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JP4274024B2 - 充填バルブ - Google Patents

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本発明は、ガス入り飲料と無ガス飲料の充填に兼用することができるガス・無ガス兼用型の充填装置に係り、特に、その充填バルブに関するものである。
びん口パッキンを容器の口部に押し付け、容器の内部を密封した状態にして、炭酸ガス入り飲料等の液体を容器内に充填するガス詰め充填装置を、炭酸ガス等のガスを含有していない無ガス飲料の充填に兼用するようにした充填装置は従来から知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)
充填装置は一般に、バルブボディの内部に形成された充填液通路と、この充填液通路の出口(吐出口)を開閉する液バルブを有する充填バルブを備えており、前記液バルブを開放して充填液通路から容器内に充填液を注入するようになっている。この充填装置によって、例えば、炭酸ガス等のガス入り飲料を容器内に充填する場合には、容器の上端開口部を密閉する必要があるため、充填バルブのバルブボディの周囲に、容器の上端開口部を密封するパッキンを取付けた容器口パッキンユニットを昇降自在に嵌合させ、このパッキンを容器の上端開口部全周に圧着させ容器内を密封した状態にして、前記炭酸ガス飲料を充填するようにしている。
前記特許文献1および特許文献2に記載されたようなガス・無ガス兼用型の充填装置では、前述のようにガス詰め充填を行う際には、容器口部にパッキンを当接させて容器内を密封した状態にして充填を行う。一方、無ガス充填の場合には、パッキンを容器口部に当接させた状態で充填を行っても良いが、サニタリー性を向上させるために、容器口部にパッキンを当接させず、上方から充填液を投入して充填を行う、いわゆる口上充填が行われる場合がある。
特開2002−370797号公報(第5頁、図1) 特願2004−38794号明細書(第6頁、図1)
ガス・無ガス兼用型の充填装置で口上充填を行う場合には、パッキンが取り付けられた容器口パッキンユニットを下降させず、上昇させた状態のまま充填を行うが、充填終了後に、充填液通路の出口の吐出口と液バルブとの間に表面張力で充填液が付着してしまう場合があり、付着した液が吐出口の形成されているバルブボディと、そのすぐ外側に位置している容器口パッキンユニットとの間に入り込んでしまう。この状態になると、次の充填時に吐出口から吐出された充填液が、この付着している液に接触して流れが傾いてしまい、容器口部から外れてしまうおそれがあった。また、無ガス充填時にも、容器口パッキンユニットを下降させて充填を行えば、バルブボディと容器口パッキンユニットとの間に充填液が付着することはないが、容器口パッキンユニットを下降させた状態で口上充填を行うと、遠心力によって流れが傾いた充填液が、容器口パッキンユニットに接触してしまう危険性があり好ましくない。
本発明は、バルブボディの下端に設けられた吐出口と、この吐出口を開閉する液バルブと、この液バルブの開閉手段と、前記バルブボディに昇降可能に嵌合された容器口パッキンユニットと、この容器口パッキンユニットを昇降させる昇降手段と、前記容器口パッキンユニットに設けられ容器の口部に当接するパッキンと、充填量を検出する液量検出手段とを備えた充填バルブにおいて、前記容器口パッキンユニットを下降させ、パッキンを容器の口部に当接させることにより容器を密封した状態で充填を行う第1運転モードと、容器口パッキンユニットを下降させず、容器を開放した状態で充填を行う第2運転モードとを選択可能にするとともに、第2運転モードでの充填終了後、次の充填を開始するまでの間に容器口パッキンユニットを下降させることを特徴とするものである。
本発明の充填バルブは、無ガス飲料を口上充填する場合に、充填終了後容器口パッキンユニットを一度下降させることにより、充填液通路の出口付近に充填液が付着することを防止して、充填液を容器内に確実に充填することを可能にした。
第1種運転モード(ガス詰め充填モード)では、容器口パッキンユニットを下降させて容器内を密封して充填を行い、第2種運転モード(無ガス充填モード)では、容器口パッキンユニットを下降させず、容器内を開放した状態で充填を行い、さらに、その充填の終了後次の容器が供給される前に、容器口パッキンユニットを下降させるという簡単な構成で、吐出口の近くに充填液が付着することを防止するという目的を達成する。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1は本発明の一実施例に係る充填バルブ(全体として符号1で示す)を備えたガス・無ガス兼用型の回転式充填装置の全体の配置を簡略化して示す平面図、図2はこの回転式充填装置の要部(回転体に設けられた上下一組の充填バルブと容器台)を示す図、図3は前記充填バルブ1の縦断面図である。容器搬送コンベヤ2によって搬送されてきた容器4(後に説明する図5参照)は、搬送コンベヤ2上に設けられたインフィードスクリュー6によって所定の間隔に切り離され、入口スターホイール8を介して回転式充填装置10内に搬入される。各容器4は、回転式充填装置10内を回転搬送される間に、前記充填バルブ1によって液体が充填された後、出口スターホイール12によって容器排出コンベヤ14上に排出されて、次の工程に送られる。
前記回転式充填装置10には、回転体16の上部を構成する回転円板16Aの外周部に円周方向等間隔で複数の充填バルブ1が設けられ、これら各充填バルブ1の下方にそれぞれ容器台18が設置されている。容器台18は、回転体16の下部を構成する回転台16Bの外周部に設けられており、これら各容器台18には、それぞれ容器4の胴部を保持する容器保持部材20が取り付けられている。前記入口スターホイール8から回転式充填装置の容器台18上に供給された容器4は、この容器保持部材20によって保持されて回転搬送される。回転体16の上部の回転円板16Aに設けられた充填バルブ1と、下部の回転台16Bに設けられた容器台18上の容器4とが、回転体16の回転に伴って、上下の位置を一致させて一体的に回転しつつ充填が行われる。
次に、充填バルブ1の構成について図2および図3により説明する。この充填バルブ1のバルブボディ22は、内部に充填液通路24が形成されており、充填液タンク(図示せず)から給液管26を介して送られた充填液が、この充填液通路24を通って容器4内に充填される。
前記バルブボディ22内に、充填液通路24の出口(吐出口)24aを開閉する液バルブ28が設けられている。この液バルブ28は、充填液通路24内に昇降可能に挿通されたロッド30の下端に形成されている弁体32と、前記充填液通路24の下端部内面に設けられた弁座34とによって構成されている。弁体32が形成されているロッド30は、バルブボディ22の上部に設けられた液バルブ開閉用のエアシリンダ36によって昇降する。
前記ロッド30の上端にピストン(液バルブ開閉ピストン)38が連結され、バルブボディ22の上部に形成されたシリンダ部内に摺動自在に嵌合して、このシリンダ部内の空間を上下の圧力室40、42に区画している。これら両圧力室40、42は、それぞれエア通路44、46を介してエア圧力源(図示を省略)に接続されており、各圧力室40、42内に圧力エアを導入し、または、大気に開放できるようになっている。上方の圧力室40に圧力エアを導入したときには、液バルブ開閉ピストン38とともにロッド30が下降して弁体32が弁座34に着座することにより前記充填液通路24の吐出口24aを閉じ、下方の圧力室42にエアを導入したときには、ロッド30が上昇し弁体32が弁座34から離座して充填液通路24を開放し充填が行われる。
図示しない充填液タンクから前記充填液通路24に充填液を供給する給液管26にはフローメーター48(図2参照)が設けられており、所定量の充填液の通過を計測すると信号を制御装置(図示せず)に送り、この制御装置が前記液バルブ開閉用エアシリンダ36を作動させて、ピストン38、ロッド30および弁体32を下降させ液バルブ28を閉じて充填が終了する。
バルブボディ22の下端部外周に、全体として円筒形状をした容器口パッキンユニット50が昇降可能に嵌合している。この容器口パッキンユニット50は、バルブボディ22の外径とほぼ一致する内径を有する円筒部50aと、その下部側に設けられた底部50bとを有している。円筒部50aの内面には、シール部材52が嵌着されてバルブボディ22の外面を摺動する。また、底部50bの下面には、ガス詰め充填を行う際に、びん等の開口部が小さい容器4の口部4aに密着して、この容器4内を密封する第1パッキン54と、缶等の開口部が大きい容器(図示せず)の口部に密着して、この容器内を密封する第2パッキン56とが設けられている。なお、容器口を密封するパッキン54、56は必ずしも複数設ける必要はなく、単一サイズの容器4に用いるための一つのパッキンを設けても良く、また、半径方向の幅が広い一つのパッキンにより各種サイズの容器4に対応できるようにしてもよい。
前記バルブボディ22の上面に複数本の直立したガイドロッド58が固定され、このガイドロッド58に昇降ブロック60が昇降可能に支持されている。この昇降ブロック60は、バルブボディ22の下端部外周に嵌合されている容器口パッキンユニット50と、複数本の昇降ロッド62を介して連結されており、この昇降ブロック60の昇降を介して容器口パッキンユニット50が昇降する。
昇降ブロック60は、ガイドロッド58の上方に設けられたパッキンユニット用エアシリンダ64によって昇降される。パッキンユニット用エアシリンダ64の内部の空間に、ピストン(パッキンユニット昇降ピストン)70が摺動可能に嵌合されて、この空間内を上下の圧力室66、68に区画しており、これら圧力室66、68がそれぞれエア通路72、74を介して図示しないエア圧力源に接続されている。前記ピストン70に昇降ブロック60が連結されており、上下いずれかの圧力室66、68に圧力エアを導入することにより、昇降ブロック60、昇降ロッド62および容器口パッキンユニット50を一体的に上昇または下降させる。
また、前記昇降ブロック60および容器口パッキンユニット50は、パッキンユニット用エアシリンダ64の作動によって上昇または下降された状態から、カム(図4に示すように複数のカムを一体にしたカム機構全体を符号76で示す)によって逆方向に昇降されるようになっている。昇降ブロック60にはカムフォロア78が取り付けられており、このカムフォロア78を昇降させるカム76は、前記パッキンユニット用エアシリンダ64によって下降された状態のカムフォロア78を強制的に上昇させる上昇用カム80と、エアシリンダ64によって上昇しているカムフォロア78を強制的に下降させる下降用カム82とからなっている。
上昇用カム80は、図1に示すように、出口スターホイール12のやや上流側から入口スターホイール8のやや下流側までの長さを有する円弧状をしており、この上昇用カム80の入口側(図4の右側)に、カムフォロア78に係合して徐々に上昇させるテーパ状の上昇区間80aが形成されている。また、図4中では省略してあるが、このカム78の出口側には、カムフォロア78を徐々に下降させるテーパ状の下降区間80bが形成されている。これら上昇区間80aと下降区間80bの中間が、最高の高さを維持する区間80cになっている。
一方、下降用カム82は、上昇用カム80の上流端と同じ位置から始まり、この充填装置から容器4を排出する位置Aのやや手前の位置までの長さを有する短い円弧状をしている。この下降用カム82も、図4に示すように、上流部にテーパ状の下降区間82aが、そして、下流部にテーパ状の上昇区間82bがそれぞれ形成され、その中間が最も低い高さを維持する区間82cになっている。なお、図1では、下降用カム82が、上昇用カム80の半径方向外方に記載されているが、実際には、図4に示すように、上昇用カム80の上方に、ステー84を介して取り付けてある。
これら上昇用カム80と下降用カム82を備えたカム機構76は、シリンダあるいはモータ等の駆動手段(図示せず)によって昇降できるようになっており、ガス詰め充填を行う際には上昇させた状態にしておき、パッキンユニット用エアシリンダ64によって下降させた状態のカムフォロア78に係合させて、容器口パッキンユニット50を強制的に上昇させる。逆に、無ガス充填を行う際には、カム機構76を下降させた状態にしておき、パッキンユニット用エアシリンダ64によって上昇させた状態のカムフォロア78に係合させて、容器口パッキンユニット50を強制的に下降させる。
前記バルブボディ22の内部には、その下端面に開口するスニフト&カウンタ用の気体通路86が設けられている。この気体通路86は、従来周知の構成でありその詳細な説明は省略するが、ガス詰め充填を行う際に、充填開始前に密封した容器4内に圧力ガスを導入し、また、充填終了後に、容器4のヘッドスペース内に密封された圧力を放出するために用いられる。
前記構成の充填バルブ1を備えた回転式充填装置の作動について説明する。炭酸ガス入り飲料等の充填液をガス詰め充填する場合には、パッキンユニット用エアシリンダ64の上方の圧力室66に圧力エアを導入してピストン70を下降させ、昇降ブロック60および昇降ロッド62を介して容器口パッキンユニット50を常時下方へ付勢した状態にしておく。また、上昇用カム80および下降用カム82が一体となったカム機構76を、昇降ブロック60に取り付けられているカムフォロア78が上昇用カム80に係合するように上昇させておく。この状態で、容器搬送コンベヤ2によって搬送されてきた容器4が、インフィードスクリュー6によって所定の間隔に切り離された後、入口スターホイール8を介して回転式充填装置10内に搬入される。
前記のように容器口パッキンユニット50はパッキンユニット用エアシリンダ64によって常時下方へ付勢されているが、入口スターホイール8から充填装置10内への容器供給位置Bには、その上流側から続く上昇用カム80が配置されており、カムフォロア78が強制的に押し上げられて容器口パッキンユニット50が上昇しているので、容器4が容器口パッキンユニット50に干渉することなく、容器台18上に供給される(図5(a)参照)。
容器供給位置Bで容器台18上に容器4が供給された後、充填バルブ1のカムフォロア78は、上昇用カム80の下降区間80bに入り次第に下降する。そして、容器口パッキンユニット50の底部50bに設けられているパッキン54または56が、パッキンユニット用エアシリンダ64の下方への付勢力によって容器4の口部4aに押し付けられる。この実施例では、底部50bの内周側に設けられている小径のパッキン54が容器4の口部4aに圧接されて容器4の内部が密封される。図1の容器供給位置Bを過ぎてから、上昇用カム80の下降区間80bを通過する間に容器口パッキンユニット50が下降して容器4内が完全に密封され、その直後の充填開始位置Cから充填が開始される。
容器4内が密封された後、先ず、前記気体通路80から容器4内に加圧されたカウンタガスを導入する。容器4内にカウンタ用のガスを所定時間供給し、容器4内の圧力が充填液タンク(図示せず)内の圧力と均衡したのち、液バルブ開閉用のエアシリンダ36の下側圧力室42に圧力エアを導入してピストン38、ロッド30および液バルブ28の弁体32を一体として上昇させ、液バルブ28を開放する。液バルブ28が開放すると、図示しない充填液タンクから給液管26を通ってこの充填バルブ1に送られてきた充填液が、充填液通路24の吐出口24aを通って容器4内に充填される(図5(b)参照)。
充填液通路24を通って容器4内に充填される液量は、給液管26に設けられたフローメーター48によって計量されており、所定の液量が充填されると、このフローメーター48からの信号により図示しない制御装置が、液バルブ開閉用エアシリンダ36を切り替えて、ピストン38およびロッド30の下端に設けられた弁体32を下降させ液バルブ28を閉じて充填を終了する。図1の充填開始位置Cから充填終了位置Dまでの区間が充填区間であり、D位置で充填が終了する。充填終了後、気体通路80を開放して、容器4のヘッドスペース内に密封されている圧力ガスを放出するスニフト工程を行う。
スニフトを行った後、充填装置の回転体16がさらに回転して、充填バルブ1が、上昇用カム80の設置されている位置に到達し、カムフォロア78がテーパ状の上昇区間80aに係合して強制的に上昇され、容器4内を密封していた容器口パッキンユニット50を上昇させる。その後、容器排出位置Aで容器4が容器台18から出口スターホイール12に引き渡されて排出コンベヤ14上に排出される。容器排出位置Aから容器供給位置Bのやや下流側までが上昇用カム80の最高位置維持区間80cであり、容器口パッキンユニット50が最も上昇した状態のまま回転移動し、その間に、容器供給位置Bで次の容器4が供給される。
一方、無ガス充填を行う場合には、パッキンユニット用エアシリンダ64の下方の圧力室68に圧力エアを導入してピストン70を上昇させ、昇降ブロック60、昇降ロッド62および容器口パッキンユニット50を常時上昇させた状態にしておく。さらに、昇降ブロック60に取り付けられている前記カムフォロア78が下降用カム82に係合できるように、下降用カム82および上昇用カム80を備えたカム機構76を、図示しない駆動手段により下降させた状態にしておく
この状態で、搬送コンベヤ2によって搬送されてきた容器4が、インフィードスクリュー6によって所定間隔に切り離されて入口スターホイール8から回転式充填装置10内に搬入される。充填装置10への容器供給位置Bには下降用カム82が設けられていないので、容器口パッキンユニット50は、パッキンユニット用エアシリンダ64によって上昇した状態のまま移動し、その下方の容器台18上に容器4が供給される。容器4が供給された後、充填開始位置Cで、液バルブ開閉用エアシリンダ36の下方の圧力室42にエアを導入し、弁体32を上昇させて液バルブ28を開放する。液バルブ28が開放すると、図示しない充填液タンクから、給液管26、バルブボディ22内の充填液通路24を通って、その吐出口24aから容器4内に液体が充填される。容器口パッキンユニット50は上昇した状態で、充填液通路24の吐出口24aに接近した位置にあり、容器4の口部4aが開放した状態で充填が行われる(図6(a)参照)。
給液管26に設けられたフローメーター48によって所定量の液体の通過が計測されると、液バルブ開閉用のエアシリンダ36が切り替えられてピストン38、ロッド30および弁体32が下降して液バルブ28が閉じ充填が終了する。
充填終了位置Dで容器4内への充填が終了した後、充填バルブ1と容器4が回転移動して、下降用カム82が配置されている位置に到達すると、カムフォロア78がこの下降用カム82に係合して強制的に押し下げられる。図6(a)と(b)に示すように、容器口パッキンユニット50が充填時の上昇位置から高さHだけ下降される。容器口パッキンユニット50は、充填中は上昇位置で充填液通路24の吐出口24aに接近しているので、充填液通路24から流出する充填液が付着するおそれがあるが、充填終了後容器口パッキンユニット50を下降させてバルブボディ22の下方へ離すので、バルブボディ22と容器口パッキンユニット50との間に充填液が残ることがなく、次の充填時に充填液通路24の吐出口24aから吐出される充填液が付着した水滴により流れの方向を変えられることがなく、口上充填でも確実に容器4内に充填液を投入することができる。その後、充填が終了した容器4は、出口スターホイール12を介して排出コンベヤ14上に排出されて次の工程に送られる。なお、前記実施例では、下降用カム82を、充填終了位置Dと容器排出位置Aとの間に配置したが、必ずしもこの位置に限るものではなく、容器排出位置Aと容器供給位置Bとの間、あるいは、容器供給位置Bと充填開始位置Cとの間等であっても良い。いずれにしても、容器口パッキンユニット50を次の充填を開始するまでの間に下降させれば良い。
本発明の一実施例にかかる充填バルブを備えた回転式充填装置の全体の構成を簡略化して示す平面図である。(実施例1) 前記回転式充填装置の要部(上下に対応する充填バルブと容器台)を示す側面図である。 本発明の一実施例にかかる充填バルブの縦断面図である。 容器口パッキンユニットを昇降させるカムを示す図である。 図(a)、(b)はガス詰め充填の工程を順次示す図である。 図(a)、(b)は無ガス充填の工程を順次示す図である。
符号の説明
1 充填バルブ
4 容器
22 バルブボディ
24a 吐出口
28 液バルブ
36 液バルブ開閉手段(エアシリンダ)
48 液量検出手段(フローメーター)
50 容器口パッキンユニット
54 パッキン
56 パッキン
64 昇降手段(エアシリンダ)
74 昇降手段(上昇用カム)
76 昇降手段(下降用カム)

Claims (1)

  1. バルブボディの下端に設けられた吐出口と、この吐出口を開閉する液バルブと、この液バルブの開閉手段と、前記バルブボディに昇降可能に嵌合された容器口パッキンユニットと、この容器口パッキンユニットを昇降させる昇降手段と、前記容器口パッキンユニットに設けられ容器の口部に当接するパッキンと、充填量を検出する液量検出手段とを備えた充填バルブにおいて、
    前記容器口パッキンユニットを下降させ、パッキンを容器の口部に当接させることにより容器を密封した状態で充填を行う第1運転モードと、容器口パッキンユニットを下降させず、容器を開放した状態で充填を行う第2運転モードとを選択可能にするとともに、第2運転モードでの充填終了後、次の充填を開始するまでの間に容器口パッキンユニットを下降させることを特徴とする充填バルブ。
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