JP4309563B2 - トラクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラクタあるいは乗用田植機等の走行作業機の機体下腹部に装着される燃料タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、走行作業機に装着される燃料タンクは一般に機体の上部に設置されるが、燃料タンクの設置スベースを機体の上部に設けることが困難な小型のトラクタ等では、長方形状に形成した立方体からなる燃料タンクを、機体の下腹部で前輪と後輪との間に配設した中間伝動ケースの下面に沿わせてに取付けるようになっている。
【0003】
しかしながら、上記のように燃料タンクを取り付けると、必然的に当該燃料タンクの給油口は、運転操作部に設けたステップの機体進行前方に位置するため、燃料の給油時に、給油タンクをステップに載置して給油作業を行うことができないばかりか、燃料タンクの側方から上方に向けて給油口を突出させているので、凹凸のある圃場や畦越え走行時の障害物、あるいは立ち木、立毛穀稈などとの衝接に対しては無防備であり、燃料タンクの破損、給油口の蓋の着脱不能等を誘発しやすい、という改善の余地を残すものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の如き実状に鑑み創案されたものであって、その目的とするところは、給油タンクをステップ上に載置した状態で燃料タンクに給油でき、作業者の負担を軽減しつつ給油作業を容易に行うことができると共に、ステップとフェンダとの間に形成された空間部に給油口を位置させることにより、走行作業機の走行中において、圃場の凹凸や障害物の給油口への衝接を一掃し、これに連繋する燃料タンク自体の破損、給油口蓋の着脱不能等を未然に防止することができる走行作業機の燃料タンクを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するため、本発明が採用した技術的手段は、前輪及び後輪を有する走行機体上にエンジンをボンネットで覆った状態で搭載すると共に、その後方にハンドル及び運転席等からなる運転操作部を設置し、当該運転席の下部に張設したステップの下方位置に、給油口を上方に向けて備えた左燃料タンクと、これに連結パイプを介して接続される右燃料タンクを設けてなるトラクタにおいて、上記左燃料タンクの給油口は、ステップの外側方で、左後輪を包覆するフェンダの前端と、ステップの側方に併設した補助ステップとの間に形成される空間部に臨んで、その給油口の上端がステップより低位として配置されており、前記ステップ上に給油タンクを載置した状態で、燃料タンクに給油口を介して給油できるように構成したことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2において、1は本発明の燃料タンクを備えたトラクタであリ、該トラクタ1は前輪1a、後輪1bを有する走行機体2上にエンジン3をボンネット4で覆った状態で搭載すると共に、その後方にハンドル5a及び運転席5b等からなる運転操作部5を設置し、機体の後部に耕転装置等の作業機(図示せず)を昇降可能に装着する取付部6を設けて耕転作業等を行うように構成されている。
【0007】
上記走行機体2は、エンジン3を搭載する機体フレーム7と、図示しないクラッチケースから中間伝動ケースを経て左右の後輪1b、1bを伝動支架するミッションケース等を一体的に連結して構成されると共に、上記運転席5bの下部両側に張設したフラット板状の左右ステップ8a、8bの下方位置には、図3に示すように、給油口9を上方に向けて備えた左燃料タンク10とこれに連結パイプ11を介して接続される右燃料タンク12が、燃料パイプ類A、タンクカバー類Bおよびその他の周辺機器群Cとともに設けられている。
【0008】
上記燃料タンク10の給油口9は、図4〜図6に示すように、左ステップ8aの外側方に位置して低位に配置され、かつ左後輪1bの上面域を包覆する左フェンダ13aの前端と、左ステップ8aの側方に併設した補助ステップ14との間に形成される空間部15に臨ませて配置されており、図示しない給油タンクを左ステップ8a上に載置した状態で燃料タンク10に容易に給油できるようになっている。
なお9aは給油口9に着脱自在に装着されるキャップ、13bは右後輪1bの上面を包覆する右フェンダ、14aは補助ステップ14に形成した一段のステップ面である。
【0009】
本発明は叙上の如く構成されているから、各燃料タンク10、12への燃料の給油を行う際には、まず左燃料タンク10の給油口9に装着されたキャップ9aを取り外し、図示しない給油タンクを左ステップ8a上に載置する。そして、当該給油タンクの給油ホースを給油口9に差し込めば、容易に給油作業を行うことができる。
【0010】
また上記給油口9は空間部15に臨ませて配置してあるので、ステップ面14aを含む補助ステップ14と左フェンダ13aの前端が給油口9のガードとして機能し、トラクタ1の走行中において障害物が当該給油口9に衝接することがなく、左燃料タンク10自体の破損と給油口9に装着されるキャップ9aの着脱不能等を未然に防止することができる。
【0011】
【発明の効果】
これを要するに本発明は、前輪及び後輪を有する走行機体上にエンジンをボンネットで覆った状態で搭載すると共に、その後方にハンドル及び運転席等からなる運転操作部を設置し、当該運転席の下部に張設したステップの下方位置に、給油口を上方に向けて備えた左燃料タンクと、これに連結パイプを介して接続される右燃料タンクを設けてなるトラクタにおいて、上記左燃料タンクの給油口は、ステップの外側方で、左後輪を包覆するフェンダの前端と、ステップの側方に併設した補助ステップとの間に形成される空間部に臨んで、その給油口の上端がステップより低位として配置されており、前記ステップ上に給油タンクを載置した状態で、燃料タンクに給油口を介して給油できるように構成したから、給油タンクをステップ上に載置した状態で燃料タンクに給油でき、作業者の負担を軽減しつつ給油作業を容易に行うことができる。
また、補助ステップとフェンダとの間に形成された空間部に給油口が位置するので、走行作業機の走行中において、圃場の凹凸や障害物の給油口への衝接を一掃し、これに連繋する燃料タンクの破損、給油口に装着されるキャップの着脱不能等を未然に防止することができる、等という極めて有用な新規的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料タンクを備えたトラクタの全体斜視図である。
【図2】(a)は本発明の燃料タンクを実線で示すトラクタの全体側面図である。
(b)は同上平面図である。
【図3】燃料タンクの構成および周辺機器の接続を示す分解斜視図である。
【図4】ステップ下方に設けた燃料タンクの要部拡大側面図である。
【図5】ステップ下方に設けた燃料タンクの要部拡大平面図である。
【図6】ステップ下方に設けた燃料タンクを機体後部側から見た要部拡大図である。
【符号の説明】
1 トラクタ
1a 前輪
1b 後輪
3 エンジン
5 運転操作部
7 機体フレーム
8a 左ステップ
9 給油口
10 左燃料タンク
13a 左フェンダ
14 補助ステップ
15 空間部
Claims (1)
- 前輪(1a)及び後輪(1b)を有する走行機体(2)上にエンジン(3)をボンネット(4)で覆った状態で搭載すると共に、その後方にハンドル(5a)及び運転席(5b)等からなる運転操作部(5)を設置し、当該運転席(5b)の下部に張設したステップ(8a)、(8b)の下方位置に、給油口(9)を上方に向けて備えた左燃料タンク(10)と、これに連結パイプ(11)を介して接続される右燃料タンク(12)を設けてなるトラクタ(1)において、上記左燃料タンク(10)の給油口(9)は、ステップ(8a)の外側方で、左後輪(1b)を包覆するフェンダ(13a)の前端と、ステップ(8a)の側方に併設した補助ステップ(14)との間に形成される空間部(15)に臨んで、その給油口(9)の上端がステップ(8a)より低位として配置されており、前記ステップ(8a)上に給油タンクを載置した状態で、燃料タンク(10)、(12)に給油口(9)を介して給油できるように構成したことを特徴とするトラクタ。
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