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JP4279757B2 - リング型磁石成形体の製造装置およびリング型焼結磁石の製造方法 - Google Patents

リング型磁石成形体の製造装置およびリング型焼結磁石の製造方法 Download PDF

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Description

この発明は小型モータ等に用いられるラジアル配向のリング型焼結磁石の製造装置および製造方法に関するものである。
永久磁石を用いる小型モータにおいてラジアル異方性リング型磁石が多く使用されている。ラジアル異方性リング型磁石の場合、着磁波形は矩形波になるため、モータのコギングトルクが大きいといった問題があった。
従来、コギングトルクの低減のためにリング型磁石にスキュー着磁を施し、着磁波形の歪を小さくする方法が一般に用いられているが、サーボモータ等のように更に低いコギングトルクが要求される場合には、十分な効果が得られていない。
そのため、従来、例えば特許文献1又は特許文献2に示すように、リング型磁石の外周に凹凸を形成し、かつ凹凸部を軸方向にスキューする方法があった。この方法によると、回転方向の磁化分布の歪を低減すると共に、スキューによりさらにコギングトルクを低減することができる。
また、例えば特許文献3に示すように、ラジアル方向に異方性を有する永久磁石において、内周又は外周のいずれか一方又は両方に2箇所以上の凹又は凸を設けた金型を使用し、射出成形法により製造するものがあった。
特開平09−35933号公報(図3、段落[0028]〜[0029]、[0037]) 特開2001−211581号公報(請求項1、図1) 特開昭60−124812号公報(請求項1)
上記特許文献に示されたリング型磁石は、磁性粉末を熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂を結合剤として成形したものであり、ボンド磁石と呼ばれている。このボンド磁石は磁力が弱く、小型で出力の大きなモータへ適用ができない。例えば、希土類ボンド磁石の場合、最大エネルギー積は10〜25MGOe程度で、ネオジム焼結磁石の40MGOeと比べると磁力が弱く、強力な磁力が要求されるサーボモータ等には適用できない。
また、特許文献1で示すように、特殊な押出成形機で成形して製造する必要がある。この方法によると、成形時に磁界を印加して磁石の異方化による磁力向上を行う手法が適用できないため、本来磁力の弱い樹脂磁石の磁力がさらに低くなってしまう問題がある。
さらに、上記のような樹脂磁石の押出成形機においては、磁極を軸方向に斜めに回転させて形成している形状に限定される。しかしながら、モータ用のリング型磁石では、軸方向において磁石自身の磁気特性は必ずしも一様でないこと、リング型磁石からステータへの磁束の流れやすさであるパーミアンスが軸方向に異なること、ステータの飽和の状況が軸方向に異なることから、さらに磁石の形状を軸方向に変える必要がある。
この発明は上記のような課題を解消するためになされたものであり、強力な磁力を有する希土類等のリング型焼結磁石を製造するための装置であって、リング型磁石の形状を軸方向に変化させることができ、回転方向の磁化分布の歪を低減すると共にコギングトルクを低減できるようにする。
例えば、リング型磁石の円周方向に凹凸部を設け、その凹凸部を軸方向にスキューすることにより、回転方向の磁化分布の歪を低減した上でさらにコギングトルクを低減することを目的とする。
この発明によるリング型磁石成形体の製造装置は、複数のアーチ状部材で構成されるリング状のダイスと、ダイスの内周側に配置されて当該ダイスとの間で磁性粉末が供給されるキャビティを形成するコアと、キャビティ内に供給される磁性粉末を軸方向から加圧する加圧部を備え、ダイスの内周面は円周方向に周期的な凹凸形状が形成されるとともに、上記凹凸形状は、軸方向において回転して斜めに形成(スキュー)され、加圧部の外径部には、ダイスの内周面の凹凸形状に沿う凸凹形状が形成され、加圧部による磁性粉末の加圧時には、加圧部を磁性粉末を圧縮するように軸方向に送るとともに、この軸方向送りに同期してダイスの内周面に形成された凹凸形状のスキュー角度分だけ回転するように構成されていることを特徴とする。
また、この発明によるリング型焼結磁石の製造方法は、複数のアーチ状部材で構成されるリング状の磁性を有するダイスと、ダイスの内周側に配置されて当該ダイスとの間で磁性粉末が供給されるキャビティを形成するコアと、キャビティ内に供給される磁性粉末を軸方向から加圧する加圧部を備え、ダイスの内周面は円周方向に周期的な凹凸形状が形成されるとともに、上記凹凸形状は、軸方向において回転して斜めに形成(スキュー)され、加圧部の外径部には、ダイスの内周面の凹凸形状に沿う凸凹形状が形成されたリング型磁石成形体の製造装置を使用し、
キャビティ内に磁性粉末を供給して当該磁性粉末にラジアル配向磁場を印加する工程と、加圧部を磁性粉末を圧縮するように軸方向に送るとともにこの軸方向送りに同期してダイスの内周面に形成された凹凸形状のスキュー角度分だけ回転するようにしてキャビティ内の磁性粉末を加圧部により軸方向から加圧してリング型磁石成形体を成形する工程と、リング型磁石成形体を焼結する工程からなることを特徴とする。
従来、一体型ダイスを用いた成形において、例えば外径部に凹凸形状がありそれが軸方向にスキューしているリング型磁石成形体を成形する場合、金型内で成形体を圧縮成形することはできるが、ダイスから成形体を抜き出すことはできない。成形体内部には圧縮成形による圧縮応力が掛かっているため、ダイスから成形体を抜き出す際には成形体外周部とダイス壁面の間には大きな摩擦力が発生し、それよりも大きな力で成形体を抜き出す必要がある。しかしながら、ダイス内面にスキューする凹凸形状が形成されていると、圧縮応力が掛かっている成形体を摩擦力に打ち勝つ力で回転させながらダイスから抜き出すことは不可能である。無理に成形体をダイスから抜き出そうとすると、凹凸形状がスキューしているために、成形体が破損してしまう。
この発明によれば、複数のアーチ状部材で構成されるリング状のダイスを用いて成形することにより、圧縮成形後に径方向に分割されたダイスのアーチ形状部材を、例えば凹凸形状の山と谷の寸法差以上のストローク外側へ移動することで、ダイスの凹凸形状とリング型磁石成形体の凹凸形状の間に隙間を作り、容易に欠損なくリング型磁石成形体を金型から抜き出すことができる。この時、リング型磁石成形体内の圧力(内部応力)が均一に開放されるので、リング型磁石成形体にクラックなどの不良が発生し難い。
以上のように、この発明により成形されたリング型磁石成形体を焼結・熱処理することでリング型焼結体が得られる。必要に応じて、リング型焼結体に後加工、表面処理を施すことで、例えば外周部に凹凸形状がありその凹凸形状が軸方向にスキューしているリング型焼結磁石が得られる。
さらに、リング外周部にスキューする凹凸形状が形成されたリング型焼結磁石を用いることにより、従来の外径が円形のリング磁石を用いるよりもコギングトルクの小さなモータを製造することができる。また、ボンド磁石では得られない高トルクのモータのコギングトルクを小さくすることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1により製造されたリング型焼結磁石を示す斜視図である。本実施の形態により製造されたリング型焼結磁石10は、その外周部に凹部10aと凸部10bを有する凹凸形状が形成されており、この凹凸形状は軸方向に対して一定角度でスキューしている。リング型焼結磁石10の外径(凸部10bの外径)はφ34mm、肉厚は3mm、凹部10aの直径はφ32mm、リング内径は28mm、軸長は38mm、スキュー角度は20度であり、8個の凹凸が周期的に45度ピッチで配置されている。リング型焼結磁石10の磁極も8個存在し、上記凹凸形状に沿って周期的に配設されている。当該磁極の境界は凹部10aに存在する。また、図1に示すリング型焼結磁石10は、図6に示すリング型磁石成形体30を3個軸方向に積層して、焼結工程により一体化したものである。
図2は図1のリング型焼結磁石10の内径部をシャフトに接着後、外周部の凸部10bの稜線と着磁の磁極を一致させて8極にラジアルスキュー着磁したものにおいて、リング外周の表面磁束密度をホール素子により測定した結果である。比較のため、従来のリング型磁石(円形)の測定結果も併記する。図から明らかなとおり、本実施の形態のリング型焼結磁石の着磁波形の歪は従来のリング磁石と比べ、格段と小さくなっている。
本実施の形態のリング型焼結磁石を使用してモータを製造した結果、従来のリング型磁石を用いたモータと比べ、コギングトルクを1/3に低減することができた。
次に、図1のリング型焼結磁石を製造するための成形装置(成形金型)および成形方法について説明する。
まず、焼結磁石の材料として、例えばNd2Fe14B系の磁性材料合金を用いる。磁性材料合金を粗粉砕処理、水素脆化処理後、ジェットミルを用いて平均粒径5μmの微粒子に微粉砕する。この磁性粉末を用いて以下に述べる方法により、リング型磁石成形体をラジアル配向成形する。
まず、図4に従来のラジアルリング型磁石の一般的な成形プロセスを示す。図5にはラジアル配向磁場の模式図を示す。
従来のリング型磁石成形体の製造装置は、図4に示すように、強磁性体のダイス41と、ダイス41の内周側に配置されるコア42と、非磁性体の上パンチ43及び下パンチ44を備えている。また、図5に示すように、ラジアル配向磁場は、上下一対の電磁コイル45a及び45bを備え、上側電磁コイル45aにより下向きの磁力線を、下側電磁コイル45bにより上向きの磁力線を発生させ、それをコア42を通してキャビティ部46に導く。そして、キャビティ46にラジアル方向の磁力線が流れ、ダイス41を通って還流するように構成される。このように、キャビティ46にラジアル配向磁場が掛けられた状態で、上パンチ43または下パンチ44によりキャビティ46の磁性粉末47を軸方向から圧縮することでリング型磁石成形体48が得られる。
従来のリング型磁石成形体の成形プロセスを図4(1)〜(6)に基づいて説明する。
(1)ダイス41とコア42、下パンチ44によりキャビティ46を形成する。
(2)図示しない給粉器によりキャビティ46内に磁性粉末47を充填する。
(3)上パンチ43及び上コア43bが下降し、キャビティ46を閉じた状態でラジアル配向磁場が掛けられる。この時、下コア42と上コア43bは接触し磁気回路を構成している。
(4)上パンチ43が下降することで、キャビティ46内の磁性粉末47が軸方向に圧縮されてリング型磁石成形体48が成形される。
(5)上パンチ43による加圧力を除去した後、ダイス41を下降させることでリング型磁石成形体48をダイス41から抜き出す。
(6)上パンチ43が上昇した後、リング型磁石成形体48を成形装置から取り出す。
このように、従来方法では、軸方向の断面形状が一定であるリング型磁石成形体を成形することができるが、軸方向に断面形状が変化する場合、例えば図6に示すように、リング形状断面が軸方向に回転(スキュー)している場合、従来の成形装置および成形方法では成形できない。
なぜならば、図4において、リング型磁石成形体48は圧縮成形時に上パンチ43による加圧を受けるために、上パンチ48による加圧力を除去した後も、ダイス41内にリング型磁石成形体48が存在する間は、リング型磁石成形体48内部に圧縮応力が残留し、外径方向へ膨張しようとする。そのため、リング型磁石成形体48を軸方向に抜き去ろうとするとダイス41内面との間で摩擦力が働く。リング型磁石成形体48の軸方向の断面形状が同一の場合は、単純に軸方向からリング型磁石成形体48を押してやれば、ダイス41からリング型磁石成形体48を抜き出すことができるが(図4では下パンチ44を固定してダイス41を引き下げている)、断面形状が一定でない場合は軸方向から押すだけでは、ダイス41からリング型磁石成形体48を抜き出せない。
図6に示すリング型磁石成形体30の場合、スキュー角度が一定であるので、リング型磁石成形体30を一定回転で回転させながら抜き出せば幾何学的にはダイスから抜き出すことができるが、実際にはリング型磁石成形体30にはダイス内周面から受ける力に耐え得る強度はなく、このような脱型方法を採れば、リング型磁石成形体30の破損は免れない。
図7はこの発明の実施の形態1のリング型磁石成形体の製造装置に使用するダイスを示す。そして、図3は当該ダイスを用いた本実施の形態1によるリング型磁石成形プロセスを示す。
本実施の形態のリング型磁石成形体の製造装置は、弾性部材からなるリング状のダイス31と、ダイス31の内周側に配置される強磁性体のコア32と、ダイス31の外周部に配置される強磁性体のリング状部材33と、ダイス31、コア32、リング状部材33を設置するベース34を備えている。そして、ダイス31の内周面、コア32の外周面で囲まれるキャビティ部35内に磁性粉末30aが供給される。
また、図7に示すように、ダイス31の内周面には、8個の凹部31a及び凸部31bを有する凹凸形状が周期的に(45度ピッチで)形成されている。当該凹凸形状は軸方向に回転して斜めに形成(スキュー)しており、スキュー角度は6.87度(ダイス内周面の軸長16.2mm、凹部内径(最大径部)φ44mm、凸部内径(最小内径)φ42mm、コア径φ33mm)である。凹凸の差は1mmである。
図3に示すパンチ36は、キャビティ部35内に充填される磁性粉末30a及びダイス31を加圧する加圧部の役割を果たす。また、ダイス31は、シリコンゴム(ゲル)で形成されており、ラジアル配向磁場を印加する際に使用できるように、例えば鉄粉を40〜70体積%含有している。鉄粉はダイス31内部に均一に分散している。
次に、実施の形態1のリング型磁石成形プロセスについて、図3に基づいて説明する。
(1)ダイス31とコア32によりキャビティ35を形成する。
(2)キャビティ35に磁性粉末30aを充填する。この時、キャビティ部35内の磁性粉末30aの嵩密度が2.5になるよう充填する。
(3)次に、キャビティ35の磁性粉末30aにラジアル配向磁場を加える。配向磁場の強さは3T以上とする。
(4)次に、キャビティ35内の磁性粉末30aとダイス31を一緒に非磁性材のパンチ36により軸方向から加圧する。弾性を有するダイス31は外周部を剛体のリング状部材33で拘束されているので、中心方向に膨れて変形する。これによりキャビティ35の磁性粉末30aは軸方向から及び外径方向からの加圧により圧縮成形される。当該圧縮によりリング型磁石成形体30の寸法は、外径φ42.24mm、内径φ33mm、高さ15.55mmになる。
(5)次に、パンチ36を上昇させる。そうすると、軸方向からの加圧により中心軸方向に変形していたダイス31が元の形に戻り、リング型磁石成形体30の外径部とダイス31の内径部には隙間ができる。リング型磁石成形体30の最外径(凸部の外径)がφ42.24mmであるのに対して、無加圧時のダイス31の最内径(凸部の内径)は42mmであるので、最小で約0.1mmの隙間ができる。
(6)次に、リング型磁石成形体30をコア31から抜き出すことにより、成形完了となる。
このようにして得られたリング型磁石成形体30を端面の形状が一致するようにして軸方向に3個積重ね、1080℃で焼結後、600℃で熱処理を施すことでリング型磁石焼結体が得られる。リング磁石焼結体の上下端面、内径を研削加工すると図1に示したリング型焼結磁石10が得られる。加工後は場合によって腐食防止のための表面処理を施すことがある。
このリング型焼結磁石10の外周の凸形状の稜線を極位置に合わせてラジアル着磁してモータへ組み込むことにより、上述したようにコギングトルクの小さな高出力モータができる。
スキュー角度とは、リング型磁石成形体、リング型磁石焼結体、又はリング型焼結磁石の凹凸形状のねじれている角度のことで、リング中心とある軸方向位置における断面の凸部頂点を結んだ線とリング中心と別の軸方向位置における断面の凸部頂点を結んだ線のなす角度であり、リング型磁石成形体、リング型磁石焼結体又はリング型焼結磁石の全長に対するねじれ角度のことを指す。
ダイス31の凹凸形状のスキュー角度は6.87度、軸長16.2mm(スキュー角比率:0.424度/mm)であるが、圧縮成形後には、スキュー角度6.87度、軸長15.55mm(スキュー角比率0.44度/mm)になる。焼結により、軸方向高さは約16%収縮し、13.06mm(スキュー角は変わらず)になるので、スキュー角比率は0.526度/mmとなり、最終製品であるリング型焼結磁石のスキュー角比率0.526度/mmとほぼ等しいスキュー角比率(ねじれ)となる。リング型磁石成形体を3個積み重ねて焼結すると軸長39.18mm、スキュー角20.61度のリング型焼結体ができる。この上下端面に仕上げ加工を施し、軸長を38mmにすると、スキュー角は20度となる。
また、このように得られたリング型焼結磁石10をシャフト1100に接着後、シャフト中心を基準にリング型焼結磁石10の外径部の一部を研削加工して得られた回転子1000を図27に示す。リング型焼結磁石の最外径部の形状はシャフト中心を中心とした円の一部である円弧形状となる。
この回転子の外径はシャフトの中心を基準に仕上げ加工されているので、リング型焼結磁石の最外径部(加工した部分)の形状誤差(真円度、円筒度)は図1のリング型焼結磁石10の1/2以下であり、さらにシャフト中心との同軸度も1/2以下にできるので、ステータともエアギャップを図1の場合の1/2以下に縮小することができる。そのためにトルクの増大が可能となり、高出力、高効率モータが製造できる。
実施の形態2.
図8はこの発明の実施の形態2のリング型磁石成形体の製造装置に使用するダイスの斜視図である。図8(a)(b)に示すように、本実施の形態のダイス80は、4個のアーチ形状部材81、82、83、84を組み合わせて構成されている。アーチ形状部材81〜84を組み合わせた状態でのダイス80の内周面(キャビティの外周部)には、8個の凹部80a及び凸部80bからなる凹凸形状が周期的に(45度ピッチで)形成されている。当該凹凸形状は軸方向に回転して斜めに形成(スキュー)されており、スキュー角度は6.9度、軸長26mm、凹部内径(最大径部)φ43mm、凸部内径(最小内径)φ41mm、コア径φ33mmである。凹凸の差は1mmである。ダイス内径の最外周部(直径の最も大きい部分:凹部の頂点部)はリング中心軸を中心とした円の一部(円弧形状)85で構成されている。
上記ダイス80を用いて、図15に示すリング型磁石成形体100を成形することができる。リング型磁石成形体100は、その外周部に凹部101と凸部102を有する凹凸形状が形成され、この凹凸形状は軸方向に対して一定角度でスキューしている。また、リング型磁石成形体100の最外周面(8個の凸形状の頂点部)はリング中心軸を中心とした円弧形状103となっている。
次に、この発明の実施の形態2によるリング型磁石成形体の成形プロセスについて説明する。図9〜図13は実施の形態2のリング型磁石成形体の成形プロセスを示す模式図であり、図では明瞭化のため、1個のアーチ状部材82の記述を省略して、装置内部の状況がわかるよう記載している。
ダイス80は、図8(a)(b)に示すように、リング状の強磁性体部材を周方向に4分割したアーチ形状部材4個(81,82,83,84)で構成されている。それぞれアーチ形状部材の内周面には最小肉厚1mmの非磁性部材86が接合されている。非磁性部材86の内周面には上述の凹凸形状が形成されている。
そして、図9に示すように、ダイスのアーチ形状部材81,82,83,84の外周部には、それぞれ油圧シリンダにより駆動する直動機構81A,82A,83A,84Aが接続されており、リングの径方向に移動できる構造になっている。また、下パンチ91と上パンチ92の外径部にはダイス内径部に沿う凹凸形状が形成されている。当該凹凸形状のクリアランスは0.01〜0.04mmに設定されている。図示はしないが、上パンチ92はキャビティ内の磁性粉末を加圧するために、モータとボールネジにより軸方向に移動するように構成されており、さらにサーボモータにより、軸方向のストロークと同期して、ダイス80の凹凸形状のスキュー角度分だけ回転するよう構成されている。本実施の形態では、軸方向に26mmストロークする間に、時計回りに9.6度上パンチ92が回転するように制御する。また、上パンチ92の下端面がダイス80の上端面と一致する位置に移動したときに、ダイス上端面の断面形状と上パンチ下端面の断面形状が一致するように上パンチ角度の基準が設定されている。
磁性粉末を製造するプロセスまでは、実施の形態1と同じである。以下、この発明の実施の形態2の成形プロセスについて説明する。まず、4個のアーチ状部材81,82,83,84がそれぞれ直動機構81A,82A,83A,84Aにより軸中心方向に押し付けられて、リング状のダイス80が形成される。このダイス80と強磁性体の下コア93、非磁性体の下パンチ91により、キャビティが形成される。次に、給粉器によりキャビティに磁性粉末100aが充填され、図9の状態となる。
次に、図10に示すように、非磁性体の上パンチ92と強磁性体の上コア94が下降し、キャビティを閉じた状態でラジアル配向磁場が掛けられる。この時、上コア93と下コア94は接触して磁気回路を構成する。
次に、図11に示すように、上パンチ92が上述のようにスキュー角度と同じ割合で回転しながら下降し、磁性粉末100aが圧縮されてリング型磁石成形体100が形成される。なお、この時、同時に下パンチ91を回転させながら上昇させてもよい。上下両方からの加圧のほうが磁石成形体内の密度が均一になり、磁石焼結体の形状精度が向上する。
次に、図12に示すように、上パンチ92と上コア94を上昇させた後(上パンチ92は回転させながら上昇)、ダイス80を構成するアーチ形状部材81,82,83,84を油圧シリンダによる直動機構によりリング外径方向に移動させる。移動させる距離は、ダイス内面の凹部80aと凸部80bの差よりも大きくする。ダイス80すなわちアーチ形状部材81,82,83,84を、リング型磁石成形体100の外周面から離すことで、リング型磁石成形体100内の圧縮応力が均一に開放され、脱型による成形体破損は発生し難い。
次に、図13に示すように、下コア93からリング型磁石成形体100を抜き出すことで、図15に示す形状のリング型磁石成形体100が得られる。ダイス80を構成するアーチ形状部材81,82,83,84を外径方向へ移動した際、リング型磁石成形体100の圧縮応力が開放され、スプリングバックによりリング形状が大きくなっているので、下コア93とリング型磁石成形体100の間には隙間が発生している。さらにダイス80が外径側に移動したため、リング型磁石成形体100の最外周部(凸部頂点)とダイス80の最内周部(凸部頂点)の間にも隙間が生じているので、リング型磁石成形体100を容易に下コア93から抜き出すことができる。
このようにして得られたリング型磁石成形体100を端面の形状が一致するようにして3個積重ね、1080℃で焼結後、600℃で熱処理を施すことでリング型磁石焼結体が得られる。リング型磁石焼結体の上下端面、内径を研削加工し、外径部は円弧形状部143のみを研削加工すると図14に示すリング型焼結磁石140が得られる。加工後に、場合によって腐食防止のための表面処理を施すことがある。
このように、リング型焼結磁石140の最外周面(8個の凸形状の頂点部)はリング中心軸を中心とした円弧形状143となっている。この円弧部分は、焼結後に研削加工により、仕上げ加工を施されているので、形状精度が良好である。本実施の形態のリング型焼結磁石の効果は実施の形態1と同じであるが。さらに外径の寸法精度と幾何学精度(軸中心との同軸度、真円度、円筒度)が良好であるので、ステータコアとのエアギャップを小さくできる。そのため、モータのトルクを向上させることができる。
そして、このリング型焼結磁石140の外周の凸形状の稜線(円弧形状の中間点を軸方向に繋げた線)を極位置に合わせてラジアル着磁して、モータへ組み込むことで上記のようにコギングトルクの小さな高出力モータができる。
なお、実施の形態2の製造装置および製造方法により、実施の形態1で示した図1のリング型焼結磁石を製造することも可能である。ただし、図1のリング型焼結磁石の場合は、外径部に仕上げ加工は施さない。
実施の形態3.
図17はこの発明の実施の形態3により製造されたリング型焼結磁石を示す斜視図である。図17のリング型焼結磁石170は、リング外周に周期的な凹凸形状を有するとともに、リング凸部にはリング内径の中心(リング軸中心)と同軸の円弧形状部172を形成している。また、リング型焼結磁石170の軸方向の両端ほど、凹部171の幅が狭くかつ深さが浅くなっており、軸方向の中央ほど、凹部171の幅が広くかつ深さが深くなっている。さらに、磁極(図8のリング型焼結磁石では8極)の境界は、凹部171に設けられている。
図17のリング型焼結磁石170を製作するためには、リング型磁石成形体を形成する際に実施の形態1又は実施の形態2で説明したダイスを使用する。そして、そのダイスの内周面には周期的な凹凸形状が形成され、凹部にはダイス内径の中心(軸中心)と同軸の円弧形状部が形成されている。また、ダイス内周面の軸方向の両端ほど、凸部の幅が狭くかつ高さが低くなっており、軸方向の中央ほど、凸部の幅が広くかつ高さが高くなっている。なお、リング型磁石成形体の成形プロセス並びにリング型焼結磁石の製造プロセスは上記実施の形態1又は実施の形態2と同様である。
本実施の形態により製造されたリング型焼結磁石170は、凹部171の形状は楕円の一部であり、磁石の軸方向の位置が中央から両端に行くに従い、楕円の長径、短径が比例して小さくなる。また、円周方向(回転方向)において、凹部171の占有する割合は80%から20%、深さが磁石厚さの80%から20%変化する形状である。起磁力分布における正弦波の基本波に対する5次、7次の高調波は、それぞれ矩形波(凹凸のないリング型磁石)の場合の45%、60%以下に低減できる。そのために、コギングトルクの発生要因である起磁力分布の歪みに相当する高調波を低減でき、コギングトルクを低減できる。
また、図17のリング型焼結磁石170の場合、円弧形状部172でない領域における外周の凹部は深い溝となっている。そのため、凹部の形状精度が悪く、深さにばらつきがあっても、起磁力の軸方向分布の積算量は正弦波に精度良く近づけることができるため、大きなコギングトルクの低減効果を得ることができる。
図17のリング型焼結磁石170では、軸方向の中央に対して、両端部方向に対称に凹部171が設けられた例を示した。この場合、リング型磁石の重心のバランスがよくなり、音や振動が軽減される効果がある。
しかしながら、軸方向中央に対称でなく、例えば、凹部171の幅が軸方向の一端部で広く、他端部で狭い等の形状においても、コギングトルクの低減に関して同様の効果を得ることができる。
図18はこの発明の実施の形態3による製造されるリング型焼結磁石の他の形状を示す斜視図である。図18のリング型焼結磁石180は、軸方向の両端ほど凹部181の幅が広くかつ深さが深くなっており、軸方向の中央ほど凹部181の幅が狭くかつ深さが浅くなっている。すなわち、凹部181の形状は楕円の一部であり、軸方向の位置が中央から両端に行くに従い、楕円の長径、短径が比例して長くなっている。図18のリング型焼結磁石の形状でも、上記と同様の効果を得ることができる。
図18のリング型焼結磁石180を製作するためには、リング型磁石成形体を形成する際に実施の形態1又は実施の形態2で説明したダイスを使用する。そして、そのダイスの内周面には周期的な凹凸形状が形成され、凹部にはダイス内径の中心(軸中心)と同軸の円弧形状部が形成されている。また、ダイス内周面の軸方向の両端ほど、凸部の幅が広くかつ高さが高くなっており、軸方向の中央ほど、凸部の幅が狭くかつ高さが低くなっている。
実施の形態4.
図19はこの発明の実施の形態4により製造されたリング型焼結磁石を示す斜視図である。図19のリング型焼結磁石190は、リング外周に周期的な凹凸形状を有するとともに、リング凸部にはリング軸の中心と同軸の円弧形状部192を形成している。実施の形態3(図17)と同様に軸に垂直な断面は軸の位置により異なる。軸に垂直方向の断面の凹凸形状は図17と同様な形状であるが、さらに、その凹凸形状が軸方向に対して回転して斜めに構成されている。また、磁極の境界は、凹部191に沿って斜めにスキュー着磁されている。
図19のリング型焼結磁石190を製作するためには、リング型磁石成形体を形成する際に実施の形態1又は実施の形態2で説明したダイスを使用する。そして、そのダイスの内周面には周期的な凹凸形状が形成され、凹部にはダイス内径の中心(軸中心)と同軸の円弧形状部が形成されている。また、ダイス内周面の軸方向の両端ほど、凸部の幅が狭くかつ高さが低くなっており、軸方向の中央ほど、凸部の幅が広くかつ高さが高くなっている。さらに、その凹凸形状が軸方向に対して回転して斜めに構成されている。なお、リング型磁石成形体の成形プロセス並びにリング型焼結磁石の製造プロセスは上記実施の形態1又は実施の形態2と同様である。
図19のリング型焼結磁石190によれば、起磁力分布の歪を少なくするとともに、磁極をスキューする効果によって、当該磁石をモータに適用した時のコギングトルク、トルクリップル、トルクムラを低減することができる。スキューの回転角は、本実施の形態の磁石の場合、15°あるいは18°において効果を得ることができ、通常のリング型磁石に比べ1/3以下にコギングトルクを低減できる。
図20はこの発明の実施の形態4により製造されるリング型焼結磁石の他の形状の例を示す。図20のリング型焼結磁石200は、リング外周に周期的な凹凸形状を有するとともに、リング凸部にはリング軸の中心と同軸の円弧形状部202を形成している。また、実施の形態3(図18)と同様に軸に垂直な断面は軸の位置により異なる。軸に垂直方向の断面の凹凸形状は図18と同様な形状であるが、さらに、その凹凸形状が軸方向に対して回転して斜めに構成されている。また、磁極の境界は、凹部201に沿って斜めにスキュー着磁されている。本形状でも上記と同様の効果を得ることができる。
図20のリング型焼結磁石200を製作するためには、リング型磁石成形体を形成する際に実施の形態1又は実施の形態2で説明したダイスを使用する。図21は本実施の形態に使用するダイスの斜視図を示す。図21に示すダイス210は、実施の形態1で説明したシリコンゴム製の弾性を有するダイスである。ダイス210の内周面には周期的な凹凸形状が形成され、凹部にはダイス内径の中心(軸中心)と同軸の円弧形状部211が形成されている。また、ダイス内周面の軸方向の両端ほど、凸部212の幅が広くかつ高さが高くなっており、軸方向の中央ほど、凸部212の幅が狭くかつ高さが低くなっている。さらに、その凹凸形状が軸方向に対して所定角度回転して斜めに構成されている。
実施の形態5.
図22はこの発明の実施の形態5による製造されるリング型焼結磁石を示す斜視図である。本実施の形態のリング型焼結磁石180は、軸方向における所定領域のリング外周に楕円状の凹部221が形成されており、軸方向の両端部における軸方向に垂直な断面の外径は円形となっている。その他の形状は上記実施の形態4と同様である。
図22のリング型焼結磁石220によれば、より多くの磁束を発生することができ、コギングトルクを低減しながら大きなモータ出力を得ることができる。また、モータ電流を少なくでき効率の向上が図れる。また、磁石の機械強度が高いといった特長も得られる。
楕円状の凹部221の領域は、軸方向長さに対して5〜30%で効果を得ることができる。図22では軸方向の両端に軸方向に垂直な断面の外径が円となる領域を設けたが、図29に示すように軸方向の中央部に軸方向に垂直な断面の外径が円となる領域を設けてもよい。すなわち、図29の例では、軸方向両端面に短軸(または長軸)が位置する半楕円状の凹部221aを設け、軸方向の中央側に長軸(または短軸)の交点が配置され、さらに軸方向の中央部に軸方向に垂直な断面の外径が円となる領域を設けている。
図23はこの発明の実施の形態5により製造されるリング型焼結磁石の他の例を示す斜視図である。図23のリング型焼結磁石230は、リング外周の一部に楕円状の凹部231を有するとともに、その凹部231が軸方向にスキューした構成である。そのため、上記の効果に加え、スキューの効果でコギングトルクをより小さくできる。なお、図24は図23のリング型焼結磁石の断面形状を表す図である。
図22又は図23のリング型焼結磁石220、230を製作するためには、リング型磁石成形体を形成する際に実施の形態1又は実施の形態2で説明したダイスを使用する。そして、ダイスの内周面には、軸方向に楕円状の凸部が形成されている。また、楕円状の凸部は軸方向に所定角度回転して斜めに構成されている。
実施の形態6.
図25はこの発明の実施の形態6により製造されたリング型焼結磁石を示す斜視図である。リング型磁石の軸方向の端部においては、リング型磁石から発生した磁束はステータに届かず、磁石端部の空間を通って、当該磁石に戻ってしまう成分が発生する。そのため、リング型磁石の端部では有効に働く磁束量が少なくなる。磁極を斜めに形成するスキュー着磁の効果は磁束の発生が一定である時にコギング低減の効果を得ることができるが、一様でない場合はコギング低減効果が低くなる。そこで、磁石端部での磁束量の低下を補正するために、図25に示すように、リング外周に凹部251及び凸部252を有する凹凸形状を形成し、軸方向の端部ほど凹凸形状のスキューの角度を小さくする(磁石を外周から見て磁極境界が軸に平行に近くなるようにする)。その結果、軸方向端部での磁束量の変動を補正でき、より高いコギングトルク低減効果を得ることができる。
図25のリング型焼結磁石250を製作するためには、リング型磁石成形体を形成する際に実施の形態1又は実施の形態2で説明したダイスを使用する。そして、そのダイスの内周面には周期的な凹凸形状が形成され、その凹凸形状が軸方向に対して回転して斜めに構成され、さらに軸方向の端部ほど凹凸形状のスキューの角度を小さくする。なお、リング型磁石成形体の成形プロセス並びにリング型焼結磁石の製造プロセスは上記実施の形態1又は実施の形態2と同様である。
図26はこの発明の実施の形態6により製造されたリング型焼結磁石の他の例を示す斜視図である。このリング型焼結磁石260は、磁石の最外周にリング軸を中心とする円弧形状部263を設け、上記のようにスキュー角を補正した場合の実施例を示している。磁束量の変動を補正してスキューによるコギングトルク低減効果を得るとともに、ステータとの間隔を狭くかつ均一にすることによるモータ出力アップとコギングトルクの低減を得ることができる。
また、磁石の製造方法によっては、もともと磁石自身のもつ磁気特性が、配向特性のばらつきや、不純物の混入などにより、軸方向に変化することがある。そのため発生磁束量の少ない領域ではスキュー角を小さくするように構成してもよい。
図26のリング型焼結磁石260を製作するためには、リング型磁石成形体を形成する際に実施の形態1又は実施の形態2で説明したダイスを使用する。そして、そのダイスの内周面には周期的な凹凸形状が形成され、その凹凸形状が軸方向に対して回転して斜めに構成され、さらに軸方向の端部ほど凹凸形状のスキューの角度を小さくする。そして、その凹部にはダイス内径の中心(軸中心)と同軸の円弧形状部が形成されている。
実施の形態7.
図27はこの発明の実施の形態7により製造されるリング型焼結磁石を示す斜視図である。図27のリング型焼結磁石270は、リング型磁石成形体271を積重ねて一体のリング型焼結磁石270を製作する場合に、リング型磁石成形体271を回転方向にずらして積層している。この場合、積層面同士の形状は重ならない。そして、回転方向にずらす角度をそれぞれの層の発生するコギングトルクが打ち消し合うようにつまり位相がずれるように積重ねることで、コギングトルクの低減も可能である。なお、図27のリング磁石成形体271は、上記実施の形態1から6で形成したリング磁石成形体を使用できる。
リング磁石の磁極数が8極でステータのスロット数が12の場合、モータ1周あたりに発生するコギングトルクは24回発生する。360°を24回で割った15°の半分にあたる7.5°ずらすことで、リング磁石の上下それぞれの発生するコギングトルクが打ち消しあい、コギングトルクを低減できる。
実施の形態8.
図28はこの発明の実施の形態8により製造されたリング型焼結磁石を示す斜視図である。図28のリング型焼結磁石280は、リング外径に周期的な凹凸部が形成され当該凹凸部がスキューされているリング型磁石成形体281を、凹凸部のスキューの方向が境界部を境に逆になるように積層して焼結したものである。このように構成することで、層毎に軸方向に発生する力を低下することができ、音や振動を低減できる。
この発明の実施の形態1により製造されたリング型焼結磁石を示す斜視図である。 図1のリング型焼結磁石の表面磁束密度分布を示す図である。 この発明の実施の形態1によるリング型磁石成形体の成形プロセスを示す図である。 従来のリング型磁石成形体の一般的な成形プロセスを示す図である。 ラジアル配向磁場の模式図を示す。 この発明の実施の形態1により成形されたリング型磁石成形体を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1によるリング型磁石成形装置に使用されるダイスを示す斜視図である。 この発明の実施の形態2によるリング型磁石成形装置を構成するダイスの斜視図である。 この発明の実施の形態2によるリング型磁石成形体の成形プロセスを示す模式図である。 この発明の実施の形態2によるリング型磁石成形体の成形プロセスを示す模式図である。 この発明の実施の形態2によるリング型磁石成形体の成形プロセスを示す模式図である。 この発明の実施の形態2によるリング型磁石成形体の成形プロセスを示す模式図である。 この発明の実施の形態2によるリング型磁石成形体の成形プロセスを示す模式図である。 この発明の実施の形態2により製造されたリング型焼結磁石を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2により成形されたリング型磁石成形体を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2のリング型焼結磁石をシャフトに取り付けた回転子を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3により製造されたリング型焼結磁石を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3による製造されるリング型焼結磁石の他の形状を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4により製造されたリング型焼結磁石を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4により製造されるリング型焼結磁石の他の形を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4に使用されるダイスを示す斜視図である。 この発明の実施の形態5による製造されるリング型焼結磁石を示す斜視図である。 この発明の実施の形態5により製造されるリング型焼結磁石の他の例を示す斜視図である。 図23のリング型焼結磁石の断面形状を表す図である。 この発明の実施の形態6により製造されたリング型焼結磁石を示す斜視図である。 この発明の実施の形態6により製造されたリング型焼結磁石の他の例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態7により製造されるリング型焼結磁石を示す斜視図である。 この発明の実施の形態8により製造されたリング型焼結磁石を示す斜視図である。 この発明の実施の形態5により製造されるリング型焼結磁石の他の例を示す斜視図である。
符号の説明
31 ダイス、31a 凹部、31b 凸部、32 コア、33 リング状部材、
45a,45b 電磁コイル、80 ダイス、81〜84 アーチ形状部材、
80a 凹部、80b 凸部、81A〜84A 直動機構、91 下パンチ、
92 上パンチ、93 下コア、94 上コア、210 ダイス、211 円弧形状部、212 凸部。

Claims (12)

  1. 複数のアーチ状部材で構成されるリング状のダイスと、上記ダイスの内周側に配置されて当該ダイスとの間で磁性粉末が供給されるキャビティを形成するコアと、上記キャビティ内に供給される磁性粉末を軸方向から加圧する加圧部を備え、上記ダイスの内周面は円周方向に周期的な凹凸形状が形成されるとともに、上記凹凸形状は、軸方向において回転して斜めに形成(スキュー)され、上記加圧部の外径部には、上記ダイスの内周面の上記凹凸形状に沿う凸凹形状が形成され、上記加圧部による上記磁性粉末の加圧時には、上記加圧部を上記磁性粉末を圧縮するように軸方向に送るとともに、この軸方向送りに同期して上記ダイスの内周面に形成された上記凹凸形状のスキュー角度分だけ回転するように構成されていることを特徴とするリング型磁石成形体の製造装置。
  2. 上記アーチ状部材をリング径方向に移動させる移動機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載のリング型磁石成形体の製造装置。
  3. 上記アーチ状部材で構成されるダイスは強磁性体であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリング型磁石成形体の製造装置。
  4. 上記ダイス内周面の凹凸形状の凹部に、リング軸を中心とした円弧形状部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のリング型磁石成形体の製造装置。
  5. 複数のアーチ状部材で構成されるリング状の磁性を有するダイスと、上記ダイスの内周側に配置されて当該ダイスとの間で磁性粉末が供給されるキャビティを形成するコアと、上記キャビティ内に供給される磁性粉末を軸方向から加圧する加圧部を備え、上記ダイスの内周面は円周方向に周期的な凹凸形状が形成されるとともに、上記凹凸形状は、軸方向において回転して斜めに形成(スキュー)され、上記加圧部の外径部には、上記ダイスの内周面の上記凹凸形状に沿う凸凹形状が形成されたリング型磁石成形体の製造装置を使用し、
    上記キャビティ内に磁性粉末を供給して当該磁性粉末にラジアル配向磁場を印加する工程と、上記加圧部を上記磁性粉末を圧縮するように軸方向に送るとともにこの軸方向送りに同期して上記ダイスの内周面に形成された上記凹凸形状のスキュー角度分だけ回転するようにして上記キャビティ内の磁性粉末を上記加圧部により軸方向から加圧してリング型磁石成形体を成形する工程と、上記リング型磁石成形体を焼結する工程からなるリング型焼結磁石の製造方法。
  6. 複数のアーチ状部材で構成されるリング状の磁性を有するダイスと、上記ダイスの内周側に配置されて当該ダイスとの間で磁性粉末が供給されるキャビティを形成するコアと、上記キャビティ内に供給される磁性粉末を軸方向から加圧する加圧部を備え、上記ダイスの内周面は円周方向に周期的な凹凸形状が形成されるとともに、上記凹凸形状は、軸方向において回転して斜めに形成(スキュー)され、上記加圧部の外径部には、上記ダイスの内周面の上記凹凸形状に沿う凸凹形状が形成されたリング型磁石成形体の製造装置を使用し、
    上記キャビティ内に磁性粉末を供給して当該磁性粉末にラジアル配向磁場を印加すると共に、上記加圧部を上記磁性粉末を圧縮するように軸方向に送るとともにこの軸方向送りに同期して上記ダイスの内周面に形成された上記凹凸形状のスキュー角度分だけ回転するようにして上記キャビティ内の磁性粉末を上記加圧部により軸方向から加圧してリング型磁石成形体を成形する工程と、上記リング型磁石成形体を焼結する工程からなるリング型焼結磁石の製造方法。
  7. 上記ダイスの内周面の凹凸形状の凹部にリング軸を中心とした円弧形状部が形成されていることにより、上記リング型焼結磁石の凹凸形状の凸部を、リング軸を中心とした円弧形状に成形したことを特徴とする請求項5または請求項6に記載のリング型焼結磁石の製造方法。
  8. 請求項5から請求項7のいずれか1項によるリング型焼結磁石の製造方法において、上記リング型磁石成形体を軸方向に複数個積重ねて焼結することを特徴とするリング型焼結磁石の製造方法。
  9. 複数個軸方向に積み重ねるリング型磁石成形体において、上記重なる面は同一の形状が重なるように積重ねていることを特徴とする請求項8に記載のリング型焼結磁石の製造方法。
  10. 複数個軸方向に積み重ねるリング型磁石成形体において、上記重なる面は同一の形状にならないようにずらしていることを特徴とする請求項8に記載のリング型焼結磁石の製造方法。
  11. 複数個軸方向に積み重ねるリング型磁石成形体において、個々の磁石の円周方向には周期的な凹凸形状が形成されるとともに当該凹凸形状が軸方向に回転して斜めに形成されており、隣同士で重ねられた磁石の上記回転の方向が反対向きであることを特徴とする請求項8に記載のリング型焼結磁石の製造方法。
  12. 上記リング型焼結磁石の凹凸形状の周期と同じ極数で着磁すると共に、凹凸形状の凹部に磁極の境界を形成することを特徴とする請求項5から請求項11のいずれか1項に記載のリング型焼結磁石の製造方法。
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