成については再度の説明を省略する。
本実施形態の経路設計部は、前述と同様に全ユーザ拠点を結ぶ経路を求め、この経路上の各中継ノードについて、任意のポートに割り当てる通信帯域の上限を他ポートに割り当てる通信帯域の上限の和以下とするように通信帯域を割り当てる。
ここで割当帯域とは、その両端の出力ポートに割り当てられる出力レートのことを指す。リンク割当帯域を決め、これに倣い、その両端ポートの出力レートを決める。
リンク帯域の割り当ては、以下の方法に従えば実現できる。
このとき経路設計部は、各中継ノードNに対し、処理フラグを定義する。例えば各中継ノードNと対応する処理フラグをメモリに記憶し、経路設計を開始する際に初期して該フラグの値を0、即ち未処理の状態とし、割当帯域を決定した中継ノードNと対応するフラグの値を1、即ち処理済の状態とする。この処理フラグに基づき、以下の3つのステップを行う。なお、このアルゴリズムは、経路が与えられた後に行うものであるので、トラヒックを中継しないポート(リンク)については無視している。
(ステップ11)
処理フラグ0の中継ノードNであって、帯域が未設定のリンクが少ない中継ノードN(未設定のリンクが1本のノード)を一つ選択する。
(ステップ12)
この選択した中継ノードNについて、接続しているリンクの帯域(即ち、該リンクを介してトラヒックを中継するポートの帯域、以下単にリンクの帯域とも称する)を、そのノードに接続されている他のリンクに割り当てられている帯域の総和(=α)以下とする。具体的には、以下の(ア)〜(ウ)に従う。
(ア)帯域が未設定のリンクはαを設定する。
(イ)帯域が既に設定されているリンクで、それがαよりも大きい場合はαを設定する。この場合、その中継リンクより向こう側は再計算の必要が生じるため、対向ノードの処理フラグを0にする。
(ウ)帯域が既に設定されているリンクで、それがα以下である場合にはそのままにしておく。
全てのリンクに処理を終えたら、その中継ノードNの処理フラグを1にする。
(ステップ13)
処理フラグ0の中継ノードNがなくなるまでステップ11からステップ12を繰り返す。
以下に、その具体例を示す。図9(A)において、三角101〜103はユーザ拠点であり、四角N1〜N3が、中継ネットワーク内でこのユーザトラヒック(VLAN)が転送される経路として割り当てられた中継ノードNであるとする。このとき拠点101は50Mを、拠点102は20M、拠点103は20Mをアクセスリンク帯域として契約したとする。ここでは、リンク1−3、リンク2−3を介してトラヒックを中継するポートが帯域割り当ての対象である。なお、上記アルゴリズムで登場する処理フラグの状態は、中継ノードに×印をつけることで表現する。×印がある中継ノードNは処理フラグ1、×印が無いノードは処理フラグ0である。
まず、処理フラグ0で帯域未設定の中継リンク数が最小の中継ノードを選択する(ステップ11)。ここでは中継ノードN1とN2が候補となる。このうちまず中継ノードN1を選択し(例えば複数の候補がある場合には、IDの小さい順に一つを選択する)、リンク1−3に他のリンクの総和である50Mを設定し、中継ノードN1の処理フラグを1とする(ステップ12)。そしてまだ処理フラグ0のノードがあるのでステップ11に戻る(ステップ13)。
次に中継ノードN2が選ばれ(ステップ11)、リンク2−3に他リンクの帯域の総和である20Mを設定し、ノードN2の処理フラグを1とする(ステップ12)。ここまでの様子を図9(B)に示す。
そして処理フラグ0の中継ノードNがあるので、ステップ11に戻り(ステップ13)、中継ノードN3が選ばれる(ステップ11)。条件ウによりリンク2−3はそのままでよいが、リンク1−3は他のリンク帯域の総和以上(50M>20M+20M)であるため、条件イによりリンク1−3に20M+20M=40Mを設定し、対向ノードである中継ノードN1の処理フラグを0にすると共に中継ノードN3の処理フラグを1にする(ステップ12)。ここまでの様子を図9(C)に示す。
処理フラグ0の中継ノードNがあるので、ステップ11に戻り(ステップ13)、中継ノードN1が選ばれる(ステップ11)。条件ウにより、このノードはこのままでよく、処理フラグを1にする。
処理フラグ0のノードが無くなったので、処理を終了する(ステップ13)。結果、図9(D)のようになる。
このように本実施形態によれば、中継ネットワークの各ノードからトラヒックを送出する際に、その送出リンクの対向ノードより向こう側の許容トラヒック量を超える分を廃棄するような帯域割り当てが可能となり、中継ネットワークでの無駄なトラヒック転送を回避できる(ユーザが実質的に流せるだけのトラヒック分しか割り当てない)。
例:図10のリンク1−2(ノードN1〜N2間のリンク)では、ノード1で40M+30M=70Mが中継可能、ノードN2で10M+10M=20Mが中継可能であるため、小さい方の20Mを割り当て帯域とする。
従来、中継ネットワーク内の帯域は、一般的に余裕を持って割り当てていたので、ユーザ拠点101からユーザ拠点104へ40Mbpsトラヒックが送られた場合、中継ノードN6で30Mbpsのトラヒックを廃棄し、10Mbpsだけユーザ拠点104へ到達することになる。従って、中継ネットワークは、30Mbpsの無駄なトラヒックを中継したことになり、ネットワークの利用効率を低下させる要因となっていた。
これに対し本実施形態のように経路設計した中継ネットワークでは、各リンクの帯域がユーザ情報(アクセスリンクの帯域)に基づいて設定されているので、ユーザ拠点101
からユーザ拠点104へ40Mbpsトラヒックが送られた場合、中継ノードN1で20Mbpsのトラヒックを廃棄し、中継ノードN6で10Mbpsのトラヒックを廃棄し、10Mbpsがユーザ拠点104へ到達するので、無駄なトラヒックが早い段階(上流側の中継ノードN)で廃棄されるので、ネットワークを効率良く利用できる。
〈実施形態3〉
本実施形態は、前述の実施形態1と比較して経路設計部による通信経路の決定方法が異なっており、その他の構成は同じである。このため前述の実施形態2と同一の構成については再度の説明を省略する。
前述の実施形態2の帯域割り当て方法を用いた場合、消費帯域最小となる経路は、必ず、中継ネットワーク内のノードのうちいずれか一つを起点(根)とした最短路ツリー上に存在する。
そこで、以下の方法を用いることで、上記帯域割り当てを行った場合に少ない計算規模で消費帯域が最小となる経路を決定可能である。
即ちネットワーク管理装置10の経路設定部は、各中継ノードを起点とする最短路ツリーを求め、該ツリーからトラヒックの中継に無関係なリンクおよびノードを取り除いた経路を得て、得られた経路(最短路ツリー)のそれぞれに対し、帯域設計を試行し、その結果消費帯域が最小であるものを選択する。
具体的には、以下の方法により実現される。
本例では、図13に示すネットワークに対し、図11に示すユーザ情報を有するユーザのトラヒックを収容する経路の設計を行うものとする。このとき、経路設計部は、図14に示すトポロジ情報をもとに、中継ネットワークのノードN1〜N6を起点(根)ノードNrとした最短路ツリーを、合計6つ計算する。最短路ツリーは、例えば、各リンクのコストを1として根ノードNrからのコストを最小にするツリーを求める計算アルゴリズムを用いれば求めることができ、例えばダイクストラアルゴリズムが有名である。例えば各リンクのコストを1とすれば、根ノードNrからの最短ホップ経路を求めることになる。ここで、ノードXを起点とした最短路ツリーをツリーXと呼ぶことにする。図17はダイクストラアルゴリズムの処理結果の例としてツリー1について示したものである。親ノードとは、その中継ノードNから根ノードNrまで最小コスト経路(この場合最短ホップ経路になる)で到達しようとしたときの一つ根ノード側のノードである。ノード1について親ノードが「--」となっているが、これは自身が根ノードNrであることを示す。実際には、例えば0など、根ノードNrを表す数値を格納することになる。これらを絵で表した
ものが図12である。斜線を入れたノードは、各ツリーの起点ノードNrである。つぎに、経路設計部は、ユーザトラヒック収容に無関係なノードを除外するため、以下の処理を行う。
(ステップ21)
まず、当該ユーザのユーザ情報に基づいてユーザトラヒックを中継しない中継ノードNを特定する条件(例えば当該ユーザのユーザ拠点と接続する拠点収容ノードでなく且つポート数が一つのノードであること)を定義する。
(ステップ22)
次に、図11の拠点収容ノード情報を参照し、各ツリーから前記条件に該当する中継ノード、即ちユーザトラヒックの中継に無関係なノードがあるか否かを判定する。この条件に該当する中継ノードが無ければ、無関係なノードが無いので処理を終了する。また、条件に該当する中継ノードがあれば、次のステップ22に移行する。
(ステップ22)
上記条件に該当した中継ノードN及びこの中継ノードと接続したリンクを設計対象のトポロジ情報から除外する。
(ステップ23)
そしてステップ21に戻り、前記条件に該当する中継ノードNが無くなるまで、繰り返す。
この処理の結果、図15に示すように、無関係な中継ノードN及びリンクを除外したツリー状経路が得られる。この経路についてそれぞれ帯域割り当てを試行する。その結果を図16に示した。各ツリーの消費帯域を比較すると、ツリー1が70Mbps、ツリー2が70Mbps、ツリー3が80Mbps、ツリー4が80Mbps、ツリー5が100Mbps、ツリー6が150Mbpsとなり、この場合ツリー1か2が消費帯域最小ツリーとして選ばれる。
このように、本実施形態によれば、中継に無関係な中継ノードを除外して帯域の割り当てを求めるので、ネットワークに含まれるノードを総当りして求めるよりも計算規模が抑えられ、(最短路ツリー計算)×(中継ノード数)程度の計算規模で容易に消費帯域最小となる経路を決定することが出来る。
〈実施形態4〉
本実施形態は、前述の実施形態3と比較して経路設計部による通信経路の決定方法が異なっており、その他の構成は同じである。このため前述の実施形態3と同一の構成については再度の説明を省略する。
実施形態3でも記述したように、消費帯域最小となる経路は、必ず、中継ネットワーク内のノードのうちいずれか一つを起点(根)とした最短路ツリー上に存在する。そこで、所望の経路を含む最短路ツリーの根ノードを、効率よく発見することが本実施形態の特徴である。
具体的には、以下の方法により実施する。
ネットワーク管理装置10の経路設計部は、各中継ノードNについて以下の評価式で評価し、この表価値が最小となる中継ノードNを選択する。
ノードaのトータル評価値
=Σi∈{全ての拠点収容ノード}{ツリーiにおけるノードaの評価値}

ツリーiにおけるノードa評価値
=(拠点収容ノードi〜ノードa間の最短ホップ数)×(拠点収容ノードiに繋が
るアクセスリンク契約帯域)
本例では、図13に示すネットワークに対し、図11に示すユーザ情報を有するユーザのトラヒックを収容する経路の設計を行うものとする。このとき、経路設計部は、図14に示すトポロジ情報をもとに、中継ネットワークに含まれる中継ノードNを起点(根)ノードNrとした最短路ツリーを計算する。なお、本実施形態では、計算規模の抑制のため、拠点収容ノードを根ノードNrとした最短路ツリーを求める。即ち、中継ノードN1,N3,N4,N6が根ノードの対象となり、ツリー1,3,4,6を求める。最短路ツリーを求める手法は前述と同様でよい。
そして、各ツリーにおけるノードaの評価値を求める。これはダイクストラアルゴリズ
ムの処理結果を用いれば容易に求められる。この様子を示したものが図18である。図1
8のツリー1において、ノードN2に「40×1」と付されているが、これがツリー1における中継ノードN2の評価値であり、(中継ノードN1に繋がるアクセスリンクの契約帯域=40Mbps)×(ノードN1からのホップ数=1)を表している。評価値計算に用いる契約帯域の単位は、kbpsでもMbpsでも、適宜変更して構わないが、同じユーザに対する設計中は全てのツリーで同じ単位で取り扱う。この場合はMbpsで取り扱っている。
各ノードN1,N3,N4,N6において、全ツリー1,3,4,6の評価値が求まったら、各ノードN1,N3,N4,N6のトータル評価値を求める。これは、それぞれのノードで全ツリーでの評価値の和をとることで求められる。中継ノードN2であれば、ツリー1における評価値40と、ツリー3における評価値30と、ツリー4における評価値60と、ツリー6における評価値10の和である120が、求めるトータル評価値となる。全ノードN1,N3,N4,N6のトータル評価値が求まったら、これが最小であるノードをひとつ選ぶ。この場合、経路設計部は、中継ノードN1の70が最小であるので中継ノードN1を選択する。選択された中継ノードN1が、当該ユーザのトラヒックを収容する経路としての最短路ツリーの根ノードNrとなる。
そして経路設計部は、選択したノードを根ノードNrとして各拠点収容ノードとを最短ホップ経路で接続する経路(最短ホップ経路)を決定する。選ばれたノードと各拠点収容ノードとを最短ホップ経路は、改めて算出してもよいし、たとえば各ツリー算出時のダイクストラ計算結果をこの時点まで保持しておき、これを流用して求めても良い。後者の場合、たとえばノード1〜6間の経路は、ツリー6からノード1を探索し、その親ノードN2、さらにそのノードN2の親ノードN6を順に調べることで得られる。これらの動作を示したものが図19である。図19の設計結果は、例えば図33のように示される。
この方法は、計算規模が(最短路ツリー計算)×(拠点数)となる。すなわち、設計対象が(拠点数)<(中継ノード数)となる環境においては、実施形態3の方法よりもさらに大きな効果を発揮する。
例えば、拠点数10のユーザに対し、ノード数10000で経路設計を行った場合、全ての中継ノードについて最短路ツリーを求めて経路設計を行った場合5時間程度係るのに対し、本実施形態の方法で経路設計を行う場合、1分程度の計算時間となる。
〈実施形態5〉
前述の実施形態3で示したように、ユーザ拠点間の通信を中継しない中継ノードを除外した経路について、前述の実施形態2に示したように、各中継ノードの任意のポートに割り当てる通信帯域の上限を他ポートに割り当てる通信帯域の上限の和以下とするように通信帯域を割り当てても良い。
これにより、トラヒックの中継に無関係な中継ノードを除外して帯域の割り当てを行えるので、更に容易な処理で経路設計を行うことができる。
〈実施形態6〉
前述の実施形態4で示したように、評価値に基づいて選択された中継ノードと、各拠点との間を最短ホップ数で接続した最短ホップ経路を求め、該最短ホップ経路について、前述の実施形態2に示したように、各中継ノードの任意のポートに割り当てる通信帯域の上限を他ポートに割り当てる通信帯域の上限の和以下とするように通信帯域を割り当てても良い。
これにより、最短ホップ経路についてのみ帯域の割り当てを行えば良く、容易な処理で
経路設計を行うことができる。
〈実施形態7〉
本実施形態は、前述の実施形態4と比較して、あらかじめ拠点収容ノードとなりうるノードを起点としたツリー状の最短経路を求めておく点が異なっており、その他の構成は同じである。このため前述の実施形態4と同一の構成については再度の説明を省略する。
前述の実施形態4では、拠点収容ノードを起点とした最短路ツリーを求めることを基本とした設計方法である。設計時に参照するものは設計対象ユーザ情報、トポロジ情報である。本実施形態は、この最短路ツリーを予め求めておき、経路設計時間を短縮することを目的とする。
そこで本実施形態では、経路設計部が、拠点収容ノードとなりうる中継ノードN全てについて、この中継ノードを起点(根)とした最短路ツリーをあらかじめ求めて、その結果を記憶部13に記憶(保持)しておく。
拠点収容ノードになりうる中継ノードNとは、具体的には、接続関係的に中継ネットワークの端に位置するノードである。(中継ネットワークのノードは、一般に、内部でトラヒック転送を行うためだけに配備されるものと、トラヒック転送だけでなくユーザ拠点が接続されることを目的として配備されるものとに分けて捉えることが出来る場合が多く、本手法では後者を拠点収容ノードになりうるノードと捉えている。)
トポロジ情報を取得した場合、ユーザ情報が与えられる前に、あらかじめ、拠点収容ノードとなりうる中継ノードNを抽出し、これらを起点とする最短路ツリーを作成してこの情報を保持しておけばよい。ここで拠点収容ノードとなりうる中継ノードNを抽出するためには、例えば、取得したトポロジ情報に、オペレータが拠点収容ノードとなりうるノードを手動で入力することや、既に他のユーザの拠点を収容しているノードを識別して自動で入力するなどにより、これを指定し、ユーザ情報を受け付けたときに拠点収容ノードとなりうるノードか否かの要素を追加したトポロジ情報を持つようにすればよい。例えば図13に示すネットワークについて、前述のトポロジ情報(図14)に、拠点収容ノードとなりうるノードか否かの要素(拠点収容ノード候補)を加え、図20に示すようにトポロジ情報データベースに記憶する。図20において拠点収容ノード候補の項が1のノードが拠点収容ノードとなりうるノード、0のノードがそうではないノードである。
このトポロジ情報が与えられると、経路設計部は、拠点収容ノードとなりうる中継ノードNを抽出し、図21に示すようなツリーテーブルを作成し、記憶部13に記憶させる。
そして、ユーザ情報を受け付けて経路設計を行う際、経路設計部は、最短路ツリー計算を行うのではなく、このツリーテーブルから該当するツリーを検索して得るようにする。
この方法により、一度ツリーテーブルを作成しておけば、ユーザ網収容設計ごとに毎回最短路ツリー計算を行う手間が短縮できるため、ユーザ個々の設計時間を抑えることが可能になる。
〈実施形態8〉
本実施形態は、前述の実施形態3又は4と比較して、あらかじめ経路設計に無関係な中継ノード及びリンクを設計対象のトポロジ情報から除外する点が異なっており、その他の構成は同じである。このため前述の実施形態3又は4と同一の構成については再度の説明を省略する。
本実施形態では、ユーザ情報が与えられたのち、トポロジ情報から経路設計に無関係な
ノードおよびリンクをあらかじめ設計対象から除くことで、経路計算の手間を省き、設計時間を抑えることを目的とする。
この経路設計に無関係なノードおよびリンクとは、ユーザ拠点間の通信を中継しないノード及びリンクであり、具体的には、「ユーザ拠点収容ノードではない、且つ、ポート数が1である中継ノード及びこのノードと接続したリンク」を指す。本形態ではこれを削除条件と呼ぶことにする。削除条件を満たす中継ノードNが検出されれば、その中継ノードNおよびそのノードNと繋がるリンク3全てを設計対象から削除する。リンク3を削除する場合は、対向ノードの該ポートデータも削除する。ただし、このノードN及びリンク3の情報をトポロジ情報データベースからから完全に削除してしまうと、後々の設計に支障をきたすので、経路設計部が経路設計時に読み出したトポロジ情報からこのノードN及びリンク3の情報を除外して用いる。削除は、この読み出した情報からの削除とする。
図22のようなネットワーク(NW)について、図23に示すトポロジ情報を取得し、図5に示すユーザ情報が与えられた場合、経路設計部は、トポロジ情報をメモリ上に読み出した後、これら情報をもとに、上記削除条件を満たす中継ノードをトポロジ情報から検索する。この場合、中継ノードN7がこれに該当する。経路設計部は、読み出したトポロジ情報から中継ノードN7およびリンク5−7を削除する。削除後、トポロジが若干変わることになるので、経路設計部は、再び削除条件を満たすノードの有無をチェックする。この場合、削除後のトポロジ情報において、中継ノードN5が新たに削除対象として検出されるため、ノードN5とリンク5−2を削除する。これら処理によって、削除対象トポロジ情報は図24に示すものになる。
上記処理を施した後、経路設計を行うことで、例えばダイクストラ計算の際にかかる手間が大きく短縮されるため、ユーザ個々にかかる設計時間が大幅に削減できる。
〈実施形態9〉
本実施形態は、前述の実施形態8と比較して、サブドメイン毎に経路設計に無関係な中継ノード及びリンクを設計対象のトポロジ情報から除外する点が異なっており、その他の構成は同じである。このため前述の実施形態8と同一の構成については再度の説明を省略する。
管理の簡単化のため、中継ネットワークは、階層化されて扱われていることがある。図25がその例である。ここでは、点線が囲まれたノードが一つのサブドメインとして扱われる。中継ノードN1,N4がサブドメイン1、中継ノードN2がサブドメイン2、中継ノードN3,N6がサブドメイン3、中継ノードN5、N7,N8がサブドメイン4である。例えばトポロジ情報にサブドメイン属性を追加することでこれを取り扱う。図26がその例である。本実施形態では、ユーザ拠点に無関係なノードおよびリンクを、前述の実施形態8と同様の削除条件で削除する際、サブドメインごとに設計対象から削除しようというものである。
サブドメインごと削除するためには、例えば図27に示すような、拠点収容ノードを含むドメインであるか否かをあらわす要素をもったサブドメイン情報があればよい。ここでは、拠点収容候補として1が入ったドメインは拠点収容ノード候補(拠点収容ノードとなりうるノード)を含むドメイン、0はそうでないドメインである。このサブドメイン情報は、あらかじめトポロジ情報データベースにオペレータが入力しておき、例えば、図26のようなトポロジ情報を与えた後、このトポロジ情報に含まれる所属サブドメインIDと拠点収容候補とを対応付けたテーブルを作成すればよい。
図26および図27の情報がそろったのち、ユーザ収容網設計開始の際に、ノードおよ
びリンクの削除処理を開始する。ここで、図5のようなユーザ情報が与えられたとする。経路設計部は、図27で拠点収容候補となっている(1が入力されている)サブドメインについて、削除条件(拠点収容ノードを含まないこと)に該当するか、即ち、図5のユーザ拠点収容ノードをひとつも含まないサブドメインが無いか検索を行う。検索対象となるサブドメインは1,3,4であるが、この場合、サブドメイン4に属するノードN5,N7,N8は、いずれもユーザ情報の拠点収容ノードに含まれないため、サブドメイン4が検出される。検出されたサブドメイン4に属するノードおよびリンクは、設計対象から削除する。具体的には、中継ノードN5,N7,N8と、リンク5−7、5−8、7−8、2−5を削除する。
削除後、トポロジ情報は図28のようになる。処理後のトポロジ情報を用いてユーザ収容網設計を行えば、経路設計に要する手間が短縮でき、所要時間の大幅に削減できる。
〈実施形態10〉
本実施形態は、前述の実施形態1から9と比較して、別経路の情報を保持しておく点が異なっており、その他の構成は同じである。このため前述の実施形態1から9と同一の構成については再度の説明を省略する。
上記経路設計では、最短経路ツリー計算を行うことが基本となっている。最短経路ツリーアルゴリズムとして各リンクコストを1としたダイクストラアルゴリズムを用いている。ダイクストラアルゴリズムでは、根ノードNrからのコストが最小のツリーを一意に決定する。たとえば、図13のようなネットワークで図14のようなトポロジ情報が与えられた場合、ツリー1を計算すると図29(A)のような結果が得られる。しかし、実際には、図29(B)のようなツリーも存在し、いずれも、各ノードから根ノードまでのコストは同じである。この場合、ダイクストラアルゴリズムが中継ノードN6について処理する際、根ノードまで至るコストが2の親ノードとして中継ノードN2と中継ノードN5が候補に挙がる。どちらを選択するかは、任意に設定できるが、たとえば、同じコスト値の親ノード候補が複数得られた場合はノードIDの値の小さいほうを採用する、などのルールを予め設定しておき、この場合はノードN2を親ノードとして採用する。
このように同じコスト値を持つ親ノードが2つ得られた場合は、親ノードとして採用するのは1つだけであるが、もう一方の候補も、代替親ノードとしてそのノードIDを保持するようにする。3つ以上得られた場合は、採用された一つを除いた残りの親ノード候補の中から一つ適当に選択する。たとえばノードIDが最小のものを選択する。
図29(C)は、ダイクストラアルゴリズムの処理結果に、代替親ノードの情報を追加した場合のツリー1の処理結果である。代替親ノードがもし得られていれば、代替親ノード情報にそのノードIDを保持する。この場合、中継ノードN6に対し親ノードはN2であり、同じコスト2で根ノードNrに到達できる親ノード候補として中継ノードN5も存在するため、これを代替親ノードとして保持する。中継ノードN1−N5については、代替親ノード候補が存在しないため、代替親ノード情報として、存在しないことを表す値、たとえば0を保持する。
ダイクストラアルゴリズム処理を行う際に、上記のような代替親ノード情報も得るようにすることで、設計結果として得られた経路でユーザトラヒックを収容しようとした場合に、該経路上の残帯域の不足などの理由により特定の中継ノードNで収容が不可能となり、経路の変更が必要となった場合に、該中継ノードNを含むツリーの代替親ノード情報を参照し、そのリンクを迂回する代替親ノードをもつものが存在するかどうかを検索し、もし存在すれば、親ノードをこの代替親ノードに代え、同じ消費帯域となる別の経路に変更させる。これにより、初めから設計をやり直す必要が無く、迅速に経路設計を行うことが
可能になる。
ネットワーク管理装置10が図13のネットワークに対し図31のトポロジ情報を持ち、図11のようなユーザ情報を受け付けたとする。ここで、経路設計部は、例えば実施形態4に記載の方法で経路設計を行うものとする。ただし、各ツリーにおける評価値を得る際、上記のようにダイクストラアルゴリズムの計算過程で、代替親ノード情報も得るものとする。その結果が図30である。このとき前述と同様に、中継ノードN1がトータル評価値最小のノードとして選択され、図19に示すような帯域割り当てがなされたとする。ここで、図31に示されるように、リンク2−6は帯域(ここで示される帯域は、物理帯域でも残帯域でもよい)が5Mbpsしか無く、リンク2−6で10Mbpsの割り当てを要求するこのユーザトラヒックを収容できないと判断する。この判断は、経路設計部が行っても良いし、オペレータが行って入力しても良い。
このトラヒックを収容できないと判断した場合、経路設計部は、リンク2−6を迂回し、且つ同じ消費帯域となる別の経路が存在しないか、図30のツリー情報を用いてチェックを行う。この場合、得られている経路は中継ノードN1を根ノードNrとしたツリーの一部となっているので、ツリー1のテーブルを参照し、リンク2−6の下流に位置する中継ノードN6について代替親ノード情報の有無を調べる。この結果、経路設計部は、中継ノードN6について、同じコストで中継ノードN1に到達できる代替親ノード情報としてエントリされている中継ノードN5を選択し、中継ノードN5を経由して中継ノードN1に至る経路を求める。従って中継ノードN5の親ノード情報とあわせて、中継ノードN6〜中継ノードN1の経路としてリンク5−6、リンク1−5を選択し、現在の経路情報からリンク2−6を削除し、新しい経路リンク5−6、ノードN5、リンク1−5、およびそのポートについての情報に代えることにより、新しい経路として図32のような経路、即ち同じ消費帯域となる別の経路を得ることができる。図32の設計結果は、たとえば図34のように示される。
〈実施形態11〉
本実施形態は、前述の実施形態10と比較して、経路設計完了後も、その設計に関する情報を保持しておく点が異なっており、その他の構成は同じである。このため前述の実施形態10と同一の構成については再度の説明を省略する。
本実施形態では、経路設計部が、経路設計を完了した際、そのユーザの設計に関する情報としてツリー情報を記憶部13に記憶(保持)しておくことで、設計済みユーザの経路を、後から迅速に変更することを可能にする。保持しておくツリー情報とは、前述の実施形態10と同様、代替親ノード情報を含むものである。
ネットワーク管理装置10は、図13のようなネットワークに対し、図35のようなトポロジ情報を保持しているとする。本形態では、図37(A)のようなユーザ1のユーザ情報を受け付け、経路設計部が、前述の実施形態4と同様に設計を行い、図38(A)のような設計結果を得たとする。なお、ユーザ1に割り当てるVLANIDがAであるとする。このとき、実施形態10と同様にダイクストラアルゴリズム計算の際に代替親ノード情報も得るようにし、図38(B)に示すようなツリー情報を得る。ここでは、ツリー1に関する情報のみ記載している。
経路設計部は、図38(A)の設計結果と図38(B)のツリー情報をユーザ1の設計関連情報として保持する。たとえば、ユーザ情報管理用のデータベースを記憶部13に構築してここに保持していても良いし、メモリ上で記憶していても良い。
ユーザ1を収容したことでトポロジ情報が図36のように変更されたとする。図36は
、図35のトポロジ情報に比べ、ユーザ1に割り当てられた帯域の分が減算されている。
さらに図37(B)のようなユーザ2のユーザ情報が受け付けられた場合とする。経路設計部は、ユーザ1のときと同様に、図38(C),図38(D)のような情報を得る。なお、ユーザ2に割り当てられるVLANIDがBであるとする。このとき、図36から、ユーザ2に割り当てられるはずの帯域が、リンク2−6において不足していることがわかる。
ここで、ユーザ2がこの経路でなければならない場合、或いはこのように競合した際に最新の経路を優先する等のルールを設定している場合、経路設計部はユーザ1の経路の変更を行う。まず経路設計部は、収容済みユーザのなかから、リンク2−6を利用するユーザを検索し、そのユーザがいた場合、該ユーザにそのリンク2−6を迂回できる経路で且つ同じ消費帯域となる経路が存在しないかのチェックを行う。
この場合、図38(A)の情報より、ユーザ1がリンク2−6を利用する収容済みユーザとして検出される。そして図38(B)のツリー情報から、前述の実施形態10と同様に、リンク1−5、中継ノードN5、リンク5−6の迂回経路があることを得て、ユーザ1の経路を図39のように変更する。このように同じ消費帯域で別の経路が存在するユーザ1を、いま得た新しい経路に収容替えすることで、トポロジ情報は図40のようになり、図36のときには不足していたリンク2−6の帯域も、ユーザ2を収容するに十分足るものとなり、ユーザ2が無事収容できるようになる。
〈その他の実施形態〉
本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、以下に付記した構成であっても上述の実施形態と同様の効果が得られる。また、これらの構成要素は可能な限り組み合わせることができる。
(付記1) 複数のユーザ拠点間を複数の中継ノードとリンクとで接続するネットワークの該中継ノードと接続するネットワーク管理装置にて、前記ユーザ拠点間の通信経路を設計する経路設計方法であって、
各ユーザ拠点と中継ノードとを接続するリンクであるアクセスリンクの帯域の情報及びこのアクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードを示す情報を含むユーザ情報の入力を受け付けるステップと、
前記ユーザ拠点間の通信を中継するネットワークのトポロジ情報を取得するステップと、
前記ユーザ情報及びトポロジ情報に基づいて通信を中継するポート及び中継しないポートを求めると共に、該通信を中継するポートの通信帯域の上限を求め、前記ユーザ拠点間をツリー状の経路で接続するように経路設計を行うステップと、
前記経路設計結果を出力するステップと、
を含む経路設計方法。
(付記2) 前記経路設計を行うステップにおいて、全ユーザ拠点を結ぶ経路上の各中継ノードについて任意のポートに割り当てる通信帯域の上限を他ポートに割り当てる通信帯域の上限の和以下とする付記1に記載の経路設計方法。
(付記3) 前記経路設計を行うステップにおいて、各中継ノードを起点とするツリー状の経路を求めると共に、前記通信を中継しない中継ノードを示す条件を定義し、該ツリー状の経路をなす中継ノードから該条件に該当する中継ノードを除外して通信経路を求める付記1に記載の経路設計方法。
(付記4) 前記経路設計を行うステップにおいて、前記アクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードである拠点収容ノードを起点とするツリー状の経路を求め、このツリー状の経路をなす全中継ノードについて、各ユーザ拠点と中継ノードとを結ぶアクセスリンクで利用可能な帯域と、各ユーザ拠点から到達するのに必要な中継ノード数から得られる評価値を求め、この評価値に基づいて選択された中継ノードと、各拠点との間を最短ホップ数で接続した最短ホップ経路を求める付記1に記載の経路設計方法。
(付記5) 前記経路設計を行うステップにおいて、各中継ノードを起点とするツリー状の経路を求めると共に、前記通信を中継しない中継ノードを示す条件を定義し、該ツリー状の経路をなす中継ノードから該条件に該当する中継ノードを除外し、この除外後のツリー状の経路について各リンクに割り当てられた帯域の総和が最小となるように帯域を割り当てる付記2に記載の経路設計方法。
(付記6) 前記経路設計を行うステップにおいて、前記アクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードである拠点収容ノードを起点とするツリー状の経路を求め、このツリー状の経路をなす全中継ノードについて、各ユーザ拠点と中継ノードとを結ぶアクセスリンクで利用可能な帯域と、各ユーザ拠点から到達するのに必要な中継ノード数から得られる評価値を求め、この評価値に基づいて選択された中継ノードと、各拠点との間を最短ホップ数で接続した最短ホップ経路を求め、該最短ホップ経路について通信帯域の割り当てを行う付記2に記載の経路設計方法。
(付記7) 拠点収容ノードになりうる中継ノードを起点としたツリー状の経路の情報を予め求めて記憶しておき、経路設計を行う際に該ツリー状の経路の情報を読み出して利用する付記4に記載の経路設計方法。
(付記8) ポート数1で且つユーザ拠点収容ノードではない中継ノードおよびそれに接続するリンク全てを設計対象から除外したのちに経路設計を行う付記3又は4に記載の経路設計方法。
(付記9) 前記ネットワークがサブドメインに分割されて管理されている場合に、前記アクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードを1つも含まないサブドメインに所属するノードおよびこれに接続されるリンク全てを設計対象から除外したのちに経路設計を行う付記3又は4に記載の経路設計方法。
(付記10) ツリー状の経路を求めた際に、ある中継ノードから同じ中継数で起点ノードに到達できる別経路が求められた場合、その別経路の情報を、当該ノードに属する情報として保持しておく付記1から9の何れか1項に記載の経路設計方法。
(付記11) 前記経路設計の完了後、前記経路設計の結果及び前記別経路の情報を保持しておく付記10に記載の経路設計方法。
(付記12) 前記経路設計の結果に基づき、各中継ノードについて前記ユーザ拠点間の通信を中継するポートを特定する情報及び該通信の帯域を示す情報を含む設定情報をそれぞれの中継ノードに送信し、該中継ノードに経路を設定させるステップを更に含む付記1から11の何れかに記載の経路設計方法。
(付記13) 複数のユーザ拠点間を複数の中継ノードとリンクとで接続するネットワークの該中継ノードと接続するネットワーク管理装置にて運用され、前記ユーザ拠点間の通信経路を設計するプログラムであって、
各ユーザ拠点と中継ノードとを接続するリンクであるアクセスリンクの帯域の情報及びこのアクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードを示す情報を含むユーザ情報の入力を受け付けるステップと、
前記ユーザ拠点間の通信を中継するネットワークのトポロジ情報を取得するステップと、
前記ユーザ情報及びトポロジ情報に基づいて通信を中継するポート及び中継しないポートを求めると共に、該通信を中継するポートの通信帯域の上限を求め、前記ユーザ拠点間をツリー状の経路で接続するように経路設計を行うステップと、
前記経路設計結果を出力するステップと、
を前記ネットワーク管理装置に行わせる経路設計プログラム。
(付記14) 複数のユーザ拠点間を複数の中継ノードとリンクとで接続するネットワークの該中継ノードと接続するネットワーク管理装置であって、
各ユーザ拠点と中継ノードとを接続するリンクであるアクセスリンクの帯域の情報及びこのアクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードを示す情報を含むユーザ情報の入力を受け付ける入力部と、
前記ユーザ拠点間の通信を中継するネットワークのトポロジ情報を取得するトポロジ取得部と、
前記ユーザ情報及びトポロジ情報に基づいて通信を中継するポート及び中継しないポートを求めると共に、該通信を中継するポートの通信帯域の上限を求め、前記ユーザ拠点間をツリー状の経路で接続するように経路設計を行う経路設計部と、
前記経路設計結果を出力する経路出力部と、
を含むネットワーク管理装置。
(付記15) 前記経路設計部が、全ユーザ拠点を結ぶ経路上の各中継ノードについて任意のポートに割り当てる通信帯域の上限を他ポートに割り当てる通信帯域の上限の和以下とする付記14に記載のネットワーク管理装置。
(付記16) 前記経路設計部が、各中継ノードを起点とするツリー状の経路を求めると共に、前記通信を中継しない中継ノードを示す条件を定義し、該ツリー状の経路をなす中継ノードから該条件に該当する中継ノードを除外して通信経路を求める付記14に記載のネットワーク管理装置。
(付記17) 前記経路設計部が、前記アクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードである拠点収容ノードを起点とするツリー状の経路を求め、このツリー状の経路をなす全中継ノードについて、各ユーザ拠点と中継ノードとを結ぶアクセスリンクで利用可能な帯域と、各ユーザ拠点から到達するのに必要な中継ノード数から得られる評価値を求め、この評価値に基づいて選択された中継ノードと、各拠点との間を最短ホップ数で接続した最短ホップ経路を求める付記14に記載のネットワーク管理装置。
(付記18) 前記経路設計部が、各中継ノードを起点とするツリー状の経路を求めると共に、前記通信を中継しない中継ノードを示す条件を定義し、該ツリー状の経路をなす中継ノードから該条件に該当する中継ノードを除外し、この除外後のツリー状の経路について各リンクに割り当てられた帯域の総和が最小となるように帯域を割り当てる付記15に記載のネットワーク管理装置。
(付記19) 前記経路設計部が、前記アクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードである拠点収容ノードを起点とするツリー状の経路を求め、このツリー状の経路をなす全中継ノードについて、各ユーザ拠点と中継ノードとを結ぶアクセスリンクで利用可能な帯域と、各ユーザ拠点から到達するのに必要な中継ノード数から得られる評価値
を求め、この評価値に基づいて選択された中継ノードと、各拠点との間を最短ホップ数で接続した最短ホップ経路を求め、該最短ホップ経路について通信帯域の割り当てを行う付記15に記載のネットワーク管理装置。
(付記20) 前記経路設計部が、拠点収容ノードになりうる中継ノードを起点としたツリー状の経路の情報を予め求めて記憶しておき、経路設計を行う際に該ツリー状の経路の情報を読み出して利用する付記17に記載のネットワーク管理装置。
(付記21) 前記経路設計部が、ポート数1で且つユーザ拠点収容ノードではない中継ノードおよびそれに接続するリンク全てを設計対象から除外したのちに経路設計を行う付記16又は17に記載のネットワーク管理装置。
(付記22) 前記ネットワークがサブドメインに分割されて管理されている場合に、前記経路設計部が、前記アクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードを1つも含まないサブドメインに所属するノードおよびこれに接続されるリンク全てを設計対象から除外したのちに経路設計を行う付記16又は17に記載のネットワーク管理装置。
(付記23) 前記経路設計部が、ツリー状の経路を求めた際に、ある中継ノードから同じ中継数で起点ノードに到達できる別経路が求められた場合、その別経路の情報を、当該ノードに属する情報として保持しておく付記14から22の何れか1項に記載のネットワーク管理装置。
(付記24) 前記経路設計部が、前記経路設計の完了後、前記経路設計の結果及び前記別経路の情報を保持しておく付記23に記載のネットワーク管理装置。
(付記25) 前記経路設計の結果に基づき、各中継ノードについて前記ユーザ拠点間の通信を中継するポートを特定する情報及び該通信の帯域を示す情報を含む設定情報をそれぞれの中継ノードに送信し、該中継ノードに経路を設定させるネットワーク設定部を備える付記14から24の何れか1項に記載のネットワーク管理装置。
(付記26) 複数のユーザ拠点間を複数の中継ノードとリンクとで接続するネットワーク及び該中継ノードと接続するネットワーク管理装置とを備えるネットワークシステムであって、
前記ネットワーク管理装置が、
各ユーザ拠点と中継ノードとを接続するリンクであるアクセスリンクの帯域の情報及びこのアクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードを示す情報を含むユーザ情報の入力を受け付ける入力部と、
前記ユーザ拠点間の通信を中継するネットワークのトポロジ情報を取得するトポロジ取得部と、
前記ユーザ情報及びトポロジ情報に基づいて通信を中継するポート及び中継しないポートを求めると共に、該通信を中継するポートの通信帯域の上限を求め、前記ユーザ拠点間をツリー状の経路で接続するように経路設計を行う経路設計部と、
前記経路設計結果を出力する経路出力部と
を備え、
前記中継ノードが、
前記通信のトラヒックを受け付ける入力部と、
該トラヒックを前記ポートを介して次のノードに出力する出力部と、
前記ネットワーク管理装置から設定情報を受信する設定取得部と、
この設定情報に基づいて前記出力部のポートの設定を行う設定部と、
を備えたネットワークシステム。
(付記27) 複数のユーザ拠点間を複数の中継ノードとリンクとで接続するネットワーク及び該中継ノードと接続するネットワーク管理装置とを備えるネットワークシステムにて運用される方法であって、
前記ネットワーク管理装置が、
各ユーザ拠点と中継ノードとを接続するリンクであるアクセスリンクの帯域の情報及びこのアクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードを示す情報を含むユーザ情報の入力を受け付けるステップと、
前記ユーザ拠点間の通信を中継するネットワークのトポロジ情報を取得するステップと、
前記ユーザ情報及びトポロジ情報に基づいて通信を中継するポート及び中継しないポートを求めると共に、該通信を中継するポートの通信帯域の上限を求め、前記ユーザ拠点間をツリー状の経路で接続するように経路設計を行うステップと、
前記経路設計結果を出力するステップと、
を行い、
前記中継ノードが、
前記ネットワーク管理装置から設定情報を受信するステップと、
この設定情報に基づいて前記出力部のポートの設定を行うステップと、
を行うネットワーク管理方法。
本発明に係る実施形態1のネットワークシステムの全体構成を示す図 トラヒック転送レート制御の説明図 実施形態1のネットワークシステムにおける経路設計の説明図 ネットワーク管理装置が保持するトポロジ情報の例を示す図 収容しようとするユーザ情報の例を示す図 経路設計方法のフローチャート 図5に対する設計結果を示す図 図5に対する設計結果を示す図 帯域割り当てを行う際のアルゴリズムの説明図 帯域割り当ての例を示す図 ユーザ情報の例を示す図 最短路ツリーの例を示す図 ネットワーク構成の例を示す図 図13のトポロジ情報を示す図 ノード除外後のツリーの例を示す図 帯域の割り当て結果を示す図 ダイクストラアルゴリズムの例を示す図 ツリー上での評価値の例を示す図 トータル評価値の例を示す図 拠点収容ノード候補を加えたトポロジ情報の例を示す図 ツリーテーブルの例を示す図 ネットワーク構成の例を示す図 トポロジ情報の例を示す図 ノード除外後のトポロジ情報の例を示す図 階層化されたネットワーク構成の例を示す図 サブドメイン属性を含むトポロジ情報の例を示す図 サブドメイン情報テーブルの例を示す図 ノード除外後のトポロジ情報の例を示す図 等コスト別経路の例を示す図 ツリー上での評価値を得た際に作成されたダイクストラアルゴリズムの処理結果を示す図 図13のトポロジ情報の例を示す図 実施形態10における別経路の説明図 図19の設計結果を示す図 図32の設計結果を示す図 図13のトポロジ情報の例を示す図 ユーザ1のトラヒック収容後のトポロジ情報を示す図 ユーザ情報の例を示す図 迂回前の設計結果を示す図 迂回後の設計結果を示す図 ユーザ1収容替え後のトポロジ情報を示す図
符号の説明
10 ネットワーク管理装置
11 演算処理部
12 入力部
13 記憶部
14 通信制御部
N 中継ノード
21 入力部
22 出力部
23 設定取得部
24 設定部

Claims (9)

  1. 複数のユーザ拠点間を複数の中継ノードとリンクとで接続するネットワークの該中継ノードと接続するネットワーク管理装置にて、前記ユーザ拠点間の通信経路を設計する経路設計方法であって、
    各ユーザ拠点と中継ノードとを接続するリンクであるアクセスリンクの帯域の情報及びこのアクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードを示す情報を含むユーザ情報の入力を受け付けるステップと、
    前記ユーザ拠点間の通信を中継するネットワークのトポロジ情報を取得するステップと、
    前記ユーザ情報及びトポロジ情報に基づいて通信を中継するポート及び中継しないポートを求めると共に、該通信を中継するポートの通信帯域の上限を求め、前記ユーザ拠点間をツリー状の経路で接続するように経路設計を行うステップと、
    前記経路設計結果を出力するステップと、
    を含み、
    前記経路設計を行うステップにおいて、前記アクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードである拠点収容ノードを起点とするツリー状の経路を求め、このツリー状の経路をなす全中継ノードについて、各ユーザ拠点と中継ノードとを結ぶアクセスリンクで利用可能な帯域と、各ユーザ拠点から到達するのに必要な中継ノード数から得られる評価値を求め、この評価値に基づいて選択された中継ノードと、各拠点との間を最小ホップ数で接続した最小ホップ経路を求める経路設計方法。
  2. 前記経路設計を行うステップにおいて、全ユーザ拠点を結ぶ経路上の各中継ノードについて任意のポートに割り当てる通信帯域の上限を他ポートに割り当てる通信帯域の上限の和以下とする請求項1に記載の経路設計方法。
  3. 前記経路設計を行うステップにおいて、各中継ノードを起点とするツリー状の経路を求めると共に、前記通信を中継しない中継ノードを示す条件を定義し、該ツリー状の経路をなす中継ノードから該条件に該当する中継ノードを除外して通信経路を求める請求項1に記載の経路設計方法。
  4. 拠点収容ノードになりうる中継ノードを起点としたツリー状の経路の情報を予め求めて記憶しておき、経路設計を行う際に該ツリー状の経路の情報を読み出して利用する請求項に記載の経路設計方法。
  5. ポート数1で且つユーザ拠点収容ノードではない中継ノードおよびそれに接続するリンク全てを設計対象から除外したのちに経路設計を行う請求項又はに記載の経路設計方法。
  6. 複数のユーザ拠点間を複数の中継ノードとリンクとで接続するネットワークの該中継ノードと接続するネットワーク管理装置にて運用され、前記ユーザ拠点間の通信経路を設計するプログラムであって、
    各ユーザ拠点と中継ノードとを接続するリンクであるアクセスリンクの帯域の情報及びこのアクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードを示す情報を含むユーザ情報の入力を受け付けるステップと、
    前記ユーザ拠点間の通信を中継するネットワークのトポロジ情報を取得するステップと、
    前記ユーザ情報及びトポロジ情報に基づいて通信を中継するポート及び中継しないポートを求めると共に、該通信を中継するポートの通信帯域の上限を求め、前記ユーザ拠点間をツリー状の経路で接続するように経路設計を行うステップと、
    前記経路設計結果を出力するステップと、
    を前記ネットワーク管理装置に行わせ
    前記経路設計を行うステップにおいて、前記アクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードである拠点収容ノードを起点とするツリー状の経路を求め、このツリー状の経路をなす全中継ノードについて、各ユーザ拠点と中継ノードとを結ぶアクセスリンクで利用可能な帯域と、各ユーザ拠点から到達するのに必要な中継ノード数から得られる評価値を求め、この評価値に基づいて選択された中継ノードと、各拠点との間を最小ホップ数で接続した最小ホップ経路を求める経路設計プログラム。
  7. 複数のユーザ拠点間を複数の中継ノードとリンクとで接続するネットワークの該中継ノードと接続するネットワーク管理装置であって、
    各ユーザ拠点と中継ノードとを接続するリンクであるアクセスリンクの帯域の情報及びこのアクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードを示す情報を含むユーザ情報の入力を受け付ける入力部と、
    前記ユーザ拠点間の通信を中継するネットワークのトポロジ情報を取得するトポロジ取得部と、
    前記ユーザ情報及びトポロジ情報に基づいて通信を中継するポート及び中継しないポートを求めると共に、該通信を中継するポートの通信帯域の上限を求め、前記ユーザ拠点間をツリー状の経路で接続するように経路設計を行う経路設計部と、
    前記経路設計結果を出力する出力部と、
    を含み、
    前記経路設計部が、前記アクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードである拠点収容ノードを起点とするツリー状の経路を求め、このツリー状の経路をなす全中継ノードについて、各ユーザ拠点と中継ノードとを結ぶアクセスリンクで利用可能な帯域と、各ユーザ拠点から到達するのに必要な中継ノード数から得られる評価値を求め、この評価値に基づいて選択された中継ノードと、各拠点との間を最小ホップ数で接続した最小ホップ経路を求めるネットワーク管理装置。
  8. 複数のユーザ拠点間を複数の中継ノードとリンクとで接続するネットワーク及び該中継ノードと接続するネットワーク管理装置とを備えるネットワークシステムであって、
    前記ネットワーク管理装置が、
    各ユーザ拠点と中継ノードとを接続するリンクであるアクセスリンクの帯域の情報及びこのアクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードを示す情報を含むユーザ情報の入力を受け付ける入力部と、
    前記ユーザ拠点間の通信を中継するネットワークのトポロジ情報を取得するトポロジ取得部と、
    前記ユーザ情報及びトポロジ情報に基づいて通信を中継するポート及び中継しないポートを求めると共に、該通信を中継するポートの通信帯域の上限を求め、前記ユーザ拠点間をツリー状の経路で接続するように経路設計を行う経路設計部と、
    前記経路設計結果を出力する経路出力部と
    を備え、
    前記経路設計部が、前記アクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードである拠点収容ノードを起点とするツリー状の経路を求め、このツリー状の経路をなす全中継ノードについて、各ユーザ拠点と中継ノードとを結ぶアクセスリンクで利用可能な帯域と、各ユーザ拠点から到達するのに必要な中継ノード数から得られる評価値を求め、この評価値に基づいて選択された中継ノードと、各拠点との間を最小ホップ数で接続した最小ホップ経路を求め、
    前記中継ノードが、
    前記通信のトラヒックを受け付ける入力部と、
    該トラヒックを前記ポートを介して次のノードに出力する出力部と、
    前記ネットワーク管理装置から設定情報を受信する設定取得部と、
    この設定情報に基づいて前記出力部のポートの設定を行う設定部と、
    を備えたネットワークシステム。
  9. 複数のユーザ拠点間を複数の中継ノードとリンクとで接続するネットワーク及び該中継ノードと接続するネットワーク管理装置とを備えるネットワークシステムにて運用される方法であって、
    前記ネットワーク管理装置が、
    各ユーザ拠点と中継ノードとを接続するリンクであるアクセスリンクの帯域の情報及びこのアクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードを示す情報を含むユーザ情報の入力を受け付けるステップと、
    前記ユーザ拠点間の通信を中継するネットワークのトポロジ情報を取得するステップと、
    前記ユーザ情報及びトポロジ情報に基づいて通信を中継するポート及び中継しないポートを求めると共に、該通信を中継するポートの通信帯域の上限を求め、前記ユーザ拠点間をツリー状の経路で接続するように経路設計を行うステップと、
    前記経路設計結果を出力するステップと、
    を行い、
    前記経路設計を行うステップにおいて、前記アクセスリンクを介してユーザ拠点と接続する中継ノードである拠点収容ノードを起点とするツリー状の経路を求め、このツリー状の経路をなす全中継ノードについて、各ユーザ拠点と中継ノードとを結ぶアクセスリンクで利用可能な帯域と、各ユーザ拠点から到達するのに必要な中継ノード数から得られる評価値を求め、この評価値に基づいて選択された中継ノードと、各拠点との間を最小ホップ数で接続した最小ホップ経路を求め、
    前記中継ノードが、
    前記ネットワーク管理装置から設定情報を受信するステップと、
    この設定情報に基づいて前記出力部のポートの設定を行うステップと、
    を行うネットワーク管理方法。
JP2004005930A 2004-01-13 2004-01-13 経路設計方法 Expired - Fee Related JP4398263B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004005930A JP4398263B2 (ja) 2004-01-13 2004-01-13 経路設計方法
US10/869,151 US8185616B2 (en) 2004-01-13 2004-06-16 Route designing method
CNB2005100005716A CN100377529C (zh) 2004-01-13 2005-01-07 路由设计方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004005930A JP4398263B2 (ja) 2004-01-13 2004-01-13 経路設計方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005203885A JP2005203885A (ja) 2005-07-28
JP4398263B2 true JP4398263B2 (ja) 2010-01-13

Family

ID=34737250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004005930A Expired - Fee Related JP4398263B2 (ja) 2004-01-13 2004-01-13 経路設計方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8185616B2 (ja)
JP (1) JP4398263B2 (ja)
CN (1) CN100377529C (ja)

Families Citing this family (108)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8200789B2 (en) * 2004-10-12 2012-06-12 International Business Machines Corporation Method, system and program product for automated topology formation in dynamic distributed environments
US20060120384A1 (en) * 2004-12-08 2006-06-08 International Business Machines Corporation Method and system for information gathering and aggregation in dynamic distributed environments
CN100463446C (zh) * 2005-08-11 2009-02-18 中兴通讯股份有限公司 自动探测网络拓扑、建立路由表并实现窄带业务的方法
JP4640039B2 (ja) * 2005-08-24 2011-03-02 日立電線株式会社 スイッチングハブ及びリング型ネットワークシステム
JP4768750B2 (ja) * 2005-12-06 2011-09-07 独立行政法人情報通信研究機構 無線ネットワークシステム
US9990607B1 (en) 2006-01-13 2018-06-05 Wensheng Hua Balanced network and method
DE102006018281B4 (de) * 2006-04-20 2017-12-28 Merten Gmbh Verfahren zum Installieren eines Funksystems in einem Gebäude
US7953089B1 (en) 2006-05-16 2011-05-31 Cisco Technology, Inc. Systems and methods for multicast switching in a private VLAN
US8064440B2 (en) * 2006-08-04 2011-11-22 Cisco Technology, Inc. Technique for avoiding IP lookup with multipoint-to-multipoint label switched paths
JP4816957B2 (ja) * 2007-03-07 2011-11-16 日本電気株式会社 中継装置、経路選択システム、経路選択方法、およびプログラム
JP5123800B2 (ja) * 2008-09-16 2013-01-23 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
US8078712B2 (en) * 2008-11-26 2011-12-13 Red Hat, Inc. Systems and methods for network command delegation using auto-discovered pathways
JP5147080B2 (ja) * 2009-08-25 2013-02-20 日本電信電話株式会社 Vlan経路設計方法及びその装置
US10601653B2 (en) 2012-07-06 2020-03-24 Cradlepoint, Inc. Implicit traffic engineering
US9118495B1 (en) 2012-07-06 2015-08-25 Pertino, Inc. Communication between broadcast domains
US9992062B1 (en) 2012-07-06 2018-06-05 Cradlepoint, Inc. Implicit traffic engineering
US10880162B1 (en) 2012-07-06 2020-12-29 Cradlepoint, Inc. Linking logical broadcast domains
US10135677B1 (en) * 2012-07-06 2018-11-20 Cradlepoint, Inc. Deployment of network-related features over cloud network
US10177957B1 (en) 2012-07-06 2019-01-08 Cradlepoint, Inc. Connecting a cloud network to the internet
US10110417B1 (en) * 2012-07-06 2018-10-23 Cradlepoint, Inc. Private networks overlaid on cloud infrastructure
US10560343B1 (en) 2012-07-06 2020-02-11 Cradlepoint, Inc. People centric management of cloud networks via GUI
CN102811173B (zh) * 2012-07-26 2015-12-02 杭州华三通信技术有限公司 一种mac地址学习方法和设备
WO2014052878A1 (en) * 2012-09-28 2014-04-03 Cornell University System and methods for improved network routing
US10454714B2 (en) 2013-07-10 2019-10-22 Nicira, Inc. Method and system of overlay flow control
US10749711B2 (en) 2013-07-10 2020-08-18 Nicira, Inc. Network-link method useful for a last-mile connectivity in an edge-gateway multipath system
JP6123661B2 (ja) * 2013-12-09 2017-05-10 三菱電機株式会社 経路探索方法及びネットワーク管理装置
US9813301B2 (en) * 2014-08-20 2017-11-07 Nec Corporation Optimization framework for multi-tenant data centers
US10498652B2 (en) 2015-04-13 2019-12-03 Nicira, Inc. Method and system of application-aware routing with crowdsourcing
US10135789B2 (en) 2015-04-13 2018-11-20 Nicira, Inc. Method and system of establishing a virtual private network in a cloud service for branch networking
US10425382B2 (en) 2015-04-13 2019-09-24 Nicira, Inc. Method and system of a cloud-based multipath routing protocol
US10819621B2 (en) 2016-02-23 2020-10-27 Mellanox Technologies Tlv Ltd. Unicast forwarding of adaptive-routing notifications
WO2018139414A1 (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 日本電気株式会社 通信管理装置、通信システム、通信管理方法、および通信方法
US10992558B1 (en) 2017-11-06 2021-04-27 Vmware, Inc. Method and apparatus for distributed data network traffic optimization
US11706127B2 (en) 2017-01-31 2023-07-18 Vmware, Inc. High performance software-defined core network
US10992568B2 (en) 2017-01-31 2021-04-27 Vmware, Inc. High performance software-defined core network
US20200036624A1 (en) 2017-01-31 2020-01-30 The Mode Group High performance software-defined core network
US11121962B2 (en) 2017-01-31 2021-09-14 Vmware, Inc. High performance software-defined core network
US20180219765A1 (en) 2017-01-31 2018-08-02 Waltz Networks Method and Apparatus for Network Traffic Control Optimization
US11252079B2 (en) 2017-01-31 2022-02-15 Vmware, Inc. High performance software-defined core network
US10778528B2 (en) 2017-02-11 2020-09-15 Nicira, Inc. Method and system of connecting to a multipath hub in a cluster
JP6637911B2 (ja) * 2017-02-21 2020-01-29 日本電信電話株式会社 ネットワーク設計装置、ネットワーク設計方法およびネットワーク設計処理プログラム
US10523539B2 (en) 2017-06-22 2019-12-31 Nicira, Inc. Method and system of resiliency in cloud-delivered SD-WAN
US11018949B2 (en) * 2017-07-14 2021-05-25 Accenture Global Solutions Limited System for generating an architecture diagram
CA3076613A1 (en) 2017-09-22 2019-03-28 Kymera Therapeutics, Inc. Protein degraders and uses thereof
WO2019060693A1 (en) 2017-09-22 2019-03-28 Kymera Therapeutics, Inc. CRBN LIGANDS AND USES THEREOF
US10999165B2 (en) 2017-10-02 2021-05-04 Vmware, Inc. Three tiers of SaaS providers for deploying compute and network infrastructure in the public cloud
US11089111B2 (en) 2017-10-02 2021-08-10 Vmware, Inc. Layer four optimization for a virtual network defined over public cloud
US10999100B2 (en) 2017-10-02 2021-05-04 Vmware, Inc. Identifying multiple nodes in a virtual network defined over a set of public clouds to connect to an external SAAS provider
US11115480B2 (en) 2017-10-02 2021-09-07 Vmware, Inc. Layer four optimization for a virtual network defined over public cloud
US10959098B2 (en) 2017-10-02 2021-03-23 Vmware, Inc. Dynamically specifying multiple public cloud edge nodes to connect to an external multi-computer node
US10594516B2 (en) 2017-10-02 2020-03-17 Vmware, Inc. Virtual network provider
US11223514B2 (en) 2017-11-09 2022-01-11 Nicira, Inc. Method and system of a dynamic high-availability mode based on current wide area network connectivity
IL315310A (en) 2017-12-26 2024-10-01 Kymera Therapeutics Inc Irak degraders and uses thereof
US11512080B2 (en) 2018-01-12 2022-11-29 Kymera Therapeutics, Inc. CRBN ligands and uses thereof
US11485743B2 (en) 2018-01-12 2022-11-01 Kymera Therapeutics, Inc. Protein degraders and uses thereof
WO2020010177A1 (en) 2018-07-06 2020-01-09 Kymera Therapeutics, Inc. Tricyclic crbn ligands and uses thereof
CN109005525A (zh) * 2018-08-07 2018-12-14 西北工业大学 一种中继网络部署方法及装置
US11405847B2 (en) * 2018-08-13 2022-08-02 Qualcomm Incorporated Hop-count indication in wireless systems
KR20210111252A (ko) 2018-11-30 2021-09-10 카이메라 쎄라퓨틱스 인코포레이티드 Irak 분해제 및 이의 용도
US11005724B1 (en) * 2019-01-06 2021-05-11 Mellanox Technologies, Ltd. Network topology having minimal number of long connections among groups of network elements
SG11202110829YA (en) 2019-04-05 2021-10-28 Kymera Therapeutics Inc Stat degraders and uses thereof
CN110535697B (zh) * 2019-08-22 2021-05-11 杭州趣链科技有限公司 一种均衡区块链跨域广播网络负载的方法
US11018995B2 (en) 2019-08-27 2021-05-25 Vmware, Inc. Alleviating congestion in a virtual network deployed over public clouds for an entity
US11327145B2 (en) * 2019-09-23 2022-05-10 Kay Nishimoto Positioning, navigation, timing, ranging, or beacon transmission system apparatus which utilizes and exploits—relayed, delayed, or virtual timing marker transmissions of GPS, GPS alternative, GNSS, PNT, electronic, optic, acoustic, or similar signals
US11611507B2 (en) 2019-10-28 2023-03-21 Vmware, Inc. Managing forwarding elements at edge nodes connected to a virtual network
US11489783B2 (en) 2019-12-12 2022-11-01 Vmware, Inc. Performing deep packet inspection in a software defined wide area network
US11394640B2 (en) 2019-12-12 2022-07-19 Vmware, Inc. Collecting and analyzing data regarding flows associated with DPI parameters
JP2023509366A (ja) 2019-12-17 2023-03-08 カイメラ セラピューティクス, インコーポレイテッド Irak分解剤およびそれらの使用
WO2021127283A2 (en) 2019-12-17 2021-06-24 Kymera Therapeutics, Inc. Irak degraders and uses thereof
JP7400833B2 (ja) * 2019-12-20 2023-12-19 日本電信電話株式会社 トポロジー設計装置、トポロジー設計方法、及びプログラム
US11418997B2 (en) 2020-01-24 2022-08-16 Vmware, Inc. Using heart beats to monitor operational state of service classes of a QoS aware network link
TW202210483A (zh) 2020-06-03 2022-03-16 美商凱麥拉醫療公司 Irak降解劑之結晶型
US11245641B2 (en) 2020-07-02 2022-02-08 Vmware, Inc. Methods and apparatus for application aware hub clustering techniques for a hyper scale SD-WAN
US11709710B2 (en) 2020-07-30 2023-07-25 Vmware, Inc. Memory allocator for I/O operations
US11575594B2 (en) 2020-09-10 2023-02-07 Mellanox Technologies, Ltd. Deadlock-free rerouting for resolving local link failures using detour paths
US11411911B2 (en) 2020-10-26 2022-08-09 Mellanox Technologies, Ltd. Routing across multiple subnetworks using address mapping
US11575591B2 (en) 2020-11-17 2023-02-07 Vmware, Inc. Autonomous distributed forwarding plane traceability based anomaly detection in application traffic for hyper-scale SD-WAN
US11575600B2 (en) 2020-11-24 2023-02-07 Vmware, Inc. Tunnel-less SD-WAN
US11929903B2 (en) 2020-12-29 2024-03-12 VMware LLC Emulating packet flows to assess network links for SD-WAN
EP4271664A1 (en) 2020-12-30 2023-11-08 Kymera Therapeutics, Inc. Irak degraders and uses thereof
US12218845B2 (en) 2021-01-18 2025-02-04 VMware LLC Network-aware load balancing
CN116783874A (zh) 2021-01-18 2023-09-19 Vm维尔股份有限公司 网络感知的负载平衡
US11979325B2 (en) 2021-01-28 2024-05-07 VMware LLC Dynamic SD-WAN hub cluster scaling with machine learning
US20240121176A1 (en) * 2021-02-12 2024-04-11 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Band calculation device, band calculation method, and program
MX2023009527A (es) 2021-02-15 2023-08-24 Kymera Therapeutics Inc Degradadores de la cinasa 4 asociada al receptor de interleucina 1 (irak4) y usos de los mismos.
US12009987B2 (en) 2021-05-03 2024-06-11 VMware LLC Methods to support dynamic transit paths through hub clustering across branches in SD-WAN
US11381499B1 (en) 2021-05-03 2022-07-05 Vmware, Inc. Routing meshes for facilitating routing through an SD-WAN
US11729065B2 (en) 2021-05-06 2023-08-15 Vmware, Inc. Methods for application defined virtual network service among multiple transport in SD-WAN
AU2022271290A1 (en) 2021-05-07 2023-11-23 Kymera Therapeutics, Inc. Cdk2 degraders and uses thereof
US11489720B1 (en) 2021-06-18 2022-11-01 Vmware, Inc. Method and apparatus to evaluate resource elements and public clouds for deploying tenant deployable elements based on harvested performance metrics
US12250114B2 (en) 2021-06-18 2025-03-11 VMware LLC Method and apparatus for deploying tenant deployable elements across public clouds based on harvested performance metrics of sub-types of resource elements in the public clouds
US12015536B2 (en) 2021-06-18 2024-06-18 VMware LLC Method and apparatus for deploying tenant deployable elements across public clouds based on harvested performance metrics of types of resource elements in the public clouds
US11870682B2 (en) 2021-06-22 2024-01-09 Mellanox Technologies, Ltd. Deadlock-free local rerouting for handling multiple local link failures in hierarchical network topologies
US12047282B2 (en) 2021-07-22 2024-07-23 VMware LLC Methods for smart bandwidth aggregation based dynamic overlay selection among preferred exits in SD-WAN
US11375005B1 (en) 2021-07-24 2022-06-28 Vmware, Inc. High availability solutions for a secure access service edge application
US12267364B2 (en) 2021-07-24 2025-04-01 VMware LLC Network management services in a virtual network
US11943146B2 (en) 2021-10-01 2024-03-26 VMware LLC Traffic prioritization in SD-WAN
KR20240110592A (ko) 2021-10-29 2024-07-15 카이메라 쎄라퓨틱스 인코포레이티드 Irak4 분해제 및 이의 합성
US11765103B2 (en) 2021-12-01 2023-09-19 Mellanox Technologies, Ltd. Large-scale network with high port utilization
US12184557B2 (en) 2022-01-04 2024-12-31 VMware LLC Explicit congestion notification in a virtual environment
WO2023147594A2 (en) 2022-01-31 2023-08-03 Kymera Therapeutics, Inc. Irak degraders and uses thereof
US11909815B2 (en) 2022-06-06 2024-02-20 VMware LLC Routing based on geolocation costs
US20240022626A1 (en) 2022-07-18 2024-01-18 Vmware, Inc. Dns-based gslb-aware sd-wan for low latency saas applications
US12237990B2 (en) 2022-07-20 2025-02-25 VMware LLC Method for modifying an SD-WAN using metric-based heat maps
US12155563B2 (en) 2022-09-05 2024-11-26 Mellanox Technologies, Ltd. Flexible per-flow multipath managed by sender-side network adapter
US12057993B1 (en) 2023-03-27 2024-08-06 VMware LLC Identifying and remediating anomalies in a self-healing network
US12034587B1 (en) 2023-03-27 2024-07-09 VMware LLC Identifying and remediating anomalies in a self-healing network
US12261777B2 (en) 2023-08-16 2025-03-25 VMware LLC Forwarding packets in multi-regional large scale deployments with distributed gateways

Family Cites Families (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7558557B1 (en) * 1991-11-12 2009-07-07 Broadcom Corporation Low-power messaging in a network supporting roaming terminals
US5274643A (en) * 1992-12-11 1993-12-28 Stratacom, Inc. Method for optimizing a network having virtual circuit routing over virtual paths
US5432790A (en) * 1993-09-17 1995-07-11 Motorola, Inc. Method for allocating internodal link bandwidth in a packet oriented communication network to guarantee delay quality-of-service
JPH0983546A (ja) 1995-09-13 1997-03-28 Toshiba Corp 経路選択方法および経路選択装置および通信網設計方法および通信網設計装置
US5854903A (en) * 1995-11-07 1998-12-29 Lucent Technologies Inc. Optimization method for routing and logical network design in multi-service networks
US6011804A (en) * 1995-12-20 2000-01-04 International Business Machines Corporation Dynamic bandwidth reservation for control traffic in high speed packet switching networks
US6108304A (en) * 1996-03-08 2000-08-22 Abe; Hajime Packet switching network, packet switching equipment, and network management equipment
US6400681B1 (en) * 1996-06-20 2002-06-04 Cisco Technology, Inc. Method and system for minimizing the connection set up time in high speed packet switching networks
US5881050A (en) * 1996-07-23 1999-03-09 International Business Machines Corporation Method and system for non-disruptively assigning link bandwidth to a user in a high speed digital network
US6219547B1 (en) * 1996-10-31 2001-04-17 Nortel Networks Corporation System and method for routing in a cellular digital packet data network
US7593321B2 (en) * 1997-02-11 2009-09-22 Cisco Technology, Inc. Method and system for a local and fast non-disruptive path switching in high speed packet switching networks
JP3352611B2 (ja) * 1997-07-24 2002-12-03 株式会社日立製作所 スイッチングルータ
US6347078B1 (en) * 1997-09-02 2002-02-12 Lucent Technologies Inc. Multiple path routing
US6647008B1 (en) * 1997-12-19 2003-11-11 Ibm Corporation Method and system for sharing reserved bandwidth between several dependent connections in high speed packet switching networks
US6072772A (en) * 1998-01-12 2000-06-06 Cabletron Systems, Inc. Method for providing bandwidth and delay guarantees in a crossbar switch with speedup
US6331986B1 (en) * 1998-04-24 2001-12-18 Lucent Technologies Inc. Method for resource allocation and routing in multi-service virtual private networks
US6256309B1 (en) * 1998-04-28 2001-07-03 Cisco Technology, Inc. Quality of service sensitive routes precomputed in bandwidth brackets
US6628609B2 (en) * 1998-04-30 2003-09-30 Nortel Networks Limited Method and apparatus for simple IP-layer bandwidth allocation using ingress control of egress bandwidth
JP3609256B2 (ja) * 1998-05-19 2005-01-12 株式会社日立製作所 ネットワーク管理装置,ノード装置及びネットワーク管理システム
US6418139B1 (en) * 1998-11-25 2002-07-09 Nortel Networks Limited Mechanism to guarantee quality of service to real-time traffic on IP networks
US6856627B2 (en) * 1999-01-15 2005-02-15 Cisco Technology, Inc. Method for routing information over a network
US6711125B1 (en) * 1999-08-02 2004-03-23 Extreme Networks Provisioning networks for reliable quality of service
US6628670B1 (en) * 1999-10-29 2003-09-30 International Business Machines Corporation Method and system for sharing reserved bandwidth between several dependent connections in high speed packet switching networks
JP4489925B2 (ja) * 2000-11-02 2010-06-23 富士通株式会社 ネットワーク共有帯域割当て方法及びこれを用いるネットワークシステム
JP2002141392A (ja) 2000-11-06 2002-05-17 Mitsubishi Electric Corp 半導体チップのピックアップ方法及び装置、並びに該装置を有するダイボンド装置
DE60216534T2 (de) * 2001-02-23 2007-06-21 Nippon Telegraph And Telephone Corp. Vorrichtung und Verfahren zur Bandbreitenverwaltung, dazugehöriges Rechnerprogramm, und Aufzeichnungsmedium, welches das Programm gespeichert hat
JP3696815B2 (ja) 2001-08-24 2005-09-21 日本電信電話株式会社 受付制御システムおよび方法
US7009972B2 (en) * 2001-09-24 2006-03-07 Motorola, Inc Multicast IP zones for fast spanning tree convergence in wide-area packet network systems
US6826568B2 (en) * 2001-12-20 2004-11-30 Microsoft Corporation Methods and system for model matching
JP3963728B2 (ja) * 2002-01-22 2007-08-22 富士通株式会社 スパニングツリーのバイパス方法および装置
US20030217129A1 (en) * 2002-05-15 2003-11-20 Lucent Technologies Inc. Self-organizing intelligent network architecture and methodology
JP3729265B2 (ja) * 2002-08-22 2005-12-21 日本電気株式会社 ネットワークシステム、スパニングツリー構成方法、スパニングツリー構成ノード、及びスパニングツリー構成プログラム
CN1207878C (zh) * 2002-10-14 2005-06-22 港湾网络有限公司 一种路由表压缩方法
US7246172B2 (en) * 2003-06-06 2007-07-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Static dense multicast path and bandwidth management
US7382801B2 (en) * 2003-09-03 2008-06-03 At&T Deleware Intellectual Property, Inc. Link capacity dimensioning methods for packet switched communications networks, and networks and links dimensioned thereby
US7324553B1 (en) * 2003-09-30 2008-01-29 Packeteer, Inc. Dynamic bandwidth management responsive to access link state in redundant network topologies
US20070008884A1 (en) * 2003-10-08 2007-01-11 Bob Tang Immediate ready implementation of virtually congestion free guarantedd service capable network
US20070204021A1 (en) * 2006-02-28 2007-08-30 Ekl Randy L Method and apparatus for myopic root node selection in an ad hoc network
JP4805081B2 (ja) * 2006-09-29 2011-11-02 富士通株式会社 無線中継装置、無線中継方法および無線中継プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN100377529C (zh) 2008-03-26
CN1642111A (zh) 2005-07-20
JP2005203885A (ja) 2005-07-28
US8185616B2 (en) 2012-05-22
US20050154790A1 (en) 2005-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4398263B2 (ja) 経路設計方法
RU2589340C2 (ru) Сетевая система и способ получения данных тега vlan
US7565453B2 (en) System and method for accessing and transmitting different data frames in a digital transmission network
US9258220B2 (en) Communication system, node, control server, communication method and program
CN103348638B (zh) 通信系统、控制装置、通信节点以及通信方法
EP2523405A1 (en) Communication system, forwarding nodes, path management server and communication method
JP6323547B2 (ja) 通信システム、制御装置、通信制御方法、および、プログラム
JP5652565B2 (ja) 情報システム、制御装置、通信方法およびプログラム
JP2017059991A (ja) ネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法、および、ネットワーク制御プログラム
CN107925613A (zh) 业务功能链sfc中用于转发报文的方法、装置和系统
JP5888338B2 (ja) 通信システムおよび通信方法
EP3076611B1 (en) Communication system, communication method, network information combination apparatus, and network information combination program
US7369551B2 (en) System and method of accessing and transmitting different data frames in a digital transmission network
US20100208623A1 (en) Method and device of assigning ring identifier
EP1594258A1 (en) Method and system for receiving and transmitting different data frames on digital trensmission network
CN110581806A (zh) 一种自动切分网络的方法、装置、设备及存储介质
JP5182146B2 (ja) 経路決定プログラム、管理装置及びネットワーク・システム
US7505481B2 (en) System and method of accessing and transmitting different data frames in a digital transmission network
JP5150551B2 (ja) 制御装置
US20180183625A1 (en) Communication node, control apparatus, communication system, communication method and program
JP5532818B2 (ja) Id/ロケーター対応付け装置、id/ロケーター対応付け方法およびプログラム
US7505477B2 (en) System and method of accessing and transmitting different data frames in a digital transmission network
CN108702391B (zh) 处理源路由内容
JP2013098647A (ja) マルチキャスト通信における経路計算方法
JP2021158596A (ja) 制御装置、制御方法及び制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090929

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091022

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131030

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees