JP4347232B2 - 食器洗浄機 - Google Patents
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Description
給水弁は、それ自体が故障したり、内部に異物が入り込んだりして閉止不能になることがある。給水弁が閉止不能になると、洗浄槽内の洗浄水の水位が異常に上昇してしまい、洗浄水が洗浄槽の外に漏れてしまう。
特許文献1には、洗浄水の水位を検出する水位検出器が所定時間継続して所定水位を検出すると、洗浄水の水位が異常に上昇したことを報知するとともに、洗浄槽から洗浄水を排水する技術が記載されている。
即ち、従来の技術では、洗浄中に波打っている洗浄水の水位を利用して水位の異常上昇を認識するにあたって正常な食器洗浄機を異常であると誤判断する確率を低減するために、継続して監視する時間を長く設定せざるを得ない。継続監視時間を長く設定すると、洗浄水の水位が異常に上昇したと認識するタイミングが遅れ、それから対策(例えば、洗浄ポンプの運転を停止して排水ポンプを起動するといった対策)を講じていては間に合わず、洗浄水が洗浄槽の外に漏れてしまうことがある。
本発明は、その問題を解決するためになされたものであり、洗浄水の水位が異常に上昇した場合の対策を早期に開始することが可能な食器洗浄機を提供することを課題とする。
洗浄槽は、食器を収容する。給水手段は、洗浄槽に洗浄水を給水する。洗浄手段は、洗浄槽内に洗浄水を噴射する。洗浄槽に収容されている食器に洗浄水が噴射されて食器が洗浄される。排水手段は、洗浄槽から洗浄水を排水する。水位検出手段は、洗浄槽内の洗浄水の水位が所定高さ以上であるか否かを検出する。コントローラには、給水手段と洗浄手段と排水手段と水位検出手段が接続されている。食器洗浄機は、洗浄槽内に洗浄水が貯留されているとともに給水手段と排水手段が停止している状態で、貯留されている洗浄水を洗浄手段によって洗浄槽内に噴射する洗浄動作を実行する。コントローラは、以下の制御手順を順に実行する。
(1)前記水位が所定高さ未満の状態で洗浄動作を実行している間に前記水位が上昇して、前記水位が所定高さ未満から所定高さ以上に上昇したことを水位検出手段が検出すると、洗浄手段を停止して排水手段を動作させることによって、前記水位を所定高さ未満まで低下させる第1制御手順。
(2)排水手段を停止して洗浄手段を動作させることによって洗浄動作を実行する第2制御手順。
(3)水位検出手段が所定高さ未満の前記水位を検出している間は洗浄動作を継続し、前記水位が所定高さ未満から所定高さ以上に上昇したことを水位検出手段が検出すると、洗浄手段を停止して排水手段を動作させるとともに異常給水に係る情報を報知する第3制御手順。
すなわち、本発明の食器洗浄機は、洗浄槽の水位が異常である可能性がある段階で、本当に異常なのか正常であるかを判別できるのを待たないで洗浄槽から排水する対策をまず実行し、その対策以降の水位によって、対策をキャンセルするか、対策を再び行うかを決定する。よって、洗浄水の水位異常に対する対策を早期に実行することに成功している。
なお、ここで言う「洗浄」には、「すすぎ」をも含んでいる。
この発明の食器洗浄機は、水位の異常上昇か否かを見極めてから対策を講じていては遅すぎるという問題を解決する。対策を講じるのに遅すぎない範囲であれば、正常にもかかわらず異常対策を開始する機会を減少させることが好ましい。そこで、本発明の改良された食器洗浄機では、対策を講じるのに遅すぎない範囲で、水位を複数回または連続的に監視する。
第1制御手順で、水位検出手段が水位を所定時間間隔で複数回検出するか、または水位検出手段が水位を所定時間継続して検出するようにすると、洗浄水の水位が正常であるにもかかわらず異常対策を実行する機会を減少させることができる。また、所定時間間隔と所定時間が、異常な水位上昇であると判断可能な長さよりも短く設定されているので、水位異常に対する対策を早期に実行することが可能になる。
洗浄動作を開始してから暫くの間は、洗浄水の水位が安定しない。洗浄動作開始から特定期間が経過してから第1制御手順を行うことによって、洗浄水の水位が正常であるにもかかわらず異常対策を実行する機会を減少させることができる。
よって、部品点数を削減することができる。
洗浄水の水位異常は、給水弁に異物が噛み込んで生じることが多い。この食器洗浄機のように、第1制御手順で洗浄手段を停止して排水手段を動作させるときに給水弁を開閉すると、給水弁が噛み込んでいる異物が流出することがある。すると、水位異常が解消されるとともに、異常給水に係る情報も報知されない。異常給水に係る情報が報知されないと、修理のためにサービスマンが出向く頻度が減少する。
(1)食器洗浄機は引出式である。
(2)洗浄工程中に給水異常検出処理を実行する。給水異常検出処理では、洗浄工程が開始してから6秒が経過した時点で、水位検出器がオンであるか否かを判別する。水位検出器は、洗浄水の水位が所定高さ以上の場合にオンになる。水位検出器がオンであり、その1秒後にもオンであった場合、すなわち1秒の間隔を置いて検出した結果がともにオンになっていた場合には、水位異常であると仮に判断する。水位異常であると仮に判断すると、ポンプの洗浄運転を停止するとともに、ポンプを排水運転する。
(3)その後に水位検出器がオフになった場合に、ポンプの排水運転を停止し、洗浄運転に復帰する。
(4)再開した洗浄工程でも給水異常検出処理を実行する。再開した洗浄工程では、水位検出器がオフである間、ポンプの洗浄運転を継続する。給水異常が検出されなければ洗浄工程が最後まで行われる。一方、再開した洗浄工程の実行中に水位検出器がオンすると、水位異常であると最終判断して、ポンプを排水運転する。ポンプの排水運転によって洗浄槽の洗浄水が排水されてから、給水弁の異常が報知される。
(5)給水弁の異常を報知してから、常時監視処理に移行する。常時監視処理では、水位検出器がオンになる毎に、ポンプが排水運転される。
(6)食器洗浄機が一時停止状態と運転停止状態であるときにも、給水異常を検出するとともに、その対策を実行する処理が行われる。
図1に示すように、食器洗浄機10の本体12内には、洗浄槽14が収容されている。洗浄槽14の前方(図1の左方)には、扉15が設けられている。本体12は、図示しないローラとレールを介して洗浄槽14をスライド可能に支持している。洗浄槽14は、扉15とともに、本体12から引き出すことができる。
扉15の前面上部には、操作パネル16が設けられている。操作パネル16には、運転開始ボタン、洗浄コース選択ボタン、一時停止ボタン、時間表示部等が設けられている。時間表示部は、2桁の数字を表示するディスプレーであり、食器洗浄機10の運転残り時間を表示する。また、時間表示部は、食器洗浄機10に異常が発生した場合に、個々の異常内容に対応した数字を表示する。扉15には、洗浄槽14内と外部とを連通する排気経路18が設けられている。洗浄槽14内には、食器カゴ21が配置されている。食器カゴ21の各部は、種々の食器(大皿、小皿、丼、コップ等)を所定姿勢に維持可能な形状に形成されている。
洗浄槽14の底部には、吸込凹部24が形成されている。吸込凹部24の上部開口部は、メッシュ状の残菜フィルタ17によって覆われている。洗浄槽14の底面26の下方には、ポンプ27が設けられている。ポンプ27は、内蔵する電気モータによってインペラ28を回転させる。ポンプ27は、インペラ28を一方向に回転させることもできるし、他方向に回転させることもできる。ポンプ27のインペラ28が配置されている部分と、吸込凹部24とは、吸込経路25によって連通されている。洗浄槽14の底面26の上方には、電気式のヒータ30が装着されている。
本体12の後方壁33には、排水ホース34が接続されている。排水ホース34とポンプ27の第2吐出口35は、排水経路36によって連通されている。排水経路36の途中と洗浄槽14は、エアー抜き経路37によって連通されている。排水経路36の排水ホース34と接続されている部分の直上流側には、排水逆止弁38が装着されている。排水逆止弁38は、排水ホース34から排水経路36に排水が逆流するのを防止する。
後方壁33の水平に配置されている部分には、給水ホース40が接続されている。給水ホース40には、水道水(冷水)が直接供給されることもあるし、給湯器によって水道水が加熱された温水が供給されることもある。
後方壁33の内方には、給水弁41が取り付けられている。給水弁41は、内蔵するソレノイドに駆動されて開閉する。給水弁41の入口44と給水ホース40は、第1給水経路42によって連通されている。給水弁41の出口39と洗浄槽14は、第2給水経路43によって連通されている。
洗浄槽14の後方壁51の外側には、乾燥ファン52が装着されている。乾燥ファン52は、内蔵する電気モータでファン60を回転させる。乾燥ファン52と洗浄槽14は、乾燥経路53によって連通されている。乾燥ファン52は、洗浄槽14に正常に洗浄水が給水された場合の水位(以下「正常水位」と言う。図1に符号54で図示)よりも高く配置されている。よって、乾燥ファン52に水が侵入してしまうのが防止されている。
洗浄槽14の底面26には、サーミスタ55が装着されている。サーミスタ55は、洗浄槽14に洗浄水やすすぎ水が入れられているときには洗浄槽14内の水の温度を検出し、洗浄水やすすぎ水が入れられていないときには洗浄槽14内の空気の温度を検出する。
本体12の底面57には、凹部58が形成されている。凹部58には、水漏れ検知センサ59が備える2本の電極が差し込まれている。洗浄槽14から漏れた水が凹部58に流れ込むと、水漏れ検知センサ59は、電極間が導通してオンになる。
洗浄槽14の上方には、シール蓋56が配置されている。シール蓋56は、図示しない昇降機構を介して洗浄槽14と連結されている。洗浄槽14が本体12に収容されている状態(図1の状態)では、シール蓋56は降下して洗浄槽14の上部開口部を閉止する。洗浄槽14が本体12から引き出されると、シール蓋56は上昇して洗浄槽14の上部開口部を開放する。
ノズル31に送り込まれた洗浄水は、噴射口32から勢いよく噴射する。ノズル31は、洗浄水を噴射しながら、その噴射によって発生する回転モーメントの作用で回転する。噴射口32から噴射する洗浄水によって、食器22が洗浄される。食器22を洗浄した洗浄水は、吸込凹部24から再びポンプ27に吸込まれる。このように、ポンプ27に吸込まれた洗浄水がノズル31の噴射口32から噴射し、再びポンプ27に吸込まれる循環が繰り返される。食器22から洗い流された残菜は、残菜フィルタ17によって濾し取られる。
ヒータ30がオンになると、洗浄水の温度が上昇する。洗浄水の温度は、サーミスタ55によって検出される。サーミスタ55が検出した温度に基づいて、ヒータ30はオン/オフ制御され、洗浄水温度は所定範囲(例えば、45〜60℃)に維持される。
洗浄槽14から水が漏れて水漏れ検知センサ59がオンになると、ブザー(図示省略)から警報音が発せられるとともに、食器洗浄機10の電源がオフになる。
図2、図3は、洗浄工程中に実行される給水異常検出処理S10のフローチャートである。図4のグラフは、給水弁41が閉止不能になった場合の洗浄水の平均的な水位変化を示している。図4の横軸は時間に対応しており、縦軸は洗浄水の水位に対応している。なお、本給水異常検出処理S10は、すすぎ工程にも適用することができる。
洗浄工程が開始されると、給水弁41が開くことによって、洗浄槽14に給水が行われる。図4に示すように、洗浄槽14に給水が行われると、浄水の水位が上昇してゆく。そして、「A」のタイミングで正常水位54に達し、水位検出器45がオンになる。水位検出器45がオンになると、給水弁41が閉じるとともに、ポンプ27が洗浄運転される。ポンプ27が洗浄運転されると、ノズル31に洗浄水が送り込まれ、噴射口32から噴射する。このため、洗浄水の水位は低下する。
給水後に給水弁41が正常に閉止した場合には、ポンプ27の洗浄運転が開始されて低下した水位は、その状態を維持する。給水弁51が閉止不能である場合には、図4に示すように、水位は一旦低下してから上昇する。
S12に続くS14では、水位検出器45がオンであるか否かを判別する(このタイミングが、図4で「B」として示されている)。S14で水位検出器45がオンであると判別した場合(YESの場合)には、S16に移行する。S14で水位検出器45がオンでないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。
S18では、水位検出器45がオンであるか否かを再び判別する。S18で水位検出器45がオンであると判別した場合(YESの場合)には、S20に移行する。S18で水位検出器45がオンでないと判別した場合(NOの場合)には、S14に戻る。すなわち、S14〜S18の処理によって、1秒の間隔を置いて水位検出器45がオンであるかを2回判別したことになる。
S20が実行されると、ポンプ27の洗浄運転が停止される。そして、続くS22では、ポンプ27が排水運転される。図4に示すように、ポンプ27が排水運転されると、洗浄水の水位は低下する。そして、S24を行う。
水位検出器45がオンになり、さらに1秒後にオンになった場合には、洗浄水の水位が異常に上昇している可能性がある。もちろん、洗浄水の水位は変動しているので、水位異常でない可能性もある。しかしながら、1秒の間隔を置いて水位検出器45が2回オンになったのであるから、水位異常である可能性が高い。そこで、本実施例の食器洗浄機10は、1秒の間隔を置いて水位検出器45が2回オンになった場合に、水位異常であると仮に判断して、洗浄水を排水する。
水位異常であるとの仮判断は、短時間(例えば、1秒)継続して水位検出器45がオンになった場合や、1回だけ水位検出器45がオンになった場合に行うこともできる。
S26では、ポンプ27の排水運転が開始されてから2分が経過したか否かを判別する。この「2分」は、ポンプ27として許容されている連続運転時間である。ポンプ27は、2分以上連続運転すると、内部の温度が上昇して不具合を起こす可能性がある。S26でポンプ27の排水運転が開始されてから2分が経過したと判別した場合(YESの場合)には、S42(図3参照)を実行する。S42を実行すると、ポンプ27の排水運転が停止されるとともに、給水弁41の異常が報知される。この報知では、ブザーから警報音が発せられるとともに、操作パネル16の時間表示部に給水弁41の異常に対応した数字が表示される。
S28では、ポンプ27の排水運転を停止する。次のS30では、ポンプ27を洗浄運転する。S28とS30は、S24で水位検出器45がオフであると判別した場合に実行される。すなわち、S14〜S18の判別で水位異常であると仮に判断することによってポンプ27の排水運転(S22)を行ったが、S24で水位検出器45がオフになったので、水位異常であるとの判断を一旦キャンセルし、ポンプ27の排水運転を停止し、洗浄運転する。
S36では、ポンプ27を排水運転する。図4に示すように、ポンプ27を排水運転すると、洗浄水の水位が低下してゆく。
S36に続くS38では、水位検出器45がオフであるか否かを判別する。S38で水位検出器45がオフでないと判別した場合(NOの場合)には、S40を実行する。
S40では、ポンプ27の排水運転が開始されてから2分が経過したか否かを判別する。S40でポンプ27の排水運転が開始されてから2分が経過していないと判別した場合(NOの場合)には、S38を再び実行する。S40でポンプ27の排水運転が開始されてから2分が経過したと判別した場合(YESの場合)には、S42を実行する。S42を実行すると、ポンプ27の排水運転が停止されるとともに、給水弁41の異常が報知される。一方、S38で水位検出器45がオフであると判別した場合(YESの場合)にも、S42を実行することによって、ポンプ27の排水運転が停止されるとともに、給水弁41の異常が報知される。そして、常時監視処理S50に移行する。
本実施例の食器洗浄機10は、洗浄槽14に給水するときの水位検出と、異常水位の検出を1つの水位検出器45で行っているが、それぞれを別個の水位検出器で行うこともできる。
S52では、水位検出器45がオンであるか否かを判別する。S52で水位検出器45がオンであると判別した場合(YESの場合)には、S54を実行する。S52で水位検出器45がオンでないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。
S54を実行すると、ポンプ27が排水運転される。そして、S60に移行する。
S60では、ポンプ27の排水運転開始から2分が経過したか否かを判別する。S60でポンプ27の排水運転開始から2分が経過していないと判別した場合(NOの場合)には、そのままの状態を継続する。S60でポンプ27の排水運転開始から2分が経過したと判別した場合(YESの場合)には、S62を行う。S62では、ポンプ27の排水運転を停止する。S60とS62の処理によって、ポンプ27が許容連続運転時間である2分を超えて運転され、不具合を起こすのが防止されている。
S62に続くS64では、ポンプ27が停止してから所定時間が経過したか否かを判別する。S64でポンプ27が停止してから所定時間が経過していないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。S64でポンプ27が停止してから所定時間が経過したと判別した場合(YESの場合)には、S52を再び実行する。
給水異常検出処理S70の最初の処理であるS72では、洗浄工程(すすぎ工程を含む)中であるか否かを判別する。S72で洗浄工程中でないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。S72で洗浄工程中であると判別した場合(YESの場合)には、S74に移行する。
S74では、一時停止状態であるか否かを判別する。S74で一時停止状態でないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。S74で一時停止状態であると判別した場合(YESの場合)には、S76を行う。
S76では、一時停止状態になってから15分が経過したか否かを判別する。S76で一時停止状態になってから15分が経過していないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。S76で一時停止状態になってから15分が経過したと判別した場合(YESの場合)には、S80に移行する。
S76が設けられていることによって、S80の水位検出器45がオンであるか否かの判別は、食器洗浄機10が一時停止状態になってから15分が経過するまで実行されない。このようになっているのは、食器洗浄機10が一時停止の状態にされたときには、食器を追加して入れるために、洗浄槽14が収容位置から引き出され、さらに収容位置に収容されることが多いからである。洗浄槽14が引き出されたり、収容されたりすると、洗浄水の水位が異常でないのに、水位が変動することによって水位検出器45がオンになってしまう。そのため、洗浄槽14が引き出されたり、収容されたりするであろう15分間は、水位検出器45がオンであるか否かを判別するS80を実行しない。洗浄槽引出しタイプの食器洗浄機でなくても、扉を開閉するとショックで洗浄槽の水位が変動するので、S76の処理を設けるのが有効である。食器洗浄機10が一時停止状態であるときに、水位が異常に上昇した場合には、水位検出器45の水位室46から洗浄水が外部に漏れる。外部に漏れた洗浄水は、本体12の底面57に形成されている凹部58に入り込む。凹部58に洗浄水が入り込むと、水漏れ検知センサ59がオンになる。水漏れ検知センサ59がオンになると、ブザーによって水漏れが報知されるとともに、ポンプ27が排水運転される。よって、食器洗浄機10が一時停止状態であり、水位検出器45がオンであるか否かの判別が15分に亘って実行されていないときに万が一水位異常が発生しても、ポンプ27の排水運転によって、排水が行われる。
S82に続くS84では、ポンプ27の排水運転開始から2分が経過したか否かを判別する。S84でポンプ27の排水運転開始から2分が経過していないと判別した場合(NOの場合)には、そのままの状態を継続する。S84でポンプ27の排水運転開始から2分が経過していると判別した場合(YESの場合)には、S86を実行してポンプ27の排水運転を停止する。そして、常時監視処理S50に移行する。
給水異常検出処理S90の最初の処理であるS92では、食器洗浄機10が運転停止状態であるか否かを判別する。S92で食器洗浄機10が運転停止状態でないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。S92で食器洗浄機10が運転停止状態であると判別した場合(YESの場合)には、S94に移行する。
S94では、水位検出器45がオンであるか否かを判別する。S94で水位検出器45がオンでないと判別した場合(NOの場合)には、そのまま待機する。S94で水位検出器45がオンであると判別した場合(YESの場合)には、S96を実行することによって、ポンプ27を排水運転する。このようにして、食器洗浄機10が運転停止状態にあるときに、洗浄水の水位が異常に上昇して水位検出器45がオンになると、ポンプ27が排水運転される。
S96に続くS98では、ポンプ27の排水運転開始から2分が経過したか否かを判別する。S98でポンプ27が排水運転を開始してから2分が経過していないと判別した場合(NOの場合)には、そのままの状態を継続する。S98でポンプ27の排水運転開始から2分が経過したと判別した場合(YESの場合)には、S100を実行する。S100では、ポンプ27の排水運転を停止するとともに、給水弁41の異常を報知する。そして、常時監視処理S50に移行する。
乾燥工程中にも、水位異常の検出を実行し、水位異常を検出した場合には、ポンプ27の排水運転と水位異常に係る報知を行うこともできる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
12:本体
14:洗浄槽
15:扉
16:操作パネル
17:残菜フィルタ
18:排気経路
20:コントローラ
21:食器カゴ
24:吸込凹部
25:吸込経路
26:底面
27:ポンプ
28:インペラ
29:第1吐出口
30:ヒータ
31:ノズル
32:噴射口
33:後方壁
34:排水ホース
35:第2吐出口
36:排水経路
37:エアー抜き経路
38:排水逆止弁
39:出口
40:給水ホース
41:給水弁
42:第1給水経路
43:第2給水経路
44:入口
45:水位検出器
46:水位室
47:フロート
48:バー
49:スイッチ
50:水位経路
51:後方壁
52:乾燥ファン
53:乾燥経路
54:正常水位
55:サーミスタ
56:シール蓋
57:底面
58:凹部
59:水漏れ検知センサ
60:ファン
Claims (5)
- 食器を収容する洗浄槽と、
洗浄槽に洗浄水を給水する給水手段と、
洗浄槽内に洗浄水を噴射する洗浄手段と、
洗浄槽から洗浄水を排水する排水手段と、
洗浄槽内の洗浄水の水位が所定高さ以上であるか否かを検出する水位検出手段と、
給水手段と洗浄手段と排水手段と水位検出手段に接続されているコントローラを備えており、
洗浄槽内に洗浄水が貯留されているとともに給水手段と排水手段が停止している状態で、貯留されている洗浄水を洗浄手段によって洗浄槽内に噴射する洗浄動作を実行する食器洗浄機であり、
コントローラは、以下の制御手順、すなわち、
(1)前記水位が所定高さ未満の状態で洗浄動作を実行している間に前記水位が上昇して、前記水位が所定高さ未満から所定高さ以上に上昇したことを水位検出手段が検出すると、洗浄手段を停止して排水手段を動作させることによって、前記水位を所定高さ未満まで低下させる第1制御手順、
(2)排水手段を停止して洗浄手段を動作させることによって洗浄動作を実行する第2制御手順、
(3)水位検出手段が所定高さ未満の前記水位を検出している間は洗浄動作を継続し、前記水位が所定高さ未満から所定高さ以上に上昇したことを水位検出手段が検出すると、洗浄手段を停止して排水手段を動作させるとともに異常給水に係る情報を報知する第3制御手順、
を順に実行することを特徴とする食器洗浄機。
- コントローラは、第1制御手順で、水位検出手段が所定高さ以上の水位を所定時間間隔で複数回検出するか、または水位検出手段が所定高さ以上の水位を所定時間継続して検出すると、洗浄手段を停止して排水手段を動作させ、
所定時間間隔と所定時間は、水位検出手段が所定高さ以上の水位を検出することによって異常給水であると判断可能な時間よりも短く設定されていることを特徴とする請求項1の食器洗浄機。 - コントローラは、洗浄動作の開始から特定期間が経過してから、第1制御手順を行うことを特徴とする請求項1又は2の食器洗浄機。
- 水位検出手段は、給水手段が洗浄槽に給水するときの水位検出に兼用されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの食器洗浄機。
- 給水手段は、給水経路と、給水経路に介装された給水弁を有しており、
コントローラは、第1制御手順で洗浄手段を停止して排水手段を動作させるときに、給水弁を少なくとも1回開閉することを特徴とする請求項1又は2の食器洗浄機。
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JP2006204589A (ja) | 2006-08-10 |
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