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JP4394552B2 - 自動二輪車のラジエータ配置構造 - Google Patents

自動二輪車のラジエータ配置構造 Download PDF

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Description

本発明は、自動二輪車のラジエータ配置構造の改良に関するものである。
従来の自動二輪車のラジエータ配置構造として、エンジン前方の車体フレーム間にラジエータを配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−89349公報
特許文献1を説明する。符号については同公報に記載されているものを使用した。
同公報の図1及び図40に示される通り、自動二輪車1は、ヘッドパイプ21の後部にガセット32を取付け、このガセット32からほぼ下方へ左右一対のダウンパイプ33を延ばし、これらのダウンパイプ33の間にラジエータ10を配置した車両であり、このラジエータ10はエンジン9の前方に位置する。
ラジエータ10は、エンジン9の前方で左右のダウンパイプ33間という車両前方から最もよく見える位置に配置されるため、例えば、エンジン9の意匠性を高めたとしても、エンジン9が車両側方からは見えるものの車両前方、あるいは車両前方斜め側方からは見えにくくなってしまう。そこで、ラジエータを車体後部に設けるようにすることが考えられるが、車両前方より見たときに、できるだけラジエータが見えにくいように配置することが望まれる。
そこで、本発明の目的は、自動二輪車のラジエータ配置構造を改良することで、自動二輪車の外観性を向上させることにある。
請求項1に係る発明は、水冷式のエンジンを搭載する自動二輪車において、ラジエータを、その冷却面が車両側方に指向するように、ヘッドパイプから後方へ延ばした左右一対のメインフレームに取付けた左右一対のシートレールの内側でシートレールに沿って、エンジンと後輪との間の空間に起立させて配置し、シートレールの内側で且つラジエータ及び空間の側方を覆うように位置するサイドカバーに吸気ダクト及び排気ダクトを設けたことを特徴とする。
ラジエータをエンジンと後輪との間の空間に配置したことで、ラジエータの前方はエンジンで覆われ、ラジエータの後方は後輪で覆われる。従って、ラジエータは車両前後方向から見えにくくなる。
ラジエータ及び空間の側方を覆うサイドカバーに排気ダクトを設けたことで、排気ダクトでラジエータの下流側の空気を排出するため、ラジエータを通過する空気量が増え、ラジエータによる冷却性が高まる。
ラジエータを、シートレールの内側でシートレールに沿って配置したことで、ラジエータを通過する空気を効率良く流すことができるとともに、自動二輪車の左右幅のコンパクト化に寄与しながら、冷却部の面積を確保することが可能になる。
請求項2に係る発明は、上記の各構成において、好ましくは、ラジエータを車体左右にそれぞれ配置したことを特徴とする。
ラジエータを車体左右にそれぞれ配置したことで、それぞれのラジエータが小さくなり、狭い空間でも配置し易くなる。
請求項3に係る発明は、上記の各構成において、好ましくは、フロントフォークを操舵自在に支持するヘッドパイプから後方へ左右一対のメインフレームを延ばし、これらのメインフレームの内部をそれぞれダクト形状とすることで、空間にヘッドパイプ近傍からメインフレーム内を通じて走行風を導くことを特徴とする。
内部がダクト形状のメインフレームによって、ヘッドパイプ近傍から空間に走行風を導くから、ラジエータに多くの量の走行風を当たる。この結果、ラジエータによる冷却水の冷却が促進される。
請求項4に係る発明は、吸気ダクトが、サイドカバーの前部上方に設けられ、排気ダクトが、サイドカバーの後部下方に配置されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、左右のメインフレーム間にセンタダクトを取付けるとともに、このセンタダクトの前端部をヘッドパイプからほぼ下方そして後方へ延ばした左右一対のダウンパイプ間に配置し、センタダクトの後端部を空間に配置したことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、ラジエータの後部側方をシュラウドで覆い、空間内の空気の流れを変えてラジエータ側に集めることを特徴とする。
走行風は、シュラウドによって、ラジエータ側に流れが変更され、ラジエータを通過してラジエータを冷却することができる。
請求項1に係る発明では、ラジエータを、エンジンと後輪との間の空間に配置したので、ラジエータを車体フレームの前部に配置した場合に比較して、ラジエータを外部から見えにくくすることができる。従って、ラジエータが外部に露出しにくくなり、しかも、エンジンの意匠性を高めたときにエンジンがラジエータで覆われないため、車両の外観性を向上させることができる。
また、ラジエータ及び空間の側方を覆うサイドカバーに排気ダクトを設けたので、排気ダクトでラジエータの下流側の空気を排出するために、ラジエータを通過する空気量を増やすことができ、ラジエータによる冷却性を高めることができる。
更に、ラジエータを、メインフレームに取付けた左右一対のシートレールの内側で、シートレールに沿って配置したので、ラジエータを通過する空気を効率良く流すことができるとともに、自動二輪車の左右幅のコンパクト化に寄与しながら、冷却部の面積を確保することが可能になり、ラジエータによる冷却性を高めることができる。
請求項2に係る発明では、ラジエータを車体左右にそれぞれ配置したので、それぞれのラジエータを小さくすることができ、空間が狭い場合でも、ラジエータを容易に且つ効率良く配置することができ、自動二輪車のコンパクト化、小型化を図ることができる。
請求項3に係る発明では、内部がダクト形状のメインフレームによって、エンジンと後輪との間の空間に導く走行風量をより多くすることができ、ラジエータによる水冷却を促進することができる。
請求項4に係る発明では、吸気ダクトが、サイドカバーの前部上方に設けられ、排気ダクトが、サイドカバーの後部下方に配置される。
請求項5に係る発明では、左右のメインフレーム間にセンタダクトを取付けるとともに、このセンタダクトの前端部をヘッドパイプからほぼ下方そして後方へ延ばした左右一対のダウンパイプ間に配置し、センタダクトの後端部を空間に配置した。
請求項6に係る発明では、ラジエータの後部側方をシュラウドで覆い、空間内の空気の流れを変えてラジエータ側に集めるので、シュラウドを設けることで、ラジエータを通過する風量を増やすことができ、冷却性を高めることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るラジエータ配置構造を採用した自動二輪車の斜視図であり、自動二輪車10は、車体フレーム11に水冷式のエンジン12及び変速機13からなるパワーユニット14を搭載し、ラジエータ(不図示。詳細は後述する。)をエンジン12と後輪16との間に配置し、エンジン12から延びる2本の排気管(第1排気管17及び第2排気管18)を短縮したアメリカンタイプの車両である。
このタイプの車両は、ユーザーの好みが空冷式のエンジンを嗜好する傾向があるので、外観としてラジエータを目立たせないようにすると、意匠性が高くなる特徴がある。
図2は本発明に係る自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、車体フレーム11を、ヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21から後方斜め下方に延ばした左右一対のメインフレーム22(一方のメインフレーム22のみ示す。以下、左右一対の部品については一方の符号のみ示す。)と、これらのメインフレーム22から更に後方斜め下方に延ばした左右一対のシートレール23と、ヘッドパイプ21からほぼ下方そして後方へ延ばした左右一対のダウンパイプ24と、シートレール23後端、ダウンパイプ24後端間に連結した左右一対のピボットプレート26とから構成し、ヘッドパイプ21にフロントフォーク27を操舵自在に取付け、ピボットプレート26にスイングアーム28をスイング自在に取付けた車両であり、フロントフォーク27の下端に前輪31を取付け、スイングアーム28の後端に後輪16を取付ける。
ここで、41は前輪31の上方を覆うフロントフェンダ、42はフロントフォーク27の上端に取付けたハンドル、43はヘッドランプ、44はメインフレーム22,22に取付けた燃料タンク、46はシートレール23,23に取付けたシート、47は後輪16の上方及び前方を覆うリヤフェンダ、48はリヤフェンダ47を支持するために左右のシートレール23にそれぞれ取付けた左右一対のフェンダステー、51はテールランプである。
エンジン12は、V型であり、この排気装置55は、前側気筒56からほぼ下方そして後方へ延ばした第1排気管17と、後側気筒58から前方斜め下方そして後方へ延ばした第2排気管18と、これらの第1排気管17及び第2排気管18に連結するためにパワーユニット14の下方に配置した消音器(不図示)とからなり、第1排気管17及び第2排気管18のそれぞれの後端を、スイングアーム28をスイング自在に支持するために左右のピボットプレート26に取付けたピボット軸63の下方の位置まで延ばしたものである。なお、61は消音器の周囲を覆うアンダカバーである。
従来の排気装置では、排気管及び消音器を後輪の側方まで延ばしていたが、本発明では第1排気管17及び第2排気管18の後端をピボット軸63近傍に配置したことで、後輪16側の側方を排気管、消音器で覆わないから、後輪16側の外観性に簡素な印象を与えるとともに、意匠性の高い後輪16のほぼ全体が前輪31と同様に見えるようになるため、外観性を向上させることができる。
図中のエンジン12、詳しくはパワーユニット14と後輪16との間は、ラジエータ(不図示)を配置した空間であり、この空間の両側方をサイドカバー65で覆い、これらのサイドカバー65にそれぞれ吸気ダクト66及び排気ダクト67を設けた。
図3は本発明に係る自動二輪車の要部側面図であり、車体フレーム11及びパワーユニット14を主にこれらの左側面を示す。なお、図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す。
パワーユニット14は、クランクケース71の側面にウォータポンプ72を備え、この
ウォータポンプ72は、エンジン12の後側気筒58とに吐出配管73を接続し、ラジエータ75の下端とに吸入配管74を接続する。
ここで、77は前側気筒56と後側気筒58とに接続した第1冷却水配管、78は前側気筒56と後側気筒58との間に配置した集合部、82は前側気筒56と集合部78とを接続する第2冷却水配管、83は後側気筒58と集合部78とを接続する第3冷却水配管、84は集合部78とラジエータ75の上部とを接続する第4冷却水配管、86は冷却水を注ぎ入れるために集合部78に設けたキャップである。
ラジエータ75,75(手前側の符号75のみ示す。)は、前述の左右のピボットプレート26に取付けて左右のピボットプレート26間に配置した矩形平板状の部品であり、ラジエータ75,75のそれぞれの内側面75a(不図示)及び外側面75bをほぼ車両前後方向に延びるように配置する、即ち、内側面75a及び外側面75bがほぼ車両側方に指向するように配置するとともに起立させたものである(詳しくは、それぞれのラジエータ75の上部及び下部をピボットプレート26に取付けた。)。
即ち、ラジエータ75は、エンジン12と後輪16との間、詳しくはパワーユニット14と後輪16との間の空間87に配置したものである。
メインフレーム22は、中空に形成するとともに前端部22a及び後端部22bを開口させてダクト状とした部材であり、走行風を、前端部22aから取り入れ、後端部22bから吐き出しでラジエータ75に走行風を導く。
図中の88は、左右のメインフレーム22間に取付けるとともに、開口させた前端部88aを左右のダウンパイプ24間に配置し、後端部88b(不図示)をメインフレーム22の後端部22b近傍に設けたセンタダクトである。
図4は本発明に係る自動二輪車の要部平面図であり、左右のメインフレーム22,22の間にセンタダクト88を取付け、これらのメインフレーム22,22及びセンタダクト88の後端部22b,22b,88bを揃え、左右のメインフレーム22,22にそれぞれ取付けたシートレール23,23を取付け、平面視でこれらのシートレール23,23間にそれぞれのシートレール23に沿うようにラジエータ75,75を配置し、平面視でシートレール23,23の内側に位置するサイドカバー65,65にそれぞれ吸気ダクト66及び排気ダクト67を取付けたことを示す。なお、91は左右のシートレール23,23間に渡して取付けたクロスメンバ、46はシートである。
図5(a),(b)は本発明に係る車体フレームを説明する斜視図である。
(a)において、車体フレーム11を構成するメインフレーム22は、開口部としての前端部22aを台形状とした部材であり、センタダクト88は、その後部を左右のメインフレーム22,22の間に取付けるとともに、開口部としての前端部88aを台形状として左右のダウンパイプ24間に配置した部材である。
(b)はメインフレーム22,22及びセンタダクト88のそれぞれの後部を同様に湾曲させてそれぞれの開口部である後端部22b,22b,88bを後方斜め下方を向くようにしたものである。
以上に述べたラジエータ配置構造の作用を次に説明する。
図6は本発明に係るラジエータ配置構造の作用を示す第1作用図である。
エンジン12を始動させると、ウォータポンプ72が作動し、矢印で示すように、冷却水を、吐出配管73、後側気筒58内のウォータジャケット、第1冷却水配管77、前側気筒56内のウォータジャケット、第2冷却水配管82、集合部78の順(後側気筒58内のウォータジャケットからは、第3冷却水配管83、集合部78の順)に流し、更に、集合部78から第4冷却水配管84を通ってラジエータ75に流し、更にラジエータ75から吸入配管74を通って再びウォータポンプ72内に吸入する。
そして、車両が走行すれば、矢印で示すように、メインフレーム22の前端部22a及びセンタダクト88の前端部88aからメインフレーム22及びセンタダクト88内に走行風を取り入れることができ、これらのメインフレーム22及びセンタダクト88の後端部22b,88bから走行風を空間87へ吹き出し、ラジエータ75を通過させることで、ラジエータ75を冷却することができる。
図7は本発明に係るラジエータ配置構造の作用を示す第2作用図である。
走行風は、矢印で示すように、メインフレーム22,22内及びセンタダクト88内から空間87内に流れ、更に、車体側方から左右の吸気ダクト66,66を通じて空間87内に流れ、ラジエータ75,75を通過することでしてラジエータ75,75を冷却することができる。走行風は、ラジエータ75を通過した後は、ラジエータ75とサイドカバー65との間の空間87a(空間87に含まれる空間である。)を通り、排気ダクト67,67から外部に排出される。
図8は本発明に係るラジエータ配置構造の別実施形態を示す説明図であり、図4に示した実施形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
ラジエータ75は、前述の左右のピボットプレート26(図3参照)に取付けて左右のピボットプレート26間に配置したものであり、ラジエータ75の内側面75a及び外側面75bがほぼ車両側方に指向するように配置するとともに起立させた。
即ち、ラジエータ75は、エンジン12(図3参照)と後輪16との間、詳しくはパワーユニット14(図3参照)と後輪16との間の空間87に配置したものである。なお、95はラジエータ75の後部側方を覆うシュラウドであり、空間87内の空気の流れを変えてラジエータ75側に集めるものである。
車両が走行中は、走行風は、矢印で示すように、メインフレーム22,22内及びセンタダクト88内から空間87内に流れ込み、更に、車体側方から左右の吸気ダクト66,66を通じて空間87内に流れ込む。そして、走行風は、シュラウド95によって、ラジエータ75側に流れが変更され、ラジエータ75を通過することでしてラジエータ75を冷却することができる。このように、シュラウド95を設けることで、ラジエータ75を通過する風量を増やすことができ、冷却性を高めることができる。
走行風は、ラジエータ75を通過した後は、ラジエータ75とサイドカバー65との間の空間87a(空間87に含まれる空間である。)を通り、一方の排気ダクト67から外部に排出される。
以上の図2及び図3で説明したように、本発明は第1に、水冷式のエンジン12を搭載する自動二輪車10において、ラジエータ75を、その冷却面としての内側面75a及び外側面75bがほぼ車両側方に指向するようにエンジン12と後輪16との間の空間87に起立させて配置したことを特徴とする。
ラジエータ75を、エンジン12と後輪16との間の空間87に配置したので、ラジエータを車体フレームの前部に配置した場合に比較して、ラジエータ75を外部から見えにくくすることができる。従って、ラジエータ75が外部に露出しにくくなり、しかも、エンジン12の意匠性を高めたときにエンジン12がラジエータ75で覆われないため、自動二輪車10の外観性を向上させることができる。
本発明は第2に、ラジエータ75を車体左右にそれぞれ配置したことを特徴とする。
ラジエータ75を車体左右にそれぞれ配置したので、それぞれのラジエータ75を小さくすることができ、空間87が狭い場合でも、ラジエータ75を容易に且つ効率良く配置することができ、自動二輪車10のコンパクト化、小型化を図ることができる。
本発明は第3に、図2及び図4で説明したように、空間87の側部に排気ダクト67を設け、この排気ダクト67でラジエータ75の下流側の空気を排出したことを特徴とする。
空間87の側部に排気ダクト67を設けたので、排気ダクト67でラジエータ75の下流側の空気を排出するために、ラジエータ75を通過する空気量を増やすことができ、ラジエータ75による冷却性を高めることができる。
本発明は第4に、図3及び図4で説明したように、フロントフォーク27を操舵自在に支持するヘッドパイプ21から後方へ左右一対のメインフレーム22を延ばし、これらのメインフレーム22の内部をそれぞれダクト形状とすることで、空間87にヘッドパイプ21近傍からメインフレーム22内を通じて走行風を導くことを特徴とする。
内部がダクト形状のメインフレーム22によって、エンジン12と後輪16との間の空間87に導く走行風量をより多くすることができ、ラジエータ75による水冷却を促進することができる。
本発明は第5に、図4及び図8で説明したように、ラジエータ75を、平面視にてメインフレーム22の後部に取付けた左右一対のシートレール23,23の内側で、シートレール23に沿って配置したことを特徴とする。
ラジエータ75を、平面視にてメインフレーム22の後部に取付けた左右一対のシートレール23,23の内側で、シートレール23に沿って配置したので、ラジエータ75を通過する空気を効率良く流すことができるとともに、自動二輪車10(図2参照)の左右幅のコンパクト化に寄与しながら、冷却部の面積を確保することが可能になり、ラジエータ75による冷却性を高めることができる。
尚、本発明では、エンジンの上方を通るメインフレームを空間に走行風を導くダクトとしたが、これに限らず、エンジンの下方に、空間に走行風を導くダクトを設けてもよい。
本発明のラジエータ配置構造は、自動二輪車に好適である。
本発明に係るラジエータ配置構造を採用した自動二輪車の斜視図である。 本発明に係る自動二輪車の側面図である。 本発明に係る自動二輪車の要部側面図である。 本発明に係る自動二輪車の要部平面図である。 本発明に係る車体フレームを説明する斜視図である。 本発明に係るラジエータ配置構造の作用を示す第1作用図である。 本発明に係るラジエータ配置構造の作用を示す第2作用図である。 本発明に係るラジエータ配置構造の別実施形態を示す説明図である。
10…自動二輪車、12…エンジン、16…後輪、21…ヘッドパイプ、22…メインフレーム、23…シートレール、24…ダウンパイプ、27…フロントフォーク、65…サイドカバー、66…吸気ダクト、67…排気ダクト、75…ラジエータ、75a,75b…冷却面(内側面、外側面)、87…空間、88…センタダクト、88a…前端部、88b…後端部、95…シュラウド

Claims (6)

  1. 水冷式のエンジンを搭載する自動二輪車において、
    ラジエータを、その冷却面が車両側方に指向するように、ヘッドパイプから後方へ延ばした左右一対のメインフレームに取付けた左右一対のシートレールの内側でシートレールに沿って、前記エンジンと後輪との間の空間に起立させて配置し
    前記シートレールの内側で且つ前記ラジエータ及び前記空間の側方を覆うように位置するサイドカバーに吸気ダクト及び排気ダクトを設けたことを特徴とする自動二輪車のラジエータ配置構造。
  2. 前記ラジエータを車体左右にそれぞれ配置したことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のラジエータ配置構造。
  3. 前記メインフレームの内部をそれぞれダクト形状とすることで、
    前記空間に前記ヘッドパイプ近傍から前記メインフレーム内を通じて走行風を導くことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車のラジエータ配置構造。
  4. 前記吸気ダクトは、前記サイドカバーの前部上方に設けられ、前記排気ダクトは、前記サイドカバーの後部下方に配置されることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のラジエータ配置構造。
  5. 前記左右のメインフレーム間にセンタダクトを取付けるとともに、このセンタダクトの前端部を前記ヘッドパイプからほぼ下方そして後方へ延ばした左右一対のダウンパイプ間に配置し、センタダクトの後端部を前記空間に配置したことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のラジエータ配置構造。
  6. 前記ラジエータの後部側方をシュラウドで覆い、前記空間内の空気の流れを変えて前記ラジエータ側に集めることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のラジエータ配置構造。
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