JP4391600B2 - 紙料ウェッブを連続的に巻上げるための方法及びワインダ - Google Patents
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Description
前記形式の巻上げ法及びワインダは、欧州特許出願公開第0561128号明細書に基づいて公知であり、例えば紙料ウェッブを製造する機械の端部で使用され、かつ、紙料ウェッブを巻取りスプール(タンブール)に連続的に巻上げるために使用される。公知のワインダは、周面を介して紙料ウェッブを領域的にガイドする水平支承可能な、支持ドラムとも呼ばれる圧着ドラムを有している。紙料ウェッブは、巻成ロールとして巻取りスプールに巻上げられ、しかも全巻成工程中、該巻成ロールは圧着ドラムと相俟って巻成ニップを形成する。巻取りスプール交換を準備するために、空の巻取りスプールが圧着ドラムの周面に圧着され、これによって別の新たな巻成ニップが形成される。この巻成段階時には紙料ウェッブは、新たな巻取りスプールと圧着ドラムとの間の巻成ニップを通ってガイドされると共に、ほぼ形成済みの巻成ロールと圧着ドラムとの間の閉じた巻成ニップも通ってガイドされる。次いで紙料ウェッブは、満管の巻成ロールと新たな巻取りスプールとの間に位置している領域において、直接に圧着ドラム上で分断され、かつ新たなウェッブ始端部が新たな巻取りスプールに巻上げられる。この場合に判った欠点は、空の巻取りスプールへ新たなウェッブ始端部を移送して巻上げる操作が極めて厄介な点である。大抵の場合、この操作を達成するために複数回の試みが必要であり、その結果、比較的高い比率の屑分が生じることになる。
本発明の課題は、従来技術の前記欠点を付随させることのない巻上げ法並びにワインダを提供することである。
前記課題を解決するために、請求項1の特徴部に記載した構成手段を有する方法が提案される。本発明の巻上げ法は、次の工程ステップで行なわれる。すなわち:紙料ウェッブは、二次搬送装置内に回転可能に保持された巻成ロールと相俟って巻成ニップを形成する変位可能な圧着ドラムを介してガイドされ、しかもこの巻成段階中、前記巻成ニップにおける線荷重が前記圧着ドラムの変位によって制御又は調節される。所望の巻成ロール直径に達した際に、巻取りスプール交換を準備するために前記巻成ロールは二次搬送装置によって前記圧着ドラムから離間され、これによって紙料ウェッブは該圧着ドラムから巻成ロールへ自由走行する。ウェッブ速度で回転する1つの新たな巻取りスプールが、一次搬送装置によってウェッブの自由走行経路内へ進入させられ、かつ巻取りスプール交換位置へもたらされ、この巻取りスプール交換位置で前記の新たな巻取りスプールは前記圧着ドラムと相俟って新たな巻成ニップを形成する。それに続いて前記紙料ウェッブは、その全幅にわたって横裁ちされて、新たなウェッブ始端部が前記の新たな巻取りスプールに巻上げられる。この巻成段階中、前記の圧着ドラムと新たな巻取りスプールとの間に形成された巻成ニップにおける線荷重の制御又は調節は、やはり圧着ドラムの変位によって実現される。最終的に、新たな巻成ロールを有する新たな巻取りスプールは二次搬送装置によって受取られ、しかも前記線荷重の制御又は調節は、新たな巻取りスプールが二次搬送装置によってガイドされている場合も前記圧着ドラムの変位によって行なわれる。空の巻取りスプールが、新たなウェッブ始端部を移送して巻上げる前にすでに部分的に紙料ウェッブによって巻掛けられていることによって、つまり紙料ウェッブが、ほぼ形成済みの巻成ロールになお巻上げられる間に、紙料ウェッブが新たな巻取りスプールの部分円周域を介してガイドされることによって、新たな巻取りスプールへの紙料ウェッブの確実な渡しと巻成開始が保証される。この方法は、高い交換確実性を有する点で優れている。
更に、巻成ニップにおける線荷重を、全巻成工程にわたって専ら巻成ロールに対する圧着ドラムの相対運動によって調整するのが有利である。圧着ドラムの重量が、巻太る巻成ロールの重量に対比して比較的軽いことによって、該圧着ドラムを迅速に変位させることが可能である。従って線荷重の飛躍的変化及び変動を極めて迅速に補償することが可能になる。これによって全巻成工程中、つまり巻成動作全体にわたって巻成ニップにおける線荷重を正確かつ均一に制御又は調節することができるので、全体的に優れた巻成品質が得られる。更に又、巻成ロールに対比して圧着ドラムの重量が比較的小さいことによって、圧着ドラムの変位運動の方向変換を極めて迅速に実施することができることは特に有利である。
本発明の方法の特に有利な実施形態では、圧着ドラムからの巻成ロールの離間時に該圧着ドラムは、ストッパに達するまで前記巻成ロールに追従させられ、次いで新たな巻取りスプールが巻取りスプール交換位置へもたらされ、しかもこの新たな巻取りスプールが、巻取り交換前に圧着ドラムを前記ストッパから押し戻すようにした。これによって比較的低廉な制御経費又は調節経費で、線荷重を全巻成動作にわたって、要するに巻成ロールの巻始めから巻終わりまで、圧着ドラムの変位によって所望値に調整もしくは維持することが保証される。
また本発明の方法の賞用するに足る有利な実施形態は、空の巻取りスプールを、圧着ドラムよりも上位に位置する巻成開始位置へもたらし、次いで前記圧着ドラムと空の巻取りスプールとの間の巻成ニップを、前記の圧着ドラムと巻取りスプールとの間の相対運動によって形成することを特徴としている。圧着ドラムに対する空の巻取りスプールの配置は、巻成ニップと空の巻取りスプールの縦軸線及び圧着ドラムの縦軸線とによって決定される圧着平面が、仮想水平線に対して角度αをとって傾斜されており、前記角度αが5°≦α≦40°の範囲内、有利には10°≦α≦35°の範囲内、特に15°≦α≦30°の範囲内にあるように選ばれている。この空の巻取りスプール位置で紙料ウェッブは切断され、かつ該紙料ウェッブの自由端部が空の巻取りスプールに巻上げられる。巻成開始時の巻成ニップが斜向した圧着平面内に位置することによって、圧着力に起因して生じる撓みと、圧着平面内に位置する、巻取りスプールの自重に起因した撓み成分とが、有利には完全に、又は少なくともほぼ完全に相殺される。これによって(紙料ウェッブ全幅にわたって)均等な線荷重が巻成ニップにおいて生じ、ひいては又、巻成品質も改善される。
また二次搬送装置によって巻取りスプールを受取った後、巻成ロール直径の巻太りの補償を、二次搬送装置の水平方向変位によって、又は少なくともほぼ水平方向の変位によって行なうことを特徴とする、方法上の実施例が有利である。線荷重の調整、従って圧着ドラムの変位は、巻太る巻成ロールの補償運動には無関係に行なわれる。それ故に巻成ニップにおける荷重は極めて精密に調和可能又は調整可能である。巻成ニップにおいて従来時として発生した線荷重の変動又は飛躍的な変化は少なくとも大体において回避される。これによって特定の均等な巻成硬さが生じ、特に正確なコア巻きが得られる。
方法上のその他の実施形態は、請求項2乃至請求項12の記載に基づいて明らかである。
また前記の発明の課題を解決するために、請求項13の特徴部に記載した構成手段を有するワインダが提案される。本発明のワインダは、巻取りスプール交換を準備するために一次搬送装置が、新たな巻取りスプールと圧着ドラムとの間で新たな巻成ニップを形成するところの巻取りスプール交換位置へ、前記新たな巻取りスプールを変位可能であり、かつ前記巻取りスプール交換位置において紙料ウェッブが、前記の新たな巻取りスプールの円周部分域を介してガイドされていることを特徴としている。新たな巻取りスプールが巻取りスプール交換前にすでに、ほぼ巻終わっている巻成ロールの上に巻かれた紙料ウェッブによって円周部分に巻掛けられることによって、高い交換確実性が保証される。
ワインダの特に有利な実施形態では、巻取りスプール交換位置は、二次搬送装置によって新たな巻取りスプールを受取る位置よりも上位に設けられている。新たな巻成ニップは、有利な実施形態では巻成開始動作中、空の巻取りスプールの縦軸線と圧着ドラムの縦軸線とによって決定される圧着平面内に位置し、該圧着平面は、仮想水平線(H)に対して角度αをとって傾斜されており、前記の角度αが5°≦α≦40°の範囲内、有利には10°≦α≦35°の範囲内、特に15°≦α≦30°の範囲内にある。これによって、圧着平面内に位置している自重に起因した撓み成分と、圧着力に起因した撓みが少なくともほぼ相殺される。これによって巻成開始動作中、巻成ニップにおける均等な線荷重がウェッブ全幅にわたって保証されるので、先ず巻成コアの特定構造が、次いで残りの巻成ロールの特定構造の形成が可能になる。要するにコアにおける巻成品質の改善が、巻成ロール全体の正確な巻上げを可能にする訳である。
ワインダの有利な実施形態では、巻成ロールが二次搬送装置によってガイドされる間、巻成ロール直径の巻太りが、前記二次搬送装置の変位によって補償可能であり、かつ巻成ニップにおける線荷重が、圧着ドラムの変位によって調節可能、特に制御可能である。要するに、巻太る巻成ロール直径の補償と線荷重の調整とは、2つの別々の、互いに別個に作動可能な又は別個に作業する装置、つまり二次搬送装置と圧着ドラムとによって行なわれる訳である。圧着ドラムの重量が、巻太る巻成ロールの重量に対比して比較的軽量であることによって、圧着ドラムを迅速に変位させることができ、従って線荷重の飛躍的変化及びばらつきを極めて迅速に補償することが可能である。圧着ドラムが比較的軽重量であることによって、変位運動の方向変換を圧着装置によって極めて迅速に行なえるので特に有利である。圧着ドラムと二次搬送装置との互いに独立した変位運動によって、殊に一定の優れた巻成成績が得られる。
またワインダの有利な実施形態では、圧着ドラムを変位させる少なくとも1つの圧着装置が、殊に有利には油圧式のピストン−シリンダユニットとして構成されている。第1の変化実施形態では、ピストンの最大ピストン行程は、巻終わった巻成ロールの紙料ウェッブ層厚の半分よりも小である。ピストン行程、つまり圧着ドラムの一方向に変位できる距離が比較的僅かであるにも拘わらず、巻成プロセス中に圧着システムが変換されることはない。変位可能な圧着ドラムは、数秒を除けば巻取りスプール交換中、巻成ロールと絶えず接触している。この実施形態のワインダは、構造が単純で手頃なコストである点で優れている。第2の変化実施形態では、最大ピストン行程が、巻終わった巻成ロールの紙料ウェッブ層厚よりも大であるか又は少なくとも等しくされている。これによって、変位可能な二次搬送装置に代えて、巻取りスプールを回転運動可能に保持した定置に配置された二次支承装置を使用することが可能である。定置支承によって、巻取りスプールチャックの最適の剛さが保証されるので、ワインダ内部で発生する可能性のある振動が事実上、線荷重経過に作用することはない。要するに巻取りスプールを常時追従させる必要がないので、機械的な構造が単純化される。
最後に述べておくが、ワインダの有利な1実施例では、一次搬送装置及び二次搬送装置には夫々ただ1つの駆動装置、有利にはセントラル駆動装置が配設されており、該駆動装置によってトルクが巻取りスプールに発生される。一次搬送装置に配設された駆動装置は、有利には又、空の巻取りスプールを紙料ウェッブの走行速度に加速するためにも使用される。
装置上のその他の有利な実施形態は、請求項14乃至請求項42の記載から明らかである。
次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説する。
図1、図2、図3及び図4は夫々異なった巻成段階で示した本発明によるワインダの1実施例の概略的な原理図である。
図5は巻成ニップにおける線荷重制御装置の1実施形態と共に示した図1乃至図4のワインダの概略的な原理図である。
図6は巻取りスプール交換位置を調整するための制御装置を有するワインダの第2実施例の概略的な原理図である。
図7は図3に示した巻取りスプールを巻取りスプール交換位置で示した概略的な原理図である。
図8a、図8b、図8c、図8d及び図8eは5つの異なった巻成段階で図1乃至図5によるワインダを強度に略示した原理図である。
図9、図10及び図11はワインダの第3実施例の詳細な原理図である。
図12はワインダの第4実施例の概略的な原理図である。
図13はワインダの第5実施例の概略的な原理図である。
図14a、図14b、図14c、図14d及び図14eはワインダの第6実施例の強度に略示した原理図である。
以下に説明したワインダは一般に紙料ウェッブを巻上げるために使用することができる。該ワインダは、製造済み紙料ウェッブを巻成ロールとして巻上げるために、紙料ウェッブ、例えば紙ウェッブを製造又は加工する機械の終端部に配置することができる。しかし該ワインダは、形成済みの巻成ロールを巻換えるためにも使用することができる。しかし本明細書では純然たる例として、該ワインダが、連続的な薄紙ウェッブを巻上げるためのワインダであることから出発する。
図1乃至図4において夫々概略的な原理図で示した第1実施例によるワインダ1は、以下に紙料ウェッブ3として総称した薄紙ウェッブを、巻取りスプール、巻取り心棒などに巻上げるために使用される。図1乃至図4に基づいて、ワインダ1の機能ステップの順序が明らかになる。ワインダ1は本実施例では2つの二次搬送装置5,7を配備し、各二次搬送装置は、それぞれ第2レール9に沿って走行可能な二次キャリッジ11を配備している。第2レール9は仮想水平線に平行に配置されて機枠13に固定されている。二次搬送装置5,7は、鎖線で示した仮想平面E内に位置している水平に延在する案内軌道14に沿って1本の巻取りスプールを回転可能に保持しかつガイドするために使用される。前記仮想平面Eは、図1の図平面に垂直に張られた面である。また機枠13には、仮想水平線に対して平行に配置された案内レール15が装着されている。軸受ピンを有する巻取りスプールは前記案内レール15上に卸され、該案内レールによって支持される。すなわち巻取りスプールの重量及び該巻取りスプールに巻上げられた巻成ロールの重量は、前記案内レール15によって支持される。図1乃至図4では図示されていない特に有利なワインダ1の実施例では、ただ1つの二次搬送装置しか設けられていず、これによってワインダの構造が単純化されている。
ワインダ1は更に、シンボルで略示したセントラル駆動装置17によって駆動可能な圧着ドラム19を配備し、該圧着ドラムは、第1レール22に沿って走行可能な案内キャリッジ21上で回転運動可能に保持されている。第1レール22と第2レール9は互いに平行に配置されている。要するに、仮想平面E内に位置している圧着ドラム19の縦軸線23と第2案内レール15との間の間隔はコンスタントである。案内キャリッジ21には、本実施例では油圧式ピストン−シリンダユニットとして構成された圧着装置25が配設されており、該圧着装置は機枠13に固着されている。圧着装置25は、シリンダ27内をガイドされるピストン29を有しており、該ピストンは、案内キャリッジ21に係合するピストン棒31と固着結合されている。該ピストン棒31の押出し運動時に案内キャリッジ21は、それに伴って支持ドラムとも呼ばれる圧着ドラム19も、図1で見て矢印33の方向に右手へ向かって変位される。シリンダ27内へのピストン棒31の押込み運動時には、圧着ドラム19は図1で見て左手へ向かって変位される。ピストン棒31をシリンダ27から押出し又は押込むことのできるピストン29の最大ストロークは、形成済み巻成ロールの紙料層厚Sの1/2よりも小であるのが有利である。別の実施例では、ピストン29のストロークは、形成済み巻成ロールの紙料層厚Sより大又は該紙料層厚Sに等しくなるようにされている。更に別の有利な実施例では圧着装置は、圧着ドラムを変位させかつ所望の線荷重を発生させるために、2つの油圧式ピストン−シリンダユニットを配備している。
図1から判るように圧着ドラム19と、巻取りスプール35に巻上げられた巻成ロール37とは1つの巻成ニップを形成する。つまり圧着ドラム19は巻成ロール37と相俟って1つの巻成ニップを形成する。圧着ドラム19は巻成ロールを、要するに該巻成ロールの全長にわたって、圧着ドラム周面に接触させる。この巻成段階において二次搬送装置5によって回転運動可能に保持されてガイドされている巻取りスプール35には、シンボルで略示した二次駆動装置39が係合しており、該二次駆動装置は本発明では1つのセントラル駆動装置によって形成されている。二次駆動装置39は、第2案内レール15上に載っていて二次搬送装置によって保持された巻取りスプール35に対してトルクをかけることができる。
第2案内レール15は、軸受ピンでもって該第2案内レール15上に載っている巻取りスプール35の縦軸線41を、圧着ドラム19の縦軸線23と同一の平面E内に位置させるように、機枠13に装着されている。ワインダ1の別の有利な実施例では、圧着ドラム19と、第2案内レール15上に載っている巻取りスプール35が、異なった高さレベルに配置されてはいる(図9、図12及び図13)が、これがワインダ1の有利な機能態様にいかなる不都合な影響も及ぼすことはない。
紙料ウェッブ3は圧着ドラム19を介してガイドされて巻成ロール37の上に巻上げられる。巻成ニップにおいて作用する線荷重は、圧着ドラム19に配設された圧着装置25によって制御され、すなわち圧着ドラム19は、規定の力で巻成ロール37の周面に押圧され、これによって巻成ロールの所望の巻成硬さ、もしくは均一な巻成硬さ経過を調整することが可能である。別の実施例では巻成ニップにおける線荷重は制御されるようになっており、すなわち圧着装置25は、線荷重を自動的に所望値に維持又は調整する制御回路の構成部分である。圧着装置25を介して圧着ドラム19を変位させることによって、線荷重のばらつきが確実に補償又は回避されるので、所望の巻成硬さを連続的に得ることが可能である。これによって線荷重は、巻成動作にトラブルが発生した場合でも或る値に、例えばコンスタントな値に維持される。トラブルの原因は、二次搬送装置の完全には精密でない走行移動に基づいて圧着ドラム19と巻成ロール37とによって形成される巻成ニップの僅かな位置ずれのためであったり、或いは圧着ドラム及び/又は巻成ロールの不釣合いのためであることもある。
巻成ロール37の直径の巻太りは、巻成ロール37を矢印33の方向に右手へ向かって変位させることによって補償される。このために二次搬送装置5は右手へ向かって走行移動させられ、これによって巻取りスプール35、ひいては巻成ロール37の連動が行なわれる。二次搬送装置5,7を移動させるために本実施例では、モータ45によって駆動されるねじスピンドル47を配備したストローク運動装置43が設けられている。
圧着ドラム19の上位には、図示を省いた一次搬送装置によって保持された空の巻取りスプール49が待機位置に配置されている(図1及び図2)。巻取りスプール交換を準備するために、空の巻取りスプール49は巻取りスプール交換位置へ変位され、この位置で空の巻取りスプールは一次搬送装置によって定位置で回転運動可能に保持される(図3)。なお一次搬送装置の構造は追って説明する。空の巻取りスプール49が巻取りスプール交換位置に位置している間に、圧着ドラム19と空の巻取りスプール49との間の相対運動によって巻成ニップが形成される。つまり圧着ドラム19と空の巻取りスプール49はその周面で、しかもその全長にわたって互いに接し合う。詳細な図示は省いたが(図8c及び図14cにおいて矢印Tでシンボリックに図示した)それ自体公知の切断装置によって紙料ウェッブを切断した後、巻取りスプール交換位置に位置している空の巻取りスプール49には、紙料ウェッブの新たな始端部が巻上げられる。一次搬送装置によって空の巻取りスプール49は、第1の案内軌道に沿って待機位置から巻取りスプール交換位置へ変位しかつ該巻取りスプール交換位置から最終巻成位置(図4)へ変位することができる。本発明との関連において云う「最終巻成位置」とは、空の巻取りスプール49がその軸受ピンでもって第2案内レール15の上に載るところの、空の巻取りスプール位置のことである。第1の案内軌道は、曲線状、殊に部分円状及び/又は直線状の経路を有することができる。一次搬送装置には、該一次搬送装置によって保持される巻取りスプール又は巻成ロールのための、一次駆動装置とも呼ばれるセントラル駆動装置が配設されており、該駆動装置によって巻取りスプールを駆動モーメント及び/又は制動モーメントで負荷することが可能である。
図3では空の巻取りスプール49が巻取りスプール交換位置に配置されており、この位置で切断操作後に新たなウェッブ始端部が空の巻取りスプール49に巻上げられる。空の巻取りスプール49は圧着ドラム19と相俟って巻成ニップを形成し、該巻成ニップは、仮想水平線に対して角度αだけ傾斜した圧着平面P内に位置しており、前記角度αは、5°≦α≦40°の範囲、有利には10°≦α≦35°の範囲、殊に15°≦α≦30°の範囲にある。例示にすぎないが図示の角度αは約32°である。しかし角度αは15°〜30°の範囲内にあるのが殊に有利と判った。巻成ニップが傾斜した圧着平面P内に位置していることによって、圧着力に基づいて生じる巻取りスプールの撓みと、固有重量に基づいて生じる巻取りスプールの、圧着平面P内に位置している撓み成分とが相殺するので、巻成ニップにおける均等な線荷重がウェッブ全幅にわたって調整される。これによって優れた巻成品質が得られる。
圧着ドラム19の下位には圧着エレメントが設けられており、該圧着エレメントは本実施例では、巻成ロール37の全幅にわたって延在する、スクイーズローラとも呼ばれる圧着ロール51によって形成されている。圧着ローラ51は、図示を省いた案内装置によって、圧着ドラム19と相俟って巻成ニップを形成する巻成ロール37の周面に圧着可能である。該圧着ローラ51は、例えば紙料ウェッブ3が自由走行の形で圧着ドラムから巻成ロールへ走行する場合に、巻成ロールの巻層間へ空気が引込まれるのを防止するために役立つ。圧着ローラ51は駆動装置、例えばセントラル駆動装置によってトルクを負荷され、かつウェッブ速度に加速される。図示を省いた別の実施例では、圧着エレメントは定置の圧着ブラシによって形成されており、該圧着ブラシは、巻成ロールの全幅にわたって延在する少なくとも1本の桁材に装着されている。桁材の変位によって前記圧着ブラシは巻成ロールに当接され、これによって巻層間に引込まれた空気は殆ど掃き出される。圧着ブラシは圧着ローラに対比して単純化された、従ってより低廉な構造を有している。それというのは圧着ブラシは回転せず、従って付加的な駆動装置の必要がないからである。これは所謂エアブラシに就いても当て嵌まる。該エアブラシは、ウェッブ全幅にわたって延在していて空気スクイーズ装置のように接触なく巻成ロールに作用する空気ブローノズルである。
次にワインダ1の機能を1回の巻成動作に基づいて説明する。すなわち:材料ウェブ3が圧着ドラム19を介してガイドされ、かつ二次搬送装置5によってガイドされる巻成ロール37に巻上げられる(図1)。巻成ロール37がその最終直径に達する前に、圧着ローラ51が巻成ロール37の周面に圧着される(図2)。従って紙料ウェッブ3は、圧着ドラム19と巻成ロール37との間の巻成ニップを通ってガイドされると共に、圧着ローラ51と巻成ロール37との間の巻成ニップも通ってガイドされる。連続的に導かれてくる材料ウェブ3を空の巻取りスプール49に移送するために巻成ロール37は、二次搬送装置5によって第2案内レール15に沿って矢印33の方向へ移動させられ、これによって圧着ドラム19の縦軸線23と巻成ロール37の縦軸線41との間の距離が増大され(なお圧着ドラム19の縦軸線23と巻成ロール37の縦軸線41は共に仮想平面E内に位置している)、かつ圧着ドラム19と巻成ロール37との間には間隙53が形成される(図3)。紙料ウェッブ3が間隙53の領域内で自由走行の形で圧着ドラム19から巻成ロール37へ移送される。二次搬送装置5が巻成ロール37と一緒に走行する間、圧着ドラム19が少なくとも1つのストッパ54に当接するまで圧着ローラ51と巻成ロール37との間の巻成ニップにおける線荷重が所望値を維持するように、圧着ローラ51は巻成ロール37に追従させられる。本実施例では前記ストッパ54は、圧着装置25のピストン29がシリンダ27の内壁に当接することによって、要するに図3で見てピストン29がシリンダ27の内壁に接触する右終端位置に到達することによって実現されている。これによって圧着ドラム19は1つの定位置を有している。
次いで、待機位置に配置されていて紙料ウェッブ3の走行速度に加速された空の巻取りスプール49が、第1案内軌道に沿って上から下へ向かって変位され、かつ圧着ドラム19と巻成ロール37との間の間隙53内の巻取りスプール交換位置へもたらされる(図3)。ストッパ54に向かって移動された圧着ドラム19は第1案内軌道内に配置されているので、巻取りスプール交換位置へ空の巻取りスプール49が進入する際に該巻取りスプールは圧着ドラム19に接触させられる。その場合空の巻取りスプール49は圧着ドラム19をストッパ54から矢印33の方向とは逆方向に押し戻し(図示せず)、これによって巻成ニップの形成が終了する。次いで、例えば間隙53の領域内に配置されている切断装置(図示せず)によって紙料ウェッブが、全幅にわたって横裁ちされ、かつ新たなウェッブ始端部が空の巻取りスプール49に巻上げられる。該巻取りスプール49は、可変時間にわたって、例えば新たな巻成ロールのコア巻きが終了するまで、巻取りスプール交換位置に留まる。次いで一次搬送装置によって回転運動可能に保持された巻取りスプール49は、第1案内軌道に沿って巻取りスプール交換位置から最終巻成位置へガイドされて、第2案内レール15上に直接降下される(図4)。その際に巻取りスプール49は、受渡し位置に配置された第2の二次搬送装置7によって引取られ、つまりガイドされて保持される。図4に示した巻成段階では、紙料ウェッブ3は、なお一次駆動装置によってか又は第2の二次搬送装置7に配設されたセントラル駆動装置によって駆動される巻取りスプール49上にすでに数層(図示せず)巻上げられた状態にある。
形成済みの巻成ロール33が例えば二次駆動装置39によって、かつ/又は圧着ローラ51によって制動された後に該巻成ロールが第1の二次搬送装置5から外される一方、圧着ローラ51は、図1の図示位置へ復帰させられる。二次駆動装置39が両二次搬送装置5,7に配設されている限り、満管の巻成ロールを制動した後に二次駆動装置39は今度は空の巻取りスプール49と効果的に接続され、かつ一次駆動装置及び一次搬送装置は該巻取りスプール49から接続を解除される。巻取りスプール49に巻上げられた(図4では図示を省いた)巻成ロール直径の巻太りは、第2案内レール15に沿って矢印33の方向に第2の二次搬送装置7を変位させることによって補償される。その場合圧着ドラム19と、巻取りスプール上に巻上げられた巻成ロールとの間の巻成ニップにおける線荷重は、巻成動作全体にわたって圧着装置25によって圧着ドラム19を変位させることによって所望値に保たれる。
図1では、圧着ドラム19の下位に配置されていて機枠13に回転運動可能に装備されたウェッブ案内ローラ55が図示されている。紙料ウェッブ3は、該紙料ウェッブの走行方向で見て前記ウェッブ案内ローラ55に前置されたユニット57(本実施例では圧搾装置59)から前記ウェッブ案内ローラ55へ導かれ、該ウェッブ案内ローラによって変向ガイドされて更に圧着ドラム19へ導かれる。その場合ウェッブ案内ローラ55は紙料ウェッブ3によって155°〜205°の円周範囲に巻掛けられるのが有利である。巻掛け角度は、圧着ドラム19が巻成動作中に変位される場合でも少なくとも150°である。これによって保証される点は、ユニット57と圧着ドラム19との間の領域におけるウェッブの縦方向張力の変動によって巻成ニップの線荷重が左右されないことである。圧搾装置59は、圧搾ニップを形成する2本の圧搾ローラから成り、2本の圧搾ローラの内、図1に示したシンボルから判るように少なくとも1本は駆動されている。
巻成プロセスを、紙料ウェッブの生産プロセスの変動から減結合するために、紙料ウェッブのガイドは、圧着ドラム19が紙料ウェッブ3によって約180°巻掛けられているように構成されているのが有利である。圧着ドラムの比較的大きな円周範囲にわたって紙料ウェッブをガイドすることによって、ウェッブ張力変動が、巻成ロールにおける圧着ドラムの圧着作用に対して、ひいては線荷重に対して事実上いかなる影響も及ぼすことはない。更にまた圧着ドラムの小さな運動が補償されるので、これによってウェッブ張力の変動も惹起されない。それ故に圧着ドラムは反作用がない。更に巻掛け角度が比較的大きいことによって、圧着ドラムの僅かな傾斜が不都合な皺襞を生ぜしめることはない。また変位可能な圧着ドラムに追従させる必要のない定置の案内兼幅出しローラを圧着ドラムに前置させることも可能であり、これによってワインダの構造が単純化される。
図1乃至図4に関する説明から容易に判るように、紙料ウェッブを連続的に巻上げる本発明の方法は、紙料ウェッブが、二次搬送装置内に回動可能に保持された巻成ロールと相俟って巻成ニップを形成する(殊に有利には水平方向に)変位可能な圧着ドラムを介してガイドされ、しかも前記巻成ニップにおける線荷重が前記圧着ドラムの変位によって制御又は調節される点にある。所望の巻成ロール直径に達すると、巻取りスプール交換を準備するために巻成ロールは、二次搬送装置によって圧着ドラムから離間されるので、紙料ウェッブは、圧着ドラムから巻成ロールへ自由に走行する。要するにウェッブの自由走行ラインが形成される。ウェッブ速度で回転する新たな、つまり空の巻取りスプールが一次搬送装置によって巻取りスプール交換位置へもたらされ、この巻取りスプール交換位置で空の巻取りスプールは圧着ドラムと巻成ニップを形成する。次いで紙料ウェッブがその全幅にわたって横裁ちされ、新たなウェッブ始端部が新たな巻取りスプールに巻付けられる。圧着ドラムと、新たな巻取りスプール又は該スプールに巻上げられる巻成ロールとの間の巻成ニップにおける線荷重の制御もしくは調節はこの巻成段階でも矢張り圧着ドラムの変位によって実現される。究極的に二次搬送装置が新たな巻取りスプールを新たな巻成ロールと共に引取るが、その場合前記線荷重の制御/調節は更に圧着ドラムの変位によって行なわれる。
圧着ドラム19と空の巻取りスプールとの間の巻成ニップの形成は、空の巻取りスプールを第1の案内軌道に沿って変位させ、かつ第1の案内軌道内に配置された圧着ドラムに当接させることによって実現可能である。別の実施形態では巻成ニップは、巻取りスプール交換位置に配置された巻取りスプールの方向に圧着装置25によって圧着ドラム19を変位させることによって形成される。勿論また巻取りスプール49及び圧着ドラム19を共に相互方向に運動させて巻成ニップを形成することも可能である。巻成ニップの形成如何には関わりなく、例えば一次搬送装置から二次搬送装置への巻取りスプール引渡しの瞬間に発生するような線荷重の突発的な変動を、変位可能な圧着ドラムによって補償又は回避することも可能である。要するに線荷重は連続的に所望値に正確に維持することができる。
圧着ドラム19は、図3及び図4に示したように撓み調整ローラ140として構成することができ、該撓み調整ローラの周壁141は、1列に配列された複数の支持エレメント142によって定置のヨーク143に支持されており、これによって圧着ドラム19の弧状に湾曲した外側輪郭が得られる。なお巻成ニップの方に向かって作用する複数の支持エレメント142は、図3及び図4の側面図ではただ1つしか看取できない。撓み調整ローラ140の構造は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第2555677号明細書に基づいて公知であるので、その詳細な説明はここでは省く。複数の支持エレメント142は個別制御可能、つまり互いに独立して制御可能であるので、これによってローラ周壁141は所望の反り値に調整することができる。ヨーク143は、定軸線つまり縦軸線23を中心として回動可能である。ヨーク143と協働する支持エレメント142はヨーク143の回動時に、支持エレメントの作用方向が巻成ニップのシフト運動に追従するように旋回される。
圧着ドラムの外側輪郭を所望反り値に調整することによって、該圧着ドラムを介してガイドされる紙料ウェッブは、殊に該紙料ウェッブが巻成ニップ内へ進入する前に、ウェッブの走行方向に対して直角な横方向で見て、規定通りに緊張される。これによって、巻成ロールに巻上げられる巻層の皺襞形成が防止され、ひいては巻成結果が改善される。圧着ドラムの撓みは、前述のように圧着ドラムの縦軸方向で見て区分ずつ調整可能であるのが有利である。従って圧着ドラムの外側輪郭を変化することによって、紙料ウェッブの所望の幅出しを左右すること、もしくは調整することが可能である。有利な実施例では圧着ドラム19は能動的な振動減衰系の構成部分であり、すなわち圧着ドラムは振動能を有している。本発明に関連して云う「振動能」とは、圧着ドラムが巻成ロールの方向及び逆方向に迅速な変位運動を行なえることを意味している。要するに圧着装置25、つまり図1乃至図4に示した油圧式ピストン−シリンダユニットは、圧着ドラム19の変位運動の方向変換を著しく迅速に行なうことができる。
図5の原理図では、図1乃至図4のワインダが制御装置の1実施形態と共に図示されている。図1乃至図4に示した構成部材に合致した構成要素には同一の符号を付したので、この点に関しては図1乃至図4についての説明を参照されたい。ワインダ1を制御するために制御ユニット61が設けられており、該制御ユニットは、巻成ロール37の直径の巻太り速度に関連してねじスピンドル47のモータ45を制御する。巻成ロール37の直径の巻太りは測定装置63によって測定される。二次搬送装置5の位置は単に、要するに専ら巻成ロール直径の巻太りに相応して変化するにすぎない。圧着ドラム19と巻成ロール37との間に形成される巻成ニップにおける線荷重の大きさは、単に、要するに専ら、圧着ドラム19を保持する案内キャリッジ21の走行によって決定され、殊に制御装置65によって制御されるにすぎない。前記制御装置65は、線荷重用の測定装置67と制御器69と目標値信号発生器71と制御ユニット73とから成っている。測定装置67は測定導線75を介して制御器69に接続されており、或いは該制御器へ通じている。目標値信号発生器71は導線75′を介して制御器69に接続されており、かつ該制御器に所望の目標値を送出する。該制御器69自体は導線77を介して制御ユニット73に接続されている。
圧着ドラム19と巻成ロール37との間に形成された巻成ニップにおける線荷重の、前記測定装置67によって測定された値が、目標値信号発生器によって設定された目標値に対して偏差を有している場合には、制御器69が導線77を介して信号を制御ユニット73へ送出する。これに基づいて制御ユニット73は、線荷重の測定値が前記目標値に近似するように、圧着装置25のシリンダ27内の圧力を変化させる。これによって線荷重は、巻成動作にトラブルが発生した場合も、例えばコンスタントな値に保持される。トラブルが生じるのは例えば二次搬送装置5が完全な精度を以て走行しない場合であり、このような場合、圧着ドラム19と、二次搬送装置5によつてガイドされる巻成ロール37との間に形成された巻成ニップの位置が僅かにシフトされる。
有利な実施例では、線荷重を制御するために圧着ドラム19は二次搬送装置の走行速度には無関係に変位可能である。更にまた、二次搬送装置と協働するストローク運動装置43、つまりねじスピンドル47を駆動するモータ45を次のように制御すること、すなわち巻成ロール37が第2案内レール15上に載っている間、圧着ドラム19と巻成ロール37との間に形成された巻成ニップの位置が実質的にコンスタントになるように制御することが可能である。ここで云う「コンスタントな位置」とは、ワインダ1内における巻成ニップの位置が一定であることを意味し、すなわち巻成ロール37は二次搬送装置5によって、巻成ロール37の直径の巻太りだけを補償するような速度で矢印33の方向に変位されることを意味している。
別の実施例では、両二次搬送装置5,7に配設されたストローク運動装置43は、圧着ドラム19と巻成ロール37との間に形成された巻成ニップの位置が巻成動作中、巻成ロール直径の巻太りに伴って、例えば50mm〜200mmのオーダー範囲内でシフトするように制御される。
図6では、ワインダ1の別の実施例が概略的に図示されている。図1乃至図5に示した構成部材に合致した構成要素には同一の符号を付したので、この点に関しては図1乃至図5についての説明を参照されたい。図6には、一次搬送装置79の実施例の一部分が図示されている。該一次搬送装置79は2つの一次旋回レバー81から成っている。但し当該側面図では両一次旋回レバーの内、1つだけ図示されているにすぎない。新たな巻取りスプール49を回転運動可能に保持している前記一次旋回レバー81は、巻取りスプール49の縦軸線に対して平行に延びる軸83を枢軸として旋回可能である。前記の一次旋回レバー81はワインダ1の内の定位置に配置されている。つまり軸83は(少なくとも1回の全巻成動作の間)機枠13において位置不可変の固定位置を占めている。一次旋回レバー81には、例えば機枠13に固着されたストローク運動装置85が配設されており、該ストローク運動装置は、一方の一次旋回レバーに配設された少なくとも1つの殊に油圧式のピストン−シリンダユニットから成っている。該ピストン−シリンダユニットは、シリンダ87内をガイドされるピストン89を有し、該ピストンは、少なくとも一方の一次旋回レバー81に係合するピストン棒91と固着結合されている。シリンダ87からのピストン棒91の押出し運動時には前記一次旋回レバー81は逆時計回り方向に、またシリンダ87内へのピストン棒91の押込み運動時には時計回り方向に軸83を中心として旋回させられる。勿論また前記ストローク運動装置85は例えば、各一次旋回レバー81に夫々1つずつ配設された計2つのピストン−シリンダユニットから成っていることもできる。図6に示したように巻取りスプール交換位置に空の巻取りスプール49を保持している一次旋回レバー81は、この巻成段階では、破線で示した仮想水平線Hに対して角度wだけ(図示例では約26°)傾斜されている。角度wは前記ストローク運動装置85によって調整可能である。角度wを調整するために制御ユニット93が設けられており、該制御ユニットは制御器69′と目標値信号発生器71′と一次旋回レバー81の位置検出用の測定装置67′とから成っている。目標値信号発生器71′は信号導線95を介して制御器69′に接続され、また測定装置67′は信号導線97を介して制御器69′に接続されている。角度wを変化させ、ひいては巻取りスプール交換位置を変化させるために、目標値信号発生器71′には新たな目標値がインプットされる。制御器69′によって目標値/実際値比較動作が行なわれる。目標値と実際値との間に偏差がある場合には制御器69′は導線77′を介して信号を油圧式の制御弁99に供給し、これに基づいて制御弁99は、ポンプ101と、前記制御弁からシリンダ87へ通じる媒体導管103との間の通流路を解放する。ポンプ101から圧送される媒体、例えば圧力液又は圧力ガスは、シリンダ87の、ピストン89によって上下に仕切られた両部分室の一方に選択的に導入される。図6に矢印で図示したように上位の部分室内へ媒体が導入されると、ピストン棒91はシリンダ87内へ押込まれ、これによって前記角度wは縮小される。媒体がシリンダ87の下位の部分室内へ流入すると、ピストン棒91はシリンダ87から押出され、これによって角度wは拡大される。所望の角度wが調整された後、制御弁99はポンプ101と媒体導管103との間の連通を断つ。制御弁99の方向へシリンダ87から媒体が逆流するのを防止するために逆止弁105が設けられている。制御ユニット93によって、巻成動作中のいかなる時点においても所定の角度wを調整することが可能である。更にまた、巻取りスプール交換位置を次の巻取りスプール交換前に予め特定できるようにするのが特に有利である。その場合は例えば必要に応じて(図14cに例示したように)角度wを零値に調整することが可能である。
図7には、図3に示した巻成段階における巻取りスプール49が図示されており、この巻成段階では巻取りスプール49は巻取りスプール交換位置にあり、かつ圧着ドラム19と相俟って巻成ニップを形成している。図7における巻取りスプール49に対する目線方向が図3に矢印107で表示されている。本実施例において圧着ドラム19を巻取りスプール49の周面に圧着する力によって巻取りスプール49には、二重矢印109で示した撓みが生じる。この撓みによって巻取りスプール49の外側輪郭に惹起される湾曲は線111で略示されている。巻取りスプール49の自重から結果する撓みの、圧着平面P内に位置している撓み成分は二重矢印113で表わされ、かつ、支持されない巻取りスプールの湾曲した外側輪郭は線115によって略示されている。
図7から判るように撓みは相反する両方向に作用し、しかもその撓み量は少なくとも実質的に等しい。これによって両方向の撓みは完全に、少なくとも実質的に相殺されるので、巻成ニップにおける均等な線荷重を紙料ウェッブの全幅にわたって生ぜしめることが可能である。
図8a乃至図8eには、先行図面つまり図1〜図7に基づいて説明したワインダ1の一部分が5つの異なった巻成段階で略示されている。すでに簡単に説明した巻取りスプール交換動作を次に図8a〜図8eに基づいて詳説する。
巻取りスプール交換前に空の巻取りスプール49が常設の巻成ステーションによって、つまり、本実施例では一次旋回レバー81から成る一次搬送装置79によって受取られる(図8a)。このために一次旋回レバー81は、逆時計回り方向で上方に向かって、図8aに示した空巻取りスプール受渡し位置へ旋回される。空の巻取りスプール49は一次駆動装置によって同期速度に加速される。すなわち空の巻取りスプール49の周速度は、紙料ウェッブ3の走行速度に等しい。圧着エレメント、つまり本実施例の圧着ローラ51が、ほぼ満管の巻成ロール37の周面に圧着される。図示を省いた二次搬送装置によって保持されていて二次駆動装置によって駆動される巻成ロール37は圧着ローラ51と一緒に矢印33(図8b参照)の方向に圧着ドラム19から離間される。但しその場合、圧着ドラム19は、巻成ニップにおいて所望の線荷重を維持するために圧着ドラム19がストッパ117に当接して圧着ドラムの変位運動が停止するまで、巻成ロール37に追従させられる。巻成ロール37は更に矢印33の方向に移動し、これによって圧着ドラム19と巻成ロール37との間にウェッブの自由走行域が形成される。
圧着ドラム19が巻取りスプール交換前にストッパ117に当接することによって、該圧着ドラムは各巻取りスプール交換前に固定的な特定位置を占める。圧着ドラム19と満管の巻成ロール37との間の間隔が少なくとも最小値に達した場合に新たな巻取りスプール49が、該巻取りスプールが圧着ドラム19の周面に接触する巻取りスプール交換位置へ変位される(図8c)。巻成ニップの形成は自動的に行なわれる。それというのは、ストッパ117に当接している圧着ドラム19がこの時点に空の巻取りスプール49の運動軌道内に配置されているからである。圧着ドラム19が例えば制御装置65(図5)によって所望の圧着力を空の巻取りスプール49に及ぼす程度に前記圧着ドラム19が空の巻取りスプール49によってストッパ117から矢印33の方向とは逆方向に押し戻された時に巻成ニップは閉じたと見做される。
図8a〜図8cでは巻取りスプール49の交換プロセスを明確にするために、仮想鉛直線V上に位置している一次旋回レバー81の定置の軸83に対する圧着ドラム19の縦軸線23の距離xが、巻取りスプール交換直前の位相(図8a)、巻取りスプール交換中の位相(図8b)及び巻取りスプール交換後の位相(図8c)で図示されている。圧着ドラム19がすでにストッパ117に当接している図8bの巻成段階において存在する距離x2は、巻取りスプール交換位置へ変位された巻取りスプール49によって圧着ドラム19を押し戻した後に生じる距離x3よりも大である。更に明らかなように圧着ドラム19がストッパ117に当接する以前には該圧着ドラムの縦軸線23が軸83に対して有する距離x1は距離x2よりも小である。
巻成ニップを形成した後に紙料ウェッブは公知の方式によって、ウェッブの自由走行域において横裁ちされ、かつ新たなウェッブ始端部が巻取りスプール49の周面へガイドされる。巻取りスプール交換位置に配置された空の巻取りスプール49は横裁ち前にすでに小さな円周域にわたって紙料ウェッブによって巻掛けられているのが特に有利である。これは交換操作を著しく容易にするので、巻取りスプール交換時に高い確実性を保証することが可能である。巻取りスプールの交換後に巻取りスプール49は、該巻取りスプール49に巻上げられる新たな巻成ロール119の巻成コアの形成が終了するまで、例えば巻成ロール119が20mm〜100mmの紙料層厚Sを有するまで、巻取りスプール交換位置に保持されるのが有利である。
コアの巻成中、要するに巻取りスプール49が回転運動可能に一次旋回レバー81に保持されている場合、圧着ドラム19は、巻成ロール119の直径巻太りに応じて、巻取りスプール49の縦軸線から離間する。量値の点から見れば圧着ドラムの変位は、直径巻太りの水平方向成分に正確に合致している。新たな巻成ロール119の巻上げ中に満管の巻成ロール37は制動され、かつ可変の巻成ステーションから、要するに二次搬送装置から離脱される。1つの二次搬送装置しか設けていない形式の有利な実施例では、二次搬送装置は、第2案内レール15上に卸された巻取りスプール49を引取るために圧着ドラム19の方向に左手へ向かって変位される。2つの二次搬送装置を設けた形式の、ワインダの実施例では、両方の二次搬送装置は1つ置きに、つまり交互に新たな巻成ロールをガイドするために使用される。要するに両方の二次搬送装置はその都度1つ置きの新たな巻成ロールだけをガイドする。巻取りスプールが、これに巻上げられた新たな巻成ロールと一緒に二次搬送装置によってガイドされる間、巻成ロールの直径巻太りは、二次搬送装置を介して巻取りスプールを相応に変位させることによって補償される。量値の点から見れば、巻取りスプールの水平方向変位は直径巻太りに正確に合致している。
図8a〜図8eに基づいて説明したワインダによって実施可能な方法の別の実施例では、二次搬送装置によってガイドされる巻成ロール37は、中間停留無しに、図8aに示した位置から図8dに示した位置へ連続的に移動させられる。同時に一次旋回レバー81と新たな巻取りスプール49は、図8bに示した位置から図8eに示した位置へ、殊に同じく中間停留無しに移動する。この場合、一次旋回レバーによって変位される新たな巻取りスプール49が、図8cに示した位置を通走する際に、巻取りスプールの交換が行なわれる。二次搬送装置によってガイドされる巻成ロール37の運動速度及び一次旋回レバーを介して変位可能な巻取りスプール49の運動速度は一定であるか、それとも少なくとも1つの任意の部位で変化することができる。新たな巻取りスプール49を保持している一次旋回レバー81の運動プロセスは、目標値信号発生器71′(図6)から供給される角度wのための目標値を時間に関連して変化させることによって簡単に制御可能である。
図9乃至図11の各側面図には、ワインダ1の一部分の別の実施例が異なった巻成段階で示されている。ワインダ1の構造は、図1〜図8に基づいて説明したワインダの構造に実質的に等しい。相違点は追って説明する。同一の構成要素には同一の符号を付したので、その点に関しては先行図面の説明を参照されたい。
次に先ずワインダ1の機能を1回の巻成工程に基づいて詳説する。すなわち:紙料ウェッブ3が圧着ドラム19を介してガイドされ、かつ、二次駆動装置39によって駆動される二次搬送装置5を介してガイドされる巻成ロール37に巻上げられる(図9)。巻成ロール7がその最終/基準直径に達する前に、圧着ドラム19の上位で空の巻取りスプール49が一次旋回レバー81に回転運動可能に装着され(すなわち、この空の巻取りスプール49の運動は、該スプールの縦軸線を中心とする回転に制限されている)かつ巻取りスプール交換位置へ変位される。
図9から判るように、巻取りスプール交換位置に位置している巻取りスプール49は、なお巻成ニップを形成しないように圧着ドラム19から隔てられている。巻取りスプール交換位置では空の巻取りスプール49の中心点は、破線で示した第2の仮想直線G2上に位置しており、この第2の仮想直線G2は、鎖線で示した第1の仮想直線G1に対して実質的に平行に延在しかつ第1の仮想直線よりも高いレベルに配置されている。図9から判るように圧着ドラム19の中心点は、案内レール15に対して平行に延在する第1の仮想直線G1上に位置している。巻取りスプール交換時には紙料ウェブ3の移送前に空の巻取りスプール49は、一次旋回レバー81に配設された一次駆動装置121によって加速されて紙料ウェブ3の走行速度にされる。空の巻取りスプール49へ連続的な紙料ウェッブ3を移送するために、巻成ロール37をガイドする二次搬送装置5の走行速度が、ねじスピンドル47を駆動するモータ45を適当に作動制御することによって高められる。その場合圧着ドラム19は巻成ロール37と絶えず接触した状態にある。すなわち圧着ドラム19は、巻成ロール37が直線的な第2の案内軌道14に沿って変位する際に該巻成ロールに追従させられるので、巻成ニップにおける線荷重は所望値に保たれる。
図9から判るように、第1の仮想直線G1と第2の仮想直線G2との間の距離は、圧着ドラム19の半径と巻取りスプール49の半径の和よりも小である。これによって圧着ドラム19は、図9で見て右手へ向かって変位する際に、巻取りスプール交換位置に配置された巻取りスプール49に当接する。この状態は、図10に示した巻成段階に相当する。圧着ドラム19と空の巻取りスプール49との間に巻成ニップが形成される瞬間に、少なくともその直後に巻取りスプール交換が行なわれる。この巻取りスプール交換時に、紙料ウェッブ3は、図9〜図11では図示を省いた切断装置によって横裁ちされ、かつ新たなウェッブ始端部が巻取りスプール49に巻上げられる。巻取りスプール交換の瞬間に、要するに紙料ウェッブ3が横裁ちされて空の巻取りスプール49へ移送される前に、巻成ロール37と圧着道19との間にはすでに間隙が形成されている。
以上の説明から確認できることは、圧着ドラムが巻取りスプール交換前には固定位置を占めていないこと、要するに(図1〜図8に基づいて説明した実施例の場合のように)ストッパに当接するのではなくて、一次旋回レバー81によって固定位置(巻取りスプール交換位置)に保持された空の巻取りスプール49に直接当接することである。
図10に示したように、この時点において圧着装置25のピストン27はシリンダ29の内側端壁に対して隔たりを有している。要するにピストン27は最終/当接位置には位置していない訳である。
新たなウェッブ始端部が巻取りスプール49に巻上げられた後、巻取りスプール49は、軸83を中心とする一次旋回レバー81の時計回り方向の旋回によって、部分円状の第1の案内軌道122に沿って最終巻成位置へ移送される。前記旋回動作中に巻取りスプール49は、一次旋回レバー81にって回転運動可能に保持かつ支持される。その場合巻取りスプール49は一次駆動装置121によって連続的に駆動され、つまり該一次駆動装置も同じく第1の案内軌道122に沿って変位される。
図11では、最終巻成位置にある新たな巻取りスプール49が図示されており、つまり該巻取りスプール49はその軸受ピンでもって案内レール15上に載っており、該案内レールは、巻取りスプール49の重量と、該巻取りスプールに巻上げられる(図示を省いたが、未だ僅かな巻層しか有していない)巻成ロールの重量とを支持する。巻取りスプール交換位置(図9及び図10)から最終巻成位置(図11)への巻取りスプール49の移送中に、圧着ドラム19は圧着装置25によって第1の仮想直線G1に沿って変位されるので、巻成ニップにおける線荷重が全移送中にわたつて所望値に保たれる。
図11では巻成ロール37は搬出位置に配置されており、この搬出位置において巻成ロールは公知の装置によって案内レール15から持ち上げられてワインダ1から搬出される。図9〜図11に示したワインダ1の実施例では、ただ1つの二次搬送装置とただ1つの二次駆動装置39が設けられているにすぎない。前記の二次搬送装置と二次駆動装置は図11では、一次搬送装置79から巻取りスプール49を受取るために、すでに左手の圧着ドラム19の方へ変位した状態にある。その場合、二次搬送装置5と二次駆動装置39とは互いに一緒にか、或いは夫々独自に受取り位置へ変位することができる。二次搬送装置5が巻取りスプール49を一次旋回レバー81から受取っている間に、二次駆動装置39が巻取りスプール49に作用結合されるので、二次駆動装置39と一次駆動装置121が共に巻取りスプール49に一時的に作用結合されている。次いで一次駆動装置121が巻取りスプール49から断たれ、かつ第1の案内軌道122に沿って逆時計回り方向で巻取りスプール交換位置へ復帰させられる。二次搬送装置5によってガイドされる巻取りスプール49に巻上げられる図示を省いた巻成ロールの直径巻太りは、今や最終巻成の間、矢印33の方向に右手へ向かって二次搬送装置5、ひいては巻取りスプール49を変位させることによって補償される。巻取りスプール49に巻上げられる巻成ロールと圧着ドラム19との間に形成される巻成ニップにおける線荷重は、前記のように圧着ドラム19の変位によって制御される。
図面を判り易くするために図10では、制御装置65から成るワインダ1の制御系が図示されているにすぎない。制御装置65の構成及び機能態様の説明については図5に関する説明を参照されたい。
有利な実施例では、線荷重を制御するために圧着ドラム19は二次搬送装置5の走行速度とは独自に変位できるようにされている。更にまた、二次搬送装置5に配設されているストローク運動装置43、つまり、ねじスピンドル47を駆動するモータ45は、圧着ドラム19と巻成ロール37との間に形成される巻成ニップの位置が実質的にコンスタントであるように制御することが可能である。「コンスタントな位置」とは、ワインダ1内における巻成ニップの位置が一定であることを意味している。要するに巻成ロール37は、二次搬送装置5によって、巻成ロール37の直径巻太りのみを補償する速度で矢印33の方向に変位される。
別の実施例では、二次搬送装置5に配設されたストローク運動装置43は、圧着ドラム19と巻成ロール37との間に形成される巻成ニップの位置を巻成工程中に巻成ロール直径の巻太りに伴って例えば50mm〜200mmのオーダー範囲内でシフトするように制御可能である。
有利な実施例では空の巻取りスプールの巻始め時に巻成ニップが常に同一部位にあり、すなわち、ワインダ内部における巻成ニップの位置は巻取りスプール交換中コンスタントであり、或いは少なくともほぼコンスタントである。これによって空の巻取りスプールの巻始め時に常に等しい角度状態、例えば巻取りスプールに作用する圧着力の常に等しい角度状態が生じるので、巻成ニップにおいて所望の線荷重経過を生背占めるために、空の巻取りスプールの撓みを算定して相応に補償することが可能になる。勿論この実施例の場合にも、例えば図6に基づいて説明した制御ユニット93を用いて、巻成ニップの形成される巻取りスプール交換位置をシフトすることも可能である。
図12の概略的な側面図によって、ワインダ1の別の実施例が示されている。図1〜図11に基づいて説明した部材に合致する構成要素には等しい符号を付したので、この構成要素に関する限り、図1〜図11に関する説明を参照されたい。本実施例では一次搬送装置79は、第3レール123に沿って二重矢印125の方向に走行可能な保持装置127から成り、該保持装置において空の巻取りスプール49が定位置にかつ回転運動可能に保持されている。要するに保持装置127は巻取りスプール49の回転運動を許容しかつ該巻取りスプール49が並進運動するのを防止する。保持装置127の走行によって、巻取りスプール49は巻取りスプール交換位置(図示せず)から、第3のレール123によって実現された第1の直線的な案内軌道14′に沿って最終巻成位置へ変位させられ、該最終巻成位置では巻取りスプール49は案内レール15に載っている。その場合巻取りスプール49は高位のレベル(第2の仮想直線G2)から低位のレベル(第1の仮想直線G1)へ変位もしくは降下される。第3レール123は、破線で示した仮想水平線Hに対して角度zだけ傾斜されており、該角度は、図12に示した実施例では、45°〜90°のオーダー範囲内にある。第3レール123の傾斜によって、巻取りスプール交換位置から下方の最終巻成位置への巻取りスプール49の走行経路は、一次旋回レバーによって(機枠に対して)定置の軸83を中心として旋回される巻取りスプール49(図9)の走行経路に類似している。
更に図12に基づいて、圧着ドラムと、巻取りスプール又は巻成ロールとの間に形成される巻成ニップにおける線荷重を調整するための制御/調節装置の第2の変化実施形態が明らかになる。該変化実施形態が、図10に基づいて説明した制御/調節装置と相違している点は、二次搬送装置5の走行速度が、圧着装置25のシリンダ27内におけるピストン29の位置に関連して調整又は変化されることである。制御ユニット73は、シリンダ27内の圧力、ひいては巻成ニップの線荷重を、若干ののパラメータに関連して制御/調節することができる。前記のパラメータとは、測定装置129によって計測された紙料ウェッブ3の縦方向張力(ウェッブ引張り力)、巻成ロール37の直径D及び、一次搬送装置79によってガイドされる巻取りスプールの位置を表わす角度αを云う。巻成ロール37の直径D及び角度αは、算出及び/又は検出された(図12に例示した)制御曲線から想到される。
角度αは、圧着ドラム19の縦軸線及び空の巻取りスプール49の縦軸線を通る平面131と第1の仮想直線G1との間で測定される。信号導線133を介してシリンダ27内のピストン29の位置が制御ユニット61に伝達され、該制御ユニットは、ストローク運動装置43の、ねじスピンドル47を駆動するモータ45を制御する。
図13には、図5及び図10に基づいて説明した制御装置を配備した本発明のワインダ1の異なった実施例が図示されている。同一の構成要素には同一の符号を付したので、この点に関しては先行図面の説明を参照されたい。圧着ドラム19を回転運動可能に保持する案内キャリッジ21はレール22に沿って変位可能であるが、該レール22は本実施例では、仮想水平線に対して角度βだけ傾斜されており、この角度は0°〜45°の範囲内にある。圧着ドラム19は、圧着装置25によって矢印135の方向に変位する際に低位レベルから高位レベルへ持ち上げられ、つまり斜め上方へ変位される。図13から判るように圧着ドラム19は巻成ロール37とだけ接触し、巻取りスプール交換位置に配置されている空の巻取りスプール49とは接触しない。
図13に図示した実施例の場合も、圧着ドラム19の重量は大部分がレール22によって支持されるので、巻成ニップの線荷重の充分精密な制御が容易に可能になる。ただ圧着ドラム重量の僅かな重量分、つまりスロープ駆動成分だけが、線荷重の測定精度及び/又は調整精度に影響を及ぼすにすぎない。
図示を省いた別の実施例では、レール22と案内キャリッジ21とによって形成された、圧着ドラム19用の線案内機構を、例えば少なくとも1つの旋回レバーによって旋回できるように構成することも可能である。
図14a乃至図14eの各概略図では、先に図1〜図11及び図13に基づいて説明したワインダ1の一部分が種々異なった巻成段階で図示されている。但し以下の説明では単に機能態様の相違点が詳説されるにすぎない。図14a〜図14eに図示した実施例では、新たな巻取りスプール49は巻取りスプール交換前に、図示を省いた案内レール15の上に卸される。巻取りスプール交換を準備するために、圧着ドラム19はストッパ117′に当接させられる。該ストッパ117′は、新たな巻取りスプール49を巻取りスプール交換位置へもたらす際、該巻取りスプール49が案内レール15に接近する間に圧着ドラム19を前記ストッパ117′から押し戻すように配置されている。要するに新たな巻取りスプール49の巻成開始は、巻取りスプールが案内レールに卸された後に始めて行なわれ、これによって、巻付け動作中に巻取りスプールを案内レールに卸すことによって発生するような線荷重曲線の変動及び/又は突発的変化が確実に回避される。更にまた、図14a〜14eに基づくワインダの機械的構造が、他の実施例に対比して単純化される。それというのは例えば一次旋回レバーを連結するための安定した横軸を省くことができるからである。
また図14a〜図14eにおいて図示したワインダの実施例の場合も、巻成ロール37は第2の案内軌道に沿って連続的に、要するに中間停留なしに変位される。巻成ロール37が図14a〜図14dで見て右手へ向かってガイドされる一方、これと同時に新たな巻取りスプール49が、図14bの図示位置から図14cの図示位置へ(殊に有利には連続的に)降下される。図14a〜図14eに図示した巻成段階における巻成ロール37及び新たな巻取りスプール49の運動速度は定速であるか、或いは少なくとも1つの任意の部位で変速することができる。
図1〜図14についての以上の説明から、本発明の請求する方法が容易に判る。すなわち本発明の方法の要旨は、紙料ウェッブが、水平方向に変位可能な、又は少なくとも実質的に水平方向に変位可能な圧着ドラムを介してガイドされ、該圧着ドラムが、二次搬送装置内に回転可能に保持された巻成ロールと相俟って巻成ニップを形成する点にある。この巻成段階中、前記巻成ニップにおける線荷重は前記圧着ドラムの変位によって制御又は調節される。所望の巻成ロール直径に達すると、巻取りスプール交換を準備するために前記巻成ローレルは二次搬送装置によって圧着ドラムから離間されるので、紙料ウェッブは圧着ドラムから巻成ロールへ自由に走行する。ウェッブ速度で回転する新たな巻取りスプールは、一次搬送装置によって巻取りスプール交換位置へもたらされ、該巻取りスプールは圧着ドラムと新たな巻成ニップを形成する。次いで紙料ウェッブはその全幅にわたって横裁ちされ、かつ新たなウェッブ始端部が新たな巻取りスプールに巻上げられる。この巻成段階中も、圧着ドラムと新たな巻取りスプールとの間に形成された巻成ニップにおける線荷重の制御又は調節は、やはり圧着ドラムの変位によって実現される。最後に二次搬送装置が新たな巻取りスプールを新たな巻成ロールと共に引き取る。巻成ニップにおける線荷重の制御又は調節は、この巻成段階においても、要するに新たな巻取りスプールが二次搬送装置によってガイドされる時にも専ら圧着ドラムの変位によって実現される。全巻成工程にわたって線荷重を圧着ドラムの変位によって調整することによって、所望の巻成結果を実現することが可能である。前記の方法によって、巻取りスプール交換時の高い確実性が保証される。それというのは、圧着ドラムから巻成ロールへ紙料ウェッブが自由に走行している領域内に位置している巻取りスプール交換位置へ進入した新たな巻取りスプールが、巻取りスプール交換を行なう前にすでに部分的に紙料ウェッブによって巻掛けられているからである。
以上の事項から明らかなように、一次駆動装置を第1の案内軌道に沿ってだけ変位可能にした、ワインダの前記実施例では、巻取りスプールと一緒に第1の案内軌道に沿って変位することのできる一次搬送装置の部分に前記一次駆動装置を定置に装着することによって、ワインダの構造を単純化することが可能である。ワインダの別の実施例では、一次駆動装置を第1の案内軌道に沿って変位させ得ると共に、部分的には第2の案内軌道に沿っても変位できるようにすることも可能である。更にまた、二次駆動装置を二次搬送装置上に定置に配置することも勿論可能であり、これによってワインダの構造は更に単純になる。
図示を省いたが格別有利な実施例では圧着ドラムのストローク、要するに圧着ドラムを一方向へシフトさせることのできる最大距離は、形成済み巻成ロールの紙料層厚Sより大であるか該紙料層厚Sに等しい。このようにすれば、最終巻成工程中に、巻成ロールの直径巻太りに応じて巻取りスプールを変位させる二次搬送装置を省くことが可能である。要するにこの実施例では巻成ロールは2つの固定的な巻成ステーションで巻上げられる。「固定的な」巻成ステーションは、巻取りスプールに巻上げられる巻成ロールの直径巻太りも巻成ニップにおける線荷重の調整も共に専ら圧着ドラムの変位によって実現するように巻取りスプールが回転運動可能に保持されることを特徴としている。固定的な巻成ステーションは、巻取りスプールのチャックの最適な剛さを提供するので、発生する振動を巻成ロールに伝達する不都合を事実上排除することが出来るという利点を有している。圧着ドラムの変位行程が直径巻太りを完全に補償できる大きさにすることによって、巻取りスプールの常時追従の必要がなくなり、これによってワインダの構造を単純化することが可能である。
ワインダの全ての実施例に共通な点は、巻取りスプール交換を準備するために、ほぼ形成済みの巻成ロールと圧着ドラムとの間に中間スペース又は間隙が形成されることである。これによって紙料ウェッブを、巻取りスプール交換前にすでに、巻取りスプール交換位置に配置された空の巻取りスプールの円周域を介してガイドすることが保証される。ひいては高い機能確実性が保証される。
更にまた、巻成動作の開始時に一次搬送装置内の定位置で新たな巻取りスプールを回転運動可能に保持することによって、公知のワインダで頻用されるような調整装置を省けるのが有利である。なお前記公知の調整装置は、一次搬送装置によってガイドされる巻取りスプールを、圧着ドラムの方に向かって半径方向に変位させて、巻成ニップにおける線荷重を調整するために用いられている。この有利な構成に基づいて、前記調整装置のための付加的な制御手段又は調節手段を省くことが可能になるので、ワインダの経費が削減される。
ワインダの全ての実施例に共通な点は、巻成ニップにおける線荷重の制御又は調節を、本発明では全巻成工程にわたつて専らただ1つの装置によって、つまり圧着装置25による圧着ドラムの変位によって実施できることである。
更に特に有利な点は、現存の、つまりすでに据え付けられたワインダの構造を、紙料ウェッブ3を巻上げるための前記の方法を実現できるように容易に変換できることである。
本発明のワインダは、巻取りスプールに代えて、1本の巻管又は複数本の巻管を装着した巻成心棒を配備することもできる。巻成心棒に巻管を前記のように複数本装着した場合には、縦裁ち裁断装置を前置することが可能である。この縦裁ち裁断装置は、紙料ウェッブを複数の部分ウェッブに短冊切りし、各部分ウェッブは夫々1本の巻管に巻上げられる。
Claims (41)
- 紙料ウェッブ(3)を巻取りスプールに、下記の工程ステップで連続的に巻上げて巻成ロールを形成する方法において、
二次搬送装置(5;7)内に回転可能に保持された巻成ロール(37)と相俟って巻成ニップを形成する変位可能な圧着ドラム(19)を介して紙料ウェッブ(3)をガイドし、前記巻成ニップにおける線荷重を前記圧着ドラム(19)の変位によって制御又は調節し、
所望の巻成ロール直径に達した際に、巻取りスプール交換を準備するために前記巻成ロール(37)を二次搬送装置(5;7)によって前記圧着ドラム(19)から離間して、紙料ウェッブ(3)を該圧着ドラム(19)から巻成ロールへ自由走行させ、
ウェッブ速度で回転する1つの新たな巻取りスプール(49)を、一次搬送装置(79)によって巻取りスプール交換位置へもたらし、この巻取りスプール交換位置で前記の新たな巻取りスプールと前記圧着ドラム(19)との間に新たな巻成ニップを形成し、
前記紙料ウェッブ(3)を、その全幅にわたって横裁ちして、新たなウェッブ始端部を前記の新たな巻取りスプール(49)に巻上げ、しかも前記の圧着ドラム(19)と新たな巻取りスプール(49)との間に形成された巻成ニップにおける線荷重の制御又は調節を、やはり圧着ドラム(19)の変位によって実現し、
新たな巻成ロールを有する新たな巻取りスプール(49)を二次搬送装置(5;7)によって受取り、しかも前記線荷重の制御又は調節を更に前記圧着ドラム(19)の変位によって行なう
ことを特徴とする、紙料ウェッブを連続的に巻上げる方法。 - 二次搬送装置によって1つの巻取りスプールを受取った後、巻成ロールの直径巻太りの補償を、二次搬送装置の少なくともほぼ水平方向の変位によって行なう、請求項1記載の方法。
- 新たな巻取りスプールと圧着ドラムとの間の巻成ニップを、空の巻取りスプールに対する圧着ドラムの相対運動によって形成する、請求項1又は2記載の方法。
- 巻成ニップを、圧着ドラムに対する空の巻取りスプールの相対運動によって形成する、請求項1又は2記載の方法。
- 圧着ドラムからの巻成ロールの離間時に該圧着ドラムを、ストッパに達するまで前記巻成ロールに追従させ、次いで新たな巻取りスプールを巻取りスプール交換位置へもたらし、しかもこの新たな巻取りスプールによって前記圧着ドラムを前記ストッパから押し戻す、請求項4記載の方法。
- 二次搬送装置によって新たな巻取りスプールを受取る位置よりも上方で巻成ニップを形成する、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
- 空の巻取りスプールの長手方向軸線と圧着ドラムの長手方向軸線とによって決定される圧着平面内に巻成ニップを形成し、該圧着平面が水平線に対して角度αをとって傾斜されており、前記角度αが5°≦α≦40°の範囲内にある、請求項6記載の方法。
- 二次搬送装置が新たな巻取りスプールを受取る位置に巻取りスプール交換位置が位置している、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
- 紙料ウェッブを自由走行の形で圧着ドラムから巻成ロールへガイドする間に、圧着エレメント、有利には圧着ローラ、非回転式圧着ブラシなどを巻成ロールの周面に押し付ける、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
- 新たな巻取りスプールが巻取りスプール交換位置に配置されている間にすでに、前記の新たな巻取りスプールの円周域を介して紙料ウェッブをガイドする、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
- 二次搬送装置によってガイドされる巻成ロールを、直径巻太りの補償のために連続的に変位させる、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
- 一次搬送装置によってガイドされる新たな巻取りスプールの変位速度及び、二次搬送装置によってガイドされる巻成ロールの変位速度が一定であるか、或いは有利には少なくとも1つの任意の部位で変速する、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
- 紙料ウェッブ(3)を巻取りスプールに巻成ロールとして連続的に巻上げるためのワインダであって、圧着ドラム(19)が設けられており、該圧着ドラム(19)を介して紙料ウェッブ(3)が案内されており、該圧着ドラム(19)が、巻成ロールと相俟って1つの巻成ニップを形成しており、少なくとも1つの一次搬送装置(79)が設けられており、該一次搬送装置(79)によって巻取りスプール(35;49)が、第1の運内軌道に沿って変位可能であり、少なくとも1つの二次搬送装置(5;7)が設けられており、該二次搬送装置(5;7)が、前記巻取りスプール(35;49)を第2の案内軌道に沿ってガイドするようになっている形式のものにおいて、巻取りスプール交換を準備するために新たな巻取りスプール(35;49)が、一次搬送装置(79)によって巻取りスプール交換位置へ変位可能であり、該巻取りスプール交換位置において新たな巻取りスプール(35;49)と圧着ドラム(19)との間に新たな巻成ニップが形成されるようになっており、前記巻取りスプール交換位置において紙料ウェッブ(3)が、前記の新たな巻取りスプール(35;49)の円周部分域を介してガイドされており、巻取りスプール(35;49)が二次搬送装置(5;7)によってガイドされる間、巻成ロール直径の巻太りが、前記二次搬送装置(5;7)の変位によって補償可能であり、かつ巻成ニップにおける線荷重が、圧着ドラム(19)の変位によって調節可能、特に制御可能であることを特徴とする、紙料ウェッブを連続的に巻上げるためのワインダ。
- 巻取りスプール交換位置が、二次搬送装置(5;7)によって新たな巻取りスプール(35;49)を受取る位置よりも上方に設けられている、請求項13記載のワインダ。
- 新たな巻成ニップが、空の巻取りスプール(35;49)の長手方向軸線と圧着ドラム(19)の長手方向軸線とによって決定される圧着平面(P)内に位置し、該圧着平面が、水平線(H)に対して角度αをとって傾斜されており、前記の角度αが5°≦α≦40°の範囲内にある、請求項13又は14記載のワインダ。
- 巻取りスプール交換前に角度αが調整可能である、請求項15記載のワインダ。
- 二次搬送装置(5;7)によって新たな巻取りスプールを受取る位置に巻取りスプール交換位置が位置している、請求項13記載のワインダ。
- 圧着ドラム(19)が圧着装置(25)によって変位可能であり、かつ巻成ロールが一次搬送装置(79)によってガイドされる間、前記圧着ドラム(19)の変位によって、巻成ロール直径の巻太りが補償可能かつ巻成ニップにおける線荷重が制御又は調節可能である、請求項13から17までのいずれか1項記載のワインダ。
- 巻成ニップが、圧着ドラム(19)に対する新たな巻取りスプール(35;49)の相対運動によって、かつ/又は新たな巻取りスプール(35;49)に対する圧着ドラム(19)の相対運動によって形成される、請求項13から18までのいずれか1項記載のワインダ。
- 圧着ドラム(19)が、案内キャリッジ(21)上で回転運動可能に保持されており、該案内キャリッジ(21)が第1レール(22)に沿って走行可能であり、該第1レールが水平線(H)に対して平行に敷設されているか、又は該水平線に対して0°〜45°の範囲内にある角度βをとって斜向敷設されている、請求項13から19までのいずれか1項記載のワインダ。
- 圧着ドラム(19)が、巻取りスプールの長手方向軸線に対して平行に延びる軸線を中心として旋回可能な旋回レバーに回転運動可能に保持されている、請求項13から19までのいずれか1項記載のワインダ。
- 圧着ドラム(19)に駆動装置が配設されている、請求項13から21までのいずれか1項記載のワインダ。
- 二次搬送装置(5;7)が、第2レール(9)に沿って走行可能な二次キャリッジ(11)から成り、前記第2レール(9)が、水平線(H)に対して平行に敷設されているか、又は該水平線(H)に対して斜向敷設されている、請求項13から22までのいずれか1項記載のワインダ。
- 二次搬送装置(5;7)が、巻取りスプールの長手方向軸線に対して平行に延びる軸線を中心として旋回可能な二次旋回レバーから成り、該二次旋回レバーに前記巻取りスプールが回転運動可能に保持されている、請求項13から22までのいずれか1項記載のワインダ。
- 巻取りスプールを駆動モーメント及び/又は制動モーメントで負荷するための少なくとも1つの二次駆動装置が、二次搬送装置(5;7)に配設されている、請求項13から24までのいずれか1項記載のワインダ。
- 二次搬送装置(5;7)にはストローク運動装置(43)が配設されており、該ストローク運動装置(43)が、特に圧着ドラム(19)と巻成ロールとの間に形成された巻成ニップで作用する線荷重には無関係に、巻成ロール直径の巻太りに関連して制御可能又は調節可能である、請求項13から25までのいずれか1項記載のワインダ。
- 線荷重を制御又は調節するために圧着ドラム(19)に配設された圧着装置(25)が、二次搬送装置(5;7)に配設されたストローク運動装置(43)には無関係に作動可能である、請求項13から26までのいずれか1項記載のワインダ。
- 圧着ドラム(19)と巻成ロールとの間に形成される巻成ニップにおける線荷重が少なくとも実質的に目標値に等しくなるように圧着装置(25)が制御可能である、請求項13から27までのいずれか1項記載のワインダ。
- 圧着ドラム(19)と、二次搬送装置(5;7)によってガイドされる巻成ロールとの間に形成される巻成ニップの位置が不変である、請求項13から28までのいずれか1項記載のワインダ。
- 圧着ドラム(19)と、二次搬送装置(5;7)によってガイドされる巻成ロールとの間に形成される巻成ニップの位置が、巻成動作中の巻成ロール直径の巻太りに伴って特に50mm〜200mmだけシフトされる、請求項13から28までのいずれか1項記載のワインダ。
- 圧着装置(25)が、特に油圧式のピストン−シリンダユニットとして構成されている、請求項13から30までのいずれか1項記載のワインダ。
- 圧着装置のピストン(29)の最大ピストン行程が、巻終わった巻成ロールの紙料ウェッブ層厚の半分よりも小である、請求項31記載のワインダ。
- 圧着ドラム(19)が撓み調整ローラの形式で形成されており、該撓み調整ローラのローラ周壁が、1列に配列された複数の支持エレメントによって定置のヨークに支持されている、請求項13から32までのいずれか1項記載のワインダ。
- 支持エレメントが個別制御可能である、請求項33記載のワインダ。
- 支持エレメントが巻成ニップの方へ向かって作用する、請求項33又は34記載のワインダ。
- 支持エレメントの作用方向が巻成ニップの移動運動(図3の位置から図4の位置への移動)に追従するようにヨークが旋回可能である、請求項33から35までのいずれか1項記載のワインダ。
- 一次搬送装置(79)が、巻取りスプール(35;49)の長手方向軸線に対して平行に延びる軸(83)を中心として旋回可能な一次旋回レバー(81)を有しており、該一次旋回レバーに前記巻取りスプール(35,49)が回転運動可能に保持されている、請求項13から36までのいずれか1項記載のワインダ。
- 一次旋回レバー(81)の軸(83)がワインダ(1)の内部で定置に配置されている、請求項37記載のワインダ。
- 一次搬送装置(79)が、第3レール(123)に沿って走行可能な保持装置(127)を有している(図12)、請求項13から38までのいずれか1項記載のワインダ。
- 第3レール(123)が鉛直に配置されているか又は水平線(H)に対して角度zをとって斜向敷設されている、請求項39記載のワインダ。
- 巻成ロールの周面に圧着可能な少なくとも1つの圧着ローラ(51)のような圧着エレメントが設けられている、請求項13から40までのいずれか1項記載のワインダ。
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