JP4325986B2 - ベルト装置及びそのベルト装置を有する画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の支持ローラに巻き掛けられて走行駆動される無端ベルトを有するベルト装置と、そのベルト装置を有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記形式のベルト装置は、多くの技術分野の機械装置に広く利用されている。例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、或いはこれらの複合機などとして構成される画像形成装置においては、複数の感光体に対向してベルト装置の無端ベルトが配置され、各感光体上に形成された互いに色の異なるトナー像が、走行駆動される無端ベルトに担持されて搬送される記録媒体に重ねて転写され、そのトナー像が定着装置によって記録媒体に定着されるように構成されている(例えば特許文献1参照)。或いは、各感光体上に形成された互いに色の異なるトナー像をベルト装置の無端ベルトに重ねて転写し、次いでそのトナー像を記録媒体に転写し、当該トナー像を定着装置によって記録媒体上に定着する画像形成装置も周知である。
【0003】
上述如き従来のベルト装置においては、その無端ベルトを巻き掛けた複数の支持ローラのうちの1つのローラを駆動ローラとして構成し、その駆動ローラを駆動源により回転駆動することによって、無端ベルトを走行駆動するように構成されていた。ところが、無端ベルトは、その加工上、どうしても厚みの厚い部分と薄い部分ができ、その厚みが周方向に一定にならないため、上述した構成を採用すると、無端ベルトに速度変動が生じてしまう。
【0004】
図5及び図6は、上述した不具合を示す説明図である。図5に示したベルト装置1Aは、駆動ローラ5Aと従動ローラ6Aより成る2つの支持ローラに巻き掛けられた無端ベルト4Aを有し、一方の駆動ローラ5Aが、図示していない駆動モータにより反時計方向に回転駆動され、これによって無端ベルト4Aが矢印A方向に走行駆動され、従動ローラ6Aが反時計方向に従動回転する。ここで、図5に誇張して示すように、無端ベルト4Aには厚みの厚い部分taと薄い部分tbができてしまう。
【0005】
図6の(a)は、駆動ローラ5Aに無端ベルト4Aの厚みの厚い部分taが巻き付いたときの様子を示し、図6の(b)は、駆動ローラ5Aに無端ベルト4Aの厚みの薄い部分tbが巻き付いたときの様子を示している。一般に、駆動ローラ5Aによって駆動される無端ベルト4Aの表面速度は、(駆動ローラ5Aの半径R+無端ベルトの厚みの1/3〜1/2)と、駆動ローラ5Aの角速度で決定される。ここでは無端ベルトの厚みの1/2で説明すると、無端ベルト4Aの厚みの厚い部分taが駆動ローラ5Aに巻き付いたときは、無端ベルト4Aの表面速度Vaは(R+ta/2)で決定され、厚みの薄い部分tbが駆動ローラ5Aに巻き付いたとき、無端ベルト4Aの表面速度Vbは(R+tb/2)で決定される。回転する駆動ローラ5Aの角速度が一定であるとすれば、Va>Vbとなる。かかる速度変動をなくすには、その無端ベルト4Aの厚みを均一にすればよいが、ベルトの厚みを完全にコントロールすることは加工上困難であり、ランダムに厚みの偏差が発生してしまう。
【0006】
上述のように無端ベルトに速度変動が発生すると各種の不具合が発生する。例えば、ベルト装置が前述の画像形成装置に採用されている場合、その無端ベルトの速度が変動すると、複数の感光体から記録媒体又は無端ベルトに転写された重ね合わせトナー像に色ずれが発生し、その画質が劣化する欠点を免れない。
【0007】
【特許文献1】
特許第2608080号公報(第3頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、無端ベルトの厚みの偏差による当該無端ベルトの速度変動を効果的に抑えることのできるベルト装置と、そのベルト装置を有する画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、複数の支持ローラに巻き掛けられて走行駆動される無端ベルトを有するベルト装置において、該無端ベルトを駆動する駆動装置が、該無端ベルトの一方の面に当接する駆動ローラと、該駆動ローラを回転駆動する駆動源と、前記無端ベルトを挟んで前記駆動ローラに対向して配置された対向ローラと、前記無端ベルトを介して、前記駆動ローラと対向ローラを圧接させる加圧手段とを具備し、前記駆動ローラと対向ローラとに挟まれた無端ベルト部分が平面状となるように、該駆動ローラと対向ローラが無端ベルトを挟持すると共に、該駆動ローラと対向ローラは、その軸線方向における両端部だけが無端ベルトを介して互いに圧接し、その両端部の間の中間部は、無端ベルトに接触しないように、当該両端部よりも小径に形成され、前記駆動ローラと対向ローラの両端部は、その半径と硬度がほぼ同じく設定され、かつ平面状に張った無端ベルトの部分を挟持していることを特徴とするベルト装置を提案する(請求項1)。
【0011】
さらに、上記請求項1に記載のベルト装置において、前記無端ベルトは、その表面にトナー像が形成されるベルトとして構成され、該トナー像が形成される無端ベルトの表面に対向して位置する駆動ローラ又は対向ローラの無端ベルトに接触しない中間部の長さが、無端ベルトのトナー像形成領域の幅よりも大きく設定されていると有利である(請求項2)。
【0012】
また、本発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載のベルト装置と、該ベルト装置の無端ベルトの表面に対向して配置され、それぞれ互いに異なった色のトナー像が形成される複数の感光体と、前記無端ベルトに担持されて搬送される記録媒体に、各感光体上に形成されたトナー像を転写する転写装置と、該記録媒体に転写されたトナー像を当該記録媒体に定着する定着装置とを具備する画像形成装置を提案する(請求項3)。
【0013】
さらに、本発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載のベルト装置と、該ベルト装置の無端ベルトの表面に対向して配置され、それぞれ互いに異なった色のトナー像が形成される複数の感光体と、各感光体上に形成されたトナー像を前記無端ベルトの表面に転写する一次転写装置と、該無端ベルトの表面に転写されたトナー像を記録媒体に転写する二次転写装置と、該記録媒体に転写されたトナー像を当該記録媒体に定着する定着装置とを具備する画像形成装置を提案する(請求項4)。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0015】
図1及び図2はベルト装置を有する画像形成装置の具体例をそれぞれ示す概略図であり、図1は各感光体に形成したトナー像を無端ベルトに担持されて搬送される記録媒体に直に転写する直接転写方式の画像形成装置を示し、図2は各感光体に形成したトナー像をベルト装置の無端ベルトに転写し、次いでそのトナー像を記録媒体に転写する中間転写方式の画像形成装置を示している。先ず、これらの画像形成装置の共通する構成から説明する。
【0016】
図1及び図2に示した画像形成装置は、ベルト装置1と、ドラム状に形成された複数の感光体3Y,3M,3C,3BKとを有している。このベルト装置1は、複数の支持ローラ5,6,7に巻き掛けられ、後述する駆動装置2によって矢印A方向に走行駆動される無端ベルト4を有している。複数の感光体3Y乃至3BKは、ベルト装置1の無端ベルト4の表面に対向して配置され、その各感光体3Y乃至3BKにはそれぞれ互いに異なった色のトナー像が形成される。図示した例では、各感光体3Y乃至3BKの表面にイエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及び黒トナー像がそれぞれ形成されるように構成されている。
【0017】
各感光体3Y乃至3BKにトナー像を形成するための構成は実質的に全て同一であるので、感光体3Yにトナー像を形成する構成だけを説明する。この感光体3Yは図1及び図2における反時計方向に回転駆動され、このとき帯電装置9によって感光体3Yの表面が所定の極性に帯電される。次いで、その帯電面に、露光装置10から出射する書き込み光(図の例ではレーザ光L)が照射され、これによって感光体3Yに静電潜像が形成され、その静電潜像が現像装置11によってトナー像として可視像化される。
【0018】
ここで、図1に示した直接転写方式の画像形成装置においては、図示していない給紙部から、転写紙又は樹脂フィルムなどから成る記録媒体Pが、レジストローラ対12の回転によって所定のタイミングで、矢印Bで示すように、感光体3Yとその感光体3Yに当接しながら矢印A方向に走行する無端ベルト4との間に送り込まれ、該記録媒体Pは無端ベルト4に担持されて搬送される。無端ベルト4を挟んで、感光体3Yにほぼ対向する位置には、転写装置13が配置され、その転写装置13に対して、感光体3Y上のトナー像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加され、これによって感光体3Y上のイエロートナー像が記録媒体P上に転写される。記録媒体Pに転写されずに感光体3Y上に残された転写残トナーはクリーニング装置14によって除去される。
【0019】
全く同様にして、図1に示した他の感光体3M,3C,3BK上にマゼンタトナー像、シアントナー像及び黒トナー像がそれぞれ形成され、これらのトナー像が、イエロートナー像の転写された記録媒体P上に順次重ねて転写される。このようにして4色の合成トナー像を担持した記録媒体Pは、無端ベルト4から離れた後、定着装置8を通過し、このときそのトナー像が熱と圧力の作用によって記録媒体P上に定着される。図1に符号16で示すものは、無端ベルト4上に付着したトナーを除去するベルト用のクリーニング装置である。
【0020】
上述のように、直接転写方式の画像形成装置は、無端ベルト4に担持されて搬送される記録媒体Pに、各感光体3Y乃至3BK上に形成されたトナー像を転写する転写装置13を有していると共に、その記録媒体に転写されたトナー像を当該記録媒体Pに定着する定着装置8とを具備している。
【0021】
一方、図2に示した中間転写方式の画像形成装置においては、感光体3Y上に形成されたイエロートナー像は、矢印A方向に走行駆動される無端ベルト4の表面に、一次転写装置13の作用によって転写される。トナー像転写後に感光体3Y上に付着する転写残トナーはクリーニング装置14によって除去される。全く同様にして他の感光体3M,3C,3BK上にそれぞれ形成されたマゼンタトナー像、シアントナー像及び黒トナー像が、イエロートナー像の転写された無端ベルト4の表面に順次重ねて転写される。このようにして、無端ベルト4上に4色の合成トナー像が形成される。
【0022】
また、図2に示すように、無端ベルト4を挟んで、支持ローラ7に対向して二次転写装置15が配置され、図示していない給紙部から送り出された転写紙又は樹脂フィルムなどから成る記録媒体Pが、レジストローラ対12の回転によって、所定のタイミングで、矢印Cで示すように、二次転写装置15と無端ベルト4との間に送り込まれる。このとき、二次転写装置15には、無端ベルト4上のトナー像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加され、記録媒体Pが二次転写装置15を通過するとき、無端ベルト4上のトナー像が記録媒体P上に一括して転写される。トナー像転写後の無端ベルト4の表面に付着する転写残トナーはベルト用のクリーニング装置16によって除去される。トナー像を転写された記録媒体Pは、この場合も、定着装置8を通過し、このとき熱と圧力の作用によって、転写されたトナー像が記録媒体P上に定着される。
【0023】
上述のように、中間転写方式の画像形成装置は、各感光体3Y乃至3BK上に形成されたトナー像を無端ベルト4の表面に転写する一次転写装置13と、その無端ベルト4の表面に転写されたトナー像を記録媒体Pに転写する二次転写装置15と、その記録媒体Pに転写されたトナー像を当該記録媒体Pに定着する定着装置8とを具備している。
【0024】
次に、無端ベルト4を駆動する駆動装置2について説明する。
【0025】
図3は図1及び図2の部分拡大図であり、図4は図3のIV−IV線断面図である。これらの図に示すように、駆動装置2は、無端ベルト4の一方の面、図の例ではその表面に当接する駆動ローラ20と、無端ベルト4を挟んで駆動ローラ20に対向して配置された対向ローラ21を有し、これらのローラ20,21は、無端ベルト4の幅方向に伸び、互いにほぼ平行に位置している。駆動ローラ20と対向ローラ21は、それぞれ軸22,23に固定支持され、その軸22,23の各端部が、軸受24,25を介して画像形成装置本体に対して回転自在に支持されている。また軸22は、これに連結された駆動モータ26により回転駆動され、これによって駆動ローラは図1乃至図3における反時計方向に回転駆動される。また、各軸受25は、圧縮ばね27より成る加圧手段によって加圧され、これによって対向ローラ21と駆動ローラ20が無端ベルト4を介して互いに圧接する。このように、駆動装置2は、駆動ローラ20を回転駆動する駆動源の一例である駆動モータ26と、無端ベルト4を介して、駆動ローラ20と対向ローラ21を圧接させる加圧手段を有している。
【0026】
また、図4から判るように、駆動ローラ20と対向ローラ21は、その軸線方向における両端部20A,21Aだけが無端ベルト4を介して互いに圧接し、その両端部20A,21Aの間の中間部20B,21Bは、無端ベルト4に接触しないように、当該両端部20A,21Aよりも小径に形成されている。なお、図3においては、駆動ローラ20と対向ローラ21の端部20A,21Aが無端ベルト4を介して互いに圧接することにより、その端部20A,21Aが弾性変形して、その圧接部にニップNが形成された状態を示しているが、図1、図2及び図4では、互いに圧接した両端部20A,21Aが変形しない状態で示してある。
【0027】
また、図3から判るように、駆動ローラ20と対向ローラ21とに挟まれた無端ベルト4の部分が平面状となるように、駆動ローラ20と対向ローラ21が無端ベルト4を挟持している。両端部20A,21Aの圧接部に形成されるニップNが直線状をなしているのである。より具体的に示すと、駆動ローラ20と対向ローラ21の両端部20A,21Aは、その半径と硬度がほぼ同じく設定される。通常は、駆動ローラ20と対向ローラ21の両端部20A,21Aが同一の材質とされる。しかも両ローラ20,21の両端部20A,21Aは、平面状に張った無端ベルトの部分を挟持する。図1乃至図3に示した例では、2つの支持ローラ5,7の間の平面状に張った無端ベルト部分を、駆動ローラ20と対向ローラ21の両端部20A,21Aが挟持している。かかる構成によって、駆動ローラ20と対向ローラ21とに挟まれた無端ベルト部分を平面状にすることができる。
【0028】
図4に示した駆動モータ26が作動することにより、駆動ローラ20が図1乃至図3における反時計方向に回転駆動され、このとき駆動ローラ20の両端部20Aと、これに圧接した無端ベルト4との間に摩擦力が発生しているので、無端ベルト4が矢印A方向に走行駆動される。このとき対向ローラ21と支持ローラ5,6,7はそれぞれ図1及び図2における時計方向に従動回転する。その際、駆動ローラ20と対向ローラ21とに挟まれた無端ベルト部分が平面状となり、ニップNが無端ベルト4の走行方向に沿った直線状をなしているので、図5を参照して先に説明したように、対向ローラ4に厚みの偏差があっても、無端ベルト4の速度変動は抑えられ、無端ベルト4の厚みのばらつきによる該無端ベルト4の速度変動を実質的になくすことが可能である。このため、記録媒体P又は無端ベルト4上に転写された合成トナー像に、無端ベルト4の厚みの偏差に基因する色ずれが発生することを防止することができる。
【0029】
また、駆動ローラ20の両端部20Aの周長を、図1及び図2に示した各感光体3Y乃至3BKから記録媒体P又は無端ベルト4にトナー像の転写される位置の間の距離LPのほぼ1/n(nは1以上の整数)に設定すると、駆動ローラ20の偏心などによる該駆動ローラ20の速度変動に基づく色ずれを防止することもでき、完成したカラー画像の画質を一層高めることができる。
【0030】
駆動ローラ20と対向ローラ21は、無端ベルト4の平面状の部分であって、他の要素の邪魔とならぬ位置であれば、その無端ベルト4の周方向におけるいかなる位置にも配置できる。図2に示した例では、無端ベルト4の移動方向に関し、最下流側に位置する感光体3BKから無端ベルト4上にトナー像を転写する一次転写位置よりも下流側であって、無端ベルト4上のトナー像を記録媒体Pに転写する二次転写位置よりも上流側の無端ベルト部分に駆動ローラ20と対向ローラ21が設けられている。このため、無端ベルト4の表面に転写されたトナー像が駆動ローラ20と対向ローラ21の間を通過する。図4には、このトナー像を鎖線で示し、かつ符号Tを付してある。その際、駆動ローラ20と対向ローラ21は、その両端部20A,21Aだけが無端ベルト4に当接し、その中間部20B,21Bは無端ベルト4に当接していない。しかも、無端ベルト4に接触しない駆動ローラ20の中間部20Bの長さLCが、無端ベルト4のトナー像形成領域の幅Wよりも大きくなっているので、駆動ローラ20がトナー像Tに接触して、そのトナー像Tを乱すおそれはない。これは、対向ローラ21が、トナー像の形成される無端ベルト4の表面側に位置し、駆動ローラ20が無端ベルト4の裏面側に位置しているときも同様であり、その対向ローラ21が無端ベルト4上のトナー像を乱すおそれはない。このように、無端ベルト4が、その表面にトナー像Tの形成されるベルトとして構成されているときも、そのトナー像Tが形成される無端ベルト4の表面に対向して位置する駆動ローラ20又は対向ローラ21の無端ベルトに接触しない中間部20B,21Bの長さLCが、無端ベルト4のトナー像形成領域の幅Wよりも大きく設定されているのである。
【0031】
上述のように、本例のベルト装置1によれば、無端ベルト4がその表面にトナー像が形成されるベルトであるときも、またトナー像が形成されないベルトであるときも、駆動ローラ20と対向ローラ21を配設する際の自由度を高め、画像形成装置の設計自由度を高めることができる。
【0032】
また、無端ベルトの幅方向中央領域に異物が付着していても、これが駆動ローラ20と対向ローラ21の両端部20A,21Aには接触しないので、その両端部のニップNを直線状に保つことができ、無端ベルト4の速度変動の発生を効果的に防止することができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、無端ベルトの厚みの偏差による当該無端ベルトの速度変動を効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】直接転写方式の画像形成装置の一例を示す部分断面概略図である。
【図2】中間転写方式の画像形成装置の一例を示す部分断面概略図である。
【図3】図1及び図2の部分拡大図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】無端ベルトの厚みのばらつきを説明する図である。
【図6】無端ベルトの厚みのばらつきによって、無端ベルトの速度が変動することを説明する図である。
【符号の説明】
1 ベルト装置
2 駆動装置
3Y,3M,3C,3BK 感光体
5,6,7 支持ローラ
8 定着装置
13,15 転写装置
20 駆動ローラ
21 対向ローラ
20A,21A 両端部
20B,21B 中間部
LC 長さ
P 記録媒体
T トナー像
W 幅
Claims (4)
- 複数の支持ローラに巻き掛けられて走行駆動される無端ベルトを有するベルト装置において、該無端ベルトを駆動する駆動装置が、該無端ベルトの一方の面に当接する駆動ローラと、該駆動ローラを回転駆動する駆動源と、前記無端ベルトを挟んで前記駆動ローラに対向して配置された対向ローラと、前記無端ベルトを介して、前記駆動ローラと対向ローラを圧接させる加圧手段とを具備し、前記駆動ローラと対向ローラとに挟まれた無端ベルト部分が平面状となるように、該駆動ローラと対向ローラが無端ベルトを挟持すると共に、該駆動ローラと対向ローラは、その軸線方向における両端部だけが無端ベルトを介して互いに圧接し、その両端部の間の中間部は、無端ベルトに接触しないように、当該両端部よりも小径に形成され、前記駆動ローラと対向ローラの両端部は、その半径と硬度がほぼ同じく設定され、かつ平面状に張った無端ベルトの部分を挟持していることを特徴とするベルト装置。
- 前記無端ベルトは、その表面にトナー像が形成されるベルトとして構成され、該トナー像が形成される無端ベルトの表面に対向して位置する駆動ローラ又は対向ローラの無端ベルトに接触しない中間部の長さが、無端ベルトのトナー像形成領域の幅よりも大きく設定されている請求項1に記載のベルト装置。
- 請求項1に記載のベルト装置と、該ベルト装置の無端ベルトの表面に対向して配置され、それぞれ互いに異なった色のトナー像が形成される複数の感光体と、前記無端ベルトに担持されて搬送される記録媒体に、各感光体上に形成されたトナー像を転写する転写装置と、該記録媒体に転写されたトナー像を当該記録媒体に定着する定着装置とを具備する画像形成装置。
- 請求項1に記載のベルト装置と、該ベルト装置の無端ベルトの表面に対向して配置され、それぞれ互いに異なった色のトナー像が形成される複数の感光体と、各感光体上に形成されたトナー像を前記無端ベルトの表面に転写する一次転写装置と、該無端ベルトの表面に転写されたトナー像を記録媒体に転写する二次転写装置と、該記録媒体に転写されたトナー像を当該記録媒体に定着する定着装置とを具備する画像形成装置。
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