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JP4276743B2 - 角度調整可動肘掛け - Google Patents

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JP4276743B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、角度調整可動肘掛けに関する。さらに詳述すると、本発明は特に事務用としての椅子の肘掛けの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
事務用などに用いられる椅子として、可動の肘掛けを備えたものがある。このような椅子は、肘掛けの高さ、幅そして奥行きなどの調整を可能とし、体格差や着座姿勢によって異なる最適の肘掛け位置を獲得できるようにしている。
【0003】
また、最近ではリクライニング姿勢によるリラックス状態での作業が注目されており、背凭れをやや後方に傾かせた姿勢でパソコン作業などができるようにした椅子も設計されている。
【0004】
さらに、この可動肘掛けには、より小さく折りたためるようにしたものもある。使用時の肘掛けは机に当たってしまうものが多いが、このように折りたたみ可能とすることにより座面近くまで下げ、不使用時に椅子の背凭れ以外の部分を机の下に収納することができるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、可動肘掛けを備える椅子であっても、十分な調整ストローク幅を有していない場合があった。例えば、背凭れのロッキング機構の妨げとならないように肘掛けの奥行き調整幅を制限しているものでは、肘掛け自体の調整を十分に行い得ないことがあった。
【0006】
また、リクライニング可能な椅子では、背凭れをロッキングすると肘掛けも傾動するようにしたものが一般的であり、肘掛けの前後方向の傾きを単独で調整できるようにしたものは少なかった。また、仮に肘掛けの単独調整機能を備えていたとしても、主に高さ調整を行うために補助的に傾動可能としているに過ぎなかったり、あるいは前方への調整が主目的であり後方への調整が重視されていなかったりして、肘掛け自体の傾きを十分に調整することができなかった。このため、背凭れをロッキングさせると肘掛けを水平となるまで前方に出すことができず、作業者は肘の内側角度を大きくとることができないという作業に適さない姿勢を強いられることがあった。そしてこのような場合には、前腕を肘掛けの先端部だけで支えることとなり、前腕の安定した状態を保つのも難しいことがあった。
【0007】
さらに、折りたたみ可能とした可動肘掛けにあっては、不使用時には収納することができるものの、ひとたび折りたたんでしまうとせっかく適度な角度で保たれていた肘掛け形状を維持できず、再使用時にまた調整し直さなければならないという煩わしさがあった。このため、高さ調整が可能であっても十分には利用されず、せっかくの機能も有効に活用されていないこともあった。
【0008】
そこで本発明は、特に前後方向に関して十分な傾き調整を行うことができ、作業者に好適な作業姿勢を提供することがき、かつ折りたたんで収納した後に肘掛け形状を再現することができる角度調整可動肘掛けを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、前腕を載せる肘当て部とこの肘当て部を支持する支持部とを備え、椅子の前後方向への角度調整が可能となるように支持部を回転可能に取り付けた角度調整可動肘掛けにおいて、椅子の座受部に肘掛け支持部材を固着し、該肘掛け支持部材に支持部の下端部を前後方向回転可能に取り付けると共に、肘当て部を支持する支持面を有するブラケットをこの支持部の上端部に椅子の前後方向回転可能に取り付け、さらにこのブラケットの上部に肘当て部を水平方向旋回可能に取り付けることにより互いに独立した3つの回転軸を備えさせ、且つ肘当て部と支持部を座受け部の側方で折りたたんだ収納状態を有するものである。
【0010】
このように構成された可動肘掛けでは、支持部をその下端部を中心として前後方向に回転させ得るため、背凭れ部のロッキングなど他の部位の動きにかかわらす奥行き調整することができるし、この際、調整可能範囲を大きく確保することもできる。また、この動きとは別に、肘当て部をブラケットごと前後方向に回転させることも可能である。このように回転軸を2つ備えたことによって肘掛け形状の微調整が可能であり、また、背凭れをロッキングさせたときにおいて、この肘当て部を背凭れの動きから独立して細かに角度調整することができる。
【0011】
また、収納機能についても、この2回転軸を利用することで、デスクへの収容が可能となるように肘掛けを折りたたむことが容易である。この場合、肘当て部と支持部とを重なり合うように折りたたむことによって、肘掛けの存在を感じさせないようなポジションまで収納し、はじめから肘掛けを備えていない椅子と同じように使用することも可能となる。さらに、この可動肘掛けは、支持部の可動範囲が大きいため後方へ退避させ、背凭れの両側に肘当て部が位置するように収納することができる。この場合は肘掛け形状を保ったまま退避させているだけなので、肘掛け使用時に再調整する必要がない。
【0012】
加えて、この角度調整可動肘掛けでは、肘当て部のみを旋回させることが可能である。したがって、この肘当て部をやや斜めを向いた位置に固定することができるし、180度旋回させることも容易である。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の角度調整可動肘掛けにおいて、支持部を摺動可能に嵌合させた内筒および外筒によって伸縮自在に構成したものである。
【0014】
したがって、支持部の上端部と下端部との間の長さが可変であり、肘掛けの角度調整と肘当て部までの高さ調整とを同時にかつ独立して行うことが可能である。したがって、肘当て部の高さを保ったまま前後方向へ水平移動させることもできるようになり、例えば肘掛けの支持部を前方に傾動させたアップライト姿勢など、キーボード操作や筆記作業に適した姿勢を形成することができる。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の角度調整可動肘掛けにおいて、肘当て部をブラケットに対して前後方向摺動可能に設けたものである。したがって、肘掛け形状を調整した後、好適な角度を保ったままで肘当て部のみを前後に摺動させて位置調整することが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
【0017】
図1〜図16に、本発明にかかる角度調整可動肘掛けの一実施形態を示す。この角度調整可動肘掛け1は、図11などに示すように通常の肘掛けと同様に肘を載せる部材として設けられている。ただし、本実施形態における可動肘掛け1は可動節を備え、椅子前後方向への動きが可能となるように設けられたものであり、具体的には、座受部5に固着された肘掛け支持部材4に支持部3を椅子10の前後方向に回転可能に取り付け、さらにこの支持部3に肘当て部2を同じく前後方向回転可能に取り付けることによって形成されている。
【0018】
まず、肘掛け支持部材4は、左右の可動肘掛け1をそれぞれ支持するよう椅子10の座受部5の左右に固着される部材であり、本実施形態では図8に示すように座受部5の裏側に取り付けられる。この場合、座受部5への取付部分は裏面の傾斜に合わせてほぼ同じ傾斜となるように形成され、かつ他方側が上方に向かうように途中で曲折して形成されている。本実施形態の肘掛け支持部材4は、図2,図7などに示すように3つのビス孔4aを備え、座受部5へビス止めによって固着されている。一方、支持部3を回転可能に取り付けるため、図8に示すように上端側にボルト9の貫通孔4bを設けている。
【0019】
支持部3は、肘当て部2と肘掛け支持部材4の間において肘当て部2を適度な高さに支持するように設けられる部材である。この支持部3は、図3に示すように、椅子10の前後方向への傾度が自由となるように肘掛け支持部材4に対して回転可能に取り付けられている。例えば本実施形態では、図8に示すように、この支持部3の下端部3aに肘掛け支持部材4の上端を挟むコ型の突出部7a,7bを設け、ピンを貫通させることによってピン継手として機能するようにしている。この場合、突出部7a,7bは図2に示すようにピンを中心にほぼ半円型に形成されている。
【0020】
また、回転可能に設けられる支持部3は、さらに、任意の角度で固定することによって回転し得なくなるように形成されている。このための手段は特に限定されないが、例えば本実施形態では図8に示すようにピンの機能を果たすボルト9を用いることとし、締め付けることによって支持部3が回転しなくなるようにし、緩めることによって回転し得るようにしている。この場合、図示するように一方の突出部7aにボルト9の貫通孔を設け、他方の突出部7bにねじ孔とボスを設けてボルト9が押さえボルトとして機能するようにしている。また、ボルト9の頭部は、形状は特に限定されないが手動により回転させることのできるハンドル9aが形成されている。また、このハンドル9aと突出部7aとの間には図示するようにワッシャ11を介在させている。
【0021】
さらにこの支持部3は、肘当て部2の高さの調整などを自在に行い得るように、軸方向に伸縮自在となるように設けられている。本実施形態では、図2に示すようにこの支持部3を重なり合う内筒7および外筒8によって構成し、内筒7を肘掛け支持部材4側に回転可能に取り付け、この内筒7の周りに外筒8を摺動させることによって図4に示すように全体の長さが変わるようにしている。この場合、図9に示すように内筒7の側部に縦溝7cを設け、かつ外筒8の下部に貫通孔8aとねじ孔8bとを設けてボルト11を通し、縦溝7cの長さの分だけ支持部3を伸縮させ得るようにしている。また支持部3は、所望の長さのところでボルト12を締めることによって固定させることができる。なお、符号13はワッシャである。
【0022】
また、本実施形態では内筒7および外筒8を図7に示すように断面矩形に形成しているが、形状は特にこれに限定されることはなく他の形状に形成しても構わない。例えば断面が円形となるようにパイプによって形成してもよく、この場合は両パイプを貫くボルトによって外側パイプが内側パイプの周りを回転してしまうのを防止することができる。
【0023】
この支持部3の上端部3bには、ブラケット6を介して肘当て部2が設けられる。このブラケット6は、肘当て部2を水平方向へ旋回自在に支持するための支持面6aを備える。また、ブラケット6は前後方向回転自在に取り付けられることで肘当て部2を回転させかつ旋回させるのを可能としている。このブラケット6は、支持部3を肘掛け支持部材4に回転可能に取り付けたのと同様にして、図10に示すように透孔6b,6cおよび貫通穴8aを貫通するボルト14によって回転可能に取り付けられている。この場合、ブラケット6の透孔6cにめねじを切りここにボルト14を嵌合させるようにしてもよいし、あるいは図示するようにナット15にボルト11を嵌合させるようにしてもよい。いずれの場合にしても、ボルト14を緩めることによって図5に示すようにブラケット6を肘当て部2ごと回転させ、再び締めることによって所望の傾きで固定することができる。
【0024】
なお、本実施形態では図10に示すようにコ形のブラケット6を採用しているが、例えば図16に示すように鳥居形に形成したものとしてもよいし、図示していないがT形などとしてもよく、肘当て部2を支持する支持面6aと全体としての強度とを備えていれば形状は特に限定されることはない。
【0025】
着座者の腕や肘が直接載せられる肘当て部2は、図10に示すように、上述のブラケット6の上部に旋回可能に取り付けられている。例えば本実施形態では、ブラケット6の上部中心にねじ孔6dを設けると共に肘当て部2の旋回中心となる位置に孔ぐり2aを設け、ここにボルト16を通すことにより肘当て部2を旋回可能に取り付けている。したがって、肘当て部2は図6に示すようにこのボルト16を回転中心として旋回自在であり、ボルト16を締めることによって所望の位置で固定させることが可能である。また、この場合の肘当て部2の旋回範囲には特に制限を設けていないが、制限する場合であっても180度の角度を確保し、肘当て部2の先端が少なくとも椅子10の真後ろを向くまで旋回させ得るようにする。
【0026】
さらにこの肘当て部2は、前後方向摺動可能に設けられている。本実施形態の場合、図7に示すように上述の孔ぐり2aを長軸に沿った長孔形状とし、この長さの分だけ肘当て部2を摺動させ得るようにしている。
【0027】
以上のように設けられた角度調整可動肘掛け1の動作を、図1および図11〜図15に示す椅子10の場合を例として説明する。
【0028】
まず、通常の使用状態時においては、図11に示すように支持部3を鉛直に固定し、かつ肘当て部2を平行に固定することによって一般的な椅子における場合と同様の肘掛けとして機能させることができる。なお、以下の椅子10の全体図では支持部3の伸縮機能を特に図示していないが、適宜伸縮させることによって肘当て部2を所望の高さに位置させて使用することが可能である。
【0029】
椅子10の使用時においては、図1に示すように背凭れ17をやや後方に傾かせたリクライニング状態あるいはロッキング状態で使用されることがあり、この場合、この傾動角に合わせて肘掛け1をやや後方に傾動させることで適度な着座姿勢を得ることができる。なお、この場合は肘当て部2を水平移動させると共に、必要に応じて支持部3を伸縮させることで肘当て部2を最適な位置に固定することが可能である。
【0030】
一方、この角度調整可動肘掛け1を採用した椅子10では、上半身をやや前傾させたアップライト状態などと呼ばれる姿勢をとることも容易である。すなわち、図12に示すように支持部3を前傾させ、肘当て部2を通常よりも前方に位置させることによって、腕を肘掛けに掛けたままでのパソコン作業や筆記作業を楽に行うことが可能となる。この場合において、支持部3を伸縮させることで肘当て部2の高さを適宜調整し、作業者の好みに合わせた着座姿勢を確保し得ることはリクライニング状態の場合と同じである。
【0031】
さらに、この角度調整可動肘掛け1を備えた椅子10によれば、不要時における左右の肘掛け1を収納することが可能である。例えば、図1に示したリクライニング状態において、肘当て部2を水平としたまま支持部3をさらに後方に傾動させ、図14に示すように肘掛け1を座面と同じ高さとなるまで収納することが可能である。
【0032】
一方、これとは逆に、肘掛け1を椅子10の前方側に収容することも可能である。すなわち、図11に示した通常状態での肘当て部2を180度旋回させ、そのまま肘当て部2を前方に傾かせることによって図13に示すように肘掛け1を折りたたむことも可能である。
【0033】
さらに、通常状態あるいはアップライト状態にある肘掛け1の支持部3を後方に傾かせるようにすれば、肘掛け1を図15に示すように収納することもできる。この場合、肘当て部2は図示するように背凭れ17の両脇に鉛直に位置しているので、肘掛け1を折りたたんだときと同様に着座者の両側に肘掛け1が位置しない状態を実現することができる。
【0034】
上述したように、本実施形態の角度調整可動肘掛け1は肘当て部2と支持部3の傾き調整がそれぞれ独立に可能であるため、着座者は無段階に調整することで所望の形状を得ることができる。したがって、例えば椅子10が共用で用いられていても着座者は自分の体格に合わせて肘掛け1の形状を調整できるし、また同一の着座者が使用する場合にも作業の際の姿勢の違いなどに合わせて細かな調整を行うことも可能である。
【0035】
しかも、上述した角度調整可動肘掛け1は支持部3が伸縮可能に設けられていることから、長さを変えればストローク範囲内で肘当て部2の高さを自由に変化させることができる。例えば、上述の回転機能とこの伸縮機能とを共に行うことで、肘当て部2を前後に移動させるときに高さを保ったまま水平に移動させることができる。また、肘掛け1を収納するときにはこの支持部3を最小長さに縮めるようにして収納に要するスペースを小さくすることも可能である。
【0036】
さらに、この角度調整可動肘掛け1においては肘当て部2自体も回転可能に取り付けられて自由に旋回できるようになっているため、肘当て部2の幅の調整を行うことができることに加え、先端が真後ろを向くように180度旋回させることもできる。これにより、肘掛け1を前方側と後方側のいずれに折りたたんで収納することも可能である。加えて、この肘当て部2はブラケット6に対して前後方向摺動可能であり、肘掛け形状を調整した後、好適な角度を保ったままで肘当て部2のみを前後に摺動させて位置調整することができる。
【0037】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば上述した実施形態では、支持部3を構成する内筒7と外筒8とにボルト12を貫通させ、このボルト12を緩めることによって支持部3の伸縮を可能としているが、このような構成に特に限定されることはなく、例えばエアスプリングを利用することもできる。この場合、図17に示すように支持部3の内側にエアスプリング18を配置すると共に、その上端をブラケット6へ、また下端を肘掛け支持部材4へそれぞれ取り付け、エアスプリング18を伸縮させることによって支持部3の長さを決めるようにすればよい。このようにエアスプリング18を利用した場合、エアの出し入れ孔を開けることでばね力を利用して支持部3を最大長とすることができるし、また肘当て部2に腕を載せながらエアを適量抜くことで肘当て部2を下降させて最適な高さとなるように調整することができる。なお、特に図示していないが、肘当て部2の先端裏側近傍へエア抜きのためのレバーを設けるようにすれば、肘当て部2に腕を載せながらこのレバーを操作して支持部3を伸縮させることができ簡便である。また、エアスプリング18はダンパとしても機能するので、肘当て部2に腕を載せたときの衝撃を吸収するように作用する。
【0038】
なお、エアスプリング18の上端と下端は、図17に示すようにブラケット6を貫くボルト14と肘掛け支持部材4を貫くボルト9へそれぞれ取り付けることにより、支持部3自体やブラケット6の傾動運動にかかわらず支持部3の長さを一定に保つことができる。また、このとき図18に示すように、内筒7の上端外側と外筒8の下端内側とにそれぞれつば7d,8aを設けて、ストローク端で内筒7が抜け出ないようにすることもできる。
【0039】
また上述した実施形態では、ボルト16を用いて肘当て部2を摺動および旋回可能に取り付けるようにしたが、他の構成によって取り付けるようにしても良い。例えば、図19に示すように、肘当て部2に設けた矩形の長孔2b内を摺動可能なスライダ19を利用し、肘当て部2を摺動かつ旋回可能とすることができる。この場合、図20に示すように、肘当て部2において長孔2bとほぼ等しい長さの側孔2cを形成し、この側孔2cに通したボルト20でスライダ19を案内すると共に摺動可能に締め付けるようにする。また、スライダ19はボルト20によって支持部3に旋回可能に取り付ける。この機構によれば、ボルト16の締め付けを調整することで肘当て部2が旋回可能となり、またボルト20の締め付けを調整することで肘当て部2は長孔2bおよび側孔2cの長さの分だけ前後方向へ摺動可能となる。
【0040】
また、上述した実施形態では支持部3やブラケット6を無段階に調整し得るようにして任意の角度調整を可能としたが、例えば摺接面に回転軸を中心とする溝を放射状に設け、溝形状に合わせて段階状に傾動させるようにしてもよい。
【0041】
なお、本実施形態では可動肘掛け1における角度調整機構を説明したが、この機構の利用は肘掛けに限られないことはいうまでもなく、例えばサブテーブルなどの高さや角度を自在に調整し得る機構としての利用も可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、請求項1記載の角度調整可動肘掛けによれば、十分な調整ストローク幅を有していることから肘掛け自体の調整を十分に行うことが可能である。また、肘掛けの前後方向の傾きを単独で調整できることから、背凭れをロッキングさせたときも肘掛けを所望の位置に移動させることで作業しやすい姿勢を得ることができる。
【0043】
しかも、この可動肘掛けは折りたたむなどによって収納可能であり、特にそのまま後方に傾かせるようにすれば、再使用時には肘当て部が水平となるように戻すだけで済むことから再調整する煩わしさがない。また、肘当て部自体を旋回可能に取り付けて自由に旋回できるようにしているため、肘掛けを前方側と後方側のいずれに折りたたんで収納することも可能である。
【0044】
また請求項2記載の角度調整可動肘掛けによれば、支持部を伸縮自在に構成したことから、肘掛けの角度調整と肘当て部までの高さ調整とを同時にかつ独立して行うことが可能である。これにより、肘当て部の高さを保ったまま前後方向へ水平移動させることもでき、例えば肘掛けを前方に傾動させたアップライト姿勢をとるなどキーボード操作や筆記作業に適した姿勢を形成することができる。
【0045】
さらに請求項3記載の発明の角度調整可動肘掛けによれば、肘当て部がブラケットに対して前後方向摺動可能であり、肘掛け形状を調整した後、好適な角度を保ったままで肘当て部のみを前後に摺動させて位置調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の角度調整可動肘掛けを椅子に適用した一実施形態を示すリクライニング状態の図である。
【図2】角度調整可動肘掛けの全体を示す側面図である。
【図3】支持部が肘掛け支持部材に回転可能に取り付けられている様子を示す側面図である。
【図4】支持部が伸縮可能に構成されている様子を示す側面図である。
【図5】ブラケットが支持部に回転可能に取り付けられている様子を示す側面図である。
【図6】肘当て部がブラケットに旋回可能に取り付けられている様子を示す平面図である。
【図7】肘当て部が前後方向へ摺動可能に取り付けられている様子を示す平面図である。
【図8】肘掛け支持部への支持部の取付構造を示す正面からの部分縦断面図である。
【図9】支持部の伸縮構造を示す正面からの部分縦断面図である。
【図10】支持部へのブラケットの取付構造およびこのブラケットへの肘当て部の取付構造を示す正面からの部分縦断面図である。
【図11】通常使用状態の椅子全体の側面図である。
【図12】アップライト状態の椅子の側面図である。
【図13】肘掛けを前方に収納した状態の椅子の側面図である。
【図14】肘掛けを後方に収納した状態の椅子の側面図である。
【図15】肘掛けを背凭れ側方に収納した状態の椅子の側面図である。
【図16】ブラケットを別の形状とした場合の取付構造を示す正面からの部分縦断面図である。
【図17】エアスプリングを利用した別の実施形態を示す角度調整可動肘掛けの側面図である。
【図18】支持部の伸縮構造の他の形態を示す部分縦断面図である。
【図19】肘当て部の取付構造の他の形態を示す肘掛けの平面図である。
【図20】肘当て部の取付構造の他の形態を示す肘掛けの側面図である。
【符号の説明】
1 角度調整可動肘掛け
2 肘当て部
3 支持部
3a 下端部
3b 上端部
4 肘掛け支持部材
5 座受部
6 ブラケット
6a 支持面
7 内筒
8 外筒

Claims (3)

  1. 前腕を載せる肘当て部とこの肘当て部を支持する支持部とを備え、椅子の前後方向への角度調整が可能となるように前記支持部を回転可能に取り付けた角度調整可動肘掛けにおいて、椅子の座受部に肘掛け支持部材を固着し、該肘掛け支持部材に前記支持部の下端部を前後方向回転可能に取り付けると共に、前記肘当て部を支持する支持面を有するブラケットをこの支持部の上端部に椅子の前後方向回転可能に取り付け、さらにこのブラケットの上部に前記肘当て部を水平方向旋回可能に取り付けることにより互いに独立した3つの回転軸を備えさせ、且つ前記肘当て部と前記支持部を前記座受け部の側方で折りたたんだ収納状態を有することを特徴とする角度調整可動肘掛け。
  2. 前記支持部を摺動可能に嵌合させた内筒および外筒によって伸縮自在に構成したことを特徴とする請求項1記載の角度調整可動肘掛け。
  3. 前記肘当て部を前記ブラケットに対して前後方向摺動可能に設けたことを特徴とする請求項1または2記載の角度調整可動肘掛け。
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