JP4359897B2 - インクカートリッジ及びその製造方法 - Google Patents
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Description
請求項3に記載のインクカートリッジは、請求項1または2に記載のインクカートリッジであって、前記傘部は、前記流通孔を開閉可能であるように前記空間内に移動可能に保持されていることを特徴とする。
請求項4に記載のインクカートリッジは、請求項3に記載のインクカートリッジであって、前記弁体は、前記傘部に連結された茎部をさらに備え、該茎部は、前記底板に穿設され支持孔に挿通されることを特徴とする。
請求項5に記載のインクカートリッジは、請求項4に記載のインクカートリッジであって、前記弁支持部材は、前記開口の底部付近の内面に圧入され、その弁支持部材よりも前記インク溜め形成体の端面側の前記開口の内面に、中空針が貫通可能であるように構成された栓部材が嵌合されていることを特徴とする。
請求項7に記載のインクカートリッジは、請求項6に記載のインクカートリッジの製造方法であって、前記第2の工程の後、前記開口に、中空針が貫通可能であるように構成された栓部材を嵌合させる第3の工程を含むことを特徴とする。
図1に示すインクジェット記録装置は、インクジェット記録方式のプリンタにスキャナ機能とファクス機能とを備えた、いわゆる複合機タイプの記録装置とされている。即ち、この複合機30は、単一の筐体に、フラットベッドタイプのスキャナ部20と、当該スキャナ部20の直下に位置するインクジェットプリンタ部10と、を備えている。
次に、前記カートリッジ装着部14に装着されるインクカートリッジの具体的構成を説明する。図3はインクカートリッジの具体的な構成を示した平面図一部断面図である。図4(a)はゴム栓の一部断面斜視図、図4(b)はカートリッジハウジングの二つの開口の周囲部分の構成を示す斜視図である。図5は、開口に設置された逆止弁の詳細を示す、図3の円で囲った部分の拡大図である。
まず、インク溜め2の構成を説明する。図2に示すように、カートリッジハウジング4の前記下側半部4bの上面には、凹曲面状の収容凹部2aが形成される。また、該収容凹部2a全体の上面を覆うように、可撓性のフィルム2bが設置される。そして、フィルム2bと収容凹部2aとは、その周縁部同士を超音波または熱によって互いに接着させてあり、該フィルム2bと収容凹部2aとによってインク溜め2を形成している。
次に、開口7a・7bの構成を説明する。図3あるいは図4(b)に示すように、該カートリッジハウジング4の下側半部4bには、二つの円柱状の開口、即ち第一開口7aおよび第二開口7bを形成している。この二つの開口7a・7bはカートリッジハウジングの長手方向一側の端面に、互いに近接させながら並べて形成されている。第一開口7aは前記インク溜め2からインクを吸引してインクジェットヘッド45に供給するためのものであり、第二開口7bはインクカートリッジ1の製造時に前記インク溜め2にインクを注入するためのものである。第一開口7aは第二開口7bより若干大きく形成されている。
次に、連通路5a・5bの構成を、図3や図4(b)を参照して説明する。即ち、カートリッジハウジング4の下側半部4bには、前記開口7a・7bのそれぞれを前記インク溜め2に接続するための、第一連通路5aおよび第二連通路5bが設けられている。第一連通路5aは、その一端を、円形に構成された前記開口7aの内底面の中心位置に、末広がりのテーパ形状をなしながら連通させている。一方、第二連通路5bは、その一端を、円形に構成された前記開口7bの内底面の、当該開口の中心軸線に対してやや外れた位置(偏心位置)に連通させている。そして、二本の連通路5a・5bは、いずれもその他端側を、インク溜め2(具体的には、前記収容凹部2aの底部寄りの部位)に開口させている。
次に、前記開口7a・7bに嵌合される、ゴム栓6の構成を説明する。このゴム栓6はシリコンゴム等の弾性部材で構成され、図4(a)等に示すように、第一開口7aに対応する第一栓部材6aと、第二開口7bに対応する第二栓部材6bとが、薄板状の接続部6cを介して相互に接続された形状の、一体物として構成されている。こうすることで、小さく細かい部品である第一栓部材6aと第二栓部材6bを一体的に取り扱うことが可能となり、製造の際の部品の取扱いが容易となっている。
次に、第一開口7aの底部に配置される、逆止弁3を説明する。この逆止弁3は、気泡や不純物がインク溜め2内へ侵入するのを防止すべく設けられたものであって、インク溜め2側から前記第一開口7a(第一栓部材6a)側へのインクの流れを許容するが、第一開口7a(第一栓部材6a)からインク溜め2へ向かうインク流は阻止するように構成されている。
次に、上記インクカートリッジ1の製造工程を、特に前記二つの開口7a・7bの周辺部分の組付けを中心に説明する。図6は三つの部品から逆止弁組を組み立てる工程の様子を示す図、図7は逆止弁組を第一開口へ取り付ける工程の様子を示す図である。図8はフィルタとゴム栓を組み付ける様子を示す図、図9はインク充填作業の様子を示す図、図10は第二栓部材を第二開口へ完全に押し込み、第二連通路を封止する様子を示す図である。 図11は保護フィルムをカートリッジハウジングに取り付ける様子を示す図である。図12は保護フィルムをカートリッジハウジングに熱で溶着させて固定する様子を示す図である。
次に、以上のようにして形成されたインクカートリッジ1が前記複合機30のカートリッジ装着部14に取り付けられた様子を、図2の概略図、および図13を参照して説明する。図13はインクカートリッジを装置のカートリッジ装着部に取り付けた様子を示す図である。
2 インク溜め
3 逆止弁
3a 弁支持部材
3b 弁体
3c カバー
3x 逆止弁組
4 カートリッジハウジング
5a 第一連通路(連通路)
6 ゴム栓(栓部材)
7a 第一開口(開口)
8 中空針
Claims (7)
- インクを収容するためのインク溜めを有するインク溜め形成体と、
該インク溜め形成体の端面において外部に開口し、該端面から所定の深さに形成された開口と、
前記開口と前記インク溜めとを連通する連通路と、
前記開口の底部に配置される、流通孔が穿設された底板とその底板の周縁で立ち上がり、前記開口の底部付近の内面に嵌合される側壁とを有して弁座を形成した弁支持部材と、
該弁支持部材に支持される傘部を含むものであって、前記弁支持部材とともに前記開口から前記インク溜めに向かうインク流を阻止する逆止弁を構成する弁体と、
前記側壁に嵌合されることで前記弁支持部材に固定されて前記逆止弁よりも前記端面側に配置され、前記弁支持部材とともに前記傘部を取り囲む空間を形成するカバーと、を備え、
前記弁支持部材の前記側壁の外周であって前記カバーの前記側壁に嵌合された部分に対応する位置には、前記開口の前記底部付近における内径よりも大きい環状の突条が形成され、前記弁支持部材は、前記開口の底部付近の内面に圧入されており、
前記開口の前記カバーよりも前記端面側に嵌合される、中空針が貫通可能であるように構成された栓部材をさらに備え、前記カバーは、その前記中空針に相当する部位に受け面が形成されている、インクカートリッジ。 - 請求項1に記載のインクカートリッジであって、前記栓部材と前記カバーの間において、インクを濾過するためのフィルタが前記カバーに接触して設置されている、インクカートリッジ。
- 請求項1または2に記載のインクカートリッジであって、前記傘部は、前記流通孔を開閉可能であるように前記空間内に移動可能に保持されている、インクカートリッジ。
- 請求項3に記載のインクカートリッジであって、前記弁体は、前記傘部に連結された茎部をさらに備え、該茎部は、前記底板に穿設され支持孔に挿通される、インクカートリッジ。
- 請求項4に記載のインクカートリッジであって、前記弁支持部材は、前記開口の底部付近の内面に圧入され、その弁支持部材よりも前記インク溜め形成体の端面側の前記開口の内面に、中空針が貫通可能であるように構成された栓部材が嵌合されている、インクカートリッジ。
- 請求項1に記載のインクカートリッジの製造方法であって、前記弁体と前記弁支持部材と前記カバーとを組み付けて逆止弁組とする第1の工程と、該逆止弁組を前記開口に圧入して取り付ける第2の工程と、を少なくとも含む、インクカートリッジの製造方法。
- 請求項6に記載のインクカートリッジの製造方法であって、前記第2の工程の後、前記開口に、中空針が貫通可能であるように構成された栓部材を嵌合させる第3の工程を含む、インクカートリッジの製造方法。
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