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JP4330227B2 - 打栓式キャップ - Google Patents

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JP4330227B2 JP29599099A JP29599099A JP4330227B2 JP 4330227 B2 JP4330227 B2 JP 4330227B2 JP 29599099 A JP29599099 A JP 29599099A JP 29599099 A JP29599099 A JP 29599099A JP 4330227 B2 JP4330227 B2 JP 4330227B2
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、打栓時のスコアの破断が防止されたプラスチックキャップに関するものであり、より詳細には、開封又は廃棄の際にはキャップを容器口部から容易且つ確実に取り外すことが可能であると共に、打栓時にはキャップ取り外しのためのスコアの破断が有効に防止されたキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
プラスチックキャップにおいては、ガラス瓶等の容器に取り付けられた場合は、分別廃棄の要求から、内容物使用後には、キャップを容器口部から取り外せることが必要である。このような分別廃棄性を有するキャップとして、容器口部に嵌合固定されるキャップのスカート部にスコアを設け、内容物使用後にはこのスコアを破断してキャップを破壊することにより、容器口部から取り外せるようにしたものが知られている(例えば、実開平4−118343号公報)。
一方、内容物の安全性を確保するために、キャップが一旦開封されたものであることを明示するキャップも提案されており、キャップの開封に際してはキャップのスカート部下端にスコアを介して設けられたタンパーエビデントバンド(TEバンド)がスコアの破断により取り外され、一目で開封されたものであることが明示されるようにしたものが知られている(例えば、特許第2743160号特許公報)。
【0003】
一般にプラスチックキャップは、打栓操作により容器口部に嵌合固定される。この際、キャップ本体の係合用突起は容器口部の係合用突起を乗り越えなければならないため、キャップ本体のスカート部はその径を増す方向に拡がって、スカート部またはTEバンドのような周状バンドには周方向に応力が生じ、この応力がキャップの軸方向に延びるスコアに直接作用し、前述したようなスコアが設けられたキャップでは、打栓操作によりスコアが破断されてしまうという問題がある。
【0004】
このように打栓操作において破断されるスコアはキャップ軸方向に延びるスコアであることから、打栓操作によるスコア破断を防止するために、スコアの形状を、引き裂き開始部から斜め方向に延びるスコア、周方向に延びるスコア、軸方向にスカート部下端まで延びるスコアの組合せから成るものが提案されている(特開平8−156960号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記キャップにおいては、打栓操作によるスコアの破断が生じる割合は、従来のキャップの軸方向にのみスコアが形成されたものに比してかなり低減されているが、更にスコア破断の生じる割合を可級的に低減させることが要求される。
従って、本発明の目的は、打栓によりキャップに設けられたスコアが破断することが有効に防止されたキャップを提供するにある。また本発明の他の目的は、開封時またはキャップ廃棄時には容易且つ確実にスコアを破断でき、開封性または分別廃棄性に優れたキャップを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一の態様によれば、内面に密封部を備えた頂板部と、頂板部の周囲につながるスカート部と、周方向に延びる周状スコアを介して下方に位置する周状バンドと、周状バンドを上下に切り裂くための引き裂き開始部及び案内部とを備えたキャップにおいて、 前記引き裂き開始部は前記周状スコアにつながる切欠き部を有し、前記案内部は前記周状スコアの引き裂き方向で且つ下向きに延びている一対の斜めスコアを有し、前記斜めスコアは上方の主スコアと主スコアよりも短い下方の補助スコアとから成り、主スコアと補助スコアとの間には周方向に延びる伝線防止スコアが形成されていることを特徴とするキャップが提供される。
本発明の第一の態様では、前記引き裂き開始部が、案内部近傍に周状バンドへの取付基部を有する把持部を含んでおり、この取付基部が、引き裂き方向に傾斜して下向きに延び、その側部が主スコアに接し、その上部が前記周状スコアにつながる切欠き部に接すると共に、その下部が周方向に延びる伝線防止スコアに接するように形成されていることが特に好ましい。
【0007】
本発明の第二の態様によればまた、容器口部に嵌合固定されるキャップ本体と該キャップ本体に開閉自在に設けられる上蓋とから成り、前記キャップ本体は、内容物注出用開口を形成し得る頂板部と該頂板部の周縁部から延びているスカート部と、スカート部を周方向に切り裂くための周状スコアと、スカート部を上下に切り裂くための案内部、及び引き裂き開始部を備えたキャップにおいて、前記上蓋とキャップ本体がヒンジにより連結されており、該ヒンジ連結部のスカート部側の付け根部が引き裂き開始部になると共に、前記周状スコアが該引き裂き開始部から少なくともキャップ本体のヒンジ連結部の内側に形成され、前記案内部は前記周状スコアの引き裂き方向で且つ下向きに延びている一対の斜めスコアを有し、前記斜めスコアは上方の主スコアと主スコアよりも短い下方の補助スコアとから成り、主スコアと補助スコアとの間には周方向に延びる伝線防止スコアが形成されていることを特徴とするキャップが提供される。
【0009】
【発明の実施形態】
本発明は、スカート部と周方向に延びるスコア(周状スコア)を介してスカート部下方に位置する周状バンドを有するプラスチックキャップ(第一の態様)や、上蓋と容器口部に嵌合されるキャップ本体とから成るプラスチックキャップ(第二の態様)や、上蓋と容器口部に嵌合されるキャップ本体、更にキャップ本体のスカート部の外面を覆って二重壁を構成する外筒とから成るプラスチックキャップ(第三の態様)において、周状バンド、キャップ本体のスカート部、外筒に設けられた引き裂き方向且つ下向きのスコアが、打栓操作により意に反して破断されるのを有効に防止することができる一方、開封または廃棄の際の意図的なスコアの破断は容易に行うことができる、開封性または廃棄性に優れたものである。
【0010】
一般に、キャップの開封または廃棄のためにスコアを意図的に破断する場合は、まず周状バンド,キャップ本体スカート部,外筒に設けられたキャップ軸方向スコアをキャップの上方から下方に向けて破断して周状バンド等を割り、次いで第一及び第二の態様においては周状スコア、第三の態様においてはキャップ本体と外筒の間の橋絡部を破断することにより、キャップが容器口部から容易に取り外すことが可能となる。これに対し、打栓操作により周状バンド等に設けられたキャップ軸方向スコアが破断するのは、軸方向スコアの下端(すなわち周状バンド等の下端)からの破断であり、従って打栓操作によるキャップ軸方向スコアの破断を防止するには下端から上端に向けてのスコアの破断を抑制することが重要になる。
【0011】
本発明においては、このような観点から、第一の態様においては周状バンド、第二の態様においてはキャップ本体スカート部、第三の態様においては外筒に設けられ、周状バンド等を軸方向に破断するためのスコアである案内部(引き裂き方向且つ下向きに延びるスコア)が、▲1▼周状バンド等の上方に位置し、引き裂き方向且つ下向きに延びている斜め方向の主スコア、▲2▼周状バンドまたはスカート部の下方に位置し、主スコアと段違い且つほぼ同方向の斜め方向で、主スコアよりも短い補助スコア、▲3▼主スコアと補助スコアとの間に位置し、周方向に延びる短い伝線防止スコア、の組合せから成るものを採用することが重要な特徴である。
【0012】
前述した通り、打栓操作により容器口部に嵌合固定されるキャップにおいて、キャップ内面に設けられた係合用突起と容器口部に設けられた係合用突起が係合することにより、キャップが容器口部に固定される。従って、キャップの打栓操作においては、キャップ内面に設けられた係合用突起は容器口部の係合用突起を乗り越えなければならず、このためキャップのスカート部や周状バンド等はその径を増す方向に拡がる。このためスカート部や周状バンドには周方向に応力が生じ、周方向に対し垂直に延びる軸方向スコアは破断されやすい。その一方、周方向のスコアは打栓操作によっては影響を受けにくく、また引き裂き方向且つ下向きに延びるスコアが破断した場合でも周方向のスコアに接続されていれば、スコアの破断は周方向のスコアのところで停止する。
【0013】
従って本発明のキャップにおいては、周状バンド,キャップ本体スカート部,外筒に設けられる案内部(引き裂き方向且つ下向きに延びるスコア)が上方から主スコア、伝線防止スコア、補助スコアの組合せから成り、これらのスコアが何れもキャップ軸方向に平行に延びていないため、打栓操作による周方向の拡がりによっては破断されにくく、また補助スコアの上端で周方向の伝線防止スコアにつながっているので、たとえ補助スコアが破断されたとしても伝線防止スコアでスコアの破断は停止するため、主スコアまでスコア破断がつながることがない、という特徴を有している。更に、補助スコアのスコア長は短いので、たとえ打栓操作により補助スコアのみが破断されたとしてもキャップの密封性やタンパーエビデント性に与える影響は少ないのである。
【0014】
一方、開封または廃棄のためにスコアを意図的に破断する場合は、まず周状バンド,キャップ本体スカート部,外筒に設けられた案内部を引き裂き方向且つ下向きに切断し、次いで切断された部分から周状スコアを破断して開封またはキャップを破壊することができる。本発明においては、引き裂き開始部につながる主スコアが斜め方向であることから、周状バンド等の引き裂き方向(斜め方向)と周状スコアの引き裂き方向(水平方向)のなす角が小さいので、引き裂きやすく、開封性または廃棄性にも優れたものである。
【0015】
【実施例】
本発明のキャップを添付図面を用いてより詳細に説明する。
(実施例1)
図1乃至図4に示す本発明のキャップの第一の態様の一例を表すものであり、開封に際して周状バンドを取り外す、タンパーエビデント性を有するキャップである。図1は側面図、図2は平面図、図3は図1のキャップの一部断面図、図4は図1のキャップを容器口部に適用した状態の一部断面図をそれぞれ示す。
【0016】
全体を1で示すこの態様のキャップは概略的にいって、頂板部2、頂板部2より垂下するスカート部3、スカート部3の下端と周状スコア4を介して一体に成形された周状バンド5から成っている。周状バンド5の上方には、スコアの引き裂き開始部となる把持部6が設けられており、この把持部6は破断可能な弱化部7を介してスカート部3とも連結されている。また、スカート部3下端は、周状リング取外し後の開封用把持部8が設けられている。
頂板部2の内面には容器口部30に嵌合されて密封性を保持するインナーリング9及び容器口部先端31に当接する突起10が設けられている。また、スカート部3の内面側には容器口部30に設けられた係合面32と係合する係合突起11が設けられている。同様に周状バンド5の内面側にも容器口部30に設けられた係合面33と係合する係合突起12が設けられている。
【0017】
周状バンド5には、把持部6の周状バンド5への取付基部13の上部13aに接し、且つ周状スコア4につながる切欠き部14が形成されており、この取付基部13の側部13b及び切欠き部14に接するように斜め方向の主スコア15が設けられている。また、周状バンド5の下部には、下端から主スコアとほぼ同方向且つ段違いに延びる短い補助スコア16が設けられている。更に、主スコア15の下端17aと、補助スコア16の上端17bを結びキャップ軸方向に対して垂直なスコアが伝線防止スコア17となる。
尚、この態様においては、主スコア15及び周状スコア4は取付基部13から直接延びているが、取付基部から周方向スコア又は斜め方向スコアを介して設けられていてもよい。
【0018】
この態様においては、キャップを開封する際は、把持部6を周方向または斜め下方向に引っ張り、主スコア15,補助スコア16,伝線防止スコア17から成る案内部を破断すると共に、周状スコア4を破断し、周状バンド5をスカート部3より取り外す。これにより、キャップは容器口部から取り外し可能になり、開封用把持部8を上方に引き上げると、キャップは開封される。
この態様のキャップは、周状バンドが破壊、取り外しされなければキャップを開封することができないため、キャップが一旦開封されたものであることを明示し、タンパーエビデント性を有している。更に、飲み残した場合などには、再キャップ可能であるという利点もある。
【0019】
(実施例2)
図4乃至図9は、本発明のキャップの第二の態様の一例を表すものであり、容器口部に嵌合され、頂板部に内容物注出用開口を有するキャップ本体及びキャップ本体の頂板部を覆う上蓋から成るキャップである。図4は正面図、図5は側面図、図6は背面図、図7は上蓋を開いたときの平面図、図8は図7の側断面図、図9は図7の底面図をそれぞれ表す。
【0020】
全体を41で表すキャップ本体は、頂板部42及び頂板部から垂下したスカート部43から成り、頂板部にはスコア44で区画された内容物注出用開口となる部分45及び注出用開口を形成するためのタブ46、並びにこの注出用開口を取り囲むように形成された注出用ノズル47が設けられている。また、頂板部内面には、容器口部(図示せず)に嵌合されて容器の密封性を維持するインナーリング48が設けられている。スカート部内面には容器口部と係合してキャップ本体を容器口部に固定する係合突起49a,49bが設けられている。
【0021】
一方、上蓋61は、頂板部62及び頂板部から垂下するスカート部63から成り、ヒンジ部64を介してキャップ本体41と一体に成形されている。またヒンジ部64の反対側のスカート部63の下端には上蓋開栓のための開封用タブ65が設けられている。また、キャップ本体スカート部43にはスカート部43をほぼ一周する周状スコア50及びスカート部を軸方向に破断するための案内部51が設けられている。
案内部51を構成するスコアは、第一の態様と同様に、上方から斜め方向の主スコア52、伝線防止スコア53、補助スコア54から成っている。また、スカート部43には主スコア52及び周状スコアの端部に連なる把持部55が設けられており、把持部55のスカート部43への取付基部56の近傍には切欠き57が設けられ、把持部55を引き裂き方向且つ下方に引っ張ることにより、主スコア52、伝線防止スコア53、補助スコア54から成る案内部及び周状スコア50の破断を容易にしている。
【0022】
この態様のキャップを開封するときは、上蓋61を外し、注出口形成用タブ46を引っ張り、注出口を形成することにより内容物の使用が可能となる。また、内容物を使い終わった後は、分別廃棄のためにキャップを容器から取り外すことができる。すなわち、把持部55を周方向又は斜め方向に引っ張り、主スコア52,補助スコア53,伝線防止スコア54から成る案内部を破断すると共に、周状スコア50を破断することにより、スカート部43が破壊されて、キャップ本体は容器口部から取り外し可能になる。
尚、図に示す具体例では、上蓋はヒンジを介してキャップ本体と一体に成形されているが、勿論、キャップ本体とは別途形成されていもよい。また、この態様においては、主スコア52は周方向スコア58、周状スコア50は斜め方向スコア59を介して取付基部56に連なっているが、主スコア及び周方向スコアは取付基部から直接延びていてもよい。更にこの態様では、周状スコア50は約230゜にわたって延びており、切り取られたスカート部を上方に引き上げることにより、キャップを容器口部から容易に取り外すことができる。
この態様のキャップは、注出用開口が形成されるか、またはスカート部が破壊されなければ内容物を使用することができないので、キャップが一旦開封されたものであることを明示するタンパーエビデント性をも有している。
【0023】
(実施例3)
図10乃至図15は、本発明のキャップの第二の態様の他の一例を表すものであり、容器口部に嵌合され、頂板部に内容物注出用開口を有するキャップ本体及びキャップ本体の頂板部を覆う上蓋から成るキャップである。図10は正面図、図11は側面図、図12は背面図、図13は上蓋を開いたときの平面図、図14は図13の側断面図、図15は図13の底面図をそれぞれ表す。
【0024】
このキャップは基本的な構成は前述した図4乃至9に示したキャップと同様であるが、この態様においては、図4乃至9に示したキャップのようにキャップ本体スカート部把持部を設けることなく、上蓋を把持部としてヒンジ部近傍から延びる案内部(上方から主スコア52、伝線防止スコア53、補助スコア54から成る)及び周状スコアを破断してキャップ本体スカート部を破断させる点が顕著な相違点である。
すなわち、図12及び図13から明らかなように、ヒンジ部64の一方の連結部65(図12に示す背面図では図面に向かって左側)の側端部からキャップ本体スカート部43に案内部が延びている。また、この付け根65からスカート部43の上端のヒンジ部64の内側(キャップ本体側)を通って、再びスカート部に戻る周状スコア50が設けられている。
尚、この態様においては、連結部65の側端部にはヒンジ連結部上部と主スコア上端を結ぶ軸方向スコア66が設けられているが、主スコア52が直接ヒンジ連結部上部に連なっていてもよい。
これにより、内容物使用後にキャップ本体41を容器口部から取り外す場合には、上蓋61を引き裂き方向且つ下向きに引っ張ることにより、案内部51が破断し、次いで上蓋61を水平方向に引っ張ることによって周状スコア50が破断されてキャップ本体を容器口部から取り外すことが可能となる。
【0025】
(実施例4)
図16乃至図21は、本発明のキャップの第三の態様の一例を表すものであり、容器口部に嵌合され、頂板部に内容物注出用開口を有するキャップ本体、このキャップ本体スカート部を外側から覆う外筒、及びキャップ本体の頂板部を覆う上蓋から成るキャップである。図16は正面図、図17は平面図、図18は底面図、図19は背面図、図20は図16における右側面図、図21は図16のA−A線断面図をそれぞれ表す。
【0026】
この態様においては、前述した第二の態様のキャップ本体スカート部にスリットが設けられ、このスカート部を外側から覆うように設けられた外筒に、案内部及びこれらを破断するための手がかりとなる把持部が設けられている点が、前述した二つの態様と相違する点である。
すなわち、全体を71で表すキャップは、概略的にいって、キャップ本体72,キャップ本体に連なる外筒73,及び上蓋74から成っている。キャップ本体72は、頂板部75及びスカート部76から成り、頂板部にはスコア77で区画された内容物注出用開口となる部分78及び注出用開口を形成するためのタブ79、並びにこの注出用開口を取り囲むように形成された注出用ノズル80が設けられている。また、頂板部内面には、容器口部(図示せず)に嵌合されて容器の密封性を維持するインナーリング81が設けられている。スカート部76内面には容器口部と係合してキャップ本体を容器口部に固定する係合突起82が設けられ、またスカート部76には下端から軸方向に延びるスリット83が複数個設けられている。
【0027】
外筒73はキャップ本体スカート部76に橋絡部84を介して一体に設けられ、スカート部76の外面を覆うように位置している。外筒73の外面には外筒を軸方向に破断するための案内部85が設けられている。
案内部85を構成するスコアは、前述した二つの態様と同様に、上方から斜め方向の主スコア86、伝線防止スコア87、補助スコア88から成っている。また、外筒73には主スコア86に連なる把持部89が設けられており、この把持部89の近傍には切欠き90が設けられ、把持部89を引き裂き方向且つ下方に引っ張ることにより、主スコア86、伝線防止スコア87、補助スコア88から成る案内部の破断を容易にしている。
【0028】
この態様のキャップにおいては、外筒73に設けられた把持部89を引き裂き方向且つ下向きに引っ張ることにより案内部51が破断され、次いで把持部89を水平方向に引っ張ることにより、外筒73とスカート部76をつなぐ橋絡部84が破断され、外筒73がキャップ本体スカート部76から取り除かれる。キャップ本体スカート部76にはスリット83が複数個設けられているので、外筒が取り外された後はキャップ本体は容易に容器口部から取り外すことが可能となる。
この対応において、キャップ本体スカート部と外筒は一体に成形されているが、その成形方法としては、そのような型を用いて一体成形してもよいし、また特開平10−59400号公報に記載されているように、キャップ本体及び外筒を一つの塊として成形後スカート部外面及び外筒内面を形成するように切断面を設けてもよい。
また、図に示す具体例では上蓋は外筒又はキャップ本体とは別途成形され、キャップ本体に螺着するものであるが、勿論、外筒又はキャップ本体の何れかとヒンジを介して一体成形されているような態様でもよい。外筒と一体に設けられている場合には、前述した実施例3のように、上蓋を把持部として外筒に設けられた案内部を破断するようにしてもよい。
【0029】
本発明においては、案内部を上述したように形成することが重要な特徴であり、打栓操作に付され、開封又は廃棄の際に周状バンドを上下方向に破断するタイプのキャップであれば、上述した態様のキャップに限定されず適用することができる。
また本発明においては、▲1▼周状バンドの上方に位置し、引き裂き方向且つ下向きに延びている斜め方向の主スコア、▲2▼周状バンドまたはスカート部の下方に位置し、主スコアと段違い且つほぼ同方向の斜め方向で、主スコアよりも短い補助スコア、▲3▼主スコアと補助スコアとの間に位置し、周方向に延びる短い伝線防止スコア、の組合せは、上述した具体例に限定されず、種々の態様を採用することもできる。
例えば、比較的長い主スコアを上下二つに分けて下方のスコアを平行に移動して、この上方の主スコアの下端と下方の主スコアの上端を結ぶ伝線防止スコアを設けて主スコアを段違いにして、前述した図に示したものより更に一段多い状態にしてもよい。
【0030】
本発明においては、周状スコア、主スコア、補助スコア、伝線防止スコアは、周状バンド等の内面または外面の何れに設けられていてもよく、キャップの成形と同時に設けることもできるし、またキャップ成形後に設けることも勿論可能であるが、成形性を考慮すると外面側に設けることが好ましい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、打栓操作に付されるキャップにおいて、周状バンド等に設けられた案内部は引き裂き方向に且つ下向きに延びている段違いでほぼ同方向の斜めスコアを有し、前記斜めスコアは上方の主スコアと主スコアよりも短い下方の補助スコアとから成り、主スコアと補助スコアとの間には周方向に延びる短い伝線防止スコアが形成されていることにより、打栓操作により案内部が破断されることを有効に防止することが可能になると共に、開封または廃棄の際に案内部を意図的に破断しようとする際は、容易且つ確実に案内部を破断することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャップの第一の態様の側面図である。
【図2】図1に示すキャップの平面図である。
【図3】図1に示すキャップの一部側断面図である。
【図4】図1に示すキャップを容器口部に適用した状態の一部側断面図である。
【図5】本発明のキャップの第二の態様の一例の正面図である。
【図6】図5に示すキャップの側面図である。
【図7】図5に示すキャップの背面図である。
【図8】図5に示すキャップにおいて、上蓋が開いた状態の平面図である。
【図9】図5に示すキャップにおいて、上蓋が開いた状態の側断面である。
【図10】図5に示すキャップにおいて、上蓋が開いた状態の底面面である。
【図11】本発明のキャップの第二の態様の他の例の正面図である。
【図12】図11に示すキャップの側面図である。
【図13】図11に示すキャップの背面図である。
【図14】図11に示すキャップにおいて、上蓋が開いた状態の平面図である。
【図15】図11に示すキャップにおいて、上蓋が開いた状態の側断面である。
【図16】図11に示すキャップにおいて、上蓋が開いた状態の底面面である。
【図17】本発明のキャップの第三の態様の正面図である。
【図18】図17に示すキャップの平面図である。
【図19】図17に示すキャップの底面図である。
【図20】図17に示すキャップの背面図である。
【図21】図17に示すキャップの右側面図である。
【図22】図17のA−A線断面図である。

Claims (4)

  1. 内面に密封部を備えた頂板部と、頂板部の周囲につながるスカート部と、周方向に延びる周状スコアを介して下方に位置する周状バンドと、周状バンドを上下に切り裂くための引き裂き開始部及び案内部とを備えたキャップにおいて、
    前記引き裂き開始部は前記周状スコアにつながる切欠き部を有し、前記案内部は前記周状スコアの引き裂き方向で且つ下向きに延びている一対の斜めスコアを有し、前記斜めスコアは上方の主スコアと主スコアよりも短い下方の補助スコアとから成り、主スコアと補助スコアとの間には周方向に延びる伝線防止スコアが形成されていることを特徴とするキャップ。
  2. 前記引き裂き開始部が、案内部近傍に周状バンドへの取付基部を有する把持部を含んでいる請求項1記載のキャップ。
  3. 前記取付基部が、周状スコアの引き裂き方向に傾斜して下向きに延び、その側部が主スコアに接し、その上部が前記周状スコアにつながる切欠き部に接すると共に、その下部が周方向に延びる伝線防止スコアに接するように形成されている請求項2記載のキャップ。
  4. 容器口部に嵌合固定されるキャップ本体と該キャップ本体に開閉自在に設けられる上蓋とから成り、前記キャップ本体は、内容物注出用開口を形成し得る頂板部と該頂板部の周縁部から延びているスカート部と、スカート部を周方向に切り裂くための周状スコアと、スカート部を上下に切り裂くための案内部、及び引き裂き開始部を備えたキャップにおいて、
    前記上蓋とキャップ本体がヒンジにより連結されており、該ヒンジ連結部のスカート部側の付け根部が引き裂き開始部になると共に、前記周状スコアが該引き裂き開始部から少なくともキャップ本体のヒンジ連結部の内側に形成され、前記案内部は前記周状スコアの引き裂き方向で且つ下向きに延びている一対の斜めスコアを有し、前記斜めスコアは上方の主スコアと主スコアよりも短い下方の補助スコアとから成り、主スコアと補助スコアとの間には周方向に延びる伝線防止スコアが形成されていることを特徴とするキャップ。
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