[go: up one dir, main page]

JP4355599B2 - ブロードバンド路車間通信システム - Google Patents

ブロードバンド路車間通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP4355599B2
JP4355599B2 JP2004076625A JP2004076625A JP4355599B2 JP 4355599 B2 JP4355599 B2 JP 4355599B2 JP 2004076625 A JP2004076625 A JP 2004076625A JP 2004076625 A JP2004076625 A JP 2004076625A JP 4355599 B2 JP4355599 B2 JP 4355599B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
mobile
selection device
network
side selection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004076625A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005269069A (ja
Inventor
茂雄 大阿久
寛之 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2004076625A priority Critical patent/JP4355599B2/ja
Priority to US10/918,074 priority patent/US7239872B2/en
Publication of JP2005269069A publication Critical patent/JP2005269069A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4355599B2 publication Critical patent/JP4355599B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61LGUIDING RAILWAY TRAFFIC; ENSURING THE SAFETY OF RAILWAY TRAFFIC
    • B61L27/00Central railway traffic control systems; Trackside control; Communication systems specially adapted therefor
    • B61L27/70Details of trackside communication

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Description

本発明は列車(新幹線等)、自動車等の高速移動体と地上との間で高速通信を行うブロードバンド路車間通信システムに関する。
現状の列車、自動車等の移動体と地上の基地局との間の通信は、漏洩同軸ケーブル方式あるいは空間波方式により行われている(例えば、特許文献1、2を参照。)。特許文献1にはフェージング、シャドウイング、位相雑音に対して耐性があり、基地局と車両との間の通信品質を安定に保つことが可能な無線通信方式を有する路車間通信システムが開示されている。また、特許文献2には道路に沿って多数設置された基地局と道路上を走行する車両との間で通信を行う路車間通信システムが開示されている。
特開2002−33694号公報 特開2001−204066号公報
ところで、従来、新幹線等で利用されてきた漏洩同軸ケーブル方式では、通信品質が安定していた反面、使用できる帯域に限界があることから、高速通信の実現が難しく、旅客サービスの充実、乗務員への情報伝達強化等が難しい状態にある。
また、既存の無線LAN技術を使った場合、高速移動中のハンドオーバー処理が課題となっている。すなわち、高速移動中の移動体とブロードバンド通信を行おうとするとき、ハンドオーバー処理を高速で行う必要があるが、種々の要因によって適切にハンドオーバー処理が行えない場合があり、通信断等の障害が発生することで安定したサービスの提供が行えないものであった。
本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、高速移動中の移動体と安定したブロードバンド通信を行うことのできるブロードバンド路車間通信システムを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明にあっては、請求項1に記載されるように、近接する移動体で重複しないよう移動体毎に割り当てられた周波数で基地局に対する上り方向の信号伝送を行うとともに、上記基地局側から受信した信号中のパケットに含まれる移動体IDが自己の移動体内ネットワーク宛のものを選択する移動体側選択装置と、近接する複数の移動体に共通の周波数で、宛先のネットワークアドレスに対応する移動体IDを付加したパケットの上記移動体に対する下り方向の信号伝送を行うとともに、上記移動体から受信した信号から重複分を廃棄してバックボーンネットワークへ情報を転送する基地局側選択装置とを備え、上記基地局側選択装置は、サービスエリアを分割した複数のエリアに対し、下り方向の信号の周波数をエリアによらず固定とする場合はエリアによらず近接する複数の移動体に共通の周波数で下り方向の信号伝送を行い、エリアによって下り方向の信号の周波数を切り換える場合は各エリア内で近接する複数の移動体に共通の周波数で下り方向の信号伝送を行うようにしている。このように、基本的にハンドオーバー処理を行わない機構にしているため、従来のようなハンドオーバー時の通信断等の影響を受けることなく高速通信が可能となる。
また、請求項に記載されるように、上記移動体の移動経路に沿って敷設された基地局間ネットワークと、上記基地局間ネットワーク上に所定の間隔で設けられた複数の基地局とを備えるようにすることができる。これにより、サービスエリアを漏れなくカバーすることができる。
また、請求項に記載されるように、上記基地局側選択装置は、上記基地局との距離に応じて生ずる遅延を補正する機能を備えるようにすることができる。これにより、動画や音声のようにリアルタイム性を求められるサービスに対しても品質を一定に保つことができる。
また、請求項に記載されるように、上記基地局からレディオオンファイバ方式により光信号に含まれる電波を送信するようにすることができる。これにより、基地局を受動デバイスのみで構成することができ、無給電による運用を可能とする。
本発明にあっては、高速移動中の移動体と安定したブロードバンド通信を行うことができるという効果がある。
以下、本発明の好適な実施形態につき図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態では、移動体として列車を想定して説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかるブロードバンド路車間通信システムの構成図である。図1において、複数の駅1が設けられた線路2の上を列車である移動体3が移動するものであり、移動体3には、アンテナ32を介して基地局側とデータ(パケット)の送受信を行うとともにパケットの選択および重複パケットの廃棄等を行う移動体側選択装置31が設けられ、移動体側選択装置31は移動体内ネットワーク33に接続され、この移動体内ネットワーク33に乗員もしくは乗客の利用する端末34が接続されるようになっている。なお、移動体内ネットワーク33としては有線LANもしくは無線LANのいずれを使用してもよい。
一方、線路2に沿って光ファイバによる基地局間ネットワーク5が複数のエリアに分割されて設けられており、分割されたそれぞれの基地局間ネットワーク5には適当な間隔で複数の基地局4が設けられ、基地局4には波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)により基地局毎に割り当てられた波長の光信号を基地局間ネットワーク5との間で入出力する多重装置41と、レディオオンファイバ(ROF:Radio On Fiber)技術により光信号に含まれる電波をアンテナ43に出力するとともにアンテナ43から受信した信号を光信号に変換するROFユニット42とが設けられている。なお、アンテナ43は移動体3の移動経路に沿った指向性を有している。
また、基地局間ネットワーク5の基点にはパケットの選択および重複パケットの廃棄等を行う基地局側選択装置6が設けられ、多重装置7を介して駅間ネットワーク8に接続されるようになっている。そして、駅間ネットワーク8にはパケットの選択および重複パケットの廃棄等を行う統括選択装置9が設けられ、この統括選択装置9はバックボーンネットワーク10に接続され、インターネットサービスプロバイダ11に接続されるようになっている。
図2は移動体とのインタフェースを示す図であり、システムがカバーする全エリアを複数のエリアに分割した上で、その分割されたエリア内では各基地局4から移動体3に向けて送信される下り方向(ダウン)の信号は共通の周波数fdを用い、移動体3から基地局4に向けて送信される上り方向(アップ)の信号は近接する他の移動体と重複しないよう移動体3毎に割り当てられた周波数(列車αについてはfu−α、列車βについてはfu−β)を用いるものとしている。なお、列車の場合であれば、運行計画(ダイヤ)に基づいて移動体3の位置範囲が特定できるため、前後およびすれ違いの列車と周波数を変えれば十分であり、4種類程度の周波数から割り当てることができる。同様に、他のエリアでは異なる周波数を割り当てることができるが、周波数に余裕がある場合には移動体3から基地局4に向けて送信される上り方向の信号についてはエリアによらず移動体3に固定に割り当ててもよい。また、各基地局4から移動体3に向けて送信される下り方向の信号についても、十分な帯域が確保されるのであればエリアによらず固定してもよい。なお、エリアによって周波数を切り替える場合には、切り替え時に瞬断等が生じないよう、駅における停車中に切り替えるとか、緩衝区間を設けて複数の周波数を同時に使用する等の方策をとる。
図3はより具体的な周波数の割り当ての例を示す図であり、各基地局4から移動体3(3a、3b)に向けて送信される下り方向の信号は、共通の周波数f1、f2、f3、f4の中から、隣接する基地局4で干渉が生じないように、f1、f3の組と、f2、f4の組が交互に割り当てられている。なお、2つの周波数で組にしているのはブロードバンド通信に必要な帯域を確保するためであり、必要な帯域が確保できる場合には1つの周波数でもよく、逆に2つの周波数では必要な帯域が確保できない場合には更に周波数の数を増やしてもよい。また、移動体3aから基地局4に向けて送信される上り方向の信号の周波数としてはfaが、移動体3bから基地局4に向けて送信される上り方向の信号の周波数としてはfbが割り当てられている。
図4はデータ送受信の処理を示す図であり、以下、図1に示したブロードバンド路車間通信システムにおいて移動体3内の端末34とバックボーンネットワーク10側の図示しないサーバもしくは端末との間で通信を行う際の動作を説明する。なお、移動体3およびバックボーンネットワーク10における通信プロトコルをIP(Internet Protocol)としているが、これに限られるものではなく、他のプロトコルを用いることもできる。また、IPより上位レイヤのプロトコルのシーケンスについては説明を省略する。
まず、上り方向(移動体から基地局方向)への通信手順を以下に説明する。
移動体3内の旅客等がモバイルPCのごとき端末34から地上のサーバへアクセスを行うとき、端末34は宛先アドレスにサーバのIPアドレス等をつけ、移動体内ネットワーク33にIPパケットを送出する(ステップS1)。なお、移動体内ネットワーク33で使われるアドレスは、各移動体毎に異なるネットワークアドレスを割り当てるものとする。
移動体内ネットワーク33内の図示しないレイヤ3スイッチ(L3 SW)は、パケットの宛先がその移動体外であるとき、パケットを移動体側選択装置31に転送する。
移動体側選択装置31は、元のIPパケットに本システムのヘッダであるシステムオーバヘッド(OH)を付け、カプセル化する。図5はパケットの論理構成を示したものであり、TCP等のユーザデータ部105の前にシステムオーバヘッド101が付加され、システムオーバヘッド101には各移動体を識別できる移動体毎にユニークな移動体ID102と、移動体側選択装置31を通って地上ネットワークへ転送されるパケットの順序を示すSequence No.103と、パケット長を示すLength104とが含まれている。また、ユーザデータ部105の後には受信側でパケットの正常性を検査するためのFCS106も付与される。
次いで、図4において移動体側選択装置31は上記の処理を施したパケットをアンテナ32へ転送する(ステップS2)。
アンテナ32は無線通信のオーバヘッドを付与した上で、移動体3に割り当てられた周波数を使って基地局4側のアンテナ43へデータを送出する(ステップS3)。
基地局4側のアンテナ43は、移動体3からのデータを受信すると、無線通信のオーバヘッドを取り除いて基地局側選択装置6へ転送する(ステップS4)。
アンテナ43からデータを受信した基地局側選択装置6は、移動体側選択装置31で付与されたヘッダのチェックを行い、FCSにより通信エラーを検出する。正常なパケットについては、同一の移動体IDをもつパケットについて、Sequence No.のチェックを行う。Sequence No.により、パケット落ちあるいは重複受信を検出する。沿線の基地局4のアンテナ43は、それぞれがカバーするエリアに空白地域が生じないように、それぞれのカバーするエリアが重複するように設置されているため、移動しながら通信を行っている移動体3から送られてくるパケットが基地局側選択装置6で重複して受信されることが考えられるが、この処理によって重複して受信されたパケットについては一つを残して破棄を行う。ヘッダについては、この時点で除去はしない。
基地局側選択装置6は、受信選択したパケットを外部のインターネットサービスプロバイダ11へ接続されるバックボーンネットワーク10とのゲートウェイとなる統括選択装置9に送出する。
統括選択装置9は、各基地局側選択装置6から受信したパケットについて、各基地局側選択装置6と同様の処理を施し、基地局間でのパケットの重複受信等を検出する。ここで選択受信されたパケットからシステムオーバヘッドを除去し、IPパケットとしてバックボーンネットワーク10へ送出する(ステップS5)。
そして、バックボーンネットワーク10ではユーザデータに付与された送信アドレスにパケットを転送する(ステップS6)。
次に、下り方向(基地局から移動体方向)への通信手順を以下に説明する。
移動体3内の端末34からのリクエストの返送として、移動体内ネットワーク33に接続されている端末34を宛先アドレスとしてもつIPパケットが、インターネットサービスプロバイダ11からバックボーンネットワーク10を経て統括選択装置9に向けて送信される(ステップS11)。
統括選択装置9は、受信したIPパケットにシステムオーバヘッドを付け、カプセル化する。ヘッダの移動体IDは、宛先アドレスのネットワークアドレスに対応するものを格納する。更に、移動体内ネットワーク33へ転送されるパケットの順序を示すSequence Noおよび受信側でパケットの正常性を検査するためのFCSを付与する。そして、統括選択装置9は上記の処理を施したパケットを配下の全ての基地局側選択装置6に送出する。
統括選択装置9からパケットを受信した基地局側選択装置6は、基地局間ネットワーク5から基地局4のアンテナ43に向けてパケットを転送する(ステップS12)。
基地局4のアンテナ43では、無線通信のオーバヘッドを付与した上で、下り方向通信用に割り当てられた複数の周波数を使い、移動体3に向けて送出する(ステップS13)。各移動体3とも同一周波数を使用するが、複数の周波数が割り当てられているため、ブロードバンド通信で必要な帯域を確保することができる。
移動体3側のアンテナ32では、基地局4側のアンテナ43からのデータを受信し、無線通信のオーバヘッドを取り除き、移動体側選択装置31へ転送する(ステップS14)。
移動体側選択装置31は、ヘッダのチェックを行う。移動体IDから、自己の移動体内ネットワーク33宛てか否かを識別し、該当しないものは破棄する。次にFCSにより通信エラーを検出し、正常なパケットについてはSequence No.のチェックを行う。Sequence No.により、パケット落ちあるいは重複受信を検出する。沿線の基地局4のアンテナ43は、それぞれがカバーするエリアに空白地域が生じないように、それぞれのカバーするエリアが重複するように設置されているため、移動しながら通信を行っている移動体3で同じパケットが重複して受信されることが考えられるが、この処理によって重複して受信されたパケットについては破棄を行う。そして、移動体側選択装置31は上記の処理を施したパケットを移動体内ネットワーク33に送出し(ステップS15)、端末34にデータが到達する(ステップS16)。
このように、高速で移動している移動体3の現在位置を検知しながらハンドオーバー処理を行うのではなく、エリア内で固定した周波数で通信を行い、受信選択処理でパケットの整理を行うようにしているので、ハンドオーバー処理が不要となり、ハンドオーバー時の通信断等の影響を受けることなく、ブロードバンドの高速通信が可能となる。
次に、図6は大規模駅におけるエリア間の干渉防止を図ったシステム構成図である。図6において、エリアAとエリアBの境界点となる大規模駅1ABでは、駅間ネットワーク8上の多重装置7に基地局間ネットワーク5Aおよび基地局間ネットワーク5Bの基点となる基地局側選択装置6Aおよび基地局側選択装置6Bが接続され、基地局間ネットワーク5Aおよび基地局間ネットワーク5Bの駅構内部分には狭域通信(DSRC:Dedicated Short Range Communication)技術を用いた基地局4Aおよび基地局4Bが設けられている。なお、基地局4Aには多重装置41A、ROFユニット42A、アンテナ43Aが、基地局4Bには多重装置41B、ROFユニット42B、アンテナ43Bがそれぞれ含まれている。そして、移動体は大規模駅1ABへの入線時および出発時にDSRCへの切替およびDSRCからの切替を実施する。
このように大規模駅1ABの構内ではDSRCを使うことにより、隣接するエリアへの電波の漏洩が防止され、基地局4Aと基地局4Bの間、ひいてはエリアAとエリアBの間の干渉がなくなるものである。
次に、図7は遅延補正の動作を示す図である。すなわち、移動体は線路に沿って敷設された基地局と次々に通信を行っていくものであるが、各基地局から基地局間ネットワークを介して基地局側選択装置に到達するまでの距離がそれぞれ異なることから、遅延時間も変化していくことになる。従って、動画や音声のようにリアルタイム性を求められるサービスでは遅延や瞬断が生じて品質が低下してしまうこととなり、遅延を補正する必要がある。
図7において、移動体3が基地局4a付近を移動している場合の基地局側選択装置6までの基地局間ネットワーク5上の経路Laと、基地局4b付近を移動している場合の経路Lbと、基地局4c付近を移動している場合の経路Lcとを比較すると、La>Lb>Lcの関係がある。なお、移動体3の移動方向および基地局間ネットワーク5の延伸する方向にもよるが、一般化すれば、基地局間ネットワーク5の基点となる基地局側選択装置6に近づく方向に移動体3が移動する場合には遅延時間が短くなり、遠ざかる場合には遅延時間が長くなっていく。
従って、以下の手法により、基地局4間の遅延差を少なくし、リアルタイム性を求められるサービスでの品質を保証する。すなわち、エリアの両端間の距離に基づき、その間の遅延を算出し、その遅延をエリア内の基準遅延とする。各基地局4は固定であるため、各基地局4間の距離から遅延差を求めることができる。その求められた遅延差を基準遅延に挿入もしくは基準遅延から抜去することでエリア内の遅延を一定に保つことが可能となる。そして、各基地局4では移動体3毎に割り当てられた移動体IDと運行計画からエリア内を移動する方向が認識できるため、基地局側選択装置6の各基地局4a〜4cに対応して設けられた送受信バッファ61a〜61cにて、基地局側選択装置6に近づく方向に移動体3が移動するときは遅延を挿入し、基地局側選択装置6から遠ざかる方向に移動するときは遅延を抜去(固定の基準遅延から抜去)する処理を行うことで、エリア内の遅延を基準遅延の値で一定とすることができる。なお、遅延を抜去した結果が負の値とならないよう、安全を見て基準遅延から挿入もしくは抜去を行うようにした場合は、エリア内の遅延は基準遅延の2倍の値で一定となる。
次に、図8は基地局間ネットワークの光伝送の構成図である。すなわち、アンテナは沿線に所定間隔で設置されるため、長距離をカバーするためにはその数量が大きくなることが予想される。また、設置される環境を考えたとき、沿線には電源設備を新たに設ける必要がある箇所も多くなるため、その設置のスペースおよびコストと運用時の電力消費のコストが課題になる。そのため、アンテナまでの信号伝送経路にROF(Radio On Fiber)方式を用い、基地局を受動デバイスのみで構成することで無給電による運用を可能としている。
図8において、基地局間ネットワーク5は往路と復路にそれぞれ設けられた光ファイバ51、52で構成され、光ファイバ51、52は基地局側選択装置6(図1)内の光波長フィルタ601で終端され、途中に基地局4の多重装置41(図1)内の光波長フィルタ411が複数挿入されている。また、必要に応じて光アンプ53が適宜挿入される。
光源602、603は基地局側から移動体への下り方向の信号伝送に用いられるものであり、λ1、λ2の光信号が隣接する基地局に交互に割り当てられる。そして、送信データは送信データ処理部604、発振・変調部605、周波数多重部606を介して光変調部607、608に与えられ、光源602の光信号λ1を周波数f1、f3で変調した信号と、光源603の光信号λ2を周波数f2、f4で変調した信号とが生成され、光波長フィルタ601を介して光ファイバ51に送出される。
一方、光源609a〜609eは移動体から基地局側への上り方向の信号伝送に用いられるものであり、各基地局毎に割り当てられた光信号λ6〜λ10が光波長フィルタ601を介して光ファイバ51に送出される。例えば、光信号λ6は光波長フィルタ411からROFユニット42に与えられ、移動体から受信した周波数faもしくはfbで光信号λ6を変調し、光波長フィルタ411から光ファイバ52を介して返送することで信号伝送が行われる。そして、光ファイバ52を介して返送されてきた信号は光波長フィルタ601を介して波長毎に設けられた光電変換部611に入力され、復調部・バンドパスフィルタ612〜614、遅延調整・選択部615によって受信データとなる。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
以下、本発明の実施の各種形態につき付記する。
(付記1) 近接する移動体で重複しないよう移動体毎に割り当てられた周波数で基地局に対する上り方向の信号伝送を行うとともに、上記基地局側から受信した信号のうち自己宛のものを選択する移動体側選択装置と、
共通の周波数で上記移動体に対する下り方向の信号伝送を行うとともに、上記移動体から受信した信号から重複分を廃棄してバックボーンネットワークへ情報を転送する基地局側選択装置とを備えたことを特徴とするブロードバンド路車間通信システム。
(付記2) サービスエリアを複数のエリアに分割し、当該エリア単位に周波数を割り当てることを特徴とする付記1に記載のブロードバンド路車間通信システム。
(付記3) 上記移動体の移動経路に沿って敷設された基地局間ネットワークと、
上記基地局間ネットワーク上に所定の間隔で設けられた複数の基地局とを備えたことを特徴とする付記1または2のいずれか一項に記載のブロードバンド路車間通信システム。
(付記4) 上記基地局側選択装置が複数存在する場合に、それらの信号を統括する統括選択装置を備えたことを特徴とする付記1乃至3のいずれか一項に記載のブロードバンド路車間通信システム。
(付記5) 上記移動体は、上記移動体側選択装置に接続される移動体内ネットワークを備えたことを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載のブロードバンド路車間通信システム。
(付記6) 上記基地局側選択装置は、上記基地局との距離に応じて生ずる遅延を補正する機能を備えたことを特徴とする付記1乃至5のいずれか一項に記載のブロードバンド路車間通信システム。
(付記7) 上記基地局側選択装置に近づく方向に上記移動体が移動するときは遅延を挿入し、上記基地局側選択装置から遠ざかる方向に移動するときは遅延を抜去することで遅延を補正することを特徴とする付記6に記載のブロードバンド路車間通信システム。
(付記8) 上記基地局側選択装置内の上記基地局毎に設けられた送受信バッファにおいて遅延の挿入もしくは抜去を行うことを特徴とする付記7に記載のブロードバンド路車間通信システム。
(付記9) 上記基地局からレディオオンファイバ方式により電波を送信することを特徴とする付記1乃至8のいずれか一項に記載のブロードバンド路車間通信システム。
(付記10) 基地局は、基地局毎に割り当てられた波長の光信号を基地局間ネットワークとの間で入出力する多重装置と、
指向性を有するアンテナと、
レディオオンファイバにより光信号に含まれる電波を上記アンテナに出力するとともに上記アンテナから受信した信号を光信号に変換するROFユニットとを備えたことを特徴とする付記9に記載のブロードバンド路車間通信システム。
本発明の一実施形態にかかるブロードバンド路車間通信システムの構成図である。 移動体とのインタフェースを示す図である。 周波数の割り当ての例を示す図である。 データ送受信の処理を示す図である。 選択装置で処理されるパケットの論理構成図である。 大規模駅におけるエリア間の干渉防止を図ったシステム構成図である。 遅延補正の動作を示す図である。 基地局間ネットワークの光伝送の構成図である。
符号の説明
1 駅
2 線路
3 移動体
31 移動体側選択装置
32 アンテナ
33 移動体内ネットワーク
34 端末
4 基地局
41 多重装置
42 ROFユニット
43 アンテナ
5 基地局間ネットワーク
6 基地局側選択装置
7 多重装置
8 駅間ネットワーク
9 統括選択装置
10 バックボーンネットワーク
11 インターネットサービスプロバイダ

Claims (4)

  1. 近接する移動体で重複しないよう移動体毎に割り当てられた周波数で基地局に対する上り方向の信号伝送を行うとともに、上記基地局側から受信した信号中のパケットに含まれる移動体IDが自己の移動体内ネットワーク宛のものを選択する移動体側選択装置と、
    近接する複数の移動体に共通の周波数で、宛先のネットワークアドレスに対応する移動体IDを付加したパケットの上記移動体に対する下り方向の信号伝送を行うとともに、上記移動体から受信した信号から重複分を廃棄してバックボーンネットワークへ情報を転送する基地局側選択装置とを備え
    上記基地局側選択装置は、サービスエリアを分割した複数のエリアに対し、下り方向の信号の周波数をエリアによらず固定とする場合はエリアによらず近接する複数の移動体に共通の周波数で下り方向の信号伝送を行い、エリアによって下り方向の信号の周波数を切り換える場合は各エリア内で近接する複数の移動体に共通の周波数で下り方向の信号伝送を行うことを特徴とするブロードバンド路車間通信システム。
  2. 上記移動体の移動経路に沿って敷設された基地局間ネットワークと、
    上記基地局間ネットワーク上に所定の間隔で設けられた複数の基地局とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のブロードバンド路車間通信システム。
  3. 上記基地局側選択装置は、上記基地局との距離に応じて生ずる遅延を補正する機能を備えたことを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載のブロードバンド路車間通信システム。
  4. 上記基地局からレディオオンファイバ方式により光信号に含まれる電波を送信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のブロードバンド路車間通信システム。
JP2004076625A 2004-03-17 2004-03-17 ブロードバンド路車間通信システム Expired - Fee Related JP4355599B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004076625A JP4355599B2 (ja) 2004-03-17 2004-03-17 ブロードバンド路車間通信システム
US10/918,074 US7239872B2 (en) 2004-03-17 2004-08-13 System for enabling a high-speed moving vehicle to communicate with base stations

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004076625A JP4355599B2 (ja) 2004-03-17 2004-03-17 ブロードバンド路車間通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005269069A JP2005269069A (ja) 2005-09-29
JP4355599B2 true JP4355599B2 (ja) 2009-11-04

Family

ID=34987003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004076625A Expired - Fee Related JP4355599B2 (ja) 2004-03-17 2004-03-17 ブロードバンド路車間通信システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7239872B2 (ja)
JP (1) JP4355599B2 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI118112B (fi) * 2004-10-22 2007-06-29 Sandvik Tamrock Oy Liikkuvan kaivoslaitteen tiedonsiirron järjestäminen
US20060094449A1 (en) * 2004-10-28 2006-05-04 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for preventing communication link degradation due to the disengagement or movement of a self-positioning transceiver
US20060094485A1 (en) * 2004-10-28 2006-05-04 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for preventing communication link degradation due to the detrimental orientation of a mobile station
EP1892886A1 (de) * 2006-08-23 2008-02-27 Nokia Siemens Networks Gmbh & Co. Kg Verfahren zur Steuerung einer Lastanpassung in einem Funk-Kommunikationssystem
JP5551145B2 (ja) * 2006-09-08 2014-07-16 株式会社日立製作所 無線制御方法及び無線制御システム
KR20110086123A (ko) * 2008-10-27 2011-07-27 지멘스 에스에이에스 적어도 하나의 유도형 차량과 그라운드 네트워크 사이에서 데이터를 라우팅하기 위한 방법
JP5243198B2 (ja) * 2008-11-19 2013-07-24 北海道旅客鉄道株式会社 通信システム
AU2009251096B2 (en) * 2008-12-22 2014-11-27 Technological Resources Pty. Limited Rail Transport System
US20110238242A1 (en) * 2010-03-29 2011-09-29 Invensys Rail Corporation Synchronization to adjacent wireless networks using single radio
US8565214B2 (en) 2010-12-09 2013-10-22 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Method for scheduling data transmission in hybrid communication networks for transportation safety systems
JP5955027B2 (ja) * 2012-02-28 2016-07-20 三菱電機株式会社 無線システム
US9197311B2 (en) * 2012-08-09 2015-11-24 Empire Technology Development Llc Self-adapted multi-antenna selection method for broadband wireless access for high-speed railway
JP6421594B2 (ja) * 2014-12-26 2018-11-14 株式会社デンソー 移動体通信システム、車載端末
WO2016113866A1 (ja) * 2015-01-14 2016-07-21 株式会社日立製作所 無線通信システム、無線通信方法、及び、制御装置
DE112015006256B4 (de) * 2015-03-05 2024-04-18 Mitsubishi Electric Corporation Zugsteuerungssystem, basisstation-steuerungseinrichtung, bodendrahtlosbasisstation und fahrzeugdrahtlosstation
US20150381694A1 (en) * 2015-05-08 2015-12-31 Bandwidth.Com, Inc. Bonding of Multiple Concurrent Data Streams Among Multiple Devices
JP6637852B2 (ja) * 2016-07-22 2020-01-29 株式会社日立製作所 無線通信システム、無線通信方法及び制御局
CN106394621B (zh) * 2016-09-27 2018-08-28 株洲中车时代电气股份有限公司 一种列车车载数据传输方法及系统
CN106740988B (zh) * 2016-11-17 2019-02-05 胡佳 一种列车通讯信号实现系统
CN114501601A (zh) * 2020-11-11 2022-05-13 中国移动通信有限公司研究院 无线信号控制方法、装置、设备及存储介质
CN116112313B (zh) * 2021-11-11 2025-03-18 株洲中车时代电气股份有限公司 牵引控制系统和轨道交通系统

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI95186C (fi) * 1992-10-06 1995-12-27 Nokia Telecommunications Oy Solukkoradioverkko sekä sijainninpäivitys- ja puhelunmuodostusmenetelmät solukkoradioverkossa
US5924033A (en) * 1996-05-03 1999-07-13 Telefonaktiebolaget L/M Ericsson (Publ) Communication control circuitry and method for a group of commonly-moving mobile transceiver units
US5970408A (en) * 1997-05-02 1999-10-19 Telefonaktiebolaget L/M Ericsson (Publ) Communication control circuitry and method for a group of commonly-moving mobile transceiver units
JP3338873B2 (ja) 2000-01-21 2002-10-28 独立行政法人通信総合研究所 路車間通信システム
JP3760079B2 (ja) * 2000-03-15 2006-03-29 株式会社デンソー 無線通信システム、基地局及び端末局
JP3507885B2 (ja) 2000-07-13 2004-03-15 独立行政法人通信総合研究所 路車間通信システム
EP1244321B1 (en) * 2000-11-16 2005-01-26 NTT DoCoMo, Inc. Method of registering position of mobile communication terminal, general calling method for mobile communication terminal and mobile communication system
GB0030450D0 (en) * 2000-12-14 2001-01-24 Koninkl Philips Electronics Nv Method of providing travel information to a mobile communications device
JP3949902B2 (ja) * 2001-02-28 2007-07-25 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 位置管理方法、通信システムおよび情報提供システム
JP3666406B2 (ja) * 2001-04-04 2005-06-29 日本電気株式会社 ノンストップ料金課金方法及びシステム
JP2004048126A (ja) * 2002-07-09 2004-02-12 Hitachi Ltd 無線通信制限装置および無線通信中継局および無線通信基地局
JP4289043B2 (ja) * 2003-06-30 2009-07-01 日本電気株式会社 移動体通信システム、移動体、通信制御方法及び通信制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005269069A (ja) 2005-09-29
US20050208924A1 (en) 2005-09-22
US7239872B2 (en) 2007-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4355599B2 (ja) ブロードバンド路車間通信システム
US20070135150A1 (en) Channel assigning method and system for radio base station group
CN105704740A (zh) 一种列车车地通信网络系统
CN110366518B (zh) Ad-hoc通信网络
KR20130052541A (ko) 중계국 및 통신 제어 방법
JPWO2014045401A1 (ja) 無線通信装置および無線通信システム
CN118062079A (zh) 用于基于通信的列车控制的方法和装置
WO2020235182A1 (ja) 通信システム、通信方法およびサーバ
Farooq et al. Performance evaluation of a multi-radio, multi-hop ad-hoc radio communication network for communications-based train control (CBTC)
JP5235567B2 (ja) 無線通信制御システム
KR102077503B1 (ko) 일반 단말 및 철도 전용 단말의 통신망 접속 관리 방법
JP2008066827A (ja) Ieee802.16を適用した中継局の接続先選択方法、中継局及びプログラム
JP6385579B2 (ja) 通信システムのハンドオーバーをハンドリングするための改善された方法
CN110785947B (zh) 通信网络和运行通信网络的方法
WO2010073814A1 (ja) 無線通信システム、基地局装置、およびチャネル割当方法
JP2004128551A (ja) 移動体通信のハンドオーバシステム及びハンドオーバ方法
JPH11261473A (ja) 情報送受信装置および方法、情報送受信システム、並びに記録媒体
Farooq et al. A multi-radio, multi-hop ad-hoc radio communication network for Communications-Based Train Control (CBTC)
JP4911388B2 (ja) 無線通信方法及び無線通信システム
CN115734192A (zh) 用于超高速磁悬浮列车的无线通信系统及方法
JP2007180886A (ja) 移動体通信方法及びその方法に使用する移動体通信システム
WO2008069438A1 (en) The method and apparatus for receiving communication data
JP4664144B2 (ja) 移動体通信システム
KR102322903B1 (ko) 열차 운행을 위한 비면허 통신과 승객 서비스용 비면허 통신간 간섭 완화를 위한 연동 기법
EP4092926A1 (en) Diversity control for multi-access wireless networks

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090728

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4355599

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130807

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees