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JP4270463B2 - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

無段変速機の変速制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、無段変速機の変速制御装置に関し、特に減速時等にエンジンを停止するハイブリッド車両においても、減速時等に無段変速機の変速比を安定的にローレシオ側に戻すことができる無段変速機の変速制御装置に関する。
エンジンの駆動力をベルト式の無段変速機を介して駆動輪に伝達する変速機構において、駆動側プーリの溝幅を変えて変速比を変化させるためのアクチュエータを備える車両は知られている。前記車両の通常走行状態において、駆動側プーリの溝幅はローレシオ側よりトップレシオ側に狭められた状態にある。前記車両において遠心式の発進クラッチを無段変速機の入力側(駆動側)に設ける構成では、前記トップレシオ側に狭められた状態からイグニッションスイッチをオフにしてエンジンを停止させた後、再度イグニッションスイッチをオンにすると、変速制御装置は変速比をローレシオ側に変更する信号をアクチュエータへ与える。これにより、駆動側プーリの溝幅はローレシオ側に広がるが、ベルトが回転していない状態で溝幅を広げるため、ベルトが駆動側プーリから浮いた状態になることがある。この状態でエンジンを始動してもベルトは浮いたままであり、その後スロットルを開けると、変速制御装置はスロットル開度に応じた変速指令信号を発生するため、アクチュエータの作動によって駆動側プーリの溝幅が狭められる。そして、駆動側プーリがベルトを挟み込んだ時点でベルトが急激に駆動されるため、スムーズな発進ができないことがある。
特許文献1には、上記の課題を解決するため、エンジン回転数があらかじめ設定した許容回転数を超えている場合、すなわちベルトが回転している状態に限って変速指令をアクチュエータへ供給する技術が開示されている。
特開平6−249328号公報
しかしながら、従動側プーリと駆動輪との間に一方向のみに動力伝達可能な一方向クラッチを設け、スロットル開度が所定値以下となった際にエンジンを停止させて無駄なエネルギー消費を低減するハイブリッド車両においては、エンジン停止指令のすぐ後に前記エンジンの回転数が発進クラッチの所定回転数を下回るので、駆動側プーリがわずかな時間で停止してしまう。したがって、上記特許文献1の技術によって前記変速許容回転数を設定するだけでは、エンジンが停止してから駆動側プーリに巻き掛けられたベルトが停止するまでの時間が非常に短いため、変速比をローレシオ側まで戻し切ることが難しいという課題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、減速時にエンジンを止めるハイブリッド車においても、減速時に駆動側プーリを安定的にローレシオ側に戻し切ることができ、かつアクチュエータの消費電力も低減することができる無段変速機の変速制御装置を提供することにある。
前記した目的を達成するために、本発明は、原動機側に配置される駆動側プーリと、一方向クラッチを介して駆動輪に動力を伝達する従動側プーリと、前記駆動側プーリと前記従動側プーリの間に巻き掛けられるベルトと、エンジンのクランク軸と前記駆動側プーリとの間に接続されて前記クランク軸が所定回転数以上に達した場合に前記クランク軸からの動力を前記無段変速機に対して伝達する発進クラッチと、前記駆動側プーリの溝幅を変更することで変速比を変える変速比制御手段とを具備する無段変速機の変速制御装置において、前記変速比制御手段における変速比制御開始時期を、前記変速比と前記駆動側プーリの回転状態のうちの少なくとも一方に応じて可変させるようにした点に第1の特徴がある。
また、スロットル開度を検出するスロットル開度検出手段と、前記スロットル開度が所定値以下になった場合に前記エンジンを停止させる制御を行う走行制御手段とを具備し、前記変速比制御手段は、前記エンジンが前記走行制御手段によって停止された場合に変速比制御を開始するようにした点に第2の特徴がある。
また、前記変速比制御手段は、前記無段変速機の変速比が高い状態であるほど前記駆動側プーリの回転数が高いところから変速比制御を開始するようにした点に第3の特徴がある。
また、前記変速比制御手段は、制御信号のデューティ比に基づいて出力量が変化するアクチュエータを含み、前記無段変速機の変速比が高い状態にあるほど前記アクチュエータに供給する制御信号のデューティ比を大きくするようにした点に第4の特徴がある。
さらに、前記変速比制御手段は、制御信号のデューティ比に基づいて出力量が変化するアクチュエータを含み、前記駆動側プーリの回転速度変化率が高い状態にあるほど前記アクチュエータに供給する制御信号のデューティ比を大きくするようにした点に第5の特徴がある。
請求項1の発明によれば、変速比と駆動側プーリの回転状態のうちの少なくとも一方に応じて変速比制御開始時期を可変させるようにしたので、変速比がトップレシオ側にある状態でエンジンが停止した後や、駆動側プーリの回転速度変化率が大きい場合等においても、変速比を安定的にローレシオ側に戻し切ることができ、再発進時に十分な加速度を得られるようになる。
請求項2の発明によれば、スロットル開度検出手段からの信号に基づいてエンジンが停止された場合に変速比制御を開始するようにしたので、スロットル開度が所定値以下になる度にエンジンを停止させるアイドリングストップ機能を備えた車両においても、変速比を安定的にローレシオ側に戻し切ることができ、再発進時に十分な加速度を得られるようになる。
請求項3の発明によれば、無段変速機の変速比が高い状態であるほど駆動側プーリの回転数が高いところから変速比制御を開始するようにしたので、変速比がトップレシオ側にあってローレシオ側までの移動量が大きい場合でも、変速比を安定的にローレシオ側に戻し切ることができ、再発進時に十分な加速度を得られるようになる。
請求項4の発明によれば、無段変速機の変速比が高い状態にあるほどアクチュエータに供給する制御信号のデューティ比を大きくする、すなわちアクチュエータを速く駆動させるようにしたので、変速比がトップレシオ側にあって駆動側プーリのローレシオ側までの移動量が大きい場合でも、変速比を安定的にローレシオ側に戻し切ることができ、再発進時に十分な加速度を得られるようになる。また、アクチュエータを常に最大デューティ比で駆動する必要がないため、消費電力を低減することができる。
請求項5の発明によれば、駆動側プーリの回転速度変化率が高い状態にあるほどアクチュエータに供給する制御信号のデューティ比を大きくする、すなわちアクチュエータを速く駆動させるようにしたので、後輪ブレーキを駆動させた状態でスロットル開度が全閉にされたり、急な登り坂を走行中にスロットル開度が全閉されたりして駆動プーリの回転速度変化率が大きくなる場合でも、変速比を安定的にローレシオ側に戻し切ることができ、再発進時に十分な加速度を得られるようになる。また、アクチュエータを常に最大デューティ比で駆動する必要がないため、消費電力を低減することができる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明を適用したスクータ型ハイブリッド車両の一実施形態の側面図である。
ハイブリッド車両は、車体前方に前輪WFを軸支するフロントフォーク1を有し、このフロントフォーク1はヘッドパイプ2に枢支されており、ハンドル3の操作によって操舵可能とされている。ヘッドパイプ2からは後方かつ下方に向けてダウンパイプ4が取り付けられており、このダウンパイプ4の下端からは中間フレーム5が略水平に延設されている。さらに、中間フレーム5の後端からは、後方かつ上方に向けて後部フレーム6が形成されている。
このように構成された車体フレーム10には、動力源としてのエンジンおよび駆動モータを含むパワーユニット11の一端が枢着されている。パワーユニット11は、その後方の他端側に駆動輪である後輪WRが回転可能に取り付けられるとともに、後部フレーム6に取り付けられたリヤクッション(不図示)により吊り下げられている。
車体フレーム10の外周は車体カバー13で覆われ、車体カバー13の後方かつ上面には搭乗者が着座するシート14が固定されている。シート14よりも前方には搭乗者が足を置くステップフロア15が形成されている。シート14の下方には、ヘルメットや荷物等を収納するためのユーティリティスペースとして機能する収納ボックス100が設けられ、その車体後方にバッテリ74が収められている。符号22はエンジンのクランク軸の軸位置、60は駆動軸の軸位置、68は後輪WRの車軸の軸位置を示す。
図2は、上記したハイブリッド車両のシステム構成を示したブロック図であり、前記パワーユニット11は、エンジン20と、エンジン始動機および発電機として機能するACGスタータモータ21aと、クランク軸22に連結されてエンジン20の動力を後輪WRへ伝達する無段変速機23と、前記無段変速機23を変速させる変速比制御手段に含まれるアクチュエータ77(例えば、変速モータ)と、クランク軸22と無段変速機23の入力軸との間の動力伝達を断接させる発進クラッチ40と、エンジン20および駆動モータ21bから後輪WR側には動力を伝達するが、後輪WRからエンジン20側には動力を伝達しない一方向クラッチ44と、発動機または発電機として機能する駆動モータ21bと、無段変速機23の出力を減速して後輪WRに伝達する減速機構69とを備えている。エンジン20の回転数Neはエンジン回転数センサ36により検知される。無段変速機23には、変速比Rmを検出する変速比検出手段としての変速比センサ37と、駆動側プーリ58の回転数Npを検出するプーリ回転数検出手段としてのプーリ回転数センサ38が設けられる。符号39は車速Vbを検出する車速センサであり、目的に応じて任意の箇所に設けられる。
エンジン20からの動力は、クランク軸22から発進クラッチ40、無段変速機23、一方向クラッチ44、駆動軸60および減速機構69を介して後輪WRに伝達される。他方、駆動モータ21bからの動力は、駆動軸60および減速機構69を介して後輪WRに伝達される。つまり、本実施形態では駆動軸60がエンジン20と駆動モータ21bの出力軸を兼ねている。クランク軸22の車幅方向左端部には、発進クラッチ40を介してクランク軸22に接続されたファン54bが無段変速機23を冷却するために接続される。
ACGスタータモータ21aおよび駆動モータ21bにはバッテリ74が接続されている。このバッテリ74は、駆動モータ21bが発動機として機能する際、およびACGスタータモータ21aが始動機として機能する際には、これらモータ21a,21bに電力を供給し、一方前記モータ21a,21bが発電機として機能する際には、これらの回生電力が充電されるように構成されている。
エンジン20の吸気管16内には空気量を制御するスロットルバルブ17が回動自在に設けられている。このスロットルバルブ17は、搭乗者が操作するスロットルグリップ(不図示)の操作量に応じて回動される。なお、本実施形態ではスロットル開度検出手段としてのスロットル開度センサ12をスロットルバルブ17に設けているが、前記スロットルグリップや、スロットルグリップとスロットルバルブ17を連結するワイヤ等に設けてもよい。スロットルバルブ17とエンジン20との間には、燃料を噴射するインジェクタ18と、吸気管内の負圧を検出する負圧センサ19が配設されている。なお、スロットルバルブ17には、搭乗者の操作とは無関係にエンジン回転数や車速等に基づいて自動制御を行うDBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)システムを搭載してもよい。
前記アクチュエータ77を含み変速比制御手段を構成する制御ユニット7に設けられる走行制御部7aは、通常走行時に、スロットル開度センサ12、エンジン回転数センサ36、車速センサ39等からの出力信号に基づいてアクチュエータ77に変速比制御信号を出力する。また、前記スロットル開度センサ12により検出したスロットル開度が所定値以下になって減速状態に入る際には、エンジンを停止させるエンジン停止指令を制御信号として出力する。
前記制御ユニット7の変速比戻し制御部7bは、前記走行制御部7aからのエンジン停止信号を検出すると、変速比センサ37からの信号に基づいて無段変速機23の変速比Rmを求め、前記変速比Rmが所定の低変速比状態になっていなければ、駆動側プーリ58をローレシオ側に戻すための変速比制御信号をアクチュエータ77に出力する。
前記制御ユニット7の制御用マップ登録部7cは、前記変速比戻し制御部7bが前記アクチュエータ77へ与える制御指令の制御マップを登録している。
次に、図3を参照しながらエンジン20および駆動モータ21bを含むパワーユニット11の構成について説明する。図3は、図1のA−A線断面図である。
エンジン20は、クランク軸22にコンロッド24を介して連結されたピストン25を備えている。ピストン25は、シリンダブロック26に設けられたシリンダ27内を摺動可能であり、シリンダブロック26はシリンダ27の軸線が略水平になるように配設されている。シリンダブロック26の前面にはシリンダヘッド28が固定され、シリンダヘッド28およびシリンダ27ならびにピストン25で混合気を燃焼させる燃焼室20aが形成されている。
シリンダヘッド28には、燃焼室20aへの混合気の吸気または排気を制御するバルブ(不図示)と、圧縮された混合気に点火する点火プラグ29とが配設されている。前記バルブの開閉は、シリンダヘッド28に軸支されたカム軸30の回転により制御される。カム軸30は一端側に従動スプロケット31を備え、従動スプロケット31とクランク軸22の一端に設けられた駆動スプロケット32との間には無端状のカムチェーン33が掛け渡されている。カム軸30の一端には、エンジン20を冷却するウォータポンプ34が設けられている。ウォータポンプ34は、その回転軸35がカム軸30と一体に回転するように取り付けられている。したがって、カム軸30が回転するとウォータポンプ34を稼動させることができる。
クランク軸22を軸支するクランクケース48の車幅方向右側にはステータケース49が連結されており、その内部にACGスタータモータ21aが収納されている。このACGスタータモータ21aは、いわゆるアウタロータ形式のモータであり、そのステータは、ステータケース49に固定されたティース50に導線を巻き掛けたコイル51からなる。一方、アウタロータ52はクランク軸22に固定されており、ステータの外周を覆う略円筒形状を有している。また、アウタロータ52の内周面には、マグネット53が配設されている。
アウタロータ52には、ACGスタータモータ21aを冷却するためのファン54aが取り付けられており、このファン54aがクランク軸22に同期して回転すると、ステータケース49のカバー55の側面55aに形成された冷却風取入口から、冷却用の空気が取り入れられる。
クランクケース48の車幅方向左側には伝動ケース59が連結されており、その内部にはクランク軸22の左端部に固定されたファン54b、発進クラッチ40を介してクランク軸22に駆動側が連結された無段変速機23、無段変速機23の従動側に連結された駆動モータ21bが収納されている。ファン54bは、伝動ケース59内に収容された無段変速機23および駆動モータ21bを冷却するものであり、無段変速機23に対して駆動モータ21bと同側、すなわち、本実施形態ではともに車幅方向左側に配置されている。
伝動ケース59の車体前側かつ左側には冷却風取入口が形成されており、クランク軸22に同期してファン54bが回転すると、該ファン54bの近傍に位置する前記冷却風取入口から伝動ケース59内に外気が取り入れられ、駆動モータ21bおよび無段変速機23が強制的に冷却される。
無段変速機23は、クランクケース48から車幅方向に突出したクランク軸22の左端部に発進クラッチ40を介して装着された駆動側プーリ58と、クランク軸22と平行な軸線を持って伝動ケース59に軸支された駆動軸60に一方向クラッチ44を介して装着された従動側プーリ62との間に無端状のVベルト(無端ベルト)63を巻き掛けて構成されるベルトコンバータである。本実施形態では、駆動側プーリ58の近傍に変速比を変えるためのアクチュエータ77を備えている。減速機構69以降の構成は後述する。
図4は、無段変速機23の要部拡大図である。駆動側プーリ58は、スリーブ58dを介してクランク軸22に対して周方向へ回転自在に装着されており、スリーブ58d上に固着された駆動側固定プーリ半体58aと、スリーブ58dに対してその軸方向へは摺動可能であるが周方向へは回転不能に取り付けられた駆動側可動プーリ半体58cとを備える。前記駆動側可動プーリ半体58cには、軸受け56を介して変速リング57が回転自在に取り付けられている。
前記変速リング57には、その外周大径部にギヤ61が周方向に沿って形成されるとともに、内周には軸方向に沿って台形ネジ65が形成されている。前記台形ネジ65には、軸受け66を介して前記スリーブ58dに対して周方向へは回転自在であるが軸方向へは摺動不能に取り付けられた台形ネジ67が噛合している。前記台形ネジ67は、回転止め用のピン82を介して前記伝動ケース59に回転不能に取付けられている。前記変速リング57のギヤ61にはウォームホイール75が噛合し、このウォームホイール75には、変速比を制御するアクチュエータ77の回転軸に連結されたウォームギヤ76が噛合している。
他方、従動側プーリ62は、スリーブ62dを介して駆動軸60に、その軸方向の摺動は規制されているが周方向には回転自在に取り付けられた従動側固定プーリ半体62aを備えるとともに、スリーブ62d上に、その軸方向へ摺動可能に取り付けられた従動側可動プーリ半体62bとを備える。そして、これら駆動側固定プーリ半体58aと駆動側可動プーリ半体58cとの間、および従動側固定プーリ半体62aと従動側可動プーリ半体62bとの間にそれぞれ形成された断面略V字状のベルト溝に、無端状のVベルト63が巻き掛けられている。
従動側可動プーリ半体62bの背面側(車幅方向左側)には、従動側可動プーリ半体62bを従動側固定プーリ半体62a側に向けて常時付勢するスプリング(弾性部材)64が配設されている。
無段変速機23の変速比の変更は、アクチュエータ77を変速比のアップ/ダウンに応じた方向へ駆動することによって行われる。アクチュエータ77の駆動力はウォームギヤ76およびウォームホイール75を介して変速リング57のギヤ61に伝達され、前記変速リング57を回転させる。変速リング57は台形ネジ65、67を介してスリーブ58dと噛合しているので、その回転方向がシフトアップ方向(トップレシオ方向)であれば、変速リング57はクランク軸22上を図中左方向へ移動し、これに伴って駆動側可動プーリ半体58cが駆動側固定プーリ半体58aに近づく方向に摺動する。この摺動した分だけ駆動側可動プーリ半体58cが駆動側固定プーリ半体58aに近接し、駆動側プーリ58の溝幅が減少するので、駆動側プーリ58とVベルト63との接触位置が駆動側プーリ58の半径方向外側にずれ、Vベルト63の巻き掛け径が増大する(図4では、クランク軸22の上側にローレシオ位置を示し、クランク軸22の下側にトップレシオ位置を示している)。これに伴い、従動側プーリ62においては、クランク軸22と駆動軸60の距離が不変でVベルト63が無端状であるため、巻き掛け径を小さくしようとする力が働く。したがって、従動側可動プーリ半体62bは、スプリング64が付勢する弾性力に抗して図示左方向へ摺動し、従動側固定プーリ半体62aと従動側可動プーリ半体62bとにより形成される溝幅が増加する。つまり、無段階の変速比変更は、Vベルト63の巻き掛け径(伝達ピッチ径)が連続的に変化することで実現される。
発進クラッチ40は、上記スリーブ58dに固着されたカップ状のアウタケース40aと、クランク軸22の左端部に固着されたアウタプレート40bと、アウタプレート40bの外周部にウェイト40cを介して半径方向外側を向くように取り付けられたシュー40dと、シュー40dを半径方向内側に付勢するためのスプリング40eとから構成されている。
エンジン回転数、すなわちクランク軸22の回転数が所定値(例えば、3000rpm)以下の場合には、クランク軸22と無段変速機23との間の動力伝達は発進クラッチ40により遮断されている。エンジン回転数が上昇し、クランク軸22の回転数が上記所定値を越えると、ウェイト40cに働く遠心力がスプリング40eにより半径方向内側に働く弾性力に抗し、ウェイト40cが半径方向外側に移動することによって、シュー40dがアウタケース40aの内周面を所定値以上の力で押圧される。これにより、クランク軸22の回転がアウタケース40aを介してスリーブ58dに伝達され、該スリーブ58dに固定された駆動側プーリ58が駆動される。
従動側の一方向クラッチ44は、カップ状のアウタクラッチ44aと、このアウタクラッチ44aに同軸に内挿されたインナクラッチ44bと、このインナクラッチ44bからアウタクラッチ44aに対して一方向のみ動力を伝達可能にするローラ44cとを備えている。アウタクラッチ44aは、駆動モータ21bのインナロータ本体を兼ね、インナロータ本体と同一部材で構成されている。
無段変速機23の従動側プーリ62に伝達されたエンジン20側からの動力は、従動側固定プーリ半体62a、インナクラッチ44b、アウタクラッチ44aすなわちインナロータ本体、駆動軸60および減速機構69を介して後輪WRに伝達されるのに対して、車両押し歩き時等における後輪WR側からの動力は、減速機構69、駆動軸60、インナロータ本体すなわちアウタクラッチ44aまでは伝達されるが、このアウタクラッチ44aがインナクラッチ44bに対して空転するので、無段変速機23およびエンジン20に伝達されることはない。また、駆動モータ21bを動力源とする走行時においても、駆動モータ21bからの動力が無段変速機23およびエンジン20に伝達されないのは、前記と同様である。
駆動モータ21bのインナロータ80は、無段変速機23の出力軸でもある駆動軸60と、カップ状をなしその中央部に形成されたボス部80bにて駆動軸60とスプライン結合されたインナロータ本体すなわち上記アウタクラッチ44aとを備え、このアウタクラッチ44aの開口側外周面にコイル81が配設されている。
図3へ戻って減速機構69以降を説明する。減速機構69は、伝動ケース59の後端部右側に連なる伝達室70内に設けられており、駆動軸60および後輪WRの車軸68と平行に軸支された中間軸73を備えるとともに、駆動軸60の右端部および中間軸73の中央部にそれぞれ形成された第1の減速ギヤ対71と、中間軸73および車軸68の左端部にそれぞれ形成された第2の減速ギヤ対72とを備えて構成されている。上記の構成により、駆動軸60の回転は所定の減速比にて減速され、後輪WRの車軸68に伝達される。
図5は、図3の一部側面およびB−B線断面図である。無段変速機23の変速比を変化させる際には、伝達室70内に設けられたアクチュエータ77を駆動し、該駆動力は、ウォームギヤ76およびウォームホイール75を介して変速リング57に伝達される。一方ウォームホイール75に伝達された駆動力は、ウォームホイール90およびこれと同軸上のウォームギヤ91によって変速比センサ38内のセンサロッド92に伝達される。本実施形態における変速比センサ38は、変速リング57の回転量を検出する位置センサであり、例えば、ポテンショメータ等で構成される。なお、前記変速比センサ38は、非接触方式で測定する磁気センサ等により構成されてもよい。
以上の構成からなるハイブリッド車両において、本実施形態における変速比戻し制御の手順を説明する。エンジン始動時は、クランク軸22上のACGスタータモータ21aを用いてクランク軸22を回転させる。このとき、発進クラッチ40は接続されておらず、クランク軸22から無段変速機23への動力伝達は遮断されている。スロットル開度Tpが大きくなってエンジン回転数Npが上昇し、クランク軸22の回転数が所定値(例えば、3000rpm)を超えると、クランク軸22の回転動力が発進クラッチ40を介して無段変速機23に伝達され、一方向クラッチ44に入力される。一方向クラッチ44に入力された駆動力は、減速機構69を介して後輪WRを回転させ、車両を走行させる。
前記制御ユニット7の走行制御部7a(図2参照)は、通常走行時において、スロットル開度センサ12からの信号に基づくスロットル開度Tp、エンジン回転数センサ36からの信号に基づくエンジン回転数Ne、車速センサ39からの信号に基づく車速Vbによって変速比Rmを決定し、アクチュエータ77を駆動させる。この通常走行時、無段変速比23内の駆動側可動プーリ半体58cおよび従動側可動プーリ半体62bは、車速Vbの上昇に伴ってトップレシオ側の位置に順次移動している。
図6は、本発明の第1実施形態における、図2の制御ユニット7による変速比戻し制御の手順を示すフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行される。この実施形態では、図7の変速比−戻し開始回転数マップを用いるので、まず、このマップについて説明する。
図7の横軸は変速比(Rm)を、縦軸は駆動側プーリ戻し開始回転数(Nr)を示し、エンジン停止時の変速比(Rm)に対応して設定される駆動側プーリ戻し開始回転数(Nr)を示している。
さて、図6のステップS11では、スロットル開度センサ12からの信号に基づいて走行制御部7aがエンジン停止指令を発したか否かが判定される。前記走行制御部7aがエンジン停止指令を発したと判定されると、ステップS12へ進む。ステップS12では、変速比センサ38からの信号に基づいてエンジン停止時の変速比Rmを検出する。ステップS13では、前記制御マップ登録部7cに登録された、前記変速比−戻し開始回転数マップ(図7)から駆動側プーリの戻し開始回転数Nrを決定する。ステップS14では、プーリ回転数センサ37からの信号に基づいて駆動側のプーリ回転数Npを検出する。続くステップS15では、前記ステップS13で決定した戻し開始回転数Nrと、前記ステップS14で検出したプーリ回転数Npとを比較し、プーリ回転数Npが戻し開始回転数Nr以下にあるか否かが判定される。プーリ回転数Npが戻し開始回転数Nr以下にあると判定されればステップS16へ進み、アクチュエータ77を駆動させる。
通常、エンジン停止時の駆動側プーリ回転数Npまたは該駆動側プーリの回転状態は、車体の速度だけでなく、登坂路や荷物の積載等の走行条件にも左右されるが、前記ステップS14とS15を設けたことにより、走行条件がどうであろうと、駆動側プーリ回転数が一定の回転数Nrになった時にアクチュエータを駆動させることができるようになる。換言すれば、アクチュエータ駆動開始時期(変速比制御開始時期)を、エンジン停止時の駆動側プーリの変速比または回転状態に応じて可変とすることにより、走行条件によらず、同じ状態(すなわち、一定の回転数Nr)からアクチュエータを駆動させることができるようになる。これにより、制御の安定性を図れるようになる。
ステップS17では、変速比Rmを再度検出し、ステップS18で基準変速比Rrefと比較する。変速比Rmが基準変速比の値より大きい(変速比が基準変速比よりローレシオ側になった)と判定されれば、ステップS19に進んでアクチュエータ77を停止する。
本実施形態では、変速比Rmがトップレシオ側にあるほど駆動側プーリ回転数の高いところからアクチュエータの駆動を開始する。したがって、変速比がトップレシオ側にあって(駆動側可動プーリ半体58cのローレシオ側までの移動量が大きい状態で)エンジンが停止した後でも、変速比を急速にかつ安定的にローレシオ側に戻し切ることができ、再発進時に十分な加速度を得ることが可能となる。
図8は、第2実施形態における、図2の制御ユニット7による変速比戻し制御の手順を示したフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行される。
図8の説明で使用される図9の変速比−デューティ比マップについて説明すると、その横軸は変速比(Rm)、縦軸はアクチュエータ制御のデューティ比(Dm)を示す。このマップは、エンジン停止時の変速比(Rm)に対応して設定される駆動側プーリ戻し開始時のアクチュエータ制御のデューティ比(Dm)を示している。
さて、図8のステップS21では、スロットル開度センサ12からの信号に基づいて走行制御部7aがエンジン停止指令を発したか否かが判定される。前記走行制御部7aがエンジン停止指令を発したと判定されると、ステップS22へ進む。ステップS22では、変速比センサ38からの信号に基づいてエンジン停止時の変速比Rmを検出する。ステップS23では、前記制御マップ登録部7cに登録された、前記変速比−戻し開始回転数マップ(図7参照)から駆動側プーリの戻し開始回転数Nrを決定する。ステップS24では、前記制御マップ登録部7cに登録された、前記変速比−デューティ比マップ(図9参照)からアクチュエータ77のデューティ比Dmを決定する。ステップS25では、プーリ回転数センサ37からの信号に基づいて駆動側のプーリ回転数Npを検出する。ステップS26では、前記ステップS23で決定した戻し開始回転数Nrと、前記ステップS25で検出したプーリ回転数Npとを比較し、プーリ回転数Npが戻し開始回転数Nr以下にあるか否かが判定される。プーリ回転数Npが戻し開始回転数Nr以下にあると判定されればステップS27へ進み、前記ステップS24で決定したデューティ比Dmによってアクチュエータ77を駆動させる。ステップS28では、変速比Rmを再度検出し、ステップS29で基準変速比Rrefと比較する。変速比Rmが基準変速比の値以上(変速比が基準変速比よりローレシオ側になった)と判定されれば、ステップS30に進んでアクチュエータ77を停止する。
本実施形態では、ステップS25,S26を設けたことにより、前記第1実施形態のステップS14,S15と同様の効果を得ることができる。また、変速比Rmがトップレシオ側にあるほど、駆動側プーリ回転数の高いところからアクチュエータの駆動を開始するとともに、アクチュエータに大きいデューティ比の指令を与える、すなわちアクチュエータを速く駆動するため、エンジンが停止した後でも変速比を安定的にローレシオ側に戻し切ることができる。したがって、再発進時に十分な加速度を得ることが可能となる。また、アクチュエータを常に最大デューティ比で駆動する必要がないため、消費電力を低減することができる。
図10は、第3実施形態における、図2の制御ユニット7による変速比戻し制御の手順を示したフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行される。
図10の説明で使用される、図11のプーリ回転速度変化率−デューティ比マップについて説明すると、その横軸は駆動側プーリ回転速度変化率(Gp)、縦軸はアクチュエータ制御のデューティ比(Dm)を示す。このマップは、エンジン停止時の駆動側プーリの回転速度変化率(Gp)に対応して設定される駆動側プーリ戻し開始時のアクチュエータ制御のデューティ比(Dm)を示している。
さて、図10のステップS31では、スロットル開度センサ12からの信号に基づいて走行制御部7aがエンジン停止指令を発したか否かが判定される。前記走行制御部7aがエンジン停止指令を発したと判定されると、ステップS32へ進む。ステップS32では、変速比センサ38からの信号に基づいてエンジン停止時の変速比Rmを検出する。ステップS33では、前記制御マップ登録部7cに登録された、前記変速比−戻し開始回転数マップ(図7参照)から駆動側プーリの戻し開始回転数Nrを決定する。ステップS34では、プーリ回転数センサ37からの信号に基づいて駆動側のプーリ回転数Npを検出する。ステップS35では、前記プーリ回転数の計測時からΔt秒間のプーリ回転速度変化率Gp(減速度)を検出する。ステップS36では、前記制御マップ登録部7cに登録された、前記プーリ回転速度変化率−デューティ比マップ(図11参照)からアクチュエータ77のデューティ比Dmを決定する。ステップS37では、駆動側のプーリ回転数Npを再度検出する。ステップS38では、前記ステップS33で決定した戻し開始回転数Nrと、前記ステップS37で検出したプーリ回転数Npとを比較し、プーリ回転数Npが戻し開始回転数Nr以下にあるか否かが判定される。プーリ回転数Npが戻し開始回転数Nr以下にあると判定されればステップS39へ進み、前記ステップS36で決定したデューティ比Dmによってアクチュエータ77を駆動させる。ステップS40では、変速比Rmを再度検出し、ステップS41で基準変速比Rrefと比較する。変速比Rmが基準変速比の値より大きい(変速比が基準変速比よりローレシオ側になった)と判定されれば、ステップS42に進んでアクチュエータ77を停止する。
本実施形態では、ステップS37,S38を設けたことにより、前記第1、第2実施形態で説明した内容と同じ効果を得ることができる。また、変速比Rmがトップレシオ側にあるほど駆動側プーリ回転数の高いところからアクチュエータの駆動を開始するとともに、駆動側プーリのプーリ回転速度変化率Gpが大きいほどアクチュエータに大きいデューティ比の指令を与える、すなわちアクチュエータを速く駆動するため、エンジンが停止した後でも変速比を安定的にローレシオ側に戻し切ることができる。駆動側プーリ回転速度の変化率は、後輪ブレーキを駆動させた状態でスロットル開度が全閉にされたり、急な登り坂を走行中にスロットル開度が全閉されたりした場合に大きくなるが、この場合でも、再発進時に十分な加速度を得ることが可能となる。また、アクチュエータを常に最大デューティ比で駆動する必要がないため、消費電力を低減することができる。
なお、前記変速比戻し制御部7bにおいて、前記実施形態に示した図7、図9および図11の変速比−戻し開始回転数マップ、変速比−デューティ比マップおよびプーリ回転速度変化率−デューティ比マップは、それぞれ単独で使用されてもよく、また、前記実施形態と異なる組み合わせで使用されてもよい。
本発明を適用したハイブリッド車両の概略の構成を示す側面図である。 図1に示すハイブリッド車両のシステム構成を示すブロック図である。 図1に示すハイブリッド車両のパワーユニットのA−A線断面図である。 図3における無段変速機部の要部拡大図である。 図3の一部側面およびB−B線断面図である。 本発明の第1実施形態に係る変速比戻し制御の手順を示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る制御情報を示すマップである。 本発明の第2実施形態に係る変速比戻し制御の手順を示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る制御情報を示すマップである。 本発明の第3実施形態に係る変速比戻し制御の手順を示したフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る制御情報を示すマップである。
符号の説明
11…パワーユニット、12…スロットル開度センサ、20…エンジン、23…無段変速機、37…プーリ回転数センサ、38…変速比センサ、39…車速センサ、44…一方向クラッチ、58…駆動側プーリ、60…駆動軸、62…従動側プーリ、63…Vベルト、77…アクチュエータ

Claims (4)

  1. 原動機側に配置される駆動側プーリと、一方向クラッチを介して駆動輪に動力を伝達する従動側プーリと、前記駆動側プーリと前記従動側プーリの間に巻き掛けられるベルトと、エンジンのクランク軸と前記駆動側プーリとの間に接続されて前記クランク軸が所定回転数以上に達した場合に前記クランク軸からの動力を前記駆動側プーリに対して伝達する発進クラッチと、前記駆動側プーリの溝幅を変更することで変速比を変える変速比制御手段とを具備する無段変速機の変速制御装置において、
    前記無段変速機の変速比を検出する変速比検出手段と、
    前記駆動側プーリの回転数を検出するプーリ回転数検出手段と、
    スロットル開度を検出するスロットル開度検出手段と、
    前記スロットル開度が所定値以下になった場合に前記エンジンを停止させる制御を行う走行制御部とを具備し、
    前記変速比制御手段は、前記エンジンが前記走行制御部によって停止された場合に、前記駆動側プーリを駆動して前記変速比をローレシオ側に戻す変速比制御を開始し、かつ前記変速比制御の開始時期を、前記変速比および前記駆動側プーリの回転状態の少なくとも一方に応じて可変することを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
  2. 請求項1に記載の無段変速機の変速制御装置において、
    前記変速比制御手段は、前記無段変速機の変速比が高い状態であるほど前記駆動側プーリの回転数が高いところから変速比制御を開始することを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の無段変速機の変速制御装置において、
    前記変速比制御手段は、制御信号のデューティ比に基づいて出力量が変化するアクチュエータを含み、前記無段変速機の変速比が高い状態にあるほど前記アクチュエータに供給する制御信号のデューティ比を大きくして前記駆動側プーリを速く動かすことを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
  4. 請求項1または2に記載の無段変速機の変速制御装置において、
    前記変速比制御手段は、制御信号のデューティ比に基づいて出力量が変化するアクチュエータを含み、前記駆動側プーリの回転速度変化率が高い状態にあるほど前記アクチュエータに供給する制御信号のデューティ比を大きくして前記駆動側プーリを速く動かすことを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
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