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JP4358417B2 - 液封防振装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は主液室の液圧変化により弾性変形自在な弾性膜を設けた液封防振装置に係り、特に弾性膜を非円形部材としたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
弾性膜を円形とし、主液室の液圧変化を弾性膜の弾性変形で吸収するとともに、弾性膜の副液室側表面に環状壁をなすストッパ突起を一体形成し、所定以上の弾性変形特に仕切部材側等へ当接させてバネ定数を非線形的に変化させることは公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、レイアウト条件によりこのような円形の弾性膜を配置できず、弾性膜を長円形のような長辺部と短辺部を揺する非円形部材にしなければならない場合がある。しかし、従来の円形弾性膜を単に長円形等の非円形部材にした場合には、長辺部に沿って長く仕切部材に挟持されること、ストッパ突起が環状に連続することにより、主液室の液圧が変化してもこれに対応して曲がることが難しく、その結果、内圧上昇を吸収しにくくなるおそれがある。そこで、本願発明は非円形部材の弾性膜を用いても内圧上昇の変化に追随して容易に曲がることにより内圧上昇を吸収でき、かつ所定の弾性変形量を超えると従来同様にバネ定数を非線形的に変化させるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本願発明に係る液封防振装置は、振動発生側又は振動受け側のいずれか一方側へ取付けられる第1取付部材と、他方側へ取付けられる第2取付部材と、これらの間に介在される弾性本体部材とを備え、弾性本体部材を壁の一部とする主液室と、この主液室と仕切部材で仕切られ、可撓膜部材で覆われる副液室と、これら両液室を連過する減衰オリフィス通路と、前記仕切部材に設けられて前記主液室の内圧変動により弾性変形する弾性膜とを備えたものにおいて、
前記弾性膜を長辺部と短辺部を有する非円形部材として形成するとともに、弾性膜の中央部に長辺部と略平行する曲げ溝を形成したことを特徴とする。
【0005】
このとき、前記弾性膜の曲げ溝と反対側の面に曲げ溝と略平行するストッパ突起を一体に突出形成するとともに、このストッパ突起を長辺部のみに形成することができる。また、前記弾性膜の周囲は一体に形成されて連続する環状の周壁をなし、この周壁を仕切部材で挟持するとともに仕切部材の挟持部に周壁の変形を許容するクリアランスを形成することもできる。
【0006】
さらに前記仕切部材に第1乃至第3のオリフィス通路を設け、第1のオリフィス通路は主液室と副液室を常時連通する減衰オリフィス通路とし、第2のオリフィス通路は開閉自在とし、第3のオリフィス通路は弾性変形自在の弾性膜で一部を覆うことにより主液室と副液室の連通を断つとともに、
この弾性膜を前記非円形部材として形成することもできる。
【0007】
【発明の効果】
主液室が内圧上昇すると、これを受けて弾性膜は長辺部と略平行する中央部の曲げ溝を曲げ起点曲げ起点として剪断的に折れ曲がり変形する。このため、弾性膜が長辺部と短辺部を有する非円形部材であっても、主液室の内圧上昇に追随して容易に曲がることができ、低動バネ化して主液室の内圧上昇を吸収できる。
【0008】
また、非円形部材の曲げ溝と反対側表面にストッパ突起を突出形成すれば、主液室に大きな振動が入力すると、ストッパ突起が仕切部材側へ当接し、これにより弾性膜のバネ定数が非線形的的に変化して大入力を吸収できる。しかも、ストッパ突起を長辺部側にのみ設け、短辺部側へ設けない不連続形状とすることにより、弾性膜の曲げをさらに容易にできる。
【0009】
しかも、周壁に対する仕切部材の挟持部に周壁とのクリアランスを形成することにより、弾性膜の変形をより一層容易にできる。
【0010】
さらに前記仕切部材に第1乃至第3のオリフィス通路を設け、第1のオリフィス通路は主液室と副液室を常時連通する減衰オリフィス通路とし、第2のオリフィス通路は開閉自在とし、第3のオリフィス通路は弾性変形自在の弾性膜で一部を覆うことにより主液室と副液室の連通を断つように構成する場合、この弾性膜を前記非円形部材として形成することにより、円形部材では設けることのできないような前記仕切部材の限られたスペースでもレイアウト可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、エンジンマウントとして構成された一実施例を図面に基づいて説明する。図1はこのエンジンマウントの全断面図、図2は図1のA部拡大図である。まず、図1において、符号1はボルト部2でエンジン側へ取付けられる第1取付部材、3はボルト4で車体側へ取付けられる第2取付部材、5は弾性本体部材であり、ゴム等の適宜弾性部材からなり、略円錐状のドーム部6とこれに連続する筒状部7を有する。
【0012】
筒状部7は略円筒形の剛体壁8の内周側へ接着一体化され、剛体壁8の外周側は第2取付部材3の一部として形成された筒部3aと重なって一体化されている。これら筒部3a及び剛体壁8の一部には円形穴9が形成され、ここを覆う筒状部7の部分が可動膜10をなし、弾性変形自在になっている。
【0013】
可動膜10は筒部3aの外方より断面が略漏斗状をなすホルダー11で覆われ、その中央部から外方から突出するパイプ部12は切換バルブ14aへ接続され、この切換バルブ14aで大気開放とエンジンの吸気負圧等の負圧源に対する接続とが切り換えられる。
【0014】
ホルダー11の内側は制御室13をなし、切換バルブの切換により大気開放状態と負圧状態とに変化する。また、ホルダー11と可動膜10の間にはゴム等の弾性部材からなる可動膜ストッパ15が設けられ、可動膜10の弾性変形を所定量で規制するようになっている。
【0015】
筒状部7の開口部は仕切部材16で覆われ、仕切部材16と弾性本体部材5との間に弾性本体部材5を壁の一部とする主液室20が形成される。仕切部材16の主液室20と反対側にはダイアフラム21で覆われた副液室22が形成され、これら主液室20及び副液室22内には非圧縮性の液体が封入される。仕切部材16は上部仕切17、中間仕切り18及び下部仕切19の3部材を重ね合わせた構造であり、各部材はそれぞれ合成樹脂等の適宜剛性材料から形成される。
【0016】
上部仕切17と中間仕切り18の間及び中間仕切り18と下部仕切19の間には螺旋状の減衰オリフィス通路23が形成され、その一端は上部仕切17と中間仕切り18の間に形成された共通通路24へ通じ、他端は下部仕切19の一部に形成された開口部(図では見えない)で副液室22へ通じている。
【0017】
共通通路24は同じく上部仕切17に形成された第2のオリフィス通路であるアイドルオリフィス通路25及び第3のオリフィス通路としてのオリフィスホール26へ順次連通し、オリフィスホール26が主液室へ開口することにより常時主液室20と副液室22を連通してサスペンション振動等の比較的低周波数でかつ振幅の大きな振動に対して減衰力を発生してこれを吸収するようになっている。
【0018】
オリフィスホール26の底部はゴム等の弾性部材からなる弾性膜27で覆われて幅液室22側と連通を断たれている。この弾性膜27の膜振動によりオリフィスホール26内における液体が発進時等の比較的高周波域にて液柱共振を発生するようになっている。
【0019】
オリフィスホール26には図示しないアイドルオリフィス通路25の開口部が臨み、かつアイドルオリフィス通路25は前記したように共通通路24を経て減衰オリフィス通路23へ連通している。これらの開口面積は図示されないが、オリフィスホール26>アイドルオリフィス通路25>減衰オリフィス通路23の順とすることにより、各液柱共振の共振周波数をこの順に小さくなるようにチューニングしてある。
【0020】
アイドルオリフィス通路25はその副液室22側の出口28をダイアフラム21の中央部に形成された厚肉部21aで開閉され、開いたときは主液室20と副液室22を連通してアイドル時の振動を減衰オリフィス通路23よりも高周波側で液柱共振して吸収する。
【0021】
厚肉部21aの開閉動作は別体の開閉部材30で行われる。開閉部材30はリターンスプリング31により厚肉部21aを出口28の周囲へ密着させる側へ付勢されるとともに、底部材33との間に閉鎖された空間である作動室32を形成し、底部材33の中央部に形成されたパイプ部34と連通する。パイプ部34は切換バルブ14bへ接続し、大気開放状態と負圧状態を切り換える。作動室32と制御室13内をそれぞれ同期して切り換える場合には切換バルブ14a及び14bを共通化できる。
【0022】
作動室32内を負圧状態にすると、開閉部材30をリターンスプリング31に抗して図の下方へ引き下げ、その結果、厚肉部21aを出口28の周囲から離して出口28を開放し、アイドルオリフィス通路25を主液室20及び副液室22と連通させる。
【0023】
仕切部材16は剛体壁8の図中下部に形成されたカシメフランジ8aと、下部円筒部材35の上部とをカシメることにより、カシメフランジ8aと下部円筒部材35の内周側に一体化された固定フランジ部材36の間に挟持固定される。また、開閉部材30と底部材33の各外周部は重ね合わされて下部円筒部材35の図中下部内周に一体化されているリング部材37の上下端をカシメることによって固定される。符号38はリング部材37と部分的に重なるよう下部円筒部材35に形成された通気穴である。
【0024】
なお、第2取付部材3、剛体壁8、下部円筒部材35、固定フランジ部材36及びリング部材37はいずれも金属等剛性のある適宜材料で構成される。また、図中の符号39は略皿状をなす中高周波デバイスであり、中高周波域においてドーム部6との間で液柱共振を生じるようになっている。
【0025】
図2に示すように、弾性膜27はその本体部50がオリフィスホール26の中間部を横断して閉じるとともに、その中央部の主液室20側に曲げ溝51が形成されている。
【0026】
曲げ溝51と反対側である副液室22側の表面には中央部を挟んで一対のストッパ突起52、52が突出形成され、その先端外側には当接斜面53、53がそれぞれ形成されている。ストッパ突起52,52の間は湾曲する凹部54になっている。また、本体部50の周囲は環状の薄肉部55をなし、この薄肉部55より外側の縁部に本体部50を環状に囲む縦壁状の周壁56が形成されている。
【0027】
図3はこの弾性膜27を主液室20側から見た平面形状を示し、図4は図3の4−4線に沿う断面図であり、短辺側断面を示し図2の断面部と同じである。図5は図3の5−5線に沿う断面図であり長辺側断面を示し、図6は弾性膜27の底面図である。
【0028】
これらの図に示すように、弾性膜27は長辺部57と短辺部58を有する長円形状をなし、曲げ溝51は長辺部57と平行に長辺部57の範囲に形成される。なお、本願において短辺部58は平行する長辺部57、57の端部間を連結するアール部分であり、短辺側とは平行する長辺部57、57の端部間を連結する直線と短辺部58で囲まれた部分である。
【0029】
また、ストッパ突起52も同様に曲げ溝51を挟んで対をなし、曲げ溝51並びに長辺部57と平行に形成される。各ストッパ突起52の長さ方向両端は自由端をなし、短辺部58側にこれら対向する自由端間を連結するストッパ突起は形成されていない。
【0030】
薄肉部55と周壁56は周方向へ環状に連続して弾性膜27の表裏に形成され、周壁56は長く表裏へ突出する。本実施例における突出長さはストッパ突起52の突出量よりも長くなっている。
【0031】
この周壁56は図2に最も明らかなように、図の上方側は、上部仕切17の二股部60に形成された環状溝61に嵌合される。二股部60の内、内周部62はオリフィスホール26の中間部で通路断面積を狭くする段部をなし、その環状溝61に臨む面は斜面63をなし、斜面63の先端は薄肉部55へ近接している。この斜面63は、本来仮想線のように直立する周壁56を外方へ曲げるとともに、先端側は周壁56との間にクリアランス64を形成し、周壁56が内方へ折れ曲がるように弾性変形することを許容している。
【0032】
一方、周壁56の図2中における下方側は下部仕切19の二股部65に形成された環状溝66に嵌合され、二股部65の内周部67はストッパ突起52との間に所定のクリアランスを形成するべく先端側の薄肉部55に近接する部分は幅狭部をなすとともに、中間部は当接斜面53に対面する斜面上の段部68をなし、これにより下方は広幅部になっている。
【0033】
これにより、弾性膜27が弾性変形するとき、左右のストッパ突起52,52が互いに外方へ開き、図の仮想線のように変形するとき、まず当接斜面53が段部68へ当接してストッパ突起52の先端部が弾性変形し、さらに弾性変形するとストッパ突起52全体が内周部67の先端側である細幅部へ押し当てられて変形するようになっている。
【0034】
次に、本実施例の作用を説明する。主液室20へ比較的小さな振動入力があると、この振動入力に対応して内圧上昇し、弾性膜27の本体部50を図2の上方から下方へ押す。すると本体部50は中央部に曲げ溝51が長辺部57と平行に形成されているため、図2及び図4の短辺部側断面において、曲げ溝51を起点として剪断的に折れ曲がる。
【0035】
したがって、長辺部57が長い範囲で直線的に仕切り部材16側へ固定されているにもかかわらず、主液室20の内圧上昇に対応して容易に弾性変形して内圧上昇を吸収でき、低動バネ化を実現する。
【0036】
しかも、ストッパ突起52,52の各長さ方向両端を自由端とし、短辺部側にストッパ突起52を形成しない不連続形状にすることにより、短辺部58方向における曲げをより容易にしている。
【0037】
そのうえ、周壁56の上部を内周部62の斜面63で外方へ開くように倒すことにより、弾性膜27の初期バネ定数を大きくするとともに、クリアランス64を設けることにより、本体部50側が弾性変形するとき、周壁56の弾性変形によりこれをより一層容易に弾性変形できるようにしている。
【0038】
その後さらに大きな振動入力があれば、ストッパ突起52、52は各先端側が互いに離れる方向へ開くので、当接斜面53がまず内周部67の段部68へ当接してストッパ突起52の先端側を弾性変形することにより、弾性膜27のバネ定数を大きくする。
【0039】
弾性膜27がさらに大きく弾性変形すれば、ストッパ突起52、52は全体が内周部67の細幅部へ押し当てられて弾性変形をするので、さらにバネ定数が大きくなる。
【0040】
したがって、大きな振動入力に対してはその大きさに対応して非線形的にバネ定数を変化させ、バネ定数を大きくすることにより減衰オリフィス通路23へ流れ込む液体流量を大きくして液柱共振を減衰オリフィス通路23中で発生させることにより大きな減衰力を発生させて吸収する。
【0041】
図7は小振幅時の動バネ定数と周波数の関係を示すグラフ、図8は大振幅時の減衰特性を示すグラフであり、実線は本実施例、破線は比較例として同じ長円形状で、曲げ溝51を設けずかつストッパ突起を環状に形成したものを示す。図7では本実施例が顕著な低動バネを実現でることを示し、図8では従来と遜色のない高減衰を実現できることを示す。
【0042】
これらのグラフに明らかなように、小さな振動入力に対して低動バネ、大きな振動入力に対しては比較的大きな減衰力の発生による従来と同様の高減衰を発揮でき、理想的な低動バネ・高減衰特性を得ることができる。
【0043】
しかも、仕切部材16に減衰オリフィス通路23、アイドルオリフィス通路25及びオリフィスホール26と3つのオリフィス通路を横並びに形成してもオリフィスホール26に設ける弾性膜27を長円形の非円形部材とすることにより、円形の弾性膜では困難なレイアウト条件でも弾性膜27を配置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るエンジンマウントの全断面図
【図2】図1のA部拡大図
【図3】実施例の弾性膜を主液室側から示した平面図
【図4】図3の4−4線に沿う断面図
【図5】図3の5−5線に沿う断面図
【図6】弾性膜を底面図
【図7】低振幅時動バネ特性図
【図8】大振幅時の減衰特性図
【符号の説明】
1:第1取付部材、2:第2取付部材、5:弾性本体部材、7:筒状部、9:円形穴、10:可動膜、13:制御室、14:切換バルブ、15:可動膜ストッパ16:、仕切部材、20:主液室、21:ダイアフラム、22:副液室、23:減衰オリフィス通路、24:共通通路、25:アイドルオリフィス通路、26:オリフィスホール、27:弾性膜、28:出口、30:開閉部材、40:接触面、41:突起、42:不連続部、43:ストッパホール、44:間隙、50:弾性膜の本体部、51:曲げ溝、52:ストッパ突起、周壁56、57:長辺部、58:短辺部、64:クリアランス

Claims (3)

  1. 振動発生側又は振動受け側のいずれか一方側へ取付けられる第1取付部材と、
    他方側へ取付けられる第2取付部材と、
    これらの間に介在される弾性本体部材とを備え、
    弾性本体部材を壁の一部とする主液室と、
    この主液室と仕切部材で仕切られ、
    可撓膜部材で覆われる副液室と、
    これら両液室を連過する減衰オリフィス通路と、
    前記仕切部材に設けられて前記主液室の内圧変動により弾性変形する弾性膜とを備えた液封防振装置において、
    前記弾性膜を長辺部と短辺部を有する非円形部材として形成し、
    弾性膜の中央部に長辺部と略平行する曲げ溝を形成するとともに、
    前記弾性膜の曲げ溝と反対側の面に曲げ溝と略平行するストッパ突起を一体に突出形成し、
    このストッパ突起を長辺部のみに形成することを特徴とする液封防振装置。
  2. 前記弾性膜の周囲は一体に形成されて連続する環状の周壁をなし、この周壁を仕切部材で挟持するとともに仕切部材の挟持部に周壁の変形を許容するクリアランスを形成したことを特徴とする請求項1に記載した液封防振装置。
  3. 前記仕切部材に第1乃至第3のオリフィス通路を設け、第1のオリフィス通路は主液室と副液室を常時連通する減衰オリフィス通路とし、第2のオリフィス通路は開閉自在とし、第3のオリフィス通路は弾性変形自在の弾性膜で一部を覆うことにより主液室と副液室の連通を断つとともに、この弾性膜を前記非円形部材として形成したことを特徴とする請求項1に記載した液封防振装置。
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