JP4345681B2 - エアバッグ - Google Patents
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Description
前記テザーパネルの前記一対のパネル側各端縁には、それぞれ前記両パネルに接着する接着片が設けられており、前記テザーパネル及び前記接着片は、H字状に形成された第1テザーシートと第2テザーシートとを互いに重ね合わせてH字状に形成されたものであり、前記2枚のテザーシートは、互いに重ね合わせることによって、その中央部が前記テザーパネルを形成するパネル形成部とされ、該中央部を除く部位が前記テザーパネルの前記一対のパネル側各端縁に配置されて、該パネル形成部に対して折り曲げられることによって前記接着片を形成する接着片形成部とされ、前記接着片形成部のうち、前記第1テザーシートの前記パネル形成部の各端縁から延出された部位によって第1接着部が構成され、前記第2テザーシートの前記パネル形成部の各端縁から延出された部位によって第2接着部が構成され、前記接着片形成部のうち、前記第1接着部の各側縁から延出された部位によって第3接着部が構成され、前記第2接着部の各側縁から延出された部位によって第4接着部が構成され、前記接着片を形成する接着片形成部のうち、前記第1接着部と第3接着部とから構成された前記第1テザーシートの接着片形成部は、前記パネル形成部に対して折り曲げられ、前記一対のパネルに沿って延びるように前記一対のパネルに接着されると共に、前記第2接着部と第4接着部とから構成された前記第2テザーシートの接着片形成部は、前記パネル形成部に対して折り曲げられ、前記一対のパネルに沿って前記第1テザーシートの接着片形成部から離間する方向へ延びるように前記一対のパネルに接着されていることを要旨とする。
上記の構成によれば、テザーパネルを形成するべく、各パネル形成部を好適に接合することができる。
請求項4に記載のエアバッグの発明は、請求項1から請求項3のうち何れか一項に記載の発明において、前記テザーシートは、複数本の糸を互いに直交する又は交差するように織り上げて得られる織布からなり、前記パネルに対する前記テザーパネルの接合方向又は該接合方向と直交する方向に対して前記複数本の糸がそれぞれ交差する方向へ延びるように配置されていることを要旨とする。
図1及び図2には、車室内に配置された右側のフロントシート10が示されている。このフロントシート10は、腰掛部11と背もたれ部12とを備えている。背もたれ部12の右側部には、ケース13が埋設されている。そして、サイドエアバッグ装置14は、このケース13内に収容されるようにして車室内に装備されている。なお。特に図示はしないが、このサイドエアバッグ装置14は、車両のボディサイド部に装備される右側ドアに対応して設けられたものである。また、図面には右側のフロントシート10のみを示したが、図示しない左側のフロントシートにも同様のサイドエアバッグ装置14が装備されているものとする。
エアバッグ16は、一対のパネルとして、搭乗者P側となる第1パネル17とボディサイド部側となる第2パネル18とを互いに対向するように配置し、それぞれの周縁部を接着して封止することにより、袋状に形成されている。なお、第1パネル17及び第2パネル18は、織布からなる1枚のパネルシートを2つ折りして重ね合わせることによって形成されている。このエアバッグ16には、フロントシート10に着座した搭乗者Pの肘部Peと対応する位置に該エアバッグ16の厚みを規制するための厚み規制部19が設けられている。
前記テザーパネル20及び前記接着片21は、第1テザーシート22及び第2テザーシート23の2枚を互いに重ね合わせることによって形成されたものである。図3(a)に示すように、第1テザーシート22は、織布を裁断することによってH字状に形成されている。第1テザーシート22において、中央部は、前記テザーパネル20を形成するためのパネル形成部24とされている。また、第1テザーシート22において、パネル形成部24の各端縁24a(図3(a)中における上下端縁)に配置された各端部は、それぞれ前記接着片21を形成するための接着片形成部25とされている。
さて、膨張展開時のエアバッグ16において、テザーパネル20は、図2に示したように、ガス圧によって側方へ広がろうとする第1及び第2パネル17,18を引っ張り、厚み規制部19を形成する。このとき、テザーパネル20には張力が生じ、該テザーパネル20の両端縁を第1及び第2パネル17,18のそれぞれへ接合する各接着片21には、これらを第1及び第2パネル17,18から引き剥がそうとする剥離力として応力が加わる。なお、この剥離力は、主としてパネル形成部24の端縁24aを起点として接着片21を引き剥がそうとする剥離力と、パネル形成部24の隅角部24cを起点として接着片21を引き剥がそうとする剥離力である。これら剥離力に対し、接着片21の第1接着部27、第2接着部28、第3接着部29及び第4接着部30は、剥離力として加わるはずの応力を剪断力として受けることにより、該応力に好適に耐え、第1及び第2パネル17,18に接合された状態を維持する。
図6(a)に示すように、本実施形態のテザーパネル20においては、パネル形成部24の端縁24aの内側が外部へ露出されることなく、テザーパネル20、第1接着部27及び第2接着部28によって囲まれている。つまり、パネル形成部24の端縁24aを中心に、一対のパネル形成部24を接着してなるテザーパネル20、第1接着部27及び第2接着部28が互いに離間する方向へ延びる構成とされる。そして、接着片21の第1接着部27及び第2接着部28には、テザーパネル20を介して張力による応力が加わることにより、パネル形成部24の端縁24aを起点として、これらを引き剥がそうとする剥離力が加わる。このとき、第1接着部27及び第2接着部28は、それぞれがパネル形成部24と一体化されていることから、それぞれに加わる応力が影響し合い、剥離力としてそれぞれに加わるはずの応力が剪断力として加わることとなる。
・ テザーパネル20を第1及び第2パネル17,18に接着によって接合するための接着片21は、第1接着部27、第2接着部28、第3接着部29及び第4接着部30によって構成されている。これら、第1接着部27、第2接着部28、第3接着部29及び第4接着部30は、接着片21の剥離の起点となるパネル形成部24の端縁24a及び隅角部24cを内側に取り囲むように配置されている。従って、端縁24a又は隅角部24cを起点に接着片21を剥離させようとする剥離力は、第1接着部27、第2接着部28、第3接着部29及び第4接着部30が互いに影響し合うことにより、それぞれに剪断力として加わることとなる。その結果、接着による接合は、剪断力に対する耐性が高いため、接着によってテザーパネル20を第1及び第2パネル17,18に接合するための接着片21において、その接合強度を膨張展開に十分に耐え得るものとすることができる。
・ また、接合補強部26を設けたことにより、パネル形成部24同士を剥離させようとする応力が加わった場合にも、該剥離を抑制し、接合状態を好適に維持することができる。
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 第1及び第2テザーシート22,23の布目と、第1及び第2パネル17,18の布目とを揃えてもよい。
・ パネル形成部24同士を縫着によって接合してもよい。なお、パネル形成部24同士は、エアバッグ16の外部で接合されるものであり、これらを縫着によって接合する場合であっても、エアバッグ16の製造作業は、極端に煩雑となるものではない。但し、テザーパネル20のエアバッグ16に対する接合作業は、少なくとも1部がエアバッグ16の内部で行われるものであり、これを接着によって行うか、縫着によって行うかについては、作業性が極端に異なることとなる。
・ 前記テザーパネル及び前記接着片は、複数本の糸を袋状に織り上げて得られるテザーシートから形成され、該テザーシートは、前記複数本の糸を1枚布状に織り上げた1枚布部と、前記複数本の糸を2枚布状に織り上げた2枚布部とを有し、該1枚布部から前記テザーパネルが形成され、該2枚布部から前記接着片が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
Claims (4)
- 互いに対向するように配置された一対のパネルの周縁部を封止することによって袋状に形成されるとともに、両パネルの間にテザーパネルが接合されるエアバッグであって、
前記テザーパネルの前記一対のパネル側各端縁には、それぞれ前記両パネルに接着する接着片が設けられており、
前記テザーパネル及び前記接着片は、H字状に形成された第1テザーシートと第2テザーシートとを互いに重ね合わせてH字状に形成されたものであり、
前記2枚のテザーシートは、互いに重ね合わせることによって、その中央部が前記テザーパネルを形成するパネル形成部とされ、該中央部を除く部位が前記テザーパネルの前記一対のパネル側各端縁に配置されて、該パネル形成部に対して折り曲げられることによって前記接着片を形成する接着片形成部とされ、
前記接着片形成部のうち、前記第1テザーシートの前記パネル形成部の各端縁から延出された部位によって第1接着部が構成され、前記第2テザーシートの前記パネル形成部の各端縁から延出された部位によって第2接着部が構成され、
前記接着片形成部のうち、前記第1接着部の各側縁から延出された部位によって第3接着部が構成され、前記第2接着部の各側縁から延出された部位によって第4接着部が構成され、
前記接着片を形成する接着片形成部のうち、前記第1接着部と第3接着部とから構成された前記第1テザーシートの接着片形成部は、前記パネル形成部に対して折り曲げられ、前記一対のパネルに沿って延びるように前記一対のパネルに接着されると共に、前記第2接着部と第4接着部とから構成された前記第2テザーシートの接着片形成部は、前記パネル形成部に対して折り曲げられ、前記一対のパネルに沿って前記第1テザーシートの接着片形成部から離間する方向へ延びるように前記一対のパネルに接着されていることを特徴とするエアバッグ。 - 前記パネル形成部は、接着又は縫着によって互いに接合されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
- 前記第2テザーシートは、長四角形状に裁断されると共に、当該テザーシート両側部に各2箇所の切れ込みを設け、当該切れ込み部分を折り返すことによりH字状に形成されており、
前記切れ込み部分は前記パネル形成部同士の接合を補強するための接合補強部を構成し、
前記テザーパネルを形成する場合に、前記第1テザーシートと第2テザーシートを互いに重ね合わせると共に、前記接合補強部が前記第1テザーシートのパネル形成部に対して折り返されることにより、第2テザーシートのパネル形成部と前記接合補強部との間に第1テザーシートのパネル形成部を挟み込み、第1テザーシートのパネル形成部に接合される
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエアバッグ。 - 前記テザーシートは、複数本の糸を互いに直交する又は交差するように織り上げて得られる織布からなり、前記パネルに対する前記テザーパネルの接合方向又は該接合方向と直交する方向に対して前記複数本の糸がそれぞれ交差する方向へ延びるように配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のうち何れか一項に記載のエアバッグ。
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