JP4315257B2 - 新規コンドロイチン硫酸プロテオグリカン、そのコア蛋白質、それをコードするdnaおよびそれに対する抗体 - Google Patents
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<1>本発明のコンドロイチン硫酸プロテオグリカンの抽出と部分精製以下の方法で新規コンドロイチン硫酸プロテオグリカンの抽出を行うことができる。哺乳動物(例えばラット等)の脳をタンパク質分解酵素阻害剤(例えば2mMフェニルメチルスルフォニルフルオライド等)、金属キレート剤(例えば20mM エチレンジアミン四酢酸(EDTA)等)及び還元剤(例えば10mM N−エチルマレイミド等)を含む緩衝液(例えばリン酸緩衝食塩水(PBS)等)でホモジナイザー等を用いてホモジナイズし、ホモジネートは高速遠心等を行い、不溶性物質を得る(再度ホモジネーションと高速遠心等を繰り返してもよい)。この不溶性物質をタンパク質分解酵素阻害剤と界面活性剤(例えばトリトン系界面活性剤(ノニデットP−40(商品名)等)等)を含む緩衝液中でホモジナイズした後、遠心等を行なって上清としてコンドロイチン硫酸プロテオグリカン粗画分が得られる。
次にコア蛋白質は、部分的に前田ら(非特許文献22)によって記述されたプロテオグリカン型蛋白質であるチロシンホスファターゼの部分精製のために使われた方法に従って精製することができる。すなわち、哺乳動物全脳から調製した核除去分画を1%CHAPS等で可溶化する。可溶化したものはDEAE−樹脂(例えばDEAEトヨパール)等の陰イオン交換樹脂のカラムに負荷し常法によって、高濃度食塩(例えば約 0.6M)溶液等で溶出する。続いてCsCl密度勾配遠心にて分画する。得られた分画をコンドロイチナーゼABCで消化し、SDS−PAGE(例えば6%ポリアクリルアミド等)等によって分離しコア蛋白質を得ることができる。こうして得られたコア蛋白質は還元条件下のSDS−PAGE法で120kDaのバンドを形成する。またこのコア蛋白質はウエスタンブロットを用いて、後述の新規のコンドロイチン硫酸プロテオグリカンを認識するモノクローナル抗体によって認識される。また本発明により、本発明のコンドロイチン硫酸プロテオグリカンのコア蛋白質のアミノ酸配列が明らかにされたので、アミノ酸からコア蛋白質を合成することもできる。また本発明により、本発明のコンドロイチン硫酸プロテオグリカンのコア蛋白質をコードするDNAの塩基配列が明らかにされたので、このDNAから当該コア蛋白質を発現させ、コア蛋白質を得ることもできる。
本発明の抗体は、本発明のプロテオグリカンおよび本発明の蛋白質の両者あるいはどちらか一方と結合する抗体であり、ポリクローナル、モノクローナルのいずれでもよい。本発明の抗体は、上記のようにして製造された本発明のプロテオグリカンもしくはそのコア蛋白質またはこれらと他の蛋白質との融合蛋白質を抗原として、常法に従って例えば以下のように作製することが可能である。ポリクローナルな本発明の抗体は、例えばマウス、ラット、モルモット、ウサギ、ヤギ、ヒツジ等の被免疫動物を上記抗原で免疫し、これらの動物から血清を採取することによって得ることができる。被免疫動物を免疫する際に、補助剤(アジュバント)を併用することは、抗体産生細胞を賦活するので望ましい。得られた抗血清から、常法によってイムノグロブリン分画を精製してもよい。
哺乳動物の全脳から得られるポリ(A)+ を用いて鋳型およびランダムプライマーとして使用するcDNAライブラリー(非特許文献22)を調製する。また哺乳動物の全脳から得られるポリ(A)+ を用いて鋳型およびオリゴd(T)プライマーとして使用するcDNAライブラリーを構築する。これらのcDNAライブラリーは、先に得られたコンドロイチン硫酸プロテオグリカンを認識するモノクローナル抗体等を用いて免疫学的にスクリーニングすることができる。免疫学的スクリーニングはサムブロックら(Sambrook et al)の文献(非特許文献29)に記述されたようにして行なうことができる。陽性クローンを免疫学的スクリーニングによって分離し常法に従ってDNAの配列決定等を行うことで、配列表配列番号1に示されるDNAを得ることができる。こうして30残基のシグナルペプチドと新規コンドロイチン硫酸プロテオグリカンのコア蛋白質をすべてコードする514残基のアミノ酸をコードするcDNAを得ることができた。
本発明のプロテオグリカンは次の性質を有するコア蛋白質と糖鎖とからなるコンドロイチン硫酸プロテオグリカンである。
(A)コア蛋白質の一次構造:配列表配列番号2の1番目のバリン(Val)から514番目のトレオニン(Thr)までのアミノ酸配列もしくはそれと相同性を有するアミノ酸配列を有する。
(B)糖鎖:分子量約30キロダルトンのコンドロイチン硫酸を含有する。
(C)本プロテオグリカンにノイラミニダーゼ、O−グリコシダーゼまたはN−グリコシダーゼを作用させると糖鎖が遊離する。
次の性質を有する糖蛋白質も本発明に含まれる。
(A)分子量:(a)ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲル電気泳動で還元条件下において約120キロダルトンのバンドを形成する、(b)ノイラミニダーゼ、O−グリコシダーゼおよびN−グリコシダーゼの酵素反応後、ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲル電気泳動で還元条件下において約100キロダルトンのバンドを形成する、(B)蛋白質の一次構造:配列表配列番号2に示す1番目のバリン(Val)から514番目のトレオニン(Thr)までのアミノ酸配列あるいはそれと相同性を有するアミノ酸配列を有する。
配列表配列番号2に示す1番目のバリン(Val)から514番目のトレオニン(Thr)までのアミノ酸配列あるいはそれと相同性を有するアミノ酸配列を含み、糖鎖を有していてもよい蛋白質も本発明に含まれる。さらには、配列表配列番号2の252番目のリジン(Lys)から398番目のシステイン(Cys)までのアミノ酸配列は本発明のプロテオグリカンや蛋白質の特徴であるので、配列表配列番号2の252番目のリジン(Lys)から398番目のシステイン(Cys)までのアミノ酸配列あるいはそれと相同性を有するアミノ酸配列を含み、糖鎖を有していてもよい蛋白質も本発明に含まれ、上記それぞれのプロテオグリカンや蛋白質をコードするDNAも本発明に含まれる。
本発明には、上記のプロテオグリカン、糖蛋白質及び蛋白質をコードするDNAが包含される。例えば配列表配列番号2に示す1番目のバリン(Val)から514番目のトレオニン(Thr)までのアミノ酸配列あるいはそれと相同性を有するアミノ酸配列を含み、糖鎖を有していてもよい蛋白質をコードする塩基配列を有するDNAとして具体的には、配列表配列番号1の103番目のグアニン(G)から1644番目のシトシン(C)までの塩基配列を含むDNAが例示される。また、配列表配列番号2の252番目のリジン(Lys)から398番目のシステイン(Cys)までのアミノ酸配列あるいはそれと相同性を有するアミノ酸配列を含み、糖鎖を有していてもよい蛋白質をコードするDNAとして具体的には、配列表配列番号1の856番目のアデニン(A)から1296番目のシトシン(C)までの塩基配列を含むDNAが例示される。このようなDNAには、配列表配列番号1に示す13番目のアデニン(A)から1644番目のシトシン(C)までの塩基配列を含むDNAも含まれる。
10日齢スプラグ−ドウリー(Sprague−Dawley)ラットの脳(通常実験当たり100匹のラット;Slc:SD系統;SLC(株)製)をプロテアーゼ阻害剤として2mMのフェニルメチルスルフォニルフルオライド、20mMのEDTA及び10mMのN−エチルマレイミドを含む氷冷リン酸塩緩衝食塩水(phosphate-buffered saline) (PBS)(2ml/脳)中でテフロングラスホモジナイザーを用いてホモジナイズした。ホモジナイゼーションおよびそれに続く工程は特に示していない限り、全て4℃で行なった。ホモジネートは27,000Xgで40分間遠心した。沈澱物を同じ溶液で再度ホモジネーションした。遠心後、PBS−不溶性物質を前記プロテアーゼ阻害剤と1%ノニデット(Nonidet)P−40を含むPBS(2ml/脳)中で0℃においてホモジナイズした。ホモジネートをマグネチックスターラーで60分間撹拌し、次に27,000Xgで40分間遠心した。上清はとっておき、沈澱物を再度界面活性剤含有緩衝液で処理し遠心した。遠心後、これらの界面活性剤含有上清を合わせ、凍結乾燥した。
実施例1で得られた凍結乾燥残渣を、0.2 %ノニデットP−40、0.1 M NaCl、2mM EDTA、1mM N−エチルマレイミド及び0.2 mMフェニルメチルスルフォニルフルオライドを含む4M尿素、50mMトリス塩酸緩衝液、pH7.5 (尿素緩衝液)中に脳1個当り1mlの割合で分散した、そしてこの分散液は同緩衝液を用いて透析した。27,000Xgで30分間遠心後、上清を尿素緩衝液で平衡化したDEAEセファセル樹脂(ファルマシア社製)と脳1個当り1mlの割合で混合し、混合物をマグネチックスターラーで2時間撹拌した。このDEAEセファセル樹脂を6,500Xg 、10分間の遠心によって回収し、そして尿素緩衝液で2回洗浄した。この樹脂をガラスカラムに詰め、この樹脂からプロテオグリカンを0.1 Mから0.7 MのNa Clを含む尿素緩衝液での直線濃度勾配によって溶出した。
プロテオグリカンのコア蛋白質からコンドロイチン硫酸側鎖とヘパラン硫酸側鎖を除去するため、膜結合型コンドロイチン硫酸プロテオグリカン(ウロン酸含量50nmol)をプロテアーゼの含まれていないコンドロイチナーゼABC(EC4.2.2.4;生化学工業(株)製)で消化し、次にヘパリチーゼI(heparitinase I)(EC4.2.2.8;生化学工業(株)製)で消化した(非特許文献8参照)。得られた蛋白(コアグリコプロテイン)を、続いて2mM EDTA、1mM N−エチルマレイミド、0.2 mMフェニルメチルスルフォニルフルオライド及び0.07mMペプスタチンを含む50mM酢酸ナトリウム緩衝液、pH5.0100μl中でノイラミニダーゼ2mIU(EC 3.2.1.18;ナカライテスク社製)で37℃、1時間処理した。酵素反応を0℃で 1.3%酢酸カリウムを含む95%エタノール300μlの添加によって停止させた。1時間後コア糖蛋白質(以下、コアグリコプロティン)を遠心によって沈澱させた。コアグリコプロテインを説明書の指示に従ってコアプロテインの変性後さらに1 IU Nーグリコシダーゼ F(EC 3.2.2.18;ベーリンガーマンハイム社製)を用いるかあるいは1mIUのO−グリコシダーゼ(EC3.2.1.97;ベーリンガーマンハイム社製)を用いて37℃で24時間消化することによって脱グリコシレーションした。
膜結合型コンドロイチン硫酸プロテオグリカンを6%分離ゲルと3%スタッキングゲルを用いてジチオスライトールでの還元条件下でドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)によって分離した。それらを4℃で20%(V/V)メタノールを含む25mMトリス、192mMグリシン(pH8.3 )中で一昼夜60Vでポリビニリデンジフルオライド(PVDF)膜(イモビロン−P(商品名);ミリポアー社製)に電気泳動的に移動(転写)させた。抗体の非特異的結合を阻止するため、該膜を1%スキムミルク(DIFCO ラボラトリース社製)を含むPBS中でインキュベートした。次にこの膜を後記実施例5のハイブリドーマの培養上清(マウスモノクローナル抗体を含む)で4℃、一昼夜処理し、そしてベクタステイン(Vectastain)ABCキット(ベクター研究所製)を用いてPBS中で染色した。いくつかの実験においては、免疫染色の強度はイメージスキャナー(GT−6500;エプソン社)を経てコンピューター(LC520;アップル社)とアプリケーションソフト、NIHイメージプログラム(パブリックドメイン)を用いて定量した。
各種モノクローナル抗体は公知の方法(非特許文献27参照)によって製造した。すなわち、膜結合型コンドロイチン硫酸プロテオグリカンの調製物(50μgタンパク質/投与)を2週間間隔で完全および不完全フロイントアジュバントとともBALB/cマウスの腹腔に注射した。4回目にブースターとして投与後、マウスを屠殺し、得られた脾臓細胞をポリエチレングリコールを用いてPAIミエローマ細胞と融合した。HAT培地中で選択したハイブリドーマを10%ウシ胎児血清を含むRPMI1640培地(シグマ社製)で培養した。培養されたハイブリドーマを培養上清を用いてプロテオグリカンと反応する抗体の有無でウエスタンブロッテイングによってスクリーニングした。陽性ハイブリドーマは限界希釈法によってクローン化した。選択されたハイブリドーマより得られたモノクローナル抗体C1,C3,C5及びC15が実施例2の膜結合型コンドロイチン硫酸プロテオグリカンと反応した。これらの4つの抗体のすべてがマウスモノクローナル抗体イソタイピングキット(イムノタイプ(商品名);シグマ社製)を用いてIgG1 であると決定された。
コアグリコプロティンは、前田ら(非特許文献22)によって述べられたプロテオグリカン型タンパク質であるチロシンホスファターゼの部分精製のために使われた方法(非特許文献22)に従って精製した。すなわち、8日齢ラットの全脳から調製した核除去画分を1%CHAPS(3−〔(3−コールアミドプロピル)ジメチルアンモニオ〕−1−プロパンスルホン酸)で可溶化した。可溶化したものをDEAEトーヨーパール(トーソー(株)製)のカラムに負荷し、0.25M NaClで洗浄し、つづいて0.6 M NaClで溶出した。溶出物(カラムから得られた負に荷電した部分精製物)からプロテオグリカンを分離するためCsCl密度勾配超遠心にて分画した。遠心後、勾配を10分画にして集めた。これらの画分をコンドロイチナーゼABCで消化後分析したところ、3つの最も低い密度の画分中に140kDaと120kDaのタンパク質が主要な成分として検出された(非特許文献22中の (図2を参照)。従って、これらの画分中のプロテオグリカンをコンドロイチナーゼABCで消化し、得られたコアグリコプロテインをSDS−PAGE(6%ポリアクリルアミド)によって分離した。このコアグリコプロテインはPVDF膜に移され、そして120kDaのコアグリコプロテインのバンドを手術用メスで切りだした。120kDaのコアグリコプロテインはウエスタンブロットにおいて4つのモノクローナル抗体C1,C3,C5及びC15によって認識された。
18日齢(P18)スプラグ−ドウリー(Sprague-Dawley)ラットの全脳から得られるポリ(A) +RNAを鋳型として使い、ランダムプライマーを用いて構築したλgt11cDNAライブラリーを利用した。他のλgt11cDNAライブラリーは、8日齢(P8)スプラグ−ドウリーラットの全脳から得られるポリ(A) +RNAを鋳型として使い、オリゴ(dT)プライマーを用いて構築した。これらのcDNAライブラリーはモノクローナル抗体C1,C3,C5及びC15の培養上清の混合液を用いて1×106 プラークを免疫学的にスクリーニングした。免疫学的スクリーニングはサムブロックら(Sambrook et al)の文献(非特許文献29)に記述されたようにして免疫的検出のためのベクタステイン(Vectastain)ABCキットを用いて行なった。
配列決定のために制限酵素を用いたデレーションによるサブクローニングを行なった。DNA配列決定は自動DNAシークエンサー(AlfII/Alfredコンバインドシステム;ファーマシア社)を用いてTaq ポリメラーゼと色素標識プライマーを使用し、行なった。配列の編集(Editing) と分析はGENETYX ソフトウエアー(ソフトウエアー開発(株))を用いて行われた。リーデングフレームは120kDaのコアグリコプロテインのN末端アミノ酸配列とCNBr処理によって得られたその断片についての本発明者らのデーターから裏付けられた。ジーンバンク(GenBank)(Release87)とスイス−プロット(Swiss−Prot)(Release31)中の配列との比較は部分配列探索ツールを用いて行った(非特許文献30)。
全RNAはチョムジンスキーおよびサッキー(Chomczynsky and Sacchi)らの文献(非特許文献31)に記述されたようにして生後7日および成熟ラットの脳から抽出し、同様に腎臓、肝臓、肺臓そして筋肉からも抽出した。ポリ(A)+ RNAはその方法手順にしたがってオリゴテックス−dT30(タカラバイオケミカル社製)を用いて精製した。ポリ(A)+ RNA(5μg)を 2.2M ホルムアルデヒドを含む1%アガロースゲル上で電気泳動し、PVDF膜(イモビロン−N、ミリポア社製)に移した(転写した)。(NGC1からの682塩基対挿入物を32P−dCTPで標識しそして3×106 cpm/mlの濃度でプローブとして用いた。このフィルターを最後に0.2 ×SSC(SSC:0.15 NaClと0.015 M 酢酸ナトリウム)中で68℃で洗浄しオートラジオグラフィーのためX−線フィルム(富士フィルム社)に露光した。
本発明者らは、4種類のハイブリドーマ細胞株(C1,C3,C5そしてC15)を確立した。それぞれがウエスタンブロットにおいて膜結合型コンドロイチン硫酸プロテオグリカンの調製品と反応する抗体(モノクローナル抗体C1,C3,C5およびC15)を生産した。この4種類のモノクローナル抗体(MAb)全ては抗原として用いた膜結合型コンドロイチン硫酸プロテオグリカンの調製品が試験されたとき平均分子量150kDaに相当する非常に広いバンドを認識した(図3Aレーン1、MAb C5を用いたイムノブロット)。膜結合型コンドロイチン硫酸プロテオグリカンの調製品をコンドロイチナーゼABCで消化した時、120kDaのタンパク質のバンドがMAb C5を用いたイムノブロットで検出された(図3Aレーン2および図3Bレーン1)。ヘパリチナーゼで処理してもこのバンドは移動しなかった(図3Aレーン3)。10日齢ラットの脳から得られたPBS可溶性プロテオグリカンの調製品を多量に用いてウエスタンブロットで分析したとき、75kDaのコアグリコプロテインがMAb C5で弱く検出された。MAb C5は肝臓、肺臓、腎臓、筋肉そして軟骨のような神経系以外から調製したいかなるプロテオグリカンのコアグリコプロテインとも反応しなかった。
120kDaのコアグリコプロテインを精製し、それをCNBrで処理することによって数種のペプチドに分解し、完全なコアグリコプロテインと2つのペプチドの部分N末端アミノ酸配列を決定した。完全なコアグリコプロテインのN末端配列はアミノ酸の一文字表記でVPAREAGSAIEAEELであった。完全に異なったN末端配列がCNBrによって消化された2つの生産物(15kDaと24kDa)中で見いだされた。15kDaと24kDaのペプチドについてそれぞれ(M)VPGGSISLRPRPGDPGKDLA及び(M)GRFPGSPであった。
NGCのコア蛋白質を全てコードするcDNA配列と推定アミノ酸配列を図6に示した。これらのクローンは544アミノ酸をコードする読み取り枠(オープンリーデングフレーム)を含む2,107塩基対以上をカバーしている。算出された分子量(molecular mass)は58,612Daであった。3'未翻訳領域は463ヌクレオチドからなり、ポリアデニル化シグナル(AATAAA)を含む。このコーデイング領域において、CNBr切断による2種類の生産物の配列(下線部分)が同定された。120kDaのコアグリコプロテインのN末端アミノ酸配列(図6のアミノ酸残基31番ではじまる配列(下線部分))を決定した。13番目のヌクレオチドから始まるATGトリプレット付近のヌクレオチド配列は翻訳の開始部位に対応する配列に相当する(非特許文献32)。cDNAの5'領域の12塩基対は5'未翻訳領域である。最初のメチオニンから成熟コア蛋白質の最初のアミノ酸残基(バリン)までに疎水性アミノ酸配列があるがこれは恐らくシグナルペプチド配列である。カイテとドウーリトル(Kyte and Doolittle)ら(非特許文献33)の方法による予想タンパク質アミノ酸配列の疎水性か親水性かの分析(図2)から2個の塩基性残基に続く24アミノ酸からなる(図6のアミノ酸残基番号426−450)カルボキシル末端付近に第2の疎水性配列が明らかになった(図6、破線)。この配列はサバチニら(Sabatini et al)(非特許文献34)によって提案された膜貫通ドメインについての性質に一致する。
NGCのmRNAの組織分布をノーザンブロット分析によって検討し(図10)、3.1 kbの単一転写産物が7日齢と成熟ラットの脳の分析で検出された。ここでNGCのコーデイング領域とNGCのmRNAの間の長さの違いはmRNAにおける5'未翻訳領域と3'非コーデイング領域(図5、矢印)の存在に帰する。この転写産物は腎臓、肝臓、肺臓そして筋肉の分析では検出されなかった。
32P標識したcDNAプローブをラットのNGCのDNA断片(制限酵素XbaI-Hind III 消化DNA断片:配列表1の塩基番号624〜1735)をもとにして作製した。これをプローブとし2歳の健常な女性の側頭皮質より作製した市販のcDNAライブラリー(Stratagene Cloning System社) からプラークハイブリダイゼーションによって相同性の高い塩基配列を有するクローンを単離した。プラークハイブリダイゼーションの宿主には大腸菌(Escherichia coli) XL-1 blue MRF'(Stratagene Cloning System社) を用いた。ハイブリダイゼーションの条件は、60℃、3xSSC(SSC:0.15M NaCl、0.015M酢酸ナトリウム) 中で行い、洗浄は60℃、0.1 xSSCで行った。単離したDNAクローンは、pBluescriptII(Stratagene Cloning System社) にサブクローンした。
Claims (4)
- 以下の方法で製造され、かつ、以下の性質を有するコンドロイチン硫酸プロテオグリカンを、ヒト以外の哺乳動物に免疫し、該動物の体液から採取することができるか、または該動物の抗体産生細胞によって産生される、以下の性質を有する抗体。
(コンドロイチン硫酸プロテオグリカンの製造方法)
工程1:ラットの脳を2mM フェニルメチルスルフォニルフルオライド、20mM EDTA及び10mM N−エチルマレイミドを含むリン酸塩緩衝食塩水中でホモジナイズし、そのホモジネートを27,000xgで40分間遠心して沈澱物を回収する。(本工程および以下の工程は特に示していない限り全て4℃で行う。)
工程2:工程1で回収した沈殿物について、再度、工程1と同様にホモジネーションし、遠心して、不溶性物質を回収する。
工程3:工程2で回収した不溶性物質を、2mM フェニルメチルスルフォニルフルオライドと1%ノニデット P−40を含むリン酸塩緩衝食塩水中で0℃においてホモジナイズし、ホモジネートを回収する。
工程4:工程3で回収したホモジネートを60分間撹拌し、次いでこれを27,000xgで40分間遠心して上清を回収し、これを凍結乾燥する。
工程5:工程4で得られた凍結乾燥物を、0.2 %ノニデットP−40、0.1 M NaCl、2mM EDTA、1mM N−エチルマレイミド及び0.2 mMフェニルメチルスルフォニルフルオライドを含む4M尿素、50mMトリス塩酸緩衝液(pH7.5)中に分散し、次いで同緩衝液に対して透析する。
工程6:工程5における透析後の溶液を27,000xgで30分間遠心し、上清を回収する。
工程7:工程6で回収した上清を、尿素緩衝液で平衡化したDEAE−樹脂と混合し、この混合物を2時間撹拌する。
工程8:工程7における撹拌後のDEAE−樹脂を回収し、これを尿素緩衝液で洗浄する。
工程9:工程8における洗浄後のDEAE−樹脂をカラムにつめ、次いで尿素緩衝液中でNaClの直線濃度勾配(0.1 Mから0.7 M)をかけ、0.45から0.68MのNaCl濃度で溶出される画分を回収する。
工程10:工程9で回収された画分を濃縮し、この濃縮液を、0.2 %ノニデットP−40と2mM フェニルメチルスルフォニルフルオライドとを含む4Mグアニジン塩酸、50mM トリス塩酸緩衝液(pH7.5)を用いたセファロースCL−4Bのカラム(直径1.6 cm×100cm)のクロマトグラフィーに付し、Kavが0.11から0.65の範囲にある画分を回収する。
工程11:工程10で回収された画分を濃縮する。
工程12:工程11で得られた濃縮液に、1.3 %(W/V)酢酸カリウムを含む3倍容の95%エタノールを添加して、沈殿物を形成させる。
工程13:工程12で形成された沈澱物を、0℃で、1%(W/V)酢酸カリウムを含む75%エタノールで洗浄し、減圧乾燥する。
工程14:工程13で得られた乾燥物を、室温で、グアニジン塩酸緩衝液(4Mグアニジン塩酸、50mMトリス塩酸、pH7.5)に溶解する。
工程15:工程14で得られた溶液をオクチルセファロースのカラム(直径1.6 cm×5.0 cm)に負荷し、グアニジン塩酸緩衝液中でノニデットP−40の直線濃度勾配(0%から0.8 %(V/V))をかけ、0.3 %から0.6 %(v/v)のノニデットP−40濃度で溶出される画分を回収する。
工程16:工程15で回収した画分にエタノールを添加して沈殿物を形成させ、この沈殿物を減圧乾燥する。
工程17:工程16で得られた乾燥物を、グアニジン塩酸緩衝液(4Mグアニジン塩酸、50mMトリス塩酸、pH7.5)中で塩化セシウム密度勾配遠心法(初期密度1.38g/ml;10℃;150,000xg で30時間)に付する。
工程18:工程17の処理が終了した試料を7つに分画し、その第2番目から第6番目の画分を回収する。
工程19:工程18で回収した画分をリン酸塩緩衝食塩水に対して透析して、コンドロイチン硫酸プロテオグリカン画分を取得する。
(コンドロイチン硫酸プロテオグリカンの性質)
(A)糖鎖:分子量30キロダルトンのコンドロイチン硫酸を含有する。
(B)本プロテオグリカンにノイラミニダーゼ、O−グリコシダーゼまたはN−グリコシダーゼを作用させると糖鎖が遊離する。
(C)分子量が、還元条件下におけるドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲル電気泳動において150キロダルトンである。
(コンドロイチン硫酸プロテオグリカンのコア蛋白質の性質)
(a)配列表配列番号2に示す1番目のバリン(Val)から514番目のトレオニン(Thr)までのアミノ酸配列を有する。
(b)分子量が、還元条件下におけるドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲル電気泳動において120キロダルトンである。
(抗体の性質)
(1) 上記のコンドロイチン硫酸プロテオグリカン及び上記のコア蛋白質の両者あるいはいずれか一方に結合する。
(2) 上記のコンドロイチン硫酸プロテオグリカンをコンドロイチナーゼABCで消化して得られる産物に結合する。
(3) 上記(2)により得られる産物をさらにヘパリチナーゼIで消化して得られる産物に結合する。
(4) 上記(3)により得られる産物をさらにノイラミニダーゼで消化して得られる産物に結合する。
(5) 上記(4)により得られる産物を、さらにN−グリコシダーゼ及びO−グリコシダーゼのいずれかの酵素で消化して得られる100キロダルトン(還元条件下におけるドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲル電気泳動)の産物にも結合する。
(6) エピトープが、上記のプロテオグリカンのポリペプチド部分に存在する。 - モノクローナル抗体である、請求項1に記載の抗体。
- マウス由来であり、かつ、イソタイプがIgG1である、請求項1又は2に記載の抗体。
- 大脳皮質のリン酸緩衝食塩水−不溶性抽出物をコンドロイチナーゼABCで消化して得られた試料を、請求項1〜3のいずれか1項に記載の抗体を用いてイムノブロッテイングを行うことを特徴とする、大脳皮質におけるコンドロイチン硫酸プロテオグリカン又はそのコア蛋白質を測定する方法。
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