JP4331526B2 - 使い捨ておむつの股下折曲装置および股下折曲方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、長手方向へ移動する連続おむつ構造体の股下域を、おむつ構造体の内部へ向かって折り込む使い捨ておむつの股下折曲装置および股下折曲方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、パンツ型の使い捨ておむつの製造方法が多数知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。それら製造方法の一例を説明すると、以下のとおりである。
【0003】
長手方向へ移動する透液性連続第1ウェブと不透液性連続第2ウェブとの間に幅方向へ延びる吸液性コアを一定間隔で配置して連続積層体を形成し、第2ウェブが内側となるように連続積層体を長手方向中心線で折曲した後、隣り合う吸液性コアの間を幅方向へ延びる熱融着線でそれらウェブを固着する。次に、中心線から幅方向へ凸となる第1切断線で吸液性コアの間に位置するそれらウェブを切除して脚周り開口を形成し、熱融着線の間を幅方向へ延びる第2切断線でそれらウェブを切断することで、多数のパンツ型のおむつが製造される。一例として示す方法で製造されたパンツ型のおむつは、互いに対向する前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域とを有し、胴周り開口と一対の脚周り開口とを有する。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−31135号公報
【特許文献2】
特開平5−31136号公報
【特許文献3】
特開平5−42180号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一例として示す前記方法で製造されたおむつでは、胴周り開口を広げてそれを胴周り開口の上方から見ると、おむつの縦方向へ開口する胴周り開口に対して脚周り開口がおむつの横方向へ開口しており、胴周り開口と脚周り開口とが直線的につながっておらず、股下域が胴周り開口の直下に位置することがわかる。このおむつでは、それを着用するために着用者がその両脚を胴周り開口から脚周り開口へとおすときに、股下域の両側部に脚の指や踵が引っ掛り易く、おむつの着用に手間取る場合がある。
【0006】
また、このおむつでは、股下域の最小横寸法が着用者の股間部のそれよりも大きく、おむつを着用したときに、股下域が着用者の股間部に納まらず、股下域が嵩張って着用中に違和感がある。このおむつは、股下域が着用者の股間部によって締め付けられたときに、股下域が不規則に折れ曲がったり、コアに不規則な多数の皺が生じるので、股下域における排泄物吸収機能が低下し易く、股下域から排泄物が漏れてしまう場合がある。
【0007】
なお、一例として示す前記製造方法では、おむつの股下域を折り込む手段がなく、前記方法によって製造されたおむつは、依然として上述した問題点を包含する。
【0008】
本発明の課題は、股下域を折り込むことができ、上述した問題点を解消することができる使い捨ておむつの股下折曲装置および股下折曲方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明にかかる使い捨ておむつの股下折曲装置は、長手方向へ一定間隔で並ぶ多数の股下域と、前記股下域の幅方向両側に位置して長手方向へ連続する多数の第1および第2胴周り域と、隣り合う前記股下域の間に形成されて長手方向へ一定間隔で並ぶ多数の脚周り開口とを有する連続おむつ構造体を、前記第1および第2胴周り域が互いに対向するように、長手方向折曲部を介して前記股下域を折曲しつつ、前記第1および第2胴周り域が離れた状態で長手方向へ搬送する搬送機構と、
前記第1および第2胴周り域が離れた状態で長手方向へ移動する前記連続おむつ構造体のそれら股下域を、該股下域の長手方向両側に位置する前記脚周り開口から前記おむつ構造体の内部へ向かって折り込む折曲機構とを備え、
前記折曲機構が、前記股下域に延びる前記折曲部の幅方向外方に配置され、前記おむつ構造体の移動と同期して前記股下域に向かって幅方向へ進退可能な折曲プレートを含み、
前記折曲プレートが、第1ベースと、長手方向前後に並んだ状態で前記第1ベースから前記おむつ構造体に向かって幅方向へ延びる一対のガイドアームとから形成され、
前記折曲機構では、前記折曲プレートが前記股下域に向かって進出したときに、それらガイドアームが前記股下域の側から前記おむつ構造体の内部に進入し、前記ガイドアームの互いに向かい合う対向側部が前記股下域にその外側から当接して該股下域の前記折曲部近傍に延びる両側部を挟み込むことを特徴とする。
【0010】
本発明にかかる股下折曲装置は、以下の実施態様を有する。
(1)前記ガイドアームの先端部どうしが、互いに近接かつ離間を繰り返すように長手方向前後へ旋回可能であり、前記ガイドアームの対向側部どうしが、前記ガイドアームの前記おむつ構造体の内部への進入にともなって次第に近接するとともに、前記ガイドアームの前記おむつ構造体の内部からの退出にともなって次第に離間する。
(2)前記折曲機構が、前記股下域に延びる前記長手方向折曲部の幅方向外方に配置され、前記おむつ構造体の厚み方向へ延びる軸を中心に該おむつ構造体の移動方向へ回転する第1回転板を含み、多数の前記折曲プレートが、前記第1回転板の周縁部にその周方向へ一定間隔で並ぶとともに、それら折曲プレートの第1ベースから前記おむつ構造体の厚み方向へ延びる軸を介して前記第1回転板に回転可能に装着され、
前記折曲機構では、それら折曲プレートが前記第1回転板の回転にともなって該第1回転板の軸周りを公転するとともに、前記ガイドアームがその延びる方向を変えることなく常に前記おむつ構造体に対向するように、前記第1回転板が1回転(360°回転)する間に前記折曲プレートが該第1回転板の周縁部で1回自転(360°回転)し、
前記折曲機構では、前記おむつ構造体の股下域が前記第1回転板の周縁部に近接するにしたがって、前記ガイドアームが前記股下域の両側部を挟み込みながら前記おむつ構造体の内部へ次第に進入し、前記股下域が前記第1回転板の周縁部から離間するにしたがって、前記ガイドアームが前記おむつ構造体の内部から次第に退出する。
(3)前記折曲機構が、前記第1回転板の周縁部にその周方向へ一定間隔で並ぶとともに、前記第1回転板に回転不能に装着された多数の確動カムを含み、前記折曲プレートが、前記ガイドアームの基端部に取り付けられたリンクと、前記リンクを介して前記ガイドアームに接続された幅方向へ延びるロッドと、前記第1ベースの側に位置する前記ロッドの端部から前記おむつ構造体の厚み方向へ延びるピンとを有し、前記ピンが、前記確動カムの偏心カム溝に摺動可能に挿入され、
前記折曲機構では、前記確動カムが前記第1回転板の回転にともなって該第1回転板の軸周りを公転し、前記ピンが前記カム溝を移動することによって、前記ロッドが幅方向へ進退するとともに、前記ガイドアームの先端部どうしが前記リンクを介して互いに近接かつ離間を繰り返すように長手方向前後へ旋回する。
(4)前記折曲機構が、前記おむつ構造体を挟んで前記折曲プレートの反対側に対向配置され、前記おむつ構造体の移動と同期して互いに離れた状態にある前記第1および第2胴周り域の間に進入しつつ前記股下域へ向かって進退可能な補助プレートを含み、前記補助プレートが、第2ベースと、前記おむつ構造体の厚み方向へ並んだ状態で前記第2ベースから該おむつ構造体に向かって幅方向へ延びる一対のガイドブレードとから形成され、それらガイドブレードが、前記おむつ構造体へ向かうにつれて先細りの先端部を有し、
前記折曲機構では、前記ガイドアームと前記ガイドブレードとが同期して前記おむつ構造体の内部に進入するとともに、前記ガイドアームがそれらガイドブレードの間の間隙に入り込み、前記股下域の両側部が前記ガイドアームと前記ガイドブレードとの間に挟まれることによって、前記股下域が前記おむつ構造体の内部へ向かって折り込まれる。
(5)前記折曲機構が、前記おむつ構造体を挟んで前記第1回転板の反対側に対向配置され、前記おむつ構造体の厚み方向へ延びる軸を中心に該おむつ構造体の移動方向へ回転する第2回転板を含み、多数の前記補助プレートが、前記第2回転板の周縁部にその周方向へ一定間隔で並ぶとともに、それら補助プレートの第2ベースから前記おむつ構造体の厚み方向へ延びる軸を介して前記第2回転板に回転可能に装着され、
前記折曲機構では、それら補助プレートが前記第2回転板の回転にともなって該第2回転板の軸周りを公転するとともに、前記ガイドブレードがその延びる方向を変えることなく常に前記おむつ構造体に対向するように、前記第2回転板が1回転(360°回転)する間に前記補助プレートが該第2回転板の周縁部で1回自転(360°回転)し、
前記折曲機構では、前記おむつ構造体の股下域が前記第1および第2回転板の間に近接するにしたがって、前記補助プレートが前記第1および第2胴周り域の間をとおって前記おむつ構造体の内部へ次第に進入し、前記おむつ構造体の股下域が前記第1および第2回転板の間から離間するにしたがって、前記補助プレートが前記おむつ構造体の内部から次第に退出する
(6)前記連続おむつ構造体が、透液性連続第1ウェブと、不透液性連続第2ウェブと、前記第1および第2ウェブの間に介在し、前記股下域から前記第1および第2胴周り域へ向かって幅方向へ延びる多数の吸液性コアとから形成されている。
【0011】
前記課題を解決するための本発明にかかる使い捨ておむつの股下折曲方法は、長手方向へ一定間隔で並ぶ多数の股下域と、前記股下域の幅方向両側に位置して長手方向へ連続する多数の第1および第2胴周り域と、隣り合う前記股下域の間に形成されて長手方向へ一定間隔で並ぶ多数の脚周り開口とを有する連続おむつ構造体を、前記第1および第2胴周り域が互いに対向するように、長手方向折曲部を介して前記股下域を折曲しつつ、前記第1および第2胴周り域が離れた状態で長手方向へ搬送する搬送手段と、
前記第1および第2胴周り域が離れた状態で長手方向へ移動する前記連続おむつ構造体のそれら股下域を、該股下域の長手方向両側に位置する前記脚周り開口から前記おむつ構造体の内部へ向かって折り込む折曲手段とを備え、
前記折曲手段が、前記股下域に延びる前記折曲部の幅方向外方に配置され、前記おむつ構造体の移動と同期して前記股下域に向かって幅方向へ進退可能な折曲プレートを含み、
前記折曲プレートが、第1ベースと、長手方向前後に並んだ状態で前記第1ベースから前記おむつ構造体に向かって幅方向へ延びる一対のガイドアームとから形成され、
前記折曲手段では、前記折曲プレートが前記股下域に向かって進出したときに、それらガイドアームが前記股下域の側から前記おむつ構造体の内部に進入し、前記ガイドアームの互いに向かい合う対向側部が前記股下域にその外側から当接して該股下域の前記折曲部近傍に延びる両側部を挟み込むことを特徴とする。
【0012】
本発明にかかる股下折曲方法は、以下の実施態様を有する。
(7)前記ガイドアームの先端部どうしが、互いに近接かつ離間を繰り返すように長手方向前後へ旋回可能であり、前記ガイドアームの対向側部どうしが、前記ガイドアームの前記おむつ構造体の内部への進入にともなって次第に近接するとともに、前記ガイドアームの前記おむつ構造体の内部からの退出にともなって次第に離間する。
(8)前記折曲手段が、前記股下域に延びる前記長手方向折曲部の幅方向外方に配置され、前記おむつ構造体の厚み方向へ延びる軸を中心に該おむつ構造体の移動方向へ回転する第1回転板を含み、多数の前記折曲プレートが、前記第1回転板の周縁部にその周方向へ一定間隔で並ぶとともに、それら折曲プレートの第1ベースから前記おむつ構造体の厚み方向へ延びる軸を介して前記第1回転板に回転可能に装着され、
前記折曲手段では、それら折曲プレートが前記第1回転板の回転にともなって該第1回転板の軸周りを公転するとともに、前記ガイドアームがその延びる方向を変えることなく常に前記おむつ構造体に対向するように、前記第1回転板が1回転(360°回転)する間に前記折曲プレートが該第1回転板の周縁部で1回自転(360°回転)し、
前記折曲手段では、前記おむつ構造体の股下域が前記第1回転板の周縁部に近接するにしたがって、前記ガイドアームが前記股下域の両側部を挟み込みながら前記おむつ構造体の内部へ次第に進入し、前記股下域が前記第1回転板の周縁部から離間するにしたがって、前記ガイドアームが前記おむつ構造体の内部から次第に退出する。
(9)前記折曲手段が、前記第1回転板の周縁部にその周方向へ一定間隔で並ぶとともに、前記第1回転板に回転不能に装着された多数の確動カムを含み、前記折曲プレートが、前記ガイドアームの基端部に取り付けられたリンクと、前記リンクを介して前記ガイドアームに接続された幅方向へ延びるロッドと、前記第1ベースの側に位置する前記ロッドの端部から前記おむつ構造体の厚み方向へ延びるピンとを有し、前記ピンが、前記確動カムの偏心カム溝に摺動可能に挿入され、
前記折曲手段では、前記確動カムが前記第1回転板の回転にともなって該第1回転板の軸周りを公転し、前記ピンが前記カム溝を移動することによって、前記ロッドが幅方向へ進退するとともに、前記ガイドアームの先端部どうしが前記リンクを介して互いに近接かつ離間を繰り返すように長手方向前後へ旋回する。
(10)前記折曲手段が、前記おむつ構造体を挟んで前記折曲プレートの反対側に対向配置され、前記おむつ構造体の移動と同期して互いに離れた状態にある前記第1および第2胴周り域の間に進入しつつ前記股下域へ向かって進退可能な補助プレートを含み、前記補助プレートが、第2ベースと、前記おむつ構造体の厚み方向へ並んだ状態で前記第2ベースから該おむつ構造体に向かって幅方向へ延びる一対のガイドブレードとから形成され、それらガイドブレードが、前記おむつ構造体へ向かうにつれて先細りの先端部を有し、
前記折曲手段では、前記ガイドアームと前記ガイドブレードとが同期して前記おむつ構造体の内部に進入するとともに、前記ガイドアームがそれらガイドブレードの間の間隙に入り込み、前記股下域の両側部が前記ガイドアームと前記ガイドブレードとの間に挟まれることによって、前記股下域が前記おむつ構造体の内部へ向かって折り込まれる。
(11)前記折曲手段が、前記おむつ構造体を挟んで前記第1回転板の反対側に対向配置され、前記おむつ構造体の厚み方向へ延びる軸を中心に該おむつ構造体の移動方向へ回転する第2回転板を含み、多数の前記補助プレートが、前記第2回転板の周縁部にその周方向へ一定間隔で並ぶとともに、それら補助プレートの第2ベースから前記おむつ構造体の厚み方向へ延びる軸を介して前記第2回転板に回転可能に装着され、
前記折曲機構では、それら補助プレートが前記第2回転板の回転にともなって該第2回転板の軸周りを公転するとともに、前記ガイドブレードがその延びる方向を変えることなく常に前記おむつ構造体に対向するように、前記第2回転板が1回転(360°回転)する間に前記補助プレートが該第2回転板の周縁部で1回自転(360°回転)し、
前記折曲手段では、前記おむつ構造体の股下域が前記第1および第2回転板の間に近接するにしたがって、前記補助プレートが前記第1および第2胴周り域の間をとおって前記おむつ構造体の内部へ次第に進入し、前記おむつ構造体の股下域が前記第1および第2回転板の間から離間するにしたがって、前記補助プレートが前記おむつ構造体の内部から次第に退出する。
【0013】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照し、本発明にかかる使い捨ておむつの股下折曲装置および股下折曲方法の詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0014】
図1,2は、後記する股下折曲装置によって股下域6が折り込まれた、一例として示すパンツ型の使い捨ておむつ1の斜視図と、胴周り両側部9の固着を解除して前後胴周り域5,7を展開した状態で示すおむつ1の部分破断展開平面図とであり、図3は、胴周り開口12の上方から見たおむつ1の上面図である。図1,2では、胴周り方向を矢印L1(図1のみ)、横方向を矢印L2で示し、縦方向を矢印M、脚周り方向を矢印N(図1のみ)で示す。
【0015】
おむつ1は、肌当接側に位置する透液性表面シート2(第1ウェブ)と、肌非当接側に位置する不透液性裏面シート3(第2ウェブ)と、表裏面シート2,3の間に介在してそれらシート2,3の少なくとも一方に固着された吸液性コア4とから構成されている。
【0016】
おむつ1は、互いに対向する前胴周り域5(第1または第2胴周り域81,83)および後胴周り域7(第1または第2胴周り域81,83)と、それら胴周り域5,7の間に位置する股下域6(股下域82)とを有する。おむつ1は、コア4の両端縁4aの外側に位置して前後胴周り域5,7を胴周り方向へ延びる胴周り端部8と、コア4の両側縁4bの外側に位置して前後胴周り域5,7を縦方向へ延びる胴周り両側部9と、コア4の両側縁4bの外側に位置して股下域6を脚周り方向へ延びる脚周り両側部10(両側部)とを有する。コア4は、股下域6から前後胴周り域5,7へ向かって延びている。
【0017】
おむつ1では、胴周り両側部9が合掌状に重なり合い、胴周り両側部9が縦方向へ間欠的に並ぶ多数の熱融着線11を介して固着されている。おむつ1には、胴周り開口12と、その下方に一対の脚周り開口13とが形成されている。股下域6では、脚周り両側部10がおむつ1の横方向内方へ向かって弧を画いている。おむつ1は、股下域6の横寸法が前後胴周り域5,7のそれよりも小さく、その平面形状が実質的に砂時計型を呈する。
【0018】
胴周り端部8には、胴周り方向へ延びる帯状の弾性伸縮性部材14が収縮可能に取り付けられている。脚周り両側部10には、脚周り方向へ延びる複数条の脚周り用弾性部材15が収縮可能に取り付けられている。端部8と両側部9,10とでは、表裏面シート2,3が互いに重なり合った状態で間欠的に固着されている。
【0019】
股下域6には、図2に示すように、一対の第1折曲案内線16と一対の第2折曲案内線17とが形成されている。第1折曲案内線16は、V字型を呈し、股下域6の中央部6aから前後胴周り域5,7の側に延びる股下域6の側縁6bに向かって横方向へ延びている。第2折曲案内線17は、V字型を呈し、股下域6の中央部6aから前後胴周り域5,7の側に延びる股下域6の側縁6bに向かって横方向へ延びている。
【0020】
股下域6は、その脚周り両側部10が第1および第2折曲案内線16,17を介しておむつ1の横方向内方へ折曲され、脚周り両側部10がおむつ1の内部へ向かって折り込まれている。股下域6では、脚周り両側部10どうしがおむつ1の横方向内方へ向かって接近し、脚周り両側部10どうしの離間寸法が縮小している。
【0021】
おむつ1では、股下域6の脚周り両側部10をおむつ1の内部へ向かって折り込むことによって、股下域6の最小横寸法が脚周り両側部10どうしの最小離間寸法と略同一となり、股下域6の最小横寸法を着用者の股間部のそれと略同一または着用者の股間部のそれよりも小さくすることができる。
【0022】
おむつ1は、それを着用したときに、股下域6が着用者の股間部に納まるので、着用したおむつ1に対する違和感がない。おむつ1では、その股下域6が着用者の股間部によって締め付けられたとしても、股下域6が不規則に折れ曲がったり、コア4に不規則な多数の皺が生じることはないので、股下域6における排泄物吸収機能が低下せず、股下域6からの排泄物の漏れを防ぐことができる。
【0023】
おむつ1では、図3に示すように、胴周り開口12と脚周り開口13の底部13aとが略直線的につながり、脚周り開口13の底部13aが胴周り開口12の直下に位置する。おむつ1は、それを着用するために着用者がその両脚を胴周り開口12から脚周り開口13へとおすときに、股下域6の脚周り両側部10に着用者の脚の指や踵が引っ掛ることはなく、おむつ1の着用に手間取ることはない。
【0024】
図4,5は、一例として示す股下折曲装置20の上面図と、股下折曲装置20の側面図とであり、図6は、一部を破断して示す図5の部分拡大側面図である。図4では、長手方向を矢印Xで示し、幅方向を矢印Yで示す。図5,6では、上下方向(長手方向折曲部85で折曲されたおむつ構造体80の厚み方向)を矢印Zで示す。なお、それら図では、連続おむつ構造体80を簡略化して示し、第1および第2ウェブの区別とコアや胴周り用弾性部材、脚周り用弾性部材の図示とを省略している。
【0025】
股下折曲装置20は、連続おむつ構造体80を一定の速度で長手方向前方(矢印X1方向)へ搬送する搬送機構(搬送手段)と、連続おむつ構造体80の股下域82をおむつ構造体80の内部へ向かって折り込む折曲機構(折曲手段)とを有する。
【0026】
おむつ構造体80は、透液性連続第1ウェブ(透液性表面シート2)と、不透液性連続第2ウェブ(不透液性裏面シート3)と、第1および第2ウェブの間に介在してそれらウェブの少なくとも一方に固着された多数の吸液性コア(吸液性コア4)とから形成されている。おむつ構造体80は、長手方向へ一定間隔で並ぶ多数の股下域82(股下域6)と、それら股下域82の幅方向両側に位置して長手方向へ連続する多数の第1胴周り域81(前胴周り域5または後胴周り域7)および第2胴周り域83(前胴周り域5または後胴周り域7)と、隣り合う股下域82の間に形成されて長手方向へ一定間隔で並ぶ多数の脚周り開口84とを有する。脚周り開口84は、第1および第2ウェブを切除することにより形成され、幅方向へ長い楕円形を呈する。
【0027】
コアは、隣り合う脚周り開口84の間に配置され、股下域82から第1および第2胴周り域81,83へ向かって幅方向へ延びている。第1ウェブと第2ウェブとは、コアの周縁から周方向外方へ延びる部分が互いに重なり合った状態で間欠的に固着されている。
【0028】
脚周り開口84には、その縁部84aに沿って複数条の脚周り用弾性部材(図示せず)が伸長状態で取り付けられている。第1および第2胴周り域81,83の端部81a,83aには、長手方向へ延びる帯状の胴周り用弾性部材(図示せず)が伸長状態で取り付けられている(図1,2参照)。
【0029】
なお、おむつ構造体80では、コアの長手方向両側に第1ウェブの上方へ起立性向を有する公知の防漏シートが取り付けられていてもよい。また、おむつ構造体80は、不透液性連続第2ウェブと、第2ウェブの内側であって脚周り開口84の間に配置された多数の吸収性パネルとから形成されていてもよい。この場合、パネルは、透液性上面シートと、不透液性下面シートと、上下面シートの間に介在する吸液性コアとから形成される。
【0030】
搬送機構では、おむつ構造体80の第1および第2胴周り域81,83が互いに対向するように、股下域82が長手方向折曲部85を介して折曲され、第1および第2胴周り域81,83が互いに重なり合うことがないように、それら胴周り域81,83が離れた状態(半開状態)で長手方向前方(矢印X1方向)へ移動させる。搬送機構は、図示はしていないが、股下域82を折曲するガイドレールと、おむつ構造体80の移動方向へ回転する多数の駆動ロールとから形成され、ガイドレールを介して股下域82を折曲するとともに、それら駆動ロールの回転を利用しておむつ構造体80を搬送している。
【0031】
長手方向前方へ移動するおむつ構造体80には、長手方向へ所定の張力が加えられている。股下域82が折曲部85を介して折曲されたおむつ構造体80では、それに加えられた張力が第1および第2胴周り域81,83に作用するが、股下域82には実質的に作用していない。
【0032】
折曲機構は、おむつ構造体80の折曲部85の幅方向外方に配置された第1回転板21と、第1回転板21の周縁部21aに装着された6個の折曲プレート22と、第1回転板21と折曲プレート22との間に介在して第1回転板21の周縁部21aに装着された6個の確動カム23と、おむつ構造体80を挟んで第1回転板21の反対側に対向配置された第2回転板44と、第2回転板44の周縁部44aに装着された6個の補助プレート45とを有する。なお、折曲プレート22と補助プレート45とは、それらプレート22,45の個数に特に限定はなく、それらプレート22,45の個数を6個に限定するものではない。
【0033】
第1回転板21は、上下方向へ延びる軸24を介しておむつ構造体80の移動方向(矢印X1方向)へ回転可能である(矢印X2方向)。第1回転板21の外側には、第1回転板21と折曲プレート22とに回転力を伝えるギヤボックス25が設置されている。第1回転板21の周縁部21aには、5個の案内車26が装着されている。案内車26は、隣り合う折曲プレート22の間に位置し、上下方向へ延びる軸27を介して第1回転板21に装着され、第1回転板21から独立して回転可能である。
【0034】
ギヤボックス25の軸28には、電動機(図示せず)から回転力が与えられる。ギヤボックス25では、その内部にかさ歯車(図示せず)が装着されており、軸28の回転がかさ歯車を介してギヤボックス25の上方へ延びる軸29とギヤボックス25の下方へ延びる軸30とに伝えられるとともに、シャフト73に伝えられる。
【0035】
折曲プレート22は、上下方向へ延びる軸31を介して第1回転板21に装着され、第1回転板21から独立して回転可能である。折曲プレート22は、おむつ構造体80の折曲部85の幅方向外方に位置し、第1回転板21の周縁部21aにその周方向へ一定間隔で並んでいる。確動カム23は、折曲プレート22と同様に、第1回転板21の周縁部21aにその周方向へ一定間隔で並んでいる。第1回転板21の軸24とそれら折曲プレート22の軸31とをむすぶ線分のなす角度は、それぞれ60°である。
【0036】
折曲プレート22が第1回転板21の周縁部21aに3個装着される場合は、第1回転板21の軸24とそれら折曲プレート22の軸31とをむすぶ線分のなす角度がそれぞれ120°であり、折曲プレート22が第1回転板21の周縁部21aに4個装着される場合は、第1回転板21の軸24とそれら折曲プレート22の軸31とをむすぶ線分のなす角度がそれぞれ90°である。
【0037】
折曲プレート22は、第1回転板21の回転にともなって、おむつ構造体80の股下域82に向かって幅方向へ進退可能である。折曲プレート22は、第1ベース32と、第1ベース32からおむつ構造体80に向かって幅方向へ延びる一対のガイドアーム33とから形成されている。
【0038】
第1回転板21の軸24とギヤボックス25の軸30とには、プーリ34,35が装着されている。軸24と軸30とは、それらプーリ34,35に掛けられたオープンベルト36を介して連動する。ギヤボックス25の軸30の回転は、オープンベルト36を介して第1回転板21の軸24に伝えられる。軸24が回転すると、第1回転板21が軸24の回転方向と同一方向(矢印X2方向)へ回転する。
【0039】
第1回転板21の軸受け37には、軸24とは別に回転するプーリ39が配置されている。プーリ39は、軸受け37に回転可能に取り付けられている。軸24は、軸受け37の内部に挿通されている。ギヤボックス25の軸29には、プーリ38が取り付けられている。軸29とプーリ39とは、プーリ38,39に掛けられたオープンベルト40を介して連動する。プーリ38とプーリ39との間には、ベルト40の張力を維持するための案内車42が配置されている。それら折曲プレート22の軸31には、プーリ41が取り付けられている。軸31とプーリ39とは、プーリ39,41に掛けられたベルト43を介して連動する。
【0040】
ベルト43は、プーリ39から折曲プレート22のプーリ41へ向かって延び、さらに、案内車26を経由して隣接する折曲プレート22のプーリ41へ向かって延びている。軸29の回転は、ベルト40を介してプーリ39に伝えられる。プーリ39の回転は、ベルト43を介して折曲プレート22の軸31に伝えられる。軸31が回転すると、それら折曲プレート22が第1回転板21の回転方向(矢印X2方向)と逆方向(矢印X3方向)へ回転する。ベルト43の張力は、それら案内車26によって維持されている。
【0041】
ガイドアーム33は、互いに対向して長手方向前後に並んでいる。ガイドアーム33は、おむつ構造体80へ向かうにつれて長手方向前後へ次第に離間する対向側部33aを有する(図8参照)。ガイドアーム33は、その先端部33bどうしが互いに近接かつ離間を繰り返すように長手方向前後へ旋回可能である。
【0042】
第2回転板44は、上下方向へ延びる軸46を介しておむつ構造体80の移動方向(矢印X1方向)へ回転可能である(矢印X4方向)。第2回転板44の外側には、第2回転板44と補助プレート45とに回転力を伝えるギヤボックス47が設置されている。第2回転板44の周縁部44aには、5個の案内車48が装着されている。案内車48は、隣り合う補助プレート45の間に位置し、上下方向へ延びる軸49を介して第2回転板44に装着され、第2回転板44から独立して回転可能である。
【0043】
ギヤボックス25とギヤボックス47とは、シャフト73を介して連結されている。ギヤボックス47には、ギヤボックス25からシャフト73を介して回転力が伝えられる。ギヤボックス47では、その内部にかさ歯車(図示せず)が装着されており、シャフト73の回転がかさ歯車を介してギヤボックス47の上方へ延びる軸50とギヤボックス47の下方へ延びる軸51とに伝えられる。
【0044】
補助プレート45は、上下方向へ延びる軸52を介して第2回転板44に装着され、第2回転板44から独立して回転可能である。補助プレート45は、おむつ構造体80の第1および第2胴周り域81,83の外側に位置し、第2回転板44の周縁部44aにその周方向へ一定間隔で並んでいる。第2回転板44の軸46とそれら補助プレート45の軸52とをむすぶ線分のなす角度は、それぞれ60°である。
【0045】
補助プレート45が第2回転板44の周縁部44aに3個装着される場合は、第2回転板44の軸46とそれら補助プレート45の軸52とをむすぶ線分のなす角度がそれぞれ120°であり、補助プレート45が第2回転板44の周縁部44aに4個装着される場合は、第2回転板44の軸46とそれら補助プレート45の軸52とをむすぶ線分のなす角度がそれぞれ90°である。
【0046】
補助プレート45は、第2回転板44の回転にともなって、おむつ構造体80の互いに離れた状態(半開状態)にある第1および第2胴周り域81,83の間に進入しつつ股下域82へ向かって進退可能である。補助プレート45は、第2ベース53と、第2ベース53からおむつ構造体80に向かって幅方向へ延びる一対のガイドブレード54とから形成されている。
【0047】
ガイドブレード54は、上下方向へ並び、第2ベース53からおむつ構造体80へ向かうにつれて先細りの先端部54aを有する。それらガイドブレード54の間には、折曲プレート22のガイドアーム33が進入可能な所定寸法の間隙65が形成されている。
【0048】
第2回転板44の軸46とギヤボックス47の軸51とには、プーリ55,56が装着されている。軸46と軸51とは、それらプーリ55,56に掛けられたオープンベルト57を介して連動する。ギヤボックス47の軸51の回転は、オープンベルト57を介して第2回転板44の軸46に伝えられる。軸46が回転すると、第2回転板44が軸46の回転方向と同一方向(矢印X4方向)へ回転する。
【0049】
第2回転板44の軸受け58には、軸46とは別に回転するプーリ60が配置されている。プーリ60は、軸受け58に回転可能に取り付けられている。軸46は、軸受け58の内部に挿通されている。ギヤボックス47の軸50には、プーリ59が取り付けられている。軸50とプーリ60とは、プーリ59,60に掛けられたオープンベルト61を介して連動する。プーリ59とプーリ60との間には、ベルト61の張力を維持するための案内車62が配置されている。それら補助プレート45の軸52には、プーリ63が取り付けられている。軸52とプーリ60とは、プーリ60,63に掛けられたベルト64を介して連動する。
【0050】
ベルト64は、プーリ60から補助プレート45のプーリ63へ向かって延び、さらに、案内車48を経由して隣接する補助プレート45のプーリ63へ向かって延びている。軸50の回転は、ベルト61を介してプーリ60に伝えられる。プーリ60の回転は、ベルト64を介して補助プレート45の軸52に伝えられる。軸52が回転すると、それら補助プレート45が第2回転板44の回転方向(矢印X4方向)と逆方向(矢印X5方向)へ回転する。ベルト61の張力は、それら案内車62によって維持されている。
【0051】
この股下折曲装置20によるおむつ構造体80の股下域82の折り込みを説明すると、以下のとおりである。長手方向折曲部85を介して股下域82が折曲されたおむつ構造体80は、搬送機構を介して長手方向前方(矢印X1方向)へ移動している。おむつ構造体80は、互いに対向する第1および第2胴周り域81,83が離れた状態(半開状態)で第1および第2回転板21,44の間に進入する。第1および第2回転板21,44は、おむつ構造体80の移動速度と同期しておむつ構造体80の移動方向へ回転している(矢印X2,X4方向)。
【0052】
股下折曲装置20では、おむつ構造体80の股下域82が第1および第2回転板21,44の間に近接するにしたがって、折曲プレート22のガイドアーム33が股下域82の長手方向両側に位置する脚周り開口84近傍からおむつ構造体80の内部へ次第に進入するとともに、補助プレート45のガイドブレード54が折曲プレート22のガイドアーム33と同期して互いに離れた状態(半開状態)にある第1および第2胴周り域81,83の間をとおっておむつ構造体80の内部へ次第に進入する。
【0053】
おむつ構造体80の股下域82がそれら回転板21,44の軸24,46どうしを結ぶ仮想線S上に位置するにつれて、おむつ構造体80の内部へ進入したガイドアーム33の対向側部33aが股下域82にその外側から当接し、ガイドアーム33の先端部33bが互いに近接するように旋回する。ガイドアーム33の対向側部33aが股下域82の折曲部85近傍に延びる両側部82aを挟み込むとともに、股下域82の両側部82aをおむつ構造体80の内部へ向かって押し入れる。さらに、ガイドアーム33がガイドブレード54の間の間隙65に入り込み、股下域82の両側部82aがガイドアーム33とガイドブレード54との間に挟まれることによって、両側部82aがおむつ構造体80の内部に折り込まれる。
【0054】
股下折曲装置20では、おむつ構造体80の股下域82が第1および第2回転板21,44の間から離間するにしたがって、ガイドアーム33の先端部33bが互いに離間するように旋回する。さらに、ガイドアーム33がおむつ構造体80の内部から次第に退出するとともに、補助プレート45のガイドブレード54が折曲プレート22のガイドアーム33と同期しておむつ構造体80の内部から次第に退出する。おむつ構造体80は、その股下域82の折り込みが維持された状態で第1および第2回転板21,44の間から次第に離間し、そのまま長手方向前方へ移動する。
【0055】
股下域82が長手方向折曲部85を介して折曲されたおむつ構造体80は、それに加えられた張力が股下域82に実質的に作用していないので、股下域82の両側部82aを折り込むことが容易であり、股下域82を折り込んだ状態が維持されたまま、長手方向前方へ移動する。
【0056】
おむつ構造体80は、股下域82の両側部82aが折り込まれた後、互いに離れた状態にある第1および第2胴周り域81,83が互いに重ね合わされ、第1および第2ウェブどうしが幅方向へ延びる2条の熱融着線86によって固着される。それら熱融着線86は、脚周り開口84の長手方向中央部に位置して第1および第2胴周り域81,83を幅方向へ横切っている。その後、第1および第2ウェブがそれら熱融着線86の間を幅方向へ延びる切断線87で切断される。切断線87は、第1および第2胴周り域81,83を幅方向へ横切っている。おむつ構造体80が切断線87で切断されると、長手方向へ並ぶ多数の図1のおむつ1が完成する。
【0057】
この股下折曲装置20は、おむつ構造体80の股下域82の折り込みを連続かつ高速に行うことができる。股下折曲装置20では、ガイドアーム33が股下域82の両側部82aを挟み込みながら、両側部82aをおむつ構造体80の内部に向かって押し入れるとともに、ガイドアーム33がガイドブレード54の間の間隙65に進入し、股下域82の両側部82aがガイドアーム33とガイドブレード54の間に挟まれるので、股下域82を確実に折り込むことができる。
【0058】
図7は、第1および第2回転板21,44の上面図である。折曲装置20では、第1回転板21が矢印X2方向へ回転するとともに、第1回転板21の回転にともなって折曲プレート22が第1回転板21の軸周りを公転し、さらに、第1回転板21の周縁部21aにおいて折曲プレート22が第1回転板21の回転方向と逆方向(矢印X3方向)へ回転(自転)する。それら折曲プレート22は、第1回転板21の軸周りを公転しながら、第1回転板21が1回転(360°回転)する間に、第1回転板21の周縁部21aで1回自転(360°回転)する。ゆえに、折曲プレート22では、ガイドアーム33がその延びる方向を変えることはなく、ガイドアーム33が常におむつ構造体80に対向する。具体的には、折曲プレート22が第1回転板21の軸周りを公転する過程において、折曲プレート22のガイドアーム33が常に幅方向へ向かって延び、ガイドアーム33の延びる方向が長手方向へ変わることはない。
【0059】
折曲装置20では、第2回転板44が矢印X4方向へ回転するとともに、第2回転板44の回転にともなって補助プレート45が第2回転板44の軸周りを公転し、さらに、第2回転板44の周縁部44aにおいて補助プレート45が第2回転板44の回転方向と逆方向(矢印X5方向)へ回転(自転)する。それら補助プレート45は、第2回転板44の軸周りを公転しながら、第2回転板44が1回転(360°回転)する間に、第2回転板44の周縁部44aで1回自転(360°自転)する。ゆえに、補助プレート45では、ガイドブレード54がその延びる方向を変えることはなく、ガイドブレード54が常におむつ構造体80に対向する。具体的には、補助プレート54が第2回転板44の軸周りを公転する過程において、補助プレート54のガイドブレード54が常に幅方向へ向かって延び、ガイドブレード54の延びる方向が長手方向へ変わることはない。
【0060】
図8,9は、折曲プレート22および補助プレート45の拡大上面図と、折曲プレート22の拡大上面図とである。図8では、ガイドアーム33がガイドブレード54の間の間隙65に進入した状態にある。図9は、第1回転板21が図8の状態から180°回転したときの折曲プレート22を示す。
【0061】
確動カム23は、第1回転板21と折曲プレート22の第1ベース32との間に介在し、第1回転板21に回転不能に装着されている。確動カム23は、偏心カム溝66を有する。カム溝66は、第1回転板21の周縁に位置して折曲プレート22の軸31へ向かって凹む部位66aと、確動カム23の周縁に沿って円状に延びる部位66bとを有する。
【0062】
折曲プレート22は、ガイドアーム33の基端部33cに取り付けられた一対のリンク67と、リンク67に接続されたロッド68と、ロッド68の後端部68b(端部)に位置して上下方向へ延びるピン69とを有する。リンク67とロッド68とは、ガイドアーム33の基端部33cから第1ベース32に向かって幅方向へ延びている。リンク67は、ガイドアーム33の基端部33cに位置する軸70とロッド68の前端部68aに位置する軸71とに取り付けられている。ガイドアーム33は、その基端部33cが旋回軸72を介して第1ベース32に装着されている。ピン69は、確動カム23のカム溝66に摺動可能に挿入されている。
【0063】
第1回転板21では、その回転にともなって確動カム23が第1回転板21の軸周りを公転し、ピン69がカム溝66を移動する。ピン69がカム溝66を移動すると、それにともなってロッド68が幅方向へ進退するとともに、ガイドアーム33の先端部33bどうしがリンク67を介して互いに近接かつ離間を繰り返すように長手方向前後へ旋回する。
【0064】
折曲プレート22と補助プレート45とが対向した図8の状態では、ピン69がカム溝66の部位66aに位置し、ロッド68が折曲プレート22の軸31に向かって幅方向へ退出する(矢印Y1方向)。ロッド68が退出すると、リンク67を介してガイドアーム33の一方が長手方向前方に旋回するとともに、リンク67を介してガイドアーム33の他方が長手方向後方に旋回し、それらガイドアーム33の対向側縁部33aどうしが互いに近接する。このとき、ガイドアーム33は、ガイドブレード54の間の間隙65に進入する。
【0065】
第1回転板21が図8の状態から180°回転すると、図9に示すように、ピン69がカム溝66の部位66bに位置し、ロッド68が幅方向へ進出する(矢印Y2方向)。ロッド68が進出すると、リンク67を介してガイドアーム33の一方が長手方向後方に旋回するとともに、リンク67を介してガイドアーム33の他方が長手方向前方に旋回し、それらガイドアーム33の対向側縁部33aどうしが互いに離間する。
【0066】
図10,11は、他の一例として示す股下折曲装置20の上面図と、図10の股下折曲装置20の側面図とであり、図12,13は、一部を破断して示す図11の部分拡大側面図と、折曲プレート22の拡大上面図とである。図10では、長手方向を矢印Xで示し、幅方向を矢印Yで示す。図11,12では、上下方向(折曲部85で折曲されたおむつ構造体80の厚み方向)を矢印Zで示す。図12では、ガイドアーム33がおむつ構造体80の内部に進入した状態にある。なお、それら図では、連続おむつ構造体80を簡略化して示し、第1および第2ウェブの区別とコアや胴周り用弾性部材、脚周り用弾性部材の図示とを省略している。
【0067】
股下折曲装置20は、連続おむつ構造体80を一定の速度で長手方向前方(矢印X1方向)へ移動させる搬送機構(搬送手段)と、連続おむつ構造体80の股下域82をおむつ構造体80の内部へ向かって折り込む折曲機構(折曲手段)とを有する。
【0068】
連続おむつ構造体80は、図4のそれと同一であり、長手方向へ一定間隔で並ぶ多数の股下域82(股下域6)と、それら股下域82の幅方向両側に位置して長手方向へ連続する多数の第1胴周り域81(前胴周り域5または後胴周り域7)および第2胴周り域83(前胴周り域5または後胴周り域7)と、隣り合う股下域82の間に位置して長手方向へ一定間隔で並ぶ多数の脚周り開口84とを有する。
【0069】
搬送機構では、おむつ構造体80の第1および第2胴周り域81,83が互いに対向するように、股下域82が長手方向折曲部85を介して折曲され、第1および第2胴周り域81,83が互いに重なり合うことがないように、それら胴周り域81,83が離れた状態(半開状態)で長手方向前方へ移動させる。
【0070】
長手方向前方へ移動するおむつ構造体80には、長手方向へ所定の張力が加えられている。股下域82が折曲部85を介して折曲されたおむつ構造体80では、それに加えられた張力が第1および第2胴周り域81,83に作用するが、股下域82には実質的に作用していない。
【0071】
折曲機構は、おむつ構造体80の折曲部85の幅方向外方に配置された第1回転板21と、第1回転板21の周縁部21aに装着された6個の折曲プレート22と、第1回転板21と折曲プレート22との間に介在して第1回転板21の周縁部21aに装着された6個の確動カム23とを有する。
【0072】
第1回転板21は、上下方向へ延びる軸24を介しておむつ構造体80の移動方向へ回転可能である(矢印X2方向)。第1回転板21の外側には、第1回転板21と折曲プレート22とに回転力を伝えるギヤボックス25が設置されている。第1回転板21の周縁部21aには、5個の案内車26が装着されている。案内車26は、隣り合う折曲プレート22の間に位置し、上下方向へ延びる軸27を介して第1回転板21に装着され、第1回転板21から独立して回転可能である。
【0073】
ギヤボックス25の軸28には、電動機(図示せず)から回転力が与えられる。ギヤボックス25では、その内部にかさ歯車(図示せず)が装着されており、軸28の回転がかさ歯車を介してギヤボックス25の上方へ延びる軸29とギヤボックス25の下方へ延びる軸30とに伝えられる。
【0074】
折曲プレート22は、上下方向へ延びる軸31を介して第1回転板21に装着され、第1回転板21から独立して回転可能である。折曲プレート22は、おむつ構造体80の折曲部85の幅方向外方に位置し、第1回転板21の周縁部21aにその周方向へ一定間隔で並んでいる。確動カム23は、折曲プレート22と同様に、第1回転板21の周縁部21aにその周方向へ一定間隔で並んでいる。
【0075】
折曲プレート22は、第1回転板21の回転にともなって、おむつ構造体80の股下域82に向かって幅方向へ進退可能である。折曲プレート22は、第1ベース32と、第1ベース32からおむつ構造体80に向かって幅方向へ延びる一対のガイドアーム33とから形成されている。
【0076】
第1回転板21の軸24とギヤボックス25の軸30とには、プーリ34,35が装着されている。軸24と軸30とは、それらプーリ34,35に掛けられたオープンベルト36を介して連動する。ギヤボックス25の軸30の回転は、オープンベルト36を介して第1回転板21の軸24に伝えられる。軸24が回転すると、第1回転板21が軸24の回転方向と同一方向(矢印X2方向)へ回転する。
【0077】
第1回転板21の軸受け37には、軸24とは別に回転するプーリ39が配置されている。プーリ39は、軸受け37に回転可能に取り付けられている。軸24は、軸受け37の内部に挿通されている。ギヤボックス25の軸29には、プーリ38が取り付けられている。軸29とプーリ39とは、プーリ38,39に掛けられたオープンベルト40を介して連動する。プーリ38とプーリ39との間には、ベルト40の張力を維持するための案内車42が配置されている。それら折曲プレート22の軸31には、プーリ41が取り付けられている。軸31とプーリ39とは、プーリ39,41に掛けられたベルト43を介して連動する。
【0078】
ベルト43は、プーリ39から折曲プレート22のプーリ41へ向かって延び、さらに、案内車26を経由して隣接する折曲プレート22のプーリ41へ向かって延びている。軸29の回転は、ベルト40を介してプーリ39に伝えられる。プーリ39の回転は、ベルト43を介して折曲プレート22の軸31に伝えられる。軸31が回転すると、それら折曲プレート22が第1回転板21の回転方向(矢印X2方向)と逆方向(矢印X3方向)へ回転する。ベルト43の張力は、それら案内車26によって維持されている。
【0079】
ガイドアーム33は、互いに対向して長手方向前後に並んでいる。ガイドアーム33は、おむつ構造体80へ向かうにつれて長手方向前後へ次第に離間する対向側部33aを有する。ガイドアーム33は、その先端部33bどうしが互いに近接かつ離間を繰り返すように長手方向前後へ旋回可能である。
【0080】
折曲装置20では、第1回転板21が矢印X2方向へ回転するとともに、第1回転板21の回転にともなって折曲プレート22が第1回転板21の軸周りを公転し、さらに、第1回転板21の周縁部21aにおいて折曲プレート22が第1回転板21の回転方向と逆方向(矢印X3方向)へ回転(自転)する。それら折曲プレート22は、第1回転板21の軸周りを公転しながら、第1回転板21が1回転(360°回転)する間に、第1回転板21の周縁部21aで1回自転(360°回転)する。ゆえに、折曲プレート22では、ガイドアーム33がその延びる方向を変えることはなく、ガイドアーム33が常におむつ構造体80に対向する。具体的には、折曲プレート22が第1回転板21の軸周りを公転する過程において、折曲プレート22のガイドアーム33が常に幅方向へ向かって延び、ガイドアーム33の延びる方向が長手方向へ変わることはない。
【0081】
確動カム23は、第1回転板21と折曲プレート22の第1ベース32との間に介在し、第1回転板21に回転不能に装着されている。確動カム23は、偏心カム溝66を有する。カム溝66は、第1回転板21の周縁に位置して折曲プレート22の軸31へ向かって凹む部位66aと、確動カム23の周縁に沿って円状に延びる部位66bとを有する。
【0082】
折曲プレート22は、ガイドアーム33の基端部33cに取り付けられた一対のリンク67と、リンク67に接続されたロッド68と、ロッド68の後端部68b(端部)に位置して上下方向へ方向へ延びるピン69とを有する。リンク67とロッド68とは、ガイドアーム33の基端部33cから第1ベース32に向かって幅方向へ延びている。リンク67は、ガイドアーム33の基端部33cに位置する軸70とロッド68の前端部68aに位置する軸71とに取り付けられている。ガイドアーム33は、その基端部33cが旋回軸72を介して第1ベース32に装着されている。ピン69は、確動カム23のカム溝66に摺動可能に挿入されている。
【0083】
第1回転板21では、その回転にともなって確動カム23が第1回転板21の軸周りを公転し、ピン69がカム溝66を移動する。ピン69がカム溝66を移動すると、それにともなってロッド68が幅方向へ進退するとともに、ガイドアーム33の先端部33bどうしがリンク67を介して互いに近接かつ離間を繰り返すように長手方向前後へ旋回する。
【0084】
図10の股下折曲装置20によるおむつ構造体80の股下域82の折り込みを説明すると、以下のとおりである。長手方向折曲部85を介して股下域82が折曲されたおむつ構造体80は、搬送機構を介して長手方向前方(矢印X1方向)へ移動している。おむつ構造体80は、互いに対向する第1および第2胴周り域81,83が離れた状態(半開状態)で第1回転板21に次第に近づく。第1回転板21は、おむつ構造体80の移動速度と同期しておむつ構造体80の移動方向へ回転している(矢印X2方向)。
【0085】
股下折曲装置20では、おむつ構造体80の股下域82が第1回転板21の周縁部21aに近接するにしたがって、折曲プレート22のガイドアーム33が股下域82の長手方向両側に位置する脚周り開口84からおむつ構造体80の内部へ次第に進入する。
【0086】
おむつ構造体80の股下域82が第1回転板21の軸24から幅方向へ延びる仮想線S上に位置するにつれて、おむつ構造体80の内部へ進入したガイドアーム33の対向側部33aが股下域82にその外側から当接し、ガイドアーム33の先端部33bが互いに近接するように旋回する。ガイドアーム33の対向側部33aが股下域82の折曲部85近傍に延びる両側部82aを挟み込むとともに、股下域82の両側部82aをおむつ構造体80の内部へ向かって押し入れ、両側部82aがおむつ構造体80の内部に折り込まれる。
【0087】
股下折曲装置20では、おむつ構造体80の股下域82が第1回転板21の周縁部21aから離間するにしたがって、ガイドアーム33の先端部33bが互いに離間するように旋回するとともに、ガイドアーム33がおむつ構造体80の内部から次第に退出する。おむつ構造体80は、その股下域82の折り込みが維持された状態で第1回転板21から次第に離間し、そのまま長手方向前方へ移動する。
【0088】
股下域82が長手方向折曲部85を介して折曲されたおむつ構造体80は、それに加えられた張力が股下域82に実質的に作用していないので、股下域82の両側部82aを折り込むことが容易であり、股下域82を折り込んだ状態が維持されたまま、長手方向前方へ移動する。
【0089】
おむつ構造体80は、股下域82の両側部82aが折り込まれた後、互いに離れた状態にある第1および第2胴周り域81,83が互いに重ね合わされ、第1および第2ウェブどうしが幅方向へ延びる2条の熱融着線86によって固着される。それら熱融着線86は、脚周り開口84の長手方向中央部に位置して第1および第2胴周り域81,83を幅方向へ横切っている。その後、第1および第2ウェブがそれら熱融着線86の間を幅方向へ延びる切断線87で切断される。切断線87は、第1および第2胴周り域81,83を幅方向へ横切っている。おむつ構造体80が切断線87で切断されると、長手方向へ並ぶ多数の図1のおむつ1が完成する。
【0090】
この股下折曲装置20では、おむつ構造体80の股下域82の折り込みを連続かつ高速に行うことができるとともに、ガイドアーム33が股下域82の両側部82aを挟み込みながら、両側部82aをおむつ構造体80の内部に向かって押し入れるので、股下域82を確実に折り込むことができる。
【0091】
それら図示の股下折曲装置20では、ガイドアーム33の先端部33bを旋回させるために確動カム23を利用しているが、ガイドアーム33の先端部33bをソレノイドを利用して旋回させることもできる。この場合は、ソレノイドの可動鉄心どうしを離間させることで、ガイドアーム33の先端部33bを互いに近接させるように旋回させることができ、ソレノイドの可動鉄心どうしを接触させることで、ガイドアーム33の先端部33bを互いに離間させるように旋回させることができる。
【0092】
透液性連続第1ウェブ(透液性表面シート2)には、親水性繊維不織布、多数の開孔を有する疎水性繊維不織布、微細な多数の開孔を有するプラスチックフィルムのいずれかを使用することができる。不透液性連続第2ウェブ(不透液性裏面シート3)には、疎水性繊維不織布、通気不透液性プラスチックフィルム、疎水性繊維不織布どうしを重ね合わせた複合不織布、疎水性繊維不織布と通気不透液性プラスチックフィルムとを重ね合わせた複合シートのいずれかを使用することができる。
【0093】
不織布には、スパンレース、ニードルパンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンポンド、ケミカルボンド、エアースルー、の各製法により製造されたものを使用することができる。不織布の構成繊維には、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系、の各繊維、ポリエチレン/ポリプロピレンやポリエチレン/ポリエステルからなる芯鞘型複合繊維または並列型複合繊維を使用することができる。
【0094】
コア4は、フラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子との混合物、または、フラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子と熱可塑性合成樹脂繊維との混合物であり、所与厚みに圧縮されている。コア4は、それの型崩れやポリマー粒子の脱落を防止するため、全体がティッシュペーパーや親水性繊維不織布等の透液性シートに被覆されていることが好ましい。ポリマー粒子としては、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系のものを使用することができる。
【0095】
【発明の効果】
本発明にかかるに使い捨ておむつの股下折曲装置および股下折曲方法よれば、長手方向へ移動する連続おむつ構造体の股下域を、折曲プレートを使用しておむつ構造体の内部へ向かって折り込むことができる。第1回転板の周縁部に多数の折曲プレートが装着された股下折曲装置では、おむつ構造体の股下域の折り込みを連続かつ高速に行うことができる。
【0096】
折曲プレートのガイドアームの先端部が長手方向前後へ旋回する股下折曲装置では、ガイドアームが股下域の両側部を挟み込みながら、股下域の両側部をおむつ構造体の内部に向かって押し入れるので、股下域の折り込みを確実に行うことができる。
【0097】
折曲プレートの他に補助プレートを含む股下折曲装置では、折曲プレートのガイドアームの先端部が旋回することによって、ガイドアームが補助プレートのガイドブレードの間の間隙に進入し、股下域の両側部がガイドアームとガイドブレードの間に挟まれるので、股下域の折り込みを一層確実に行うことができる。
【0098】
股下折曲装置によって股下域が折り込まれたおむつは、それを着用したときに、股下域が着用者の股間部に納まるので、着用したおむつに対する違和感がないことはもちろんのこと、股下域が着用者の股間部によって締め付けられたとしても、股下域が不規則に折れ曲がったり、コアに不規則な多数の皺が生じることはないので、股下域における排泄物吸収機能が低下することはない。
【0099】
このおむつでは、それを着用するために着用者がその両脚を胴周り開口から脚周り開口へとおすときに、股下域の両側部に着用者の脚の指や踵が引っ掛ることはなく、おむつの着用に手間取ることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】股下域が折り込まれた一例として示すパンツ型の使い捨ておむつの斜視図。
【図2】前後胴周り域を折り返した状態で示す図1のおむつの部分破断展開平面図。
【図3】胴周り開口の上方から見た図1のおむつの上面図。
【図4】一例として示す股下折曲装置の上面図。
【図5】図4の股下折曲装置の側面図。
【図6】一部を破断して示す図5の部分拡大側面図。
【図7】おむつ構造体と電動機とを省略して示す第1および第2回転板の上面図。
【図8】折曲プレートおよび補助プレートの拡大上面図。
【図9】折曲プレートの拡大上面図。
【図10】他の一例として示す股下折曲装置の上面図。
【図11】図10の股下折曲装置の側面図。
【図12】一部を破断して示す図11の部分拡大側面図。
【図13】折曲プレートの拡大上面図。
【符号の説明】
2 透液性表面シート(透液性連続第1ウェブ)
3 不透液性裏面シート(不透液性連続第2ウェブ)
4 吸液性コア
20 股下折曲装置
21 第1回転板
21a 周縁部
22 折曲プレート
23 確動カム
24 軸
31 軸
32 第1ベース
33 ガイドアーム
33a 対向側部
33b 先端部
33c 基端部
44 第2回転板
44a 周縁部
45 補助プレート
46 軸
52 軸
53 第2ベース
54 ガイドブレード
54a 先端部
65 間隙
66 偏心カム溝
67 リンク
68 ロッド
68b 端部(後端部)
69 ピン
80 連続おむつ構造体
81 第1胴周り域
82 股下域
82a 両側部
83 第2胴周り域
84 脚周り開口
85 長手方向折曲部
Claims (14)
- 長手方向へ一定間隔で並ぶ多数の股下域と、前記股下域の幅方向両側に位置して長手方向へ連続する多数の第1および第2胴周り域と、隣り合う前記股下域の間に形成されて長手方向へ一定間隔で並ぶ多数の脚周り開口とを有する連続おむつ構造体を、前記第1および第2胴周り域が互いに対向するように、長手方向折曲部を介して前記股下域を折曲しつつ、前記第1および第2胴周り域が離れた状態で長手方向へ搬送する搬送機構と、
前記第1および第2胴周り域が離れた状態で長手方向へ移動する前記連続おむつ構造体のそれら股下域を、該股下域の長手方向両側に位置する前記脚周り開口から前記おむつ構造体の内部へ向かって折り込む折曲機構とを備え、
前記折曲機構が、前記股下域に延びる前記折曲部の幅方向外方に配置され、前記おむつ構造体の移動と同期して前記股下域に向かって幅方向へ進退可能な折曲プレートを含み、
前記折曲プレートが、第1ベースと、長手方向前後に並んだ状態で前記第1ベースから前記おむつ構造体に向かって幅方向へ延びる一対のガイドアームとから形成され、
前記折曲機構では、前記折曲プレートが前記股下域に向かって進出したときに、それらガイドアームが前記股下域の側から前記おむつ構造体の内部に進入し、前記ガイドアームの互いに向かい合う対向側部が前記股下域にその外側から当接して該股下域の前記折曲部近傍に延びる両側部を挟み込むことを特徴とする使い捨ておむつの股下折曲装置。 - 前記ガイドアームの先端部どうしが、互いに近接かつ離間を繰り返すように長手方向前後へ旋回可能であり、前記ガイドアームの対向側部どうしが、前記ガイドアームの前記おむつ構造体の内部への進入にともなって次第に近接するとともに、前記ガイドアームの前記おむつ構造体の内部からの退出にともなって次第に離間する請求項1記載の股下折曲装置。
- 前記折曲機構が、前記股下域に延びる前記長手方向折曲部の幅方向外方に配置され、前記おむつ構造体の厚み方向へ延びる軸を中心に該おむつ構造体の移動方向へ回転する第1回転板を含み、
多数の前記折曲プレートが、前記第1回転板の周縁部にその周方向へ一定間隔で並ぶとともに、それら折曲プレートの第1ベースから前記おむつ構造体の厚み方向へ延びる軸を介して前記第1回転板に回転可能に装着され、
前記折曲機構では、それら折曲プレートが前記第1回転板の回転にともなって該第1回転板の軸周りを公転するとともに、前記ガイドアームがその延びる方向を変えることなく常に前記おむつ構造体に対向するように、前記第1回転板が1回転(360°回転)する間に前記折曲プレートが該第1回転板の周縁部で1回自転(360°回転)し、
前記折曲機構では、前記おむつ構造体の股下域が前記第1回転板の周縁部に近接するにしたがって、前記ガイドアームが前記股下域の両側部を挟み込みながら前記おむつ構造体の内部へ次第に進入し、前記股下域が前記第1回転板の周縁部から離間するにしたがって、前記ガイドアームが前記おむつ構造体の内部から次第に退出する請求項1または請求項2に記載の股下折曲装置。 - 前記折曲機構が、前記第1回転板の周縁部にその周方向へ一定間隔で並ぶとともに、前記第1回転板に回転不能に装着された多数の確動カムを含み、
前記折曲プレートが、前記ガイドアームの基端部に取り付けられたリンクと、前記リンクを介して前記ガイドアームに接続された幅方向へ延びるロッドと、前記第1ベースの側に位置する前記ロッドの端部から前記おむつ構造体の厚み方向へ延びるピンとを有し、前記ピンが、前記確動カムの偏心カム溝に摺動可能に挿入され、
前記折曲機構では、前記確動カムが前記第1回転板の回転にともなって該第1回転板の軸周りを公転し、前記ピンが前記カム溝を移動することによって、前記ロッドが幅方向へ進退するとともに、前記ガイドアームの先端部どうしが前記リンクを介して互いに近接かつ離間を繰り返すように長手方向前後へ旋回する請求項3記載の股下折曲装置。 - 前記折曲機構が、前記おむつ構造体を挟んで前記折曲プレートの反対側に対向配置され、前記おむつ構造体の移動と同期して互いに離れた状態にある前記第1および第2胴周り域の間に進入しつつ前記股下域へ向かって進退可能な補助プレートを含み、
前記補助プレートが、第2ベースと、前記おむつ構造体の厚み方向へ並んだ状態で前記第2ベースから該おむつ構造体に向かって幅方向へ延びる一対のガイドブレードとから形成され、それらガイドブレードが、前記おむつ構造体へ向かうにつれて先細りの先端部を有し、
前記折曲機構では、前記ガイドアームと前記ガイドブレードとが同期して前記おむつ構造体の内部に進入するとともに、前記ガイドアームがそれらガイドブレードの間の間隙に入り込み、前記股下域の両側部が前記ガイドアームと前記ガイドブレードとの間に挟まれることによって、前記股下域が前記おむつ構造体の内部へ向かって折り込まれる請求項1ないし請求項4いずれかに記載の股下折曲装置。 - 前記折曲機構が、前記おむつ構造体を挟んで前記第1回転板の反対側に対向配置され、前記おむつ構造体の厚み方向へ延びる軸を中心に該おむつ構造体の移動方向へ回転する第2回転板を含み、
多数の前記補助プレートが、前記第2回転板の周縁部にその周方向へ一定間隔で並ぶとともに、それら補助プレートの第2ベースから前記おむつ構造体の厚み方向へ延びる軸を介して前記第2回転板に回転可能に装着され、
前記折曲機構では、それら補助プレートが前記第2回転板の回転にともなって該第2回転板の軸周りを公転するとともに、前記ガイドブレードがその延びる方向を変えることなく常に前記おむつ構造体に対向するように、前記第2回転板が1回転(360°回転)する間に前記補助プレートが該第2回転板の周縁部で1回自転(360°回転)し、
前記折曲機構では、前記おむつ構造体の股下域が前記第1および第2回転板の間に近接するにしたがって、前記補助プレートが前記第1および第2胴周り域の間をとおって前記おむつ構造体の内部へ次第に進入し、前記おむつ構造体の股下域が前記第1および第2回転板の間から離間するにしたがって、前記補助プレートが前記おむつ構造体の内部から次第に退出する請求項5記載の股下折曲装置。 - 前記連続おむつ構造体が、透液性連続第1ウェブと、不透液性連続第2ウェブと、前記第1および第2ウェブの間に介在し、前記股下域から前記第1および第2胴周り域へ向かって幅方向へ延びる多数の吸液性コアとから形成されている請求項1ないし請求項6いずれかに記載の股下折曲装置。
- 長手方向へ一定間隔で並ぶ多数の股下域と、前記股下域の幅方向両側に位置して長手方向へ連続する多数の第1および第2胴周り域と、隣り合う前記股下域の間に形成されて長手方向へ一定間隔で並ぶ多数の脚周り開口とを有する連続おむつ構造体を、前記第1および第2胴周り域が互いに対向するように、長手方向折曲部を介して前記股下域を折曲しつつ、前記第1および第2胴周り域が離れた状態で長手方向へ搬送する搬送手段と、
前記第1および第2胴周り域が離れた状態で長手方向へ移動する前記連続おむつ構造体のそれら股下域を、該股下域の長手方向両側に位置する前記脚周り開口から前記おむつ構造体の内部へ向かって折り込む折曲手段とを備え、
前記折曲手段が、前記股下域に延びる前記折曲部の幅方向外方に配置され、前記おむつ構造体の移動と同期して前記股下域に向かって幅方向へ進退可能な折曲プレートを含み、
前記折曲プレートが、第1ベースと、長手方向前後に並んだ状態で前記第1ベースから前記おむつ構造体に向かって幅方向へ延びる一対のガイドアームとから形成され、
前記折曲手段では、前記折曲プレートが前記股下域に向かって進出したときに、それらガイドアームが前記股下域の側から前記おむつ構造体の内部に進入し、前記ガイドアームの互いに向かい合う対向側部が前記股下域にその外側から当接して該股下域の前記折曲部近傍に延びる両側部を挟み込むことを特徴とする使い捨ておむつの股下折曲方法。 - 前記ガイドアームの先端部どうしが、互いに近接かつ離間を繰り返すように長手方向前後へ旋回可能であり、前記ガイドアームの対向側部どうしが、前記ガイドアームの前記おむつ構造体の内部への進入にともなって次第に近接するとともに、前記ガイドアームの前記おむつ構造体の内部からの退出にともなって次第に離間する請求項8記載の股下折曲方法。
- 前記折曲手段が、前記股下域に延びる前記長手方向折曲部の幅方向外方に配置され、前記おむつ構造体の厚み方向へ延びる軸を中心に該おむつ構造体の移動方向へ回転する第1回転板を含み、
多数の前記折曲プレートが、前記第1回転板の周縁部にその周方向へ一定間隔で並ぶとともに、それら折曲プレートの第1ベースから前記おむつ構造体の厚み方向へ延びる軸を介して前記第1回転板に回転可能に装着され、
前記折曲手段では、それら折曲プレートが前記第1回転板の回転にともなって該第1回転板の軸周りを公転するとともに、前記ガイドアームがその延びる方向を変えることなく常に前記おむつ構造体に対向するように、前記第1回転板が1回転(360°回転)する間に前記折曲プレートが該第1回転板の周縁部で1回自転(360°回転)し、
前記折曲手段では、前記おむつ構造体の股下域が前記第1回転板の周縁部に近接するにしたがって、前記ガイドアームが前記股下域の両側部を挟み込みながら前記おむつ構造体の内部へ次第に進入し、前記股下域が前記第1回転板の周縁部から離間するにしたがって、前記ガイドアームが前記おむつ構造体の内部から次第に退出する請求項8または請求項9に記載の股下折曲方法。 - 前記折曲手段が、前記第1回転板の周縁部にその周方向へ一定間隔で並ぶとともに、前記第1回転板に回転不能に装着された多数の確動カムを含み、
前記折曲プレートが、前記ガイドアームの基端部に取り付けられたリンクと、前記リンクを介して前記ガイドアームに接続された幅方向へ延びるロッドと、前記第1ベースの側に位置する前記ロッドの端部から前記おむつ構造体の厚み方向へ延びるピンとを有し、前記ピンが、前記確動カムの偏心カム溝に摺動可能に挿入され、
前記折曲手段では、前記確動カムが前記第1回転板の回転にともなって該第1回転板の軸周りを公転し、前記ピンが前記カム溝を移動することによって、前記ロッドが幅方向へ進退するとともに、前記ガイドアームの先端部どうしが前記リンクを介して互いに近接かつ離間を繰り返すように長手方向前後へ旋回する請求項10記載の股下折曲方法。 - 前記折曲手段が、前記おむつ構造体を挟んで前記折曲プレートの反対側に対向配置され、前記おむつ構造体の移動と同期して互いに離れた状態にある前記第1および第2胴周り域の間に進入しつつ前記股下域へ向かって進退可能な補助プレートを含み、
前記補助プレートが、第2ベースと、前記おむつ構造体の厚み方向へ並んだ状態で前記第2ベースから該おむつ構造体に向かって幅方向へ延びる一対のガイドブレードとから形成され、それらガイドブレードが、前記おむつ構造体へ向かうにつれて先細りの先端部を有し、
前記折曲手段では、前記ガイドアームと前記ガイドブレードとが同期して前記おむつ構造体の内部に進入するとともに、前記ガイドアームがそれらガイドブレードの間の間隙に入り込み、前記股下域の両側部が前記ガイドアームと前記ガイドブレードとの間に挟まれることによって、前記股下域が前記おむつ構造体の内部へ向かって折り込まれる請求項8ないし請求項11いずれかに記載の股下折曲方法。 - 前記折曲手段が、前記おむつ構造体を挟んで前記第1回転板の反対側に対向配置され、前記おむつ構造体の厚み方向へ延びる軸を中心に該おむつ構造体の移動方向へ回転する第2回転板を含み、
多数の前記補助プレートが、前記第2回転板の周縁部にその周方向へ一定間隔で並ぶとともに、それら補助プレートの第2ベースから前記おむつ構造体の厚み方向へ延びる軸を介して前記第2回転板に回転可能に装着され、
前記折曲機構では、それら補助プレートが前記第2回転板の回転にともなって該第2回転板の軸周りを公転するとともに、前記ガイドブレードがその延びる方向を変えることなく常に前記おむつ構造体に対向するように、前記第2回転板が1回転(360°回転)する間に前記補助プレートが該第2回転板の周縁部で1回自転(360°回転)し、
前記折曲手段では、前記おむつ構造体の股下域が前記第1および第2回転板の間に近接するにしたがって、前記補助プレートが前記第1および第2胴周り域の間をとおって前記おむつ構造体の内部へ次第に進入し、前記おむつ構造体の股下域が前記第1および第2回転板の間から離間するにしたがって、前記補助プレートが前記おむつ構造体の内部から次第に退出する請求項12記載の股下折曲方法。 - 前記連続おむつ構造体が、透液性連続第1ウェブと、不透液性連続第2ウェブと、前記第1および第2ウェブの間に介在し、前記股下域から前記第1および第2胴周り域へ向かって幅方向へ延びる多数の吸液性コアとから形成されている請求項8ないし請求項13いずれかに記載の股下折曲方法。
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