[go: up one dir, main page]

JP4290607B2 - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具 Download PDF

Info

Publication number
JP4290607B2
JP4290607B2 JP2004166602A JP2004166602A JP4290607B2 JP 4290607 B2 JP4290607 B2 JP 4290607B2 JP 2004166602 A JP2004166602 A JP 2004166602A JP 2004166602 A JP2004166602 A JP 2004166602A JP 4290607 B2 JP4290607 B2 JP 4290607B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lamp
light
translucent member
protrusions
emitting element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004166602A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005347144A (ja
Inventor
浩哉 小泉
和典 夏目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2004166602A priority Critical patent/JP4290607B2/ja
Publication of JP2005347144A publication Critical patent/JP2005347144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4290607B2 publication Critical patent/JP4290607B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S43/00Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights
    • F21S43/20Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights characterised by refractors, transparent cover plates, light guides or filters
    • F21S43/26Refractors, transparent cover plates, light guides or filters not provided in groups F21S43/235 - F21S43/255
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S43/00Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights
    • F21S43/10Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights characterised by the light source
    • F21S43/13Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights characterised by the light source characterised by the type of light source
    • F21S43/14Light emitting diodes [LED]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本願発明は、発光ダイオード等の発光素子を光源とする車両用灯具に関するものである。
近年、発光ダイオード等の発光素子を光源とする車両用灯具が多く採用されている。
例えば「特許文献1」には、灯具前後方向に延びる光軸上に発光素子が配置されるとともに、この発光素子の前方側に複数のレンズ素子を有する透光部材が配置された構成の車両用灯具が記載されている。この車両用灯具においては、その透光部材の後面に形成された複数のレンズ素子が、発光素子からの光を光軸と略平行な光として入射させるフレネルレンズとして構成されている。
特開昭61−253703号公報
上記「特許文献1」に記載されているような透光部材を用いるようにすれば、発光素子からの光を灯具正面方向へ向けて効率良く照射することが可能となるが、車両用灯具を前方から観察したとき、その透光部材は同心円状の模様で平面的に光って見えるに過ぎず、その光り方は立体感に乏しいものとなってしまうので、点灯時の見映えがあまり良くない、という問題がある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、発光素子を光源とする車両用灯具において、発光素子からの光を灯具正面方向へ効率良く照射可能とした上で、点灯時の見映えを向上させることができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
本願発明は、透光部材の表面形状に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る車両用灯具は、
灯具前後方向に延びる光軸上に配置された発光素子と、この発光素子の前方側に配置された透光部材と、を備えてなる車両用灯具において、
上記透光部材が、上記光軸と略直交する平面に沿って延びる基本肉厚部と、この基本肉厚部から前方へ向けて断面櫛歯状に延びる複数の突起部とからなり、
上記基本肉厚部の後面に、上記発光素子からの光を上記光軸と略平行な光として入射させる複数のレンズ素子が形成されている、ことを特徴とするものである。
上記「車両用灯具」は、特定種類の車両用灯具に限定されるものではなく、例えば、テールランプやストップランプ等が採用可能である。また、この「車両用灯具」は、発光素子および透光部材を1組だけ備えた構成であってもよいし、これらを複数組備えた構成であってもよい。さらに、発光素子および透光部材を複数組備えた構成とした場合には、これら各組の透光部材を一体で形成することも可能である。
上記「発光素子」とは、略点状に発光する発光部を有する素子状の光源を意味するものであって、その種類は特に限定されるものではなく、例えば、発光ダイオードやレーザダイオード等が採用可能である。
上記「透光部材」は、透光性を有する部材であれば、その材質は特に限定されるものではなく、例えば、透明な合成樹脂で構成されたものやガラスで構成されたもの等が採用可能である。
上記「複数の突起部」は、基本肉厚部から前方へ断面櫛歯状に延びているが、その際、ある一断面において櫛歯状になっていれば、これと直交する断面に関しては、櫛歯状になっていてもよいし櫛歯状になっていなくてもよい。
上記各「突起部」の突出長さ(すなわち基本肉厚部の前面からの長さ)は特に限定されるものではなく、また、この突出長さは各突起部相互間において同じ値に設定されていてもよいし異なる値に設定されていてもよい。
上記各「レンズ素子」は、発光素子から基本肉厚部に入射する光を光軸と略平行な光とするように形成されたものであれば、その大きさや外形形状等の具体的な構成は特に限定されるものではない。また、これら各レンズ素子は、透光部材の前面における基本肉厚部と各突起部との境界位置で区分けされるようにして形成されていてもよいし、これとは異なる位置で区分けされるようにして形成されていてもよい。
上記構成に示すように、本願発明に係る車両用灯具は、灯具前後方向に延びる光軸上に発光素子が配置されるとともに、この発光素子の前方側に透光部材が配置されているが、この透光部材は、光軸と略直交する平面に沿って延びる基本肉厚部と、この基本肉厚部から前方へ断面櫛歯状に延びる複数の突起部とからなり、基本肉厚部の後面には、発光素子からの入射光を上記光軸と略平行な光とする複数のレンズ素子が形成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、透光部材に入射した発光素子からの光は、各レンズ素子によって光軸と略平行な光となって透光部材内を前方へ進み、その一部は基本肉厚部の前面に到達して該前面から前方へ出射し、その残りは各突起部の前端面に到達して該前端面から前方へ出射する。
したがって、本願発明に係る車両用灯具においては、その発光素子からの光を灯具正面方向へ向けて効率良く照射することができ、また、この車両用灯具を前方から観察したとき、その透光部材は、各突起部の前端面が光って見えるとともに、その後方側において基本肉厚部の前面が光って見えるので、透光部材の光り方に立体感を持たせることができる。
このように本願発明によれば、発光素子を光源とする車両用灯具において、発光素子からの光を灯具正面方向へ効率良く照射可能とした上で、点灯時の見映えを向上させることができる。
また、非点灯状態にある車両用灯具を前方から観察した場合においても、その透光部材は、各突起部が基本肉厚部から浮き上がって見えるので、車両用灯具に立体感を持たせることができ、これにより灯具意匠を斬新なものとすることができる。
上記構成において、各「突起部」の基本肉厚部からの突出長さが特に限定されないことは上述したとおりであるが、これら各突起部の突出長さを、基本肉厚部の肉厚の2倍以上の値に設定すれば、各突起部の前端面と基本肉厚部の前面とが前後方向に十分離れた位置で光って見えるようにすることができ、これにより透光部材の光り方に十分な立体感を持たせることができる。
上記構成において、複数の突起部のうち少なくとも一部の突起部を、互いに異なる突出長さで形成すれば、各突起部の前端面相互間においても、前後方向に離れた位置で光って見えるようにすることができ、これにより透光部材の光り方に一層の立体感を持たせることができる。
上記構成において、複数の突起部がルーバ状に形成された構成とすれば、各突起部の前端面と基本肉厚部の前面とが前後方向に離れた位置で縞状に光って見えるようにすることができ、これにより透光部材の光り方に安定感ないし高級感を持たせることができる。その際、発光素子および透光部材を複数組備えた構成とした上で、これら各組の透光部材を一体で形成すれば、その各突起部を連続的に形成することも可能となり、これにより車両用灯具の意匠を一層斬新なものとすることができる。
上記構成において、各突起部の前端面および基本肉厚部の前面に、少なくとも1つの拡散レンズ素子が各々形成された構成とすれば、透光部材からの出射光を拡散させることができるので、灯具正面方向から外れた方向から透光部材を観察した場合においても、その各突起部の前端面および基本肉厚部の前面が光って見えるようにすることができ、これにより透光部材の光り方に一層の立体感を持たせることができる。
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用灯具10を示す正面図であり、図2および3は、そのII-II 線断面図およびIII-III 線断面図である。
これらの図に示すように、この車両用灯具10は、車両の右後端部に配置されるテールランプであって、ランプボディ12と、このランプボディ12の前端開口部(車両としては「後端開口部」、以下同様)に配置された素通し状の透光カバー14とで形成される灯室内に、6個の灯具ユニット20が、上下2段で車幅方向に所定間隔をおいて配置された状態で収容された構成となっている。
透光カバー14は、その下端部から上端部へ向けて灯具後方側へ傾斜するとともに、その車幅方向内側端部から車幅方向外側端部へ向けて灯具後方側へ傾斜するように形成されている。
各灯具ユニット20は、灯具前後方向に延びる光軸Ax上に前方へ向けて配置された発光素子22と、この発光素子22の前方側に配置された透光部材24とからなっている。
これら各灯具ユニット20は、いずれも同様の構成を有しており、その透光部材24はインナパネル16として互いに一体的に形成されている。このインナパネル16は、透明な合成樹脂成形品であって、その周縁部においてランプボディ12と透光カバー14とにより挟持されている。また、各灯具ユニット20の発光素子22は、ランプボディ12の後端部に取り付けられた光源支持基板18に支持されている。そして、これらインナパネル16および光源支持基板18は、透光カバー14の表面形状に沿って階段状に形成されている。
次に、各灯具ユニット20の具体的構成について説明する。
発光素子22は、0.3〜3mm四方程度の大きさの発光チップ22aが封止樹脂部材22bにより半球状に覆われてなる赤色発光ダイオードであって、その発光中心(すなわち発光チップ22aの中心)を光軸Ax上に位置させた状態で光源支持基板18に固定されている。
透光部材24は、光軸Axと略直交する平面に沿って延びる基本肉厚部24Aと、この基本肉厚部24Aから前方へ向けて断面櫛歯状に延びる複数の突起部24Bとからなっている。
基本肉厚部24Aは、灯具正面視において略矩形状の領域として設定されており、この基本肉厚部24Aの後面24aには、発光素子22からの光を光軸Axと略平行な光として入射させるフレネルレンズ状の複数のレンズ素子24s1が形成されている。その際、基本肉厚部24Aの後面24aは、正方格子状に49個(すなわち縦7個×横7個)のセグメントに区分けされており、これら各セグメントに上記各レンズ素子24s1が割り付けられている。
複数の突起部24Bは、上下4段で水平方向に延びる4枚のプレートによりルーバ状に形成されており、その突出長さは、各突起部24B相互間で互いに異なる値に設定されている。すなわち、これら4つの突起部24Bは、最上段のものから最下段のものへと徐々に突出長さが長くなるように形成されている。その際、最上段の突起部24Bにおいても、その突出長さは基本肉厚部24Aの肉厚の2倍以上の値に設定されている。
各突起部24Bの上下幅およびこれら各突起部24B相互間に位置する基本肉厚部24Aの前面24bの上下幅は、各レンズ素子24s1の上下幅と略同じ値に設定されており、また、各突起部24Bと基本肉厚部24Aの前面24bとの境界位置は、各レンズ素子24s1の上下方向の境界位置と略同じ位置に設定されている。
各突起部24Bの前端面24cおよび基本肉厚部24Aの前面24bには、拡散レンズ素子24s3、24s2が各々形成されている。これら各拡散レンズ素子24s3、24s2は、いずれも魚眼レンズ状に形成されており、その左右幅は、いずれも各レンズ素子24s1の左右幅と略同じ値に設定されている。また、各拡散レンズ素子24s2相互間の境界位置および各拡散レンズ素子24s3相互間の境界位置は、各レンズ素子24s1の左右方向の境界位置と略同じ位置に設定されている。その際、拡散レンズ素子24s3は、各突起部24Bの前端面24cのみならず、各灯具ユニット20の透光部材24相互間において各突起部24Bを連結する部分の前端面にも形成されている。
図4は、本実施形態に係る車両用灯具10を点灯させた状態で示す正面図である。
同図に示すように、この車両用灯具10をその正面方向から観察したとき、各灯具ユニット20の部分が光って見える。このとき、各灯具ユニット20の透光部材24には、その基本肉厚部24Aの後面24aにおいて、発光素子22からの光が光軸Axと略平行な光として入射するので、基本肉厚部24Aの前面24bに形成された複数の拡散レンズ素子24s2および各突起部24Bの前端面24cに形成された複数の拡散レンズ素子24s3が光輝部B1、B2として各々光って見える。その際、透光部材24内における光路長が短い分だけ光輝部B1の方が光輝部B2よりも明るく光って見える。そして、各灯具ユニット20全体としては、各突起部24Bの前端面24cと基本肉厚部24Aの前面24bとが縞状に光って見える。
また、各突起部24Bの前端面24cおよび基本肉厚部24Aの前面24bには複数の拡散レンズ素子24s3、24s2が各々形成されているので、その拡散作用により、車両用灯具10をその正面方向から左右方向に外れた方向から観察した場合においても、各突起部24Bの前端面24cと基本肉厚部24Aの前面24bとが縞状に光って見える。その際、これら各突起部24Bの前端面24cの位置と基本肉厚部24Aの前面24bの位置とが前後方向に離れているので、車両用灯具10をその正面方向から左右方向に外れた方向から観察したときには、その縞の位置が前後にずれた状態で見えるようになり、これにより透光部材24が立体的に光って見える。一方、車両用灯具10をその正面方向から上下方向に外れた方向から観察したときには、そのずれ角度がある程度大きくなると、基本肉厚部24Aの前面24bが、各突起部24Bの陰になって見えなくなるので、各突起部24Bのみが明るくなり、これにより強いコントラストで縞状に光って見える。
以上詳述したように、本実施形態に係る車両用灯具10においては、その各灯具ユニット20が、灯具前後方向に延びる光軸Ax上に配置された発光素子22とその前方側に配置された透光部材24とからなっているが、この透光部材24は、光軸Axと略直交する平面に沿って延びる基本肉厚部24Aと、この基本肉厚部24Aから前方へ断面櫛歯状に延びる複数の突起部24Bとからなり、その基本肉厚部24Aの後面24aには、発光素子22からの入射光を光軸Axと略平行な光とする複数のレンズ素子24s1が形成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、透光部材24に入射した発光素子22からの光は、各レンズ素子24s1によって光軸Axと略平行な光となって透光部材24内を前方へ進み、その一部は基本肉厚部24Aの前面24bに到達して該前面24bから前方へ出射し、その残りは各突起部24Bの前端面24cに到達して該前端面24cから前方へ出射する。
したがって、各灯具ユニット20においては、その発光素子22からの光を灯具正面方向へ向けて効率良く照射することができ、また、これら各灯具ユニット20を前方から観察したとき、その透光部材24は、各突起部24Bの前端面24cが光って見えるとともに、その後方側において基本肉厚部24Aの前面24bが光って見えるので、透光部材24の光り方に立体感を持たせることができる。そして、車両用灯具10全体としては、灯室内の6箇所において、このような見映えを得ることができる。
このように本実施形態によれば、各発光素子22からの光を灯具正面方向へ効率良く照射可能とした上で、点灯時の見映えを向上させることができる。
また本実施形態によれば、非点灯状態にある車両用灯具10を前方から観察した場合においても、各灯具ユニット20の透光部材24は、各突起部24Bが基本肉厚部24Aから浮き上がって見えるので、車両用灯具10に立体感を持たせることができ、これにより灯具意匠を斬新なものとすることができる。
特に本実施形態においては、4つの突起部24Bがルーバ状に形成されているので、各突起部24Bの前端面24cと基本肉厚部24Aの前面24bとが前後方向に離れた位置で縞状に光って見えるようにすることができ、これにより透光部材の光り方に安定感ないし高級感を持たせることができる。しかも、これら4つの突起部24Bは、車幅方向に隣接する灯具ユニット20相互間において連続的に延びるように形成されているので、意匠上の連続性を持たせることができ、これにより灯具意匠を一層斬新なものとすることができる。その際、本実施形態においては、拡散レンズ素子24s3が、各突起部24Bの前端面24cのみならず、各灯具ユニット20の透光部材24相互間において各突起部24Bを連結する部分の前端面にも形成されているので、意匠上の連続性を一層高めることができる。
また本実施形態においては、各突起部24Bの突出長さが、基本肉厚部24Aの肉厚の2倍以上の値に設定されているので、各突起部24Bの前端面24cと基本肉厚部24Aの前面24bとが前後方向に十分離れた位置で光って見えるようにすることができ、これにより透光部材24の光り方に十分な立体感を持たせることができる。
さらに本実施形態においては、4つの突起部24Bが互いに異なる突出長さで形成されているので、これら各突起部24Bの前端面24c相互間においても、前後方向に離れた位置で光って見えるようにすることができ、これにより透光部材24の光り方に一層の立体感を持たせることができる。
また本実施形態においては、各突起部24Bの前端面24cおよび基本肉厚部24Aの前面24bに、拡散レンズ素子24s3、24s2が各々形成されており、これにより透光部材24からの出射光を拡散させるようになっているので、灯具正面方向から外れた方向から透光部材24を観察した場合においても、その各突起部24Bの前端面24cおよび基本肉厚部24Aの前面24bが光って見えるようにすることができ、これにより透光部材24の光り方に一層の立体感を持たせることができる。
ところで、上記実施形態に係る車両用灯具10においては、各灯具ユニット20の透光部材24における各突起部24Bの上下幅と、これら各突起部24B相互間に位置する基本肉厚部24Aの前面24bの上下幅とが、略同じ値に設定されているものとして説明したが、互いに異なる値に設定してもよい。また、各突起部24B相互間においても、上下幅を互いに異なる値に設定してもよいし、さらに、これら各突起部24B相互間に位置する基本肉厚部24Aの前面24b相互間においても、上下幅を互いに異なる値に設定してもよい。
また、上記実施形態に係る車両用灯具10においては、各灯具ユニット20の透光部材24における複数の突起部24Bが、上下4段でルーバ状に形成されているものとして説明したが、4段以外の段数を採用したり、ルーバ状に延びる方向を水平方向以外の方向に設定することも可能である。さらに、各突起部24Bをプレート状に形成する代わりに、環状あるいはピン状に形成することも可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
図5は、本変形例に係る車両用灯具110を示す、図2と同様の図である。
同図に示すように、この車両用灯具110は、そのインナパネル116の構成が上記インナパネル16と異なっているが、それ以外の構成は上記車両用灯具10の場合と全く同様である。
本変形例のインナパネル116は、各灯具ユニット120を構成する透光部材124が、ピン状に形成された複数の突起部124Bを有している。
これら複数の突起部124Bは、正方格子状に区分けされた49個(すなわち縦7個×横7個)のセグメントに対して縦横各々1つ置きで割り付けられた16個(すなわち縦4個×横4個)の突起部124Bで構成されている。これら各突起部124Bの前端面124cには単一の拡散レンズ素子124s3が形成されており、基本肉厚部124Aの前面124aには、各拡散レンズ素子124s3を取り囲むようにして複数の拡散レンズ素子124s2が形成されている。これら各拡散レンズ素子124s3、124s2は、いずれも魚眼レンズ状に形成されている。
なお、本変形の透光部材124も、その基本肉厚部124Aの後面124aには、上記透光部材24の後面24aに形成された複数のレンズ素子24s1と全く同様の複数のレンズ素子124s1が形成されている。
図6は、車両用灯具110を点灯させた状態で示す正面図である。
同図に示すように、この車両用灯具110をその正面方向から観察したとき、各灯具ユニット120の部分が光って見えるが、このとき、各灯具ユニット120の透光部材124は、各突起部124Bの前端面124cに形成された拡散レンズ素子124s3が光輝部B4として散点的に光って見え、その周囲の基本肉厚部124Aの前面124bに形成された複数の拡散レンズ素子124s2が光輝部B3として光輝部B4を取り囲むようにして光って見える。その際、透光部材124内における光路長が短い分だけ光輝部B3の方が光輝部B4よりも明るく光って見える。そして、各灯具ユニット120全体としては、各突起部124Bの前端面124cが基本肉厚部124Aの前面124bの中に格子状配置で散点的にやや暗く光って見える。
また、各突起部124Bの前端面124cには単一の拡散レンズ素子124s3が形成されており、基本肉厚部124Aの前面124bには複数の拡散レンズ素子124s2が形成されているので、その拡散作用により、車両用灯具110をその正面方向から上下方向あるいは左右方向に外れた方向から観察した場合においても、各突起部124Bの前端面124cが基本肉厚部124Aの前面124bの中に格子状配置で散点的に光って見える。その際、これら各突起部124Bの前端面124cの位置と基本肉厚部124Aの前面124bの位置とが前後方向に離れているので、車両用灯具110をその正面方向から外れた方向から観察したときには、光輝部B4の位置と光輝部B3の位置とが前後にずれた状態で見え、これにより透光部材124が立体的に光って見える。
ところで、上記実施形態およびその変形例に係る車両用灯具10、110においては、6個の灯具ユニット20、120が上下2段で配置されているものとして説明したが、これ以外の個数あるいは配置で構成されていてもよいことはもちろんである。
また、上記実施形態およびその変形例に係る車両用灯具10、110においては、各灯具ユニット20、120の透光部材24、124がいずれも同様の構成を有しているものとして説明したが、各灯具ユニット20、120相互間で透光部材24、124の構成を互いに異なったものとしてもよい。
さらに、上記実施形態およびその変形例に係る車両用灯具10、110においては、各灯具ユニット20、120の光軸Axが車両前後方向に延びているものとして説明したが、車両前後方向とは異なる方向に延びている構成としてもよい。
なお、上記実施形態およびその変形例においては、車両用灯具10、110がテールランプであるものとして説明したが、これ以外の車両用灯具(例えば、ストップランプ、テール&ストップランプ、クリアランスランプ、ターンシグナルランプ等)である場合においても、上記実施形態と同様の構成を採用することにより、これらと同様の作用効果を得ることができる。
本願発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す正面図 図1のII-II 線断面図 図1のIII-III 線断面図 上記車両用灯具を点灯させた状態で示す正面図 上記実施形態の変形例に係る車両用灯具を示す、図2と同様の図 図5に示す車両用灯具を点灯させた状態で示す正面図
符号の説明
10、110 車両用灯具
12 ランプボディ
14 透光カバー
16、116 インナパネル
18 光源支持基板
20、120 灯具ユニット
22 発光素子
22a 発光チップ
22b 封止樹脂部材
24、124 透光部材
24A、124A 基本肉厚部
24B、124B 突起部
24a、124a 後面
24b、124b 前面
24c、124c 前端面
24s1、124s1 レンズ素子
24s2、24s3、124s2、124s3 拡散レンズ素子
Ax 光軸
B1、B2、B3、B4 光輝部

Claims (5)

  1. 灯具前後方向に延びる光軸上に配置された発光素子と、この発光素子の前方側に配置された透光部材と、を備えてなる車両用灯具において、
    上記透光部材が、上記光軸と略直交する平面に沿って延びる基本肉厚部と、この基本肉厚部から前方へ向けて断面櫛歯状に延びる複数の突起部とからなり、
    上記基本肉厚部の後面に、上記発光素子からの光を上記光軸と略平行な光として入射させる複数のレンズ素子が形成されている、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 上記各突起部の突出長さが、上記基本肉厚部の肉厚の2倍以上の値に設定されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
  3. 上記複数の突起部のうち少なくとも一部の突起部が、互いに異なる突出長さで形成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
  4. 上記複数の突起部が、ルーバ状に形成されている、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の車両用灯具。
  5. 上記各突起部の前端面および上記基本肉厚部の前面に、少なくとも1つの拡散レンズ素子が各々形成されている、ことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の車両用灯具。
JP2004166602A 2004-06-04 2004-06-04 車両用灯具 Expired - Fee Related JP4290607B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004166602A JP4290607B2 (ja) 2004-06-04 2004-06-04 車両用灯具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004166602A JP4290607B2 (ja) 2004-06-04 2004-06-04 車両用灯具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005347144A JP2005347144A (ja) 2005-12-15
JP4290607B2 true JP4290607B2 (ja) 2009-07-08

Family

ID=35499321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004166602A Expired - Fee Related JP4290607B2 (ja) 2004-06-04 2004-06-04 車両用灯具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4290607B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104097568A (zh) * 2013-04-05 2014-10-15 本田技研工业株式会社 车辆用方向指示灯

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4683648B2 (ja) * 2006-04-04 2011-05-18 株式会社小糸製作所 車輌用灯具
JP4837494B2 (ja) * 2006-08-28 2011-12-14 スタンレー電気株式会社 導光体を有する灯具
JP2008103273A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Ichikoh Ind Ltd 車両用灯具
JP4799388B2 (ja) * 2006-12-13 2011-10-26 スタンレー電気株式会社 車両用灯具
JP5145612B2 (ja) 2008-01-23 2013-02-20 スタンレー電気株式会社 帯状発光体を用いた灯具
JP5342334B2 (ja) * 2009-06-10 2013-11-13 株式会社小糸製作所 車両用灯具
JP5553643B2 (ja) * 2010-02-24 2014-07-16 スタンレー電気株式会社 車両用灯具
JP5675272B2 (ja) * 2010-10-28 2015-02-25 株式会社小糸製作所 車輌用灯具
JP2013152828A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Stanley Electric Co Ltd 車両用灯具
JP6109503B2 (ja) * 2012-07-19 2017-04-05 株式会社小糸製作所 車両用灯具
US9857044B2 (en) * 2013-07-10 2018-01-02 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lighting apparatus and automobile having lighting apparatus mounted therein
JP6223790B2 (ja) * 2013-11-18 2017-11-01 スタンレー電気株式会社 車両用信号灯
JP2015207476A (ja) * 2014-04-22 2015-11-19 スタンレー電気株式会社 Led信号灯
JP6445818B2 (ja) 2014-09-19 2018-12-26 株式会社小糸製作所 車両用灯具
JP6704263B2 (ja) * 2016-02-18 2020-06-03 株式会社小糸製作所 車両用灯具
JP2020047361A (ja) 2018-09-14 2020-03-26 株式会社小糸製作所 車両用標識灯
DE102021102567A1 (de) 2021-02-04 2022-08-04 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Beleuchtungsvorrichtung für den Innenraum eines Kraftfahrzeugs
DE102022201203B4 (de) 2022-02-04 2025-01-16 Apag Elektronik Ag Bremsleuchte mit einer treppenförmig gestuften Außenscheibe sowie Motorrad-Heck mit einer solchen Bremsleuchte
FR3139880B1 (fr) * 2022-09-20 2024-09-20 Valeo Vision dispositif lumineux de véhicule automobile

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104097568A (zh) * 2013-04-05 2014-10-15 本田技研工业株式会社 车辆用方向指示灯

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005347144A (ja) 2005-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4290607B2 (ja) 車両用灯具
JP4290601B2 (ja) 車両用灯具ユニットおよび車両用灯具
JP4118647B2 (ja) 車両用標識灯
JP3953764B2 (ja) 車両用灯具
JP4937649B2 (ja) 車両用灯具
JP4094366B2 (ja) 車両用灯具
US8591083B2 (en) Vehicular lamp
JP2015201278A (ja) 車両用灯具
US8714794B2 (en) Vehicle lamp
JP7019403B2 (ja) 車両用灯具
JP6587431B2 (ja) 車両用灯具
CN114954216A (zh) 车辆用灯体装置
JP6717721B2 (ja) 面状発光体を用いた車両用標識灯
JP7478030B2 (ja) 車両用灯具
JP6096059B2 (ja) 車両用灯具
JP6878763B2 (ja) インナーレンズ及び車両用灯具
JP4198656B2 (ja) 車両用標識灯
KR100717541B1 (ko) 차량용 램프
JP6027784B2 (ja) 車両用灯具
JP6082225B2 (ja) 車両用灯具
CN114060769B (zh) 自动驾驶标识灯
WO2024127975A1 (ja) 車輌用灯具
JP7133892B2 (ja) 車両用灯具
JP4277780B2 (ja) 車両用灯具
JP6920015B2 (ja) 車両用灯具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090331

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140410

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees