JP4379504B2 - 固体撮像素子、およびカメラシステム - Google Patents
固体撮像素子、およびカメラシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4379504B2 JP4379504B2 JP2007210868A JP2007210868A JP4379504B2 JP 4379504 B2 JP4379504 B2 JP 4379504B2 JP 2007210868 A JP2007210868 A JP 2007210868A JP 2007210868 A JP2007210868 A JP 2007210868A JP 4379504 B2 JP4379504 B2 JP 4379504B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- counter
- signal
- output
- comparator
- clock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 title claims description 37
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 29
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 25
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims description 9
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 claims description 5
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 19
- 230000000875 corresponding effect Effects 0.000 description 14
- 230000008859 change Effects 0.000 description 12
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 12
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 6
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000008569 process Effects 0.000 description 4
- 238000001444 catalytic combustion detection Methods 0.000 description 3
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 3
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 101001018097 Homo sapiens L-selectin Proteins 0.000 description 1
- 102100033467 L-selectin Human genes 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 101150006280 clt2 gene Proteins 0.000 description 1
- 230000002596 correlated effect Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000003252 repetitive effect Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N25/00—Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
- H04N25/70—SSIS architectures; Circuits associated therewith
- H04N25/76—Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
- H04N25/77—Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N25/00—Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
Description
これは、CCD画素の製造に専用プロセスを必要とし、また、その動作には複数の電源電圧が必要であり、さらに複数の周辺ICを組み合わせて動作させる必要があるため、システムが非常に複雑化するといった処々の問題を、CMOSイメージセンサが克服しているからである。
これに対して、CMOSイメージセンサは各画素毎にFDアンプを持ち合わせており、その出力は、画素アレイの中のある一行を選択し、それらを同時に列方向へと読み出すような列並列出力型が主流である。
これは、画素内に配置されたFDアンプでは十分な駆動能力を得ることは難しく、したがってデータレートを下げることが必要で、並列処理が有利とされているからである。
転送トランジスタ12は、フォトダイオード11とフローティングディフュージョンFDとの間に接続され、転送制御線LTxを通じてそのゲート(転送ゲート)に駆動信号が与えられることで、フォトダイオード11で光電変換された電子をフローティングディフュージョンFDに転送する。
そして、選択制御線LSELを通してアドレス信号が選択トランジスタ14のゲートに与えられ、選択トランジスタ14がオンすると、増幅トランジスタ13はフローティングディフュージョンFDの電位を増幅してその電位に応じた電圧を出力(垂直)信号線LSGNに出カする。信号線LSGNを通じて、各画素から出力された信号電圧は、画素信号読み出し回路に出力される。
読み出し時には、リセットトランジスタ15をオンしてフローティングディフュージョンFDをリセットし、リセットトランジスタ15をオフし、そのときのフローティングディフュージョンFDの電圧を増幅トランジスタ13、選択トランジスタ14を通して出力する。このときの出力をP相出力とする。
次に、転送トランジスタ12をオンしてフォトダイオード11に蓄積された電荷をフローティングディフュージョンFDに転送し、そのときのフローティングディフュージョンFDの電圧を増幅トランジスタ13で出力する。このときの出力をD相出力とする。
D相出力とP相出力の差分を画像信号とすることで、画素ごとの出力のDC成分のばらつきだけでなく、フローティングディフュージョンのFDリセットノイズも画像信号から除去することができる。
これらの動作は、たとえば転送トランジスタ12、選択トランジスタ14およびリセットトランジスタ15の各ゲートが行単位で接続されていることから、1行分の各画素について同時に行われる。
また、固体撮像素子20においては、画素部21の信号を順次読み出すための制御回路として、内部クロックを生成するタイミング制御回路24、行アドレスや行走査を制御する垂直走査回路22、そして列アドレスや列走査を制御する水平転送走査回路23が配置される。
ADC群25は、nビットデジタル信号変換機能を有し、垂直信号線(列線)毎に配置され、列並列ADCブロックが構成される。
各ラッチ25−3の出力は、たとえば2nビット幅の水平転送線29に接続されている。
そして、水平転送線29に対応した2n個のアンプ回路27、および信号処理回路28が配置される。
このとき、比較器25−1と同様に列毎に配置されたカウンタ25−2が動作しており、ランプ波形のある参照電圧Vslopとカウンタ値が一対一対応を取りながら変化することで垂直信号線の電位(アナログ信号)Vslをデジタル信号に変換する。
参照電圧Vslopの変化は電圧の変化を時間の変化に変換するものであり、その時間をある周期(クロック)で数えることでデジタル値に変換するものである。
そしてアナログ電気信号の電位Vslと参照電圧Vslopが交わったとき、比較器25−1の出力が反転し、カウンタ25−2の入力クロックを停止し、AD変換が完了する。
以上のAD変換期間終了後、水平転送走査回路23により、ラッチ25−3に保持されたデータが、水平転送線29、アンプ回路27を経て信号処理回路28に入力され、2次元画像が生成される。
このようにして、列並列出力処理が行われる。
W. Yang等 (W. Yang et. Al., "An Integrated 800x600 CMOS Image System," ISSCC Digest of Technical Papers, pp. 304-305、 Feb., 1999)
上述したように、固体撮像装置の一つであるMOS(CMOS)型イメージセンサは、CMOS集積回路と同様のプロセスで製造できる特徴を活かし画素毎に電荷を電気信号に変換し、画素から読み出される電気信号を列毎、並列に処理することで読み出し速度を向上させることができる。
この問題についてさらに考察する。
明るさに応じて画素には信号が蓄積され、読み出し時、図のように垂直信号線電位Vslはリセットレベルより下がる。この信号変化を読み出し回路はAD変換する。
ここで、カウンタの消費電流はカウンタが動作している期間、すなわちは垂直信号線に読み出される信号電位Vslと参照電圧Vslopの交差するところまで発生し、カウンタがとまった時点で消費する電流はほぼゼロになる。
一回のAD変換においてカウンタが消費する電流は図で示す瞬時電流の合計、すなわち図中に示す面積がそれにあたる。
なお、図3においてカウンタは画素のリセットレベル読み出し時と信号レベル読み出し時の2回の動作し、その差分データを取り出す動作をしているが、これは一例であり、信号レベルのみの動作をする構成を取ることも可能である。
このとき、垂直信号線電位Vslと参照電圧Vslopはすぐに交差するためカウンタの動作期間も短く、一回の読み出しで消費するカウンタの電流(図中で示す瞬時電流の合計)は減少する。
このように信号量に応じてカウンタの動作する期間が変動し、消費電流も信号に応じて変動してしまう。すなわち、一行に一回行われるAD変換において全カラム合計の消費電流が行ごとに変動する。
白を写している期間においてカウンタの消費電流は最大となり、黒を写している期間においては消費電流が最小となる。
このように明るさに応じてカウンタのカラム合計消費電流は行ごとに変動し、その変動は信号によって異なるためまったく無周期で電源を揺らすことになり、その電源ゆれが読み出し回路に戻り映像の劣化を引き起こすことがある。
このとき、複数のカウンタは、1または複数列ごとに動作期間が異なり、一斉並列処理をするときに発生する電流集中が緩和され電流が平滑化される。
また、固体撮像素子100においては、画素部110の信号を順次読み出すための制御回路として、内部クロックを生成するタイミング制御回路140、行アドレスや行走査を制御する垂直走査回路120、そして列アドレスや列走査を制御する水平転送走査回路130が配置される。
ADC群150は、nビットデジタル信号変換機能を有し、各垂直信号線(列線)毎に配置され、列並列ADCブロックが構成される。
各ラッチ153の出力は、たとえば2nビット幅の水平転送線190に接続されている。
そして、水平転送線190に対応した2n個のアンプ回路170、および信号処理回路180が配置される。
このとき、比較器151と同様に列毎に配置されたカウンタ152が動作しており、ランプ波形のある参照電圧Vslopとカウンタ値が一対一対応を取りながら変化することで垂直信号線の電位(アナログ信号)Vslをデジタル信号に変換する。
参照電圧Vslopの変化は電圧の変化を時間の変化に変換するものであり、その時間をある周期(クロック)で数えることでデジタル値に変換するものである。
そしてアナログ電気信号の電位Vslと参照電圧Vslopが交わったとき、比較器151の出力が反転し、カウンタ152の入力クロックを停止し、または、入力を停止していたクロックをカウンタ152に入力し、AD変換を完了させる。
以上のAD変換期間終了後、水平転送走査回路130により、ラッチ153に保持されたデータが、水平転送線190に転送され、アンプ回路170を経て信号処理回路180に入力され、所定の信号処理により2次元画像が生成される。
より具体的には、本実施形態のADC群150においては、列毎に配置されたカウンタ152において、比較器151の出力が反転するまで動作するものと、比較器151の出力が反転してから動作するものの2種類の回路を搭載している。
この場合、動作の異なる2種類のカウンタが色毎に交互に配置される。
また、動作の異なるカウンタが一方はアップカウントで、一方はダウンカウントするように構成される。
図7に示している先カウントをとるカウンタ構成(第1カウンタ)は比較器151の判定信号S151がくるまで(比較器151の出力が反転するまで)カウンタ152を動作させるものであり、後カウントをとるカウンタ構成(第2カウンタ)は比較器151の判定信号S151が来てから(比較器151の出力信号が反転してから)、クロックをカウンタ152に伝達するものである。
ここクロック伝達制御部200は、比較器151の判定信号S151に応答してクロックCLKのカウンタ152への入力タイミングを制御するゲートブロック部210を有する。
先カウントするカウンタおよび後カウントとするカウンタは、1または複数列ごとに配置される。したがって、ゲートブロック部210は、1または複数列ごとにカウンタ152の入力段に配置される。
このゲートブロック部210Aは、比較器151の判定信号S151がくるまで(比較器151の出力が反転するまで)カウンタ152を動作させる先カウントに対応する。
このゲートブロック部210Bは、比較器151の判定信号S151がきてから(比較器151の出力信号が反転してから)、カウンタ152を動作させる後カウントに対応する。
図10の例は、2入力NORゲート211および2入力NANDゲート212を有するブロック213を設け、設定データがロー(L)の場合には先カウントを行うように2入力NORゲート211を選択し、設定データがハイ(H)の場合には後カウントを行うように2入力NANDゲート212を選択する。
そして、比較器151の出力である判定信号S151が反転した時点でカウンタ152を停止し、そのときの値をラッチ153に保持することでAD変換する。
図の例では300クロック目に比較器151の出力が反転し、その値をラッチ153に保持する。
そして、クロックCLKが入力され始めるがゲートブロック部210によって初めカウンタ152は停止している。
そして、比較器151の出力が反転した時点からカウンタ152を動作させる。ただしこのときカウンタ152はダウンカウントを行う。そして、クロックが1023クロックきた時点で停止するので、カウンタの値は300となる。
たとえば、図7の場合では、後カウントをアップ方式にするとカウンタの値は723となり、後段で(1023−723)を計算することで300を得ることが可能である。
図11の例は、隣り合った同色の画素は近い値をもつことから2列ごとに先カウントと後カウントを交互に行うように構成される。
すなわち、図11の例では、隣り合った近い値をもつ同色系の複数の画素列に対応して、先カウンタと後カウンタとは、この画素列ごとに交互に配置されている。
本実施形態においては、このような映像信号の特徴を利用し電流平滑を得る回路を実現する。その効果を図12、図13、および図14に関連付けて説明する。
図12においては、偶数列には先カウンタ、奇数列には後カウンタを配置しているものとして説明する。
これに対し、奇数列は後カウントなので比較器151の出力が反転してからカウンタ152は動作し、その期間、消費電流が発生する。
横一列まったく同じ信号が入っていたときの、全カラムのトータルの消費電流は図12に示すように、既存のカウンタ構成であると、全カラム(全列)、比較器151が停止するまでの期間に電流が集中する。
これに対して、本実施形態のカウンタ構成であると、比較器151の出力が反転するまでは半分のカウンタが動作し、比較器151の出力が反転してからは半分のカウンタが動作するため、カウンタの消費電流はAD変換中一定の電流となる。
これに対し、本実施形態のカウンタ構成であると、カウンタの半分はフルカウントするが、半分はほとんど動作しない。
そのため、カラム全体で消費されるカウンタの消費電流は既存のカウンタ構成に対し、ほぼ半分となる。
またここで注目すべきは、図12に示す適当な入力信号のときのカウンタ消費電流と比較し、既存の方式だと入力レベルに応じてカウンタの消費電流が変動しているのに対し、本実施形態のカウンタ構成では先読みと後読みのカウンタがそれぞれ電流を消費する期間を補完しあうことでほぼ一定に保たれていることである。
これに対し、本実施形態におけるカウンタ消費電流は図12および図13に関連付けて説明した入力信号とほぼ変化はない。
黒レベルの信号を読み出すときの消費電流を比較すると、既存のカウンタ構成より増える方向だが、映像信号なので黒レベルだけを読むということは映像情報をまったく持っていないことであり、このような読み出しが連続して行われることはない。
映像信号があるとそのレベルに応じて消費電流が変動してしまう既存の方式に対し、本実施形態の画素信号読み出し回路であるADC群150では、ほぼ信号レベルに依存せず消費電流をコントロールすることが可能となる。
しかし、実際の映像信号は横方向、すなわち各カラムにおいて入力される信号は異なる。
横方向の読み出しは一斉に行われるため、信号が横方向にどのようなパターンであっても回路の消費電流は一定でなければ縦方向の読み出しで、図3および図4で示したように回路に消費される電流が異なってしまい、結果、電源変動を引き起こしてしまう。
ここからは横方向の信号も各カラムで異なるといった実際のケースにおいて本発明の実施形態の効果を説明する。
カウンタは動作時間に応じて線形に消費電流が変動する。すなわち、信号量に応じて消費電流が線形に変化する。ここでは信号の最大を10とし、信号量をそのまま消費電流として説明を行う。
これに対し、図16(C)に示す、本発明の実施形態に係る回路ではひとつ飛ばしに後カウントの回路が配置されており、比較器151の出力が反転してからカウントするので8の信号が入力された場合は8から10までのカウント行う。
したがって、消費される電流は2となる。これが色毎に交互に配置されているのでカラム全体の消費電流は50となる。
同様な見方で、図17(B)に示す既存方式ではカラムトータル消費電流は10となる。図16(B)に示した白レベル付近の8が入力されたときに対し、大幅に電流が変化することがわかる。
これに対し、図17(C)に示すように、本発明の実施形態に係る回路での消費電流は50となり、図16(C)に示す白レベルの読み出し時と変化はなく、電流変動は発生しない。
ここまではカラムに一様な入力があった場合の本発明の実施形態の効果であり、今まで説明してきた内容である。
図18(B)に示すように、既存回路では消費電流は55となり、白レベルと黒レベルの読み出しとはまた異なる消費電流となる。
これに対し、本発明の実施形態に係る回路での消費電流は45となり、白レベル、黒レベル読み出し時のときの消費電流からほとんど変化がなく、一定になっていることがわかる。
図19(B)に示すように、既存回路での消費電流は63と信号量に応じて変化しているが、本発明の実施形態に係る回路では47と他のケースの場合とほぼ同等の消費電流となることがわかる。
このときの垂直(V)方向の読み出しにおいてカウンタが消費する電流は白の多い行では電流が増え、黒の多い行では電流が絞られるために電流変動を発生する。
これに対して、本発明の実施形態に係る方式であると、今までの説明したとおり、電流はほぼ一定に保たれるために電流変動は発生しない。
このようにあらゆるシーンにおいて本発明の実施形態に係るカウンタを用いれば消費電流を一定に保つことが可能となり、今まで電流変動をICの外付け容量に頼っていたところをそれなしに特性を改善することができる。
特に、モバイル等の小型機器搭載の際、外部容量削減に効果を発揮する。
図22は、本第2の実施形態の特徴を説明するための図である。
ここでカウンタ自体は一回のAD変換中に常に動作しているわけでなく、図22に示す垂直信号線電位Vslがおちつくまでのセトリング期間中がある。このセトリング期間、カウンタの瞬時消費電流はゼロとなる。
第1の実施形態では、全カラム合計のカウンタ瞬時電流の波形をコントロールし、どんな信号が入力されても図に示すような一様な瞬時電流波形にすることが可能になっており、これを利用し本第2の実施形態においては、図22に示すように、カウンタの瞬時電流がゼロの期間に信号処理回路180Aの処理期間をたとえば制御信号CLT2でコントロールし、集中させることで1回のAD期間内でさらに電流平滑化を実現できる。
電流平滑化により、外付け容量による電源平滑化が必要なくなり外付け部品の小型化、もしくは削減に効果を発揮する。
また、本発明の実施形態に係る読み出し回路は、既存の回路に対し、回路規模を増加させることなく電源ゆれの問題のみを解決しており、回路規模、消費電流とのトレードオフは発生しない。
また、明るさに応じて変化させるゲインによって消費電流が変化することがないため、一枚の画像読み出しにおける電流平滑化のみでなく、シーンの変化による電流変動も抑圧できる。
カウンタの瞬時電流を動作期間において平滑化できるため、電流変動がすくなくアナログブロックへのノイズ回り込みが変動し、読み出し回路のノイズ特性(耐久)を向上することができる。
AD変換期間中、動作するカウンタをほぼ半分にすることができ1回のAD変換でのカウンタの最大消費電流を既存回路の半分にすることができ、繰り返し動作での回路の負荷を低減することが可能である。
信号処理回路340で処理された画像信号は、たとえばメモリなどの記録媒体に記録される。記録媒体に記録された画像情報は、プリンタなどによってハードコピーされる。また、信号処理回路340で処理された画像信号を液晶ディスプレイ等からなるモニターに動画として映し出される。
Claims (9)
- 光電変換を行う複数の画素が行列状に配列された画素部と、
上記画素部から複数の画素単位で画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し回路と、を有し、
上記画素信号読み出し回路は、
画素の列配列に対応して配置され、読み出し信号電位と参照電圧とを比較判定し、その判定信号を出力する複数の比較器と、
上記比較器の出力により動作が制御され、対応する上記比較器の比較時間をカウントする複数のカウンタと、を含み、
上記複数のカウンタは、1または複数列ごとに動作期間が異なり、
上記比較器は、上記読み出し信号電位と上記参照電圧とが一致すると出力レベルが反転し、
列ごとに配置された動作期間が異なる上記複数のカウンタは、
上記比較器の出力が反転するまで動作する第1カウンタと、
上記比較器の出力が反転してから動作する第2カウンタと、を含む
固体撮像素子。 - 上記第1カウンタと上記第2カウンタとは、色ごとに交互に配置されている
請求項1記載の固体撮像素子。 - 隣り合った近い値をもつ同色系の複数の画素列に対応して、上記第1カウンタと上記第2カウンタとは、当該画素列ごとに交互に配置されている
請求項1記載の固体撮像素子。 - 上記第1カウンタおよび上記第2カウンタのうちの一方はアップカウントし、他方はダウンカウントする
請求項1記載の固体撮像素子。 - 上記画素信号読み出し回路は、
上記第1カウンタまたは上記第2カウンタへのクロックの伝達を制御するクロック伝達制御部を有し、
上記クロック伝達制御部は、
クロック伝達対象が上記第1カウンタの場合には、上記比較器の出力が反転するまで上記クロックを伝達し、当該比較器の出力が反転すると当該クロックの伝達を停止し、
クロック伝達対象が上記第2カウンタの場合には、上記比較器の出力が反転するまで上記クロックの伝達を停止し、当該比較器の出力が反転すると当該クロックを伝達する
請求項1記載の固体撮像素子。 - 上記画素信号読み出し回路は、
上記第1カウンタまたは上記第2カウンタへのクロックの伝達を制御するクロック伝達制御部を有し、
上記クロック伝達制御部は、
クロック伝達対象が上記第1カウンタの場合には、上記比較器の出力が反転するまで上記クロックを伝達し、当該比較器の出力が反転すると当該クロックの伝達を停止し、
クロック伝達対象が上記第2カウンタの場合には、上記比較器の出力が反転するまで上記クロックの伝達を停止し、当該比較器の出力が反転すると当該クロックを伝達する
請求項4記載の固体撮像素子。 - 上記画素信号読み出し回路で読み出された信号に対して画像処理を行う信号処理部を有し、
上記信号処理部は、
上記カウンタの動作期間以外の期間に画像信号処理を集中して行う
請求項1から6のいずれか一に記載の固体撮像素子。 - 固体撮像素子と、
上記撮像素子に被写体像を結像する光学系と、を有し、
上記固体撮像素子は、
光電変換を行う複数の画素が行列状に配列された画素部と、
上記画素部から複数の画素単位で画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し回路と、を有し、
上記画素信号読み出し回路は、
画素の列配列に対応して配置され、読み出し信号電位と参照電圧とを比較判定し、その判定信号を出力する複数の比較器と、
上記比較器の出力により動作が制御され、対応する上記比較器の比較時間をカウントする複数のカウンタと、を含み、
上記複数のカウンタは、1または複数列ごとに動作期間が異なり、
上記比較器は、上記読み出し信号電位と上記参照電圧とが一致すると出力レベルが反転し、
列ごとに配置された動作期間が異なる上記複数のカウンタは、
上記比較器の出力が反転するまで動作する第1カウンタと、
上記比較器の出力が反転してから動作する第2カウンタと、を含む
カメラシステム。 - 上記画素信号読み出し回路で読み出された信号に対して画像処理を行う信号処理部を有し、
上記信号処理部は、
上記カウンタの動作期間以外の期間に画像信号処理を集中して行う
請求項8記載のカメラシステム。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007210868A JP4379504B2 (ja) | 2007-08-13 | 2007-08-13 | 固体撮像素子、およびカメラシステム |
TW097130543A TWI369131B (en) | 2007-08-13 | 2008-08-11 | Solid-state image pickup device and camera system |
US12/190,170 US8081248B2 (en) | 2007-08-13 | 2008-08-12 | Solid-state image pickup device and camera system |
KR20080079489A KR101491525B1 (ko) | 2007-08-13 | 2008-08-13 | 고체 촬상 소자 및 카메라 시스템 |
CN2008101351809A CN101370073B (zh) | 2007-08-13 | 2008-08-13 | 固态图像拾取装置和照相机系统 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007210868A JP4379504B2 (ja) | 2007-08-13 | 2007-08-13 | 固体撮像素子、およびカメラシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009049459A JP2009049459A (ja) | 2009-03-05 |
JP4379504B2 true JP4379504B2 (ja) | 2009-12-09 |
Family
ID=40362662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007210868A Expired - Fee Related JP4379504B2 (ja) | 2007-08-13 | 2007-08-13 | 固体撮像素子、およびカメラシステム |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8081248B2 (ja) |
JP (1) | JP4379504B2 (ja) |
KR (1) | KR101491525B1 (ja) |
CN (1) | CN101370073B (ja) |
TW (1) | TWI369131B (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5430380B2 (ja) * | 2009-12-11 | 2014-02-26 | キヤノン株式会社 | 固体撮像装置及び固体撮像装置の駆動方法 |
RU2456763C1 (ru) * | 2011-05-17 | 2012-07-20 | Борис Иванович Волков | Система стереотелевидения |
JP5868049B2 (ja) * | 2011-07-19 | 2016-02-24 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
JP5448207B2 (ja) * | 2011-12-13 | 2014-03-19 | 国立大学法人東北大学 | 固体撮像装置 |
WO2013129202A1 (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-06 | ソニー株式会社 | カラムa/d変換器、カラムa/d変換方法、固体撮像装置およびカメラシステム |
KR101934260B1 (ko) | 2012-03-19 | 2019-01-03 | 삼성전자 주식회사 | 이미지 센서 |
JP5847737B2 (ja) | 2012-03-30 | 2016-01-27 | キヤノン株式会社 | 光電変換装置および撮像システム |
JP5865272B2 (ja) * | 2012-03-30 | 2016-02-17 | キヤノン株式会社 | 光電変換装置および撮像システム |
CN103051848B (zh) * | 2013-01-21 | 2015-12-09 | 长春长光辰芯光电技术有限公司 | 图像数据模数转换方法及图像传感器 |
JP6037170B2 (ja) * | 2013-04-16 | 2016-11-30 | ソニー株式会社 | 固体撮像装置およびその信号処理方法、並びに電子機器 |
JP2015050478A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-16 | 株式会社東芝 | 固体撮像装置 |
JP6699553B2 (ja) * | 2014-08-20 | 2020-05-27 | ソニー株式会社 | 信号処理装置、撮像素子、並びに、電子機器 |
JP6484513B2 (ja) | 2014-10-08 | 2019-03-13 | 株式会社テクノロジーハブ | 画像センサ |
KR102332942B1 (ko) * | 2015-11-27 | 2021-12-01 | 에스케이하이닉스 주식회사 | 전력 소모 감소를 위한 카운팅 장치 및 그를 이용한 아날로그-디지털 변환 장치와 씨모스 이미지 센서 |
CN109040629A (zh) * | 2017-06-09 | 2018-12-18 | 松下知识产权经营株式会社 | 摄像装置及照相机系统 |
CN109327666B (zh) * | 2018-11-20 | 2020-11-06 | 京东方科技集团股份有限公司 | 像素感应电路及其驱动方法、图像传感器、电子设备 |
CN109977458B (zh) * | 2019-02-03 | 2021-04-30 | 北京大学 | 一种混合模数转换器 |
CN115866429A (zh) * | 2022-12-05 | 2023-03-28 | 豪威科技(北京)股份有限公司 | 一种应用于大面阵图像传感器的列adc功耗平衡的方法 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4484223A (en) * | 1980-06-12 | 1984-11-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Image sensor |
JP2953297B2 (ja) * | 1994-03-30 | 1999-09-27 | 日本電気株式会社 | 受光素子およびその駆動方法 |
US5877715A (en) * | 1997-06-12 | 1999-03-02 | International Business Machines Corporation | Correlated double sampling with up/down counter |
US5920274A (en) * | 1997-08-05 | 1999-07-06 | International Business Machines Corporation | Image sensor employing non-uniform A/D conversion |
KR100433526B1 (ko) * | 2001-09-28 | 2004-05-31 | 삼성전자주식회사 | 영상 처리를 위한 코스트 신호 발생 방법 및 장치 |
US7071982B2 (en) * | 2001-10-24 | 2006-07-04 | Texas Instruments Incorporated | Adaptive relative and absolute address coding CMOS imager technique and system architecture |
US6667769B2 (en) * | 2001-12-10 | 2003-12-23 | Motorola, Inc. | Time integrating pixel sensor |
IL150058A0 (en) * | 2002-06-06 | 2004-06-01 | Semi Conductor Devices Scd Par | Focal plane processor for ir detection |
US20040183932A1 (en) * | 2003-01-30 | 2004-09-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Solid state imaging device |
CN100474599C (zh) * | 2004-02-23 | 2009-04-01 | 索尼株式会社 | 固态图像拾取设备及其驱动的方法 |
JP4107269B2 (ja) | 2004-02-23 | 2008-06-25 | ソニー株式会社 | 固体撮像装置 |
JP2006020171A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Fujitsu Ltd | 差動型コンパレータ、アナログ・デジタル変換装置、撮像装置 |
US7483067B2 (en) * | 2005-04-15 | 2009-01-27 | Micron Technology, Inc. | Column-parallel sigma-delta analog-to-digital conversion for imagers |
JP4363390B2 (ja) | 2005-10-04 | 2009-11-11 | ソニー株式会社 | 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置 |
US7768562B2 (en) * | 2006-10-10 | 2010-08-03 | Micron Technology, Inc. | Method, apparatus and system providing imager vertical binning and scaling using column parallel sigma-delta digital conversion |
-
2007
- 2007-08-13 JP JP2007210868A patent/JP4379504B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2008
- 2008-08-11 TW TW097130543A patent/TWI369131B/zh not_active IP Right Cessation
- 2008-08-12 US US12/190,170 patent/US8081248B2/en active Active
- 2008-08-13 CN CN2008101351809A patent/CN101370073B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2008-08-13 KR KR20080079489A patent/KR101491525B1/ko active IP Right Grant
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20090017444A (ko) | 2009-02-18 |
TW200926790A (en) | 2009-06-16 |
US8081248B2 (en) | 2011-12-20 |
CN101370073A (zh) | 2009-02-18 |
TWI369131B (en) | 2012-07-21 |
US20090046190A1 (en) | 2009-02-19 |
JP2009049459A (ja) | 2009-03-05 |
CN101370073B (zh) | 2011-08-03 |
KR101491525B1 (ko) | 2015-02-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4379504B2 (ja) | 固体撮像素子、およびカメラシステム | |
US8659693B2 (en) | Solid-state image pickup element and camera system | |
US10205904B2 (en) | Image sensor capable of correcting noise caused by dark charge of a floating diffusion portion, control method therefor, and image capturing apparatus | |
US8269872B2 (en) | Analog-to-digital converter, analog-to-digital converting method, solid-state image pickup device, and camera system | |
JP3904111B2 (ja) | 固体撮像装置及びその信号処理方法 | |
US7321329B2 (en) | Analog-to-digital converter and semiconductor device | |
US8704898B2 (en) | A/D converter, solid-state imaging device and camera system | |
US9374097B2 (en) | Data processor, solid-state imaging device, imaging device, and electronic apparatus | |
KR101358948B1 (ko) | 고체 촬상 장치, 카메라 시스템, 및 카메라 시스템의 구동방법 | |
US8130295B2 (en) | Analog-to-digital converter, solid-state image pickup device, and camera system | |
US8004587B2 (en) | Solid-state imaging device, signal processing method for the same, and imaging apparatus | |
CN104202543A (zh) | 数据处理方法、数据处理设备、半导体装置和电子设备 | |
US20120104233A1 (en) | Solid-state imaging device and method of driving the same | |
US8749674B2 (en) | Solid-state imaging device, driving control method thereof, and imaging apparatus | |
JP2013102312A (ja) | 固体撮像装置、撮像装置および撮像方法 | |
JP2010011056A (ja) | 固体撮像素子およびカメラシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090605 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090609 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090731 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090825 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090907 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4379504 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |