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JP4376797B2 - 着信課金システム及び着信課金方法 - Google Patents

着信課金システム及び着信課金方法 Download PDF

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本発明は、着信課金システム及び着信課金方法に係り、特に、IP電話機と他事業者のIP電話機との相互接続が可能な電話網における着信課金サービスを提供するための着信課金システム及び着信課金方法に関する。
VoIP(VoIP:Voice over Internet Protocol)技術を基盤としたIP(IP:Internet Protocol)電話が急速に普及し、既存の公衆回線電話網(PSTN:Public Switching Telephone Network)との相互接続についても実現が可能となった。次のステップとしては、異なるIP電話事業者間での相互接続の実現が求められるが、IP事業者毎に適用している呼接続プロトコルが異なる等の要因から、容易には実現できない。そこで、事業者が異なるIP電話網の相互接続に必ず1度、PSTNが呼の中継を行うことでIP事業者間の呼接続プロトコル種別の違いを吸収するという網構成が組まれている(例えば、非特許文献1参照)。尚、この構成は中継網としてPSTNを活用するが、他電話事業者間の制御信号の通信網である共通線信号網を除き、音声信号系のPSTNは老朽化に伴って導入が安価なIP網に置き換えられ、音声信号処理系が全てIP網で構成される網モデルに置き換わることが想定される。
従来、IP電話は定額料金にてサービスが行われている為、通話料金無料のイメージが強いが、前述のようなPSTNによる中継や、中継IP網による中継や、他IP電話事業者への着呼については、IP電話の発呼者に対して定額料金の他に他事業者電話網の利用料金が発生し、電話使用料金の割高感を与えることになる。従って、これまでは必要視されていなかったが、従来からの高機能電話サービスの一つである着信課金サービスの需要が、IP電話においても高まることが考えられる。
着信課金サービスの一例として、PSTNにおいて、特定の発信者からの着信に対して着信側で課金する通信を可能とする着信課金方法及びシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。PSTNにおける着信課金サービスの概略を説明すると、共通線信号網を介して交換機と接続しているインテリジェントネットワーク(IN:Intelligent Network)装置内にある着信課金サービス提供用のデータベースに、着信課金サービス番号と着信課金サービス契約者の着呼先電話番号を対応付けて登録し、交換機が着信課金サービス契約者に対する発呼を検出した場合に、着呼先電話番号より着信課金サービス対象であることを識別して、該着信課金用電話番号をIN装置の一種である網サービス制御局に通知する。網サービス制御局は、該着信課金用電話番号に対応する電話番号をデータベースから検索して、該電話番号を発交換機に通知することで、発交換機に該電話番号に対する呼接続処理を実施させる。同時に、網サービス制御局は発交換機に対し発呼者への課金停止を指示する。通話終了時、網サービス制御局は通話料金の課金先を着呼先電話番号に設定した料金情報を作成し、料金計算センタに送信する。以上のような方法でPSTNでは着信課金サービスを提供している。
一方、IP網と事業者が異なるIP網との間の呼接続では、各IP網同士の音声信号インタフェースとなるゲートウェイ(GW:Gateway)と、IP網に接続して共通線信号の送受信を行うシグナリングゲートウェイ(SG:Signaling Gateway)と、SGで受信した共通線信号をMGCP(MGCP:Media Gateway Control Protocol)等のMG制御用信号に変換して通信しMG制御を行うコールエージェント(CA:Call Agent、以下CA)を配備することによりIP網と事業者が異なるIP網との相互接続を実現することができる。
この方式の1例の概要を説明すれば、まず、IP電話加入者がIP電話から異なるIP網のIP電話に対して発呼した場合、CAが発呼元電話番号及び着呼先電話番号を受信し、着呼先電話番号に含まれる例えば、050番号の後に続く4桁の事業者識別番号から、次に接続するIP事業者を検索し、任意の呼接続プロトコルに従ってGWと呼接続する。更に着呼先電話番号を基にCAを介してIP電話加入者と通話できる呼接続方式となっている。
また、IP網と事業者が異なるIP網との間の呼接続による課金方法に関しては、PSTNとIP網の通話の呼接続による課金方法と同様な方法になると予想される。ここで、PSTNとIP網の通話の呼接続による課金方法について説明すると、CAがIP網内使用料金及びIP網とPSTN間で発生する事業者間接続料金を算出して、IP事業者がIP電話所有者に対して料金を請求し、また、着呼先であるPSTN加入電話を収容しているPSTNでは、交換機の使用料金を課金して、IP事業者に対して使用料金を請求するといった課金方式を採用している(例えば、非特許文献2参照)。
特開2001−309088号公報 「日経コミュニケーション」、日経BP社、2004年2月9日号、P42〜P45 「日経コミュニケーション」、日経BP社、2003年3月3日号、P89、図2−2
以上のように、PSTNにおける着信課金サービスや、PSTNとIP網の電話相互接続及び課金方法については、各々実現されている技術であるが、電話事業者が異なる2つ以上の電話網において着信課金サービスを行う場合、上記技術の組合せだけでは、以下に述べるような課題が発生することとなる。以下に、異なる3つの電話事業者を介する通話において、着信課金サービスを行おうとした場合の課題を示す。
まず、課題のひとつとして、誤課金の防止が挙げられる。第1のIP網が収容するIP電話機Aが発呼し、第2のIP網が中継を行い、第3のIP網が収容するIP電話機Bに着呼する際の呼接続において、発呼者からの着信課金サービス番号を認識するのは、該発呼者電話機を収容する第1のIP網のCAになると想定できる。しかし、CAが着信課金サービス番号から着呼先電話番号を検出し、呼接続処理を実行したとしても、呼の接続先となる第2のIP電話事業者網及び第3のIP電話事業者網においては、該呼が着信課金サービス対象であることを認知する手段がなく、通常の呼接続と見なして発呼者側への課金を実施してしまう。即ち、着信課金が成立せず、場合によっては発着双方への重複課金が発生する。
他の課題として、着信課金の請求先事業者及び徴収する通話料金の分配先や分配額が特定できないことが挙げられる。通常、網サービス制御局は、着信課金サービス番号と着信先電話番号を対応付けたデータベースを保持するが、本データベースの情報だけでは着呼者を収容する事業者が特定できない。なぜならば、着呼先電話番号は、電話番号内に事業者番号を表しているものの、1つの事業者番号が複数の事業者を示す場合がある為である。また、該データベース情報だけでは、中継網の情報は反映されておらず、網使用料金の分配対象から外れてしまう。更に、網使用料金は、事業者毎に異なっており、徴収すべき料金や徴収した料金の各事業者への分配額が決定できないという課題も存在する。
本発明は、以上の点に鑑み、着信課金サービスを実現するための着信課金制御システム及び着信課金制御方法を提供することを目的とする。また、本発明は、第1のIP網が収容するIP電話機が発呼し、第2のIP網が中継を行い、第3のIP網が収容するIP電話機に着呼する場合に、着信課金サービス提供を実現することを目的とうする。また、本発明は、着信課金サービスの支払い側となる企業や商店等にとっては、IP電話事業者と該サービス契約することで、支払い額の低減が見込まれるシステム及び方法を提供することを目的とする。
上述の課題のひとつは、網サービス制御局のような着信課金制御装置が、呼接続制御を実施するCAや交換機との間で、互いの個体を特定する識別子である信号局コードをやりとりすることで制御対象装置を明確にし、事業者間課金の停止指示を発行する等の制御を行うことで解決される。
また、他の課題は、着信課金制御装置が信号局コードと事業者情報を対応させたテーブルを保持し、CAや交換機との間で取得した信号局コードを基に信号局コードに対応する事業者情報を取得することにより、着呼先電話番号を収容する電話事業者や、中継を行った電話事業者の事業者情報を取得することで、課金先の特定や、使用した網のそれぞれの使用料金を決定することで解決される。
例えば、IP網に接続されるIP電話機と、他IP網に接続されるIP電話機とが中継IP網を経由してIP電話機同士が相互接続可能な電話網において、着信課金サービスによる発呼時に、呼接続元呼制御装置と呼接続先呼制御装置を制御する着信課金制御装置が呼接続元呼制御装置に対して呼接続先呼制御装置と接続する前に、接続元装置に着呼先電話番号を収容しているか否かを問い合わせ、着呼先電話番号を収容していない場合に、呼接続元呼制御装置に呼接続先呼制御装置の信号局コードを問い合わせ、問い合せた着信号局コードを基に着信課金制御装置が共通線信号網を介して呼接続先呼制御装置と接続し、着信課金制御装置が呼接続元呼制御装置に対して着信課金サービスによる接続であるという情報を送信して、着信課金サービスのための呼接続を実現する。また、例えば、着信課金制御装置が着信号局コードを取得する際に、呼接続先呼制御装置の信号局コードと共に呼接続元呼制御装置の信号局コードを取得し、取得した信号局コードと事業者情報が対応したテーブルを検索して、検索した信号局コードに対応する事業者情報を取得して、着信課金サービス契約者が契約している電話事業者を検索する。
また、例えば、着信課金制御装置が呼接続元呼制御装置に対して着信課金サービスによる接続であるという情報を送信する際に、同時に、呼接続先呼制御装置に課金停止を指示する。例えば、各事業者間で予め決められた発呼側電話網と着呼側電話網に対応する料金レートのテーブルを具備し、料金レートのテーブルを検索して事業者間の料金レートを取得する。
本発明の第1の解決手段によると、
第1のIP網に接続される第1のIP電話機と、第2のIP網に接続される第2のIP電話機とが、ひとつ又は複数の第3のIP網を介して相互接続可能な、音声又は画像信号がIP網で通信される電話網において、
共通線信号網及び第1のIP網に接続されて呼接続制御を行う第1のコールエージェントと、
共通線信号網及び第2のIP網に接続されて呼接続制御を行う第2のコールエージェントと、
共通線信号網及び第3のIP網に接続されて呼接続制御を行うひとつ又は複数の第3のコールエージェントと、
前記第1のIP電話機又は第1のIP網についての第1の課金管理装置と、前記第2の電話機又は第2のIP網についての第2の課金管理装置と、第3のIP網についてのひとつ又は複数の第3の課金管理装置とのそれぞれと所定の情報を通信し、及び、前記第1乃至第3のコールエージェントのそれぞれと共通線信号網を介して通信し、着信課金サービスの呼接続制御を行う着信課金制御装置と
を備え、
前記着信課金制御装置は、さらに、
前記第1乃至第3のコールエージェントのそれぞれの信号局コードと、各信号局コードが示す前記第1又は第2又は第3のコールエージェントを所有する事業者の事業者識別情報とが、それぞれ対応して格納される信号局コード格納部と、
前記第1乃至第3のコールエージェントの各装置のうち、接続されるふたつの装置間の発呼側の事業者識別情報及び着呼側の事業者識別情報に対応して、所定時間毎の発呼側及び着呼側の料金を示す予め定められた発呼側料金レート及び着呼側料金レートが格納される料金レート格納部と、
前記第1のIP電話機と前記第2のIP電話機との呼接続に使用される前記第1乃至第3のコールエージェントの各装置について、前記第1及び第3のコールエージェントから送信される、接続元側の装置の発信号局コード及び接続先側の装置の着信号局コードのひとつ又は複数の組み合わせと、前記第2のコールエージェントから送信される前記第2のコールエージェントの信号局コードが用いられた接続元側の装置の発信号局コードとが、発呼側又は着呼側から順に格納される発着信号局コード格納部と、
前記第1のIP電話機と前記第2のIP電話機との通話時間を計測する呼接続時間計測部と
を有する着信課金システムであって、
(A)前記第1のコールエージェントは、前記第1のIP電話機からの発呼を検出して、前記第1のIP電話機から着信課金サービスのための着信課金サービス番号を取得して、着信課金サービス番号に応じた着呼先電話番号に基づいて、前記第2及び第3のコールエージェントを介して前記第1のIP電話機と前記第2のIP電話機とを呼接続させるための制御を実行し、
(B)前記着信課金制御装置は、
呼接続のための制御の際、前記第1乃至第3のコールエージェントによる課金を停止させ、
(a)呼が切断された後、前記発着信号局コード格納部から、発信号局コード及び着信号局コードの組み合わせのひとつを発呼側又は着呼側から順に読み込み、
読み込まれた発信号局コードを基に前記信号局コード格納部の信号局コードを検索し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を発呼側の第1の事業者識別情報として取得し、及び、読み込まれた着信号局コードを基に前記信号局コード格納部の信号局コードを検索し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を着呼側の第1の事業者識別情報として取得し、
前記料金レート格納部を参照し、取得された発呼側の第1の事業者識別情報及び着呼側の第1の事業者識別情報に対応する、第1の発呼側料金レートと第1の着呼側料金レートとを取得し、
取得された第1の発呼側料金レートと、前記呼接続時間計測部で計測された通話時間とに基づいて第1の通話料金を算出し、
取得された着呼側の第1の事業者識別情報を第1の課金先情報として、取得された発呼側の第1の事業者識別情報に応じた第1又は第2又は第3の課金管理装置に、第1の課金先情報と算出された第1の通話料金とを含む第1の料金情報を送信し、
取得された第1の着呼側料金レートと、前記呼接続時間計測部で計測された通話時間とに基づいて第2の通話料金を算出し、
(b)前記発着信号局コード格納部から、発信号局コード及び着信号局コードの次の組み合わせを読み込み、読み込まれた発信号局コードを基に前記信号局コード格納部の信号局コードを検索し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を発呼側の第2の事業者識別情報として取得し、及び、読み込まれた着信号局コードを基に前記信号局コード格納部の信号局コードを検索し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を着呼側の第2の事業者識別情報として取得し、
前記料金レート格納部を検索し、取得された発呼側の第2の事業者識別情報及び着呼側の第2の事業者識別情報に対応する、第2の発呼側料金レートと第2の着呼側料金レートとを取得し、
取得された第2の発呼側料金レートと前記呼接続時間計測部で計測された通話時間とに基づいて第3の通話料金を算出し、
取得された着呼側の第2の事業者識別情報を第2の課金先情報とし、取得された発呼側の第2の事業者識別情報に応じた前記第1又は第2又は第3の課金管理装置に、第2の課金先情報と算出された第1乃至第3の通話料金の合計とを含む第2の料金情報を送信し、
取得された第2の着呼側料金レートと前記呼接続時間計測部で計測された通話時間とに基づいて第4の通話料金を算出し、
(c)前記発着信号局コード格納部から、前記第2のコールエージェントから受信され格納された発信号局コードを読み込み、読み込まれた発信号局コードを基に前記信号局コード格納部の信号局コードを参照し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を発呼側の第3の事業者識別情報として取得し、
前記第1のIP電話機からの着信課金サービス番号に応じた着呼先電話番号を第3の課金先情報とし、取得された発呼側の第3の事業者識別情報に応じた前記第1又は第2又は第3の課金管理装置に、第3の課金先情報と算出された第1乃至第4の通話料金の合計とを含む第3の料金情報を送信する
前記着信課金システムが提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
第1のIP網に接続される第1のIP電話機と、第2のIP網に接続される第2のIP電話機とが、ひとつ又は複数の第3のIP網を介して相互接続可能な、音声又は画像信号がIP網で通信される電話網において、共通線信号網及び第1のIP網に接続されて呼接続制御を行う第1のコールエージェントと、共通線信号網及び第2のIP網に接続されて呼接続制御を行う第2のコールエージェントと、共通線信号網及び第3のIP網に接続されて呼接続制御を行うひとつ又は複数の第3のコールエージェントと、前記第1のIP電話機又は第1のIP網についての第1の課金管理装置と、前記第2の電話機又は第2のIP網についての第2の課金管理装置と、第3のIP網についてのひとつ又は複数の第3の課金管理装置とのそれぞれと所定の情報を通信し、及び、前記第1乃至第3のコールエージェントのそれぞれと共通線信号網を介して通信し、着信課金サービスの呼接続制御を行う着信課金制御装置とを備えた着信課金システムにおける着信課金方法であって、
(A)第1のコールエージェントは、第1のIP電話機からの発呼を検出して、第1のIP電話機から着信課金サービスのための着信課金サービス番号を取得して、着信課金サービス番号に応じた着呼先電話番号に基づいて、第2及び第3のコールエージェントを介して第1のIP電話機と第2のIP電話機とを呼接続させるための制御を実行するステップと、
(B)着信課金制御装置は、
呼接続のための制御の際、第1乃至第3のコールエージェントによる課金を停止させるステップと、
(a)呼が切断された後、第1のIP電話機と第2のIP電話機との呼接続に使用される第1乃至第3のコールエージェントの各装置について、第1及び第3のコールエージェントから送信される、接続元側の装置の発信号局コード及び接続先側の装置の着信号局コードのひとつ又は複数の組み合わせと、第2のコールエージェントから送信される第2のコールエージェントの信号局コードが用いられた接続元側の装置の発信号局コードとが、発呼側又は着呼側から順に格納される発着信号局コード格納部から、発信号局コード及び着信号局コードの組み合わせのひとつを発呼側又は着呼側から順に読み込むステップと、
読み込まれた発信号局コードを基に、第1乃至第3のコールエージェントのそれぞれの信号局コードと、各信号局コードが示す第1又は第2又は第3のコールエージェントを所有する事業者の事業者識別情報とが、それぞれ対応して格納される信号局コード格納部の信号局コードを検索し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を発呼側の第1の事業者識別情報として取得し、及び、読み込まれた着信号局コードを基に信号局コード格納部の信号局コードを検索し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を着呼側の第1の事業者識別情報として取得するステップと、
第1乃至第3のコールエージェントの各装置のうち、接続されるふたつの装置間の発呼側の事業者識別情報及び着呼側の事業者識別情報に対応して、所定時間毎の発呼側及び着呼側の料金を示す予め定められた発呼側料金レート及び着呼側料金レートが格納される料金レート格納部を参照し、取得された発呼側の第1の事業者識別情報及び着呼側の第1の事業者識別情報に対応する、第1の発呼側料金レートと第1の着呼側料金レートとを取得するステップと、
取得された第1の発呼側料金レートと、第1のIP電話機と第2のIP電話機との計測された通話時間とに基づいて第1の通話料金を算出するステップと、
取得された着呼側の第1の事業者識別情報を第1の課金先情報として、取得された発呼側の第1の事業者識別情報に応じた第1又は第2又は第3の課金管理装置に、第1の課金先情報と算出された第1の通話料金とを含む第1の料金情報を送信するステップと、
取得された第1の着呼側料金レートと、呼接続時間計測部で計測された通話時間とに基づいて第2の通話料金を算出するステップと、
(b)発着信号局コード格納部から、発信号局コード及び着信号局コードの次の組み合わせを読み込み、読み込まれた発信号局コードを基に信号局コード格納部の信号局コードを検索し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を発呼側の第2の事業者識別情報として取得し、及び、読み込まれた着信号局コードを基に信号局コード格納部の信号局コードを検索し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を着呼側の第2の事業者識別情報として取得するステップと、
料金レート格納部を検索し、取得された発呼側の第2の事業者識別情報及び着呼側の第2の事業者識別情報に対応する、第2の発呼側料金レートと第2の着呼側料金レートとを取得するステップと、
取得された第2の発呼側料金レートと呼接続時間計測部で計測された通話時間とに基づいて第3の通話料金を算出するステップと、
取得された着呼側の第2の事業者識別情報を第2の課金先情報とし、取得された発呼側の第2の事業者識別情報に応じた第1又は第2又は第3の課金管理装置に、第2の課金先情報と算出された第1乃至第3の通話料金の合計とを含む第2の料金情報を送信するステップと、
取得された第2の着呼側料金レートと呼接続時間計測部で計測された通話時間とに基づいて第4の通話料金を算出するステップと、
(c)発着信号局コード格納部から、第2のコールエージェントから受信され格納された発信号局コードを読み込み、読み込まれた発信号局コードを基に信号局コード格納部の信号局コードを参照し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を発呼側の第3の事業者識別情報として取得するステップと、
第1のIP電話機からの着信課金サービス番号に応じた着呼先電話番号を第3の課金先情報とし、取得された発呼側の第3の事業者識別情報に応じた第1又は第2又は第3の課金管理装置に、第3の課金先情報と算出された第1乃至第4の通話料金の合計とを含む第3の料金情報を送信するステップと
を含む前記着信課金方法が提供される。
本発明によると、着信課金サービスを実現するための着信課金制御システム及び着信課金制御方法を提供することができる。また、本発明によると、第1のIP網が収容するIP電話機が発呼し、第2のIP網が中継を行い、第3のIP網が収容するIP電話機に着呼する場合に、着信課金サービス提供を実現することができる。また、本発明により着信課金サービスの支払い側となる企業や商店等にとっては、IP電話事業者と該サービス契約することで、支払い額の低減が見込まれる。
(装置構成)
図1は、着信課金サービスを提供するIP網Aと、IP網Aとは異なるIP事業者が所有するIP網Bとの相互接続網構成(着信課金システム)の一例を示す図である。着信課金システムは、コールエージェントCA‐A2及びCA‐B8及びCA‐C6と、GW‐A4及びGW‐B9、と、着信課金制御装置12と、IP課金管理装置A13及びIP課金管理装置B15及びIP課金管理装置C14とを備える。
IP網A(第1のIP網)3は、IP電話A1、CA‐A(第1のコールエージェント)2、GW‐A4を有する。CA‐A2は、共通線信号網5と接続して他電話網と共通線信号を通信し、IP網A内におけるIP電話の呼接続制御を行う。GW−A4は、中継IP網C7と接続し、IP網A3とIP網C7間の音声信号インタフェースとなる。
IP網B(第2のIP網)10は、IP電話B11、CA‐B(第2のコールエージェント)8、GW‐B9を有する。CA‐B8は、共通線信号網5と接続して他電話網と共通線信号を通信し、IP網B10内におけるIP電話の呼接続制御を行う。GW−B9は、中継IP網C(第3のIP網)7と接続し、IP網B10とIP網C7間の音声信号インタフェースとなる。
IP網C7のCA‐C(第3のコールエージェント)6は、共通線信号網5と接続して他IP電話網のCAと共通線信号を通信し、他IP事業者内における呼接続を行う。本着信課金システムは、例えば音声信号がIP網A、B、Cを介して通信される。なお、音声信号に限らず、例えばテレビ電話などのように画像信号が通信されてもよい。
着信課金制御装置12は、CA‐A2、CA‐B8及び、CA‐C6と共通線信号網5を介して接続し、制御信号を送受信することにより、CA‐A2、CA‐B8及び、CA‐C6の呼接続処理や課金処理を制御して、着信課金サービスを実現する。また、着信課金制御装置12は、着信課金サービス提供時の課金情報を処理し、IP課金管理装置A13、IP課金管理装置B15及びIP課金管理装置C14(第1〜第3の課金管理装置)と接続して、各事業者への課金情報の送信を行う。
図2は、着信課金サービスを実現するための機能を具備するCA‐A2−‐のブロック構成の一例を示す図である。なお、CA‐B8及びCA‐C6についても同様の構成とすることができる。CA‐A2は、IP網インタフェース20と、呼接続プロトコル処理部25と、音声ガイダンス送出部35と、呼接続情報格納部45と、共通線信号網インタフェース50と、着信課金サービス番号判別部55と、IPアドレス格納部60と、着信号局コード格納部65と、発信号局コード格納部70と、発呼元電話番号比較部75と、着呼先電話番号格納部80と、CA制御部85を具備する。
IP網インタフェース20は、例えばIP網A3と接続し、制御信号や音声信号などのIPパケットを送受信する。呼接続プロトコル処理部25は、呼接続プロトコルとして例えばRFC3261で規定されるSIP(SIP:Session Initiation Protocol)を実行する。尚、SIP以外にもH.323などの呼接続プロトコルを用いても良い。音声ガイダンス送出部35は、着信課金サービス番号による呼接続が成立不可能な場合に、発呼者に対して音声ガイダンスで接続不可を通知するためのブロックである。
呼接続情報格納部45は、各加入者の着呼先電話番号、IPアドレス及び接続先装置(交換機、CA等)の信号局コード、の対応表を格納する。共通線信号網インタフェース50は、共通線信号網5と接続し、交換機やCA、着信課金制御装置12と共通線信号を送受信するためのインタフェースとなる。着信課金サービス番号判別部55は、発呼時に受信した着呼先電話番号が着信課金サービス番号であるか否かを判別するための着信課金サービス番号を格納する。IPアドレス格納部60は、呼接続情報格納部45から取得する呼接続先のIPアドレスを一時的に格納する。着信号局コード格納部65は、前記呼接続情報格納部45から取得する呼接続先装置の信号局コードを一時的に格納する。
発信号局コード格納部70は、自装置の信号局コードを格納する。尚、自装置の信号局コードは運用開始前に予め設定することができる。発呼元電話番号比較部75は、着信課金制御装置12から送信された発呼元電話番号と呼接続元コールエージェントから送信される発呼元電話番号との比較を行うことで、着信課金サービスの対象呼であることを識別する。着呼先電話番号格納部80は、着信課金制御装置12より取得した着呼先電話番号を一時的に格納する。CA制御部85は、上記各ブロックを制御するブロックである。CA‐B8及びCA‐C7は、CA‐A2と同様のブロック構成である。
図3は、着信課金サービスを実現する機能を具備する着信課金制御装置12のブロック構成の一例を示す図である。着信課金制御装置12は、共通線信号網インタフェース100と、信号局コード格納部105と、課金管理装置インタフェース110と、着信課金サービス番号格納部115と、着呼先電話番号格納部120と、発呼元電話番号格納部125と、呼接続時間計測部130と、料金レート格納部135と、料金算出部140と、着呼側料金レート一時格納部150と、信号局コード一時格納部(発着信号局コード格納部)155と、着信課金制御部165とを具備する。
共通線信号網インタフェース100は、共通線信号網5と接続し、交換機やCAと共通線信号を送受信するためのインタフェースとなる。信号局コード格納部105は、各装置の信号局コードと、その所有者となる電話事業者の事業者情報を格納する。課金管理装置インタフェース110は、各電話事業者が所有する課金管理装置と接続する。着信課金サービス番号格納部115は、着信課金サービス契約者の着信課金サービス番号と着信課金サービス契約者の着呼先電話番号の対応表を格納する。着呼先電話番号格納部120は、着信課金サービス番号格納部115から検索した着信課金サービス契約者の着呼先電話番号を一時的に格納する。発呼元電話番号格納部125は、発呼者の電話番号を一時的に格納する。
呼接続時間計測部130は、通話時間を計測する。料金レート格納部135は、着信課金サービス時に呼接続に使用した装置の発呼側となる電話網を所有する事業者情報と着呼側となる電話網を所有する事業者情報と各事業者間で決められた料金レートの対応表を格納する。料金算出部140は、通話終了後に通話料金を算出する。着呼側料金レート一時格納部150は、呼接続時に発生した網使用料金の算出に用いる着呼側料金レートの情報を一時的に格納する。信号局コード一時格納部155は、着信課金サービス提供時に呼接続に使用した交換機やCA等の装置の信号局コードを一時的に格納する。着信課金制御部165は、上記各機能ブロックを制御するブロックである。
(データフォーマット)
図4は、IP課金管理装置A13にある課金情報データベースの一例を示す図である。このデータベースは、通話料金の課金先情報205に対応した課金情報206を含む。図4に示すデータベースにおいて、例えば、エントリ207−1は、通話料金の課金先であるIP事業者Aの電話加入者の電話番号205と、現在までの合計通話料金である課金情報206が登録される。エントリ207−Nは、例えば料金の課金先であるIP事業者Cの課金先情報205(例えば、IP事業者Cの識別情報)とIP事業者AがIP事業者Cに接続した際、若しくは接続された際に発生する接続料金を課金した課金情報206が登録される。
図5は、IP課金管理装置B15にある料金課金用のデータベースの一例を示す図である。このデータベースは、通話料金の課金先情報210に対応した課金情報211を含む。図5に示すデータベースにおいて、例えば、エントリ212−1は、通話料金の課金先であるIP事業者Bの電話加入者の電話番号210と、現在までの合計通話料金である課金情報211が登録される。エントリ212−Nは、例えば料金の課金先であるIP事業者Cの課金先情報210(例えば、IP事業者Cの識別情報)とIP事業者BがIP事業者Cに接続した際、若しくは接続された際に発生する接続料金を課金した課金情報211が登録される。
図6は、IP課金管理装置C14にある課金情報データベースの一例を示す図である。このデータベースは、通話料金の課金先情報200に対応した課金情報201を含む。図6に示すデータベースにおいて、例えば、エントリ202−1は、通話料金の課金先であるIP事業者Cの電話番号200と、現在までの合計通話料金を示す課金情報201が登録される。エントリ202−Mは、例えば料金の課金先であるIP事業者Aの課金先情報200(例えば、IP事業者Aの識別情報)と、IP事業者CがIP事業者Aの所有するIP網に接続した際、若しくは接続された際に発生する接続料金を課金した課金情報201が登録される。エントリ202−Nは、例えば、料金の課金先であるIP事業者Bの課金先情報200(例えば、IP事業者Bの識別情報)とIP事業者CがIP事業者Bの所有するIP網に接続した際、若しくは接続された際に発生する接続料金を課金した課金情報201が登録される。
図7は、IP網を使った着信課金サービスを実現するための着信課金制御装置12の着信課金サービス番号格納部115のデータベース構成例を示す図である。このデータベースは、着信課金サービス契約者の着信課金サービス番号215に対応して、着信課金サービス契約者の着呼先電話番号216を含む。図7に示す着信課金サービス番号格納部115において、例えば、エントリ217−1は、着信課金サービスの契約者であるIP電話C所有者の着信課金サービス番号215と着信課金サービス契約者の着呼先電話番号216が登録してある。また、例えば、エントリ217−Nは、着信課金サービス契約者であるIP電話B所有者の着信課金サービス番号215と着信課金サービス契約者の着呼先電話番号216が登録してある。
図8は、CA‐A2にある呼接続情報格納部45のデータベース構成例を示す図である。このデータベースは、着呼先電話番号220に対応する呼接続先のIPアドレス221と呼接続先装置の信号局コード222を含む。図8に示すデータベースにおいて、例えば、エントリ223−1は、着呼先電話番号220がIP事業者Cの電話番号であり、IP電話を収容するCA‐C6と接続するGW−A4のIPアドレス221とGW−A4と接続するCA‐C6の信号局コード222が対応付けてある。エントリ223−2は、着呼先電話番号220がIP事業者Aの電話番号であり、着呼先であるIP電話端末のIPアドレス221が対応付けてある。この場合、発呼者と着呼者が契約している電話事業者が同じであり、呼接続を確立する為に仲介する他事業者の交換機やCAはこれ以上必要としないため、着信号局コード222には何も登録されない。エントリ223−Nは、着信先電話番号220がIP事業者Bの電話番号であり、IP事業者Bが所有するIP網Bと接続する際に経由するCA‐C6と接続するGW−A4のIPアドレス221とGW−A4と接続するCA‐C6の信号局コード222が対応付けてある。なお、CA−C6、CA−B8の呼接続情報格納部45も同様に、着呼先電話番号220に対応する呼接続先のIPアドレス221と呼接続先装置の信号局コード222が記憶される。
図9は、着信課金制御装置12内の信号局コード格納部105のデータベース構成例を示す図である。このデータベースは、共通線信号網5に接続する各装置の信号局コード225と各装置を所有する事業者識別情報(以下、単に事業者情報と記す)226を含む。図9に示すデータベースにおいて、例えば、エントリ227‐1は、CA‐A2の信号局コード225とCA‐A2を所有するIP事業者Aの事業者情報226を登録している。エントリ227‐2は、例えばCA‐C6の信号局コード225とCA‐C6を所有するIP事業者Cの事業者情報226を登録している。エントリ227−Nは、例えばCA‐B8の信号局コード225とCA‐B8を所有するIP事業者Bの事業者情報226を登録している。
図10は、着信課金制御装置12内の料金レート格納部135のデータベース構成例を示す図である。このデータベースは、発呼側電話網の事業者情報230と、着呼側電話網の事業者情報231に対応して、発呼側電話網を所有する電話事業者と着呼側電話網を所有する電話事業者間で予め決められた網接続点における発呼側料金レート233と、着呼側料金レート234の料金レート情報と、複数ある料金レートの組合せを選択する課金形態232を含む。これは、一般的に網間接続において発呼側になる場合と着呼側になる場合では、料金レートが異なる場合があり、着信課金サービスのような特殊呼接続の場合には、課金方法を事業者間でとりきめる必要があると考えられ、課金形態のバリエーションの多様化に対応するものである。
図10に示すデータベースにおいて、例えば、エントリ235−1、235−2、235−3は、発呼側電話網230に接続元装置を所有するIP事業者Aの事業者情報と、着呼側電話網231に接続先装置を所有するIP事業者Cの事業者情報に対応して、発呼側事業者の通話料金を発呼側料金レート233に、着呼側事業者の通話料金を着呼側料金レート234に各々を登録してあり、複数ある料金レートの組合せの中から予め各事業者間で決めた課金形態を課金形態232で選択している。図10の例において着信課金サービスを行った場合、エントリ235−1の料金レートが使われることになる。
エントリ235−M、235−(M+1)、235−(M+2)は、例えば発呼側電話網230に呼接続元装置を所有するIP事業者Cの事業者情報と着呼側電話網231に接続先装置を所有するIP事業者Bの事業者情報に対応して、発呼側事業者の通話料金を発呼側料金レート233に、着呼側事業者の通話料金を着呼側料金レート234に各々を登録してあり、複数ある料金レートの組合せの中から予め各事業者間で決めた課金形態を課金形態232で選択している。図10の例において着信課金サービスを行った場合、エントリ235−(M+1)の料金レートが使われることになる。
尚、図10では、3分を基準とした料金を示しているが、これに限らず適宜の料金レートを登録することができる。また、IP事業者(及びPSTN事業者)が複数存在する場合、各事業者の組み合わせに応じた料金レートを登録することができる。
図11は、着信課金制御装置12内の信号局コード一時格納部155にあるデータベースの構成例を示す図である。このデータベースは、1つの呼が発生した場合に呼接続するために使用する装置(交換機、CA等)について、接続元装置の信号局コードを格納する発信号局コード238と、接続先装置の信号局コードを格納する着信号局コード236を含む。
図11に示すデータベースにおいて、例えば、エントリ237−1は、最初に発呼を検出した装置であるCA‐A2の信号局コードが発信号局コード238に格納され、着信号局コード236には、CA−A2の呼接続情報格納部45から得られるCA‐C6の信号局コードが格納される。エントリ237‐2の発信号局コード238には、エントリ237‐1の着信号局コード236と同じCA‐C6の信号局コードが登録され、着信号局コード236には、接続先装置であるCA‐B8の信号局コードが登録される。エントリ237‐Nの発信号局コード238には、CA−B8の信号局コードが格納され、着信号局コード236は情報未格納である。これは、CA−B8が呼接続を確立する為に他事業者の交換機またはCAと接続する必要がなく、呼接続先が着呼先電話端末であるからである。
図12は、着信課金制御装置12内の料金算出部140のデータベース構成例を示す図である。本例では、IP網A、IP網B、IP網Cの3つの電話網に渡って呼接続することを前提としている。図12に示すデータベースは、呼接続要求側網(例えばIP網A)と呼接続受入側網(例えばIP網C)との間で、呼接続受入側網が呼接続要求側網に対して請求することになる網使用料金(例えば、jjj円)を含む。また、先の呼接続受入側網(例えばIP網C)が更に別の事業者のIP電話網と呼接続する必要性があり、呼接続要求側網(例えばIP網C)と呼接続受入側網(例えばIP網B)の関係となった場合に、呼接続受入側網が呼接続要求側網に対して請求することになる網使用料金を含む。これらを通話時間から算出し、各々合算し、着呼者に請求する料金額と、その料金額の振り分け先事業者を示すものとなる。
該データベースは、課金先事業者の識別情報または課金先電話番号を格納する課金先240と、料金情報を送信する事業者の識別情報を格納する料金支払先事業者241と、呼接続時間計測部130で計測した通話時間を格納する通話時間242と、料金レート格納部135から取得した料金レートを格納する料金レート243と、通話時間と料金レートから算出する通話料金を格納する通話料金244を含む。
図12に示すデータベースにおいて、例えば、エントリ245−1−aは、課金先240に通話料金の課金先に設定するIP事業者Cの事業者情報と、料金支払先事業者241に作成した料金情報の料金支払先事業者であるIP事業者Aの事業者情報と、通話時間242に呼接続時間計測部130で計測した通話時間と、料金レート243に料金レート格納部135で取得した料金レートと、通話料金244に通話時間と料金レートから算出した通話料金が各々一時的に格納されている。
エントリ245−2−aで、例えば、課金先240に通話料金の課金先に設定するIP事業者Bの事業者情報と、料金支払先事業者241に作成した料金情報の料金支払先事業者であるIP事業者Cの事業者情報と、エントリ245−1−aで算出した通話料金244がエントリ245−2−aに格納される。尚、図12では、エントリ245−2−aの通話時間242と、料金レート243を未登録としているが、これはIP事業者CがIP事業者Aに支払わなければならない通話料金245−1−aを、IP事業者Bから徴収することを考慮した情報であり、エントリ245−1−aに登録されている通話時間242と料金レート243を登録しても良い。
エントリ245−2−bには、例えば、課金先240に通話料金の課金先に設定するIP事業者Bの事業者情報と、料金支払先事業者241に作成した料金情報の料金支払先事業者であるIP事業者Cの事業者情報と、通話時間242に呼接続時間計測部130で計測した通話時間と、料金レート243に料金レート格納部135から取得した料金レート(着呼側)と、通話料金244に通話時間と料金レートから算出した通話料金を各々格納している。
エントリ245−2−cは、例えば、課金先240に通話料金の課金先に設定するIP事業者Bの事業者情報と、料金支払先事業者241に作成した料金情報の料金支払先事業者であるIP事業者Cの事業者情報と、通話時間242に呼接続時間計測部130で計測した通話時間と、料金レート243に料金レート格納部135から取得した料金レート(発呼側)と、通話料金244に通話時間と料金レートから算出した通話料金を各々格納している。
エントリ245‐3(図示せず)には、例えば、IP網C7からIP網B10に接続する際に、更に中継IP網があった場合に、前エントリ245‐1及び245‐2で算出した通話料金と、更にIP事業者CとIP事業者Bを中継するIP事業者の間で発生する通話料金が格納される。尚、この通話料金の格納は、着呼元電話番号を収容するIP網が見つかるまで繰り返されることになる。
エントリ245−N−a、245−N−bには、例えば、課金先240に通話料金の課金先に設定する着呼先電話番号と、料金支払先事業者241に作成した料金情報の料金支払先事業者であるIP事業者Bの事業者情報と、エントリ245−1−a、245−2−b・・・で算出した通話料金244が各々エントリ245−N−a、245−N−b・・・に格納される。尚、図12では、エントリ245−Nの通話時間242と、料金レート243を未登録としているが、これはIP事業者BがIP事業者Cに支払わなければならない通話料金245−N−a〜245−N−bを、着呼者から徴収することを考慮した情報であり、エントリ245−2に登録されている通話時間242と料金レート243を登録しても良い。
エントリ245−N−mには、例えば、課金先240に通話料金の課金先に設定する着呼先電話番号と、料金支払先事業者241に作成した料金情報の料金支払先事業者であるIP事業者Bの事業者情報と、通話時間242に呼接続時間計測部130で計測した通話時間と、料金レート243に料金レート格納部135から取得した料金レート(着呼側)と、通話料金244に通話時間と料金レートから算出した通話料金を各々格納している。
(動作シーケンス及びフローチャート)
IP電話加入者Aから、着信課金サービス契約者である他IP電話事業者のIP電話加入者Bに対する発呼について、着信課金サービスを提供する場合の動作について説明する。
図13は、IP電話発呼・他事業者IP電話着呼における着信課金サービス提供時の各装置の着信課金接続処理動作シーケンスの一例である。図14は、IP電話発呼・他事業者IP電話着呼における着信課金サービスの通話終了時の動作シーケンスの一例である。
図15、図16、図17及び図18は、IP電話発呼・他事業者IP電話着呼における着信課金サービス提供時の発呼検出元装置及び接続元装置の動作を示したフローチャートの一例である。尚、発呼検出元装置とは、電話端末の発呼を検出して電話端末から接続先端末の電話番号情報等の情報を受信する呼接続制御装置であり、接続元装置とは、着信課金サービス要求を認識して、着信課金制御装置12に対して着信課金サービスの提供要求と共に呼接続に必要となる電話番号情報等を送信する各IP事業者のCAや交換機等の呼接続制御装置である。
図19、図20、図21、図22、図23及び図24は、IP電話発呼・他事業者IP電話着呼における着信課金サービス提供時の着信課金制御装置12の動作を示したフローチャートの一例である。図25は、IP電話発呼・他事業者IP電話着呼における着信課金サービス提供時の接続先装置の動作を示したフローチャートの一例である。尚、接続先装置とは、着信課金サービスを提供する中で、着信課金制御装置12が接続元装置から次に呼を接続する装置として制御を行う各IP事業者のCAや交換機等の呼接続制御装置である。接続先装置は、着信課金制御装置12からの制御により該呼接続が着信課金サービスの対象であることを認識した後、自装置配下に着呼電話端末が存在しない場合は、他の呼接続制御装置へ呼接続する必要が生じる為、接続元装置として振舞うことにもなる。
以下、図13〜図25を用いて着信課金サービス提供時の各装置の動作を説明する。
まず、IP電話A1がIP電話B11の着信課金サービス番号(例えば、0120で始まる着信課金用の番号)を発呼する(図13:処理300)。IP電話A1の発呼は、CA−A2のIP網インタフェース20を介して呼接続プロトコル処理部25にて受信し、着信課金サービス番号と発呼元電話番号等の呼接続に必要な情報をCA制御部85にて検出する。(図15:処理400)。CA制御部85は、取得した着呼先電話番号を着信課金サービス電話番号判別部55に送り、着信課金サービス電話番号判別部55は着呼先電話番号の上位数桁を使って着信課金サービス番号であるか否かを判定する(処理401)。
CA制御部85は、取得した着呼先電話番号が着信課金サービス番号でない場合(処理401)、通常呼接続と判定し通常呼接続処理を実行する(処理402)。一方、CA制御部85は、着信課金サービス番号であると判定した場合(処理401)、共通線信号網5を介して着信課金制御装置12に着信課金サービス番号と発呼元電話番号を送信し、着信課金サービス契約者の着呼先電話番号を問い合せる(処理301及び処理403)。
着信課金制御装置12では、着信課金制御部165が共通線信号網インタフェース100を介してCA−A2(発呼検出元装置)からの着信課金サービス番号215と発呼元電話番号を受信し、受信した発呼元電話番号を発呼元電話番号格納部125に格納する(図19:処理500)。次に、着信課金制御部165は、CA‐A2より送信された着信課金サービス番号に基づき、着信課金サービス番号格納部115に登録してある着信課金サービス番号215を検索する(処理501)。
着信課金制御部165は、該当する着信課金サービス番号の登録がない場合(処理502)、CA‐A2に対して該当番号未登録の情報を送信して(処理503)、処理を終了する。一方、着信課金制御部165は、該当の着信課金サービス番号の登録が有る場合(処理502)、該着信課金サービス番号215に対応する着呼先電話番号216を取得し、着呼先電話番号格納部120に着呼先電話番号を格納する(処理504)。続いて着信課金制御部165は、取得した着呼先電話番号216を共通線信号網5を介してCA‐A2に送信する(処理303及び処理506)。
CA‐A2は、着信課金制御装置12から該情報を受信し、未登録の情報を受信した場合、又は、着呼先電話番号の問い合せをしてから所定時間内に着呼先電話番号を取得できなかった場合(処理405)、例えば音声ガイダンス送出部35より発呼元のIP電話A1に音声ガイダンスを流して、呼接続不可を通知する(処理406)。一方、CA−A2は、着呼先電話番号が取得できた場合(処理405)、受信した着呼先電話番号を着呼先電話番号格納部80に格納する(処理407)。
(繰り返し1)
CA−A2及び着信課金制御装置12は、繰り返し1の処理(第1の処理)を実行する(処理340)。繰り返し1の処理は、例えば以下の処理304〜307、及び、これらの処理に対応するCA−A2、着信課金制御装置12の各処理を含む。以下、繰り返し1の処理について説明する。
着信課金制御装置12は、CA‐A2(ここでは、接続元装置でもある)に着信課金制御装置12から接続許可があるまで呼接続処理を実施しないよう呼接続待機指示を発行する(処理304及び図20:処理507)。CA‐A2は、着信課金制御装置12から接続許可信号を受信するまで待機する(処理408)。次に着信課金制御装置12は、CA‐A2に対し発呼電話機についての課金停止指示と着信課金サービスによる接続という情報を送信する(処理305及び処理508)。CA‐A2は、着信課金制御装置12からの課金停止指示を受信して、発呼電話機への課金を停止する(図16:処理409)。
続いて着信課金制御装置12は、CA−A2に対して着信先電話番号216がCA‐A2内(又は、CA‐A2を所有する電話事業者の電話網)に登録されている電話番号か否かをCA‐A2に問い合せる(処理306及び処理509)。CA‐A2は、該問い合わせに対して着呼先電話番号格納部80に格納してある着呼先電話番号について、呼接続情報格納部45の着呼先電話番号220を検索し、着呼先電話番号に対応するIPアドレス221及び信号局コード222を取得し、取得したIPアドレス221を一時的にIPアドレス格納部60に格納し、更に接続先装置の信号局コード222を着信号局コード格納部65に一時格納する(処理410)。
CA‐A2は、IPアドレス221及び信号局コード222が取得できたか判断し、該当する着呼先電話番号220やIPアドレス221と接続先装置の信号局コード222の登録がない場合は(処理411)、着信課金制御装置12に対して、該当電話番号未登録の情報を送信する。また、CA−A2は、IP電話A1に対して音声ガイダンスで接続不可を通知する(処理412)。着呼先電話番号220に対するIPアドレス221と信号局コード222の登録が有る場合(処理411及び処理414)、CA‐A2は、着呼先電話番号が自装置内(又は、CA‐A2を所有する電話事業者の電話網)に収容されていない電話番号であるという応答を着信課金制御装置12に送信する(処理307及び処理415)。
また、着呼先電話番号220に対するIPアドレス221の登録があり(処理411)、信号局コード222の登録が無いならば(処理414)、CA‐A2は、処理416へ移る。処理416では、CA−A2は、着呼先電話番号が自装置内(又は、CA‐A2を所有する電話事業者の電話網)に収容される電話番号であるという応答を着信課金制御装置12に送信する(処理307及び図18:処理416)。
(繰り返し2)
次に、CA−A2及び着信課金制御装置12は、CA−A6(ここでは接続先装置)との接続について、繰り返し2の処理(第2の処理)を実行する(処理341)。繰り返し2の処理は、例えば、以下の処理308〜315、及び、これらの処理に対応するCA−A2、CA−A6、着信課金制御装置12の各処理を含む。以下、繰り返し2の処理について説明する。
(着呼先電話番号が接続元網内に収容されていない場合の処理)
着信課金制御装置12は、CA‐A2より着呼先電話番号220が自電話網内に登録されていない(又は収容されていない)という回答を受信した場合(処理510)、CA‐A2に対して発信号局コード(ここでは、接続元装置でもあるCA‐A2の信号局コード)及び着信号局コード(ここでは、接続先装置でもあるCA‐C6の信号局コード)を問い合せる(処理308及び処理511)。
CA‐A2は、着信課金制御装置12より接続元装置及び接続先装置の信号局コードの問い合わせに対して、発信号局コード格納部70に設定される自装置の信号局コードと、着信号局コード格納部65に一時的に格納している接続先装置の信号局コードとをそれぞれ読み出し、着信課金制御装置12に送信する(処理309及び処理417)。着信課金制御装置12は、CA‐A2から発信号局コード及び着信号局コードを取得した場合、取得した発信号局コードを信号局コード一時格納部155のエントリ237‐1の発信号局コード238に格納し、更に取得した着信号局コードを信号局コード格納部115のエントリ237‐1の着信号局コード236に、それぞれ対応させて一時的に格納する(処理512)。
着信課金制御装置12は、取得した着信号局コードを基に共通線信号網5を介して接続先装置であるCA‐C6と通信し、CA‐C6に対して接続要求とともに、発呼元電話番号を送信する(処理310及び処理513)。CA‐C6は、着信課金制御装置12より発呼元電話番号を受信し、CA‐C6内の発呼元電話番号比較部75に、受信した発呼元電話番号を一時的に格納する(図25:600)。着信課金制御装置12は、接続先装置であるCA‐C6に対して送信した発呼元電話番号の呼と接続完了した場合には、着信課金制御装置12に接続完了通知を送信するように指示する(処理311及び図21:処理514)。
着信課金制御装置12は、CA‐A2にCA‐C6との接続許可を送信する(処理312及び処理515)。CA‐A2は接続許可を受信して、着信号局コード格納部65に格納している信号局コード222を基に、共通線信号網5を介してCA‐C6に発呼元電話番号と着呼先電話番号を送信する(処理313及び処理418)。CA‐C6は、受信した発呼元電話番号と発呼元電話番号比較部にある電話番号が同じ電話番号か否かを判別する(602)。CA‐C6は、比較した発呼元電話番号が異なる場合(603)、通常呼接続と判断し、通常呼接続の処理を行う(604)。一方、CA−A6は、比較した電話番号が同じだった場合(603)、発呼元電話番号の呼と接続するまで待機する。CA−A6は、発呼元電話番号の呼と接続した場合に着信課金サービスを提供する。CA‐A2は、IPアドレス格納部60に格納しているIPアドレス221を基にGW−A4を介してCA‐C6と接続する(処理314及び図17:処理419)。CA‐C6は、発呼元電話番号の呼と接続した場合に、着信課金制御装置12に接続完了通知を送信する(処理315及び605)。
次に、着信課金制御装置12は、接続先装置であるCA‐C6から呼接続完了通知を受信することを契機に(処理315)、CA−A2と着信課金制御装置12間に対して実施した処理304〜処理307(繰り返し1の処理340)をCA‐C6と着信課金制御装置12間で行う(図13:処理334)。この場合、上述の繰り返し1の処理の説明におけるCA−A2がCA−A6に対応する。更に、CA−A2とCA‐C6、着信課金制御装置12間で実施した処理308〜処理315(繰り返し2の処理341)を、CA‐C6、CA‐B8、着信課金制御装置12間で行う(処理335)。この場合、上述の繰り返し2の処理の説明におけるCA−A2がCA−A6に対応し、CA−A6がCA−B8に対応する。さらに、CA−B8と着信課金制御装置12との間で、上述の繰り返し1の処理340を行う。
尚、例えば、IP網C7とIP網B10の間に、更に異なる中継IP網がある場合も前記処理と同様に304〜307(繰り返し1)の処理(処理340)と、308〜315(繰り返し2)の処理(処理341)を繰り返し、着呼先電話番号を収容する電話網を見つけることで、着信課金サービスを提供することができる。なお、更に異なる中継IP網がある場合には、着信課金システムは、中継IP網に応じたCAと、IP課金管理装置を備える。
(着呼先電話番号が接続元網内に登録される場合の処理)
上述のように、着呼先電話番号を収容している呼接続制御装置を見つけるまで繰り返し処理340、341を行い続け、CA‐C6を経由してCA‐B8まで接続した場合を例にして説明する。
着信課金制御装置12は、例えば、CA‐B8(又は着呼先のIP電話を収容する適宜の呼接続装置)から着信先電話番号が自装置内(又は、CA‐B8を所有する電話事業者の電話網)で収容する電話番号であるという回答を受信した場合(処理510、処理307に相当)、着信課金制御装置12は、CA‐B8(着信端末を収容する装置)にIP電話B11との接続指示を出す(図13:処理317及び図22:処理517)。CA‐B8は、接続指示を受信した場合に、IPアドレス格納部60に格納しているIPアドレスを基にIP電話B11と呼接続し、IP電話B11が通話可能か否かを問い合わせる(処理318及び処理435)。IP電話B11は着信可能か否かを判断し、接続元装置であるCA‐B8に通話可否の情報を返答する(処理319)。該情報を受けたCA‐B8は、受信した情報が通話不可能を示す情報である場合(処理421)、話中音をIP電話A1に送出する(処理321及び処理422)。一方、CA−B8は、受信した情報が通話可能を示す情報の場合(処理421)、IP電話A1に呼び出し音を送出する(処理321及び処理423)。
IP電話B11の受話器が取られると(処理322)、CA‐B8は、IP電話B11の応答を検出し、各接続装置を経由してCA‐A2にIP電話B11が応答したという情報を送信する(処理323及び処理437)。一方、CA‐A2は、IP電話B11が応答したという情報を受信した場合に、着信課金制御装置12に呼接続完了通知を送信する(処理324及び処理424)。着信課金制御装置12は、CA−A2からの呼接続完了通知を受信して、呼接続時間計測部130でIP電話A1とIP電話B11の通話時間の計測を開始する(処理518)。CA−A2は、呼が切断されるのを監視しており、呼切断時に着信課金制御装置12に通知することになる(処理425)。更に、CA‐A2は、発呼端末であるIP電話A1と接続して通話状態にする(処理326及び処理426)。
次に、IP電話B11が回線を切断した場合について説明する。IP電話B11の受話器が置かれ、呼切断した場合に、CA‐B8が呼切断を検出し(図14:処理327)、各接続装置を経由して、切断したという情報(呼切断情報)をCA−A2に送信する(処理328及び処理438)。CA−A2は、呼切断情報を受信して、該情報を着信課金制御装置12に送信する(処理329及び処理427)。着信課金制御装置12は、呼切断情報を受信して呼接続時間計測部130での通話時間の計測を終了する(処理520)。また、CA−A2は、該情報を受信してIP電話A1に回線が切断されたという情報を送信する(処理330及び処理428)。
通話終了後、着信課金制御装置12は、通話料金(課金情報)の作成を行う。例えば、IP事業者AとIP事業者Cとの接続時について説明すると、着信課金制御装置12は、信号局コード一時格納部155に着信号局コードが登録されているか確認する(図22:処理521)。着信号局コードが登録されていた場合(:処理521)、着信課金制御装置12は、信号局コード一時格納部155にある発信号局コード238及び着信号局コード236を基に、信号局コード格納部105の中から信号局コードに応じた接続装置を所有する電話事業者の識別情報をそれぞれ取得する(処理522)。
例えば、着信課金制御装置12は、信号局コード一時格納部155のエントリ237−1にある発信号局コード238及び着信号局コード236を読み込み、信号局コード格納部105を参照して、読み込んだ発信号局コード238に対応する事業者情報(例えば、、IP事業者A)と、読み込んだ着信号局コード236に対応する事業者情報(例えば、IP事業者C)を取得する。
更に、着信課金制御装置12は、取得した発呼側の事業者情報(例えば、IP事業者A)と着呼側の電話事業者の事業者情報(例えば、IP事業者C)を基に料金レート格納部135を検索し、発呼側電話網230と着呼側電話網231に対応し、且つ、課金形態232で選択されている発呼側料金レート233(例えば、a/3分)及び着呼側料金レート234(例えば、z/3分)を取得する。また、着信課金制御装置12は、発呼側料金レート233を料金算出部140の料金レート243に格納し、着呼側料金レート234を着呼側料金レート一時格納部150に格納する(処理523)。着信課金制御装置12は、呼接続時間計測部130で計測した通話時間(例えば、p分)を、料金算出部140の通話時間242に格納する(処理524)。着信課金制御装置12は、取得した料金レート243と通話時間242を基に通話料金を算出し、算出した通話料金の値(例えば、jjj円)を料金算出部140の通話料金244に格納する(処理525)。
一例として、着信課金制御装置12は、料金レートがa/3分であり、通話時間が4分である場合には、最初の3分の料金としてa円、次の3分までの料金としてさらにa円かかるとして、通話料金を2a円とすることができるが、これに限られない。以下の通話料金の算出についても同様である。
続いて着信課金制御装置12は、着呼側電話網の事業者情報(ここでは、IP事業者C)を料金算出部140の課金先240に格納する(図23:処理526)。また、着信課金制御装置12は、発呼側電話網の事業者情報(ここでは、IP事業者A)を料金算出部140の料金支払先事業者241に格納する(処理527)。
着信課金制御装置12は、料金算出部140内の料金支払先事業者241に格納されている事業者が所有する課金管理装置(ここでは、IP課金管理装置A13)に、課金先を料金算出部140内の課金先240に格納されている事業者(ここでは、IP事業者C)に設定され、及び、料金算出部140内の通話料金244を含む料金情報を送信する(処理331及び処理529)。
IP課金管理装置A13は、料金情報を受信して、課金先に設定された事業者情報に基づき、自装置にあるデータベースの課金先情報205を検索し、該当する課金先情報205に対応した課金情報206に着信課金制御装置12から送信されてきた通話料金を加算する。例えば、図4に示すデータベースの例では、エントリ207‐Nの課金情報206に通話料金が加算される。尚、課金情報206には、前回の通話分までが課金されており、新たに受信した通話料金を加算することで料金の管理を行う。
続いて着信課金制御装置12は、算出した各通話料金244(例えば、jjj円)を、料金算出部140内の次エントリ(例えば、通話料金を算出したエントリが245−1の場合、245−2−aとなる。)の通話料金244に格納する(処理530)。着信課金制御装置12は、着呼側料金レート一時格納部150に一時的に格納した着呼側料金レート234(例えば、z/3分)を、料金算出部140のさらに次のエントリ(例えば、245−2−aに算出した通話料金を格納した場合、245−2−bとなる。)の料金レート243に格納する(処理531)。続いて着信課金制御装置12は、呼接続時間計測部130で計測した通話時間(例えば、p分)を料金算出部140の通話時間242に格納する(処理537)。着信課金制御装置12は、取得した料金レート243と通話時間242を基に通話料金を算出し、算出した通話料金の値(例えば、kkk円)を料金算出部140の通話料金244に格納する(処理538)。
続いて、例えば、IP事業者Cが所有するCA‐C6からIP事業者Bが所有するCA‐B8と接続した場合の課金について説明する。着信課金制御装置12は、信号局コード一時格納部155に着信号局コードが登録されているか確認し、着信号局コードが登録されていた場合(図22:処理521)、着信課金制御装置12は、信号局コード一時格納部155にある発信号局コード238及び着信号局コード236を基に、接続装置を所有する電話事業者の情報を取得する(処理522)。更に、着信課金制御装置12は、取得した発信号局コード238の電話事業者の事業者情報(ここでは、IP事業者C)と着信号局コード236の電話事業者(ここでは、IP事業者B)の事業者情報を基に料金レート格納部135を検索し、発呼側電話網230と着信側電話網231に対応し、且つ、課金形態232で選択されている発呼側料金レート233(例えば、e/3分)及び着呼側料金レート234(例えば、u/3分)を取得する。また、着信課金制御装置12は、発呼側料金レート233を料金算出部140の料金レート243に格納し、着呼側料金レート234を着呼側料金レート一時格納部150に一時的に格納する(処理523)。
着信課金制御装置12は、呼接続時間計測部130で計測した通話時間(例えば、p分)を、料金算出部140の通話時間242に格納する(処理524)。着信課金制御装置12は、取得した料金レート243と通話時間242を基に通話料金を算出し、算出した通話料金の値(例えば、mmm円)を料金算出部140の通話料金244に格納する(処理525)。続いて着信課金制御装置12は、着呼側電話網の事業者情報(ここでは、IP事業者B)を料金算出部140の課金先240に格納する(図23:処理526)。また、着信課金制御装置12は、発呼側電話網の事業者情報(ここでは、IP事業者C)を料金算出部140の料金支払先事業者241に格納する(処理527)。
着信課金制御装置12は、料金算出部140内の料金支払先事業者241に格納されている事業者が所有する課金管理装置(ここでは、IP課金管理装置C14)に、課金先を料金算出部140内の課金先240に格納されている事業者(ここでは、IP事業者B)に設定され、及び、料金算出部140内の通話料金244に格納されている通話料金の値の合計(例えば、jjj円、kkk円、mmm円の合計)を含む料金情報を送信する(処理332及び処理529)。
IP課金管理装置C14は、料金情報を受信して、課金先に設定された事業者情報に基づき、自装置にあるデータベースの課金先情報200を検索し、該当する課金先情報200に対応した課金情報201に着信課金制御装置12から送信されてきた通話料金の合計を加算する。例えば、図6に示すデータベースの例では、エントリ202‐Nの課金情報201に加算される。尚、課金情報201には、前回の通話分までが課金されており、新たに受信した課金情報201を加算することで料金の管理を行う。
続いて着信課金制御装置12は、算出した各通話料金244を、料金算出部140内の次エントリから順に(例えば、通話料金を算出したエントリが245−2−a〜cの場合、245−3−a〜cとなる。)通話料金244を格納する(処理530)。着信課金制御装置12は、着呼側料金レート一時格納部150に一時的に格納した着呼側料金レート234(例えば、u/3分)を、料金算出部140のさらに次のエントリ(例えば、上述の算出した料金情報の格納がエントリ245−3−cまで格納した場合、245−3−dとなる。図の例では245−N−m)の料金レート243に格納する(処理531)。続いて着信課金制御装置12は、呼接続時間計測部130で計測した通話時間(例えば、p分)を料金算出部140の通話時間242に格納する(処理537)。着信課金制御装置12は、取得した料金レート243と通話時間242を基に通話料金を算出し、算出した通話料金の値(例えば、nnn円)を料金算出部140の通話料金244に格納する(処理538)。
続いて、例えば、IP事業者BとIP電話B11が接続した場合の課金について説明する。着信課金制御装置12は、信号局コード一時格納部155に着信号局コードが登録されているか確認し、着信号局コードが登録されていない場合(図22:処理521)、着信課金制御装置12は、着呼先電話番号格納部120に格納している着呼先電話番号(ここでは、IP電話Bの電話番号)を、料金算出部140の課金先240に格納する(処理534)。また、着信課金制御装置12は、発呼側電話網の事業者情報(ここでは、IP事業者B)を料金算出部140の料金支払先事業者241に格納する(処理535)。
続いて着信課金制御装置12は、料金算出部140内の料金支払先事業者241に格納されている事業者が所有する課金管理装置(ここでは、IP課金管理装置B15)に、課金先が料金算出部140内の課金先240に格納されている電話番号(ここでは、IP電話B11の電話番号)を設定され、及び、料金算出部140内の通話料金244に格納されている通話料金の合計(例えば、jjj円〜nnn円の合計)を含む料金情報を送信する(処理333及び処理536)。
IP課金管理装置B15は、料金情報を受信して、課金先に設定された電話番号に基づき、自装置にあるデータベースの課金先情報210を検索し、該当する課金先情報210に対応した課金情報211に、着信課金制御装置12から送信されてきた通話料金の合計を加算する。例えば、図5に示すデータベースの例では、エントリ212‐1の課金情報211に加算される。なお、課金情報211には、前回の通話分までが課金されており、新たに受信した課金情報211を加算することで料金の管理を行う。
以上の動作により、IP電話加入者が着信課金サービス契約者である他IP事業者のIP電話加入者に発信した場合において着信課金サービスを提供できる。
なお、IP網C7は複数のIP網で構成され、IP電話A1と、IP電話B11が、IP網AとIP網Bの間に複数のIP網を介して通信する場合にも、本実施の形態を適用できる。この場合、コールエージェントC6は、複数のIP網C7のそれぞれに応じて複数備えられる。着信課金制御装置12は、上述の処理522〜処理538の処理を、信号局コード一時格納部155に記憶された着信号局コードがなくなるまで(処理521でNoと判断されるまで)繰り返す。
IP電話機と他事業者のIP電話機の相互接続が、例えばPSTNの替わりに中継IP網のような第3のIP事業者網を経由することにより実現された電話網に利用可能である。
着信課金制御装置を備えたIP網と他事業者IP網との相互接続網構成例。 コールエージェントのブロック構成例。 着信課金制御装置のブロック構成例。 IP課金管理装置Aにある料金課金用データベース例。 IP課金管理装置Bにある料金課金用データベース例。 IP課金管理装置Cにある料金課金用データベース例。 着信課金サービス番号格納部にある着信課金サービス用データベース例。 呼接続情報格納部にあるデータベース例。 信号局コード格納部にあるデータベース例。 料金レート格納部にあるデータベース例。 信号局コード一時格納部にあるデータベースの例。 料金算出部にあるデータベースの例。 着信課金サービス時におけるシーケンス例(着信課金接続処理)。 着信課金サービス時におけるシーケンス例(通話終了時)。 着信課金サービス時の接続元装置の動作を示したフローチャート例(1)。 着信課金サービス時の接続元装置の動作を示したフローチャート例(2)。 着信課金サービス時の接続元装置の動作を示したフローチャート例(3)。 着信課金サービス時の接続元装置の動作を示したフローチャート例(4)。 着信課金サービス時の着信課金制御装置の動作を示したフローチャート例(1)。 着信課金サービス時の着信課金制御装置の動作を示したフローチャート例(2)。 着信課金サービス時の着信課金制御装置の動作を示したフローチャート例(3)。 着信課金サービス時の着信課金制御装置の動作を示したフローチャート例(4)。 着信課金サービス時の着信課金制御装置の動作を示したフローチャート例(5)。 着信課金サービス時の着信課金制御装置の動作を示したフローチャート例(6)。 着信課金サービス時の接続先装置の動作を示したフローチャート例。
符号の説明
1.IP電話A(発信端末)
2.コールエージェント(CA:Call Agent)‐A
3.IP(Internet Protocol)網A
4.ゲートウェイ(GW:Gateway)‐A
5.共通線信号網
6.コールエージェント(CA:Call Agent)‐C
7.IP(Internet Protocol)網C
8.コールエージェント(CA:Call Agent)‐B
9.ゲートウェイ(GW:Gateway)‐B
10.IP(Internet Protocol)網B
11.IP電話B(着信端末)
12.着信課金制御装置
13.IP課金管理装置A
14.IP課金管理装置C
15.IP課金管理装置B
20.IP網インタフェース
25.呼接続プロトコル処理部
35.音声ガイダンス送出部
45.呼接続情報格納部
50.共通線信号網インタフェース
55.着信課金サービス番号判別部
60.IPアドレス格納部
65.着信号局コード格納部
70.発信号局コード格納部
75.発呼元電話番号比較部
80.着呼先電話番号格納部
85.CA制御部
100.共通線信号網インタフェース
105.信号局コード格納部
110.課金管理装置インタフェース
115.着信課金サービス番号格納部
120.着呼先電話番号格納部
125.発呼元電話番号格納部
130.呼接続時間計測部
135.料金レート格納部
140.料金算出部
150.着呼側料金レート一時格納部
155.信号局コード一時格納部
165.着信課金制御部

Claims (8)

  1. 第1のIP網に接続される第1のIP電話機と、第2のIP網に接続される第2のIP電話機とが、ひとつ又は複数の第3のIP網を介して相互接続可能な、音声又は画像信号がIP網で通信される電話網において、
    共通線信号網及び第1のIP網に接続されて呼接続制御を行う第1のコールエージェントと、
    共通線信号網及び第2のIP網に接続されて呼接続制御を行う第2のコールエージェントと、
    共通線信号網及び第3のIP網に接続されて呼接続制御を行うひとつ又は複数の第3のコールエージェントと、
    前記第1のIP電話機又は第1のIP網についての第1の課金管理装置と、前記第2の電話機又は第2のIP網についての第2の課金管理装置と、第3のIP網についてのひとつ又は複数の第3の課金管理装置とのそれぞれと所定の情報を通信し、及び、前記第1乃至第3のコールエージェントのそれぞれと共通線信号網を介して通信し、着信課金サービスの呼接続制御を行う着信課金制御装置と
    を備え、
    前記着信課金制御装置は、さらに、
    前記第1乃至第3のコールエージェントのそれぞれの信号局コードと、各信号局コードが示す前記第1又は第2又は第3のコールエージェントを所有する事業者の事業者識別情報とが、それぞれ対応して格納される信号局コード格納部と、
    前記第1乃至第3のコールエージェントの各装置のうち、接続されるふたつの装置間の発呼側の事業者識別情報及び着呼側の事業者識別情報に対応して、所定時間毎の発呼側及び着呼側の料金を示す予め定められた発呼側料金レート及び着呼側料金レートが格納される料金レート格納部と、
    前記第1のIP電話機と前記第2のIP電話機との呼接続に使用される前記第1乃至第3のコールエージェントの各装置について、前記第1及び第3のコールエージェントから送信される、接続元側の装置の発信号局コード及び接続先側の装置の着信号局コードのひとつ又は複数の組み合わせと、前記第2のコールエージェントから送信される前記第2のコールエージェントの信号局コードが用いられた接続元側の装置の発信号局コードとが、発呼側又は着呼側から順に格納される発着信号局コード格納部と、
    前記第1のIP電話機と前記第2のIP電話機との通話時間を計測する呼接続時間計測部と
    を有する着信課金システムであって、
    (A)前記第1のコールエージェントは、前記第1のIP電話機からの発呼を検出して、前記第1のIP電話機から着信課金サービスのための着信課金サービス番号を取得して、着信課金サービス番号に応じた着呼先電話番号に基づいて、前記第2及び第3のコールエージェントを介して前記第1のIP電話機と前記第2のIP電話機とを呼接続させるための制御を実行し、
    (B)前記着信課金制御装置は、
    呼接続のための制御の際、前記第1乃至第3のコールエージェントによる課金を停止させ、
    (a)呼が切断された後、前記発着信号局コード格納部から、発信号局コード及び着信号局コードの組み合わせのひとつを発呼側又は着呼側から順に読み込み、
    読み込まれた発信号局コードを基に前記信号局コード格納部の信号局コードを検索し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を発呼側の第1の事業者識別情報として取得し、及び、読み込まれた着信号局コードを基に前記信号局コード格納部の信号局コードを検索し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を着呼側の第1の事業者識別情報として取得し、
    前記料金レート格納部を参照し、取得された発呼側の第1の事業者識別情報及び着呼側の第1の事業者識別情報に対応する、第1の発呼側料金レートと第1の着呼側料金レートとを取得し、
    取得された第1の発呼側料金レートと、前記呼接続時間計測部で計測された通話時間とに基づいて第1の通話料金を算出し、
    取得された着呼側の第1の事業者識別情報を第1の課金先情報として、取得された発呼側の第1の事業者識別情報に応じた第1又は第2又は第3の課金管理装置に、第1の課金先情報と算出された第1の通話料金とを含む第1の料金情報を送信し、
    取得された第1の着呼側料金レートと、前記呼接続時間計測部で計測された通話時間とに基づいて第2の通話料金を算出し、
    (b)前記発着信号局コード格納部から、発信号局コード及び着信号局コードの次の組み合わせを読み込み、読み込まれた発信号局コードを基に前記信号局コード格納部の信号局コードを検索し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を発呼側の第2の事業者識別情報として取得し、及び、読み込まれた着信号局コードを基に前記信号局コード格納部の信号局コードを検索し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を着呼側の第2の事業者識別情報として取得し、
    前記料金レート格納部を検索し、取得された発呼側の第2の事業者識別情報及び着呼側の第2の事業者識別情報に対応する、第2の発呼側料金レートと第2の着呼側料金レートとを取得し、
    取得された第2の発呼側料金レートと前記呼接続時間計測部で計測された通話時間とに基づいて第3の通話料金を算出し、
    取得された着呼側の第2の事業者識別情報を第2の課金先情報とし、取得された発呼側の第2の事業者識別情報に応じた前記第1又は第2又は第3の課金管理装置に、第2の課金先情報と算出された第1乃至第3の通話料金の合計とを含む第2の料金情報を送信し、
    取得された第2の着呼側料金レートと前記呼接続時間計測部で計測された通話時間とに基づいて第4の通話料金を算出し、
    (c)前記発着信号局コード格納部から、前記第2のコールエージェントから受信され格納された発信号局コードを読み込み、読み込まれた発信号局コードを基に前記信号局コード格納部の信号局コードを参照し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を発呼側の第3の事業者識別情報として取得し、
    前記第1のIP電話機からの着信課金サービス番号に応じた着呼先電話番号を第3の課金先情報とし、取得された発呼側の第3の事業者識別情報に応じた前記第1又は第2又は第3の課金管理装置に、第3の課金先情報と算出された第1乃至第4の通話料金の合計とを含む第3の料金情報を送信する
    前記着信課金システム。
  2. 前記第1乃至第3のコールエージェントは、着呼先電話番号に対応して、呼接続先の装置の着信号局コードが格納される呼接続情報格納部をそれぞれ有し、
    前記第1及び第3のコールエージェントは、前記呼接続情報格納部を参照して着呼先電話番号に対応する着信号局コードを取得し、予め設定された自装置の発信号局コードと、取得された着信号局コードとを前記着信課金制御装置に送信し、
    前記第2のコールエージェントは、予め設定された自装置の発信号局コードを前記着信課金制御装置に送信し、
    前記着信課金制御装置は、
    前記第1及び第3のコールエージェントからの発信号局コード及び着信号局コードを受信し、及び、前記第2のコールエージェントからの発信号局コードを受信し、
    受信された発信号局コード及び着信号局コードの組み合わせ、及び、前記第2のコールエージェントからの発信号局コードを、発呼側又は着呼側から順に前記発着信号局コード格納部に格納し、
    呼が切断された後に、該発信号局コード及び/又は着信号局コードが発呼側又は着呼側から順次読み込まれる請求項1に記載の着信課金システム。
  3. 前記発着信号局コード格納部には、前記第1のコールエージェントの信号局コード及び前記第3のコールエージェントの信号局コードの組み合わせと、前記第3のコールエージェントの信号局コード及び前記第2のコールエージェントの信号局コードの組み合わせと、前記第2のコールエージェントの信号局コードとが順に格納され、
    前記着呼側の第1の事業者識別情報及び第1の課金先情報は、前記第3のコールエージェントを所有する第3のIP事業者の事業者識別情報であり、第3のIP事業者の事業者識別情報を第1の課金先情報として含む前記第1の料金情報は、前記第1の課金管理装置に送信され、
    前記着呼側の第2の事業者識別情報及び第2の課金先情報は、前記前記第2のコールエージェントを所有する第2のIP事業者の事業者識別情報であり、第2のIP事業者の事業者識別情報を第2の課金先情報として含む前記第2の料金情報は、前記第3の課金管理装置に送信され、
    前記第3の料金情報は前記第2の課金管理装置に送信される請求項1に記載の着信課金システム。
  4. 前記第1乃至第3のコールエージェントは、
    着呼先電話番号に対応して、呼接続先の装置のIPアドレス又は着呼先の前記第2のIP電話機のIPアドレスと、呼接続先の装置の着信号局コードとが予め記憶された呼接続情報格納部をそれぞれ有し、
    前記着信課金制御装置、及び、接続元呼制御装置としての前記第1のコールエージェントは、(1)前記接続元呼制御装置による課金を停止させることと、(2)前記接続元呼制御装置が自己の前記呼接続情報格納部を参照して、受信された着呼先電話番号に対応するIPアドレス及び着信号局コードを取得することを含む第1の処理を実行し、
    前記着信課金制御装置及び接続元呼制御装置としての前記第1のコールエージェントは、接続先呼制御装置としての前記第3のコールエージェントとの接続について、(3)前記接続元呼制御装置が、予め設定された自装置の発信号局コードと、第1の処理において取得された着信号局コードとを、前記着信課金制御装置に送信することと、(4)前記着信課金制御装置が、発信号局コード及び着信号局コードを受信し、受信した発信号局コード及び着信号局コードの組み合わせを前記発着信号局コード格納部に格納することと、(5)前記接続元呼制御装置が、第1の処理において取得されたIPアドレスに基づき、前記接続先制御装置と接続することを含む第2の処理を実行し、
    前記着信課金制御装置及び接続元呼制御装置としての前記第3のコールエージェントは、第1の処理を実行し、及び、接続先呼制御装置としての前記第2のコールエージェントとの接続について第2の処理を実行し、
    前記着信課金制御装置及び接続元呼制御装置としての前記第2のコールエージェントは、第1の処理を実行し、及び、前記第2のコールエージェントは、第1の処理において取得されたIPアドレスに基づき、前記第2のIP電話機と接続することを含む請求項1に記載の着信課金システム。
  5. 前記料金レート格納部は、
    発呼側の事業者識別情報及び着呼側の事業者識別情報に対応して、予め定められた発呼側料金レートと着呼側料金レートとの複数の組み合わせと、料金レートの複数の組み合わせのひとつを選択するための予め定められた課金形態情報とを含み、
    前記着信課金制御装置による第1の発呼側料金レート及び第1の着呼側料金レートの取得は、前記料金レート格納部の発呼側の事業者識別情報及び着呼側の事業者識別情報がそれぞれ、取得された発呼側の第1の事業者識別情報及び着呼側の第1の事業者識別情報と一致し、且つ、課金形態情報が示す発呼側料金レート及び着呼側料金レートを取得することを含み、
    前記着信課金制御装置による第2の発呼側料金レート及び第2の着呼側料金レートの取得は、前記料金レート格納部の発呼側の事業者識別情報及び着呼側の事業者識別情報がそれぞれ、取得された発呼側の第2の事業者識別情報及び着呼側の第2の事業者識別情報と一致し、且つ、課金形態情報が示す発呼側料金レート及び着呼側料金レートを取得することを含む請求項1に記載の着信課金システム。
  6. 前記着信課金制御装置は、着信課金サービスのための着信課金サービス番号に対応して着呼先電話番号が格納される着信課金サービス番号格納部
    をさらに備え、
    前記第1のコールエージェントは、前記第1のIP電話機からの発呼を検出して、前記第1のIP電話機から着信課金サービス番号を取得して前記着信課金制御装置に送信し、
    前記着信課金制御装置は、着信課金サービス番号を受信し、前記着信課金サービス番号格納部を参照して、受信された着信課金サービス番号に対応する着呼先電話番号を取得して前記第1のコールエージェントに送信し、
    前記第1のコールエージェントは、着呼先電話番号を受信し、着呼先電話番号に基づいて、前記第2及び第3のコールエージェントを介して前記第1のIP電話機と前記第2のIP電話機とを接続させるための制御を実行する請求項1に記載の着信課金システム。
  7. 前記第3のIP網は、複数のIP網で構成され、
    前記第3のコールエージェントは、複数の第3のIP網のそれぞれに応じて複数備えられ、
    前記着信課金制御装置は、第4の通話料金の算出後、さらに、
    (d)前記発着信号局コード格納部から、発信号局コード及び着信号局コードの次の組み合わせを読み込み、読み込まれた発信号局コードを基に前記信号局コード格納部の信号局コードを検索し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を発呼側の第4の事業者識別情報として取得し、及び、読み込まれた着信号局コードを基に前記信号局コード格納部の信号局コードを検索し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を着呼側の第4の事業者識別情報として取得することと、
    前記料金レート格納部を検索し、取得された発呼側の第4の事業者識別情報及び着呼側の第4の事業者識別情報に対応する、第3の発呼側料金レートと第3の着呼側料金レートとを取得することと、
    取得された第3の発呼側料金レートと前記呼接続時間計測部で計測された通話時間とに基づいて第5の通話料金を算出することと、
    取得された着呼側の第4の事業者識別情報を第4の課金先情報とし、取得された発呼側の第4の事業者識別情報に応じた前記第1又は第2又は第3の課金管理装置に、第4の課金先情報と算出された第1乃至第5の通話料金の合計とを含む第4の料金情報を送信し、
    取得された第3の着呼側料金レートと前記呼接続時間計測部で計測された通話時間とに基づいて第6の通話料金を算出することと
    を、前記発着信号局コード格納部に記憶された着信号局コードがなくなるまで繰り返し、及び、
    第3の課金先情報と、算出された第1乃至第4の通話料金の合計に、算出されたひとつ又は複数の第5の通話料金及び第6の通話料金をさらに加算した値とを、第3の料金情報に含めて送信する請求項1に記載の着信課金システム。
  8. 第1のIP網に接続される第1のIP電話機と、第2のIP網に接続される第2のIP電話機とが、ひとつ又は複数の第3のIP網を介して相互接続可能な、音声又は画像信号がIP網で通信される電話網において、共通線信号網及び第1のIP網に接続されて呼接続制御を行う第1のコールエージェントと、共通線信号網及び第2のIP網に接続されて呼接続制御を行う第2のコールエージェントと、共通線信号網及び第3のIP網に接続されて呼接続制御を行うひとつ又は複数の第3のコールエージェントと、前記第1のIP電話機又は第1のIP網についての第1の課金管理装置と、前記第2の電話機又は第2のIP網についての第2の課金管理装置と、第3のIP網についてのひとつ又は複数の第3の課金管理装置とのそれぞれと所定の情報を通信し、及び、前記第1乃至第3のコールエージェントのそれぞれと共通線信号網を介して通信し、着信課金サービスの呼接続制御を行う着信課金制御装置とを備えた着信課金システムにおける着信課金方法であって、
    (A)第1のコールエージェントは、第1のIP電話機からの発呼を検出して、第1のIP電話機から着信課金サービスのための着信課金サービス番号を取得して、着信課金サービス番号に応じた着呼先電話番号に基づいて、第2及び第3のコールエージェントを介して第1のIP電話機と第2のIP電話機とを呼接続させるための制御を実行するステップと、
    (B)着信課金制御装置は、
    呼接続のための制御の際、第1乃至第3のコールエージェントによる課金を停止させるステップと、
    (a)呼が切断された後、第1のIP電話機と第2のIP電話機との呼接続に使用される第1乃至第3のコールエージェントの各装置について、第1及び第3のコールエージェントから送信される、接続元側の装置の発信号局コード及び接続先側の装置の着信号局コードのひとつ又は複数の組み合わせと、第2のコールエージェントから送信される第2のコールエージェントの信号局コードが用いられた接続元側の装置の発信号局コードとが、発呼側又は着呼側から順に格納される発着信号局コード格納部から、発信号局コード及び着信号局コードの組み合わせのひとつを発呼側又は着呼側から順に読み込むステップと、
    読み込まれた発信号局コードを基に、第1乃至第3のコールエージェントのそれぞれの信号局コードと、各信号局コードが示す第1又は第2又は第3のコールエージェントを所有する事業者の事業者識別情報とが、それぞれ対応して格納される信号局コード格納部の信号局コードを検索し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を発呼側の第1の事業者識別情報として取得し、及び、読み込まれた着信号局コードを基に信号局コード格納部の信号局コードを検索し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を着呼側の第1の事業者識別情報として取得するステップと、
    第1乃至第3のコールエージェントの各装置のうち、接続されるふたつの装置間の発呼側の事業者識別情報及び着呼側の事業者識別情報に対応して、所定時間毎の発呼側及び着呼側の料金を示す予め定められた発呼側料金レート及び着呼側料金レートが格納される料金レート格納部を参照し、取得された発呼側の第1の事業者識別情報及び着呼側の第1の事業者識別情報に対応する、第1の発呼側料金レートと第1の着呼側料金レートとを取得するステップと、
    取得された第1の発呼側料金レートと、第1のIP電話機と第2のIP電話機との計測された通話時間とに基づいて第1の通話料金を算出するステップと、
    取得された着呼側の第1の事業者識別情報を第1の課金先情報として、取得された発呼側の第1の事業者識別情報に応じた第1又は第2又は第3の課金管理装置に、第1の課金先情報と算出された第1の通話料金とを含む第1の料金情報を送信するステップと、
    取得された第1の着呼側料金レートと、呼接続時間計測部で計測された通話時間とに基づいて第2の通話料金を算出するステップと、
    (b)発着信号局コード格納部から、発信号局コード及び着信号局コードの次の組み合わせを読み込み、読み込まれた発信号局コードを基に信号局コード格納部の信号局コードを検索し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を発呼側の第2の事業者識別情報として取得し、及び、読み込まれた着信号局コードを基に信号局コード格納部の信号局コードを検索し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を着呼側の第2の事業者識別情報として取得するステップと、
    料金レート格納部を検索し、取得された発呼側の第2の事業者識別情報及び着呼側の第2の事業者識別情報に対応する、第2の発呼側料金レートと第2の着呼側料金レートとを取得するステップと、
    取得された第2の発呼側料金レートと呼接続時間計測部で計測された通話時間とに基づいて第3の通話料金を算出するステップと、
    取得された着呼側の第2の事業者識別情報を第2の課金先情報とし、取得された発呼側の第2の事業者識別情報に応じた第1又は第2又は第3の課金管理装置に、第2の課金先情報と算出された第1乃至第3の通話料金の合計とを含む第2の料金情報を送信するステップと、
    取得された第2の着呼側料金レートと呼接続時間計測部で計測された通話時間とに基づいて第4の通話料金を算出するステップと、
    (c)発着信号局コード格納部から、第2のコールエージェントから受信され格納された発信号局コードを読み込み、読み込まれた発信号局コードを基に信号局コード格納部の信号局コードを参照し、該当する信号局コードに対応する事業者識別情報を発呼側の第3の事業者識別情報として取得するステップと、
    第1のIP電話機からの着信課金サービス番号に応じた着呼先電話番号を第3の課金先情報とし、取得された発呼側の第3の事業者識別情報に応じた第1又は第2又は第3の課金管理装置に、第3の課金先情報と算出された第1乃至第4の通話料金の合計とを含む第3の料金情報を送信するステップと
    を含む前記着信課金方法。
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