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JP4387904B2 - シャッター装置の取付け構造 - Google Patents

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JP4387904B2
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Description

本発明は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の壁面における窓部の躯体内側にシャッター装置を取付けるようにしたシャッター装置の取付け構造に関する。
従来、住宅壁面の窓部に対応して設置されるシャッター装置は、窓部をその室外側から開閉体(スラットカーテン)によって覆うようにするものが一般的でる。
そのため、前記従来のシャッター装置では、前記窓部が出窓であった場合には取付けが困難であり、特殊仕様として対応したとしても、出窓の形状が多岐にわたるため、対応が困難であった。
そこで、例えば特許文献1に記載された発明のように、住宅壁面の出窓に対応する室内側に、該出窓が設けられた開口部を開閉する開閉体(スラットカーテン)や、該開閉体をその両側で開閉方向へ案内するガイドレール、該開閉体をその上方へ巻き取ったり巻き戻したりする巻取り装置(巻取ボックス)等を備え、前記出窓に対応する開口部を、その室内側から前記開閉体(スラットカーテン)によって開閉するようにしたシャッター装置の取付け構造がある。
この取付け構造では、出窓に対応する開口部をその室内側から開閉するようにしているため、出窓の形状に拘らず取付け作業が容易なことや、足場のない2階以上の部屋の窓であっても取付けが容易なこと等、シャッター装置を取付けの際における作業上の利点を有する。
その上、出窓が外開き窓である場合に、外側へ開放された状態の窓に対し、全開状態から閉鎖しようとする開閉体(スラットカーテン)が干渉してしまうようなことがない。
また、前者の従来技術のように窓部よりも室外側に開閉体(スラットカーテン)を備えた構成では、室内側から開閉体(スラットカーテン)を手動で開閉しようとした場合に、窓部を開放した後でないと外側の開閉体(スラットカーテン)を開閉することができないが、後者の従来技術では、出窓よりも室内側に開閉体(スラットカーテン)を備えているため、出窓を開放しなくても室内側から開閉体(スラットカーテン)を手動で開閉することができる。
しかしながら、後者の従来技術によれば、窓部及びシャッター装置の開閉体を閉鎖する場合、通常、防犯等のために、窓部の施錠を行った後に、シャッター装置の開閉体を閉鎖操作するという2段階の操作が必要なため、窓部の施錠をし忘れたままシャッター装置の開閉体を閉鎖させてしまうおそれがあった。
実用新案登録公報 第2583256号
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、開閉体に対応する窓部が悪意に開放されてしまうのを阻むことができ、防犯性の良好なシャッター装置の取付け構造を提供することにある。
上記課題を解決するために第一の発明は、躯体壁面の開閉可能な窓部よりも躯体内側に、前記窓部が設けられた開口部を上下方向へ開閉する開閉体と、該開閉体をその幅方向の両側で開閉方向へ案内するガイドレールと、該開閉体をその上方側で巻き取ったり巻き戻したりする巻取り装置とを具備するようにしたシャッター装置の取付け構造において、閉鎖された際の前記開閉体によって、前記窓部の開放方向への移動を阻むようにしたことを特徴とする。
ここで、上記躯体壁面には、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の壁面を含む。
また、上記窓部は、上記躯体壁面を内外に貫通する上記開口部に設けられて、この開口部を開閉するものであればよく、この窓部には、引戸状あるいは開戸状に上記開口部を開閉する態様を含むが、上記開口部を開閉不能に閉鎖する態様(所謂はめごろし窓等)を含まない。
また、上記窓部を引戸状に開閉される態様とした場合、その開閉方向は、左右方向、上下方向、斜め方向等とすることが可能である。
また、この窓部には、採光や通風等のために躯体壁面に部分的に形成された開口部に対して設けられた態様や、躯体壁面に略全体的に形成された開口部に対して設けられた態様等を含む。
また、この窓部には、単数または複数の窓と任意の部材とを組み合わせて、一つの窓部とした態様(例えば、格子窓や窓付き引戸等)や、躯体外壁面よりも屋外側へ突出して配設された態様(例えば、出窓等)等を含む。
更に、この窓部には、床面近傍に窓部下端を配置し、開口部の高さが人の背丈よりも高く、その開口部を人が自然な姿勢で出入り可能となるようにした態様も含む。
また、上記開閉体は、上記巻取り装置により巻き取ったり巻き戻したりすることが可能な構成であればよく、この開閉体の具体例としては、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等が挙げられる。しかしながら、特に防犯性を向上する観点からは、前記シート状物やネット状物を用いない態様、すなわち、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、パネルを開閉方向へ単数もしくは複数設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ等を適宜に組み合わせてなる態様等とするのが好ましい。
また、「閉鎖された際の前記開閉体によって、前記窓部の開放方向への移動を阻むようにした」という構成には、全閉状態の上記窓部が開放方向へ移動するのを阻むようにした態様や、半開状態の上記窓部が開放方向へ移動するのを阻むようにした態様等を含む。
更に、この構成には、上記窓部が全閉状態と半開状態との内の何れであっても、その窓部を開放方向へ移動不能とするようにした態様等も含む。
また、この構成には、閉鎖された際の上記開閉体を、上記窓部の開放方向へ移動を阻むように上記窓部に係合させるようにした態様と、閉鎖された際の上記開閉体を、上記窓部を施錠するための施錠機構に係合させて、該施錠機構を施錠方向へ操作するようにした態様等を含む。
また、前記のように閉鎖された際の上記開閉体を施錠機構に係合させるようにした場合、この施錠機構には、例えば、複数の引き違い引戸状の窓部をクレセントによって施錠するようにした機構や、開閉可能な窓部を窓枠に対し係合させるようにした機構などが挙げられる。
また、第二の発明では、上記窓部が開閉体幅方向へ開閉される引戸状に構成され、閉鎖された際の上記開閉体を前記引戸状の窓部に係合させて、その窓部の開放方向への移動を阻むようにしたことを特徴とする。
また、第三の発明では、上記開閉体に上記窓部側へ突出する係合部を設け、上記窓部に前記係合部と係脱可能な被係合部を設け、上記窓部の閉鎖状態で上記開閉体が閉鎖された際に、前記係合部が前記被係合部に対し開閉体幅方向へ当接可能な位置となり、上記開閉体が開放された際には、前記係合部が前記被係合部よりも上方へ移動することで前記被係合部に対し当接不能な位置となるようにしたことを特徴とする。
また、第四の発明では、上記被係合部は、上記窓部の閉鎖状態で上記開閉体が閉鎖された際に、上記係合部に対し当接可能な位置となる上記窓部の縦框であり、この縦框には、上記開閉体が開放された際に、上記係合部を開閉体幅方向へ逃がす切欠部が設けられていることを特徴とする。
また、第五の発明では、閉鎖状態の上記窓部を、施錠したり開錠したりする施錠機構が具備され、閉鎖された際の上記開閉体を前記施錠機構に係合させて、前記施錠機構を施錠操作するようにしたことを特徴とする。
また、第六の発明では、閉鎖された際の上記開閉体を所定量開放した状態の上記窓部に係合させて、上記窓部の開放方向への移動を阻むようにしたことを特徴とする。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の発明によれば、開閉体が閉鎖されると、該開閉体により、窓部の開放方向への移動が阻まれる。そのため、仮に窓部を施錠し忘れてしまった場合であっても、開閉体を閉鎖させる操作のみで、窓部の開放方向への移動を阻むことができる。
よって、開閉体に対応する窓部が悪意に開放されてしまうのを阻むことができ、防犯性の良好なシャッター装置の取付け構造を提供することにある。
更に、第二及び第三の発明によれば、開閉体の閉鎖により窓部を開放不能な状態にする具体的構成を、簡素な構造でもって提供することができる。
しかも、窓部及び開閉体が閉鎖されている状態において、悪意を有する侵入者等によって外部から窓部の硝子や施錠機構等が破壊されたとしても、その窓部は、開閉体に係合されているため、容易に開放されてしまうことがない。
更に、第四の発明によれば、被係合部を窓部の縦框に一体化させて、意匠性及び生産性を向上することができる。
更に、第五の発明によれば、施錠機構を開閉体の閉鎖によって施錠状態にすることができ、窓部を開放不能にするための操作が良好である。
更に、第六の発明によれば、窓部を所定量以上に開放されないようにすることができ、ひいては、所定量以上に開放できない窓部によって防犯性を確保することができる上、その所定量の隙間によって躯体内外の通気性を確保することもできる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この取付け構造Aは、建物等の躯体壁面pの開閉可能な窓部1から躯体内側へ所定間隔離れた位置に、窓部1が設けられた開口部p1を上下方向へ開閉する開閉体10と、該開閉体10をその左右両側で開閉方向へ案内するガイドレール20,20と、該開閉体10をその上方側で収納したり繰出したりする巻取り装置30とから、シャッター装置を構成している。
窓部1は、図示例によれば、躯体壁面pを貫通する開口部p1に固定された上下左右の窓枠2内に、躯体内側(室内側)で左右方向へ開閉動作可能な硝子窓1aと、躯体外側(屋外側)で左右方向へ開閉動作可能な硝子窓1bとを具備してなり、いわゆる引き違い引戸構造の窓を構成している。
硝子窓1aと硝子窓1bの各々は、上下左右の框内に硝子を装着してなり、その框部分には、後述する開閉体10に係脱される被係合部1a1,1b1が固定されている。
被係合部1a1は、図示例によれば、硝子窓1aの下端側における開放方向端部側(図示例によれば左端側)に配置され、躯体内側の硝子窓1aから開閉体10側(躯体内側)へ突出するように、框部分に固定されている。
なお、この被係合部1a1の幅方向の配置は、図示例によれば、前記したように硝子窓1aにおける開放方向端部側としているが、例えば、硝子窓1aにおける閉鎖方向端部側(図示例によれば右端側)や、硝子窓1aにおける幅方向の中央側とすることも可能である。
また、被係合部1b1は、上記硝子窓1aとの干渉を避けるようにして硝子窓1bの下端側における閉鎖方向端部側に配置され、躯体外側の硝子窓1bから開閉体10側(躯体内側)へ突出するように、框部分に固定されている。
また、上記構成の硝子窓1aと硝子窓1bとが重なり合う縦框の部分には、閉鎖状態の硝子窓1a及び硝子窓1bを施錠したり開錠したりする施錠機構1cが設けられている。
前記施錠機構1cは、躯体内側の硝子窓1aの縦框に支持された側面視略半円状のクレセント部1c1と、躯体外側の硝子窓1bの縦框に支持された上面視略フック状の係合部1c2とを備え、クレセント部1c1を回動させて係合部1c2に係脱させるようにした機構である。
この施錠機構1cは、躯体内側へ突出するクレセント部1c1の操作部1c11が上方から下方へ回動させられることで、クレセント部1c1を係合部1c2に係合させるように装着されている。
また、開閉体10は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなる所謂スラットを、上下に隣接するスラット間で回動するように複数連接することで、開閉体本体11を構成し、この開閉体本体11の下方側の端部に、座板部材12を開閉体幅方向にわたって接続している。
座板部材12は、開閉体本体11の幅方向における撓みを抑制するように、断面略枠状や断面略逆T字状等に形成される。そして、この座板部材12における開閉体10側(躯体外側)の部位には、後述する係合部10aと係合部10bをそれぞれ係合させるための係合孔12a,12a,12b,12bが形成されている(図4及び図5参照)。
各係合孔12a(又は12b)は、開閉体幅方向の長孔の両端側の各々に、後述する係合部10a又は10bを開閉体幅方向へ移動不能に係合させるための下向きの凹部12a1、12b1を有する。
一方の係合部10aは、座板部材12から硝子窓1a側(躯体外側)へ突出する金属性の板状部材であり、軸状部材10a1を介して係合孔12aに係合されている。
そして、この係合部10aは、係合孔12aに沿って開閉体幅方向へ所定量移動可能であり、且つ凹部12a1を有する箇所で、移動不能に係止される。
また、この係合部10aは、開錠状態の施錠機構1cの操作部1c11に、上方側から当接して、該操作部1c11を下方へ回動させるように(図6参照)、その躯体外向きの突出寸法が設定されている。
また、他方の係合部10bは、上記係合部10aと略同様にして、座板部材12から硝子窓1a側(躯体外側)へ突出する金属性の板状部材であり、軸状部材10b1を介して係合孔12bに係合され、係合孔12bに沿って開閉体幅方向へ所定量移動可能であり、且つ、凹部12b1を有する箇所で、移動不能に係止される。
また、ガイドレール20は、開閉体10の幅方向の端部を囲み、該開閉体10の上下方向へ導く部材であり、窓部1が設置される開口部p1の左右両側に配置され、ネジ等の固定具により躯体壁面pに固定されている。
このガイドレール20は、開口部p1の上下方向の略全長にわたるように設けられ、その上下方向の略中央部には、後述するカーテン3を掛止するための掛止部21が配設されている。
前記掛止部21は、カーテン3を束ねる帯状部材(図示せず)が掛けられるように、躯体内側へ突出する略フック状に形成されている。
また、左右のガイドレール20,20の下端は、下枠4の両端側によって受けられるようにしている。この下枠4は、開閉体10の座板部材12に当接されるように、開閉体幅方向へわたって躯体壁面pに止着されているが、省くことも可能である。
また、巻取り装置30は、開閉体10を巻き取ったり巻き戻したりする巻取り軸31と、該巻取り軸31を収納する収納ケース32(不動部位)とを備え、収納ケース32の躯体内側の部位にカーテンボックス32aを構成するとともに、該カーテンボックス32a内にカーテンレール32a1を配設することで、カーテンレール32a1に吊り下げられるカーテン3が、閉鎖状態の開閉体10よりも躯体内側に位置するようにしている。
そして、この巻取り装置30は、開口部p1上方の躯体壁面pに固定されている。
巻取り軸31は、開閉体10を巻き取ったり繰出したりする構成であればよく、例えば、収納ケース32内に回動不能に軸本体を固定するとともに、該軸本体の周囲に回動自在に巻取体を支持した態様や、収納ケース32内に直接巻取体を回動自在に支持した態様等とされる。
また、この巻取り軸31は、手動で巻き取り巻き戻し動作される態様や、電動で巻き取り巻き戻し動作される態様、あるいは巻き取り動作と巻き戻し動作との内の一方を電動とし、他方を手動とした態様等とすることが可能である。
収納ケース32は、その躯体壁面p側の部分に、巻取り軸31を収納するための空間を形成し、その躯体内側へ突出する部分には、カーテンボックス32aを形成している。そして、この収納ケース32は、開口部p1の上側における躯体壁面pに、不動となるように固定される。
前記カーテンボックス32aは、左右のガイドレール20,20間にわたって下方を開口した断面略凹状に形成され、その内部天面には、カーテン3を吊り下げるためのカーテンレール32a1が、単数もしくは複数固定されている。
カーテンレール32a1は、下方を開口した断面略凹状の一般的なカーテンレールであり、カーテン3を吊り下げるための複数の駒部材を、開閉体幅方向へ移動自在となるように係合している。
上記カーテンボックス32a及びカーテンレール32a1の長さは、装着されるカーテン3により、閉鎖状態の開閉体10及び両ガイドレール20,20が覆い隠されるように設定されている。
次に、上記構成のシャッター装置の取付け構造Aについて、その作用効果を詳細に説明する。
先ず、窓枠2を全閉し、手動または電動にて開閉体10を閉鎖動作させると、開閉体10下端側の一方の係合部10aが、クレセント部1c1の操作部1c11に対し、その上方側から当接し、クレセント部1c1を下方へ移動させる(図6参照)。
すると、クレセント部1c1が係合部1c2に係合し、硝子窓1a及び硝子窓1bが開放不能に施錠される。
そして、開閉体10を略完全に全閉状態にすると、係合部10aが、硝子窓1aにおける被係合部1a1の開放方向側の面(図1における左側面)に近接または接触する。そのため、硝子窓1aは、開放方向へ移動不能な状態となる。
また、係合部10bは、硝子窓1bにおける被係合部1b1の開放方向側の面(図1における右側面)に近接または接触する。そのため、硝子窓1bは、開放方向へ移動不能な状態となる。
なお、上記構成の取付け構造Aによれば、硝子窓1a及び硝子窓1bを、施錠機構1cの構成、及び係合部10a,10bと被係合部1a1,1b1の構成により、二重にロックする構造としているが、何れか一方の構成を省くことも可能である。
また、巻取り装置30と一体的なカーテンボックス32a内のカーテンレール32a1にカーテン3を装着すれば、該カーテン3により閉鎖状態の開閉体10やガイドレール20等を覆い隠すことができ、躯体内側の意匠性を向上することができる。なお、開放された場合のカーテン3は、ガイドレール20と一体的な掛止部21に掛止することが可能である。
また、開閉体10が開放動作すると、係合部10a,10bが被係合部1a1,1b1よりも上方へ移動する。そのため、係合部10a,10bと被係合部1a1,1b1とが開閉体幅方向へ当接しなくなる。
開閉体10の開放動作中、係合部10aは、クレセント部1c1に殆ど接触しないように上昇するが、若干接触したとしても、該係合部10aの撓みや開閉体10の撓みにより、躯体内側へ逃げる。そのため、クレセント部1c1が開錠方向へ回動することはない。
そして、開閉体10が略全開した後、施錠機構1cを手動解除すれば、硝子窓1a及び硝子窓1bの開放が可能となる。
なお、開放動作中の係合部10aの接触によりクレセント部1c1が解除方向へ回動するのをより確実に避けるためには、例えば、係合部10aの突端側を上方へ折曲不能で且つ下方へ折曲する構造とすればよい。この構造によれば、係合部10aは、上方へ移動した際にクレセント部1c1に当接したとしても、下方へ折曲する。そのため、開閉体10の開放動作により、クレセント部1c1が開錠方向へ回動してしまうのを防ぐことができる。
また、上記構成によれば、施錠機構1cの施錠操作を開閉体10の閉鎖動作によって行い、且つ同施錠機構1cの解除操作は手動で行われるようにしたが、施錠機構1cの解除操作も開閉体10の開放動作によって行う構造とすることも可能である。
この場合、例えば、図7に示すように、上記クレセント部1c1を後述するクレセント部1c1’に置換した構成とすればよい。
クレセント部1c1’は、施錠の際に操作される第一操作部1c11’と、開錠の際に操作される第二操作部1c12’とを備えた構成とされる。
第一操作部1c11’は、施錠機構1cの開錠状態(図7(a)に示す状態)で開閉体10の係合部10aにより上方側から当接される位置となり、施錠機構1cの施錠状態(図7(b)に示す状態)では係合部10aと係合しない位置となるように設けられている。
また、第二操作部1c12’は、施錠機構1cの開錠状態(図7(a)に示す状態)で開閉体10の係合部10aと係合しない位置となり、施錠機構1cの施錠状態(図7(b)に示す状態)では係合部10aの係合部10aにより下方側から当接される位置となるように設けられており、図示例によれば、第一操作部1c11’に対し略直角となるように配置される。
この構成によれば、開閉体10が閉鎖動作されると、開閉体10の係合部10aがクレセント部1c1’の第一操作部1c11’に対しその上方側から当接し(図7(a)参照)、その当接した係合部10aによってクレセント部1c1’が回動されて係合部1c2に係合する(図7(b)に示す状態)。
また、開閉体10が開放動作されると、開閉体10の係合部10aがクレセント部1c1’の第二操作部1c12’に対しその下方側から当接し、その当接した係合部10aによってクレセント部1c1’が逆方向へ回動されて係合部1c2から外れる。
したがって、このクレセント部1c1’を備えた構成によれば、開閉体10を閉鎖動作させることで硝子窓1a及び硝子窓1bを施錠状態にし、その施錠状態を、開閉体10を開放動作させることによって解除することができ、クレセント部1c1’の操作性が良好である。
また、上記取付け構造Aによれば、硝子窓1a及び硝子窓1bに対し別体の被係合部1a1及び被係合部1b1を備えるようにしたが、図8に示す開閉装置の取付け構造Bのように、硝子窓1aの縦框1a2及び硝子窓1bの縦框1b2を被係合部として用いるようにすることも可能である。
この取付け構造Bでは、上述した係合部10a及び係合部10bを単一の係合部10a’に置換した構成とされる。なお、この開閉装置の取付け構造Bにおいて、上記取付け構造Aと略同様の箇所については、上記取付け構造Aと同一の符号を付けることで、重複する詳細説明を省略する。
係合部10a’は、座板部材12から硝子窓1a側(躯体内側)へ突出する金属製の板状部材であり、座板部材12に対し固定されている。
そして、この係合部10a’は、その開閉体幅方向の一方の側縁部10a2’を、硝子窓1aの開放方向側(図8における左側)の縦框1a2における開放方向側(図8によれば左側)の側面に対し、近接または接触するように形成するとともに、他方の側縁部10a3’を、硝子窓1bの閉鎖方向側(図8における右側)の縦框1b2における開放方向側(図8によれば右側)の側面に対し、近接または接触するように形成している。
また、この係合部10a’における躯体外側(図8によれば上側)の部位には、開閉体10の全開時に、硝子窓1aを開放方向(図8によれば左方向)へ移動可能にするために、切欠部10a1’が形成されている。
また、硝子窓1aの縦框1a2には、その上部側に、開閉体10の全開時に係合部10a’との係合を避けて硝子窓1aの開閉体幅方向への移動を許容するための切欠部1a21が形成される。
同様にして、硝子窓1bの縦框1b2には、その上部側に、開閉体10の全開時に係合部10a’との係合を避けて硝子窓1bの開閉体幅方向への移動を許容するための切欠部1b21が形成される。
前記切欠部1a21と切欠部1b21の各々は、係合部10a'を開閉体幅方向へ移動可能にするものであればよく、例えば、図9(a)に示すように、縦框1a2(又は1b2)における開閉体幅方向(左右方向)の略全長にわたる凹溝であってもいし、図9(b)に示すように、縦框1a2(又は1b2)における開閉体幅方向(左右方向)の略全長にわたる段部としてもよい。ここで、図9は、框1a2に関しては図8におけるA−A断面図を示しており、縦框1b2に関しては図8におけるB−B断面図(便宜上、硝子窓1bを省略し、左右逆に示している)を示している。
上記構成の開閉装置の取付け構造Bによれば、開閉体10を全閉した際には、係合部10a’における開閉体幅方向の一方の側縁部10a2’が硝子窓1aの縦框1a2に近接もしくは接触し、且つ、同係合部10a’における他方の側縁部10a3’が硝子窓1bの縦框1b2に近接もしくは接触する。
したがって、硝子窓1a及び硝子窓1bは、係合部10a’に当接することで、開放方向へ移動不能な状態となる。
また、開閉体10を全開した際には、係合部10a’における一方の側縁部10a2’側の突端部が、硝子窓1aにおける縦框1a2の上端側の切欠部1a21に対し、挿入可能なように配置される。
同様にして、係合部10a’における他方の側縁部10a3’側の突端部も、硝子窓1bにおける縦框1b2の上端側の切欠部1b21に対し、挿入可能なように配置される。
したがって、この開閉体10の全開状態において、硝子窓1aを開放方向へ移動すると、係合部10a’が切欠部1a21によって開閉体幅方向へ逃がされるため、硝子窓1aの移動が妨げられることはない。
同様に、硝子窓1bを開放方向へ移動すると、係合部10a’が切欠部1b21によって開閉体幅方向へ逃がされるため、硝子窓1bの移動も妨げられることはない。
なお、この開閉装置の取付け構造Bにおいて、開閉体10の閉鎖動作の際に、係合部10a’により施錠機構1cを施錠する構造は、上述した取付け構造Aと略同様である。
また、上記取付け構造Aによれば、カーテンボックス32a及びカーテンレール32a1を、巻取り装置30における躯体内側に配置したが、図10に示す開閉装置の取付け構造Cのように、カーテンボックス32a’及びカーテンレール32a1を、巻取り装置30’における下側に配置した構成とすることも可能である。
巻取り装置30’は、巻取り軸31と収納ケース32’等を備え、収納ケース32’の下側にカーテンボックス32a’を構成し、該カーテンボックス32a’内にカーテンレール32a1を配設している。
この取付け構造Cによれば、巻取り装置30’の上下寸法をコンパクト化することができ、ひいては、例えば窓部1が装着される開口部p1よりも上側の設置スペースが比較的小さい場合等であっても、躯体壁面pに対する巻取り装置30’の装着性が良好である。
なお、上記取付け構造A,B,Cによれば、窓部1が引戸状に開閉する態様を例示したが、窓部が開戸状に開閉する態様とすることも可能である。
この態様の場合、例えば、開戸状の窓部が閉鎖され、その後に開閉体10が閉鎖された際に、閉鎖状態の窓部に対し開閉体10を係合させて、前記窓部の開放方向への移動を阻むように構成すればよい。
この構成について、より具体的に説明すれば、開閉体10の躯体外側の面に突端部が下方を向く略フック状の係合部を設け、窓部の躯体内側の面には前記係合部を上方から挿入可能な被係合部を設け、前記窓部が閉鎖された後に前記開閉体が閉鎖された場合に、前記係合部が前記被係合部に挿入されて、前記窓部の開閉方向への移動が阻まれるように構成すればよい。
更に、他例としては、開戸状の窓部に、開閉体閉鎖方向への操作によって該窓部を施錠可能な施錠機構を設け、開閉体10には閉鎖方向への移動により前記施錠機構を施錠操作する操作部を設け、前記窓部が閉鎖された後に前記開閉体が閉鎖された場合に、開閉体10の前記操作部が窓部の前記施錠機構を施錠操作し、前記窓部の開閉方向への移動が阻まれるように構成してもよい。
また、上記被係合部(1a1,1b1)は、上記取付け構造Aのように框に固定したり、上記取付け構造Bのように框自体としたりすることが好ましいが、意匠性向上等の目的のために框を省いた窓部や、框の強度や形状等が被係合部を取付けるのに適さない窓部等を対象とした場合には、框以外の部位(例えば、硝子部等)に装着されるようにしてもよい。
本発明に係わるシャッター装置の取付け構造の一例を示す斜視図である。 図1における(II)-(II)線断面図である。 図1における(III)-(III)線断面図である。 開閉体の係合部を示す要部斜視図である。 開閉体を躯体外側から視た要部平面図であり、係合部をその軸状部材の部分で切断した状態を示している。 クレセント部が操作された際の状態を(a)と(b)に順次に示す動作説明図である。 クレセント部の他例が操作された際の状態を(a)乃至(c)に順次に示す動作説明図である。 被係合部を窓部の縦框とした一例を示す横断面図である。 図8のシャッター装置の取付け構造における要部側面図であり、係合部を縦框の上端側で逃がす構造の一例を(a)と(b)の各々に示している。 本発明に係わるシャッター装置の取付け構造の他例を示す縦断面図である。
符号の説明
1:窓部
1a:硝子窓
1b:硝子窓
1a1,1b1:被係合部
1c:施錠機構
3:カーテン
10:開閉体
10a:係合部
10b:係合部
20,20:ガイドレール
21:掛止部
30:巻取り装置
32a:カーテンボックス
32a1:カーテンレール
A:取付け構造
p:躯体壁面
p1:開口部

Claims (6)

  1. 躯体壁面の開閉可能な窓部よりも躯体内側に、前記窓部が設けられた開口部を上下方向へ開閉する開閉体と、該開閉体をその幅方向の両側で開閉方向へ案内するガイドレールと、該開閉体をその上方側で巻き取ったり巻き戻したりする巻取り装置とを具備するようにしたシャッター装置の取付け構造において、
    閉鎖された際の前記開閉体によって、前記窓部の開放方向への移動を阻むようにしたことを特徴とするシャッター装置の取付け構造。
  2. 上記窓部が開閉体幅方向へ開閉される引戸状に構成され、
    閉鎖された際の上記開閉体を前記引戸状の窓部に係合させて、その窓部の開放方向への移動を阻むようにしたことを特徴とする請求項1記載のシャッター装置の取付け構造。
  3. 上記開閉体に上記窓部側へ突出する係合部を設け、上記窓部に前記係合部と係脱可能な被係合部を設け、
    上記窓部の閉鎖状態で上記開閉体が閉鎖された際に、前記係合部が前記被係合部に対し開閉体幅方向へ当接可能な位置となり、
    上記開閉体が開放された際には、前記係合部が前記被係合部よりも上方へ移動することで前記被係合部に対し当接不能な位置となるようにしたことを特徴とする請求項2記載のシャッター装置の取付け構造。
  4. 上記被係合部は、上記窓部の閉鎖状態で上記開閉体が閉鎖された際に、上記係合部に対し当接可能な位置となる上記窓部の縦框であり、
    この縦框には、上記開閉体が開放された際に、上記係合部を開閉体幅方向へ逃がす切欠部が設けられていることを特徴とする請求項3記載のシャッター装置の取付け構造。
  5. 閉鎖状態の上記窓部を、施錠したり開錠したりする施錠機構が具備され、
    閉鎖された際の上記開閉体を前記施錠機構に係合させて、前記施錠機構を施錠操作するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載のシャッター装置の取付け構造。
  6. 閉鎖された際の上記開閉体を所定量開放した状態の上記窓部に係合させて、上記窓部の開放方向への移動を阻むようにしたことを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載のシャッター装置の取付け構造。
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