JP4338010B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体集積回路装置に関し、メモリ回路を備えたものに利用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本願発明を成した後の公知例調査において、本願発明のようにメモリセルからの読み出し信号を伝える信号線にプリチャージ回路を設けたものとして特開平10−21686号公報(以下、文献1とう)と特開平7−37387号公報(以下、文献2という)の存在が報告された。文献1では、シンクロナスダイナミック型RAM(ランダム・アクセス・メモリ)でのパイプラインのステージ分割を適正にするために信号線に容量を利用した記憶回路を設け、かかる記憶回路にはメインアンプの増幅動作に必要な中間電位の信号を記憶させて高速信号電圧を行うものが開示されている。文献2では、信号線に動作モードに応じて書き込み用と読み出し用の2種類のプリチャージ電圧を供給する回路が開示されている。
【0003】
NBTI(Negative Bias Temperature Instability)と呼ばれるゲートのバイアスと温度によるMOSデバイスの劣化現象に関する文献発表の例として、IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES,VOL.46,N0.5,pp.921-926,MAY,1999年がある。上記文献1及び2には、プリチャージ回路は存在するものの、上記NBTIに対して何らの配慮もない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明者においては、ダイナミック型RAM等のメモリ回路において、リードもライトも行わないスタンバイ時には、読み出し信号を伝えるIO線をプリチャージするPチャネルMOSFETをオン状態にするものであり、上記のNBTI劣化を最も受けやすいバイアス条件になっていることに気が付いた。上記プリチャージMOSFETにおいて、NBTI劣化によってMOSFETのしきい値電圧Vthが大きくなると、その分プリチャージに要する時間が長くなるようにされる。
【0005】
例えば、シンクロナスDRAMでは、図11の波形図に示すように、カラムアドレスストローブ信号CASNがロウレベルにアサートされると、プリチャージ信号IOPRをハイレベルにして、読み出し用IO線RIOT/RIOBのプリチャージを終わり、カラム選択信号YSを立ち上げて上記プリチャージが終わった読み出し用IO線RIOT/RIOBに、センスアンプSAで増幅されたビット線の増幅極性に伴つた信号量を読み出し、メインアンプMAの増幅が終われば次の読み出しサイクルに備えて再びプリチャージ信号IOPRをロウレベルにしてIO線RIOT/RIOBをプリチャージしている。
【0006】
実使用においてはほとんどの時間を占めることになるスタンバイ期間は上記IO線RIOT/RIOBがプリチャージされている状態なので、プリチャージMOSFETはゲート電圧(Vgs)が負のNBTI劣化が進行するバイアス状態になっている。よってプリチャージMOSFETの劣化によりプリチャージ時間が長くなるため、CASサイクルの高速化を阻害していた。つまり、スタンバイ期間からメモリアクセスに移行する最初のサイクルは問題ないが、カラムアドレスストローブ信号CASNに同期して連続して読み出しを行うバーストモードでは、上記NBTI劣化によって点線で示すようにプリチャージ期間が延長されてしまい、プリチャージが完了する前に、言い換えるならば、前の信号量の一部が残った状態でセンスアンプからの次アドレスに対応した信号が出力されてしまい、かかる信号の混合によって誤動作が生じてしまう場合がある。
【0007】
このような誤動作を回避するためには、上記NBTI劣化によるプリチャージ期間の延長を考慮した時間マージンを設定してバーストモードを設定する必要がある。つまりは、クロックCLKNのクロック周期を上記時間マージン分だけ長くすることが必要となり、メモリ回路の動作速度が遅くなってしまうという問題が生じる。あるいは、上記時間マージンを持たないメモリ回路は不良とされてしまうので製品歩留りが悪くなる。
【0008】
この発明の目的は、簡単な構成で動作の高速化を実現したメモリ回路を備えた半導体集積回路装置を提供することにある。この発明の他の目的は、簡単な構成で高信頼性や製品歩留りの向上を実現したメモリ回路を備えた半導体集積回路装置を提供することにある。この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。複数のメモリセルを有するメモリアレイの中から選択回路によりメモリセルを選択し、その読み出し信号をメインアンプに伝える信号線に設けられるプリチャージ回路を構成するMOSFETを、上記選択回路に伝えられるメモリセルの選択開始信号に基づいてオン状態にし、上記メモリセルからの読み出し信号が伝えられる前にオフ状態にしてプリチャージを終了させて、スタンバイ時のNBTI劣化を回避する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1には、この発明に係る半導体集積回路装置に搭載されるダイナミック型RAMのセンスアンプSAからメインアンプMAまでの読み出し系の一実施例の回路図が示されている。メモリセル部は、代表として1つのワード線WLと、平行に延長される一対のビット線BLT,BLBと、上記ワード線WLと一方のビット線BLBの交点に設けられたダイナミック型メモリセルMCが代表として例示的に示されている。ダイナミック型メモリセルMCは、ワード線WLにゲートが接続され、ドレイン−ソース経路の一方がビット線BLBに接続され、他方が記憶ノードに接続された記憶キャパシタから構成される。
【0011】
上記記号BLは、ビット線を表し、それの末尾に付加されたTは、論理記号におけるトルー(非反転)を意味し、Bはバー(反転)を意味する。このT/Bは、後述する読み出し用の信号線であるRIOにもRIOT/RIOBのように用いられいてる。また、後述する信号に付加されたNはネガティブを意味し、ロウレベルのときがアクティブであること(負論理)を表している。また、図面において、ゲート部に反転を意味する○を付加したのはPチャネルMOSFETの意味であり、かかる記号によってNチャネルMOSFETと区別される。
【0012】
センスアンプ部は、同図ではブラックボックスで表されているCMOSラッチ回路により構成されるセンスアンプSAと、リードアンプRAから構成される。リードアンプRAは、カラム選択用のMOSFETQ1、Q3と、増幅MOSFETQ2とQ4から構成される。上記カラム選択スイッチとしてのMOSFETQ1とQ3のゲートは、カラム選択信号YSによってスイッチ制御され、増幅MOSFETQ2とQ4のゲートには、センスアンプSAの一対の増幅信号、つまりはメモリセル部の相補ビット線BLB,BLTの増幅信号が伝えられる。
【0013】
上記リードアンプRAを構成するMOSFETQ1とQ2及びQ3とQ4の直列回路は、一対の読み出し用信号線RIOT/RIOBと回路の接地電位との間に設けられ、読み出し用信号線RIOT/RIOBの一方を上記センスアンプSAの増幅信号に対応してディスチャージさせることにより、増幅動作を行う。
【0014】
上記のようなリードアンプRAによる増幅動作のために、読み出し用信号線RIOT/RIOBには、プリチャージ回路が設けられる。プリチャージ回路は、読み出し用信号線RIOT/RIOBを短絡するPチャネルMOSFETQ5と、上記信号線RIOT/RIOBのそれぞれにプリチャージ電圧VDDを供給するPチャネルMOSFETQ6、Q7により構成される。プリチャージ回路は、上記のリードアンプRAによる増幅動作の前に、読み出し用信号線RIOT/RIOBを電源電圧VDDにプリチャージしておき、上記リードアンプRAの増幅動作によって一方の信号線を回路の接地電位(ロウレベル)にディスチャージさせることによりメインアンプMAの増幅動作に必要な増幅信号を形成する。
【0015】
特に制限されないが、上記プリチャージ回路は、メインアンプ部に設けられる。つまり、差動増幅回路により構成されるメインアンプMAの入力部に上記プリチャージ回路を構成するMOSFETQ5〜Q7が設けられて、メインアンプMAが増幅動作を開始するときに、差動入力を等しいプリチャージ電圧に設定するようにされる。
【0016】
図2には、上記図1のダイナミック型RAMの動作の一例を説明するためのタイミング図が示されている。特に制限されないが、この実施例のダイナミック型RAMは、クロックCLKNに同期して動作するDRAMに向けられている。あるいは、クロックCLKNは、ダイナミック型RAMには直接供給されないで、上記各信号RASN、CASN、WEN等を生成するメモリ制御回路のクロック信号、つまりはシステムクロック信号であってもよい。
【0017】
この実施例では、ロウアドレスストローブ信号RASNがハイレベルのスタンバイ状態のときに、プリチャージ信号IOPRはハイレベルにされる。これにより、プリチャージ回路を構成するPチャネルMOSFETQ5〜Q7は、オフ状態となる。読み出し用の信号線RIOT/RIOBは、上記MOSFETQ5〜Q7のオフ状態によりフローティング状態になておりそのレベルは不定である。
【0018】
クロック信号CLKNのロウレベルへの立ち下がりエッジに同期して、ロウアドレスストーブ信号RASNがロウレベルにされて、ロウ系のアドレス信号の取り込みが行われてロウ系の選択動作開始される。この信号RASNのロウレベルへの変化により、プリチャージ信号IOPRはロウレベルにされて、上記PチャネルMOSFETQ5〜Q7がオン状態にされる。この結果、読み出し用の信号線RIOT/RIOBは電源電圧VDDのようなプリチャージ電圧が与えられる。
【0019】
ロウ系の選択動作により、ワード線WLが立ち上がることによりビット線BLT,BLBのうち一方にはメモリセルの記憶電荷に対応した電圧にされ、他方はプリチャージ電圧を維持するから、その差分に対応した微小な信号量は、CMOSラッチ回路からなるセンスアンプSAにより増幅され、ビット線BLTとBLBの微小電位差はセンスアンプSAの動作電圧に対応したハイレベル/ロウレベルに拡大され、選択されたメモリセルの記憶キャパシタに再書き込み(リフレッシュ)動作が行われる。
【0020】
上記のようなロウ系の選択動作を考慮し、上記RASNの立ち下がりからクロック信号CLKNの例えば3サイクル目に同期してカラムアドレスストローブ信号CASNがロウレベルにされてカラムアドレスの取り込みとそのデコード動作が開始される。上記CASNのロウレベルへの変化を受けて、プリチャージ信号IOPRはハイレベルにされてプリチャージ動作を終了する。このプリチャージ動作を終了に対応し、上記デコード動作により1つのカラム選択信号YSがハイレベルにされて、リードアンプRAにより読み出し用信号線RIOT/RIOBのうち、一方がディスチャージされ、メインアンプMAにより増幅されて、図示しない出力回路を通して出力される。
【0021】
連続したカラムアドレスの切替を行うバーストモード(又はページモード)では、上記メインアンプMAの増幅動作が終了に対応して、カラム選択信号YSがロウレベルにリセットされ、プリチャージ信号IOPRがロウレベルにされて、次の読み出し動作に備えて読み出し用信号線RIOT/RIOBを電源電圧VDDにプリチャージさせて、上記読み出し信号のイコライズを行う。
【0022】
クロック信号CLKNに同期して、CASNが再びロウレベルにされると、カラムアドレスの取り込み又はカウンタによるカラムアドレスの更新が行われる。上記CASNのロウレベルへの変化を受けて、プリチャージ信号IOPRは再びハイレベルにされてプリチャージ動作を終了し、このプリチャージ動作の終了に対応して、上記更新されたカラムアドレスに対応したカラム選択信号YSがハイレベルにされて、それに対応したビット線BLT/BLBの読み出し信号がリードアンプRAを介して読み出し用信号線RIOT/RIOBに伝えられて、一方がディスチャージされ、メインアンプMAにより増幅されて図示しない出力回路を通して引き続き出力される。
【0023】
上記のようにカラム系の読み出しサイクル(CASサイクル)を高速化するためには、読み出し用信号線RIOT/RIOBへの信号量の読み出し時間と、RIOT/RIOBのプリチャージ時間を高速化しなければいけない。プリチャージ時間は、上記信号線RIOT/RIOBの負荷とプリチャージMOSFETQ5〜Q7の電流駆動力で決まる。プリチャージMOSFETQ5〜Q7のゲート幅Wを大きくすれば電流駆動力は大きくなるが、レイアウト面積が大きくなる事や信号線RIOT/RIOBの寄生容量が大きくなる事、プリチャージ信号IOPRと信号線RIOT/RIOBのカップリングが大きくなる事などの理由である最適値に設計されなければならない。
【0024】
一方、上記プリチャージMOSFETQ5〜Q7のデバイスの特性には、ゲートのソース/ドレインに対するバイアスが負の時にホールがゲート酸化膜に注入されてしきい値電圧Vthがシフト(上昇)し、MOSFETQ5〜Q7のコンダクタンスが下がるという劣化現象(NBTI)があり、例えば△Vth=20mV/10年といった目標規格を持つてデバイス設計を行うことが必要とされる。
【0025】
つまり、メモリ回路の設計時には、20mVのΔVthシフトに耐えられる様にタイミングマージンを持つた設計が必要になる。上記プリチャージMOSFETQ5〜Q7は、ダイナミック型RAMがシステムに搭載されたときの実動作の多くの時間がスタンバイ状態であり、上記信号線RIOT/RIOBをプリチャージしている状態にあるため、NBTI劣化が起こるゲートが負のバイアス状態(−VDD)にあり、CASサイクルを十分なタイミングマージンを入れて設計しなくてはいけないことになる。
【0026】
しかし、ダイナミック型RAMにおいて、動作の高速化のためにCASサイクルの高速化要求はますます強くなってきており、上記タイミングマージンが許容できなくなってきている。そこで本発明では、図2のタイミング図に示すように前記実動作の多くを占めるスタンバイ状態ではNBTI劣化を起こさないバイアス条件にプリチャージ信号IOPRをコントロールする事により、NBTI劣化分のタイミングマージンを不要にしてCASサイクルを高速化してシステムの性能を向上させるものである。
【0027】
上記の実施例では、ロウアドレスストローブ信号RASNがハイレベルのスタンバイ期間は、読み出し用信号線RIOT/RIOBのプリチャージを止め、NBTI劣化の起こらないバイアス状態にコントロールするため、実使用におけるNBTI劣化はほとんど起こらず、プリチャージ時間の劣化も生じないためCASサイクルを高速化設計することが可能になる。つまり、図2のタイミング図に示すように、上ゲートのソース/ドレインに対するバイアス電圧Vgsが0Vになっており、NBTI劣化無の状態にされている。
【0028】
図3には、上記プリチャージ信号IOPRを形成するタイミング生成回路の一実施例の回路図が示されている。同図において、CLKNは前記基本クロック、RASNはロウ系制御(ロウアドレスストローブ)信号、CASNはカラム系制御(カラムアドレスストローブ)信号、RSETNは初期化(リセット)信号を示す。この回路は、フリップフロップ回路FF、インバータ回路INV1〜INV3及びゲート回路G1〜G5と、遅延回路Delayから構成される。
【0029】
内部RASは、上記ロウアドレスストローブ信号RASNのネゲート側を遅延させてパルス幅を広げて生成される。内部CANは、カラムアドレスストローブCASNのアサートを受けて内部遅延で決まる幅のワンショットパルスで生成される。この実施例では、実使用状態の大部分の時間を占めるロウアドレスストローブRASNもカラムアドレスストローブCASNもハイレベルのいわゆるスタンバイ期間は、内部RASを受けるナンドゲート回路G5を付加することにより、上記プリチャージ信号IOPRがネゲートされるように論理を構成する。これにより、図2のタイミング図に示すように、ロウアドレスストローブ信号RASNがハイレベルのスタンバイ期間は、読み出し用信号線RIOT/RIOBのプリチャージを止め、プリチャージMOSFETQ5〜Q7にNBTI劣化の起こらないバイアス状態にすることができる。
【0030】
図4には、この発明に係るダイナミック型RAMにおけるリード系回路の一実施例の全体構成図が示されている。内部RAS生成回路RASGは、ロウアドレスストローブ信号RASNを受けて、それに対応して内部RASを形成する。この内部RAS信号は、Xアドレスラッチ及び比較回路XACP、XプリデコーダXPDEC及びプリチャージ信号生成回路IOPRGに伝えられる。Xアドレスラッチ及び比較回路XACPは、ロウ系アドレスの取り込みと、不良アドレスの比較を行う。XプリデコーダXPDECは、上記アドレスをプリデコーダした信号をメモリマットのアレイ制御回路ACに供給する。
【0031】
アレイ制御回路ACは、ワード線の選択信号を形成し、ワードドライバWDを通してワード線の活性化し、センスアンプSAの起動、ビット線BLT,BLBのプリチヤージの動作タイミング及びワード線の立ち下げを制御する。ここで、前記アドレスラッチ及び比較回路XACPにより、正規ワード線に不良があったときには、正規マットの正規ワード線の選択動作が停止され、それに代えて冗長マットの冗長ワード線が選択される。このようなワード線の切替に対応し、正規マットのセンスアンプSAは非活性に、冗長マットのセンスアンプSAが活性化される。
【0032】
内部CAS生成回路CASGは、カラムアドレスストローブ信号CASNを受けて、それに対応して内部CASを形成する。この内部CAS信号は、Yアドレスラッチ及び比較回路YACP、YプリデコーダらPDEC及びプリチャージ信号生成回路IOPRGに伝えられる。Yアドレスラッチ及び比較回路YACPは、カラム系アドレスの取り込みと、不良アドレスの比較を行う。YプリデコーダYPDECは、上記アドレスをプリデコーダした信号をメモリマットのカラム選択回路に供給する。
【0033】
このように、カラムアドレスストローブ信号CASNから生成される内部CASにより、活性化するカラム選択信号YSのアドレスをラッチし、カラム選択信号の活性化、メインアンプMAの起動、及び信号線RIOT/RIOBのプリチャージのタイミングを制御する。本発明では信号線RIOT/RIOBIのプリチャージタイミングの制御に内部RASも加わり、前記のようなスタンバイ期間でのプリチャージMOSFETQ5〜Q7において前記NBTI劣化の起こらないバイアス状態にする。上記メインアンプMAで増幅されたデータは出力回路DOBを通し読み出し信号DOUTが出力される。出力回路DOBはラッチFFを備えている。
【0034】
この実施例のDRAMでは、特に制限されないが、上記読み出し経路と別個に書き込み経路が設けられる。書き込み信号DINは、入力回路DIBを通して入力され、ライトバッファWBに伝えられる。ライトバッファWBは、書き込み用信号線WIOを駆動し、カラム選択信号YSにより選択されたビット線BLT,BLBに書き込み信号を伝える。これにより、ワード線が選択され、上記書き込み信号が伝えられたビット線BLT又はBLBに接続されたメモリセルの記憶キャパシタに、書き込み信号に対応した電荷が書き込まれる。
【0035】
図5には、この発明に係る半導体集積回路装置に搭載されるダイナミック型RAMのセンスアンプSAからメインアンプMAまでの読み出し系の他の一実施例の回路図が示されている。この実施例は、基本的には前記図1の実施例と同様であるが、前記図1の実施例のようにプリチャージMOSFETQ5〜Q7のNBTI劣化を抑えるに止まらず、アクティブ期間(プリチャージ動作期間)に生じるNBTI劣化を回復させるような工夫が行われるものである。
【0036】
MOSFETにおけるNBTI劣化は、ゲートとソース,ドレインのバイアスを逆にポジティブ(Positive)にすると劣化が回復する特性を有する。この特性を利用し、NチャネルMOSFETQ8とQ9が追加され、MOSFETQ6とQ7に供給されるプリチャージ電圧VIORがスタンバイ時に接地電位VSS(0V)変化させられるようにされる。そして、この変化させられたプリチャージ電圧VIOR(VSS)は、上記追加されたMOSFETQ8とQ9を通して読み出し用信号線RIOT/RIOBに伝えられる。上記MOSFETQ8とQ9のゲートには、ロウ系のタイミング信号R3Bが供給されて制御される。
【0037】
図6には、上記図5のダイナミック型RAMの動作の一例を説明するためのタイミング図が示されている。基本的には前記図2のタイミング図と同様であるが、スタンバイ期間に信号R3Bがハイレベルにされて、MOSFETQ8とQ9がオン状態にされる。これにより、読み出し用信号線RIOT/RIOBは、前記図2のようなフローティング状態ではなく、回路の接地電位VSSに固定される。また、プリチャージ電圧VIORも回路の接地電位VSSに切替られる。
【0038】
したがって、PチャネルMOSFETQ5〜Q7のゲートには、前記図2と同様に電源電圧VDDのようなハイレベルに固定され、そのソース,ドレインが上記信号線RIOT/RIOB及びプリチャージ電圧VIORのロウレベル(VSS)にされることにより、ゲートとソース,ドレイン間の電圧VgsがVDDのようなポジティブな電圧にされる。これにより、MOSFETQ5〜Q7のNBTI劣化回復が行われる。
【0039】
なお、プリチャージ期間では、前記図2の実施例と同様に信号RASNに対応してプリチャージ信号IOPRがVSSにされてプリチャージMOSFETQ5〜Q7がオン状態にされ、プリチャージ電圧VIORが電源電圧VDDに切替られて信号線RIOT/RIOBを電源電圧VDDにプリチャージする。このときには、信号R3BのロウレベルによりMOSFETQ8,Q9はオフ状態になっている。
【0040】
図7には、この発明に係る半導体集積回路装置に搭載されるダイナミック型RAMのセンスアンプSAからメインアンプMAまでの読み出し系の更に他の一実施例の回路図が示されている。この実施例は、前記図5の実施例を改良にするものである。前記図5の実施例と同様にアクティブ期間(プリチャージ動作期間)に生じるNBTI劣化を回復させる機能を、MOSFETQ8とQ9の追加無しに実現するような工夫が行われるものである。つまり、NBTI劣化を回復させるために、読み出し用信号線RIOT/RIOBをロウレベルにするためにリードアンプRAのMOSFETQ1〜Q4を活用して、上記MOSFETQ8,Q9を省略するものである。
【0041】
図8には、上記図7のダイナミック型RAMの動作の一例を説明するためのタイミング図が示されている。基本的には前記図6のタイミング図と同様であるが、スタンバイ期間にいずれか1つのカラム選択信号YSがハイレベルにされて、いずれか1つのリードアンプのMOSFETQ1、Q3がオン状態にされる。このスタンバイ時には、それに対応したビット線BLT,BLBにハーフプリチャージ電圧に設定されておりMOSFETQ2、Q4がオン状態になっている。したがって、上記のようにいずれか1つのカラム選択信号YSをスタンバイ期間にハイレベルにすることにより、読み出し用信号線RIOT/RIOBをロウレベルに引き抜くことができる。
【0042】
上記ハーフプリチャージ電圧によりオン状態のMOSFETQ2、Q4に流れる電流は、上記電圧に対応して小さいものとなる。したがって、上記読み出し用信号線RIOT/RIOBにMOSFETQ8とQ9を設けた場合に比べて、それをロウレベルに引き抜くためには要する時間は長くなるが、スタンバイ期間そのものが長いので問題ない。このようにリードアンプRAを利用して、読み出し用信号線RIOT/RIOBが回路の接地電位VSSに固定される。また、プリチャージ電圧VIORも回路の接地電位VSSに切替られる。
【0043】
したがって、PチャネルMOSFETQ5〜Q7のゲートには、前記図2と同様に電源電圧VDDのようなハイレベルに固定され、そのソース,ドレインが上記信号線RIOT/RIOB及びプリチャージ電圧VIORのロウレベル(VSS)にされることにより、ゲートとソース,ドレイン間の電圧VgsがVDDのようなポジティブな電圧にされる。これにより、MOSFETQ5〜Q7のNBTI劣化回復が行われる。
【0044】
図9に、この発明に係るダイナミック型RAMの動作の他の一例を説明するためのタイミング図が示されている。同図においては、ライトサイクル中の上記読み出し系回路のタイミング図が示されている。ライトサイクル中は、前記図4の書き込み用信号線WIOを通して選択されたメモリセルに書き込みデータが伝えられる。このとき、読み出し用信号線RIOT/RIOBはプリチャージされているので、本発明においても、NBTI劣化が進行するバイアス関係になっている。しかし実動作の多くを占めるスタンバイ期間は、リードサイクルの時と同様劣化が進行しないバイアス関係にあるので劣化を抑える事ができる。
【0045】
前記図5及び図7の実施例に示したNBTI劣化回復機能を付加したDRAMにおいては、上記ライトサイクル中に生じる上記読み出し用信号線RIOT/RIOBのNBTI劣化進行を回復させることができる。
【0046】
図10は、この発明に係るダイナミック型RAMの動作の更に他の一例を説明するためのタイミング図が示されている。この実施例では、シンクロナスDRAM(以下、単にSDRAMという)に向けられている。SDRAMはRASB,CASB,WEB等の信号で動作コマンドを入力して動作するが、ACTV(アクティブ)コマンドは、図2のRASNアサートに相当し、PRE(プリチャージ)コマンドは、図2のRASNネゲートに相当するなど、内部動作は同じため本発明をそのまま適用する事ができる。
【0047】
例えば、図示しない、チップセレクト信号CSBはそのロウレベルによってコマンド入力サイクルの開始を指示する。チップセレクト信号CSBがハイレベルのとき(チップ非選択状態)やその他の入力は意味を持たない。但し、後述するメモリバンクの選択状態やバースト動作などの内部動作はチップ非選択状態への変化によって影響されない。RASB,CASB,WEBの各信号は通常のDRAMにおける対応信号(前記RASN、CASN、WEN)とは機能が相違し、後述するコマンドサイクルを定義するときに有意の信号とされる。
【0048】
クロックイネーブル信号CKEは次のクロック信号の有効性を指示する信号であり、当該信号CKEがハイレベルであれば次のクロック信号CLKNの立ち上がりエッジが有効とされ、ロウレベルのときには無効とされる。なお、リードモードにおいて、データ出力回路に対するアウトプットイネーブルの制御を行う外部制御信号OEBを設けた場合には、かかる信号OEBもコントロール回路に供給され、その信号が例えばハイレベルのときにはデータ出力回路は高出力インピーダンス状態にされる。
【0049】
上記ロウアドレス信号は、クロック信号CLK(内部クロック信号)の立ち上がりエッジに同期するロウアドレスストローブ・バンクアクティブコマンドサイクルにおけるアドレス信号のレベルによって定義される。アドレス信号のうち上位ビットの信号は、上記ロウアドレスストローブ・バンクアクティブコマンドサイクルにおいてバンク選択信号とみなされる。例えば、A12とA13の組み合わせにより、4つのメモリバンク0〜3のうちの1つが選択される。メモリバンクの選択制御は、選択メモリバンク側のロウデコーダのみの活性化、非選択メモリバンク側のカラムスイッチ回路の全非選択、選択メモリバンク側のみのデータ入力回路及びデータ出力回路への接続などの処理によって行うことができる。
【0050】
READ(リード)コマンドによりカラムアドレスの取り込みが行われ、カラム系の選択動作が開始される。それ故、かかるREADコマンドの入力により前記読み出し用信号線RIOT/RIOBのプリチャージ動作を終了させて、読み出し信号を伝送させるようにするものである。PRE(プリチャージ)コマンドは、前記のようにRASNネゲートに対応するものであり、それによって、スタイバイ期間に入るので、前記読み出し用信号線RIOT/RIOBのプリチャージ動作を終了させてフローティング状態にする。
【0051】
ダイナミック型メモリセルを用いたメモリとして、ランバス(Rambus)仕様のDRAMがあるが、このDRAMでもパケットで与えられるACTV/READ等に相当するコマンドにより動作するので、前記SDRAMと同様に本発明を適用することができる。
【0052】
以上説明した本願発明においては、IO線プリチヤージ用のPチャネルMOSFETをスタンバイ時にNBTI劣化しにくい、又はNBTI劣化を回復するバイアス条件にすることによりCASサイクルを高速化することができる。つまり、NBTI劣化によるプリチャージに費やされる時間延長の影響を受け難くなるので回路の高速動作が保証できる。この結果、半導体集積回路装置をスペックぎりぎりで選別しても出荷することができるので、選別歩留りが向上する。NBTI劣化のデバイス開発目標は、前記のように10で20mV程度であるが、本回路方式を用いた場合はVthのシフト量はほとんど無視できるレベルにすることができ、回路の高速動作が保証できる。
【0053】
以上本発明者よりなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、図1等において、センスアンプSAはスタティック型メモリセルと見做すことができる。つまり、メモリセル部にセンスアンプSAに対応したCMOSラッチ回路からなるメモリセルを複数接続し、それをワード線で選択するようにしてスタティック型RAMを構成した場合にも、この発明を同様に適用することができる。
【0054】
また、図4等の実施例において、書き込み用信号線WIOを読み出し用信号線RIOと共通にした共通IO線とするものであってもよい。この発明は、前記のようなDRAM、SRAM、フラッシュ、その他メモリ製品全般を搭載した半導体集積回路装置に広く利用できる。
【0055】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。複数のメモリセルを有するメモリアレイの中から選択回路によりメモリセルを選択し、その読み出し信号をメインアンプに伝える信号線に設けられるプリチャージ回路を構成するMOSFETを、上記選択回路に伝えられるメモリセルの選択開始信号に基づいてオン状態にし、上記メモリセルからの読み出し信号が伝えられる前にオフ状態にしてプリチャージを終了させることにより、スタンバイ時のNBTI劣化を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る半導体集積回路装置に搭載されるダイナミック型RAMのセンスアンプSAからメインアンプMAまでの読み出し系の一実施例を示す回路図である。
【図2】図1のダイナミック型RAMの動作の一例を説明するためのタイミング図である。
【図3】図2のプリチャージ信号IOPRを形成するタイミング生成回路の一実施例を示す回路図である。
【図4】この発明に係るダイナミック型RAMにおけるリード系回路の一実施例を示す全体構成図である。
【図5】この発明に係る半導体集積回路装置に搭載されるダイナミック型RAMのセンスアンプSAからメインアンプMAまでの読み出し系の他の一実施例を示す回路図である。
【図6】図5のダイナミック型RAMの動作の一例を説明するためのタイミング図である。
【図7】この発明に係る半導体集積回路装置に搭載されるダイナミック型RAMのセンスアンプSAからメインアンプMAまでの読み出し系の更に他の一実施例を示す回路図である。
【図8】図7のダイナミック型RAMの動作の一例を説明するためのタイミング図である。
【図9】この発明に係るダイナミック型RAMの動作の他の一例を説明するためのタイミング図である。
【図10】この発明に係るダイナミック型RAMの動作の更に他の一例を説明するためのタイミング図である。
【図11】この発明に先立って本願発明者において検討されたシンクロナスDRAMの動
【符号の説明】
MC…メモリセル、SA…センスアンプ、MA…メインアンプ、BLT,BLB…ビット線、RIOT,RIOB…読み出し用信号線、Q1〜Q9…MOSFET、FF…フリップフロップ回路、INV1〜INV3…インバータ回路、G1〜G5…ゲート回路、RASG…内部RAS生成回路、CASG…内部CAS生成回路、XACP…Xアドレスラッチ及び比較回路、YACP…Yアドレスラッチ及び比較回路、IOPRG…プリチャージ信号生成回路、XPDEC…Xプリデコーダ、YPDEC…Yプリデコーダ、AC…アレイ制御回路、WD…ワードドライバ、DOB…出力回路、DIB…入力回路、WB…ライトバッファ。
Claims (7)
- 複数のメモリセルが設けられたメモリアレイと、
上記メモリセルを選択する選択回路と、
上記選択回路により選択されたメモリセルの記憶情報に従った反転と非反転とからなる相補信号に対応した読み出し信号を伝える一対の信号線と、
上記一対の信号線を通して伝えられた上記読み出し信号を増幅する増幅回路と、
上記一対の信号線に正の電源電圧に対応したプリチャージ電圧を供給するPチャネル型の第2MOSFET及び第3MOSFET及び上記一対の信号線を短絡するPチャネル型の第1MOSFETからなるプリチャージMOSFETとを含むメモリ回路を具備し、
上記プリチャージMOSFETは、上記選択回路に伝えられるメモリセルの選択開始信号により上記メモリ回路が選択状態にされた後にオン状態にされ、上記一対の信号線に上記読み出し信号が伝えられる前にオフ状態にされ、
上記一対の信号線には、上記メモリセルが非選択状態にされる期間であって、上記プリチャージMOSFETのゲートに正の電源電圧が供給されてオフ状態のときにオン状態にされるNチャネルの第4と第5のMOSFETを介して回路の接地電位が与えられ、かつ、上記第2MOSFET及び第3MOSFETに供給される上記プリチャージ電圧も上記正の電源電圧から上記回路の接地電位に切替られることを特徴とする半導体集積回路装置。 - 複数のメモリセルが設けられたメモリアレイと、
上記メモリセルを選択する選択回路と、
上記選択回路により選択されたメモリセルの記憶情報に従った反転と非反転とからなる相補信号に対応した読み出し信号を伝える一対の信号線と、
上記一対の信号線を通して伝えられた上記読み出し信号を増幅する増幅回路と、
上記一対の信号線に正の電源電圧に対応したプリチャージ電圧を供給するPチャネル型の第2MOSFET及び第3MOSFET及び上記一対の信号線を短絡するPチャネル型の第1MOSFETからなるプリチャージMOSFETとを含むメモリ回路を具備し、
上記一対の信号線と回路の接地電位との間には、上記メモリセルの記憶情報に対応した反転と非反転とからなる相補信号がそれぞれゲートに供給された一対の第1増幅MOSFETと第2増幅MOSFET及びカラム選択信号によりスイッチ制御される一対の第1スイッチMOSFETと第2スイッチMOSFETがそれぞれ直列形態に設けられ、
上記プリチャージMOSFETは、上記選択回路に伝えられるメモリセルの選択開始信号により上記メモリ回路が選択状態にされた後にオン状態にされ、上記一対の信号線に上記読み出し信号が伝えられる前にオフ状態にされ、
上記一対の信号線は、上記メモリセルが非選択状態にされる期間であって、上記プリチャージMOSFETのゲートに正の電源電圧が供給されてオフ状態のときに、上記カラム選択信号によりオン状態にされる上記第1スイッチMOSFET及び第2スイッチMOSFETと、上記相補信号のプリチャージ電圧によりオン状態にされる上記第1増幅MOSFET及び第2増幅MOSFETからなる直列回路により回路の接地電位が与えられ、かつ、上記第2MOSFET及び第3MOSFETに供給される上記プリチャージ電圧も上記正の電源電圧から上記回路の接地電位に切替られることを特徴とする半導体集積回路装置。 - 請求項1又は2において、
上記メモリセルは、ダイナミック型メモリセルからなり、
上記相補信号は、選択されたワード線に対応して上記メモリセルから一方のビット線に読み出された信号を、それと対とされた他方のビット線のプリチャージ電圧を参照電圧としてセンスするセンスアンプにより形成されたものであることを特徴とする半導体集積回路装置。 - 請求項3において、
上記メモリセルの選択開始信号は、ロウアドレスストローブ信号であり、
上記プリチャージMOSFETをオフ状態にさせる信号は、カラムアドレスストローブ信号であることを特徴とする半導体集積回路装置。 - 請求項3において、
上記メモリセルの選択開始信号は、バンクアクティブコマンドにより形成される信号であり、
上記プリチャージMOSFETをオフ状態にさせる信号は、リードコマンド、プリチャージコマンドにより形成される信号であることを特徴とする半導体集積回路装置。 - 請求項1において、
上記メモリセルは、スタティック型メモリセルからなり、
上記相補信号は、スタティック型メモリセルが接続される相補ビット線の信号であることを特徴とする半導体集積回路装置。 - 請求項6において、
上記メモリセルの選択開始信号は、チップ選択信号であることを特徴とする半導体集積回路装置。
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