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JP4314790B2 - 塗布方法 - Google Patents

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JP4314790B2
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史志 吉田
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Toppan Inc
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラス、プラスチック等の基板に塗布液を均一な厚さに塗布する塗布方法に関するもので、特に、粒子分散型の塗布液を均一な厚さに塗布する塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ガラス、プラスチック等の基板に塗布液を均一に塗布した塗布層を形成することは、従来からいろいろな手法が試みられている。そして、塗布方法の一つとして、一定の間隙を有するダイヘッドを用いて塗布する、ダイコート法が、広い幅を1度に塗布形成できるので、多く用いられている。
【0003】
このダイコート法は、図1に示すように、ダイヘッド1の供給口3から塗布液4が供給され、マニホールド5内に溜められる。次に、マニホールド5からスリット6を通って、基材2に塗布し、塗布層7を形成する方法である。そして、塗布するに際し、ダイヘッド1または基材2のどちらか一方を相対的に移動させることで、基材2上に均一な塗布層7を形成する。
【0004】
しかし、このダイコート法により、均一な塗布層を形成する場合、塗布層の塗布方向の均一性、およびダイヘッドの幅方向の均一性、この両方を満足しなければならない。
特に、ダイヘッドの幅方向、幅が広い場合、更に、10μm以下の均一性を維持することが技術的に困難であった。
【0005】
この問題は、塗布液の物性値により、ダイヘッドから吐出される状態が変化するため、実際に基板に塗布された塗布層は、基板幅方向の厚みが均一にならなくなっていまっていた。特に、塗布液が粒子分散型の場合、この傾向が大きい問題があった。
【0006】
この問題を解決するために、ダイヘッドの表面の平滑性を向上させたり、ダイヘッドの流路の形状を変更することが試みられているが、満足した結果が得られていないのが、現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、塗布液の物性値により、ダイヘッドから吐出される状態が変化を考慮して、実際に基板に塗布された塗布層が、基板幅方向の厚みが均一となるようにした塗布方法を提供することを目的とする。
また、塗布層の厚みが10μm以下であっても、均一に塗布することができる塗布方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ダイヘッドの供給口から塗布液が供給され、該塗布液が前記ダイヘッドのマニホールド内に溜められ、次に、前記マニホールドからスリットを通って基板上に塗布液を塗布し、前記ダイヘッドまたは前記基材のどちらか一方を相対的に移動させることで塗布層を形成する塗布方法において、前記塗布層を形成する塗布液が、歪速度が0〜5000(1/sec)の範囲で、塑性粘度と降伏応力値が一定であるビンガム流体であり、且つ、前記塗布層を形成する塗布液の前記降伏応力値が0.005Pa以上0.100Pa以下の範囲内であり、且つ、前記塗布層を形成する塗布液の前記塑性粘度を前記降伏応力値で除した値が0.14以上であることを特徴とする塗布方法である。
【0010】
請求項に記載の発明は、前記塗布液が、粒子分散型の塗布液であることを特徴とする請求項1記載の塗布方法である。
【0011】
請求項に記載の発明は、前記塗布層が、10μm以下の厚さとすることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の塗布方法である。
【0013】
このように、塗布する塗布液を、塑性粘度と降伏応力値の比が一定であるビンガム流体を用いること、特に、この比が0.14以上とすることで、均一な塗布層を形成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、ダイヘッド1の供給口3から塗布液4が供給され、マニホールド5内に溜められる。次に、マニホールド5からスリット6を通って、基材2に塗布し、塗布層7を形成する方法である。そして、塗布するに際し、ダイヘッド1または基材2のどちらか一方を相対的に移動させることで、基材2上に均一な塗布層7を形成する。
【0015】
ここで、塗布層を形成する塗布液は、歪速度が0〜5000(1/sec)の範囲で、塑性粘度と降伏応力値の比が一定であるビンガム流体を用いることが好ましい。
また、前記塗布液の塑性粘度と降伏応力値の比が0.14以上とすることがより好ましい。
【0016】
このような塑性粘度と降伏応力値の比とすることで、塗布層の厚みが制御しにくい粒子分散型の塗布液であっても、均一な厚さの塗布膜を形成することが可能となった。
【0017】
【実施例】
図1のダイヘッド1のマニホールドは、断面が半円のストレートダイヘッドを用い、塑性粘度と降伏応力値を表1に示すように、それぞれ変化させたビンガム流体からなる塗布液を基板に塗布し、ダイヘッドのスリット出口の幅方向における吐出量を測定し、10μmの塗布層を形成し、厚みの均一性を確認した。
なお、用いたダイヘッドは、スリットの長さが680mm、スリットの幅が30μm、マニホールドの断面半円の半径が4mmのものを用いた。ここで、以下の試験例では、図1の対称平面をダイ対称中心として測定した。
【0018】
【表1】
Figure 0004314790
【0019】
(試験例1)
塗布液として、歪速度が0〜5000(1/sec)の範囲で、塑性粘度を7mP・Sと一定にし、降伏応力値を0.005Pa、0.05Pa、0.10Paの3種類を用い、ダイヘッドのスリット出口の幅方向における吐出量をそれぞれ測定した。
その結果、図2に示すように、降伏応力値が小さい程、均一な塗布が可能であることが解った。
【0020】
(試験例2)
塗布液として、 降伏応力値を0.05Paと一定にし、塑性粘度を3.5mP・S、7mP・S、14mP・Sの3種類を用い、ダイヘッドのスリット出口の幅方向における吐出量をそれぞれ測定した。
その結果、図3に示すように、塑性粘度が大きい程、均一な塗布が可能であることが解った。
【0021】
(試験例3)
塗布液として、 塑性粘度と降伏応力値をそれぞれ変えるが、塑性粘度と降伏応力値の比を0.14とを一定にし、ダイヘッドのスリット出口の幅方向における吐出量をそれぞれ測定した。
その結果、図4に示すように、塑性粘度と降伏応力値がそれぞれ変わっても、その比が一定であれば、厚みが均一な塗布が可能であることが解った。
【0022】
【発明の効果】
本発明の塗布方法のように、塗布する塗布液を、歪速度が0〜5000(1/sec)の範囲で、塑性粘度と降伏応力値の比が一定とすること、さらにビンガム流体を用いること、さらに、塑性粘度と降伏応力値の比が0.14以上とすることで、10μm以下の厚みの塗布層であっても、幅方向に均一な厚みとすることができる。
【0023】
また、顔料等の粒子が入った粒子分散型の塗布液であっても、均一な薄い塗布層を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗布方法の一例を示す説明図である。
【図2】本発明の塗布方法の測定結果を示すグラフである。
【図3】本発明の塗布方法の他の測定結果を示すグラフである。
【図4】本発明の塗布方法の他の測定結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1・・・ダイヘッド
2・・・基板
3・・・供給口
4・・・塗布液
5・・・マニホールド
6・・・スリット
7・・・塗布層

Claims (3)

  1. ダイヘッドの供給口から塗布液が供給され、該塗布液が前記ダイヘッドのマニホールド内に溜められ、次に、前記マニホールドからスリットを通って基板上に塗布液を塗布し、前記ダイヘッドまたは前記基材のどちらか一方を相対的に移動させることで塗布層を形成する塗布方法において、
    前記塗布層を形成する塗布液が、歪速度が0〜5000(1/sec)の範囲で、塑性粘度と降伏応力値が一定であるビンガム流体であり、且つ、
    前記塗布層を形成する塗布液の前記降伏応力値が0.005Pa以上0.100Pa以下の範囲内であり、且つ、
    前記塗布層を形成する塗布液の前記塑性粘度を前記降伏応力値で除した値が0.14以上である
    ことを特徴とする塗布方法。
  2. 前記塗布液が、粒子分散型の塗布液であることを特徴とする請求項1記載の塗布方法。
  3. 前記塗布層が、10μm以下の厚さとすることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の塗布方法。
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