JP4398089B2 - フォーマットホログラムの選択的局所変性による光データ書込 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、1998年1月30日付けで出願された米国特許出願明細書第09/016,382号の優先権を主張するものである。
【0002】
本発明は、ホログラフィーによるデータ書込に関するものであり、より詳細には、フォーマットホログラム内における微小局所変性としてデータを書き込むためのシステムおよび方法に関するものである。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来のホログラフィーによる書込においては、データは、信号ビームと参照ビームとの干渉に起因するホログラムとして、書き込まれる。書込時には、書込媒体上に、参照ビームと信号ビームとの双方が入射される。読出時には、媒体上に、参照ビームだけが入射される。書き込まれたホログラムに対して参照ビームが干渉することにより、ホログラムを書き込むに際して使用された当初の信号ビームに比例したような、再構築された信号ビームが生成される。
【0004】
従来の容積型ホログラフィー書込に関する情報に関しては、例えば、米国特許明細書第4,920,220号、第5,450,218号、および、第5,440,669号を参照されたい。従来の容積型ホログラフィー書込においては、各ビットは、書込媒体の容積全体にわたって延在するホログラムとして書き込まれる。複数のビットが、ページ内において、あるいは、ビットの2次元配列内において、一緒に符号化されたり復号されたりする。複数のページは、角度技術や波長技術や位相コード技術や関連する多重化技術を使用して容積内に書き込むことができる。各ページは、対応した参照ビームを使用することによって、個別に読み出すことができる。書込手法が並列的であることにより、伝送速度を大きくすることができるとともにアクセス時間を短くすることができる。つまり、1ページあたり106 ビットという多数のものを、同時に書き込んだり読み出したりすることができる。
【0005】
従来のページ単位での容積型ホログラフィー書込においては、一般に、例えば強度や位相の空間的光変調器といったような、複雑で特殊な部材を必要とする。その上、書込媒体の容積全体にわたって参照ビームと信号ビームとが互いにコヒーレントであることを確保するには、一般に、比較的長いコヒーレント長さを有した光源を必要とし、また、比較的安定した機械システムを必要とする。機械的安定性の要求およびコヒーレント長さの要求は、典型的な使用者環境下において簡便に操作し得るような安価で安定で頑丈なホログラフィー書込デバイスの開発を後退させてしまう。
【0006】
Bjorklund 氏他による米国特許明細書第4,458,345号においては、伝送空間内における回転ディスク上への信号ビームと参照ビームとの入射を利用した、ビットごとの容積型ホログラフィー書込方法が開示されている。信号ビームおよび参照ビームは、ディスクの同じサイドから入射される。参照ビームと信号ビームとの間の角度は、媒体内での様々な深さにホログラムを書き込むために、変化させることができる。個別の光検出器が使用されて、各深さに書き込まれたデータを読み出すことができる。媒体に対しての光の相互作用は、2つのフォトンによる記録を通して局在化される。
【0007】
Maillot 氏他による米国特許明細書第5,659,536号においては、波長多重化によってディスク内の各位置に複数のホログラムが書き込まれるようなシステムが開示されている。各ホログラムは、媒体の深さ全体にわたって広がっている。Strickler 氏他による米国特許明細書第5,289,407号においては、多層の非ホログラム式の屈折率擾乱光学書込システムが開示されている。複数のビットは、単一レーザービームの焦点位置において高強度によって引き起こされた、光学ポリマーの屈折率の局在擾乱として書き込まれる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
要点を一般的に表現すれば、本発明は、書込密度が改良されており、また、書込や読出のために使用される光学部材が比較的単純であり安価でありさらに頑丈であるような、複数深さを使用したビットごとの光学的データ書込読出システムおよび方法を提供する。
【0009】
本発明においては、まず最初に、ホログラフィー書込媒体内にフォーマットホログラムが形成される。そして、データは、フォーマットホログラムの選択的な微小局所変性領域として書き込まれる。変性領域は、媒体内における複数の深さ位置に書き込まれる。よって、複数データ層を使用した書込が得られる。
【0010】
2つの光ビーム間において互いのコヒーレントな関係を維持する必要のあるフォーマットホログラムの書込は、工場環境内における管理条件下において行うことができる。その後のデータ書込およびデータ読出は、比較的単純かつ頑丈なデバイスであることにより、使用者の環境下において行うことができる。書込および読出は、媒体上に入射する単一の光ビームを使用しかつ単一の光学ヘッドを使用して、行うことができる。
【0011】
現時点において好ましい実施形態においては、フォーマットホログラムは、媒体容積全体にわたって延在する反射型フォーマットホログラムであり、媒体の深さ方向に対して垂直な実質的に平板状の周縁部を有している。反射型ホログラムであれば、媒体の深さ方向に沿って伝搬する光を反射することができる。反射型ホログラムの部分的なまたは完全な消去を行うことにより、その書込位置における反射率は、ホログラムのうちの周囲本来領域よりも、小さなものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の他の特徴点および利点は、添付図面を参照しつつ本発明の例示としての以下の詳細な説明を勘案することにより、明瞭となるであろう。
【0013】
図1は、本発明の好ましい実施形態によるもので、書込媒体と、この書込媒体内にフォーマットホログラムを形成するために使用される2つの平面波ビームと、を概略的に示す側面図である。
図2は、本発明による好ましいデータ書込読出システムを概略的に示す斜視図であって、幾何形状と機械的構成部材とを示している。
図3は、本発明による好ましい書込システムにおける光学部材を概略的に示す図である。
図4は、本発明による好ましい読出システムにおける光学部材を概略的に示す図である。
図5は、本発明の好ましい実施形態による、フォーマットホログラムと、フォーマットホログラム内における局所変性領域と、を拡大して示す概略的な側面図である。
図6は、書込媒体を拡大して示す概略的な側面図であって、本発明による、様々な深さにおける書込位置の構成を示している。
図7は、フォーマットホログラムを備えた書込媒体を拡大して示す概略的な側面図であって、フォーマットホログラムの、媒体の深さ方向に沿った変化は、本発明の他の実施形態による、2つの互いに近接した空間周波数によって特徴づけられる。
【0014】
図1は、ホログラフィー書込媒体22を概略的に示す側面図である。この書込媒体22内には、本発明の好ましい実施形態による、実質的に平面状のフォーマットホログラム(ホログラム格子)27が形成されている。ホログラム27の周縁部は、符号28によって示されている。明瞭化のために、周縁部28どうしの間の間隔は、図1においては、媒体22の厚さに対して誇張されている。媒体22は、好ましくは、図示されたものよりも多くの周縁部を備えている。媒体22は、例えばおおよそ100〜200μmあるいはそれ以下といったような好ましくは数百μmの程度の厚さとされた光ポリマーからなる構造的に一様な平板層から形成されている。光ポリマーに関する情報に関しては、例えば、Lessard 氏とManivannan氏とが編集したSelected Papers on Photopolymers, SPIE MilestoneSeries, v. MS-114, SPIE Optical Engineering Press, Bellingham,Washington,1995 を参照されたい。媒体22と光学的に接続された初期化用光学系(図示せず)が、媒体22の両平面状入射面(上側平面状入射面および下側平面状入射面)50a、50bのそれぞれに入射する2つの平面波光ビーム31a、31bを生成する。入射面50a、50bは、媒体22の深さ方向25に対して垂直である。ビーム31a、31bは、同一波長のものとされており、かつ、相互にコヒーレントなものとされている。各ビーム31a、31bは、単一の平面波成分を備えている。平面波31a、31bの干渉により、ホログラム27が生成される。ホログラム27は、屈折率の実数成分の周期的変動によって特徴づけられるような好ましくは位相ホログラムである。
【0015】
ホログラム27は、好ましくは、基本ホログラムである、すなわち、2つの平面波ビームによって書き込まれたホログラムである。深さ方向25に沿ったホログラム27の変動は、単一の空間周波数によって特徴づけることができる。
【0016】
ホログラム27の周縁部28どうしは、互いに平行であって、媒体22の深さ方向25に沿って互いに規則的な間隔でもって離間している。ホログラム27は、深さ方向25に直交した平面内において媒体22にわたって実質的に一様であることが好ましい。ホログラム27は、媒体22の容積全体にわたって1ステップでもって記録される。
【0017】
図2は、本発明において現時点にて好ましい光データ書込読出システム20を概略的に示す斜視図である。ディスク形状の書込デバイス21は、媒体22と、媒体22を機械的に保護するための収容部材と、デバイス21を取り付けるための部材と、を備えている。ホログラム27は、媒体22内に書き込まれ、媒体22内における熱レベルおよび光レベルに対して感応することがない。デバイス21は、回転ホルダ24上に、着脱可能に取り付けられる。回転ホルダ24は、深さ方向25に一致する回転軸回りに高速度でもって媒体22を連続的に回転させる。深さ方向25に沿って、媒体22の複数の書込サブ容積が、積層される。各サブ容積は、複数の同中心的データトラック23を収容している。ある深さレベルにおいて互いに隣接しているデータトラックどうしは、一般に、径方向15において互いに隔離されており、かつ、あるデータトラックに沿った書込位置どうしは、周方向17において互いに隔離されている。
【0018】
ヘッド/アームアセンブリ10を使用することにより、媒体22内の所望の書込位置にアクセスすることができる。ヘッド/アームアセンブリ10と、回転ホルダ24とは、固定ハウジング(図示せず)に対して連結されている。ヘッド/アームアセンブリ10は、可動とされたキャリッジアセンブリ11と、おおよそ径方向に延在した状態で固定された互いに平行なレール12と、を備えている。キャリッジアセンブリ11は、レール12上を移動可能であるように設置されている。キャリッジアセンブリ11は、媒体22に対して相対的に、径方向15に沿ってレール12上を直線的に移動することができる。キャリッジアセンブリ11は、媒体22に対しての、レール12に沿ったトラッキング位置粗調整を制御するためのボイスコイルアクチュエータを備えている。キャリッジアセンブリ11は、媒体22の上側入射面50aに対向している。
【0019】
図3は、本発明による好ましい書込システムにおける光学系26を概略的に示す図である。光学系26を使用することにより、書込光ビーム30aを生成することができ、書込ビーム30aを媒体22内の所望の書込位置上に導くことができる。光学系26は、デバイス21がホルダ24上に搭載されているときには書込ビーム30aが入射面50aを通して媒体22に入射し得るように、ホルダ24に対して機械的に連結されている。光学系26は、ビーム30aを生成するための光源34と、この光源34に対して光学的に接続された焦点合わせ調節可能な書込ヘッド46と、を備えている。書込ヘッド46は、ビーム30aを、媒体22内の所望書込位置52へと導いてこの所望書込位置52に焦点合わせさせる。
【0020】
光源34は、検出可能かつ局所的な態様で、フォーマットホログラム27を変性させ得るに十分に大きな出力を有したレーザーとされることが好ましい。書込ヘッド46は、媒体22を向いた大きな開口数(N.A.)の対物レンズ48と、光源34と対物レンズ48との間の光学経路内に配置された動的収差補償器39と、を備えている。対物レンズ48は、一般に0.25よりも大きな、とりわけ約0.4よりも大きな、好ましくは約0.5よりも大きな、開口数を有している。大きな開口数の方が、望ましいものである。なぜなら、大きな開口数の対物レンズであると、比較的被写界深度を小さくすることができて、そのため、媒体22の深さ方向に沿って隣接している書込位置52どうしの間の間隔を比較的近接させることができるからである。また、大きな開口数であると、ビーム30aの焦点におけるスポットサイズを比較的小さくすることができ、したがって、トラック23どうしの間の間隔を狭めることができる。開口数を約0.5とか約0.6とかよりも大きくしてしまうと、書込や読出に際して必要な光学系の複雑さが実質的に増大したり、機械的構成部材に対する許容誤差が厳しくなったりしてしまうこととなる。
【0021】
レンズ48は、2軸アクチュエータ47上に取り付けられている。2軸アクチュエータ47は、媒体22に対してのレンズ48の焦点合わせとトラッキング位置微調整とを制御する。焦点合わせ用アクチュエータは、様々な深さの層に対するアクセスを粗調整するためと、望ましい深さの層上へのレンズ48の焦点合わせの維持を微調整するためと、の双方の目的から、媒体22に対してのレンズ48の鉛直方向(深さ方向)移動を制御する。トラッキング位置の微調整は、媒体22の径方向に沿って、すなわちトラック23を横切って、行われる。
【0022】
動的収差補償器39は、媒体22によってビーム30a、30bに導入された可変球面収差を動的に補償する。各ビームにおける球面収差は、ビームがアクセスを行う深さに依存する。収差補償器は、従来の光学記録の分野において公知である。様々な動的収差補償器は、例えば米国特許明細書第5,202,875号(Rosen 氏他)に開示されているような、従来のピットベースの書込に関して既に開示されている。収差補償器39は、簡単化のために対物レンズ48およびアクチュエータ47とは個別の部材として図示されているけれども、収差補償器39は、レンズ48と一体のものとすることができる。
【0023】
書込時には、レンズ48は、ビーム30aを、媒体22内において所望の深さのところに焦点合わせする。ビーム30aは、選択された書込位置52において、ホログラム27内で選択的な微小局所変性を引き起こす。そのような変性の好ましい特徴点の説明については、図5および図6を参照して後述する。
【0024】
図4は、本発明による好ましい読出システムにおける光学系126を概略的に示している。読出時には、光学系126を使用することにより、入射光ビーム130aを生成することができ、入力ビーム130aを媒体22内の所望書込位置上に導くことができ、媒体22によって反射された出力ビーム130bを、検出器58に向けて導くことができる。入力ビーム130aの強度は、ビーム130aがフォーマットホログラム27の実質的な消去を引き起こさないよう十分に小さなものとされる。
【0025】
光学系126は、デバイス21がホルダ24上に搭載されているときには入力ビーム130aが入射面50aを通して媒体22に入射し得るように、ホルダ24に対して機械的に連結されている。光学系126は、ビーム130aを生成するための光源134と、この光源134に対して光学的に接続された焦点合わせ調節可能な読出ヘッド146と、を備えている。読出ヘッド146は、ビーム130aを、媒体22内の所望書込位置52へと導いてこの所望書込位置52に焦点合わせさせ、出力ビーム130bを捉えて検出器58へと導く。
【0026】
光源134は、レーザーとされる。読出ヘッド146は、媒体22を向いた大きな開口数(N.A.)の対物レンズ48と、光源134と対物レンズ48との間の光学経路内に配置された動的収差補償器39と、媒体22に対して光学的に接続された検出器58と、ビーム130aを媒体22に向けて導くとともに出力ビーム130bを検出器58に向けて導くビーム分離部材38と、を備えている。ビーム分離部材38は、ビーム130aと130bとを分離する。ビーム分離部材38は、従来より公知のものである。ビーム分離部材38は、偏光型ビームスプリッタ(PBS)54と、光源134と媒体22との間において両ビーム130a、130bの光学経路内に配置された4分の1波長板56と、を備えている。偏光型ビームスプリッタ54および4分の1波長板56は、分離部材における損失を低減するために、単純なビームスプリッタに代えて使用される。
【0027】
検出器58は、共焦型の深度選択的な検出器であって、媒体22内にの所望深さにおける書込位置だけに検出器58が選択的にアクセスすることを可能とするための空間フィルタ光学系を備えている。空間フィルタ光学系は、周知のものである。空間フィルタ光学系は、好ましくは、アクセスした書込位置から反射された光線だけを検出器58に向けて導くことを選択的に可能とするために、適切に配置されたピンホールを備えている。ピンホールは、もし遮蔽しなければ検出器58内へと入射してしまうような、媒体22の非アクセス領域からの浮遊光を遮蔽する。
【0028】
読出時には、入射ビーム130aが媒体22によって反射されて、出力ビーム130bが生成される。両ビーム130a、130bは、実質的に対向式に伝搬し、共に、面50aを通って伝搬する。出力ビーム130bは、レンズ48によって捕捉されて、光学系126によって検出器58へと導かれる。出力ビーム130bの強度は、アクセスされた書込位置52のところにおける、入射ビーム130aと媒体22との間の相互作用の度合いを代理する。
【0029】
図5は、書込位置52における書込ビーム30aの焦点位置において書き込まれた、ホログラム27内における局所変性領域62を示している。ホログラム27は、図示の明瞭化のために誇張して図示されている。好ましい実施形態においては、変性領域62は、数十個の周縁部28にわたって延在している。周縁部28は、実質的に平面状のものであって、各位置52におけるフォーマットホログラム27の後方反射の方向を局所的に規定する。反射方向は、好ましくは、媒体22全体を通して同じとされる。
【0030】
変性領域62は、ホログラム27の強度および/または位相の微小局所的変動として認識することができる。変性領域62は、好ましくは、ホログラム27の消去領域である。この場合、書込位置52のところにおける媒体22の反射率は、ホログラム27の周囲本来部分の反射率よりも小さいものとなっている。変性領域62の深さは、関連する屈折率変動が、書込ビーム30aの焦点のところにおける変動の所定係数(例えば、2という係数)内となっているような深さとして定義することができる。
【0031】
変性領域62は、好ましくは、高開口数光学系の回折限界のところに書き込まれる。変性領域62は、好ましくは、数十μmよりも小さいような(例えば、<50μm)、とりわけ20μmよりも小さいような、深さにわたって延在する。変性領域62の深さは、好ましくは、書込ビーム30aのレイリー範囲と同等なものである。変性領域62は、好ましくは、数μmよりも小さいような(例えば、<5μm)、とりわけ1〜2μmといったような、(平面内における)スポットサイズを有している。1μmという変性領域長さは、数十m/sといった中程度の速度に対して、数十nsという読出時間に対応する。スポットサイズは、トラックの幅を特徴づける。スポットサイズは、トラック間間隔の最小値を制限することができ、トラックに沿ったデータ密度を制限することができる。隣接するトラックどうしは、好ましくは、少なくとも変性領域スポットサイズの程度の距離だけ、隔離される。トラックに沿って隣接する変性領域どうしも、また、少なくとも変性領域スポットサイズの程度の距離だけ、隔離される。
【0032】
書込時には、ビーム30aが、書込位置52のところにおいて高強度でもって焦点合わせされる。局所的な高強度は、書込位置52のところにおけるホログラム27の局所的消去を引き起こす。読出時には、ビーム130aが、媒体22内において、書込位置52の深さのところに焦点合わせされる。ビーム130aがホログラム27の本来領域(変性を受けておらず本来の性質のままとされている領域)に焦点合わせされたときには、反射された出力ビーム130bの強度は、比較的大きい。ビーム130aがホログラム27の消去領域に焦点合わせされたときには、得られる反射出力ビーム130bの強度は、比較的小さい。
【0033】
読出時には、入力ビーム130aは、ホログラム27に対しての焦点位置においてブラッグ適合される。すなわち、焦点位置における入力ビーム130aの波長が、ホログラム27の波長に等しいものとされる。当業者には明らかなように、ビーム130a内におけるすべての実質的なGuoyシフトや、媒体22内での収縮や、媒体22内での書込時における背景の屈折率変化は、ホログラム27に対してのビーム130aのブラッグ適合に際して考慮されている。Guoyシフトに関する情報に関しては、例えば、Siegman, Lasers, University Science Books, Mill Valley, California, 1986, p. 682-685 を参照されたい。光ポリマー内における収縮および背景屈折率変化は、当該分野において熟知されている。
【0034】
図6は、媒体22の側断面図であって、深さ方向における変性領域62の好ましい相対配置を示している。変性領域62の複数の平板形状サブ容積66が、媒体22の深さに沿って積層されている。隣接しているサブ容積どうしは、変性領域の深さの程度といったようなまたは入力ビーム30aの焦点深さの程度といったような、中心間距離だけ隔離されている。変性領域62の書込時には、書込ビーム30aは、サブ容積内のトラック23に沿って媒体22がビーム30aに対して相対移動したときでも、一定深さのところのサブ容積内に焦点合わせされた状態を維持される。読出時には、媒体22は、入力ビーム130aに対して一定速度でもって移動する。
【0035】
媒体22内において異なる深さのところにおいて互いに異なる(例えば、隣接している)サブ容積に位置した2つの変性領域62’、62”について考察する。書込ビーム30aが変性領域62’の位置に焦点合わせされたときには、書込ビーム30aのうちの焦点外部分は、ホログラム27のうちの、変性領域62”からなる書込位置の周囲領域を照射してこの領域を部分的に消去することができる。変性領域62’の位置にアクセスするために使用される光のうちの焦点外のものは、変性領域62”から読み出す際に得られるコントラストを低下させる。媒体22内の他の深さ位置におけるデータ書込のために、ある深さ位置における光学的性質が劣化してしまうことは、システムの『指定損失』によって決定される。指定損失は、媒体22の深さ方向に積層し得るデータ層の数を、制限する。指定損失を低減するために、光学的に非線形な書込材料を使用することができる。また、指定損失は、深さ方向において隣接している層どうしにおける各変性領域が鉛直方向において同じ位置に位置しないようにして、鉛直方向において互いに隣接するトラックどうしをずらすことによっても、また、径方向における変性領域どうしをずらすことによっても、低減することができる。
【0036】
図7は、本発明の代替可能な実施形態における媒体22の側断面図を示している。媒体22内に形成されているフォーマットホログラム27’は、深さ方向25に沿って積層された複数の個別の書込サブ容積80を備えている。各書込サブ容積80は、フォーマットホログラム27の反射性周縁部の存在によって特徴づけられている。そして、隣接しているサブ容積どうしの間の間隔は、媒体22内の屈折率の相対変動がないことによって特徴づけられている。深さ方向25におけるホログラム27’の変動は、2つの近接した空間周波数によって特徴づけられる。2つの周波数の間の差は、互いに隣接する書込サブ容積80間の間隔を決定する。フォーマットホログラム27’は、媒体22上に入射する、互いに異なる周波数とされた2対のビームの干渉によって形成することができる。各対は、図1に示すようなビーム対に類似のものである。
【0037】
ある実施形態においては、読出時に使用される入力ビームの波長は、書込ビームの波長とは相異するものであって、フォーマットホログラム上における入力ビームの影響を最小化するように選択される。2つの波長は、書込媒体が読出波長よりも書込波長に対して感光的であるように、選択される。様々な媒体感光性に対応した複数の波長を使用することにより、書込波長におけるフォーマットホログラムの変性を容易なものとすることができるとともに、読出光がフォーマットホログラムを実質的に変性させない(例えば、消去しない)ことを保証することができる。
【0038】
並列的読出は、近接配置された複数の互いに非コヒーレントなレーザーを備えた光源を使用することによって、行うことができる。これらレーザーは、空間的に隔離された互いに非コヒーレントな入力ビームを生成する。入力ビームは、各入力ビームが、媒体内において隣接している複数のトラックのうちの1つに焦点合わせされるようにして、径方向ライン上に投影される。その後、データ読出のために、複数の個別に配置された検出部材を備えた検出器が使用される。再構築された出力ビームの各々が、各検出部材上に入射する。入力ビームが互いに非コヒーレントであることにより、対応トラックどうしがたとえ近接していたにしても、入力ビームどうしが干渉することはない。
【0039】
本発明の範囲および精神を逸脱することなく上記実施形態を様々に変更し得ることは、当業者には明らかであろう。書込媒体材料は、光ポリマーである必要はない。例えば、本発明においては、光ポリマーや感光性ガラスや光屈折性材料といったような公知の様々な書込材料を適切に使用することができる。フォーマットホログラムを変性させるためには、書込光ビームと媒体との間において相互作用引き起こし得る様々なメカニズムを適切に使用することができる。例えば、書込光ビームは、媒体構造を物理的に変性させることによって、フォーマットホログラムを選択的に変性させることもできる。変性は、媒体内における最大の光強度(面積あたりのパワー)によって直接的に影響を受ける、あるいは、光ビームの影響(面積あたりのエネルギー)によって直接的に影響を受ける。材料は、ある波長による照光によって感受性を高めることができ、これにより、他の波長の局所光を使用してフォーマットホログラムを選択的に変性させることができる。
【0040】
フォーマットホログラムは、面内において完全に一様である必要はなく、また、深さ方向変動が完全に規則的である必要もない。フォーマットホログラムは、独立に記録可能でありかつアクセス可能であるような個別の複数のセクターを備えることができる。フォーマットホログラムは、位相ホログラムである必要はなく、吸収ホログラムとすることができる。フォーマットホログラム内における変性領域は、一様な円形スポットである必要はない。ディスクが連続的に回転する際には、連続した変性領域を書き込むことができる。書込ビームの強度は、時間的に変化させることができ、これにより、適切な変調コードに従った、フォーマットホログラム内に微小局所変性として、情報を記録することができる。
【0041】
デジタルグレースケール書込のためには、複数の強度レベル/位相レベルでもって、変性を行うことができる。アナログ書込のためには、連続したレベルを使用することができる。フォーマットホログラムの消去は、完全な消去とすることも部分的な消去とすることもできる。面内においてもまた深さ方向においても、様々なトラック構成を使用することができる。そのようなトラック構成には、3次元的直交座標配列がある。書込媒体は、ディスク形状である必要はない。x−yステージ内においてヘッドを制御することによって、直交座標内にデータを書き込むことができる。ヘッドのための取付構成や駆動構成(例えば、回転/並進、水平および垂直といったような駆動のための構成)としては、様々なものが適切である。書込媒体は、鉛直方向に固定されたヘッドに対して移動することができ、これにより、様々な深さにおいて焦点合わせを行うことができる。書込媒体は、ディスク形状の書込デバイス内に搭載される必要はない。他の様々な書込媒体(例えば、カートリッジ形状のものやカード形状のもの)を、適切に使用することができる。光源としては、例えばダイオードや固体レーザーや他のタイプのレーザーといったような、様々なタイプのレーザーを使用することができる。光源は、レーザーに加えて、非線形周波数コンバータを備えることができる。
【0042】
よって、本発明の特定の実施形態が例示され説明されているけれども、本発明の精神および範囲を逸脱することなく様々な変更を行い得ることは、明らかであろう。したがって、本発明は、請求範囲およびその均等物によってのみ制限される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい実施形態によるもので、書込媒体と、この書込媒体内にフォーマットホログラムを形成するために使用される2つの平面波ビームと、を概略的に示す側面図である。
【図2】 本発明による好ましいデータ書込読出システムを概略的に示す斜視図である。
【図3】 本発明による好ましい書込システムにおける光学部材を概略的に示す図である。
【図4】 本発明による好ましい読出システムにおける光学部材を概略的に示す図である。
【図5】 本発明の好ましい実施形態による、フォーマットホログラムと、フォーマットホログラム内における局所変性領域と、を拡大して示す概略的な側面図である。
【図6】 書込媒体を拡大して示す概略的な側面図である。
【図7】 フォーマットホログラムを備えた書込媒体を拡大して示す概略的な側面図である。
【符号の説明】
20 光データ書込読出システム
21 書込デバイス
22 ホログラフィー書込媒体
27 フォーマットホログラム
28 周縁部
30a 書込光ビーム
34 光源
39 動的収差補償器
46 焦点合わせ調節可能な書込ヘッド
48 対物レンズ
52 所望書込位置
58 検出器
130a 入射光ビーム
130b 出力光ビーム
134 光源
146 焦点合わせ調節可能な読出ヘッド
Claims (60)
- 光データ書込デバイスであって、
フォーマットホログラムという用語を、光学的書込媒体の内部の深さ方向に直交した平面内において実質的に一様に形成された平面状のホログラム格子として定義したときに、フォーマットホログラムが内部に形成されている光学的書込媒体を具備してなり、
該媒体は、前記フォーマットホログラム内の選択された書込位置における局所変性として内部に書き込まれたデータを備えていることを特徴とするデバイス。 - 請求項1記載のデバイスにおいて、
前記データは、前記媒体内において複数の深さ位置に書き込まれていることを特徴とするデバイス。 - 請求項2記載のデバイスにおいて、
前記フォーマットホログラムは、前記媒体の深さ方向に沿って積層された複数の書込サブ容積を形成し、
各書込サブ容積は、内部に書き込まれた前記データからなる層を有していることを特徴とするデバイス。 - 請求項1記載のデバイスにおいて、
前記フォーマットホログラムは、反射型ホログラムであることを特徴とするデバイス。 - 請求項1記載のデバイスにおいて、
前記フォーマットホログラムは、基本ホログラムである、すなわち、2つの平面波ビームによって書き込まれたホログラムである、ことを特徴とするデバイス。 - 請求項1記載のデバイスにおいて、
前記媒体の深さ方向に沿った前記フォーマットホログラムの変化が、少なくとも2つの空間周波数によって特徴づけられるものであり、
前記媒体は、前記深さ方向に沿って積層された複数の書込サブ容積を備え、
互いに隣接している前記書込サブ容積どうしの間の間隔は、前記2つの空間周波数の差によって決定されていることを特徴とするデバイス。 - 請求項1記載のデバイスにおいて、
前記局所変性が、前記フォーマットホログラムの局所的消去であることを特徴とするデバイス。 - 請求項1記載のデバイスにおいて、
前記フォーマットホログラムは、位相型ホログラムであることを特徴とするデバイス。 - 請求項1記載のデバイスにおいて、
前記光学的書込媒体は、ディスク形状媒体、カートリッジ形状媒体、および、カード形状媒体からなるグループの中から選択されたものであることを特徴とするデバイス。 - 光データ書込デバイスであって、
光学的書込媒体を具備してなり、
フォーマットホログラムという用語を、光学的書込媒体の内部の深さ方向に直交した平面内において実質的に一様に形成された平面状のホログラム格子として定義したときに、該媒体は、反射型フォーマットホログラムと、選択されたデータ書込位置において前記フォーマットホログラムの反射率の微小局所変性領域として書き込まれたデータと、を備えていることを特徴とするデバイス。 - 請求項10記載のデバイスにおいて、
前記微小局所変性領域は、前記媒体内において複数の深さ位置に配置されていることを特徴とするデバイス。 - 請求項10記載のデバイスにおいて、
前記微小局所変性領域は、前記媒体内において単一の深さ位置に配置されていることを特徴とするデバイス。 - 請求項10記載のデバイスにおいて、
前記光学的書込媒体は、ディスク形状媒体、カートリッジ形状媒体、および、カード形状媒体からなるグループの中から選択されたものであることを特徴とするデバイス。 - 光データ書込デバイスであって、
光学的書込媒体を具備してなり、
フォーマットホログラムという用語を、光学的書込媒体の内部の深さ方向に直交した平面内において実質的に一様に形成された平面状のホログラム格子として定義したときに、該媒体は、該媒体の深さ方向に対して垂直な実質的に平板状の周縁部を有した反射型フォーマットホログラムと、前記媒体内の複数の深さ位置における選択されたデータ書込位置において前記フォーマットホログラムの局所的消去として書き込まれたデータと、を備えていることを特徴とするデバイス。 - 請求項14記載のデバイスにおいて、
前記光学的書込媒体は、ディスク形状媒体、カートリッジ形状媒体、および、カード形状媒体からなるグループの中から選択されたものであることを特徴とするデバイス。 - 光データ書込システムであって、
a)フォーマットホログラムという用語を、光学的書込媒体の内部の深さ方向に直交した平面内において実質的に一様に形成された平面状のホログラム格子として定義したときに、フォーマットホログラムが内部に形成されている光学的書込媒体と、
b)該媒体内の複数の選択可能なデータ書込位置に前記フォーマットホログラムの局所変性領域としてデータを書き込みために、前記複数の選択可能なデータ書込位置に書込光ビームを焦点合わせし得るようにして設置された光学系と、
を具備することを特徴とするシステム。 - 請求項16記載のシステムにおいて、
前記光学的書込媒体は、ディスク形状媒体、カートリッジ形状媒体、および、カード形状媒体からなるグループの中から選択されたものであることを特徴とするシステム。 - 光データ読出システムであって、
a)フォーマットホログラムという用語を、光学的書込媒体の内部の深さ方向に直交した平面内において実質的に一様に形成された平面状のホログラム格子として定義したときに、内部に形成されたフォーマットホログラムと、複数の選択可能なデータ書込位置における前記フォーマットホログラムの局所変性領域として内部に書き込まれたデータと、を備えた光学的書込媒体と、
b)前記データを読み出すために、前記選択可能なデータ書込位置に入力光ビームを焦点合わせし得るとともに、当該選択可能なデータ書込位置における前記入力光ビームと前記媒体との相互作用に起因した出力光ビームを捕捉し得るようにして設置された光学系と、
を具備することを特徴とするシステム。 - 請求項18記載のシステムにおいて、
前記光学的書込媒体は、ディスク形状媒体、カートリッジ形状媒体、および、カード形状媒体からなるグループの中から選択されたものであることを特徴とするシステム。 - 光データ書込システムであって、
a)フォーマットホログラムという用語を、光学的書込媒体の内部の深さ方向に直交した平面内において実質的に一様に形成された平面状のホログラム格子として定義したときに、フォーマットホログラムが内部に形成されている光学的書込媒体と、
b)単一の書込光ビームを生成するための光源と、
c)該光源と前記媒体との双方に対して光学的に接続されているとともに、前記フォーマットホログラムの微小局所変性として前記媒体にデジタルデータを書き込むために、前記媒体内の様々な深さ位置における複数の選択可能なデータ書込位置に位置した前記フォーマットホログラム内の前記書込位置に前記単一の書込光ビームを焦点合わせして、前記選択可能なデータ書込位置に前記フォーマットホログラムの前記微小局所変性を形成し得るようにして設置された焦点合わせ調節可能な書込ヘッドと、
を具備することを特徴とするシステム。 - 請求項20記載のシステムにおいて、
前記微小局所変性が、前記フォーマットホログラムの微小局所消去とされることを特徴とするシステム。 - 請求項20記載のシステムにおいて、
さらに、前記光源と前記媒体との間の光学経路内に、前記光源の球面収差の深さ依存性を補償するための収差補償器を具備していることを特徴とするシステム。 - 請求項20記載のシステムにおいて、
前記光学的書込媒体は、ディスク形状媒体、カートリッジ形状媒体、および、カード形状媒体からなるグループの中から選択されたものであることを特徴とするシステム。 - 光デジタルデータ読出システムであって、
a)フォーマットホログラムという用語を、光学的書込媒体の内部の深さ方向に直交した平面内において実質的に一様に形成された平面状のホログラム格子として定義したときに、反射型フォーマットホログラムと、内部の様々な深さ位置における複数の選択可能なデータ書込位置において前記フォーマットホログラムの微小局所変性領域として内部に書き込まれたデジタルデータと、を備えた光学的書込媒体と、
b)入力光ビームを生成するための光源と、
c)該光源と前記媒体との双方に対して光学的に接続されているとともに、前記選択可能なデータ書込位置に前記入力光ビームを焦点合わせして、当該選択可能なデータ書込位置における前記入力光ビームと前記媒体との相互作用に起因した出力光ビームを捕捉し得るようにして設置された焦点合わせ調節可能な読出ヘッドと、
d)前記読出ヘッドに対して光学的に接続され、前記出力光ビームを検出して前記デジタルデータの読出を行うための光検出器と、
を具備することを特徴とするシステム。 - 請求項24記載のシステムにおいて、
前記微小局所変性が、前記フォーマットホログラムの微小局所消去とされることを特徴とするシステム。 - 請求項24記載のシステムにおいて、
さらに、前記検出器と前記読出ヘッドとの間の光学経路内に、前記出力ビームの球面収差の深さ依存性を動的に補償するための動的収差補償器を具備していることを特徴とするシステム。 - 請求項24記載のシステムにおいて、
前記光源が、複数の入力光ビームでもって前記媒体内の複数のデータトラックに対して同時にアクセスするために、互いに非コヒーレントな複数の入力光ビームをそれぞれ生成するための複数のレーザーを備えていることを特徴とするシステム。 - 請求項24記載のシステムにおいて、
前記光学的書込媒体は、ディスク形状媒体、カートリッジ形状媒体、および、カード形状媒体からなるグループの中から選択されたものであることを特徴とするシステム。 - 光データ書込方法であって、
a)フォーマットホログラムという用語を、光学的書込媒体の内部の深さ方向に直交した平面内において実質的に一様に形成された平面状のホログラム格子として定義したときに、光学的書込媒体内にフォーマットホログラムを形成し、
b)前記媒体内の様々な深さ位置における複数の選択されたデータ書込位置に前記フォーマットホログラムの局所変性としてデータを書き込むために、前記複数の選択されたデータ書込位置において前記フォーマットホログラムを局所的に変性させる、
ことを特徴とする方法。 - 請求項29記載の方法において、
前記フォーマットホログラムは、反射型ホログラムであることを特徴とする方法。 - 請求項29記載の方法において、
前記複数の選択されたデータ書込位置において前記フォーマットホログラムを局所的に変性させるという前記ステップにおいては、前記選択されたデータ書込位置において前記フォーマットホログラムを局所的に消去することを特徴とする方法。 - 請求項29記載の方法において、
前記光学的書込媒体を、ディスク形状媒体、カートリッジ形状媒体、および、カード形状媒体からなるグループの中から選択することを特徴とする方法。 - 請求項29記載の方法において、
前記フォーマットホログラムを局所的に変性させるという前記ステップにおいては、前記選択されたデータ書込位置に書込光ビームを焦点合わせすることを特徴とする方法。 - 請求項33記載の方法において、
さらに、前記選択されたデータ書込位置に入力ビームを焦点合わせし、前記入力ビームと前記媒体内の前記選択されたデータ書込位置との相互作用に起因した出力ビームを検出することによって、前記データを読み出すというステップを具備し、
前記入力ビームの波長を、前記出力ビームの波長とは異なるものとすることを特徴とする方法。 - 光データ読出方法であって、
a)フォーマットホログラムという用語を、光学的書込媒体の内部の深さ方向に直交した平面内において実質的に一様に形成された平面状のホログラム格子として定義したときに、内部に形成されたフォーマットホログラムの様々な深さ位置における複数の選択されたデータ書込位置に前記フォーマットホログラムの局所変性領域として内部に書き込まれたデータを備えた光学的書込媒体に対して、前記選択されたデータ書込位置のところに入力ビームを焦点合わせし、
b)前記入力ビームと前記媒体内の前記選択されたデータ書込位置との相互作用に起因した出力ビームを検出することによって、前記データを読み出す、
ことを特徴とする方法。 - 請求項35記載の方法において、
前記フォーマットホログラムは、前記入力ビームを反射させるような、反射型ホログラムであることを特徴とする方法。 - 請求項35記載の方法において、
前記局所変性領域が、前記フォーマットホログラムの局所消去領域とされていることを特徴とする方法。 - 請求項35記載の方法において、
さらに、前記選択されたデータ書込位置に単一の書込ビームを焦点合わせすることによって前記選択されたデータ書込位置において前記フォーマットホログラムを局所的に変性させこれにより前記データを書き込むというステップを具備し、
前記入力ビームの波長を、前記書込ビームの波長とは異なるものとすることを特徴とする方法。 - 請求項35記載の方法において、
前記光学的書込媒体を、ディスク形状媒体、カートリッジ形状媒体、および、カード形状媒体からなるグループの中から選択することを特徴とする方法。 - 光データ書込デバイスであって、
フォーマットホログラムという用語を、光学的書込媒体の内部の深さ方向に直交した平面内において実質的に一様に形成された平面状のホログラム格子として定義したときに、複数の個別の微小かつ局所的な選択可能なデータ書込位置において既に選択的に変性されたフォーマットホログラムが内部に記録されている光学的書込媒体を具備してなり、
前記選択可能なデータ書込位置の各々が、1つのデータビットに対応していることを特徴とするデバイス。 - 請求項40記載のデバイスにおいて、
前記フォーマットホログラムが、前記複数の個別の微小かつ局所的な選択可能なデータ書込位置において実質的に消去されていることを特徴とするデバイス。 - 請求項40記載のデバイスにおいて、
前記選択可能なデータ書込位置が、前記媒体内における複数の深さ位置に配置されていることを特徴とするデバイス。 - 請求項40記載のデバイスにおいて、
前記媒体が、光学的非線形書込材料を備えていることを特徴とするデバイス。 - 請求項41記載のデバイスにおいて、
前記選択可能なデータ書込位置が、深さ方向において位置がずらされていることを特徴とするデバイス。 - 請求項42記載のデバイスにおいて、
前記フォーマットホログラムが、前記媒体の深さ方向に沿って変化しており、この変化は、2つの空間周波数の間の差によって特徴づけられていることを特徴とするデバイス。 - 光データ書込デバイスであって、
フォーマットホログラムという用語を、光学的書込媒体の内部の深さ方向に直交した平面内において実質的に一様に形成された平面状のホログラム格子として定義したときに、容積全体にわたって記録されたフォーマットホログラムからなる周縁部パターンと、内部の複数の個別の選択可能なデータ書込位置において前記周縁部パターンの微小局所変性領域として内部に書き込まれたデータビットと、を備えた光学的書込媒体を具備していることを特徴とするデバイス。 - 請求項46記載のデバイスにおいて、
前記データビットは、前記媒体内の複数の深さ位置に配置されていることを特徴とするデバイス。 - 請求項46記載のデバイスにおいて、
前記周縁部パターンは、前記媒体の深さ方向に対して実質的に垂直とされていることを特徴とするデバイス。 - 請求項46記載のデバイスにおいて、
前記媒体が、光学的非線形書込材料を備えていることを特徴とするデバイス。 - 請求項46記載のデバイスにおいて、
前記選択可能なデータ書込位置は、深さ方向において位置がずらされていることを特徴とするデバイス。 - 光データ書込デバイスであって、
a)フォーマットホログラムという用語を、光学的書込媒体の内部の深さ方向に直交した平面内において実質的に一様に形成された平面状のホログラム格子として定義したときに、光学的書込媒体内にフォーマットホログラムを形成し、
b)前記媒体内の様々な深さ位置における複数の選択されたデータ書込位置に前記フォーマットホログラムの局所変性としてデータを書き込むために、前記複数の選択されたデータ書込位置において前記フォーマットホログラムを局所的に変性させる、
という方法によって形成されたことを特徴とするデバイス。 - 請求項51記載のデバイスにおいて、
前記フォーマットホログラムは、反射型ホログラムであることを特徴とするデバイス。 - 請求項51記載のデバイスにおいて、
前記複数の選択されたデータ書込位置において前記フォーマットホログラムを局所的に変性させるという前記ステップにおいては、前記媒体内の様々な深さ位置において前記フォーマットホログラムを局所的に消去することを特徴とするデバイス。 - 光デジタルデータ読出システムであって、
a)フォーマットホログラムという用語を、光学的書込媒体の内部の深さ方向に直交した平面内において実質的に一様に形成された平面状のホログラム格子として定義したときに、フォーマットホログラムと、内部の様々な深さ位置における複数の選択されたデータ書込位置において前記フォーマットホログラムの微小局所変性領域として内部に書き込まれたデジタルデータと、を備えた光学的書込媒体と、
b)入力光ビームを生成するための光源と、
c)該光源と前記媒体との双方に対して光学的に接続されているとともに、前記選択されたデータ書込位置に前記入力光ビームを焦点合わせして、前記入力光ビームと前記媒体内の前記選択されたデータ書込位置との相互作用に起因した出力光ビームを捕捉し得るようにして設置された焦点合わせ調節可能な読出ヘッドと、
d)前記読出ヘッドに対して光学的に接続され、前記出力光ビームを検出して前記デジタルデータの読出を行うための、共焦型の深さ選択性光検出器と、
を具備することを特徴とするシステム。 - 請求項54記載のシステムにおいて、
前記共焦型の深さ選択性光検出器が、前記媒体内の所望深さ位置における前記選択されたデータ書込位置に対して前記検出器が選択的にアクセスすることを可能とする空間的フィルタリング光学系を備えていることを特徴とするシステム。 - フォーマットホログラムという用語を、光学的書込媒体の内部の深さ方向に直交した平面内において実質的に一様に形成された平面状のホログラム格子として定義したときに、内部にフォーマットホログラムが形成されている光学的書込デバイス内に光データを書き込むための方法であって、
前記媒体内の複数の個別の選択されたデータ書込位置において前記フォーマットホログラムを局所的に変性させ、前記選択されたデータ書込位置における前記フォーマットホログラムの局所的変性としてデータを書き込むことを特徴とする方法。 - 請求項56記載の方法において、
前記フォーマットホログラムは、反射型ホログラムであることを特徴とする方法。 - 請求項56記載の方法において、
前記複数の選択されたデータ書込位置において前記フォーマットホログラムを局所的に変性させるという前記ステップにおいては、前記選択されたデータ書込位置において前記フォーマットホログラムを局所的に消去することを特徴とする方法。 - 請求項56記載の方法において、
前記フォーマットホログラムを変性させるという前記ステップにおいては、前記選択された書込位置にコヒーレント光ビームを焦点合わせすることを特徴とする方法。 - 請求項56記載の方法において、
前記フォーマットホログラムを変性させるという前記ステップにおいては、前記媒体内の様々な深さ位置において前記フォーマットホログラムを変性させることを特徴とする方法。
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