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JP4821283B2 - シャッター装置 - Google Patents

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JP4821283B2
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Description

本発明は、構造物に形成されている開口部を開閉するシャッター装置に関する。
一般的なシャッター装置は、互いに連結されている複数のスラットが上下方向に配列してなるシャッターカーテンを持つ。シャッターカーテンが下動してカーテン閉位置に配されると、シャッターカーテンが構造物の開口部を閉じる。シャッターカーテンが上動してカーテン開位置に配されると、開口部が開かれる。近年では、シャッターカーテンで開口部を閉じているときにも、室内への採光や導風ができるシャッター装置が要求されている。一般には、シャッターカーテンを閉位置に配しているときに、一部(または全部)のスラットを回動させて隣接するスラット同士の間に間隙を形成し、この間隙を通じて室内への採光や導風をおこなっている。すなわち、一部または全部のスラットが回動可能になるようにシャッターカーテンを形成する。そしてスラットを、隣接するスラット同士の間に間隙が形成されるスラット開位置と、隣接するスラット同士が当接して間隙が閉じるスラット閉位置と、の間で回動させる。スラットをスラット開位置に配すると、シャッターカーテンがカーテン閉位置に配されているときでも、隣接するスラット同士の間隙を光や風が流通可能になる。よって室内への採光や導風が可能になる(例えば、特許文献1参照)。
ところで、特許文献1に提案されているシャッター装置において、スラット開位置に配されているスラットは、端部が室外に向かって下向する庇状をなす。したがって、室外から室内に入射する光はスラットによって遮られる。よって、特許文献1に紹介されているシャッター装置によると、充分な採光量を確保できない問題があった。
本願出願人は採光量を高め得るシャッター装置を出願した(特許文献2参照)。特許文献2におけるシャッターカーテンを側方から見た様子を模式的に表す説明図を図8に示す。図8(a)に示すように、シャッターカーテン101がカーテン閉位置に配されているときには、各スラット110はスラット閉位置に配され、かつ、隣接するスラット110同士が嵌合する。図8(b)に示すように、シャッターカーテン101がカーテン閉位置に配されているときに、シャッターカーテン101を所定長さ上動させると、隣接するスラット110同士の嵌合は、シャッターカーテン101の上部から下部に向けて順次外れる。詳しくは、上側に位置するスラット110が上方に引っ張られることで、引っ張られたスラット110とその下方に隣接するスラット110との距離が開き、2つのスラット110同士の嵌合代が少なくなり、両者の嵌合が外れる。嵌合が外れたスラット110は回動可能になる。この状態でシャッターカーテン101をさらに上動させると、スラット110に形成されている係止ピン163がスラット回動手段(図略)と係止する。シャッターカーテン101をさらに上動させると、係止ピン163がスラット回動手段と係止した状態でスラット110が上昇して回動し、スラット110は図8(c)に示すスラット開位置に配される。特許文献2のシャッター装置では、嵌合が外れたスラット110は種々の角度に回動可能になる。このため、シャッターカーテン101を大きく上動させてスラット110を大きく回動させれば、室外から室内に入射する光がスラット110に遮られることはない。以下、隣接するスラット110同士の嵌合を、単にスラットの嵌合と呼ぶ。
ところで、この種のシャッター装置において、シャッターカーテン101の上部に位置するスラット110xを回動させるためにシャッターカーテン101を所定長さ上動させると、回動させたいスラット110xよりも下方に配されている所定数のスラット110yもまた上方に引っ張られ、嵌合が外れる。嵌合が外れているスラットは回動可能な状態になる。このため、シャッターカーテンで開口を閉じかつスラット110xをスラット開位置に配しているときにシャッター装置が強風を受けると、スラット110yがばたつく場合があり、騒音が生じるおそれがあった。
特開2001−271574号公報 特開2005−61138号公報
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、シャッターカーテンで開口部を閉じているときにも室内への採光や導風ができ、かつ、スラットのばたつきを軽減できるシャッター装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明のシャッター装置は、左右方向に延び互いに連結されている複数のスラットが上下方向に配列してなり構造物に形成されている開口部の上部に取り付けられるシャッターカーテンと、少なくとも一部のスラットを枢支して連結するリンク部材と、開口部を閉じるカーテン閉位置と開口部を開くカーテン開位置との間でシャッターカーテンを上下動させる開閉手段と、開口部に固定されシャッターカーテンの左右方向の少なくとも一方の端部をスライド可能に保持するガイド枠と、を備え、スラットの少なくとも1つでありリンク部材に枢支されている開閉スラットが、隣接するスラットとの間に間隙が形成されるスラット開位置と、隣接するスラットと当接して間隙が閉じるスラット閉位置と、の間で回動可能であり、シャッターカーテンがカーテン閉位置に配されると隣接するスラット同士が嵌合し、シャッターカーテンがカーテン閉位置から上動した距離が所定長さ以上になると開閉スラットの嵌合が外れるシャッター装置であって、スラットとは別体であり、開閉スラットが回動する回動可能領域外である退避位置と、回動可能領域内であるロック位置との間で回動可能なロック手段と、ロック手段に固着されている第1のロック部と、ガイド枠内に固着されている第2のロック部と、を有し、ロック手段が退避位置からロック位置に回動すると、第1のロック部が第2のロック部に近づき、第1のロック部と第2のロック部とが脱着可能に接合して、ロック手段をロック位置にてロックし、ロック手段の少なくとも一部が開閉スラットと第1のロック部および第2のロック部との間に介在し開閉スラットの回動を規制して開閉スラットの回動角を所定の範囲にてロックすることを特徴とする。
本発明のシャッター装置は、下記の構成(1)〜()の何れかを備えるのが好ましい。(1)〜()の複数を備えるのが望ましい。
(1)上記ロック手段は、上記ロック位置において、上記回動可能領域内のなかで上記開閉スラットに当接する位置に固定され、上記開閉スラットを上記スラット閉位置にてロックする。
(2)上記ロック手段は、上記ロック位置において、上記回動可能領域のなかで上記開閉スラットの室内側に固定される。
(3)上記ロック手段は上下方向に延び、複数の上記開閉スラットの上記回動角を所定の範囲にてロックする。
)上記ロック手段は上記ガイド枠に枢支され、上記ガイド枠に対して回動して上記回動可能領域の内外に変位する。
上記第1のロック部と上記第2のロック部との一方は磁石からなり、他方は強磁性体または磁石からなる
)上記ロック手段は、上記ロック位置において、上記嵌合が外れた上記開閉スラットの上記回動可能領域内に固定されて、上記嵌合が外れた上記開閉スラットの回動角を所定の範囲にてロックする。
)()の場合、上記ロック手段は、上記ロック位置において、上記嵌合が外れた上記開閉スラットを上記スラット閉位置にてロックする。
発明のシャッター装置において、開閉スラットはスラット開位置とスラット閉位置との間で回動する。したがって、本発明のシャッター装置によると、シャッターカーテンで開口部を閉じているときにも、開閉スラットをスラット開位置に回動させれば、室内への採光や導風ができる。
また、本発明のシャッター装置は開閉スラットの回動を規制して開閉スラットの回動角を所定の範囲にロックするロック手段を備える。したがって、開閉スラットの嵌合が外れた状態、すなわち、シャッターカーテンで開口を閉じかつ開閉スラットをスラット開位置に配しているときにシャッター装置が強風を受けた場合にも、ロック手段に規制されてスラットの回動角は所定の範囲にロックされる。よって、本発明のシャッター装置では、スラットのばたつきを軽減できる。さらに、回動角が所定の範囲にロックされることで、回動スラットは外れ難くなる。よって、本発明のシャッター装置は防犯性にも優れる。以下、シャッターカーテンが開口部を閉じ、かつ開閉スラットがスラット開位置に配されているときのシャッター装置を、半開状態と呼ぶ。
なお、本発明のシャッター装置では、シャッターカーテンがカーテン閉位置に配されるときには、スラットは嵌合する。したがって、シャッターカーテンがカーテン閉位置に配されているときには、スラットの嵌合によってスラットのばたつきが軽減される。
本発明のシャッター装置が上記構成(1)を備える場合には、開閉スラットがスラット閉位置にロックされるため、スラットのばたつきをより軽減できる。
本発明のシャッター装置が上記構成(1)を備える場合には、開閉スラットがスラット閉位置にロックされるため、スラットのばたつきをより軽減できる。
本発明のシャッター装置が上記構成(2)を備える場合には、ロック手段が開閉スラットの室内側に固定されるため、開閉スラットのロックが室外側から解除されない。したがって、シャッター装置の防犯性が向上する。
本発明のシャッター装置が上記構成(3)を備える場合には、1つのロック手段で複数の開閉スラットをロックできるため、シャッター装置を簡単な構造にできる。
本発明のシャッター装置は、ガイド枠によってもシャッターカーテンを固定してスラットのばたつきをさらに軽減できる。さらに、本発明のシャッター装置が上記構成(4)を備える場合には、ロック手段はガイド枠を介して開口部に固定される。このため、シャッター装置が強風を受けた場合にも、ロック手段がスラットを強固にロックできる。したがって、スラットのばたつきをより確実に軽減できる。
本発明のシャッター装置が上記構成()を備える場合には、ロック手段を簡単かつ堅牢な構造にできる。
本発明のシャッター装置が上記構成()を備える場合には、ロック手段を回動可能領域内に脱着可能に固定する機構を簡単かつ堅牢にできる。
本発明のシャッター装置では、シャッターカーテンがカーテン閉位置に配されているときに、ロック手段を回動可能領域内に固定しても良い。この場合には、スラットの嵌合とロック手段とによってスラットのばたつきがさらに軽減される。しかし、本発明のシャッター装置が上記構成()を備える場合には、シャッター装置を半開状態にしたとき(スラットがばたつき易いとき)に、スラットをロック手段でロックするため、スラットのばたつきをより効果的に軽減できる。
本発明のシャッター装置が上記構成()を備える場合には、シャッター装置を半開状態にしたときの、スラットのばたつきをさらに軽減できる。
以下、本発明のシャッター装置の具体例を挙げ、本発明のシャッター装置を図面を基に説明する。
実施例のシャッター装置は、家屋の出入り口(開口部)に配設され、出入り口を開閉する。実施例のシャッター装置は、上記構成(2)〜()および()〜()を備える。実施例のシャッター装置を室外側から見た様子を模式的に表す正面図を図1に示す。実施例のシャッター装置におけるシャッターカーテンおよびリンク部材を模式的に表す要部拡大斜視図を図2に示す。実施例のシャッター装置におけるロック手段の動作を模式的に表す説明図を図3〜6に示す。詳しくは、実施例のシャッター装置におけるロック手段、スラット、およびガイド枠を図1における上方から見た様子を模式的に表す説明図を図3および5に示す。実施例のシャッター装置におけるロック手段、スラット、およびガイド枠を室内側から見た様子を模式的に表す斜視図を図4および6に示す。図3および4、図5および6は、それぞれ、同じ状態にあるロック手段、スラット、およびガイド枠を異なる角度から見た図である。実施例のシャッター装置におけるスラットの動作を模式的に表す説明図を図7に示す。以下、本実施例において上、下、左、右、室内側、室外側とは、図2に示す上、下、左、右、室内側、室外側を指す。
実施例のシャッター装置は、シャッターカーテン1と、リンク部材2と、開閉手段7と、ガイド枠3と、ロック手段4とを備える。
図1に示すように、シャッターカーテン1は、左右方向に延びる複数のスラット10が上下方向に配列されてなる。実施例のシャッター装置では、各スラット10は同形状である。実施例のシャッター装置では、全てのスラット10が開閉スラットである。シャッターカーテン1の上方には、左右に延びる吊り元スラット(図略)が配されている。吊り元スラットは最上端に位置するスラット10に連結されている。シャッターカーテン1の下方には、左右方向に延びる座板9が配されている。座板9は最下端に位置するスラット10に連結されている。
各スラット10および座板9の上端部には、図7に示すように、上方に突出する鉤状の上側嵌合部60が形成されている。また、各スラット10の下端部には下方に突出する鉤状の下側嵌合部61が形成されている。上側嵌合部60および下側嵌合部61は各スラット10の長手方向(左右方向)に沿って延在している。図1に示すように、シャッターカーテン1がカーテン閉位置に配されると、隣接するスラット10同士は、上側に位置するスラット10の下側嵌合部61と、下側に位置するスラット10(または座板9)の上側嵌合部60とが嵌合する(図7(a))。このとき、各スラット10はスラット閉位置に配される。各スラット10は脱着可能に嵌合する。したがって、各スラット10の嵌合はシャッターカーテン1を大きく上動させると外れ得る。
図2に示すように、各スラット10には、左端から左方に突出する左軸部62と、右端から右方に突出する右軸部(図略)とが形成されている。各スラット10の左軸部62は、それぞれ、短冊状をなす左側リンク体20に回動可能に保持されている。各左側リンク体20は、互いにスライド可能かつ揺動可能に連結されている。詳しくは、左側リンク体20は、長手方向の一端部に長孔21を持ち、左方に突起する連結ピン22を他端部に持つ。最上端に位置するスラット10が保持されている左側リンク体20には、連結ピン22にかえて貫通孔(図略)が形成されている。貫通孔は吊り元スラットに連結されている。吊り元スラットは後述する巻き取り軸71に連結されている。下側に配されている左側リンク体20の連結ピン22は、上側に配されている左側リンク体20の長孔21に挿通されている。座板9には、左端から左方に突出する連結ピン22(図略)が形成されている。座板9の連結ピン22は、最下端に位置するスラット10が保持されているリンク体の長孔21に挿通されている。各スラット10および座板9は、各左側リンク体20が連結されてなる第1のリンク部材2に枢支され、連結されている。なお、図示しないが、各スラット10の右軸部は、それぞれ、各左側リンク体20と同形状の右側リンク体に回動可能に保持されている。各右側リンク体は、各左側リンク体20と同様に連結されている。したがって、実施例のシャッター装置において、各スラット10および座板9は、各右側リンク体が連結されてなる第2のリンク部材にも枢支され、連結されている。
開閉手段7は、シャッターカーテン1の上部に配置されている略箱状の格納ボックス70と、格納ボックス70の内部に配設されている柱状の巻き取り軸71と、巻き取り軸71の内部に配設されている電動モータ72と、を備える。電動モータ72は図略の電源から給電を受けて、巻き取り軸71を回転駆動する。巻き取り軸71には、吊り元スラットを介して最上端に位置する左側リンク体20および右側リンク体が取り付けられている。巻き取り軸71が正方向に回転するとシャッターカーテン1が巻き取られ、シャッターカーテン1が上動する。巻き取り軸71が逆方向に回転すると巻き取られていたシャッターカーテン1が繰り出され、シャッターカーテン1が下動する。電動モータ72には、図略のコントローラが接続されている。図示しないが、コントローラには、電動モータ72を駆動してシャッターカーテン1を巻き取るための開操作ボタン、電動モータ72を駆動してシャッターカーテン1を繰り出すための閉操作ボタン、電動モータ72を停止してシャッターカーテン1の巻き取り動作や繰り出し動作を停止するための停止操作ボタン、および、シャッター装置を半開状態するための半開操作ボタンなどが設けられている。
図1に示すように、ガイド枠3は、上下に延びる一対の側ガイドレール30が、左右に延びる1つの下ガイド31で連結されてなる。各側ガイドレール30は開口部の左右端部に1つずつ固着され上下に延びる。各側ガイドレール30は、図3に示すように、他方の側ガイドレール30に向けて開口するガイド溝32を持つ。側ガイドレール30は、各スラット10の左右端部、第1のリンク部材2および第2のリンク部材を上下にスライド可能に保持する。
図3および4に示すように、左側の側ガイドレール30には、ロック手段4が取り付けられている。ロック手段4は略柱状をなす。ロック手段4は蝶番状のヒンジ体35を介して側ガイドレール30に枢支されている。詳しくは、ヒンジ体35は回動軸36を挟んだ一端部37が側ガイドレール30の室内側面に固定されている。ロック手段4はヒンジ体35の他端部38に固定されている。ロック手段4はヒンジ体35の他端部38とともに、図3および4に示す退避位置と図5および6に示すロック位置との間で回動する。退避位置は後述する回動可能領域の外部であり、ロック位置は回動可能領域の内部である。ロック手段4はヒンジ体35を中心にガイド枠3に対して回動する。ロック手段4およびヒンジ体35は、上下方向に延びている。ロック手段4およびヒンジ体35は、上から数えて4番目のスラット10から最下端のスラット10までの室内側に延在している。
ロック手段4の室外側面には、磁石からなる第1のロック部45が固着されている。側ガイドレール30の右側端面には、強磁性体(鉄)からなる第2のロック部39が固着されている。第1のロック部45と第2のロック部39とは、ロック手段4がロック位置に配されると脱着可能に接合する。
実施例のシャッター装置は以下のように動作する。
コントローラの開操作ボタンを操作すると、電動モータ72が駆動されシャッターカーテン1が巻き取られてカーテン開位置に配される。従って、このとき開口部が開かれる。コントローラの閉操作ボタンを操作すると、電動モータ72が駆動されてシャッターカーテン1が繰り出されてカーテン閉位置に配される。従って、このときに開口部が閉じられる(図1)。
シャッター装置が図2および7(a)に示される状態のとき、すなわち、シャッターカーテン1がカーテン閉位置に配され、各スラット10がスラット閉位置に配されているときに、コントローラの半開操作ボタンを操作すると、先ず、電動モータ72が駆動する。電動モータ72の駆動により、シャッターカーテン1が巻き取られて所定長さ上動する。このとき、シャッターカーテン1のスラット10は上側に配されているものから順に上動し、上動したスラット10と下方に隣接するスラット10との嵌合が外れる(図7(b))。嵌合が外れたスラット10x、10yは回動可能になる。嵌合が外れていないスラット10zは回動しない(図7(c))。
実施例のシャッター装置には、公知の構造からなるスラット回動手段(図略)が配設されている。スラット回動手段は、上述した特許文献2に開示されているものに類する機構によりスラット10を回動させる。スラット回動手段は、開閉手段7がカーテン閉位置に配されているシャッターカーテン1を所定長さ上動させたとき、すなわち、図7(b)に示すように一部のスラット10x、10yの嵌合が外れているときに、スラット10xのみを回動させてスラット開位置に配する。実施例のシャッター装置では、上から数えて3つのスラット10がスラット開位置に配される。したがって、実施例のシャッター装置は半開状態をとり得る。さらに、実施例のシャッター装置では、スラット回動手段は、開閉手段7がカーテン閉位置に配されているシャッターカーテン1を所定長さを超えて上動させたとき、すなわち、全てのスラット10の嵌合が外れているときに、スラット10を回動させる。したがって、実施例のシャッター装置は、シャッターカーテン1が開口部を閉じるとともに、全てのスラット10がスラット開位置に配される全開状態をもとり得る。
ところで、図7cに示すように、スラット開位置に配されているスラット10xに隣接した下方に配されているスラット10yは、開閉スラットであり、かつ、嵌合が外れているために、スラット10xと同様に回動可能である。
実施例のシャッター装置を図7(c)に示す半開状態にしたときに、手動でロック手段4を図5、6に示すロック位置に回動させると、ロック手段4の第1のロック部45と側ガイドレール30の第2のロック部39とが接合する。したがってロック手段4は、スラット10yおよびスラット10zの回動可能領域Aの内部に脱着可能に固定される。このため、嵌合が外れ回動可能になっているスラット10yの回動は、ロック手段4に干渉される。よって、スラット10yの回動角は、図7(c)に示すように所定の範囲(θ1およびθ2)にロックされる。よって、実施例のシャッター装置は、半開状態で強風を受けた場合にも、スラットのばたつきが軽減される。
なお、実施例のシャッター装置において、ロック位置に配されているロック手段4は、スラット10yに当接していないが、スラット10yに非常に近接した位置に配されている。したがって、ロック手段4はスラット10yの回動を僅かに許容するが、スラット10yの回動角を充分に小さな範囲にロックする。よって、実施例のシャッター装置におけるスラット10のばたつきは充分に軽減される。ロック位置において、ロック手段4がスラット10yに当接する場合には、スラット10yをスラット閉位置にロックし得る。よって、この場合には、スラット10のばたつきをさらに軽減できる。
なお、実施例のシャッター装置を上述した全開状態にする場合には、手動でロック手段4をロック位置から退避位置に回動させれば、ロック手段がスラット10yおよび10zの回動可能領域外に移動するため、スラット10yおよび10zが回動可能になる。
実施例のシャッター装置では、ロック手段4を側ガイドレール30に固着しているが、例えば、ロック手段4を開口部の周縁に直接取り付けても良い。ロック手段4が回動可能領域の内外を移動する方法は、回動やスライドに限らない。例えば、ロック手段4をガイド枠3の何れかの部分に脱着可能に取り付けても良い。この場合には、ロック手段4をガイド枠3に取り付けて回動可能領域内に移動させ、ロック手段4をガイド枠3から取り外して回動可能領域外に移動させればよい。
実施例のシャッター装置では、開閉手段7によってシャッターカーテン1を巻き取って上動させ、繰り出して下動させているが、例えば、シャッターカーテン1を上下にスライド移動させる開閉手段を用いても良い。
第1のロック部および第2のロック部としては、既知の嵌合構造や螺合構造などからなるものを用いても良い。
なお、本発明のシャッター装置におけるロック手段4は、引用文献2に開示されているものに類する従来のシャッター装置に取り付けることができる。すなわち、本発明のシャッター装置におけるロック手段4を従来のシャッター装置に取り付けると、スラット10のばたつきを軽減しつつシャッター装置を半開状態にできる。
実施例のシャッター装置を室外側から見た様子を模式的に表す正面図である。 実施例のシャッター装置におけるシャッターカーテンおよびリンク部材を模式的に表す要部拡大斜視図である。 実施例のシャッター装置におけるロック手段の動作を模式的に表す説明図である。 実施例のシャッター装置におけるロック手段の動作を模式的に表す説明図である。 実施例のシャッター装置におけるロック手段の動作を模式的に表す説明図である。 実施例のシャッター装置におけるロック手段の動作を模式的に表す説明図である。 実施例のシャッター装置におけるスラットの動作を模式的に表す説明図である。 従来のシャッター装置におけるシャッターカーテンを側方から見た様子を模式的に表す説明図である。
符号の説明
1:シャッターカーテン、2:リンク部材(左側リンク部材)、3:ガイド枠、7:開閉手段、4:ロック手段、10:スラット(開閉スラット)、A:回動可能領域、θ1、θ2:スラットの回動角

Claims (8)

  1. 左右方向に延び互いに連結されている複数のスラットが上下方向に配列してなり構造物に形成されている開口部の上部に取り付けられるシャッターカーテンと、少なくとも一部の該スラットを枢支して連結するリンク部材と、該開口部を閉じるカーテン閉位置と該開口部を開くカーテン開位置との間で該シャッターカーテンを上下動させる開閉手段と、該開口部に固定され該シャッターカーテンの左右方向の少なくとも一方の端部をスライド可能に保持するガイド枠と、を備え、
    該スラットの少なくとも1つであり該リンク部材に枢支されている開閉スラットが、隣接する該スラットとの間に間隙が形成されるスラット開位置と、隣接する該スラットと当接して該間隙が閉じるスラット閉位置と、の間で回動可能であり、
    該シャッターカーテンが該カーテン閉位置に配されると隣接する該スラット同士が嵌合し、該シャッターカーテンが該カーテン閉位置から上動した距離が所定長さ以上になると該開閉スラットの該嵌合が外れるシャッター装置であって、
    該スラットとは別体であり、該開閉スラットが回動する回動可能領域外である退避位置と、該回動可能領域内であるロック位置との間で回動可能なロック手段と、
    該ロック手段に固着されている第1のロック部と、
    該ガイド枠内に固着されている第2のロック部と、を有し、
    該ロック手段が該退避位置から該ロック位置に回動すると、
    該第1のロック部が該第2のロック部に近づき、該第1のロック部と該第2のロック部とが脱着可能に接合して、該ロック手段を該ロック位置にてロックし、
    該ロック手段の少なくとも一部が該開閉スラットと該第1のロック部および該第2のロック部との間に介在し該開閉スラットの回動を規制して該開閉スラットの回動角を所定の範囲にてロックすることを特徴とするシャッター装置。
  2. 前記ロック手段は、前記ロック位置において、前記回動可能領域内のなかで前記開閉スラットに当接する位置に固定され、前記開閉スラットを前記スラット閉位置にてロックする請求項1に記載のシャッター装置。
  3. 前記ロック手段は、前記ロック位置において、前記回動可能領域のなかで前記開閉スラットの室内側に固定される請求項1に記載のシャッター装置。
  4. 前記ロック手段は上下方向に延び、複数の前記開閉スラットの前記回動角を所定の範囲にてロックする請求項1に記載のシャッター装置。
  5. 前記ロック手段は前記ガイド枠に枢支され、前記ガイド枠に対して回動して前記回動可能領域の内外に変位する請求項に記載のシャッター装置。
  6. 前記第1のロック部と前記第2のロック部との一方は磁石からなり、他方は強磁性体または磁石からなる請求項に記載のシャッター装置。
  7. 前記ロック手段は、前記ロック位置において、前記嵌合が外れた前記開閉スラットの前記回動可能領域内に固定されて、前記嵌合が外れた前記開閉スラットの回動角を所定の範囲にてロックする請求項1に記載のシャッター装置。
  8. 前記ロック手段は、前記ロック位置において、前記嵌合が外れた前記開閉スラットを前記スラット閉位置にてロックする請求項に記載のシャッター装置。
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