JP4352859B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
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Description
ケース(11)内のうち暖房用熱交換器(14)の他端側の側方部位に、前記暖房用熱交換器(14)をバイパスして冷風が流れる第2冷風開口部(17a)を形成し、
ケース(11)内のうち第1冷風開口部(16a)と第2冷風開口部(17a)との中間部位に、暖房用熱交換器(14)を通過して空気が流れる温風開口部(18a)を、暖房用熱交換器(14)に対応して形成し、
ケース(11)の内部において第1冷風開口部(16a)、温風開口部(18a)および第2冷風開口部(17a)の配列方向に移動する1枚のフィルムドア(19、191、192)を備え、この1枚のフィルムドア(19、191、192)によって第1冷風開口部(16a)、第2冷風開口部(17a)および温風開口部(18a)を開閉するようになっており、
ケース(11)のうち第1冷風開口部(16a)の下流側部位に、第1冷風開口部(16a)を通過した冷風と温風開口部(18a)を通過した温風の一部とを混合する第1空気混合部(27)を配置し、
第1空気混合部(27)からの空調風を車室内の第1領域側へ吹き出す第1吹出開口部(31、33、35、37)を第1空気混合部(27)に隣接して配置し、
ケース(11)のうち第2冷風開口部(17a)の下流側部位に、第2冷風開口部(17a)を通過した冷風と温風開口部(18a)を通過した温風の残余とを混合する第2空気混合部(28)を配置し、
第2空気混合部(28)からの空調風を車室内の第2領域側へ吹き出す第2吹出開口部(38、40、42)を第2空気混合部(28)に隣接して配置し、
フィルムドア(19、191、192)には、第1冷風開口部(16a)および温風開口部(18a)を全開する大きさを持った第1フィルム開口部(19a)と、第2冷風開口部(17a)を全開する大きさを持った第2フィルム開口部(19b)とが設けられており、
第1フィルム開口部(19a)と第2フィルム開口部(19b)を、温風開口部(18a)に相当する間隔(L4)を隔てて配置することを特徴としている。
フィルムドア(19、191、192)の移動方向(A)における第2冷風開口部(17a)の長さ寸法(L2)が第1冷風開口部(16a)と温風開口部(18a)の長さ寸法(L1、L3)より小さくなっており、
フィルムドア(19、191、192)の移動方向(A)における第1フィルム開口部(19a)の長さ寸法が第1冷風開口部(16a)と温風開口部(18a)の長さ寸法(L1、L3)と同等であり、
また、フィルムドア(19、191、192)の移動方向(A)における第2フィルム開口部(19b)の長さ寸法が第2冷風開口部(17a)の長さ寸法(L2)と同等であることを特徴としている。
温風開口部(18a)は、前記副開口部(17a−2)の突出部分を回避した切り欠き部(18a−1)を有し、矩形状主開口部(18a−2)と副開口部(18a−3)とからなる開口形状になっており、
第1冷風開口部(16a)は、温風開口部(18a)と同一の切り欠き部(16a−1)を有し、矩形状主開口部(16a−2)と副開口部(16a−3)とからなる開口形状になっており、
第1フィルム開口部(19a)は、温風開口部(18a)および第1冷風開口部(16a)と同一形状の切り欠き部(19a−1)を有し、同一形状の矩形状主開口部(19a−2)と副開口部(19a−3)とからなる開口形状になっており、
第2フィルム開口部(19b)は、第2冷風開口部(17a)と同一形状をなす矩形状主開口部(19b−1)と副開口部(19b−2)とからなる開口形状になっており、
第1冷風開口部(16a)および温風開口部(18a)の前記長さ寸法は、それぞれ矩形状主開口部(16a−2、18a−2)の長さ寸法(L1、L3)であり、
また、第2冷風開口部(17a)の前記長さ寸法は矩形状主開口部(17a−1)の長さ寸法(L2)であることを特徴としている。
ケース(11)内のうち暖房用熱交換器(14)の他端側の側方部位に、前記暖房用熱交換器(14)をバイパスして冷風が流れる第2冷風開口部(17a)を形成し、
ケース(11)内のうち第1冷風開口部(16a)と第2冷風開口部(17a)との中間部位に、暖房用熱交換器(14)を通過して空気が流れる温風開口部(18a)を、暖房用熱交換器(14)に対応して形成し、
ケース(11)の内部において第1冷風開口部(16a)、温風開口部(18a)および第2冷風開口部(17a)の配列方向に移動する1枚のフィルムドア(19、191、192)を備え、この1枚のフィルムドア(19、191、192)によって第1冷風開口部(16a)、第2冷風開口部(17a)および温風開口部(18a)を開閉するようになっており、
ケース(11)のうち第1冷風開口部(16a)の下流側部位に、第1冷風開口部(16a)を通過した冷風と温風開口部(18a)を通過した温風の一部とを混合する第1空気混合部(27)を配置し、
第1空気混合部(27)からの空調風を車室内の第1領域側へ吹き出す第1吹出開口部(31、33、35、37)を第1空気混合部(27)に隣接して配置し、
ケース(11)のうち第2冷風開口部(17a)の下流側部位に、第2冷風開口部(17a)を通過した冷風と温風開口部(18a)を通過した温風の残余とを混合する第2空気混合部(28)を配置し、
第2空気混合部(28)からの空調風を車室内の第2領域側へ吹き出す第2吹出開口部(38、40、42)を第2空気混合部(28)に隣接して配置し、
フィルムドア(19、191、192)には、第1冷風開口部(16a)および温風開口部(18a)を全開する大きさを持った第1フィルム開口部(19a)と、第2冷風開口部(17a)を全開する大きさを持った第2フィルム開口部(19b)とが設けられており、
第1フィルム開口部(19a)と第2フィルム開口部(19b)を、温風開口部(18a)に相当する間隔(L4)を隔てて配置することを特徴としている。
さらに、請求項2に記載の発明では、上記構成に加え、第1冷風開口部は前席用冷風開口部(16a)であり、第2冷風開口部は後席用冷風開口部(17a)であり、第1フィルム開口部は前席用フィルム開口部(19a)であり、第2フィルム開口部は後席用フィルム開口部(19b)であり、
第1空気混合部は前席用空気混合部(27)であり、第2空気混合部は後席用空気混合部(28)であり、
第1吹出開口部は前席用吹出開口部(31、33、35、37)であり、第2吹出開口部は後席用吹出開口部(38、40、42)であることを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の車両用空調装置において、フィルムドア(19、191、192)の移動方向(A)における第1冷風開口部(16a)と温風開口部(18a)の長さ寸法(L1、L3)が同等であり、
フィルムドア(19、191、192)の移動方向(A)における第2冷風開口部(17a)の長さ寸法(L2)が第1冷風開口部(16a)と温風開口部(18a)の長さ寸法(L1、L3)より小さくなっており、
フィルムドア(19、191、192)の移動方向(A)における第1フィルム開口部(19a)の長さ寸法が第1冷風開口部(16a)と温風開口部(18a)の長さ寸法(L1、L3)と同等であり、
また、フィルムドア(19、191、192)の移動方向(A)における第2フィルム開口部(19b)の長さ寸法が第2冷風開口部(17a)の長さ寸法(L2)と同等であることを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の車両用空調装置において、第2冷風開口部(17a)は、矩形状主開口部(17a−1)と、矩形状主開口部(17a−1)の端部から温風開口部(18a)側へ向かって部分的に突き出した副開口部(17a−2)とからなる開口形状になっており、
温風開口部(18a)は、副開口部(17a−2)の突出部分を回避した切り欠き部(18a−1)を有し、矩形状主開口部(18a−2)と副開口部(18a−3)とからなる開口形状になっており、
第1冷風開口部(16a)は、温風開口部(18a)と同一の切り欠き部(16a−1)を有し、矩形状主開口部(16a−2)と副開口部(16a−3)とからなる開口形状になっており、
第1フィルム開口部(19a)は、温風開口部(18a)および第1冷風開口部(16a)と同一形状の切り欠き部(19a−1)を有し、同一形状の矩形状主開口部(19a−2)と副開口部(19a−3)とからなる開口形状になっており、
第2フィルム開口部(19b)は、第2冷風開口部(17a)と同一形状をなす矩形状主開口部(19b−1)と副開口部(19b−2)とからなる開口形状になっており、
第1冷風開口部(16a)および温風開口部(18a)の長さ寸法は、それぞれ矩形状主開口部(16a−2、18a−2)の長さ寸法(L1、L3)であり、
また、第2冷風開口部(17a)の長さ寸法は矩形状主開口部(17a−1)の長さ寸法(L2)であることを特徴としている。
請求項5に記載の発明では、請求項1に記載の車両用空調装置において、第1冷風開口部は前席用冷風開口部(16a)であり、第2冷風開口部は後席用冷風開口部(17a)であり、
第1フィルム開口部は前席用フィルム開口部(19a)であり、第2フィルム開口部は後席用フィルム開口部(19b)であり、
第1空気混合部は前席用空気混合部(27)であり、第2空気混合部は後席用空気混合部(28)であり、
第1吹出開口部は前席用吹出開口部(31、33、35、37)であり、第2吹出開口部は後席用吹出開口部(38、40、42)であることを特徴としている。
これにより、請求項5に記載の発明においても、請求項2に記載の発明と同様に、車室内前席側領域への吹出空気温度制御と車室内後席側領域への吹出空気温度とを、1枚のフィルムドア(19、191、192)を用いた小型、簡素な機構にて良好に制御できる。
第1空気通路(51)と第2空気通路(52)に、それぞれ第1冷風開口部(16a)、温風開口部(18a)、第2冷風開口部(17a)、第1空気混合部(27)、第2空気混合部(28)、第1吹出開口部(31、33、35、37)および第2吹出開口部(38、40、42)を独立に形成し、
第1空気通路(51)と第2空気通路(52)にそれぞれ、フィルムドア(191、192)を独立に操作可能に配置したことを特徴としている。
図1、図2は本発明の第1実施形態を示すもので、図1は空調ユニット10の概略断面図で、図2は空調ユニット10におけるケース側の冷風開口部および温風開口部の形状と、フィルムドアにおけるフィルム開口部形状を具体的に示す。なお、図1、図2の前後、上下、左右の各矢印は車両搭載状態での方向を示す。
の略中央部に配置される。その際、空調ユニット10部は、計器盤内側の略中央部におい
て車両の前後、上下の各方向に対して図1の矢印方向で配置される。
助手席側へオフセットして配置されている。送風機ユニットは周知のごとく外気(車室外
空気)と内気(車室内空気)を切替導入する内外気切替箱と、この内外気切替箱を通して
吸入した空気を送風する遠心式の電動送風機とを有している。
ース11を有している。この空調ケース11は具体的には、車両左右方向の左側に位置す
る左側ケースと車両左右方向の右側に位置する右側ケースとに分割され、この左右のケー
スを図示しない金属ばねクリック、ねじ等の締結手段を用いて一体に締結することにより
空調ケース11が構成されている。
この空気入口空間12には送風機ユニットの遠心式送風機の送風空気が流入する。空調ケ
ース11内において空気入口空間12直後の部位に蒸発器13が略垂直に配置されている
。この蒸発器13は周知のごとく冷凍サイクルの低圧冷媒の蒸発潜熱を送風空気から吸熱
して送風空気を冷却する冷房用熱交換器である。
とからなる熱交換用コア部13aを有し、この熱交換用コア部13aの偏平チューブ相互
間の空隙を空気が通過するようになっている。
ア14が配置されている。ここで、ヒータコア14は空気流れ上流側(車両前方側)に向
かって傾斜する前傾状態で空調ケース11内に傾斜配置されている。すなわち、ヒータコ
ア14の上端部が下端部よりも空気流れ上流側に位置するようにしてヒータコア14が傾
斜配置されている。
スな空気流れの確保と空調ケース11内での上下方向の配置スペース低減のためである。
このヒータコア14は、蒸発器13を通過した冷風を再加熱する暖房用熱交換器であって
、その内部に、図示しない車両エンジンから高温の温水(エンジン冷却水)が流れ、この
温水を熱源として空気を加熱する。
コルゲートフィンとからなる熱交換用コア部14aを有している。空調ケース11内の送
風空気は、この熱交換用コア部14aの偏平チューブ相互間の空隙を通過するようになっ
ている。
れている。この補助加熱器15は、ヒータコア14に流入する温水の温度が低いときに通
電され発熱することによりヒータコア14通過空気を加熱するものであって、この補助加
熱器15もヒータコア14と同一の傾斜角度にて空気流れ上流側(車両前方側)に向かっ
て傾斜する前傾状態で空調ケース11内に傾斜配置されている。
伝達されるので、第1巻き取り軸20に連動して第2巻き取り軸21が正逆両方向に回転
するようになっている。これにより、第1、第2巻き取り軸20、21に対するフィルム
ドア19の巻き取り、巻き戻し動作を実行できる。なお、第1、第2巻き取り軸20、21間の回転伝達機構は周知の機構であるので、その説明は省略する。
の前席用サイドフェイス開口部33が開口している。この左右の前席用サイドフェイス開
口部33も回転可能な板ドアにより構成された前席用サイドフェイスドア34により開閉
される。
位に前席用センタフェイス開口部35が開口している。この前席用センタフェイス開口部
35も回転可能な板ドアにより構成された前席用センタフェイスドア36により開閉され
る。なお、前席用サイドフェイスドア34と前席用センタフェイスドア36は板ドアの中
央部に回転軸を配置したバタフライドアにより構成されている。
ロスタダクトの先端部のデフロスタ吹出口から車両前面窓ガラスの内面に向けて空調風を
吹き出すようになっている。
イスダクトが接続され、この左右の前席用サイドフェイスダクトの先端部は車両計器盤の
左右両端部付近に配置される前席用サイドフェイス吹出口に接続され、ここから前席乗員
の上半身側又は車両側面の前部窓ガラスの内面に向けて空調風を吹き出すようになっている。
イスダクトが接続され、この左右の前席用センタフェイスダクトの先端部は車両計器盤の
左右方向中央部付近に配置される前席用センタフェイス吹出口に接続され、ここから前席
乗員の上半身側に向けて空調風を吹き出すようになっている。
され、この前席用フットダクトの先端部(下端部)の前席用フット吹出口から前席乗員の
足元部に向けて空調風を吹き出すようになっている。
ア36および前席用フットドア(図示せず)は、前席用吹出モードドア手段であって、図
示しない共通の前席用吹出モード操作機構により連動操作されるようになっている。
この後席用フットダクトの先端部の後席用フット吹出口から後席乗員の足元部に向けて空
調風を吹き出すようになっている。
イスダクトが接続され、この後席用センタフェイスダクトの先端部の後席用センタフェイ
ス吹出口から後席乗員の上半身側に向けて空調風を吹き出すようになっている。
イスダクトが接続され、この後席用サイドフェイスダクトの先端部の後席用サイドフェイ
ス吹出口から後席乗員の上半身側又は車両側面の後部窓ガラスの内面に向けて空調風を吹
き出すようになっている。
第1実施形態では、空調ユニット10の空調ケース11内の空気通路が単一の空気通路である場合について説明したが、第2実施形態は空調ケース11内の空気通路を車両左側通路と車両右側通路とに仕切る左右独立制御方式に関する。
なお、第1実施形態では、ヒータコア14の下流側に、電気ヒータにより構成される補助加熱器15を配置しているが、補助加熱器15を持たない空調ユニット10においても本発明を同様に実施できることはもちろんである。
16a…前席用冷風開口部(第1冷風開口部)、
17a…後席用冷風開口部(第2冷風開口部)、18a…温風開口部、
19…フィルムドア、19a…前席用フィルム開口部(第1フィルム開口部)、
19b…後席用フィルム開口部(第2フィルム開口部)、
27…前席用空気混合部(第1空気混合部)、
28…後席用空気混合部(第2空気混合部)、
31、33、35、37…前席用吹出開口部(第1吹出開口部)、
38、40、42…後席用吹出開口部(第2吹出開口部)。
Claims (6)
- 車室内へ向かって空気が流れるケース(11)と、
前記ケース(11)内に配置され、前記空気を加熱する暖房用熱交換器(14)と、
前記ケース(11)内のうち前記暖房用熱交換器(14)の一端側の側方部位に形成され、前記暖房用熱交換器(14)をバイパスして冷風が流れる第1冷風開口部(16a)と、
前記ケース(11)内のうち前記暖房用熱交換器(14)の他端側の側方部位に形成され、前記暖房用熱交換器(14)をバイパスして冷風が流れる第2冷風開口部(17a)と、
前記ケース(11)内のうち前記第1冷風開口部(16a)と前記第2冷風開口部(17a)との中間部位に前記暖房用熱交換器(14)に対応して形成され、前記暖房用熱交換器(14)を通過して空気が流れる温風開口部(18a)と、
前記ケース(11)の内部において前記第1冷風開口部(16a)、前記温風開口部(18a)および前記第2冷風開口部(17a)の配列方向に移動して、前記第1冷風開口部(16a)、前記第2冷風開口部(17a)および前記温風開口部(18a)を開閉する1枚のフィルムドア(19、191、192)と、
前記ケース(11)のうち前記第1冷風開口部(16a)の下流側部位に配置され、前記第1冷風開口部(16a)を通過した冷風と前記温風開口部(18a)を通過した温風の一部とを混合する第1空気混合部(27)と、
前記第1空気混合部(27)に隣接して配置され、前記第1空気混合部(27)からの空調風を車室内の第1領域側へ吹き出す第1吹出開口部(31、33、35、37)と、
前記ケース(11)のうち前記第2冷風開口部(17a)の下流側部位に配置され、前記第2冷風開口部(17a)を通過した冷風と前記温風開口部(18a)を通過した温風の残余とを混合する第2空気混合部(28)と、
前記第2空気混合部(28)に隣接して配置され、前記第2空気混合部(28)からの空調風を車室内の第2領域側へ吹き出す第2吹出開口部(38、40、42)とを備え、
前記フィルムドア(19、191、192)には、前記第1冷風開口部(16a)および前記温風開口部(18a)を全開する大きさを持った第1フィルム開口部(19a)と、前記第2冷風開口部(17a)を全開する大きさを持った第2フィルム開口部(19b)とが設けられており、
前記第1フィルム開口部(19a)と前記第2フィルム開口部(19b)は、前記温風開口部(18a)に相当する間隔(L4)を隔てて配置されており、
前記フィルムドア(19、191、192)の移動方向(A)における前記第1冷風開口部(16a)と前記温風開口部(18a)の長さ寸法(L1、L3)が同等であり、
前記フィルムドア(19、191、192)の移動方向(A)における前記第2冷風開口部(17a)の長さ寸法(L2)が前記第1冷風開口部(16a)と前記温風開口部(18a)の長さ寸法(L1、L3)より小さくなっており、
前記フィルムドア(19、191、192)の移動方向(A)における前記第1フィルム開口部(19a)の長さ寸法が前記第1冷風開口部(16a)と前記温風開口部(18a)の長さ寸法(L1、L3)と同等であり、
また、前記フィルムドア(19、191、192)の移動方向(A)における前記第2フィルム開口部(19b)の長さ寸法が前記第2冷風開口部(17a)の長さ寸法(L2)と同等であり、
前記第2冷風開口部(17a)は、矩形状主開口部(17a−1)と、前記矩形状主開口部(17a−1)の端部から前記温風開口部(18a)側へ向かって部分的に突き出した副開口部(17a−2)とからなる開口形状になっており、
前記温風開口部(18a)は、前記副開口部(17a−2)の突出部分を回避した切り欠き部(18a−1)を有し、矩形状主開口部(18a−2)と副開口部(18a−3)とからなる開口形状になっており、
前記第1冷風開口部(16a)は、前記温風開口部(18a)と同一の切り欠き部(16a−1)を有し、矩形状主開口部(16a−2)と副開口部(16a−3)とからなる開口形状になっており、
前記第1フィルム開口部(19a)は、前記温風開口部(18a)および前記第1冷風開口部(16a)と同一形状の切り欠き部(19a−1)を有し、同一形状の矩形状主開口部(19a−2)と副開口部(19a−3)とからなる開口形状になっており、
前記第2フィルム開口部(19b)は、前記第2冷風開口部(17a)と同一形状をなす矩形状主開口部(19b−1)と副開口部(19b−2)とからなる開口形状になっており、
前記第1冷風開口部(16a)および前記温風開口部(18a)の前記長さ寸法は、それぞれ前記矩形状主開口部(16a−2、18a−2)の長さ寸法(L1、L3)であり、
また、前記第2冷風開口部(17a)の前記長さ寸法は前記矩形状主開口部(17a−1)の長さ寸法(L2)であることを特徴とする車両用空調装置。 - 車室内へ向かって空気が流れるケース(11)と、
前記ケース(11)内に配置され、前記空気を加熱する暖房用熱交換器(14)と、
前記ケース(11)内のうち前記暖房用熱交換器(14)の一端側の側方部位に形成され、前記暖房用熱交換器(14)をバイパスして冷風が流れる第1冷風開口部(16a)と、
前記ケース(11)内のうち前記暖房用熱交換器(14)の他端側の側方部位に形成され、前記暖房用熱交換器(14)をバイパスして冷風が流れる第2冷風開口部(17a)と、
前記ケース(11)内のうち前記第1冷風開口部(16a)と前記第2冷風開口部(17a)との中間部位に前記暖房用熱交換器(14)に対応して形成され、前記暖房用熱交換器(14)を通過して空気が流れる温風開口部(18a)と、
前記ケース(11)の内部において前記第1冷風開口部(16a)、前記温風開口部(18a)および前記第2冷風開口部(17a)の配列方向に移動して、前記第1冷風開口部(16a)、前記第2冷風開口部(17a)および前記温風開口部(18a)を開閉する1枚のフィルムドア(19、191、192)と、
前記ケース(11)のうち前記第1冷風開口部(16a)の下流側部位に配置され、前記第1冷風開口部(16a)を通過した冷風と前記温風開口部(18a)を通過した温風の一部とを混合する第1空気混合部(27)と、
前記第1空気混合部(27)に隣接して配置され、前記第1空気混合部(27)からの空調風を車室内の第1領域側へ吹き出す第1吹出開口部(31、33、35、37)と、
前記ケース(11)のうち前記第2冷風開口部(17a)の下流側部位に配置され、前記第2冷風開口部(17a)を通過した冷風と前記温風開口部(18a)を通過した温風の残余とを混合する第2空気混合部(28)と、
前記第2空気混合部(28)に隣接して配置され、前記第2空気混合部(28)からの空調風を車室内の第2領域側へ吹き出す第2吹出開口部(38、40、42)とを備え、
前記フィルムドア(19、191、192)には、前記第1冷風開口部(16a)および前記温風開口部(18a)を全開する大きさを持った第1フィルム開口部(19a)と、前記第2冷風開口部(17a)を全開する大きさを持った第2フィルム開口部(19b)とが設けられており、
前記第1フィルム開口部(19a)と前記第2フィルム開口部(19b)は、前記温風開口部(18a)に相当する間隔(L4)を隔てて配置されており、
前記第1冷風開口部は前席用冷風開口部(16a)であり、前記第2冷風開口部は後席用冷風開口部(17a)であり、
前記第1フィルム開口部は前席用フィルム開口部(19a)であり、前記第2フィルム開口部は後席用フィルム開口部(19b)であり、
前記第1空気混合部は前席用空気混合部(27)であり、前記第2空気混合部は後席用空気混合部(28)であり、
前記第1吹出開口部は前席用吹出開口部(31、33、35、37)であり、前記第2吹出開口部は後席用吹出開口部(38、40、42)であることを特徴とする車両用空調装置。 - 前記フィルムドア(19、191、192)の移動方向(A)における前記第1冷風開口部(16a)と前記温風開口部(18a)の長さ寸法(L1、L3)が同等であり、
前記フィルムドア(19、191、192)の移動方向(A)における前記第2冷風開口部(17a)の長さ寸法(L2)が前記第1冷風開口部(16a)と前記温風開口部(18a)の長さ寸法(L1、L3)より小さくなっており、
前記フィルムドア(19、191、192)の移動方向(A)における前記第1フィルム開口部(19a)の長さ寸法が前記第1冷風開口部(16a)と前記温風開口部(18a)の長さ寸法(L1、L3)と同等であり、
また、前記フィルムドア(19、191、192)の移動方向(A)における前記第2フィルム開口部(19b)の長さ寸法が前記第2冷風開口部(17a)の長さ寸法(L2)と同等であることを特徴とする請求項2に記載の車両用空調装置。 - 前記第2冷風開口部(17a)は、矩形状主開口部(17a−1)と、前記矩形状主開口部(17a−1)の端部から前記温風開口部(18a)側へ向かって部分的に突き出した副開口部(17a−2)とからなる開口形状になっており、
前記温風開口部(18a)は、前記副開口部(17a−2)の突出部分を回避した切り欠き部(18a−1)を有し、矩形状主開口部(18a−2)と副開口部(18a−3)とからなる開口形状になっており、
前記第1冷風開口部(16a)は、前記温風開口部(18a)と同一の切り欠き部(16a−1)を有し、矩形状主開口部(16a−2)と副開口部(16a−3)とからなる開口形状になっており、
前記第1フィルム開口部(19a)は、前記温風開口部(18a)および前記第1冷風開口部(16a)と同一形状の切り欠き部(19a−1)を有し、同一形状の矩形状主開口部(19a−2)と副開口部(19a−3)とからなる開口形状になっており、
前記第2フィルム開口部(19b)は、前記第2冷風開口部(17a)と同一形状をなす矩形状主開口部(19b−1)と副開口部(19b−2)とからなる開口形状になっており、
前記第1冷風開口部(16a)および前記温風開口部(18a)の前記長さ寸法は、それぞれ前記矩形状主開口部(16a−2、18a−2)の長さ寸法(L1、L3)であり、
また、前記第2冷風開口部(17a)の前記長さ寸法は前記矩形状主開口部(17a−1)の長さ寸法(L2)であることを特徴とする請求項3に記載の車両用空調装置。 - 前記第1冷風開口部は前席用冷風開口部(16a)であり、前記第2冷風開口部は後席用冷風開口部(17a)であり、
前記第1フィルム開口部は前席用フィルム開口部(19a)であり、前記第2フィルム開口部は後席用フィルム開口部(19b)であり、
前記第1空気混合部は前席用空気混合部(27)であり、前記第2空気混合部は後席用空気混合部(28)であり、
前記第1吹出開口部は前席用吹出開口部(31、33、35、37)であり、前記第2吹出開口部は後席用吹出開口部(38、40、42)であることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。 - 前記ケース(11)内に、第1空気通路(51)と第2空気通路(52)が並列に形成され、
前記第1空気通路(51)と前記第2空気通路(52)の両方にわたって前記暖房用熱交換器(14)が配置され、
前記第1空気通路(51)と前記第2空気通路(52)に、それぞれ前記第1冷風開口部(16a)、前記温風開口部(18a)、前記第2冷風開口部(17a)、前記第1空気混合部(27)、前記第2空気混合部(28)、前記第1吹出開口部(31、33、35、37)および前記第2吹出開口部(38、40、42)が独立に形成され、
前記第1空気通路(51)と前記第2空気通路(52)にそれぞれ、前記フィルムドア(191、192)が独立に操作可能に配置されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
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