JP4324906B2 - 脈動式ダイヤフラム燃料ポンプ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はエンジン運転に伴ってクランクケース内や吸気管内に発生する脈動圧力により駆動されてエンジンに供給するための燃料を輸送する脈動式ダイヤフラム燃料ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
2サイクルまたは4サイクルの小形ガソリンエンジンに供給する燃料の輸送手段として、構造が簡単であるとともに機械的損失を伴わずに駆動できる、という利点を有する脈動式ダイヤフラム燃料ポンプが広く使用されている。
【0003】
図1は従来から知られており、且つ本発明が適用される脈動式ダイヤフラム燃料ポンプの一例を示す縦断面図であって、ポンプ本体1の一つの面にポンプダイヤフラム2とダイヤフラムカバー体3とが重ねられており、ポンプ本体1側の空間およびダイヤフラムカバー体3側の空間はポンプ室4および脈圧室5をそれぞれ形成している。 脈圧室5はエンジンのクランクケースまたは吸気管に接続される脈圧導入口6を有している。
【0004】
ポンプ本体1のもう一つの面にはパルセータダイヤフラム7とキャップ体8とが重ねられており、ポンプ本体1に設けられてパルセータダイヤフラム7で覆われた二つのくぼみは吸込室9および吐出室10をそれぞれ形成し、キャップ体8の内部は空気室11を形成している。また、ポンプ本体1に形成されているポンプ室4と吸込室9、吐出室10とを区画する仕切壁12には吸込弁13および吐出弁14が設けられている。
【0005】
エンジンの運転に伴ってクランクケース内や吸気管内に発生する脈動圧力、一般にはクランクケース内の脈動圧力が脈圧室5に導入されてポンプダイヤフラム2を往復変位させ、図示しない燃料タンクの燃料を燃料入口15から吸込室9、吸込弁13、ポンプ室4、吐出弁14、吐出室10を経て燃料出口16へと送り、図示しない気化器によりエンジンに供給する。
【0006】
前記ポンプの構造部分であるポンプ本体1、ダイヤフラムカバー体3およびキャップ体8は一般に金属で作られるが、エンジン熱の影響を受けてベーパロックを生じさせやすいので、その心配を避けるため成形性にすぐれた熱可塑性樹脂で作り、且つねじを用いる組立てではクリープを発生させる心配を解消するため例えば超音波溶着により互いに溶着して組立てることが知られている。
【0007】
図8および図9は前記燃料ポンプなどの構造部分を熱可塑性樹脂で作った場合に、ポンプ本体である第一ハウジング51とダイヤフラムカバー体である第二ハウジング53とをダイヤフラム52の周縁部を挟み込んで溶着する従来の方法を説明する図であって、ダイヤフラム52は気・液密保持のガスケットおよびずれ動き防止のストッパとして働くリブ、係止縁とも称されるビード部52A,52Bを外側周縁に有している。
【0008】
図8(A),(B)に示したダイヤフラム52はビード部52Aを第一ハウジング51側へ突出させており、第一ハウジング51はビード部52Aを受け入れる溝54を上方へ開放させて有している。そして、ビード部52Aを溝54に嵌め込み、第二ハウジング53の下面53aをダイヤフラム52の周縁部上面52aに押し付けてビード部52Aを圧縮させ、その状態で第一ハウジング51の立上がり内向き面51aとこれに向かい合った第二ハウジング53の外向き面53bとを溶着するものである。これにより、第一ハウジング51第二ハウジング53とがダイヤフラム52の面に直角の溶着面55によって互いに結合し組立てられたものとなる。このような組立ては実開昭57−53175号公報、実開昭57−61285号公報、実開昭57−61286号公報に記載されている。
【0009】
図9(A),(B)に示したダイヤフラム52はビード部52Bを両表面から突出させており、第一ハウジング51と第二ハウジング53とはビード部52Bの二分の一ずつを受入れる溝56,57を向かい合わせに有している。そして、ビード部52Bを溝56,57に嵌め込み、溝56,57を開放させている第一ハウジング51の上面51Aと第二ハウジング53の下面53Aとをビード部52Bの外側方において重ね合わせることにより、ビード部52Bを圧縮させ、その状態で上方51Aと下面53Aとを溶着するものである。これにより、第一ハウジング51と第二ハウジング53とがダイヤフラム52の面に平行の溶着面58によって互いに結合し組立てられたものとなる。このような組立ては特開平9−217662号公報に記載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前記の組立てによると、ビード部52A,52Bは圧縮されたとき外側方および内側方へ押し拡げられて扁平となり、ダイヤフラム52のビード部52A,52B内側方領域は内側方へ押し拡げられた分だけ小径となり、図8(B),図9(B)に誇張して示したように緩みを有する状態となる。脈動式ダイヤフラム燃料ポンプにおいては、ポンプダイヤフラムは脈動圧力に鋭敏且つ忠実に反応して往復変位し所定の燃料吐出量を与えることが要求され、ダイヤフラムスプリングを作用させて緩みをなくしたものはこの要求を満足させることができる。
【0011】
しかしながら、ポンプダイヤフラムにダイヤフラムスプリングを作用させない形式のポンプにおいては、前述の緩みによって吐出量を減少させ、エンジン要求流量の燃料を供給できない場合を生じる心配がある。
【0012】
本発明は熱可塑性樹脂のポンプ本体とダイヤフラムカバー体とをそれらの合わせ面にポンプダイヤフラムのビード部を圧縮状態で挟み込んで溶着することにより組立てたものがもっている、ダイヤフラムに緩みを生じて吐出量を減少させる、という前述の問題点を解決するためになされたものであって、ポンプダイヤフラムが緩みをもたずに設置され、従って所定のポンプ性能を発揮させることができるものとすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
ポンプ本体とダイヤフラムカバー体とが熱可塑性樹脂で作られており、これらが重ね合わせ部分でポンプダイヤフラム外側周縁のビード部を圧縮状態で挟み込んで互いに溶着されることにより結合し組立てられている脈動式ダイヤフラム燃料ポンプについて、ポンプ本体とダイヤフラムカバー体との重ね合わせ部分に押し曲げ縁を設け、この押し曲げ縁は圧縮状態のビード部内側隣接部位を厚さ方向へ屈曲させてポンプダイヤフラムを緊張状態で張設させているものとしたことを課題解決のための第一手段とした。
【0014】
また、前記の脈動式ダイヤフラム燃料ポンプについて、ポンプ本体とダイヤフラムカバー体との重ね合わせ部分に互いに向かい合って設けられビード部を挟み込んで圧縮する押圧面を互いの間隔が外側方へ向かって次第に大きくなるように形成し、この押圧面がビード部を外側方へ押しながら圧縮することによりポンプダイヤフラムを緊張状態で張設させているものとしたことを課題解決のための第二手段とした。
【0015】
第一手段では圧縮によるビード部の内側方への拡がり分を押し曲げ縁で屈曲させることにより、第二手段では圧縮によるビード部の内側方への広がりを生じさせないことにより、いずれもダイヤフラムを緊張状態で設置して所要の吐出圧力、吐出量を与え、従ってダイヤフラムスプリングを使用しないものについて所定のポンプ性能を発揮させる、という目的を達成させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明の実施の形態を説明すると、図2,図3,図4は請求項1,2,3,4に記載した本発明の第一手段についてのそれぞれ異なる実勢の形態を示す図、図5,図6,図7は請求項5,6,7,8に記載した本発明の第二手段についてのそれぞれ異なる実施の形態を示す図であって、いずれも図1の符号Aで示した部分を拡大したものである。
【0017】
図2(A),(B)はビード部2Aをポンプ本体1側へ突出させたポンプダイヤフラム2について、ポンプ本体1のダイヤフラムカバー体3と重ね合わせられる部分の上面1Aに開放してビード部2Aを受け入れる溝21を設けるとともに、この溝21の内側周縁に沿って上面1Aより上方へ突出した押し曲げ縁22をポンプ本体1に一体成形により設けたものである。ダイヤフラムカバー体3のポンプ本体1と重ね合わせられる部分の下面は溝21の底面と協力してビード部2Aを挟み込み圧縮するように働き、これらの下面と底面とは互いに平行な押圧面23A,21Aを形成する。また、押圧面23Aの内側周縁側に段状の切欠き3Bが設けられている。
【0018】
ビード部2Aは溝21に緩い状態で嵌め込まれ、ダイヤフラムカバー体3をポンプ本体1に重ねて押し付けるとビード部2Aが圧縮されて外側方および内側方へ押し拡げられ、上面1Aに押圧面23Aが密着したときダイヤフラム2のビード部2Aの内側に隣接する部位は符号2Cで示すように押し曲げ縁22によって上方へ屈曲させられ、ダイヤフラム2は切欠き3Bの内側を通って図1のポンプ室4と脈圧室5とを区画して張設される。この状態で上面1Aと押圧面23Aとをビード部2Aの外側方領域で溶着し、この溶着部24によってポンプ本体1とダイヤフラムカバー体3とが結合されたものとする。
【0019】
図3(A),(B)は図2と同様に、ビード部2Aをポンプ本体1側へ突出させたポンプダイヤフラム2について、ポンプ本体1のダイヤフラムカバー体3と重ね合わせられる部分の上面1Aに開放してビード部2Aを受入れる溝21を設けるとともに、溝21の外側周縁に沿って切欠き段部1Bを形成した。ダイヤフラムカバー体3のポンプ本体1と重ね合わせられる部分の下面は溝21の底面である押圧面21Aと協力してビード部2Aを圧縮する押圧面23Aを形成し、その内側周縁に沿って押し曲げ縁26が下向きに突出形成されているとともに外側周縁に溝21の外側周面を形成する壁体3Cが下向きに突設されている。
【0020】
ビード部2Aを溝21に嵌め込んでダイヤフラムカバー体3をポンプ本体1に重ね押し付けると、互いに平行な押圧面21A,23Aにビード部2Aが挟まれ圧縮されて外側方および内側方へ押し拡げられ、押圧面23Aがダイヤフラム2を挟んで上面1Aに密着したときダイヤフラム2のビード部2Aの内側に隣接する部位は符号2Dで示すように押し曲げ縁26によって下方へ屈曲させられ、ダイヤフラム2は図1のポンプ室4と脈圧室5とを区画して張設される。この状態で切欠き段部1Bの外側面とそこへ嵌め込まれた壁体3Cの内側面とを溶着し、この溶着部27によってポンプ本体1とダイヤフラムカバー体3とが結合されたものとする。
【0021】
図4(A),(B)はビード部2Bを両表面に突出させたポンプダイヤフラム2について、ポンプ本体1とダイヤフラムカバー体3との重ね合わせ部分にビード部2Bの二分の一ずつを受け入れる溝28,29を向かい合わせに設けたものであり、ポンプ本体1の上面1Aに開放した溝28の底面は押圧面28Aを形成している。ダイヤフラムカバー体3の下面3Aに開放した溝29の底面は押圧面28と平行な押圧面29Aを形成し、またこの溝29の内側周面に沿って逃し溝30が設けられ、更に逃し溝30の内側周面に沿って押し曲げ縁31が下面3Aよりも下方へ突出形成されている。
【0022】
ビード部2Bを溝28,29に嵌め込んでダイヤフラムカバー体3をポンプ本体1に重ね押し付けると、ビード部2Bが圧縮されて外側方および内側方へ押し拡げられ、下面3Aが上面1Aに密着したときダイヤフラム2のビード部2Bに隣接する部分は逃し溝30を通り、次に符号2Eで示すように押し曲げ縁31によって下方へ屈曲させられ、ダイヤフラム2は図1のポンプ室4と脈圧室5とを区画して張設される。この状態でビード部2Bの外側方で重ね合わせられている上面1Aと下面3Aとを溶着し、この溶着部32によってポンプ本体1とダイヤフラムカバー体3とが結合されたものとする。
【0023】
前記図2,図3,図4の実施の形態によると、ビード部2A,2Bを圧縮したとき内側方へ拡げられることによって生じる緩みが押し曲げ縁22,26,31により厚さ方向へ曲げられることによって解消され、ダイヤフラム2を適度の緊張状態で設置することができるものである。
【0024】
図5(A),(B)はビード部2Aをポンプ本体1側へ突出させたダイヤフラム2について、ポンプ本体1のダイヤフラムカバー体3と重ね合わせられる部分の上面1Aに開放してビード部2Aを受入れる溝35を設け、その底面を外側方へ向かって溝35が次第に深くなるように傾斜させて押圧面35Aとするとともに、ダイヤフラムカバー体3のポンプ本体1と重ね合わせられる部分の下面3Aに押圧面35Aとポンプダイヤフラム2の面に対して同方向に傾斜し且つ外側方へ向かって次第に押圧面35Aとの間隔が大きくなるようにした押圧面36Aを設けたものである。即ち、ポンプ本体1の押圧面35Aはダイヤフラムカバー体3の押圧面36Aよりも大きい傾斜角度とされ、それらの間隔は外側方へ向かって次第に大きくなる。
【0025】
ビード部2Aを溝35に嵌め込んでダイヤフラムカバー体3をポンプ本体1に重ね押し付けるとき、先ずビード部2Aの内側周縁部分が押圧面35A,36Aに挟まれて圧縮を開始し、次に圧縮される領域が外側周縁に向かって拡がる。そして、下面3Aが上面1Aに密着したときこの部分を溶着し、この溶着部37によってポンプ本体1とダイヤフラムカバー体3とが結合されたものとする。
【0026】
図6(A),(B)はビード部2Bを両表面に突出させたポンプダイヤフラム2について、ポンプ本体1とダイヤフラムカバー体3との重ね合わせ部分にビード部2Bの二分の一ずつを受入れる溝38,39を向かい合わせに設けたものであり、ポンプ本体1の上面1Aに開放した溝38の底面は外側方へ向かって溝38が次第に深くなるように傾斜させて押圧面38Aとしているとともに、ダイヤフラムカバー体3の下面3Aに開放した溝39の底面も外側方へ向かって溝39が次第に深くなるように傾斜させて押圧面39Aとしたものである。即ち、二つの押圧面38A,39Aはポンプダイヤフラム2の面に対して互いに反対方向へ傾斜し、従ってこれらの間隔は外側方へ向かって次第に大きくなっている。
【0027】
ビード部2Bを溝38,39に嵌め込んでダイヤフラムカバー体3をポンプ本体1に重ね押し付けるとき、先ずビード部2Bの内側周縁部分が押圧面38A,39Aに挟まれて圧縮を開始し、次に圧縮される領域が外側周縁に向かって拡がる。そして、下面3Aが上面1Aに密着したときこの部分を溶着し、この溶着部40によってポンプ本体1とダイヤフラムカバー体3とが結合されたものとする。
【0028】
図7(A),(B)はビード部2Aをポンプ本体1側へ突出させたポンプダイヤフラム2について、ポンプ本体1のダイヤフラムカバー体3と重ね合わせられる部分の上面1Aに開放してビード部2Aを受け入れる溝41を設け、その底面を外側方へ向かって溝41が次第に深くなるように傾斜させて押圧面41Aとするとともに、ダイヤフラムカバー体3のポンプ本体1と重ね合わせられる部分の下面3Aの押圧面41Aと向かい合う部分をそのまま押圧面42Aとしたものである。即ち、一方の押圧面41Aはポンプダイヤフラム2の面に対して傾斜し、もう一方の押圧面42Aはポンプダイヤフラム2の面と平行とされていることにより、これらの間隔が外側方へ向かって次第に大きくなっている。
【0029】
ビード部2Aを溝41に嵌め込んでダイヤフラムカバー体3をポンプ本体1に重ね押し付けるとき、先ずビード部2Aの内側周縁部分が押圧面41A,42Aに挟まれて圧縮を開始し、次に圧縮される領域が外側周縁に向かって拡がる。そして下面3Aが上方に密着したときこの部分を溶着し、この溶着部43によってポンプ本体1とダイヤフラムカバー体3とが結合されたものとする。
【0030】
図2,図3,図4に示した実施の形態では、向かい合った押圧面21Aと23A,28Aと29Aをそれぞれ互いに平行としており、そのためにビード部2A,2Bは均等に圧縮されて内側方および外側方の両方へ拡げられる、これに対して、図5,図6,図7に示した実施の形態では、ビード部2A,2Bは先ず内側周縁部が圧縮を開始し、それより外側周縁に向かって圧縮領域が拡がるようにしている。このとき、内側周縁部が最も大きく圧縮されそれより外側方へ向かって圧縮量が次第に小さくなっていること、および向かい合った押圧面35Aと36A,38Aと39A,41Aと42Aがくさび作用を有することにより、ビード部2A,2Bは圧縮されながら外側方へ押される力を受け、外側方へのみ拡げられることとなる。
【0031】
従って、図5,図6,図7に示した実施の形態によると、ポンプダイヤフラム2に緩みがない状態でビード部2A,2Bを溝35,38,39,41に嵌め込みポンプ本体1とダイヤフラムカバー体3とを重ね合わせ結合することにより、適度の緊張状態で設置することができるものである。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、本発明によるとビード部を圧縮固定するポンプ本体とダイヤフラムカバー体との重ね合わせ部分に若干の追加、変更を施すというきわめて簡単な手段でポンプダイヤフラムを適度の緊張状態で設置することができ、脈動圧力に鋭敏且つ忠実に反応して所定の性能を発揮する燃料ポンプが得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される燃料ポンプの一例を示す縦断面図。
【図2】本発明の第一の実施の形態を示す縦断面部分図。
【図3】本発明の第二の実施の形態を示す縦断面部分図。
【図4】本発明の第三の実施の形態を示す縦断面部分図。
【図5】本発明の第四の実施の形態を示す縦断面部分図。
【図6】本発明の第五の実施の形態を示す縦断面部分図。
【図7】本発明の第六の実施の形態を示す縦断面部分図。
【図8】従来例を示す縦断面部分図。
【図9】異なる従来例を示す縦断面部分図。
【符号の説明】
1 ポンプ本体、1A 上面、2 ポンプダイヤフラム、2A,2B ビード部、3 ダイヤフラムカバー体、3A 下面、21,28,29,35,41 溝、21A,23A,28A,29A,35A,36A,38A,39A,41A,42A 押圧面、22,26,31 押し曲げ縁、24,27,32,37,40,43 溶着部
Claims (1)
- ポンプ本体とダイヤフラムカバー体とが熱可塑性樹脂で作られており、これらが重ね合わせ部分でポンプでダイヤフラム外側周縁のビード部を圧縮状態で挟み込んで互いに溶着されることにより結合し組立てられ、前記ポンプ本体とダイヤフラムカバー体との前記重ね合わせ部分に押し曲げ縁が設けられており、前記押し曲げ縁は前記圧縮状態のビード部内側隣接部位を厚さ方向へ屈曲させて前記ポンプダイヤフラムを緊張状態で張設させている脈動式ダイヤフラム燃料ポンプにおいて、前記ポンプダイヤフラムが前記ビート部を一つの表面に突出させて有するものであり、前記ポンプ本体およびダイヤフラムカバー体の一方にビード部受入れ用の溝が設けられているとともに、もう一方に前記押し曲げ縁が設けられていることを特徴とする脈動式ダイヤフラム燃料ポンプ。
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