JP4350140B2 - 雑草の生育を抑制する雑草生育抑制工法及び雑草生育抑制用組成物 - Google Patents
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(1)下地の凹凸部、不陸部、縁石とアスファルト歩道界面との間の隙間等への充填が不可能であること
(2)電柱や役物周りへの対応が難しく、施工後のシート面に浮き等が生じ、その部分においてシート被覆部が剥離したり、雑草が再発生すること
(3)シート被覆部と歩道界面との間に2〜3mmの段差が生じ、この段差部に泥、砂等の土砂、ゴミが集まり、そこから雑草が再発生すること
がある。
ポリウレタン樹脂を含む塗膜を下地に形成し、前記下地における雑草の生育を抑制する雑草生育抑制工法であって、
前記ポリウレタン樹脂は、ポリイソシアネート及びポリオールを含むモノマーを重合して成るものであり、
前記ポリイソシアネートは、
(A1)MDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)
(A2)ポリメリックMDI(ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート)
(A3)カルボジイミド変性MDI
から成る群から選ばれる1種以上であるとともに、
前記ポリオールは、
(B1)ヒマシ油
(B2)変性ヒマシ油
(B3)ポリブタジエン系ポリオール
(B4)ポリテトラメチレングリコール
から成る群から選ばれる1種以上であることを特徴とする雑草生育抑制工法を要旨とする。
(2)請求項2の発明は、
前記ポリウレタン樹脂を構成するモノマーとして、さらに、ポリアミンを含むことを特徴とする請求項1記載の雑草生育抑制工法を要旨とする。
(a)4,4‘ジアミノジフェニルメタン、3,3‘ジクロロ4,4‘ジアミノジフェニルメタン(以下、MOCAと称する)、それらの混合物等の有機ジアミン
(b)上記(a)の有機ジアミンを可塑剤やポリエーテルポリオール類に溶解さえせた常温液状アミン類
(c)3,5ジメチル2,4トルエンジアミン、3,5ジメチル2,6トルエンジアミン、3,5ジメチルチオ2,4トルエンジアミン、3,5ジメチルチオ2,6トルエンジアミン
(d)ポリエーテルポリオール又はポリテトラメチレングリコールの末端水酸基をアミノ基に置換した高分子量アミン類
(e)アニリン、ジエチルアミン、アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等にプロピレンオキシド、エチレンオキシド等のアルキレンオキシド類を付加重合せしめた分子量200〜3000のアミンポリオール類
等が挙げられる。
(3)請求項3の発明は、
前記ポリウレタン樹脂は、前記ポリオール及び前記ポリアミンを含む第1剤と、前記ポリイソシアネートを含む第2剤とを混合して得られたものであり、
前記第1剤の全液状成分における前記ポリオールの重量比が50〜95重量%の範囲内であるとともに、
前記第1剤の全液状成分における前記ポリアミンの重量比が3〜20重量%の範囲内であることを特徴とする請求項2記載の雑草生育抑制工法を要旨とする。
第1剤の全液状成分における前記ポリオールの重量比が50〜95重量%の範囲内であることにより、ポリウレタン樹脂の塗膜は、下地に含まれる水分の影響を一層受けにくく、炭酸ガスの発生に起因する気泡や発泡が一層生じにくい。その結果、ポリウレタン樹脂の塗膜の耐水性、耐久性が一層向上する。
前記ポリウレタン樹脂の可使時間(第1剤と前記第2剤とを混合した直後から、人力による攪拌、流し込み、塗布作業が可能である時間)は、3〜30分間であることが好ましく、5〜15分間であることが一層好ましい。可使時間が3分(5分)以上であることにより、混合塗布作業が容易になり、30分(15分)以下であることにより、必要な養生時間が長くなり過ぎることがない。可使時間は、第1剤と第2剤とを混合してから、B型粘度計で測定した粘度が10万mPa.sに達するまでの時間とすることができる。このときのB型粘度計の測定条件は、ローター:No4、回転数:6〜60rpm、液温:25℃、スケール:100gとすることができる。
(a)オクチル酸錫、ジブチル錫ラウレート、オクチル酸鉛、ビスマス等の金属触媒
(b)トリエチレンジアミン、テトラメチルヘキサンジアミン、N−メチルモルホリン、メチルイミダゾール、ジアザビシクロウンデセン等のアミン触媒やそれらのカルボン酸塩
(c)酢酸カリウム、酢酸ソーダ、オクチル酸カリウム、トリアジン類等のイソシアヌレート化触媒や第四アンモニウム塩類等
が挙げられる。
また、前記第1剤には、例えば、耐候性や耐熱性の更なる向上を目的として、酸化防止剤、光安定剤、耐熱性賦与剤、消泡剤(例えば、シリコン系消泡剤、鉱物油系消泡剤)、顔料等を配合することができる。
前記第2剤には、例えば、作業性向上や難燃化を目的として、可塑剤、高沸点希釈剤、液状難燃剤等を配合することができる。配合する物質としては、ジオクチルフタレート、ジオクチルアジペート、ジイソノニルフタレート、アルキルホスフェート、各種ハロゲン化ホスフェート、塩素化パラフィン、二塩基酸ジメチルエステル、プロピレンカーボネート等が挙げられる。
前記第1剤と前記第2剤との配合比は、次のようにすることが好ましい。すなわち、第1剤中のポリオール及びポリアミンの合計当量と、第2剤中のイソシアネート当量との比率が、1:1〜1:0.5となる配合比が好ましく、1:1〜1:0.8となる配合比が一層好ましい。また、第1剤と第2剤との重量比は、100:10〜100:1000となる範囲が好ましく、100:20〜100:300となる範囲が一層好ましい。
(4)請求項4の発明は、
下地における雑草の生育を抑制する雑草生育抑制用組成物であって、
ポリイソシアネートと、
ポリオールと、を含み、
前記ポリイソシアネートは、
(A1)MDI
(A2)ポリメリックMDI
(A3)カルボジイミド変性MDI
から成る群から選ばれる1種以上であるとともに、
前記ポリオールは、
(B1)ヒマシ油
(B2)変性ヒマシ油
(B3)ポリブタジエン系ポリオール
(B4)ポリテトラメチレングリコール
から成る群から選ばれる1種以上であることを特徴とする雑草生育抑制用組成物を要旨とする。
(5)請求項5の発明は、
さらに、ポリアミンを含むことを特徴とする請求項4記載の雑草生育抑制用組成物を要旨とする。
(6)請求項6の発明は、
前記雑草生育抑制用組成物は、前記ポリオール及び前記ポリアミンを含む第1剤と、前記ポリイソシアネートを含む第2剤とから成り、
前記第1剤の全液状成分における前記ポリオールの重量比が50〜95重量%の範囲内であるとともに、
前記第1剤の全液状成分における前記ポリアミンの重量比が3〜20重量%の範囲内であることを特徴とする請求項5記載の雑草生育抑制用組成物を要旨とする。
第1剤の全液状成分における前記ポリオールの重量比が50〜95重量%の範囲内であることにより、ポリウレタン樹脂の塗膜は、下地に含まれる水分の影響を一層受けにくく、炭酸ガスの発生に起因する気泡や発泡が一層生じにくい。その結果、ポリウレタン樹脂の塗膜の耐水性、耐久性が一層向上する。
本発明の雑草生育抑制用組成物の可使時間は、3〜30分間であることが好ましく、5〜15分間であることが一層好ましい。可使時間が3分(5分)以上であることにより、混合塗布作業が容易になり、30分(15分)以下であることにより、必要な養生時間が長くなり過ぎることがない。
(i)第1剤の調製
まず、下記の成分を10分間予備混合した。
平均分子量210のアミンポリオール:70重量部
分子量1000のポリプロピレングリコール:45重量部
ジイソノニルフタレート:90重量部
消泡剤、カーボン、触媒:少量
次に、上記の混合物に、さらに、炭酸カルシウム492重量部を加え、合計1000重量部とし、ディスパー及びホモジナイザーで分散させ、第1剤を得た。この第1剤は、25℃での粘度が約11000Pa・sである液状組成物であり、水酸基当量は621であった。
カルボジイミド変性MDIとポリメリックMDIとを1:1の重量比で混合したものを第2剤とした。この第2剤の遊離イソシアネート含量は30重量%であり、25℃における粘度は約100mPa・sであった。
(i)可使時間の評価
第1剤100重量部と第2剤25重量部とを混合し、この混合物の粘度を、B型粘度計を用いて継続的に測定した。測定条件は、ローター:No4、回転速度:6rpm、温度:25℃とした。可使時間(混合直後から、粘度10万mPa・sに達するまでの時間)は15分であった。なお、上記混合物におけるNCO/OH当量比は、1/0.90であった。
第1剤100重量部と第2剤25重量部とを混合し、この混合物を、予め離型剤で処理したアルミ板上に流し込み、2〜3mmの厚さで塗布し、塗膜を形成した。塗布後、室温で7日間養生してから、塗膜を脱型し、JIS A6021に準じて硬化塗膜物性を測定した。その結果を表1に示す。
また、上記塗膜を、水、温水、セメント分散液、及び塩酸水溶液に浸漬する浸漬試験を行ったが、塗膜に異常は認められなかった。
第1剤100重量部と第2剤25重量部とを混合した混合物を、スレート板に塗布したときのH型接着試験を、JIS A5758に準じて行った。その結果、上記表1に示すとおり、17kgf/cm2という高い接着力を示した。また、このH型供試体を水、セメント飽和水溶液、80℃熱水に浸漬した後で接着試験を行ったところ、接着力は良好であった。
まず、歩道端部であって、雑草が生育しているところの雑草を刈り、雑草の根を除去した。以下、この部分を「下地」とする。ただし、根を完全に除去することはできず、根の一部は地中に残存した。
(i)第1剤の調製
下記の成分を混合し、ディスパー及びホモジナイザーを用いて分散させた。
変性ヒマシ油系ジオール:230重量部
平均分子量210のアミンポリオール:30重量部
炭酸カルシウム:340重量部
表面脂肪酸処理炭酸カルシウム:160重量部
吸湿剤である合成ゼオライト:30重量部
シリコン系消泡剤、アミン系触媒、耐熱性賦与剤、安定剤:少量
分散後、60〜70℃で脱泡処理し、ペースト状の第1剤を得た。この第1剤の水酸基当量は850であった。
カルボジイミド変性MDI75重量部をフタル酸ジイソノニル(DINP)25重量部で希釈したものを第2剤とした。この第2剤の遊離イソシアネート含量は21.5重量%であった。
(i)可使時間の評価
第1剤100重量部と第2剤25重量部とを混合し、前記実施例1と同様にして可使時間を測定したところ、可使時間は5分間であった。なお、上記混合物におけるNCO/OH当量比は、1/0.92であり、ゲルタイムは8分であった。
第1剤100重量部と第2剤25重量部とを混合し、この混合物を、テフロン(登録商標)板上に流し込み、2〜3mmの厚さで塗布し、塗膜を形成した。塗布後、室温で7日間養生してから、塗膜を脱型し、JIS A6021に準じて硬化塗膜物性を測定した。その結果を上記表1に示す。
また、上記塗膜を、水、温水、セメント分散液、及び塩酸水溶液に浸漬する浸漬試験を行ったが、塗膜に異常は認められなかった。
第1剤100重量部と第2剤25重量部とを混合した混合物を、スレート板に塗布したときのH型接着試験を、JIS A5758に準じて行った。その結果、上記表1に示すとおり、9.3kgf/cm2という高い接着力を示した。また、このH型供試体を水、セメント飽和水溶液、80℃熱水に浸漬した後で接着試験を行ったところ、接着力は良好であった。
まず、前記実施例1と同様に、歩道端部であって、雑草が生育しているところの雑草を刈り、雑草の根を除去して、下地を形成した。
(i)第1剤の調製
下記の成分を容量1Lのポリカップに入れ、ディスパー及びホモジナイザーを用いて分散させた。
1,4ブチレングリコール:30重量部
ジイソノニルフタレート:100重量部
炭酸カルシウム粉体:205重量部
アミン系触媒:4重量部
黒色トナー:1重量部
シリコン系消泡剤:0.2重量部
酸化防止剤:0.5重量部
分散後、加熱脱水して、暗灰色粘稠の第1剤が得られた。この第1剤の水酸基当量は504であった。
以下の成分を混合し、80℃で1.5時間反応させ、ウレタンプレポリマーから成る第2剤を得た。
4,4‘ジフェニルメタンジイソシアネート:515重量部
平均分子量1000のポリテトラメチレングリコール:429重量部
この第2剤の遊離イソシアネート含量は15重量%である。
(i)可使時間の評価
第1剤100重量部と第2剤60重量部とを混合し、前記実施例1と同様にして可使時間を測定したところ、可使時間は8分間であった。なお、上記混合物におけるNCO/OH当量比は、1/0.93であった。
第1剤100重量部と第2剤60重量部とを混合し、この混合物を、予め離型剤で処理したアルミ板上に流し込み、2〜3mmの厚さで塗布し、塗膜を形成した。塗布後、室温で7日間養生してから、塗膜を脱型し、JIS A6021に準じて硬化塗膜物性を測定した。その結果を上記表1に示す。
また、上記塗膜を、水、温水、セメント分散液、及び塩酸水溶液に浸漬する浸漬試験を行ったが、塗膜に異常は認められなかった。
第1剤100重量部と第2剤60重量部とを混合した混合物を、スレート板に塗布したときのH型接着試験を、JIS A5758に準じて行った。その結果、上記表1に示すとおり、16.1kgf/cm2という高い接着力を示した。また、このH型供試体を水、セメント飽和水溶液、80℃熱水に浸漬した後で接着試験を行ったところ、接着力は良好であった。
まず、前記実施例1と同様に、歩道端部であって、雑草が生育しているところの雑草を刈り、雑草の根を除去して、下地を形成した。
(i)第1剤の調製
下記の成分を容量1Lのポリカップに入れ、ディスパー及びホモジナイザーを用いて分散させた。
硫黄含有ジアミン(エタキュアー300、イハラケミカル工業社製):70.4重量部
ポリプロピレントリオール4000:140重量部
ジイソノニルフタレート:133重量部
炭酸カルシウム粉体:302重量部
アミン系触媒:3重量部
黒色トナー:1重量部
シリコン系消泡剤:0.2重量部
酸化防止剤:0.4重量部
分散後、加熱脱水して、ダークグレー色粘稠の第1剤が得られた。この第1剤の水酸基当量は950であった。
以下の成分を混合し、80℃で1.5時間反応させ、ウレタンプレポリマーから成る第2剤を得た。
平均分子量3000のポリプロピレングリコール:453重量部
ジイソノニルフタレート:150重量部
この第2剤の遊離イソシアネート含量は10重量%である。
(i)可使時間の評価
第1剤100重量部と第2剤50重量部とを混合し、前記実施例1と同様にして可使時間を測定したところ、可使時間は4分間であった。なお、上記混合物におけるNCO/OH当量比は、1/0.88であった。
第1剤100重量部と第2剤50重量部とを混合し、この混合物を、予め離型剤で処理したアルミ板上に流し込み、2〜3mmの厚さで塗布し、塗膜を形成した。塗布後、室温で7日間養生してから、塗膜を脱型し、JIS A6021に準じて硬化塗膜物性を測定した。その結果を上記表1に示す。
また、上記塗膜を、水、温水、セメント分散液、及び塩酸水溶液に浸漬する浸漬試験を行ったが、塗膜に異常は認められなかった。
第1剤100重量部と第2剤50重量部とを混合した混合物を、スレート板に塗布したときのH型接着試験を、JIS A5758に準じて行った。その結果、上記表1に示すとおり、14.3kgf/cm2という高い接着力を示した。また、このH型供試体を水、セメント飽和水溶液、80℃熱水に浸漬した後で接着試験を行ったところ、接着力は良好であった。
まず、前記実施例1と同様に、歩道端部であって、雑草が生育しているところの雑草を刈り、雑草の根を除去して、下地を形成した。
(比較例1)
a)雑草生育抑制用組成物の調製
(i)第1剤の調製
まず、下記の成分を混合し、加熱溶解した。
分子量2000のポリオキシプロピレングリコール:294重量部
可塑剤としての20%ジオクチルフタレート:300重量部
MOCA:10重量部
次に、下記の成分をさらに加えて総量を2000重量部とし、ディスパー及びホモジナイザーを用いて分散した。
触媒としての20%オクチル酸鉛:10重量部
安定剤としてのノクラックNBC:10重量部
分散後、100〜105℃で1時間加熱減圧脱水してから、50℃まで冷却して第1剤を得た。この第1剤の水酸基当量は2744であった。
まず、下記2成分の混合液を調製した。
分子量5000のポリオキシプロピレントリオール:700重量部
分子量2000のポリオキシプロピレングリコール:300重量部
次に、この混合液に、さらに
TDI―80(日本ポリウレタン工業社製):146重量部
を加え、100℃で2時間反応させて、ウレタンプレポリマーから成る第2剤を得た。この第2剤の末端遊離イソシアネート含量は3.30重量%であった。
まず、前記実施例1と同様に、歩道端部であって、雑草が生育しているところの雑草を刈り、雑草の根を除去して、下地を形成した。
(比較例2)
a)雑草の生育抑制用組成物の調製
(i)第1剤の調製
まず、下記の成分を混合した。
分子量1000のポリオキシプロピレングリコール:120重量部
水酸基価534mgKOH/gのアミンポリオール:10重量部
可塑剤としてのジオクチルフタレート:170重量部
次に、下記の成分をさらに加えて総量を1000重量部とし、ディスパー及びホモジナイザーを用いて分散した。
触媒としての20%オクチル酸鉛:10重量部
安定剤としてのノクラックNBC:10重量部
シリコン系消泡剤:5重量部
分散後、100〜105℃で1時間加熱減圧脱水してから、50℃まで冷却して第1剤を得た。この第1剤の水酸基当量は1460であった。
まず、下記3成分の混合液を調製した。
分子量5000のポリオキシプロピレントリオール:470重量部
分子量2000のポリオキシプロピレングリコール:500重量部
1,4ブチレングリコール:30重量部
次に、この混合液に、さらに
TDI―80(日本ポリウレタン工業社製):291重量部
を加え、100℃で2時間反応させて、ウレタンプレポリマーから成る第2剤を得た。この第2剤の末端遊離イソシアネート含量は6重量%であった。
まず、前記実施例1と同様に、歩道端部であって、雑草が生育しているところの雑草を刈り、雑草の根を除去して、下地を形成した。
例えば、前記実施例1〜4において、ポリウレタン樹脂の塗布は、二液混合吐出ポンプを用いる方法でもよい。このすることにより、施工の効率化、省人化を図ることができる。
Claims (6)
- ポリウレタン樹脂を含む塗膜を下地に形成し、前記下地における雑草の生育を抑制する雑草生育抑制工法であって、
前記ポリウレタン樹脂は、ポリイソシアネート及びポリオールを含むモノマーを重合して成るものであり、
前記ポリイソシアネートは、
(A1)MDI
(A2)ポリメリックMDI
(A3)カルボジイミド変性MDI
から成る群から選ばれる1種以上であるとともに、
前記ポリオールは、
(B1)ヒマシ油
(B2)変性ヒマシ油
(B3)ポリブタジエン系ポリオール
(B4)ポリテトラメチレングリコール
から成る群から選ばれる1種以上であることを特徴とする雑草生育抑制工法。 - 前記ポリウレタン樹脂を構成するモノマーとして、さらに、ポリアミンを含むことを特徴とする請求項1記載の雑草生育抑制工法。
- 前記ポリウレタン樹脂は、前記ポリオール及び前記ポリアミンを含む第1剤と、前記ポリイソシアネートを含む第2剤とを混合して得られたものであり、
前記第1剤の全液状成分における前記ポリオールの重量比が50〜95重量%の範囲内であるとともに、
前記第1剤の全液状成分における前記ポリアミンの重量比が3〜20重量%の範囲内であることを特徴とする請求項2記載の雑草生育抑制工法。 - 下地における雑草の生育を抑制する雑草生育抑制用組成物であって、
ポリイソシアネートと、
ポリオールと、を含み、
前記ポリイソシアネートは、
(A1)MDI
(A2)ポリメリックMDI
(A3)カルボジイミド変性MDI
から成る群から選ばれる1種以上であるとともに、
前記ポリオールは、
(B1)ヒマシ油
(B2)変性ヒマシ油
(B3)ポリブタジエン系ポリオール
(B4)ポリテトラメチレングリコール
から成る群から選ばれる1種以上であることを特徴とする雑草生育抑制用組成物。 - さらに、ポリアミンを含むことを特徴とする請求項4記載の雑草生育抑制用組成物。
- 前記雑草生育抑制用組成物は、前記ポリオール及び前記ポリアミンを含む第1剤と、前記ポリイソシアネートを含む第2剤とから成り、
前記第1剤の全液状成分における前記ポリオールの重量比が50〜95重量%の範囲内であるとともに、
前記第1剤の全液状成分における前記ポリアミンの重量比が3〜20重量%の範囲内であることを特徴とする請求項5記載の雑草生育抑制用組成物。
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