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JP4345681B2 - エアバッグ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両に所定以上の衝撃が加えられる際に膨張展開して乗員の保護を図るとともに、その膨張展開時に厚さ寸法を規制するべくテザーが設けられたエアバッグに関するものである。
従来、この種のエアバッグは、互いに対向するように配置された一対のパネルの周縁部を封止することにより、袋状に形成されている。そして、エアバッグは、車両に所定以上の衝撃が加えられた場合、インフレータ等のガス発生源からその内部へ高温・高圧のガスが供給されることにより、膨張展開し、乗員を保護するようになっている。このようなエアバッグにおいては、例えば特許文献1に記載の自動車用エアバッグのように、テザーパネル(特許文献1には「ストラップ」と記載)を有するものが存在する。このテザーパネルは、エアバッグを形成するパネル(特許文献1には「バッグ本体」と記載)の間に接合されている。そして、該テザーパネルは、膨張展開するエアバッグにおいて、両パネルの間に張設されて展開長さ等を規制することにより、膨張展開した状態におけるエアバッグの形状を制御している。また、特許文献1においては、エアバッグの膨張展開時において、ガスの供給による応力がテザーパネルとパネルの接合片(特許文献1には「接合部」と記載)に最も集中することを究明し、該テザーパネルと該パネルに跨って補強布を接合している。
特開平1−122751号公報
ところで、上記従来の特許文献1には、テザーパネルをパネルに縫糸又は接着剤によって接合することが記載されている。ここで、エアバッグの製造時における作業性という観点で縫糸による接合と接着剤による接合とを比較した場合、テザーパネルをパネルに押し当てるのみで接合可能な接着剤による接合が明らかに優れていることが予測される。しかし、大半のエアバッグにおいては、縫糸による縫合によってテザーパネルをパネルに接合している。これは、接着剤によってテザーパネルをパネルに接合する場合には、パネルとテザーとの接合片(接合部)において、エアバッグの膨張展開に耐え得る接合強度を確保することが難しく、該接合片がパネルから剥離してしまう可能性が高いためである。
すなわち、接着剤によって接合された一対の対象は、これら対象を互いに横ずれさせようとする剪断力には好適に耐え得るが、これら対象を互いに引き剥がそうとする剥離力には耐え難いという性質を有している。そして、膨張展開時における接合片には、両パネルの間に張設されたテザーパネルを介して張力が加わる故に、主として該接合片をパネルから引き剥がそうとする剥離力が加わることとなる。従って、接着剤によってテザーパネルをパネルに接合した場合、その接合片が剥離力に耐えることができず、該接合片がパネルから剥離してしまうおそれがある。
なお、特許文献1においても、その実施例に記載のように、補強布は接着剤によって接着されているものの、テザーパネルはパネルに縫合されている。つまり、特許文献1の接合部(接合片)において、接着剤による接着は、「補強布」と記載されているように、縫糸による縫合を補強するのみにすぎない。実際、特許文献1には、接着剤によってテザー及び補強布の双方をパネルに接合した場合の考慮については開示乃至示唆されていない。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、接着によってテザーパネルをパネルに接合するための接着片における接合強度を膨張展開に十分に耐え得るものとすることができるエアバッグを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載のエアバッグの発明は、互いに対向するように配置された一対のパネルの周縁部を封止することによって袋状に形成されるとともに、両パネルの間にテザーパネルが接合されるエアバッグであって、
前記テザーパネルの前記一対のパネル側各端縁に、それぞれ前記両パネルに接着する接着片が設けられており、前記テザーパネル及び前記接着片は、H字状に形成された第1テザーシートと第2テザーシートとを互いに重ね合わせてH字状に形成されたものであり、前記2枚のテザーシートは、互いに重ね合わせることによって、その中央部が前記テザーパネルを形成するパネル形成部とされ、該中央部を除く部位が前記テザーパネルの前記一対のパネル側各端縁に配置されて、該パネル形成部に対して折り曲げられることによって前記接着片を形成する接着片形成部とされ、前記接着片形成部のうち、前記第1テザーシートの前記パネル形成部の各端縁から延出された部位によって第1接着部が構成され、前記第2テザーシートの前記パネル形成部の各端縁から延出された部位によって第2接着部が構成され、前記接着片形成部のうち、前記第1接着部の各側縁から延出された部位によって第3接着部が構成され、前記第2接着部の各側縁から延出された部位によって第4接着部が構成され、前記接着片を形成する接着片形成部のうち、前記第1接着部と第3接着部とから構成された前記第1テザーシートの接着片形成部は、前記パネル形成部に対して折り曲げられ、前記一対のパネルに沿って延びるように前記一対のパネルに接着されると共に、前記第2接着部と第4接着部とから構成された前記第2テザーシートの接着片形成部は、前記パネル形成部に対して折り曲げられ、前記一対のパネルに沿って前記第1テザーシートの接着片形成部から離間する方向へ延びるように前記一対のパネルに接着されていることを要旨とする。
上記の構成によれば、膨張展開時のエアバッグにおいて、テザーパネルから加わる張力によって接着片がパネルから引き剥がされようとする場合、接着片の各部に加わる力が相互に作用しあうことにより、各部に加わる力は、剥離力ではなく、剪断力とされる。例えば、第1接着部及び第2接着部を剥離させようとする力が加わるとき、第3接着部及び第4接着部にもこれらを剥離させようとする力が加わる。これら第3接着部及び第4接着部は、第1接着部及び第2接着部のそれぞれから延設されている。このため、第1接着部及び第2接着部に剥離力として加わろうとする力は、第3接着部及び第4接着部に加わる力に影響され、剪断力として加わることとなる。その結果、接着片の各部に加わる力が剪断力となることにより、接着によってテザーパネルをパネルに接合するための接着片における接合強度を膨張展開に十分に耐え得るものとすることができる。
また、第3接着部及び第4接着部を、第1接着部及び第2接着部のそれぞれから延出して形成することにより、第1接着部と第3接着部とを一体化し、かつ第2接着部と第4接着部とを一体化することができる。また、第1接着部及び第2接着部は、それぞれパネル形成部から延出して形成されており、各パネル形成部と一体化されている。従って、例えば第1接着部と第3接着部との境界、第1接着部とパネル形成部との境界など、テザーパネルを構成する各部の境界における強度の向上を図ることができる。さらに、各パネル形成部は、テザーパネルを形成するべく、互いに接合されて一体化されているため、第1接着部及び第2接着部は、テザーパネルを介して加わる力を一体的に受けることができる。その結果、テザーパネルを介して加わる力を、接合片を構成する各部が一体となって受けることができ、接着片における接合強度の向上を図ることができる。
さらに、第1接着部及び第3接着部からなる接着片形成部とパネル形成部とを有するテザーシート、あるいは第2接着部及び第4接着部からなる接着片形成部とパネル形成部とを有するテザーシートを簡易に形成することができる。
請求項に記載のエアバッグの発明は、請求項に記載の発明において、前記パネル形成部は、接着又は縫着によって互いに接合されていることを要旨とする。
上記の構成によれば、テザーパネルを形成するべく、各パネル形成部を好適に接合することができる。
請求項に記載のエアバッグの発明は、請求項1又は請求項に記載の発明において、前記第2テザーシートは長四角形状に裁断されると共に、当該テザーシート両側部に切れ込みを設け、当該切れ込み部分を折り返すことによりH字状に形成されており、前記切れ込み部分は前記パネル形成部同士の接合を補強するための接合補強部を構成し、前記テザーパネルを形成する場合に、前記接合補強部が前記第1テザーシートのパネル形成部に対して折り返されることにより、第2テザーシートのパネル形成部との間に第1テザーシートのパネル形成部を挟み込み、第1テザーシートのパネル形成部に接合されることを要旨とする。
上記の構成によれば、膨張展開時における各パネル形成部の剥離を抑制することができる。
請求項に記載のエアバッグの発明は、請求項から請求項のうち何れか一項に記載の発明において、前記テザーシートは、複数本の糸を互いに直交する又は交差するように織り上げて得られる織布からなり、前記パネルに対する前記テザーパネルの接合方向又は該接合方向と直交する方向に対して前記複数本の糸がそれぞれ交差する方向へ延びるように配置されていることを要旨とする。
上記の構成によれば、膨張展開時における接着片の伸び、破れなどの不具合を抑制することができる。
本発明によれば、接着によってテザーパネルをパネルに接合するための接着片における接合強度を膨張展開に十分に耐え得るものとすることができる。
以下、本発明のエアバッグをサイドエアバッグ装置用のエアバッグに具体化した一実施形態について図面に基づいて説明する。なお、以下の記載において、車両の進行方向(前進方向)を前方(車両前方)として説明するとともに、エアバッグについては膨張展開状態を基準に上下方向及び前後方向を規定する。
まず、サイドエアバッグ装置の概要を説明する。
図1及び図2には、車室内に配置された右側のフロントシート10が示されている。このフロントシート10は、腰掛部11と背もたれ部12とを備えている。背もたれ部12の右側部には、ケース13が埋設されている。そして、サイドエアバッグ装置14は、このケース13内に収容されるようにして車室内に装備されている。なお。特に図示はしないが、このサイドエアバッグ装置14は、車両のボディサイド部に装備される右側ドアに対応して設けられたものである。また、図面には右側のフロントシート10のみを示したが、図示しない左側のフロントシートにも同様のサイドエアバッグ装置14が装備されているものとする。
サイドエアバッグ装置14は、ガスを発生させるガス発生源としてのインフレータ15と、このインフレータ15から発生したガスを充填することによって膨張展開する袋状のエアバッグ16とを備えている。インフレータ15は、エアバッグ16とともに、リテーナ(図示略)を介して前記ケース13に固定されている。当該サイドエアバッグ装置14は、車両のボディサイド部に所定値以上の衝撃が加わった場合、インフレータ15から噴出するガスをエアバッグ16の内部に充填する。そして、ガスが充填されたエアバッグ16は、搭乗者Pと前記ボディサイド部との間に形成された空間に対し、前方に向かって膨張展開することにより、搭乗者Pの肩部から腰部の一側を覆い、該搭乗者Pを衝撃から保護する。なお、エアバッグ16は、通常時には折り畳み状態で前記ケース13内に収容されている。
次に、前記エアバッグ16の構成について説明する。
エアバッグ16は、一対のパネルとして、搭乗者P側となる第1パネル17とボディサイド部側となる第2パネル18とを互いに対向するように配置し、それぞれの周縁部を接着して封止することにより、袋状に形成されている。なお、第1パネル17及び第2パネル18は、織布からなる1枚のパネルシートを2つ折りして重ね合わせることによって形成されている。このエアバッグ16には、フロントシート10に着座した搭乗者Pの肘部Peと対応する位置に該エアバッグ16の厚みを規制するための厚み規制部19が設けられている。
前記厚み規制部19において、対向する第1パネル17及び第2パネル18の間には、テザーパネル20が接合されている。このテザーパネル20は、長四角形状に形成されており、該テザーパネル20の各端縁(車両横方向における左右端縁)には、接着片21がそれぞれ設けられている。テザーパネル20は、これら接着片21を第1パネル17及び第2パネル18のそれぞれに接着することにより、第1パネル17及び第2パネル18の間に接合されている。そして、エアバッグ16が膨張展開する場合には、第1パネル17及び第2パネル18の間にテザーパネル20が張設され、該テザーパネル20と対応する位置で厚さ寸法が小さくなることにより、前記厚み規制部19が形成される。この厚み規制部19が形成される場合、各接着片21は、テザーパネル20から加わる張力に耐えながら、第1パネル17及び第2パネル18のそれぞれに対する接合状態を維持するようになっている。
次に、前記テザーパネル20及び前記接着片21について説明する。
前記テザーパネル20及び前記接着片21は、第1テザーシート22及び第2テザーシート23の2枚を互いに重ね合わせることによって形成されたものである。図3(a)に示すように、第1テザーシート22は、織布を裁断することによってH字状に形成されている。第1テザーシート22において、中央部は、前記テザーパネル20を形成するためのパネル形成部24とされている。また、第1テザーシート22において、パネル形成部24の各端縁24a(図3(a)中における上下端縁)に配置された各端部は、それぞれ前記接着片21を形成するための接着片形成部25とされている。
図3(b)に示すように、第2テザーシート23は、前記第1テザーシート22と同様に、パネル形成部24と、該パネル形成部24の各端縁24a(図3(b)中における上下端縁)にそれぞれ配置された一対の接着片形成部25とを有している。これらパネル形成部24及び接着片形成部25は、全体でH字状をなしている。この第2テザーシート23においては、パネル形成部24の各側縁24b(図3(b)中における左右側縁)から、接合補強部26がそれぞれ延設されている。すなわち、第2テザーシート23は、織布を長四角形状に裁断したうえ、その両側部で接合補強部26となる位置に切れ込みを設けて形成したものである。
前記第1テザーシート22の接着片形成部25において、パネル形成部24の端縁24aから延出された部位は、第1接着部27である。第2テザーシート23の接着片形成部25において、パネル形成部24の端縁から延出された部位は、第2接着部28である。また、前記第1テザーシート22の接着片形成部25において、第1接着部27の各側縁(図3(a)中における左右側縁)からそれぞれ延出された部位は、第3接着部29である。前記第2テザーシート23の接着片形成部25において、第2接着部28の各側縁(図3(b)中における左右側縁)からそれぞれ延出された部位は、第4接着部30である。そして、1枚の第1テザーシート22から形成されるパネル形成部24、第1接着部27及び第3接着部29は、一体となっている。加えて、1枚の第2テザーシート23から形成されるパネル形成部24、接合補強部26、第2接着部28及び第4接着部30は、一体となっている。
図4に示すように、第1テザーシート22及び第2テザーシート23は、互いのパネル形成部24同士を接着することによって接合される。また、各一対の接着片形成部25は、互いに離間する方向へ延びるように、一対のパネル形成部24に対し、それぞれパネル形成部24の端縁24aで折り曲げられる。そして、各接合補強部26は、第2テザーシート23のパネル形成部24に対し、それぞれパネル形成部24の側縁24bで折り曲げられ、該パネル形成部24との間に第1テザーシート22のパネル形成部24を挟み込むように、折り返される。これら接合補強部26は、第2テザーシート23のパネル形成部24に対して折り返されたうえ、第1テザーシート22のパネル形成部24に接着によって接合される。
図5に示すように、テザーパネル20は、互いに接着によって接合された一対のパネル形成部24及び一対の接合補強部26によって形成されている。接着片21は、一対の接着片形成部25が組み合わされることにより、テザーパネル20の端縁全体から延設されたように形成されている。そして、一対の接着片形成部25から形成された接着片21は、第1接着部27と、第2接着部28と、第3接着部29と、第4接着部30とから構成されることとなる。これら第1接着部27、第2接着部28、第3接着部29及び第4接着部30は、接着片21が第1パネル17又は第2パネル18(図中には第2パネル18のみを図示)に接着されることにより、それぞれ第1パネル17又は第2パネル18に沿って延びるように、テザーパネル20の端縁から延設されることとなる。また、テザーパネル20において、パネル形成部24の端縁24a及び隅角部24cは、第1接着部27、第2接着部28、第3接着部29及び第4接着部30によって内側に取り囲まれた構成とされている。
なお、第1及び第2パネル17,18を形成するパネルシートと、第1及び第2テザーシート22,23とは、それぞれ複数本の糸を互いに直交する又は交差するように織り上げて得られる織布から形成されたものである。そして、第1及び第2テザーシート22,23は、第1及び第2パネル17,18に対するテザーパネル20の接合方向又は該接合方向と直交する方向に対し、複数本の糸がそれぞれ交差する方向へ延びるように配置されている。すなわち、第1及び第2テザーシート22,23は、複数本の糸よりなる布目が、平面視でそれぞれの長手方向及び短手方向に対し、斜め方向へ延びるように配置されている。これは、接着片21を第1又は第2パネル17,18に接着した場合、接着片21の布目と、第1又は第2パネル17,18の布目とを合致させないようにするためである。このように互いの布目を合致させないようにすることにより、エアバッグ16の膨張展開時に、織布の布目が広がることによって生じる、いわゆる「櫛すき現象」の発生を抑制することができる。
次に、前記エアバッグ16の作用について説明する。
さて、膨張展開時のエアバッグ16において、テザーパネル20は、図2に示したように、ガス圧によって側方へ広がろうとする第1及び第2パネル17,18を引っ張り、厚み規制部19を形成する。このとき、テザーパネル20には張力が生じ、該テザーパネル20の両端縁を第1及び第2パネル17,18のそれぞれへ接合する各接着片21には、これらを第1及び第2パネル17,18から引き剥がそうとする剥離力として応力が加わる。なお、この剥離力は、主としてパネル形成部24の端縁24aを起点として接着片21を引き剥がそうとする剥離力と、パネル形成部24の隅角部24cを起点として接着片21を引き剥がそうとする剥離力である。これら剥離力に対し、接着片21の第1接着部27、第2接着部28、第3接着部29及び第4接着部30は、剥離力として加わるはずの応力を剪断力として受けることにより、該応力に好適に耐え、第1及び第2パネル17,18に接合された状態を維持する。
まず、パネル形成部24の端縁24aを起点として接着片21を引き剥がそうとする剥離力について説明する。
図6(a)に示すように、本実施形態のテザーパネル20においては、パネル形成部24の端縁24aの内側が外部へ露出されることなく、テザーパネル20、第1接着部27及び第2接着部28によって囲まれている。つまり、パネル形成部24の端縁24aを中心に、一対のパネル形成部24を接着してなるテザーパネル20、第1接着部27及び第2接着部28が互いに離間する方向へ延びる構成とされる。そして、接着片21の第1接着部27及び第2接着部28には、テザーパネル20を介して張力による応力が加わることにより、パネル形成部24の端縁24aを起点として、これらを引き剥がそうとする剥離力が加わる。このとき、第1接着部27及び第2接着部28は、それぞれがパネル形成部24と一体化されていることから、それぞれに加わる応力が影響し合い、剥離力としてそれぞれに加わるはずの応力が剪断力として加わることとなる。
図6(b)には、本実施形態のテザーパネル20において、端縁24aの周縁に加わる応力を概念的に示す。すなわち、端縁24aを起点として第1接着部27に剥離力として加わるはずの応力は、パネル形成部24を介して第1接着部27に加わる張力1Aと、その反力として第1及び第2パネル17,18に生じる反力2Aである。一方、端縁24aを起点として第2接着部28に剥離力として加わるはずの応力は、パネル形成部24を介して第2接着部28に加わる張力1Bと、その反力として第1及び第2パネル17,18に生じる反力2Bである。ここで、張力1Aと、反力2Bとの力の関係を考慮すると、張力1Aと反力2Bとは、第1接着部27に対して剪断力として加わる応力となる。また、張力1Bと反力2Aとは、第2接着部28に対して剪断力として加わる応力となる。従って、第1接着部27及び第2接着部28は、それぞれに剥離力として加わるはずの応力を剪断力として受けることが可能となる。つまり、第1接着部27及び第2接着部28を第1及び第2パネル17,18に接着によって接合した場合であっても、これら第1接着部27及び第2接着部28では応力を剪断力として受けることができ、該剪断力に好適に耐え得る。
なお、比較のため、図7(a),(b)に第2接着部28等を省略したテザーパネル20を第1及び第2パネル17,18に接合した場合の断面図及び概念図を示す。この場合には、パネル形成部24の端縁24aの内側が外部へ露出される構成となる。そして、第1接着部27に加わる応力は、張力1Aと、反力2Aによる剥離力となる。また、応力として張力1Aと反力2Bによる剪断力も加わってはいるが、反力2Aに係る剥離力を剪断力として受けることができない以上、接着片21の剥離を抑制することは難しい。従って、この場合には、端縁24aを起点として、接着片21が第1及び第2パネル17,18から剥離してしまう。
次に、パネル形成部24の隅角部24cを起点として接着片21を引き剥がそうとする剥離力について説明する。なお、以下は接着片21の第1接着部27及び第3接着部29に着目して説明するが、第2接着部28及び第4接着部30に着目した場合も第1接着部27及び第3接着部29と同様の結果となる。
図8(a)に示すように、本実施形態のテザーパネル20においては、パネル形成部24の隅角部24cが、テザーパネル20、第1接着部27及び第3接着部29によって囲まれている。つまり、隅角部24cは、端縁24aの外端となってはおらず、隅角部24cを中心に、テザーパネル20、第1接着部27及び第3接着部29が互いに離間する方向へ延びる構成とされる。そして、接着片21の第1接着部27及び第3接着部29には、テザーパネル20を介して張力による応力が加わることにより、パネル形成部24の隅角部24cを起点として、これらを引き剥がそうとする剥離力が加わる。このとき、第1接着部27は、第3接着部29と一体化されていることから、第3接着部29にも、第1接着部27を介して張力による応力が加わる。そして、第1接着部27に剥離力として加わるはずの応力は、第3接着部29に加わる応力に影響され、第3接着部29に剪断力として加わることとなる。
図8(b)には、本実施形態のテザーパネル20において、隅角部24cの周縁に加わる応力を概念的に示す。すなわち、第1接着部27に剥離力として加わるはずの応力は、パネル形成部24を介して第1接着部27に加わる張力3Aと、その反力として第1及び第2パネル17,18に生じる反力4Aである。一方、第1接着部27に加わる応力は、第3接着部29にも張力3Bとして加わる。ここで、張力3Bと、反力4Aとの力の関係を考慮すると、張力3Bと反力4Aとは、第1接着部27に対して剪断力として加わる応力となる。また、張力3Aは、張力3Bに相殺されることにより、無視可能な程度に小さなものとなる。従って、第1接着部27及び第3接着部29は、それぞれに剥離力として加わるはずの応力を剪断力として受けることが可能となる。つまり、第1接着部27及び第3接着部29を第1及び第2パネル17,18に接着によって接合した場合であっても、これら第1接着部27及び第3接着部29では応力を剪断力として受けることができ、該剪断力に好適に耐え得る。
なお、比較のため、図9(a),(b)に第3接着部29を省略したテザーパネル20を第1及び第2パネル17,18に接合した場合の断面図及び概念図を示す。この場合には、パネル形成部24の隅角部24cが端縁24aの外端となり、外部へ露出される構成となる。そして、第1接着部27に加わる応力は、張力3Aと、反力4Aによる剥離力となる。従って、この場合には、隅角部24cを起点として、接着片21が第1及び第2パネル17,18から剥離してしまう。
前記の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ テザーパネル20を第1及び第2パネル17,18に接着によって接合するための接着片21は、第1接着部27、第2接着部28、第3接着部29及び第4接着部30によって構成されている。これら、第1接着部27、第2接着部28、第3接着部29及び第4接着部30は、接着片21の剥離の起点となるパネル形成部24の端縁24a及び隅角部24cを内側に取り囲むように配置されている。従って、端縁24a又は隅角部24cを起点に接着片21を剥離させようとする剥離力は、第1接着部27、第2接着部28、第3接着部29及び第4接着部30が互いに影響し合うことにより、それぞれに剪断力として加わることとなる。その結果、接着による接合は、剪断力に対する耐性が高いため、接着によってテザーパネル20を第1及び第2パネル17,18に接合するための接着片21において、その接合強度を膨張展開に十分に耐え得るものとすることができる。
・ また、テザーパネル20及び接着片21は、第1及び第2テザーシート22,23を重ね合わせて形成されている。第1テザーシート22において、第1接着部27及び第3接着部29は、一体化されており、第2テザーシート23において、第2接着部28及び第4接着部30は、一体化されている。このため、応力が加わったとき、第1接着部27と第3接着部29との間、あるいは第2接着部28と第4接着部30との間で第1又は第2テザーシート22,23が破断する等の不具合の発生を抑制することができる。そして、隅角部24cを起点に接着片21を剥離させようとする応力を、第1接着部27及び第3接着部29、あるいは第2接着部28及び第4接着部30が一体となって好適に受けることにより、剥離力として加わる応力を好適に剪断力とすることができる。
・ また、パネル形成部24は、2枚が接合されてテザーパネル20を形成している。そして、これらパネル形成部24には、第1接着部27及び第2接着部28がそれぞれ一体化されている。このため、端縁24aを起点に接着片21を剥離させようとする応力を、第1接着部27及び第2接着部28が一体となって好適に受けることにより、剥離力として加わる応力を好適に剪断力とすることができる。
・ また、第1及び第2テザーシート22,23は、織布をH字状又は略H字状に裁断するのみで簡易に製造することができる。加えて、第1及び第2テザーシート22,23は、形状が簡易であるため、例えばパネルシートを裁断した後、材料となったシートの余剰部から第1及び第2テザーシート22,23を裁断することも可能である。その結果、シートの余剰部を低減し、製造コストの低減までも図ることができる。
・ また、パネル形成部24は、互いに接着によって接合されている。このため、テザーパネル20の形成までも、簡易かつ好適に行うことができる。
・ また、接合補強部26を設けたことにより、パネル形成部24同士を剥離させようとする応力が加わった場合にも、該剥離を抑制し、接合状態を好適に維持することができる。
・ 第1及び第2テザーシート22,23の布目と、第1及び第2パネル17,18の布目とを合致させないようにしたことにより、いわゆる櫛すき現象の発生を抑制し、膨張展開時における接着片21の伸び、破れなどの不具合を抑制することができる。
(変更例)
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 第1及び第2テザーシート22,23の布目と、第1及び第2パネル17,18の布目とを揃えてもよい。
・ 接合補強部26を省略し、一対のパネル形成部24のみでテザーパネル20を形成してもよい。この場合、第2テザーシート23は、H字状に形成されることとなる。
・ パネル形成部24同士を縫着によって接合してもよい。なお、パネル形成部24同士は、エアバッグ16の外部で接合されるものであり、これらを縫着によって接合する場合であっても、エアバッグ16の製造作業は、極端に煩雑となるものではない。但し、テザーパネル20のエアバッグ16に対する接合作業は、少なくとも1部がエアバッグ16の内部で行われるものであり、これを接着によって行うか、縫着によって行うかについては、作業性が極端に異なることとなる。
・ テザーパネル20及び接着片21は、実施形態の第1及び第2テザーシート22,23によって形成されるものに限らない。例えば、袋織りによってテザーパネル20及び接着片21を一体的に形成してもよい。なお、袋織りでテザーパネル20及び接着片21を形成する場合、テザーパネル20は一枚布状に織り上げられ、接着片21は二枚布状に織り上げられる。
・ 第1接着部27及び第2接着部28は、必ずしもパネル形成部24から延出して一体に形成する必要はなく、パネル形成部24の端縁部にそれぞれを接着、縫着等して延設してもよい。また、第3接着部29及び第4接着部30は、第1接着部27及び第2接着部28のそれぞれから延出して一体に形成する必要はなく、第1接着部27及び第2接着部28の側縁部にそれぞれを接着、縫着等して延設してもよい。さらに、第1接着部27及び第2接着部28と、第3接着部29及び第4接着部30とをそれぞれ別体として形成する場合、第3接着部29と第4接着部30を一体に形成してもよい。
・ 第1及び第2パネル17,18は、1枚のパネルシートを折り返して形成することに限らず、2枚以上のパネルシートを重ね合わせて形成してもよい。また、第1及び第2パネル17,18の周縁部は、接着によって封止されることに限らず、縫着、あるいは接着及び縫着によって封止してもよい。
・ 本発明のエアバッグをサイドエアバッグ装置14のエアバッグ16に限らず、例えば運転席用エアバッグ装置、助手席用エアバッグ装置、後席用エアバッグ装置、カーテンエアバッグ装置、ニーエアバッグ装置等といった、種々のエアバッグ装置で使用するエアバッグに具体化してもよい。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 前記テザーパネル及び前記接着片は、複数本の糸を袋状に織り上げて得られるテザーシートから形成され、該テザーシートは、前記複数本の糸を1枚布状に織り上げた1枚布部と、前記複数本の糸を2枚布状に織り上げた2枚布部とを有し、該1枚布部から前記テザーパネルが形成され、該2枚布部から前記接着片が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
実施形態のサイドエアバッグ装置を示す側面図。 実施形態のエアバッグを図1の2−2線で破断した状態を示す正面図。 (a),(b)は実施形態の第1及び第2テザーシートをそれぞれ示す展開図。 実施形態の第1及び第2テザーシートを組み立てる状態を示す斜視図。 エアバッグが膨張展開した状態におけるテザーパネルを示す斜視図。 (a)は実施形態の接着片を示す正断面図、(b)は図6(a)の接着片における力の加わり方を示す概念図。 (a)は第2接着部等を省略した接着片を示す正断面図、(b)は図7(a)の接着片における力の加わり方を示す概念図。 (a)は実施形態の接着片を示す側断面図、(b)は図8(a)の接着片における力の加わり方を示す概念図。 (a)は第3又は第4接着部を省略した接着片を示す側断面図、(b)は図9(a)の接着片における力の加わり方を示す概念図。
符号の説明
16…エアバッグ、20…テザーパネル、21…接着片、22…第1テザーシート、23…第2テザーシート、24…パネル形成部、25…接着片形成部、26…接合補強部、27…第1接着部、28…第2接着部、29…第3接着部、30…第4接着部。

Claims (4)

  1. 互いに対向するように配置された一対のパネルの周縁部を封止することによって袋状に形成されるとともに、両パネルの間にテザーパネルが接合されるエアバッグであって、
    前記テザーパネルの前記一対のパネル側各端縁に、それぞれ前記両パネルに接着する接着片が設けられており、
    前記テザーパネル及び前記接着片は、H字状に形成された第1テザーシートと第2テザーシートとを互いに重ね合わせてH字状に形成されたものであり、
    前記2枚のテザーシートは、互いに重ね合わせることによって、その中央部が前記テザーパネルを形成するパネル形成部とされ、該中央部を除く部位が前記テザーパネルの前記一対のパネル側各端縁に配置されて、該パネル形成部に対して折り曲げられることによって前記接着片を形成する接着片形成部とされ、
    前記接着片形成部のうち、前記第1テザーシートの前記パネル形成部の各端縁から延出された部位によって第1接着部が構成され、前記第2テザーシートの前記パネル形成部の各端縁から延出された部位によって第2接着部が構成され、
    前記接着片形成部のうち、前記第1接着部の各側縁から延出された部位によって第3接着部が構成され、前記第2接着部の各側縁から延出された部位によって第4接着部が構成され、
    前記接着片を形成する接着片形成部のうち、前記第1接着部と第3接着部とから構成された前記第1テザーシートの接着片形成部は、前記パネル形成部に対して折り曲げられ、前記一対のパネルに沿って延びるように前記一対のパネルに接着されると共に、前記第2接着部と第4接着部とから構成された前記第2テザーシートの接着片形成部は、前記パネル形成部に対して折り曲げられ、前記一対のパネルに沿って前記第1テザーシートの接着片形成部から離間する方向へ延びるように前記一対のパネルに接着されていることを特徴とするエアバッグ。
  2. 前記パネル形成部は、接着又は縫着によって互いに接合されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
  3. 前記第2テザーシートは、長四角形状に裁断されると共に、当該テザーシート両側部に各2箇所の切れ込みを設け、当該切れ込み部分を折り返すことによりH字状に形成されており、
    前記切れ込み部分は前記パネル形成部同士の接合を補強するための接合補強部を構成し、
    前記テザーパネルを形成する場合に、前記第1テザーシートと第2テザーシートを互いに重ね合わせると共に、前記接合補強部が前記第1テザーシートのパネル形成部に対して折り返されることにより、第2テザーシートのパネル形成部と前記接合補強部との間に第1テザーシートのパネル形成部を挟み込み、第1テザーシートのパネル形成部に接合される
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエアバッグ。
  4. 前記テザーシートは、複数本の糸を互いに直交する又は交差するように織り上げて得られる織布からなり、前記パネルに対する前記テザーパネルの接合方向又は該接合方向と直交する方向に対して前記複数本の糸がそれぞれ交差する方向へ延びるように配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のうち何れか一項に記載のエアバッグ。
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